JPH0442354B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0442354B2 JPH0442354B2 JP61090239A JP9023986A JPH0442354B2 JP H0442354 B2 JPH0442354 B2 JP H0442354B2 JP 61090239 A JP61090239 A JP 61090239A JP 9023986 A JP9023986 A JP 9023986A JP H0442354 B2 JPH0442354 B2 JP H0442354B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fired
- mounting table
- firing
- heat insulating
- insulating material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000010304 firing Methods 0.000 claims description 19
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 claims description 8
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 claims description 2
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 4
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 4
- 239000011449 brick Substances 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000012774 insulation material Substances 0.000 description 1
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011819 refractory material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Furnace Charging Or Discharging (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
［技術分野］
本発明はコンクリートパネルのような板状の被
焼成物の焼成治具に関する。
焼成物の焼成治具に関する。
［背景技術］
従来より、コンクリートパネルのような被焼成
物は、焼成治具の載置台に配置され焼成炉に搬入
されて焼成されるが、例えば、第５図に示すよう
に焼成治具A′の載置台５に立設した支柱１０に
もたれさせて被焼成物１を傾斜させて縦置きし、
焼成した場合には、焼成時にステンレス鋼などの
金属で形成された載置台５が膨張して、被焼成物
１に応力が加わつてクラツクが発生したり、又冷
却時に被焼成物１の温度分布（中央部と端部の温
度差）のばらつきによりクラツクが発生してしま
うという問題があつた。
物は、焼成治具の載置台に配置され焼成炉に搬入
されて焼成されるが、例えば、第５図に示すよう
に焼成治具A′の載置台５に立設した支柱１０に
もたれさせて被焼成物１を傾斜させて縦置きし、
焼成した場合には、焼成時にステンレス鋼などの
金属で形成された載置台５が膨張して、被焼成物
１に応力が加わつてクラツクが発生したり、又冷
却時に被焼成物１の温度分布（中央部と端部の温
度差）のばらつきによりクラツクが発生してしま
うという問題があつた。
［発明の目的］
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであ
り、その目的とするところは、焼成時の載置台の
熱膨張のより発生する応力を緩和すると共に冷却
時の被焼成物の温度分布を均一にして、被焼成物
にクラツクの発生することがない焼成治具を提供
することにある。
り、その目的とするところは、焼成時の載置台の
熱膨張のより発生する応力を緩和すると共に冷却
時の被焼成物の温度分布を均一にして、被焼成物
にクラツクの発生することがない焼成治具を提供
することにある。
［発明の開示］
本発明の焼成治具は、被焼成物１を立てて載置
して焼成炉に搬入して焼成するための焼成治具で
あつて、被焼成物１の下部を支持する載置台５の
上面５ａを傾斜させると共に載置台５に被焼成物
１の一側部を支持する支持材３を上面５ａと同じ
方向に傾斜させて立設し、載置台５の上面５ａに
被焼成物１の下部との間に介在させる耐熱性断熱
材層６を設けて成るものであり、この構成により
上記目的を達成できたものである。即ち、焼成時
には載置台５の熱膨張を耐熱性断熱材層６で緩和
して被焼成物１に応力を発生させることがなく、
又冷却時にも耐熱性断熱材層６により載置台５の
温度低下の影響を遮断でき、温度分布を均一にで
きるものである。
して焼成炉に搬入して焼成するための焼成治具で
あつて、被焼成物１の下部を支持する載置台５の
上面５ａを傾斜させると共に載置台５に被焼成物
１の一側部を支持する支持材３を上面５ａと同じ
方向に傾斜させて立設し、載置台５の上面５ａに
被焼成物１の下部との間に介在させる耐熱性断熱
材層６を設けて成るものであり、この構成により
上記目的を達成できたものである。即ち、焼成時
には載置台５の熱膨張を耐熱性断熱材層６で緩和
して被焼成物１に応力を発生させることがなく、
又冷却時にも耐熱性断熱材層６により載置台５の
温度低下の影響を遮断でき、温度分布を均一にで
きるものである。
以下、本発明を添付の図面に示す実施例に基づ
いて説明する。構造体７は、所定の間隔をおいて
配置されたステンレス鋼板で被覆された耐火レン
ガである二本の縦材８間にステンレス鋼板を被覆
した耐火レンガである複数本の横材９が掛け渡さ
れて形成されており、この構造体７の長手方向に
は所定の間隔を置いて複数の支柱１０が立設され
ており、この支柱１０の上端間には水平バー１１
が掛け渡され、下部間には支持バー１２が掛け渡
されている。構造体７の縦材８の上面には、耐火
レンガのような耐火物をステンレス鋼で被覆した
長尺の載置台５が取付けられており、この載置台
５の上面は内方に行く程下方に向けて傾斜した傾
斜面５ａとなつており、この上面５ａの外側寄り
にセラミツクフアイバーのような耐熱性断熱材層
６が長手方向全長に亘つて形成されている。載置
台５の傾斜面５ａには長手方向に所定の間隔をお
いて鉄棒を埋設した耐火レンガである複数本の支
持材３が立て掛けられ、その上端部が水平バー１
１の側面の一対のアングル１３間に嵌め込まれ、
下部が支持バー１２に支持されて、所定の角度θ
で傾斜して取付けられている。この角度は13゜以
下である。
いて説明する。構造体７は、所定の間隔をおいて
配置されたステンレス鋼板で被覆された耐火レン
ガである二本の縦材８間にステンレス鋼板を被覆
した耐火レンガである複数本の横材９が掛け渡さ
れて形成されており、この構造体７の長手方向に
は所定の間隔を置いて複数の支柱１０が立設され
ており、この支柱１０の上端間には水平バー１１
が掛け渡され、下部間には支持バー１２が掛け渡
されている。構造体７の縦材８の上面には、耐火
レンガのような耐火物をステンレス鋼で被覆した
長尺の載置台５が取付けられており、この載置台
５の上面は内方に行く程下方に向けて傾斜した傾
斜面５ａとなつており、この上面５ａの外側寄り
にセラミツクフアイバーのような耐熱性断熱材層
６が長手方向全長に亘つて形成されている。載置
台５の傾斜面５ａには長手方向に所定の間隔をお
いて鉄棒を埋設した耐火レンガである複数本の支
持材３が立て掛けられ、その上端部が水平バー１
１の側面の一対のアングル１３間に嵌め込まれ、
下部が支持バー１２に支持されて、所定の角度θ
で傾斜して取付けられている。この角度は13゜以
下である。
この焼成治具Ａによれば、コンクリートパネル
のような板状の被焼成物１の下端面４を台車上に
配置された焼成治具Ａの載置台５の傾斜面５ａの
耐熱性断熱材層６上に載置し、内面側の傾斜側面
２を支持材３に支持させて縦置きして傾斜状態で
保持させ、この状態で台車により焼成治具Ａを焼
成炉に搬入して被焼成物１を焼成することによ
り、被焼成物１への載置台５の熱膨張による応力
を緩和でき、しかも温度低下の影響も遮断でき、
被焼成物１にクラツクが発生することがない。
のような板状の被焼成物１の下端面４を台車上に
配置された焼成治具Ａの載置台５の傾斜面５ａの
耐熱性断熱材層６上に載置し、内面側の傾斜側面
２を支持材３に支持させて縦置きして傾斜状態で
保持させ、この状態で台車により焼成治具Ａを焼
成炉に搬入して被焼成物１を焼成することによ
り、被焼成物１への載置台５の熱膨張による応力
を緩和でき、しかも温度低下の影響も遮断でき、
被焼成物１にクラツクが発生することがない。
［発明の効果］
本発明にあつては、被焼成物の載置台に被焼成
物との間に介在させる耐熱性断熱材層を設けてい
るので、焼成時には載置台の熱膨張を耐熱性断熱
材層で緩和して被焼成物に応力を発生させること
がなく、又焼成後の冷却時にも耐熱性断熱材層に
より載置台の温度低下の影響を遮断でき、温度分
布を均一にでき、クラツクを発生させることがな
いものである。しかも、載置台の上面と支持材は
同一方向に傾斜しているので、被焼成物は安定し
た状態で立てておくことができ、又、載置台の傾
斜した上面に設けられた耐熱性断熱材層は傾斜し
た状態で載置される被焼成物の下部により押圧さ
れるので、耐熱性断熱材層と被焼成物はずれるこ
となく確実な密着状態を確保できるものである。
物との間に介在させる耐熱性断熱材層を設けてい
るので、焼成時には載置台の熱膨張を耐熱性断熱
材層で緩和して被焼成物に応力を発生させること
がなく、又焼成後の冷却時にも耐熱性断熱材層に
より載置台の温度低下の影響を遮断でき、温度分
布を均一にでき、クラツクを発生させることがな
いものである。しかも、載置台の上面と支持材は
同一方向に傾斜しているので、被焼成物は安定し
た状態で立てておくことができ、又、載置台の傾
斜した上面に設けられた耐熱性断熱材層は傾斜し
た状態で載置される被焼成物の下部により押圧さ
れるので、耐熱性断熱材層と被焼成物はずれるこ
となく確実な密着状態を確保できるものである。
第１図、第２図及び第３図は本発明の一実施例
を示す正断面図、一部省略側断面図及び一部省略
平面図、第４図は同上の一部省略拡大正断面図、
第５図ａ，ｂは従来例を示す正面図及びその作用
を示す説明図であつて、Ａは焼成治具、１は被焼
成物、３は支持材、５は載置台、６は耐熱性断熱
材層である。
を示す正断面図、一部省略側断面図及び一部省略
平面図、第４図は同上の一部省略拡大正断面図、
第５図ａ，ｂは従来例を示す正面図及びその作用
を示す説明図であつて、Ａは焼成治具、１は被焼
成物、３は支持材、５は載置台、６は耐熱性断熱
材層である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 被焼成物を立てた状態で載置して焼成炉に搬
入して焼成するための焼成治具であつて、被焼成
物の下部を支持する載置台の上面を傾斜させると
共に載置台に被焼成物の一側部を支持する支持材
を上面と同じ方向に傾斜させて立設し、載置台の
上面に被焼成物の下部との間に介在させる耐熱性
断熱材層を設けて成ることを特徴とする焼成治
具。 ２ 耐熱性断熱材層がセラミツクフアイバーによ
り形成されていることを特徴とする特許請求の範
囲第１項記載の焼成治具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61090239A JPS62246872A (ja) | 1986-04-18 | 1986-04-18 | 焼成治具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61090239A JPS62246872A (ja) | 1986-04-18 | 1986-04-18 | 焼成治具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62246872A JPS62246872A (ja) | 1987-10-28 |
| JPH0442354B2 true JPH0442354B2 (ja) | 1992-07-13 |
Family
ID=13992940
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61090239A Granted JPS62246872A (ja) | 1986-04-18 | 1986-04-18 | 焼成治具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62246872A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013096643A (ja) * | 2011-11-01 | 2013-05-20 | Daido Steel Co Ltd | ワークの冷却装置 |
-
1986
- 1986-04-18 JP JP61090239A patent/JPS62246872A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62246872A (ja) | 1987-10-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US3990203A (en) | Insulated ceramic fiber panels for portable high temperature chambers | |
| US4721460A (en) | Tile firing support structure | |
| JPH0442354B2 (ja) | ||
| JPS6038582A (ja) | 炉の天井の支持構造体 | |
| US3792960A (en) | Hearth for a furnace for the thermal treatment of products supported by a gas cushion | |
| US2698588A (en) | Furnace roof and method of producing the same | |
| JPS59134483A (ja) | ライニング | |
| JP2862974B2 (ja) | セラミック製品の焼成方法及び焼成用治具 | |
| JPS6246153Y2 (ja) | ||
| JPH0136077Y2 (ja) | ||
| US2664836A (en) | Suspended roof structure for furnace heating chambers | |
| JPH042398Y2 (ja) | ||
| JPH042394Y2 (ja) | ||
| JPS5829838Y2 (ja) | 瓦焼成用台車の棚板 | |
| US1747823A (en) | Furnace construction | |
| JPH0324589Y2 (ja) | ||
| EP0534267A1 (en) | A prefabricated module for forming walls for kilns for drying and baking tiles | |
| JPS6242234B2 (ja) | ||
| JPH02192590A (ja) | 加熱炉の炉内壁支持装置 | |
| JPH0121968Y2 (ja) | ||
| JPH0618225Y2 (ja) | 窯炉用断熱ブロツク | |
| JPH042396Y2 (ja) | ||
| JPH0142800Y2 (ja) | ||
| JPS62124216A (ja) | 加熱炉による鋼片の加熱方法 | |
| SU1576574A1 (ru) | Футеровка печей |