JPH0264362A - ヒートポンプ装置 - Google Patents

ヒートポンプ装置

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Publication number
JPH0264362A
JPH0264362A JP21659688A JP21659688A JPH0264362A JP H0264362 A JPH0264362 A JP H0264362A JP 21659688 A JP21659688 A JP 21659688A JP 21659688 A JP21659688 A JP 21659688A JP H0264362 A JPH0264362 A JP H0264362A
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JP
Japan
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refrigerant
gas
liquid
heat exchanger
separator
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Pending
Application number
JP21659688A
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English (en)
Inventor
Mitsuhiro Ikoma
生駒 光博
Kazuo Nakatani
和生 中谷
Yuji Yoshida
雄二 吉田
Takeshi Tomizawa
猛 富澤
Koji Arita
浩二 有田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP21659688A priority Critical patent/JPH0264362A/ja
Publication of JPH0264362A publication Critical patent/JPH0264362A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2341/00Details of ejectors not being used as compression device; Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/001Ejectors not being used as compression device
    • F25B2341/0014Ejectors with a high pressure hot primary flow from a compressor discharge

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、非共沸混合冷媒を用い、組成分離により、高
沸点冷媒を貯留して組成を可変するヒートポンプ装置の
改良に関する。
従来の技術 従来、非共沸混合冷媒を用い、組成分離により高沸点冷
媒を貯留して組成を可変するヒートポンプ装置として、
第4図に示すような装置が提案されている。第4図にお
いて、1は圧縮機、2は利用側熱交換器(凝縮器)、3
は絞り装置、4は熱源側熱交換器(蒸発器)であり、こ
れらを配管接続することにより主回路を構成している。
5は充填材を充填した精留分離器であり、上部は配管6
により凝縮器2出口と、また減圧器7を介して蒸発器4
入口とそれぞれ接続されている。また精留分離器5の下
部には貯留器8が配置され、その底部は開閉弁9を介し
て減圧器7と接続され、貯留器8の内部には加熱ヒータ
ー10が設けられている。
このような装置において非共沸混合冷媒を封入し、組成
を可変する方法について説明する。まず封入した混合冷
媒の組成のままで運転する場合(分離なしモード)には
、加熱ヒーター10をOFFすることにより、貯留器8
は余剰冷媒を単に貯留し、開閉弁9の閉止時はそのまま
貯め込むし、開放時は貯留しながら一部は減圧器7を経
由して熱源側熱交換器4に流出するのみとなるため、主
回路は封入した状態の高沸点冷媒の富んだ混合冷媒の組
成のまま運転することになる。次に高沸点冷媒を貯留し
て低沸点冷媒の富んだ組成で運転する場合(分離ありモ
ード)には、開閉弁9を閉止し加熱ヒーター10をON
すると、貯留器8内部の冷媒中主に低沸点冷媒が気化さ
れ、精留分離器5内部を上昇する。このとき利用側熱交
換器2出口からは配管6を経由して液冷媒が供給され、
精留分離器5内部で気液接触により精留作用が起こり、
上昇する気体は低沸点冷媒の1度が高まり、逆に下降す
る液体は高沸点冷媒の濃度が高まり、貯留器8には高沸
点冷媒が凝縮液の状態で貯留されることになる。一方上
昇する低沸点冷媒に富んだ気体は減圧器7を経由して熱
源側熱交換器4に流入するため、主回路は低沸点冷媒の
富んだ組成で運転できるものである。、このようなタイ
プの組成可変型のヒートポンプ装置は、例えば給湯装置
に適用され、通常使用時には高温水を得るため高沸点冷
媒の富んだ封入組成のままで運転し、できるだけ短時間
で貯湯する必要がある場合には加熱能力の高い低沸点冷
媒の富んだ組成で運転することが可能となる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のようなヒートポンプ装置では、精
留分離器が高圧側配管に直接接続されているため、精留
分離器への液冷媒の供給が多くなり過ぎ、そのため、十
分な精留作用が行えず、組成分離が不十分で主回路の冷
媒の組成可変巾を十分大きくすることができな(なると
いった欠点があった。さらに、加熱ヒーターを用いて精
留作用を起こさせるため、組成可変する場合のエネルギ
効率が低くなる。すなわち、ヒーターにより加熱された
貼合は精留作用のための気体発生に利用されるだけで、
例えば、給湯側への熱回収が行われないといった欠点が
あった。
本発明のヒートポンプ装置は、減圧器と気液分離器を介
して精留分離器を主回路に接続することにより、精留分
層を行なう際に、精留分離器への液冷媒の供給が適正と
なり、十分な精留作用により組成分離を行なうことがで
き、主回路の冷媒の組成可変巾を十分大きくすることが
できると共に、加熱運転時には、精留分離のための気体
発生に利用した熱量を有効に利用でき、しかも冷却運転
時にも、支障なく精留分離を行なうことができるヒート
ポンプサイクル構成を提供するものである。
課題を解決するための手段 本発明のヒートポンプ装置は、気液分離器の第1入口お
よび下部出口を、精留分離器の上部にそれぞれ接続し、
前記気液分離器の第2入口は第1減圧器を介して主回路
の高圧側配管に接続し、さらに、前記気液分離器の上部
出口は圧縮機と利用側熱交換器(凝縮器)の間に設けた
冷媒エジェク夕の吸引口に接続すると共に、前記精留分
N1器の下部に貯留器を設けたことを特徴とするもので
ある。
また、主ヒートポンプ回路に四方弁を設け、気液分離器
の第1入口および下部出口を、精留分離器の上部にそれ
ぞれ接続し、前記気液分離器の第2入口は絞り装置と並
列に接続された第1減圧器と第2減圧器の中間に接続し
、さらに、前記気液分離器の上部出口は前記四方弁と利
用側熱交換器の間に設けた冷媒エジェクタの吸引口に接
続すると共に、前記精留分離器の下部に貯留器を設けた
ことを特徴とするものである。
また、気液分離器の第1入口および下部出口を、精留分
離器の上部にそれぞれ接続し、前記気液分離器の第2入
口は絞り装置と並列に接続された第1減圧器と第2減圧
器の中間に接続し、さらに、前記気液分離器の上部出口
は前記圧縮機と四方弁の間に設けた冷媒エジェクタの吸
引口に接続すると共に、前記精留分離器の下部に貯留器
を設けたことを特徴とするものである。
作用 本発明は上記した構成により、分離ありモードにおいて
は、加熱ヒーターにより、中間圧力となっている貯留器
内部の冷媒中主に低沸点冷媒が気化され、精留分離器内
部を上昇する。このとき高圧側配管である凝縮器となる
利用側熱交換器の出口からは、減圧器を介して気液分離
器で分離された液冷媒のみが供給され、精留分離器内部
で気液接触により精留作用が起こり、上昇する気体は低
沸点冷媒の濃度が高まり、逆に下降する液体は高沸点冷
媒の濃度が高まり、貯留器には高沸点冷媒が凝縮液の状
態で貯留されることになる。一方上昇した低M;点冷媒
に富んだ気体は、精留分離器上部より前記気液分離器を
介して、冷媒エジェクタの吸引口より主ヒートポンプ回
路に導かれ、再び利用側熱交換器で凝縮することにより
、精留分離のための気体発生に利用した熱量を有効に利
用できる。このように精留分離器には、気液分離器で分
離されることにより高沸点冷媒の濃度の高まった液冷媒
のみが適正量供給されることになり、精留分離器の性能
を十分に活かした分離作用を行なうことができ、主回路
の冷媒の組成可変中を十分大きくすることができるもの
である。また、分離なしモードの時には、加熱ヒーター
をOFFすることにより、封入された混合冷媒の組成の
ままで運転できるものである。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
第1図は本発明のヒートポンプ装置の一実施例であり、
11は圧縮機、12は凝縮器として作用する利用側熱交
換器、13は絞り装置、14は蒸発器として作用する熱
源側熱交換器であり、これらを配管接続することにより
主回路を溝底している。15は気液分離器であり、その
第1入口および下部出口を、充填材を充填した精留分離
器16の上部にそれぞれ接続し、また気液分離器15の
第2入口は第1減圧器17を介して利用側熱交換器12
と絞り装置13の間の高圧側配管に接続し、さらに、気
液分離器15の上部出口は圧縮機11と利用側熱交換器
12の間に設けた冷媒エジェクタ18の吸引口に接続す
ると共に、精留分離器16の下部には加熱ヒーター19
を内蔵した貯留器20を設け、この貯留器20は開閉弁
21および第2減圧器2京を介して絞り装置13と熱源
側熱交換器14の間の配管に接続された構成となってい
る。
このようなヒートポンプ装置において非共沸混合冷媒を
封入し、組成を可変する方法について説明する。まず分
離なしモードでは、加熱ヒーター19をOFFし、開閉
弁21を開放することにより、第1減圧器17、気液分
離器15、精留分離器16を介して貯留器20には余剰
冷媒が貯留され、一部は開閉弁21、第2減圧器22を
経由して熱源側熱交換器14に流出するのみとなるため
、主回路は封入した状態の高沸点冷媒の富んだ混合冷媒
の組成のまま運転することになる。次に分離ありモード
では、加熱ヒーター19をONし、開閉弁21を閉止す
ることにより、貯留器20内部の冷媒中主に低沸点冷媒
が気化され、精留分離器16内部を上昇する。このとき
利用側熱交換器12出口からは液冷媒が第1減圧器17
で減圧され気液二相の状態で、気液分離器15の第2入
口から入り、ここで気液分離されて下部出口より液冷媒
のみが精留分離器16上部に適正量供給され、精留分離
器16内部で十分な気液接触により精留作用が起こり、
上昇する気体は低沸点冷媒の濃度が高まり、逆に下降す
る液体は高沸点冷媒の濃度が高まり、貯留器20には高
沸点冷媒が凝縮液の状態で貯留されることになる。一方
上昇した低沸点冷媒に富んだ気体は気液分離器15に第
1入口より入り、ここで第2入口より供給され気液分離
された気体冷媒と混合されたのち、利用側熱交換器12
入口に設けた冷媒エジェクタ18の吸引口に導かれる。
この冷媒エジェクタ18による吸引効果により精留作用
の促進が図れると共に、気体冷媒は再び利用側熱交換器
12に流入し凝縮する際に加熱ヒーター19により与え
られた熱量を有効活用することができる。このようにし
て主回路は低沸点冷媒の富んだ混合冷媒の組成で運転で
きるものである。
なお主回路の組成を元に戻すには、加熱ヒーター19を
0FFL、開閉弁21を開放すると、貯留器20内の高
沸点冷媒を開閉弁21、第2減圧器22を介して、主回
路を流れる低沸点冷媒の富んだ混合冷媒に強制的に混入
させることができ、圧縮機11に液冷媒を吸入させるこ
となく短時間で主回路は封入した状態の高沸点冷媒の富
んだ混合冷媒の組成となるものである。
また、開閉弁21および第2減圧器22を設けない場合
にも、加熱ヒーター19をOFFすることにより、貯留
器20内の高沸点冷媒が主回路を流れる低沸点冷媒の富
んだ混合冷媒に自然に拡散混入して、主回路は封入した
状態の高沸点冷媒の富んだ混合冷媒の組成となるもので
ある。
なお、加熱ヒーター19の代わりに圧縮機11の吐出配
管等ヒートポンプサイクル中の高温熱源を用いてもよい
ことはもちろんのことであり、さらに、本発明において
は、精留分離器16が中間圧力となるよう第1減圧器1
7を介して主回路に接続したため、精留分離を行なう際
には、中間温度の熱源、例えば凝縮器となる利用側熱交
換器出口の液冷媒の顕熱などを有効に利用できるもので
ある。
第2図は本発明のヒートポンプ装置の他の実施例の構成
図であり、23は圧縮機、24は四方弁、25は利用側
熱交換器、26は絞り装置、27は熱源側熱交換器であ
り、これらを配管接続することにより主回路を構成して
いる。28は気液分離器であり、その第1入口および下
部出口を、精留分離器29の上部にそれぞれ接続し、ま
た気液分離器28の第2入口は絞り装置26と並列に接
続された第1減圧器30と第2減圧器31の中間に接続
し、さらに、気液分離器28の上部出口は第3減圧器3
2を介して四方弁24と利用側熱交換器25の間に設け
た冷媒エジェクタ33の吸引口に接続すると共に、精留
分離器29の下部には加熱ヒーター34を内蔵した貯留
器35を設け、この貯留器35は開閉弁36および第4
減圧器37を介して絞り装置26と熱源側熱交換器27
の間の配管に接続された構成となっている。
このようなヒートポンプ装置において非共沸混合冷媒を
封入し、組成を可変する方法について説明する。まず分
離なしモードでは、加熱ヒーター34をOF F L、
開閉弁36を開放することにより、加熱運転時には、利
用側熱交換器25で凝縮された冷媒の一部が分流され、
絞り装置2θと並列に接続された第1減圧器30、第2
減圧器31を介して蒸発器となる熱源側熱交換器27に
流入すると共に、第1減圧器30をでた冷媒の一部は気
液分離器28に入り、液冷媒は下部出口より精留分離器
29、貯留器35、開閉弁36、第4 Ja圧器37を
介して蒸発器となる熱源側熱交換器27に流入する。ま
た、気体冷媒は上部出口より第3減圧器32を介して冷
媒エジェクタ33の吸弓口より再び利用側熱交換器25
に導かれる。この時、貯留器35には中間圧力の余剰冷
媒が貯留されるが、主回路は封入した状態の高沸点冷媒
の富んだ混合冷媒の組成のまま運転することになる。
また、冷却運転時にも同様に、熱源側熱交換器27で凝
縮された冷媒の一部が分流され、絞り装置26と並列に
接続された第2減圧器31、第1減圧器30を介して蒸
発器となる利用側熱交換器25に流入すると共に、一部
の冷媒は第4減圧器37、開閉弁36、貯留器35、精
留分離器29、気液分離器28、第1減圧器30を介し
て蒸発器となる利用側熱交換器25に流入し、また気液
分離器28の上部出口から出る気体冷媒は利用側熱交換
器25をバイパスするよう、第3減圧器32を介して冷
媒エジェクタ33の吸引口、四方弁24を介して圧縮機
23の吸入側に導かれる。このとき貯留器35には中間
圧力の余剰冷媒が貯留され、主回路は封入した状態の高
沸点冷媒の富んだ混合冷媒の組成のまま運転することに
なる。
次に加熱運転時の分離ありモードでは、加熱ヒーター3
4をONし、開閉弁36を閉じることにより、加熱ヒー
ター34により中間圧力になっている貯留器35内部の
冷媒中主に低沸点冷媒が気化され、精留分離器29内部
を上昇する。このとき利用側熱交換器25出口からは液
冷媒が第1減圧器30で減圧され気液二相の状態で、気
液分離器28の第2入口から入り、ここで気液分離され
て下部出口より液冷媒のみが精留分離器2′9上部に適
正量供給され、精留分離器29内部で気液接触により精
留作用が起こり、上昇する気体は低沸点冷媒の濃度が高
まり、逆に下降する液体は高沸点冷媒の濃度が高まり、
貯留器35には高沸点冷媒が凝縮液の状態で貯留される
ことになる。一方上昇した低沸点冷媒に富んだ気体冷媒
は、気液分離器28に第1入口より入り、ここで第2入
口より供給され気液分離された気体冷媒と混合されたの
ち、第3減圧器32を介して利用側熱交換器25入口側
に設けた冷媒エジェクタ33の吸引口に導かれる。この
冷媒エジェクタ33による吸引効果により精留作用の促
進が図れると共に、気体冷媒は再び利用側熱交換器25
に流入し凝縮する際に加熱ヒーター34により与えられ
た熱1を有効活用することができる。このようにして主
回路は低沸点冷媒の富んだ混合冷媒の組成で運転できる
ものである。
また、冷却運転時の分離ありモードでも、加熱ヒーター
34をONし、開閉弁36を閉じることにより、加熱ヒ
ーター34により中間圧力になっている貯留器35内部
の冷媒中主に低沸点冷媒が気化され、精留分離器29内
部を上昇する。このとき熱源側熱交換器27出口からは
液冷媒が第2減圧器31で減圧され気液二相の状態で、
気液分離器28の第2入口から入り、ここで気液分離さ
れて下部出口より液冷媒のみが精留分離器29上部に適
正量供給され、精留分離器29内部で気液接触により精
留作用が起こり、上昇する気体は低沸点冷媒の濃度が高
まり、逆に下降する液体は高沸点冷媒の濃度が高まり、
貯留器35には高沸点冷媒が凝縮液の状態で貯留される
ことになる。
方上昇した低沸点冷媒に富んだ気体冷媒は、気液分離器
28に第1入口より入り、ここで第2入口より供給され
気液分離された気体冷媒と混合されたのち、利用側熱交
換器25をバイパスするよう、第3減圧器32を介して
冷媒エジェクタ33の吸引口に導かれ、四方弁24を介
して圧縮機23の吸入側に戻される。このようにして主
回路は低沸点冷媒の富んだ混合冷媒の組成で運転できる
ものである。
なお主回路の組成を元に戻すには、加熱ヒーター34を
OFFし、開閉弁36を開放することにより、貯留器3
5内の高沸点冷媒を主回路を流れる低沸点冷媒の富んだ
混合冷媒に、強制的に混入させることができ、圧縮機2
3に液冷媒を吸入させることなく短時間で主回路は封入
した状態の高沸点冷媒の富んだ混合冷媒の組成となるも
のである。
第3図は本発明のヒートポンプ装置の他の実施例の構成
図であり、第2図の実施例と同一の機能部品には同一番
号を付して示している。なお本実施例においては、冷媒
エジェクタ33を圧縮機23と四方弁24の間に設け、
気液分離器28の上部出口は第1逆止弁38を介して冷
媒エジェクタ33の吸引口、および第2逆止弁39、第
3減圧器32を介して四方弁24と利用側熱交換器25
の間の配管に接続に接続された構成となっている。
このようなヒートポンプ装置において非共沸混合冷媒を
封入し、組成を可変する方法について説明する。まず分
離なしモードでは、加熱ヒーター34をOFFし、開閉
弁36を開放することにより、加熱運転時には、利用側
熱交換器25で凝縮された冷媒の一部が分流され、絞り
装置26と並列に接続された第1減圧器30.  第2
減圧器31を介して蒸発器となる熱源側熱交換器27に
流入すると共に、第1減圧器30をでた冷媒の一部は気
液分離器28に入り、液冷媒は下部出口より精留分離器
29、貯留器35、開閉弁36、第4減圧器37を介し
て蒸発器となる熱源側熱交換器27に流入する。また、
気体冷媒は上部出口より第1逆止弁38を介して冷媒エ
ジェクタ33の吸引口より再び利用側熱交換器25に導
かれる。この時、貯留器35には中間圧力の余剰冷媒が
貯留されるが、主回路は封入した状態の高沸点冷媒の富
んだ混合冷媒の組成のまま運転することになる。
また、冷却運転時にも同様に、熱源側熱交換器27で凝
縮された冷媒の一部が分流され、絞り装置26と並列に
接続された第2減圧器31、第1減圧器30を介して蒸
発器となる利用側熱交換器25に流入すると共に、一部
の冷媒は第4減圧器37、開閉弁36、貯留器35、精
留分離器29、気液分離器28、第1減圧器30を介し
て蒸発器となる利用側熱交換器25に流入し、また気液
分離器28の上部出口から出る気体冷媒は利用側熱交換
器25をバイパスするよう、第2逆止弁39、第3減圧
器32を介して四方弁24と利用側熱交換器25の間の
配管に導かれる。このとき貯留器35には中間圧力の余
剰冷媒が貯留され、主回路は封入した状態の高沸点冷媒
の富んだ混合冷媒の組成のまま運転することになる。
次に加熱運転時の分離ありモードでは、加熱ヒーター3
4をON L、開閉弁36を閉じることにより、加熱ヒ
ーター34により中間圧力になっている貯留器35内部
の冷媒中主に低沸点冷媒が気化され、精留分離器29内
部を上昇する。このとき利用側熱交換器25出口からは
液冷媒が第1減圧器30で減圧され気液二相の状態で、
気液分離器28の第2入口から入り、ここで気液分離さ
れて下部出口より液冷媒のみが精留分離器29上部に適
正量供給され、精留分離器29内部で気液接触により精
留作用が起こり、上昇する気体は低沸点冷媒の濃度が高
まり、逆に下降する液体は高沸点冷媒の濃度が高まり、
貯留器35には高沸点冷媒が凝縮液の状態で貯留される
ことになる。一方上昇した低沸点冷媒に富んだ気体冷媒
は、気液分離器28に第1入口より入り、ここで第2入
口より供給され気液分離された気体冷媒と混合されたの
ち、第1逆止弁38を介して冷媒エジェクタ33の吸引
口に導かれる。この冷媒エジェクタ33による吸引効果
により精留作用の促進が図れると共に、気体冷媒は四方
弁24を介して再び利用側熱交換器25に流入し凝縮す
る際に加熱ヒーター34により与えられた熱量を有効活
用することができる。このようにして主回路は低沸点冷
媒の富んだ混合冷媒の組成で運転できるものである。
また、冷却運転時の分離ありモードでも、加熱ヒーター
34をONし、開閉弁36を閉じることにより、加熱ヒ
ーター34により中間圧力になっている貯留器35内部
の冷媒中主に低沸点冷媒が気化され、精留分離器29内
部を上昇する。このとき熱源側熱交換器27出口からは
液冷媒が第2減圧器31で減圧され気液二相の状態で、
気液分離器28の第2入口から入り、ここで気液分離さ
れて下部出口より液冷媒のみが精留分離器29上部に適
正量供給され、精留分離器29内部で気液接触により精
留作用が起こり、上昇する気体は低沸点冷媒の濃度が高
まり、逆に下降する液体は高沸点冷媒の濃度が高まり、
貯留器35には高沸点冷媒が凝縮液の状態で貯留される
ことになる。
方上昇した低沸点冷媒に富んだ気体冷媒は、気液分離器
28に第1入口より入り、ここで第2入口より供給され
気液分離された気体冷媒と混合されたのち、利用側熱交
換器25をバイパスするよう、第2逆止弁39、第3減
圧器32を介して利用側熱交換器25と四方弁24の間
の配管に導かれ、四方弁24を介して圧縮機23の吸入
側に戻される。このようにして主回路は低沸点冷媒の冨
んだ混合冷媒の組成で運転できるものである。
なお主回路の組成を元に戻すには、加熱ヒーター34を
OFFし、開閉弁36を開放することにより、貯留器3
5内の高沸点冷媒を主回路を流れる低沸点冷媒の富んだ
混合冷媒に、強制的に混入させることができ、圧縮機2
3に液冷媒を吸入させることなく短時間で主回路は封入
した状態の高沸点冷媒の富んだ混合冷媒の組成となるも
のである。
発明の効果 以上の説明より明らかなように、本発明のヒートポンプ
装置は、気液分離器の第1入口および下部出口を、精留
分離器の上部にそれぞれ接続し、前記気液分離器の第2
入口は第1′fIA圧器を介して主回路の高圧側配管に
接続し、さらに、前記気液分離器の上部出口は圧縮機と
利用側熱交換器(凝縮器)の間に設けた冷媒エジェクタ
の吸引口に接続すると共に、前記精留分離器の下部に貯
留器を設けたことを特徴とする構成であるから、精留分
離を行なう際に、精留分離器には気液分離器で分離され
ることにより高沸点冷媒の濃度の高まった液冷媒のみが
適正量供給されることになり、精留分離器の性能を十分
に活かした分離作用を行なうことができ、主回路の冷媒
の組成可変中を十分大きくすることができるものである
。しかも、精留分離を行なう際に発生する気体冷媒を、
精留分離器上品より前記気液分離器を介して、冷媒エジ
ェクタの吸引口より主ヒートポンプ回路に導かれ、再び
利用側熱交換器(凝縮器)で凝縮することにより、精留
分離のための気体発生に消費した熱量をを効に利用でき
る。また、精留分難器が中間圧力となるよう第1減圧器
を介して主回路に接続したため、精留分離を行なう際に
は、中間温度の熱源、例えば凝縮器となる熱交換器出口
の液冷媒の顕熱などを有効に利用できるものである。
さらに、精留分離器の下部に設けた貯留器を開閉弁を介
して、主回路に接続することにより、分離ありモードの
運転から分離なしモードの運転に切り換える際に、開閉
弁の操作により、貯留器内に貯留された高沸点冷媒を主
回路を流れる低沸点冷媒の富んだ混合冷媒に強制的に混
入させることができ、圧縮機に液冷媒を吸入させること
なく短時間で主回路を封入した状態の高沸点冷媒の富ん
だ混合冷媒の組成に戻すことができるものである。
さらに、主回路に四方弁を設け、気液分離器の第1入口
および下部出口を、精留分離器の上部にそれぞれ接続し
、前記気液分離器の第2入口は絞り装置と並列に接続さ
れた第1減圧器と第2減圧器の中間に接続し、さらに、
前記気液分離器の上部出口は四方弁と利用側熱交換器の
間に設けた冷媒エジェクタの吸引口に接続すると共に、
前記精留分離器の下部に貯留器を設けたことを特徴とす
る構成、あるいは、気液分離器の上部出口は圧縮機と四
方弁の間に設けた冷媒エジェクタの吸引口に配管に接続
したことを特徴とする構成であるから、加熱運転時のみ
ならず冷却運転時にも、精留分離を行なう際に精留分離
器には気液分離器で分離されることにより高沸点冷媒の
濃度の高まった液冷媒のみが適正量供給されることにな
り、精留分離器の性能を十分に活かした分離作用を行な
うことができ、主回路の冷媒の組成可変中を十分大きく
することができるものである。これにより、加熱運転時
には、高温が必要な場合には高沸点冷媒の富んだ封入組
成のまま運転し、高能力が必要な場合には加熱能力の高
い低沸点冷媒の富んだ組成で運転することが可能であり
、また、冷却運転時には、高能力が必要な場合には冷却
能力の高い低沸点冷媒の富んだ組成で運転し、冷却負荷
が小さく能力をセーブする必要のある時には高沸点冷媒
の富んだ封入組成のまま運転することができる。
また、冷却運転時の分離ありモードの場合に、精留分離
器内を上昇した低沸点冷媒に富んだ気体冷媒は、気液分
離器を介して利用側熱交換器をバイパスするよう圧縮機
の吸入側に戻されるため、蒸発器となる利用側熱交換器
の圧力損失が小さくなる等、実用上多大な効果を発揮す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例のヒートポンプ装置の構成図
、第2図は本発明の一実施例のヒートポンプ装置の構成
図、第3図は本発明の一実施例のヒートポンプ装置の構
成図、第4図は従来例のヒートポンプ装置の構成図であ
る。 11.23・・・・圧縮機、121,25・・・・利用
側熱交換器、13.26・・・・絞り装置、14.27
・・・・熱源側熱交換器、15.28・・・・気液分離
器、18.29・・・・精留分離器、18,33・・・
・冷媒エジェクタ、20,35・・・・貯留器、24・
・・・四方弁。 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 はか1名第1 図 /l−一一万扁A・ 12−一一刑用調外交a巻 13−−一歓すal 14−−一塾原1Uら交$!券 15−−一気液分翔1張 t6−−−R’41今細湯 18−−一 ン命媒エジエクー二2′ 26−−−Je箇者 2ノー一一開閉升

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非共沸混合冷媒を封入し、圧縮機、利用側熱交換
    器、絞り装置、熱源側熱交換器を順に配管して接続して
    主回路、を構成し、気液分離器の第1入口および下部出
    口を、精留分離器の上部にそれぞれ接続し、前記気液分
    離器の第2入口は第1減圧器を介して主回路の高圧側配
    管に接続し、さらに、前記気液分離器の上部出口は前記
    圧縮機と利用側熱交換器の間に設けた冷媒エジェクタの
    吸引口に接続し、前記精留分離器の下部に貯留器を設け
    たことを特徴とするヒートポンプ装置。
  2. (2)精留分離器の下部に設けた貯留器を、開閉弁を介
    して主回路に接続したことを特徴とする請求項1記載の
    ヒートポンプ装置。
  3. (3)非共沸混合冷媒を封入し、圧縮機、四方弁、利用
    側熱交換器、絞り装置、熱源側熱交換器を順に配管して
    接続して主ヒートポンプ回路を構成し、気液分離器の第
    1入口および下部出口を、精留分離器の上部にそれぞれ
    接続し、前記気液分離器の第2入口は絞り装置と並列に
    接続された第1減圧器と第2減圧器の中間に接続し、さ
    らに、前記気液分離器の上部出口は前記四方弁と利用側
    熱交換器の間に設けた冷媒エジェクタの吸引口に接続し
    、前記精留分離器の下部に貯留器を設けたことを特徴と
    するヒートポンプ装置。
  4. (4)非共沸混合冷媒を封入し、圧縮機、四方弁、利用
    側熱交換器、絞り装置、熱源側熱交換器を順に配管して
    接続して主ヒートポンプ回路を構成し、気液分離器の第
    1入口および下部出口を、精留分離器の上部にそれぞれ
    接続し、前記気液分離器の第2入口は絞り装置と並列に
    接続された第1減圧器と第2減圧器の中間に接続し、さ
    らに、前記気液分離器の上部出口は前記圧縮機と四方弁
    の間に設けた冷媒エジェクタの吸引口に接続し、前記精
    留分離器の下部に貯留器を設けたことを特徴とするヒー
    トポンプ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011133132A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Daikin Industries Ltd 冷凍装置
JP2013194937A (ja) * 2012-03-16 2013-09-30 Nippon Soken Inc 冷却装置およびそれを備える車両

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JP2011133132A (ja) * 2009-12-22 2011-07-07 Daikin Industries Ltd 冷凍装置
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