JPH0441281Y2 - - Google Patents

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JPH0441281Y2
JPH0441281Y2 JP1988151370U JP15137088U JPH0441281Y2 JP H0441281 Y2 JPH0441281 Y2 JP H0441281Y2 JP 1988151370 U JP1988151370 U JP 1988151370U JP 15137088 U JP15137088 U JP 15137088U JP H0441281 Y2 JPH0441281 Y2 JP H0441281Y2
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rod
engine
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shaft
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JP1988151370U
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  • A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
  • Straightening Metal Sheet-Like Bodies (AREA)
  • Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は衝突事故等により変形した自動車のボ
デー、特に、エンジンルーム回りの変形を引張力
等の外力を加えて元通りに修理する際使用する自
動車鈑金修理用測長器に関するものである。
[従来の技術] 衝突事故により変形した、特にエンジンルーム
回りが変形した自動車のボデーを修理するには、
一般に車体を地上に移動不能に固定しておき、変
形部分をクランプで挾み修正機により引張つて元
の状態に戻すようにしているが、元の基準寸法通
りに復元したか否かはたとえばエンジンルーム内
の左右側壁上面に開設されている多くの透孔を基
準点とし、これらの間隔を測定することにより行
つており、従来はこの透孔間の距離を測定するた
め第7図に示すような測長器を用いている。
この測長器は中空パイプ材からなる主杆1aの
一端開口に副杆4aを進退自在に遊嵌させ、主杆
1aの他端と副杆4aの先端に夫々先端部が尖つ
た測長点支持体7a,7aを取付けて構成され、
この測長点支持体7a,7a間の長さを前記各透
孔の内適宜選んだ2つの透孔間の正しい距離に設
定しておき、引張の都度両透孔間に棒状の測長器
を当てがい両端の測長点支持体と各透孔が一致す
るか否かを確認しながら復元修理を進めている。
また、エンジンルーム内にはエンジンが据付ボ
ルトなどの手段によりしつかりと固定され据置さ
れているので、該エンジンルーム回りのボデーの
変形を元の状態に修復しようとするも、エンジン
が支えとなり戻りにくい。よつて、修理を楽に行
うためにエンジンを一旦取り出してから作業を行
つている。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前記透孔間の距離が正しく基準
寸法に戻つたか否かは、引つ張りの都度、いちい
ち棒状の測長器を当てがつて測定しなければなら
ず、この作業は面倒であつた。
また、エンジンルーム内のエンジンには数多く
の電気配線が付属しており、エンジンの取外しと
共にこれら電気配線の取外しや修理完了後の取付
けをすることは極めて煩雑で手数が掛かり、しか
も配線ミスをしてトラブルを起こし易いといつた
問題を有していた。
そこで、本考案の目的は上記欠点をすべて解決
したもので、各透孔間の測定がほとんど手を掛け
ることなく楽に行なえ、しかもエンジンルーム上
に配置してエンジンを電気配線には触れることな
く据付けボルトを外すのみでそのまま宙吊り状に
支持できる自動車鈑金修理用測長器を提供するに
ある。
[課題を解決するための手段] かかる目的達成のため、本考案の自動車鈑金修
理用測長器は両端を開口した中空パイプ材からな
る一対の主杆を中央で交差させて枢着し、該各主
杆の両側内部にそれぞれメジヤーを表示した適宜
長さの副杆を遊嵌し、該各主杆の各先端開口から
副杆を進退自在なるように設け、該各副杆に測長
点支持体を摺動自在に取付けるようにした構成と
し、更には両端を開口した中空パイプ材からなる
一対の主杆を中央で交差させ、該交差部を上下に
貫通する通し孔を設けた軸筒により枢着し、各主
杆の両側内部にそれぞれメジヤーを表示した適宜
長さの副杆を遊嵌し、該各主杆の各先端開口から
副杆を進退自在なるように設け、該各副杆に測長
点支持体を摺動自在に取り付け、前記軸筒の通し
孔に支持軸を遊嵌して吊下し、該支持軸の下端に
チエン掛止用の環体を取着した構成とする。
[作用] 先ず、エンジンルーム内のエンジンを電気配線
はそのままとして据付ボルトを外し吊下げ可能と
した状態でその内周にチエンを周回させる。
一方、自動車鈑金修理用測長器は交差させた二
本の主杆の各先端開口から副杆を引き出し、該副
杆に測長点指示体を取付して該各測長点指示体間
の長さ及び主杆の交差角度を基準寸法に設定す
る。この場合、基準点はたとえばエンジンルーム
内の左右側壁上面のそれぞれ前後に開設された4
つの透孔を選び、各透孔間の間隔を基準寸法とす
る。そして、前記自動車鈑金修理用測長器を平面
X状にしてエンジンルーム上に配置し、後方両側
の測長点指示体をエンジンルーム内の左右側壁の
後方の両側に位置する透孔内に嵌入する。また前
方両側の測長点指示体は前法両側に位置する透孔
が事故により正規の位置よりずれているためその
近く上面に載置しておく。
この状態で、前記エンジンを支持するチエンの
両端を主杆から吊下される支持軸下端に掛止し、
引張の都度、前方両側の副杆に取付けた測長点支
持体と前方両側に位置する透孔が一致するか否か
を確認しつつエンジンルーム周側壁回りの変形を
引張して修復作業を行う。
[実施例] 以下、本考案の自動車鈑金修理用測長器の一実
施例を図面と共に詳述する。図において1は中空
角パイプ材からなる主杆であり、例えば1mとい
つた一定長に形成され、長手方向の中央部分をプ
レス加工により所要の長さにわたり押圧して偏平
状部2を設け、この偏平状部2に通孔3を縦方向
に開設している。
4,4は主杆1に両端開口部より進退動自在な
るように遊嵌した副杆であり、主杆1の両先端部
側面に貫通螺合させた蝶ねじ5の締付けにより、
該副杆4を適宜の引出し位置で移動可能に固定で
きるようにしている。これらの各副杆4,4の上
面にメジヤー6を添着して主杆1の長さに加算し
た値を表示するようにしている。
7は先端が錐状に尖つたねじ棒よりなる測長点
指示体、8はこの測長点指示体7のホルダーであ
る。このホルダー8は主杆1を短かく裁断した形
の角パイプ状に形成され、下端にねじ孔9を設け
た支持筒10を垂設し、上面には覗窓11と前記
測長点指示体7の中心を通る中心線12とを設け
側面に蝶ねじ13を貫通螺合させ、この蝶ねじ1
3の締付けによりホルダー8を副杆4に移動不能
に固定できるようにしている。
14は外周面に雄ねじ15を設けた支持軸であ
り、下端部に小径部16を形成している。17は
後述するチエン18の両端を掛止させる環体であ
り、該環体17は支持軸14の下端部を遊嵌する
筒体19の底面に溶接等により固着される。そし
て、筒体19に周側壁の三方向から蝶ねじ20を
夫々貫通螺合させ、この筒体19に支持軸14の
下端部を遊嵌させた状態で各蝶ねじ20を締付け
てその先端を小径部16に衝止させることにより
支持軸14に止着させる。
しかして、第1図及び第2図に示すように、二
本の主杆1,1を偏平状部2,2が交差するよう
にして重合させ、連通する通孔3,3に外周にね
じを刻設した軸筒21を螺合させ、この軸筒21
の上下両端にナツト22,22を螺締させて該軸
筒21の通し孔21aに支持軸14を挿通させ、
支持軸14の上端にワツシヤ23を介して締付ナ
ツト24を螺合して本考案の自動車鈑金修理用測
長器を組立てる。
このように構成された本考案の測長器は自動車
の変形個所の修理に際して、例えば第5図にその
一例として示したように使用される。即ち、車体
を固定装置25上に固定させ、エンジンルームに
据付けられるエンジンEを電気配線はそのままと
して据付ボルト等(図示せず。)を外して下面に
チエン18を周回させておく。
一方、自動車鈑金修理用測長器を平面X状にし
てエンジンルーム上面に配置する。この場合、各
主杆1の両端部に取付される測長点支持体7,7
間に距離及び各主杆の交差する角度を決めるに
は、エンジンルーム内の左右側壁F,F上面のそ
れぞれ前後に設けられた4つの透孔を基準点と
し、更に各透孔間の正しい距離を基準寸法として
前記測長点支持体7,7間の距離を該基準寸法と
一致させる。
そして、前記自動車鈑金修理用測長器の後方両
側の測長点支持体7,7をエンジンルーム内の左
右側壁F,F上面の後方両側に位置する各透孔に
嵌入し、前方両側の測長点支持体7,7は両側壁
F,F上面に載置しておく。各測長点支持体7は
支持筒10から適宜長さに調節して使用し、また
側壁F上面にキズがつく心配が有れば各測長点支
持体7,7の下に小円板26を当てておくと良
い。更に、支持軸14の下端に止着した環体17
にエンジンEを周回させたチエン18の両端を掛
止させ、ついで締付ナツト24を締付け支持軸1
4を回転して適宜上昇させることによりエンジン
Eを略その位置で宙吊り状に支持しておく。
この状態で、クランプ(図示せず)によりエン
ジンルーム周側壁の変形を周知の引張具をもつて
引つ張ることにより修正する。そして、両主杆
1,1の前方両側の測長点支持体7,7が両側壁
F,F上面の前方両側に位置する透孔と一致する
まで引つ張り、繰り返し修理作業を行う。
このようにすれば、エンジンルーム上面に自動
車鈑金修理用測長器を載置したままで測定がで
き、従来の如く引張りの都度透孔間に測長器をあ
てがつて測定する手間が省ける。しかも、エンジ
ンEは外されたまま宙吊りに支持されているの
で、修正する力を加える上において邪魔にならず
ボデーの引つ張り作業もスムーズに行なえる。
また、上記使用方法においては、エンジンEが
エンジンルームのほぼ中央に据置されている場合
に利用できるものであるが、車種によつてはエン
ジンEがどちらかに片寄つて据置されている場合
も有り、この場合は第1図に示すように支持軸1
4を軸筒21に挿通せず、第6図に示すような掛
止部材27を使用する。該掛止部材27は、前記
開いた各支柱1,1間に載せられる程度の長さを
有し、中央に縦方向に透孔28を貫設し、一方の
端部に厚肉の段部29を設け、該段部29の裏面
に支柱1の幅より広い幅を有する凹部30を設け
て形成される。
そして、掛止部材27を透孔28がエンジンE
の略真上に来るようにし、しかも一方の端部裏面
の凹部30を低い位置にある支柱1に嵌め込み両
支柱1,1間に水平に載置する。この状態で、透
孔28に前記支持軸14を挿通し、前述と同様に
エンジンEを吊下げて修正作業を行う。
[考案の効果] 以上に述べたように本考案の自動車鈑金修理用
測長器は特に、エンジンルーム周りの変形個所の
修理に好適であり、エンジンを電気配線等を取外
すことなくそのままの状態で、エンジンを宙吊り
状に持ち上げて変形個所の修理を行なうことがで
き、しかも、エンジンルーム上にあらかじめ載置
してあるので引張の都度、車体が元の寸法に修理
されたかどうかを測定するに手間を要せず、これ
ら作業が同時且つ簡単に行なえる。
そして、修理完了後は宙吊り状のエンジンをそ
のまま据付ボルトを締付けるのみでよく、電気配
線等は取外していないために全く手を掛ける必要
はなく、エンジンルーム周りの修理作業を迅速且
つ能率的に行なうことができる顕著な効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の自動車鈑金修理用測長器の一実施
例に係わるもので、第1図は支持軸を外した状態
の外観斜視図、第2図は支持軸を挿通した状態の
外観斜視図、第3図は第2図のX−X線拡大断面
図、第4図は第2図のY−Y線拡大断面図、第5
図は使用状態を示す斜視図、第6図は掛止部材の
斜視図、第7図は従来の測長器を示す斜視図であ
る。 1……主杆、4,4……副杆、6……メジヤ
ー、7,7……測長点指示体、14……支持軸、
17……環体、18……チエン、21……軸筒、
21a……通し孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両端を開口した中空パイプ材からなる一対の主
    杆を中央で交差させ、該交差部を上下に貫通する
    通し孔を設けた軸筒により枢着し、各主杆の両側
    内部にそれぞれメジヤーを表示した適宜長さの副
    杆を遊嵌し、該各主杆の各先端開口から副杆を進
    退自在なるように設け、該各副杆に測長点支持体
    を摺動自在に取り付け、前記軸筒の通し孔に支持
    軸を遊嵌して吊下し、該支持軸の下端にチエン掛
    止用の環体を取着したことを特徴とする自動車鈑
    金修理用測長器。
JP1988151370U 1988-11-21 1988-11-21 Expired JPH0441281Y2 (ja)

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JPH0271201U JPH0271201U (ja) 1990-05-30
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