JPH0440623B2 - - Google Patents
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- JPH0440623B2 JPH0440623B2 JP26963287A JP26963287A JPH0440623B2 JP H0440623 B2 JPH0440623 B2 JP H0440623B2 JP 26963287 A JP26963287 A JP 26963287A JP 26963287 A JP26963287 A JP 26963287A JP H0440623 B2 JPH0440623 B2 JP H0440623B2
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- refrigerant
- heat exchanger
- valve
- boiling point
- side heat
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F25—REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
- F25B—REFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
- F25B2341/00—Details of ejectors not being used as compression device; Details of flow restrictors or expansion valves
- F25B2341/001—Ejectors not being used as compression device
- F25B2341/0014—Ejectors with a high pressure hot primary flow from a compressor discharge
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/52—Heat recovery pumps, i.e. heat pump based systems or units able to transfer the thermal energy from one area of the premises or part of the facilities to a different one, improving the overall efficiency
Landscapes
- Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、非共沸混合冷媒を用い、組成分離に
より、高沸点冷媒を貯留して組成を可変するヒー
トポンプ装置の改良に関する。
より、高沸点冷媒を貯留して組成を可変するヒー
トポンプ装置の改良に関する。
従来の技術
従来、非共沸混合冷媒を用い、組成分離により
高沸点冷媒を貯留して組成を可変する冷凍サイク
ル装置として、第2図に示すような装置が提案さ
れている。第2図において、1は圧縮機、2は凝
縮器、3は絞り装置、4は蒸発器であり、これら
を配管接続することにより主回路を構成してい
る。5は充填材を充填した精留分離器であり、上
部は配管6により凝縮器2出口と、減圧器7を介
して蒸発器4入口とそれぞれ接続されている。ま
た精留分離器5の下部には貯留器8が配置され、
その底部は開閉弁9を介して減圧器7と接続さ
れ、貯留器8の内部には加熱ヒーター10が設け
られている。
高沸点冷媒を貯留して組成を可変する冷凍サイク
ル装置として、第2図に示すような装置が提案さ
れている。第2図において、1は圧縮機、2は凝
縮器、3は絞り装置、4は蒸発器であり、これら
を配管接続することにより主回路を構成してい
る。5は充填材を充填した精留分離器であり、上
部は配管6により凝縮器2出口と、減圧器7を介
して蒸発器4入口とそれぞれ接続されている。ま
た精留分離器5の下部には貯留器8が配置され、
その底部は開閉弁9を介して減圧器7と接続さ
れ、貯留器8の内部には加熱ヒーター10が設け
られている。
このような装置において非共沸混合冷媒を封入
し、組成を可変する方法について説明する。まず
封入した混合冷媒の組成のままで運転する場合
(分離なしモード)には、加熱ヒーター10を
OFFすることにより、貯留器8は余剰冷媒を単
に貯留し、開閉弁9の閉止時はそのまま貯め込む
し、開放時は貯留しながら一部は減圧器7を経由
して蒸発器4に流出するのみとなるため、主回路
は封入した状態の高沸点冷媒の富んだ混合冷媒の
組成のまま運転することになる。次に高沸点冷媒
を貯留して低沸点冷媒の富んだ組成で運転する場
合(分離ありモード)には、開閉弁9を閉止し加
熱ヒーター10をONすると、貯留器8内部の冷
媒中主に低沸点冷媒が気化され、精留分離器5内
部を上昇する、このとき凝縮器2出口からは配管
6を経由して液冷媒が供給され、精留分離器5内
部で気液接触により精留作用が起こり、上昇する
気体は低沸点冷媒の濃度が高まり、逆に下降する
液体は高沸点冷媒の濃度が高まり、貯留器8には
高沸点冷媒が凝縮液の状態で貯留されることにな
る。
し、組成を可変する方法について説明する。まず
封入した混合冷媒の組成のままで運転する場合
(分離なしモード)には、加熱ヒーター10を
OFFすることにより、貯留器8は余剰冷媒を単
に貯留し、開閉弁9の閉止時はそのまま貯め込む
し、開放時は貯留しながら一部は減圧器7を経由
して蒸発器4に流出するのみとなるため、主回路
は封入した状態の高沸点冷媒の富んだ混合冷媒の
組成のまま運転することになる。次に高沸点冷媒
を貯留して低沸点冷媒の富んだ組成で運転する場
合(分離ありモード)には、開閉弁9を閉止し加
熱ヒーター10をONすると、貯留器8内部の冷
媒中主に低沸点冷媒が気化され、精留分離器5内
部を上昇する、このとき凝縮器2出口からは配管
6を経由して液冷媒が供給され、精留分離器5内
部で気液接触により精留作用が起こり、上昇する
気体は低沸点冷媒の濃度が高まり、逆に下降する
液体は高沸点冷媒の濃度が高まり、貯留器8には
高沸点冷媒が凝縮液の状態で貯留されることにな
る。
一方、上昇する低沸点冷媒に富んだ気体は減圧
器7を経由して蒸発器4に流入するため、主回路
は低沸点冷媒の富んだ組成で運転できるものであ
る。このようなタイプの組成可変型の冷凍サイク
ル装置は、例えば給湯装置に適用され、通常使用
時には高温水を得るため高沸点冷媒の富んだ封入
組成のままで運転し、できるだけ短時間で貯湯す
る必要がある場合には加熱能力の高い低沸点冷媒
の富んだ組成で運転することが可能となる。
器7を経由して蒸発器4に流入するため、主回路
は低沸点冷媒の富んだ組成で運転できるものであ
る。このようなタイプの組成可変型の冷凍サイク
ル装置は、例えば給湯装置に適用され、通常使用
時には高温水を得るため高沸点冷媒の富んだ封入
組成のままで運転し、できるだけ短時間で貯湯す
る必要がある場合には加熱能力の高い低沸点冷媒
の富んだ組成で運転することが可能となる。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら、上記のような冷凍サイクル装置
では、加熱ヒーターを用いて精留作用を起こさせ
るため、組成可変する場合のエネルギ効率が低く
なる。すなわち、ヒーターにより加熱された熱量
は精留作用のための気体発生に利用されるだけ
で、例えば、給湯側への熱回収が行われないと言
つた欠点があつた。
では、加熱ヒーターを用いて精留作用を起こさせ
るため、組成可変する場合のエネルギ効率が低く
なる。すなわち、ヒーターにより加熱された熱量
は精留作用のための気体発生に利用されるだけ
で、例えば、給湯側への熱回収が行われないと言
つた欠点があつた。
本発明は、加熱運転時には、精留分離のための
気体発生に利用した熱量を有効に利用でき、しか
も冷却運転時にも、支障なく精留分離を行なうこ
とができるヒートポンプサイクル構成を提供する
ものである。
気体発生に利用した熱量を有効に利用でき、しか
も冷却運転時にも、支障なく精留分離を行なうこ
とができるヒートポンプサイクル構成を提供する
ものである。
問題点を解決するための手段
本発明のヒートポンプ装置は、下部に貯留器を
設けた精留分離器の上部を前記絞り装置と利用側
熱交換器の間の配管に接続し、さらに同精留分離
器の上部を前記熱源側熱交換器と絞り装置の間の
配管に接続し、また前記貯留器は減圧器および開
閉弁を介して前記熱源側熱交換器と絞り装置の間
の配管に接続すると共に、前記圧縮機と四方弁と
の間に冷媒エジエクタを設け、前記精留分離器の
上部と前記冷媒エジエクタの吸引口とを接続した
ことを特徴とするものである。
設けた精留分離器の上部を前記絞り装置と利用側
熱交換器の間の配管に接続し、さらに同精留分離
器の上部を前記熱源側熱交換器と絞り装置の間の
配管に接続し、また前記貯留器は減圧器および開
閉弁を介して前記熱源側熱交換器と絞り装置の間
の配管に接続すると共に、前記圧縮機と四方弁と
の間に冷媒エジエクタを設け、前記精留分離器の
上部と前記冷媒エジエクタの吸引口とを接続した
ことを特徴とするものである。
作 用
本発明は上記した構成により、分離ありモード
においては、加熱ヒーターにより、貯留器内部の
冷媒中主に低沸点冷媒が気化され、精留分離器内
部を上昇する。このとき凝縮器となる熱交換器の
出口からは液冷媒が供給され、精留分離器内部で
気液接触により精留作用が起こり、上昇する気体
は低沸点冷媒の濃度が高まり、逆に下降する液体
は高沸点冷媒の濃度が高まり、貯留器には高沸点
冷媒が凝縮液の状態で貯留されることになる。一
方上昇した低沸点冷媒に富んだ気体は、加熱運転
時には、圧縮機と四方弁との間に設けた冷媒エジ
エクタの吸引口に導かれるため、四方弁を介して
再び凝縮器となる利用側熱交換器に流入し、凝縮
する際に加熱ヒーターにより与えられた熱量を有
効活用することができ、冷却運転時にも、支障な
く精留分離を行なうことができるものである。
においては、加熱ヒーターにより、貯留器内部の
冷媒中主に低沸点冷媒が気化され、精留分離器内
部を上昇する。このとき凝縮器となる熱交換器の
出口からは液冷媒が供給され、精留分離器内部で
気液接触により精留作用が起こり、上昇する気体
は低沸点冷媒の濃度が高まり、逆に下降する液体
は高沸点冷媒の濃度が高まり、貯留器には高沸点
冷媒が凝縮液の状態で貯留されることになる。一
方上昇した低沸点冷媒に富んだ気体は、加熱運転
時には、圧縮機と四方弁との間に設けた冷媒エジ
エクタの吸引口に導かれるため、四方弁を介して
再び凝縮器となる利用側熱交換器に流入し、凝縮
する際に加熱ヒーターにより与えられた熱量を有
効活用することができ、冷却運転時にも、支障な
く精留分離を行なうことができるものである。
実施例
以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
第1図は本発明の冷凍サイクル装置の一実施例
の構成図であり、11は圧縮機、12は四方弁、
13は熱源側熱交換器、14は絞り装置、15は
利用側熱交換器であり、これらを配管接続するこ
とにより主ヒートポンプ回路を構成している。1
6は充填材を充填した精留分離器であり、その上
部は第1減圧器17を介して絞り装置14と利用
側熱交換器15の間の配管18に接続し、同じく
上部を第1開閉弁19を介して熱源側熱交換器1
3と絞り装置14の間の配管20に接続し、また
精留分離器16の下部には加熱ヒーター21を内
蔵した貯留器22を配しており、この貯留器22
の下部は第2減圧器23および第2開閉弁24を
介して熱源側熱交換器13と絞り装置14の間の
配管20に接続されている。さらに圧縮機11と
四方弁12との間には冷媒エジエクタ25が設け
られており、その吸引口は第1逆止弁26を介し
て精留分離器16の上部に接続されている。ま
た、第1減圧器17と並列に精留分離器16側へ
冷媒を流す第2逆止弁27が設けられている。
の構成図であり、11は圧縮機、12は四方弁、
13は熱源側熱交換器、14は絞り装置、15は
利用側熱交換器であり、これらを配管接続するこ
とにより主ヒートポンプ回路を構成している。1
6は充填材を充填した精留分離器であり、その上
部は第1減圧器17を介して絞り装置14と利用
側熱交換器15の間の配管18に接続し、同じく
上部を第1開閉弁19を介して熱源側熱交換器1
3と絞り装置14の間の配管20に接続し、また
精留分離器16の下部には加熱ヒーター21を内
蔵した貯留器22を配しており、この貯留器22
の下部は第2減圧器23および第2開閉弁24を
介して熱源側熱交換器13と絞り装置14の間の
配管20に接続されている。さらに圧縮機11と
四方弁12との間には冷媒エジエクタ25が設け
られており、その吸引口は第1逆止弁26を介し
て精留分離器16の上部に接続されている。ま
た、第1減圧器17と並列に精留分離器16側へ
冷媒を流す第2逆止弁27が設けられている。
このような冷凍サイクル装置において非共沸混
合冷媒を封入し、組成を可変する方法について説
明する。まず分離なしモードでは、加熱ヒーター
21をOFFし、第1開閉弁19を閉じ、第2開
閉弁24を開放することにより、加熱運転時に
は、利用側熱交換器15で凝縮された冷媒の一部
が分流され、第2逆止弁27、精留分離器16を
介して貯留器22に入り一部は余剰冷媒として貯
留され、残りは第2減圧器23、第2開閉弁24
を経由して熱源側熱交換器13に流出するため、
主回路は封入した状態の高沸点冷媒の富んだ混合
冷媒の組成のまま運転することになる。また、冷
媒運転時にも、熱源側熱交換器13で凝縮された
冷媒の一部が分流され、第2開閉弁24、第2減
圧器23を経由して貯留器22に入り一部は余剰
冷媒として貯留され、残りは精留分離器16の上
部より第1減圧器17を介して利用側熱交換器1
5に流出するため、主回路は封入した状態の高沸
点冷媒の富んだ混合冷媒の組成のまま運転するこ
とになる。
合冷媒を封入し、組成を可変する方法について説
明する。まず分離なしモードでは、加熱ヒーター
21をOFFし、第1開閉弁19を閉じ、第2開
閉弁24を開放することにより、加熱運転時に
は、利用側熱交換器15で凝縮された冷媒の一部
が分流され、第2逆止弁27、精留分離器16を
介して貯留器22に入り一部は余剰冷媒として貯
留され、残りは第2減圧器23、第2開閉弁24
を経由して熱源側熱交換器13に流出するため、
主回路は封入した状態の高沸点冷媒の富んだ混合
冷媒の組成のまま運転することになる。また、冷
媒運転時にも、熱源側熱交換器13で凝縮された
冷媒の一部が分流され、第2開閉弁24、第2減
圧器23を経由して貯留器22に入り一部は余剰
冷媒として貯留され、残りは精留分離器16の上
部より第1減圧器17を介して利用側熱交換器1
5に流出するため、主回路は封入した状態の高沸
点冷媒の富んだ混合冷媒の組成のまま運転するこ
とになる。
次に加熱運転時の分離ありモードでは、加熱ヒ
ーター21をONし、第2開閉弁24を閉じるこ
とにより、加熱ヒーター21により貯留器22内
部の冷媒中主に低沸点冷媒が気化され、精留分離
器16内部を上昇する。このとき利用側熱交換器
15で凝縮された液冷媒の一部が分流され、第2
逆止弁27を介して精留分離器16上部に供給さ
れ、精留分離器16内部で気液接触により精留作
用が起こり、上昇する気体は低沸点冷媒の濃度が
高まり、逆に下降する液体は高沸点冷媒の濃度が
高まり、貯留器22には高沸点冷媒が凝縮液の状
態で貯留されることになる。
ーター21をONし、第2開閉弁24を閉じるこ
とにより、加熱ヒーター21により貯留器22内
部の冷媒中主に低沸点冷媒が気化され、精留分離
器16内部を上昇する。このとき利用側熱交換器
15で凝縮された液冷媒の一部が分流され、第2
逆止弁27を介して精留分離器16上部に供給さ
れ、精留分離器16内部で気液接触により精留作
用が起こり、上昇する気体は低沸点冷媒の濃度が
高まり、逆に下降する液体は高沸点冷媒の濃度が
高まり、貯留器22には高沸点冷媒が凝縮液の状
態で貯留されることになる。
一方、上昇した低沸点冷媒に富んだ気体は圧縮
機11と四方弁12との間に設けた冷媒エジエク
タ25の吸引口に導かれる。この冷媒エジエクタ
25よる吸引効果により精留作用の促進が図れる
と共に、気体冷媒は再び利用側熱交換器15に流
入し凝縮する際に加熱ヒーター21により与えら
れた熱量を有効活用することができる。これによ
り主回路は低沸点冷媒の富んだ混合冷媒の組成で
運転できるものである。また、冷却運転時の分離
ありモードでは、加熱ヒーター21をONし、第
1開閉弁19を開放し、第2開閉弁24を閉じる
ことにより、ヒーター21により貯留器22内部
の冷媒中主に低沸点冷媒が気化され、精留分離器
16内部を上昇する。このとき熱源側熱交換器1
3で凝縮された液冷媒の一部が分流され、第1開
閉弁19を介して精留分離器16上部に供給さ
れ、精留分離器16内部で気液接触により精留作
用が起こり、上昇する気体は低沸点冷媒の濃度が
高まり、逆に下降する液体は高沸点冷媒の濃度が
高まり、貯留器22には高沸点冷媒が凝縮液の状
態で貯留されることになる。
機11と四方弁12との間に設けた冷媒エジエク
タ25の吸引口に導かれる。この冷媒エジエクタ
25よる吸引効果により精留作用の促進が図れる
と共に、気体冷媒は再び利用側熱交換器15に流
入し凝縮する際に加熱ヒーター21により与えら
れた熱量を有効活用することができる。これによ
り主回路は低沸点冷媒の富んだ混合冷媒の組成で
運転できるものである。また、冷却運転時の分離
ありモードでは、加熱ヒーター21をONし、第
1開閉弁19を開放し、第2開閉弁24を閉じる
ことにより、ヒーター21により貯留器22内部
の冷媒中主に低沸点冷媒が気化され、精留分離器
16内部を上昇する。このとき熱源側熱交換器1
3で凝縮された液冷媒の一部が分流され、第1開
閉弁19を介して精留分離器16上部に供給さ
れ、精留分離器16内部で気液接触により精留作
用が起こり、上昇する気体は低沸点冷媒の濃度が
高まり、逆に下降する液体は高沸点冷媒の濃度が
高まり、貯留器22には高沸点冷媒が凝縮液の状
態で貯留されることになる。
また、上昇した低沸点冷媒に富んだ気体は第1
減圧器17を介して利用側熱交換器15に流入す
る。これにより主回路は低沸点冷媒の富んだ混合
冷媒の組成で運転できるものである。
減圧器17を介して利用側熱交換器15に流入す
る。これにより主回路は低沸点冷媒の富んだ混合
冷媒の組成で運転できるものである。
なお主回路の組成を元に戻すには、加熱ヒータ
ー21をOFFし、第1開閉弁19を閉じ、第2
開閉弁24を開放すると、貯留器22内の高沸点
冷媒が主回路に混入して、主回路は封入した状態
の高沸点冷媒の富んだ混合冷媒の組成となる。
ー21をOFFし、第1開閉弁19を閉じ、第2
開閉弁24を開放すると、貯留器22内の高沸点
冷媒が主回路に混入して、主回路は封入した状態
の高沸点冷媒の富んだ混合冷媒の組成となる。
なお、加熱ヒーター21の代わりに圧縮機11
の吐出配管等冷凍サイクル中の高温熱源を用いて
もよいことはもちろんのことであり、この場合に
は凝縮器となる熱源側熱交換器13の負荷を軽減
することができるものである。
の吐出配管等冷凍サイクル中の高温熱源を用いて
もよいことはもちろんのことであり、この場合に
は凝縮器となる熱源側熱交換器13の負荷を軽減
することができるものである。
なお、本実施例においては第1減圧器17と並
列に第2逆止弁27を設けたが、これにより、加
熱運転時に精留分離器16を高圧(凝縮圧力)に
保つことができ、冷媒エジエクタ25に吸引され
る低沸点冷媒ガスの圧力を高くして、逆止弁26
を不用とすることもできるものである。しかしな
がら、本発明はこれに限らず、第2逆止弁27が
ない場合にも冷凍エジエクタ25に吸引される低
沸点冷媒ガスが中間圧力となるが支障なく運転で
きるものである。
列に第2逆止弁27を設けたが、これにより、加
熱運転時に精留分離器16を高圧(凝縮圧力)に
保つことができ、冷媒エジエクタ25に吸引され
る低沸点冷媒ガスの圧力を高くして、逆止弁26
を不用とすることもできるものである。しかしな
がら、本発明はこれに限らず、第2逆止弁27が
ない場合にも冷凍エジエクタ25に吸引される低
沸点冷媒ガスが中間圧力となるが支障なく運転で
きるものである。
また、第1開閉弁19は、減圧器と逆止弁によ
つて構成してもよく、冷媒エジエクタ25の吸引
能力によつて、加熱運転時の分離ありモードによ
り発生した低沸点冷媒ガスを圧縮機の吐出側に充
分吸引できるものである。
つて構成してもよく、冷媒エジエクタ25の吸引
能力によつて、加熱運転時の分離ありモードによ
り発生した低沸点冷媒ガスを圧縮機の吐出側に充
分吸引できるものである。
さらに、本実施例においては第2減圧器23を
貯留器22と第2開閉弁24の間に設けたが、本
発明はこれに限らず、例えば第2開閉弁24と配
管20の間に設けても同様の効果があることは明
かである。
貯留器22と第2開閉弁24の間に設けたが、本
発明はこれに限らず、例えば第2開閉弁24と配
管20の間に設けても同様の効果があることは明
かである。
発明の効果
以上の説明より明らかなように、本発明のヒー
トポンプ装置は、加熱運転時の分離ありモードの
時に、精留分離器の上部に上昇してきた低沸点冷
媒に富んだ気体冷媒の冷媒エジエクタによる吸引
効果により精留作用の促進が図れると共に、この
気体冷媒を再び利用側熱交換器入口に導くことが
できるため、気体冷媒が凝縮する際の放熱すなわ
ち加熱ヒーターにより与えられた熱量(気体発生
に利用した熱量)を有効に利用できるものであ
る。また、冷却運転時にも、加熱運転時と同様に
支障なく精留分離を行なうことができ、しかも加
熱ヒーターの代わりに圧縮機の吐出配管等冷凍サ
イクル中の高温熱源を用いることにより、凝縮器
となる熱源側熱交換器の負荷を軽減することがで
きる等、実用上多大な効果を発揮するものであ
る。
トポンプ装置は、加熱運転時の分離ありモードの
時に、精留分離器の上部に上昇してきた低沸点冷
媒に富んだ気体冷媒の冷媒エジエクタによる吸引
効果により精留作用の促進が図れると共に、この
気体冷媒を再び利用側熱交換器入口に導くことが
できるため、気体冷媒が凝縮する際の放熱すなわ
ち加熱ヒーターにより与えられた熱量(気体発生
に利用した熱量)を有効に利用できるものであ
る。また、冷却運転時にも、加熱運転時と同様に
支障なく精留分離を行なうことができ、しかも加
熱ヒーターの代わりに圧縮機の吐出配管等冷凍サ
イクル中の高温熱源を用いることにより、凝縮器
となる熱源側熱交換器の負荷を軽減することがで
きる等、実用上多大な効果を発揮するものであ
る。
第1図は本発明の実施例の冷凍サイクル装置の
構成図、第2図は従来例の冷凍サイクル装置の構
造図である。 11……圧縮機、12……四方弁、13……熱
源側熱交換器、14……絞り装置、15……利用
側熱交換器、16……精留分離器、17……第1
減圧器、19……第1開閉弁、21……加熱ヒー
ター、22……貯留器、23……第2減圧器、2
4……第2開閉弁、25……冷媒エジエクタ、2
6……第1逆止弁。
構成図、第2図は従来例の冷凍サイクル装置の構
造図である。 11……圧縮機、12……四方弁、13……熱
源側熱交換器、14……絞り装置、15……利用
側熱交換器、16……精留分離器、17……第1
減圧器、19……第1開閉弁、21……加熱ヒー
ター、22……貯留器、23……第2減圧器、2
4……第2開閉弁、25……冷媒エジエクタ、2
6……第1逆止弁。
Claims (1)
- 1 非共沸混合冷媒を封入し、圧縮機、四方弁、
熱源側熱交換器、絞り装置、利用側熱交換器等か
ら主ヒートポンプ回路を構成し、下部に貯留器を
設けた精留分離器の上部を前記絞り装置と利用側
熱交換器の間の配管に接続し、さらに同精留分離
器の上部を前記熱源側熱交換器と絞り装置の間の
配管に接続し、また前記貯留器は減圧器および開
閉弁を介して前記熱源側熱交換器と絞り装置の間
の配管に接続すると共に、前記圧縮機と四方弁と
の間に冷媒エジエクタを設け、前記精留分離器の
上部と前記冷媒エジエクタの吸引口とを接続した
ことを特徴とするヒートポンプ装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62269632A JPH01111172A (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | ヒートポンプ装置 |
KR1019880009337A KR930000852B1 (ko) | 1987-07-31 | 1988-07-25 | 히이트 펌프장치 |
DE8888112126T DE3875006T2 (de) | 1987-07-31 | 1988-07-27 | Waermepumpensystem. |
EP88112126A EP0301503B1 (en) | 1987-07-31 | 1988-07-27 | Heat pump system |
US07/226,084 US4840042A (en) | 1987-07-31 | 1988-07-29 | Heat pump system |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62269632A JPH01111172A (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 | ヒートポンプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01111172A JPH01111172A (ja) | 1989-04-27 |
JPH0440623B2 true JPH0440623B2 (ja) | 1992-07-03 |
Family
ID=17475055
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62269632A Granted JPH01111172A (ja) | 1987-07-31 | 1987-10-26 | ヒートポンプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01111172A (ja) |
-
1987
- 1987-10-26 JP JP62269632A patent/JPH01111172A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01111172A (ja) | 1989-04-27 |
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