JPH0441774B2 - - Google Patents
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- JPH0441774B2 JPH0441774B2 JP24026784A JP24026784A JPH0441774B2 JP H0441774 B2 JPH0441774 B2 JP H0441774B2 JP 24026784 A JP24026784 A JP 24026784A JP 24026784 A JP24026784 A JP 24026784A JP H0441774 B2 JPH0441774 B2 JP H0441774B2
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- heat exchanger
- aqueous solution
- pressure
- pressure test
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- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 claims description 19
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N3/00—Investigating strength properties of solid materials by application of mechanical stress
- G01N3/08—Investigating strength properties of solid materials by application of mechanical stress by applying steady tensile or compressive forces
- G01N3/10—Investigating strength properties of solid materials by application of mechanical stress by applying steady tensile or compressive forces generated by pneumatic or hydraulic pressure
- G01N3/12—Pressure testing
Landscapes
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Immunology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本発明は試験後の防錆を容易化した熱交換器の
耐圧試験方法に関する。
耐圧試験方法に関する。
(ロ) 従来の技術
一般に組立を終了した熱交換器は水圧水を注入
して耐圧試験を実施したのち据付までの比較的長
期間保管されるので、内部の防錆処理をおこなう
必要がある。この防錆処理として注入する水圧水
に水溶性防錆剤を混入しておく方法がある。しか
し、このような方法では耐圧試験を実施した後も
注入した水圧水を排出せず、熱交換器内を満水状
態にしておかなければ防錆効果が得られない。よ
つて熱交換器の保管,運搬がきわめて面倒であつ
た。
して耐圧試験を実施したのち据付までの比較的長
期間保管されるので、内部の防錆処理をおこなう
必要がある。この防錆処理として注入する水圧水
に水溶性防錆剤を混入しておく方法がある。しか
し、このような方法では耐圧試験を実施した後も
注入した水圧水を排出せず、熱交換器内を満水状
態にしておかなければ防錆効果が得られない。よ
つて熱交換器の保管,運搬がきわめて面倒であつ
た。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点
このような不具合を解消するため、水圧水を排
出した状態で防錆処理をおこなうことが考えられ
た。そのひとつとして、水圧水を排出したのち熱
交換器内を熱風で乾燥し、こののち内部に窒素ガ
スを封入するかあるいは内部に気化性防錆剤を投
入するものであつた。このため、熱交換器の熱風
乾燥に多くのエネルギと時間を要していた。たと
えば胴側内容積3.5m3の熱交換器を乾燥するため
には80kw/時の電気加熱で230℃の熱風を14m3/
分の風量で送風し、乾燥終了まで4〜5時間を要
する。また、大型の熱交換器では乾燥終了までに
7〜8時間を要する。また、熱風乾燥の際には熱
交換器内各部の熱応力等にも考慮を払わなければ
ならず、面倒であつた。また、窒素ガスの封入を
おこなう場合には内部の空気を真空ポンプで排出
したのち窒素ガスを注入し、このような操作を3
〜4回繰返して内部の空気を窒素ガスと置換しな
ければならず、作業が面倒かつ非能率的であつ
た。
出した状態で防錆処理をおこなうことが考えられ
た。そのひとつとして、水圧水を排出したのち熱
交換器内を熱風で乾燥し、こののち内部に窒素ガ
スを封入するかあるいは内部に気化性防錆剤を投
入するものであつた。このため、熱交換器の熱風
乾燥に多くのエネルギと時間を要していた。たと
えば胴側内容積3.5m3の熱交換器を乾燥するため
には80kw/時の電気加熱で230℃の熱風を14m3/
分の風量で送風し、乾燥終了まで4〜5時間を要
する。また、大型の熱交換器では乾燥終了までに
7〜8時間を要する。また、熱風乾燥の際には熱
交換器内各部の熱応力等にも考慮を払わなければ
ならず、面倒であつた。また、窒素ガスの封入を
おこなう場合には内部の空気を真空ポンプで排出
したのち窒素ガスを注入し、このような操作を3
〜4回繰返して内部の空気を窒素ガスと置換しな
ければならず、作業が面倒かつ非能率的であつ
た。
本発明は以上の事情にもとづいてなされたもの
で、その目的とするところは耐圧試験後において
水圧水を排出して容易に防錆処理をおこなうこと
ができる熱交換器の耐圧試験方法を提供すること
にある。
で、その目的とするところは耐圧試験後において
水圧水を排出して容易に防錆処理をおこなうこと
ができる熱交換器の耐圧試験方法を提供すること
にある。
(ニ) 問題点を解決するための手段と作用
すなわち本発明は耐圧試験をおこなう熱交換器
内に炭酸アンモニウムと炭酸水素アンモニウム水
溶液を注入する過程と、この水溶液を圧力水とし
て耐圧試験を実施する過程と、この耐圧試験終了
後に上記水溶液を排出する過程とよりなることを
特徴とする熱交換器の耐圧試験方法を供するもの
であり、かかる発明方法によれば上記熱交換器の
内面防錆が可能になるものである。したがつて、
耐圧試験後に単に水圧水を排出するだけで簡単に
防錆処理をおこなうことができ、作業が容易かつ
能率的となるものである。
内に炭酸アンモニウムと炭酸水素アンモニウム水
溶液を注入する過程と、この水溶液を圧力水とし
て耐圧試験を実施する過程と、この耐圧試験終了
後に上記水溶液を排出する過程とよりなることを
特徴とする熱交換器の耐圧試験方法を供するもの
であり、かかる発明方法によれば上記熱交換器の
内面防錆が可能になるものである。したがつて、
耐圧試験後に単に水圧水を排出するだけで簡単に
防錆処理をおこなうことができ、作業が容易かつ
能率的となるものである。
(ホ) 実施例
以上本発明の一実施例を第1図を参照して説明
する。第1図中1は耐圧試験をおこなう給水加熱
器等の熱交換器であつて、2はその胴、3は水室
である。そして、上記胴2には胴側管台4,5が
設けられ、また水室3には水室側管台6,7が設
けられている。また、8は本発明の耐圧試験方法
を実施する装置であつて、炭酸アンモニウムと炭
酸水素アンモニウム水溶液を貯溜するタンク9
と、このタンク9内の水溶液を圧送する圧送ポン
プ10、この圧送ポンプ10の下流側に設けられ
た弁11、水溶液をタンク9に戻す戻しポンプ1
2、この戻しポンプ12の上流側に設けられた弁
13、上記タンク9、圧送ポンプ10、弁11を
接続する圧送管14、上記タンク9、戻しポンプ
12、弁13を接続する戻し管15等から構成さ
れている。
する。第1図中1は耐圧試験をおこなう給水加熱
器等の熱交換器であつて、2はその胴、3は水室
である。そして、上記胴2には胴側管台4,5が
設けられ、また水室3には水室側管台6,7が設
けられている。また、8は本発明の耐圧試験方法
を実施する装置であつて、炭酸アンモニウムと炭
酸水素アンモニウム水溶液を貯溜するタンク9
と、このタンク9内の水溶液を圧送する圧送ポン
プ10、この圧送ポンプ10の下流側に設けられ
た弁11、水溶液をタンク9に戻す戻しポンプ1
2、この戻しポンプ12の上流側に設けられた弁
13、上記タンク9、圧送ポンプ10、弁11を
接続する圧送管14、上記タンク9、戻しポンプ
12、弁13を接続する戻し管15等から構成さ
れている。
次にこのような装置を用いておこなう本発明の
方法の一実施例を説明する。まず、たとえば胴側
管台4,5にそれぞれ盲板20,21を取付け、
これら盲板20,21に設けられた接続口に前記
の圧送管14および戻し管15を接続する。次に
弁13を閉弁するとともに弁11を開弁し、圧送
ポンプ10を運転し、タンク9内の水溶液を熱交
換器1の胴側室間内に圧送し、この水溶液を水圧
水としてたとえば45Kg/cm2で3時間加圧し、耐圧
試験をおこなう。
方法の一実施例を説明する。まず、たとえば胴側
管台4,5にそれぞれ盲板20,21を取付け、
これら盲板20,21に設けられた接続口に前記
の圧送管14および戻し管15を接続する。次に
弁13を閉弁するとともに弁11を開弁し、圧送
ポンプ10を運転し、タンク9内の水溶液を熱交
換器1の胴側室間内に圧送し、この水溶液を水圧
水としてたとえば45Kg/cm2で3時間加圧し、耐圧
試験をおこなう。
この炭酸アンモニウムと炭酸水素アンモニウム
は次の様に調製する。
は次の様に調製する。
すなわち、炭酸水素アンモニウムを10〜90重量
パーセントと炭酸水素アンモニウム90〜10重量パ
ーセントを混合して、この混合物を濃度0.1〜10
重量パーセントの水溶液として使用する。炭酸ア
ンモニウムの濃度が高いとアンモニア臭が強くな
るが、炭酸水素アンモニウムの濃度が高くなると
アンモニア臭は軽微となる。防錆力は炭酸アンモ
ニウムがやゝ勝るので炭酸アンモニウムが大きい
混合割合のときの方が水溶液の濃度は低くするこ
とができる。こゝに挙げた濃度以下で使用すると
きは長期間の防錆力について不十分であり、この
濃度以上にしても増量しただけの効果が上る訳で
はない。
パーセントと炭酸水素アンモニウム90〜10重量パ
ーセントを混合して、この混合物を濃度0.1〜10
重量パーセントの水溶液として使用する。炭酸ア
ンモニウムの濃度が高いとアンモニア臭が強くな
るが、炭酸水素アンモニウムの濃度が高くなると
アンモニア臭は軽微となる。防錆力は炭酸アンモ
ニウムがやゝ勝るので炭酸アンモニウムが大きい
混合割合のときの方が水溶液の濃度は低くするこ
とができる。こゝに挙げた濃度以下で使用すると
きは長期間の防錆力について不十分であり、この
濃度以上にしても増量しただけの効果が上る訳で
はない。
上記濃度の水溶液に鉄鋼あるいは鋳鉄を浸漬し
ても全く発錆することがないばかりか、液を排出
してその容器を密封しておけば相当長期に防錆効
果を持続できる。これはこの水溶液によつて鉄表
面が不動態化することによるが、機構の詳細は明
確でない。
ても全く発錆することがないばかりか、液を排出
してその容器を密封しておけば相当長期に防錆効
果を持続できる。これはこの水溶液によつて鉄表
面が不動態化することによるが、機構の詳細は明
確でない。
そして、耐圧試験が終了したら弁13を開弁
し、戻しポンプ12を運転して熱交換器1内の溶
液をタンク9内に戻す。次に盲板20,21を取
外して内部に残留している水溶液を排出させる。
そして、このような操作によつて熱交換器1の胴
側内面の防錆処理も終了する。
し、戻しポンプ12を運転して熱交換器1内の溶
液をタンク9内に戻す。次に盲板20,21を取
外して内部に残留している水溶液を排出させる。
そして、このような操作によつて熱交換器1の胴
側内面の防錆処理も終了する。
次に、水室側管台6,7に盲板を取付けて圧送
管14、戻し管15を接続し、前記と同様な操作
をおこない、この水室3側についても耐圧試験と
防錆処理を実施する。
管14、戻し管15を接続し、前記と同様な操作
をおこない、この水室3側についても耐圧試験と
防錆処理を実施する。
なお、従来の熱風乾燥方法をとる場合には、器
内の水を完全に排出できるかどうかで以後の乾燥
状態の良否が支配されるので重量のある器体を傾
斜、回転などして長時間をかけて完全排水に努め
たものであるが、本発明の方法によれば大方の排
水が終了すれば少々の残留水があつても防錆上の
障害になるものでない。
内の水を完全に排出できるかどうかで以後の乾燥
状態の良否が支配されるので重量のある器体を傾
斜、回転などして長時間をかけて完全排水に努め
たものであるが、本発明の方法によれば大方の排
水が終了すれば少々の残留水があつても防錆上の
障害になるものでない。
そして、このようにして耐圧試験と同時に防錆
処理を施した熱交換器1の管台を盲板を取付け
て、18箇月間保管した後に内部を検査したが、発
錆は認められなかつた。
処理を施した熱交換器1の管台を盲板を取付け
て、18箇月間保管した後に内部を検査したが、発
錆は認められなかつた。
(ヘ) 発明の効果
上述の如く本発明は耐圧試験をおこなう熱交換
器内に炭酸アンモニウムと炭酸水素アンモニウム
水溶液を注入する過程と、この水溶液を圧力水と
して耐圧試験を実施する過程と、この耐圧試験終
了後に上記水溶液を排出すれば上記熱交換器の内
面防錆も同時に可能となるものである。したがつ
て、耐圧試験と防錆作業が容易かつ能率的となる
等その効果は大である。
器内に炭酸アンモニウムと炭酸水素アンモニウム
水溶液を注入する過程と、この水溶液を圧力水と
して耐圧試験を実施する過程と、この耐圧試験終
了後に上記水溶液を排出すれば上記熱交換器の内
面防錆も同時に可能となるものである。したがつ
て、耐圧試験と防錆作業が容易かつ能率的となる
等その効果は大である。
第1図は本発明の一実施例に使用する装置の概
略構成図である。 1…熱交換器、8…耐圧試験装置、9…タン
ク、10…圧送ポンプ、12…戻しポンプ。
略構成図である。 1…熱交換器、8…耐圧試験装置、9…タン
ク、10…圧送ポンプ、12…戻しポンプ。
Claims (1)
- 1 耐圧試験をおこなう熱交換器内に炭酸アンモ
ニウムと炭酸水素アンモニウム水溶液を注入する
過程と、上記水溶液を圧力水として耐圧試験を実
施する過程と、この耐圧試験終了後に上記水溶液
を排出する過程とよりなることを特徴とする熱交
換器の耐圧試験方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24026784A JPS61118643A (ja) | 1984-11-14 | 1984-11-14 | 熱交換器の耐圧試験方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24026784A JPS61118643A (ja) | 1984-11-14 | 1984-11-14 | 熱交換器の耐圧試験方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61118643A JPS61118643A (ja) | 1986-06-05 |
JPH0441774B2 true JPH0441774B2 (ja) | 1992-07-09 |
Family
ID=17056948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24026784A Granted JPS61118643A (ja) | 1984-11-14 | 1984-11-14 | 熱交換器の耐圧試験方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61118643A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2024023056A (ja) | 2022-08-08 | 2024-02-21 | 株式会社神戸製鋼所 | 熱交換器の品質確認方法 |
-
1984
- 1984-11-14 JP JP24026784A patent/JPS61118643A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61118643A (ja) | 1986-06-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |