JPH0440082B2 - - Google Patents

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JPH0440082B2
JPH0440082B2 JP62131389A JP13138987A JPH0440082B2 JP H0440082 B2 JPH0440082 B2 JP H0440082B2 JP 62131389 A JP62131389 A JP 62131389A JP 13138987 A JP13138987 A JP 13138987A JP H0440082 B2 JPH0440082 B2 JP H0440082B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work roll
bending force
roll
roll bending
work
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP62131389A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63299806A (ja
Inventor
Hiroki Hirono
Yoshihiro Suzuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Aluminum Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Aluminum Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Aluminum Co Ltd filed Critical Furukawa Aluminum Co Ltd
Priority to JP62131389A priority Critical patent/JPS63299806A/ja
Publication of JPS63299806A publication Critical patent/JPS63299806A/ja
Publication of JPH0440082B2 publication Critical patent/JPH0440082B2/ja
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  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、通板時に板形状が最適となるように
ロールベンデイング力を設定する方法に関するも
のである。
(従来技術) 従来から圧延機の通板時の板形状を大域的に制
御するためにワークロールが受けた熱収支を時々
刻々と計算することによつてワークロールのヒー
トクラウンを予測し、圧延開始直前にそのヒート
クラウンとワークロールのイニシヤルクラウンと
を合成したワークロールクラウンとその他の板形
状に影響を及ぼす因子である板厚、板幅、板質及
び圧下力とから圧延機の出側の板形状が最適とな
るワークロールベンデイング力との関係を実験的
に求め、この実験式によりワークロールベンデイ
ング力を求めプリセツトしている。実際の操業で
は前の圧延材と今度の圧延材との板幅が大きく異
なる場合または加工発熱が大きな圧延材を連続し
て圧延した場合にはロールクラウンによる局部伸
びの発生を抑えるために圧延前にロールクーラン
トによるロールの冷却または空冷によるロールの
冷却によりロールのヒートクラウンを減少さてい
るが、この場合には通板直前に再度ワークロール
ベンデイング力を計算し直してプリセツトを行な
う必要がある。
しかし、この従来技術の方法では時々刻々と変
化するワークロールのヒートクラウンをある実験
式に基いて常時予測しなければならないので計算
機の負荷が高く、またロールクーラントによるロ
ールの冷却を行なつた場合のように大きな熱収支
がある場合には精度よく予測することは極めて困
難であり、このため必ずしも良好な板形状の制御
を行なうことができない。更に、ロールの冷却が
あつた場合にはその影響を反映するためにその直
後にワークロールベンデイング力を計算し直さな
ければならず通板直前の極めて制限された時間内
にこのような処理を行なうためには計算機は高速
で高機能を有するハードウエアを必要とし、また
ソフトウエア上優先して配分することが要求され
るので設備費が高価となる欠点があつた。
(発明の目的) 本発明の目的は、ロールクーラントによりロー
ルを冷却した場合または空冷によりロールを冷却
した場合でもワークロールクラウンを時々刻々予
測することなくワークロールベンデイング力を精
度よく設定することができる方法を提供すること
にある。
(発明の構成) 本発明の圧延機のロールベンダー設定方法は、
休転中にロール冷却装置を用いてロールクラウン
を修正する圧延機に適用されるが、この方法は前
パスの終了時点のワークロールクラウンに対する
次パスでの最適なロールベンデイング力設定値に
対して休転中にロール冷却装置を働かせる時間に
応じて定まるロールベンデイング力補正量を予め
記憶しておき、次パスの通板時に最適ロールベン
デイング力設定値とロールベンデイング力補正量
とを合成し、この合成値を実際のロールベンデイ
ング力設定値とすることを特徴としている。
このようにすると、時々刻々と変化するワーク
ロールクラウンを予測する必要なくワークロール
ベンデイング力を精度よくプリセツトすることが
でき、また煩雑な修正計算を行なう必要なく板形
状を制御することができる。
(実施例) 本発明の実施例を図面を参照して詳細にのべる
と、図面は本発明の方法を実施する装置を系統的
に示し、圧延機10はワークロール12,12′
とこれらのワークロール12,12′にワークロ
ールベンデイング力を付与するワークロールベン
デイング装置14とから成り、ワークロールベン
デイング装置14はワークロールベンデイング制
御装置16によつて制御される。
本発明の方法では、前パスの圧延終了直前にロ
ールの冷却がない場合の次パスでの最適なワーク
ロールベンデイング力WRBを下記の実験式によ
り求める。
WRB=WRBs−k(WRBs old−WRBA) 尚、上式でWRBsは次パス圧延材のワークロー
ルベンデイング力初期値、kはオーダー変更によ
るWRB変化量補正係数を示し、このkは実験に
より回帰式を導出する。またWRBs oldは前パス圧
延材のワークロールベンデイング力初期値、
WRBAは前パス圧延材の圧延終了直前のワークロ
ールベンデイング力を示す。
一方、ロールクーラントによりワークロールを
一定時間冷却した後の最適なワークロールベンデ
イング力補正量ΔWRB1と空冷によつてワーク
ロールを一定時間冷却した後の最適なワークロー
ルベンデイング力補正量ΔWRB2とを圧延材の
材質、板幅、板厚、圧下率区分毎に実験により求
め、これらを予め計算機内に記憶しておく。
また、ロールクーラントによりワークロールを
冷却した場合のワークロールベンデイング力補正
曲線18及び空冷によつてワークロールを冷却し
た場合のワークロールベンデイング力補正曲線2
0をそれぞれ実験により求め、これらを予め計算
機内に記憶しておく。
ワークロールベンデイング力補正量ΔWRB1
及びΔWRB2は、ワークロールベンデイング力
をプリセツトする直前に圧延機の休転中にロール
冷却装置を働かせた時間、即ちロールクーラント
によりワークロールを冷却した時間t1と空冷によ
つてワークロールを冷却した時間t2とに応じてそ
れぞれのワークロールベンデイング力補正曲線1
8,20によつてそれぞれ補正されて次の圧延材
のロールクーラントによりワークロールを冷却し
た場合のワークロールベンデイング力補正量
dWRB1と空冷によりワークロールを冷却した場
合のワークロールベンデイング力補正量dWRB2
とを求める。更に詳細にのべると、ロールクーラ
ントによりワークロールを冷却した場合のワーク
ロールベンデイング力補正量dWRB1は、ロール
クーラントによりワークロールを一定時間冷却し
た後の最適なワークロールベンデイング力補正量
ΔWRB1に対して、ロールクーラントによりワ
ークロールを冷却した場合のワークロールベンデ
イング力補正曲線18とロールクーラントにより
ワークロールを冷却した時間t1とから得られるロ
ールクーラントによりワークロールを冷却した場
合のワークロールベンデイング力補正係数α1(0
≦α1≦1.0)(図面の補正曲線18参照)を乗じる
ことによつて求められる。同様に、空冷によりワ
ークロールを冷却した場合のワークロールベンデ
イグ力補正量dWRB2は、ワークロールベンデイ
ング力補正量ΔWRB2に対して、補正曲線20
と空冷によつてワークロールを冷却した時間t2
から得られる空冷によりワークロールを冷却した
場合のワークロールベンデイング力補正係数β1
(0≦β1≦1.0)(図面の補正曲線20参照)を乗
じることによつて求められる。尚、図面において
補正曲線18の記号αは、一般的に、ロールクー
ラントによりワークロールを冷却した時間tにお
けるワークロールベンデイング力補正係数を示
し、また同様に補正曲線20の記号βは、空冷に
よりワークロールを冷却した時間tにおけるクロ
ールベンデイング力補正係数を示す。
このようにして、次パスの通板時に冷却しない
場合の最適なワークロールベンデイング力WRB
とワークロールベンデイング力補正量dWRB1
たはdWRB2とをたし合わせてこのたし合わせた
値をワークロールベンデイング制御装置16にプ
リセツト値として与える。従つて、時々刻々と変
化するワークロールクラウンを予測する必要なく
ワークロールベンデイング力をプリセツトするこ
とができる。
本発明において2つのワークロールベンデイン
グ力補正量ΔWRB1とΔWRB2とを入力する必
要は下記の理由による。即ち、ワークロールに対
する冷却に関する熱収支によりロールクラウンを
大きく変化させる要因としてロール冷却装置を用
いた強制冷却と、休転中の自然冷却とがある。こ
れらのワークロールに対する冷却能力が大きく異
なるため、本発明では、それぞれの一定時間の冷
却後のワークロールベンデイング力補正量を別々
に実験により求めてこれらを予め計算機内に記憶
しておき、実際のワークロールベンデイング力の
設定に際しては、前パスの終了時点でのワークロ
ールクラウンに対して、ロール冷却装置によるロ
ール時間と空冷によるロール冷却時間とに応じた
それぞれのワークロールベンデイング力補正量を
求めこれらをたし合わせて設定することが要求さ
れる。
尚、上記実施例では本発明をワークロールベン
デイング装置のみを有する圧延機に実施した場合
について述べたが、本発明はこの外に板形状を制
御する手段としてワークロールを軸方向に移動す
る装置または可変クラウンバツクアツプロールを
有する圧延機にも適用することができる。
(発明の効果) 本発明によれば、上記のように、ロールクーラ
ントによりワークロールを冷却した場合または空
冷によりワークロールを冷却した場合でもワーク
ロールクラウンを時々刻々予測することなくワー
クロールベンデイング力を精度よくプリセツトす
ることができ、また煩雑な修正計算を行なう必要
なく板形状を制御することができる実益がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を実施する装置を系統的に示す系
統図である。 10…圧延機、12,12′…ワークロール、
14…ワークロールベンデイング装置、16…ワ
ークロールベンデイング制御装置、18,20…
ワークロールベンデイング力補正曲線、WRB…
ワークロールベンデイング力、ΔWRB1,
ΔWRB2…ワークロールベンデイング力補正量、
WRB1,WRB2…合成値。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 休転中にロール冷却装置を用いてロールクラ
    ウンを修正する圧延機のロールベンダー設定方法
    において、前パスの終了時点のワークロールクラ
    ウンに対する次パスでの最適なロールベンデイン
    グ力設定値に対して休転中にロール冷却装置を働
    かせる時間に応じて定まるロールベンデイング力
    補正量を予め記憶しておき、次パスの通板時に前
    記最適なロールベンデイング力設定値と前記ロー
    ルベンデイング力補正量とをたし合わせた値を実
    際のロールベンデイング力設定値とすることを特
    徴とする圧延機のロールベンダー設定方法。
JP62131389A 1987-05-29 1987-05-29 圧延機のロ−ルベンダ−設定方法 Granted JPS63299806A (ja)

Priority Applications (1)

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JP62131389A JPS63299806A (ja) 1987-05-29 1987-05-29 圧延機のロ−ルベンダ−設定方法

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JP62131389A JPS63299806A (ja) 1987-05-29 1987-05-29 圧延機のロ−ルベンダ−設定方法

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JPS63299806A JPS63299806A (ja) 1988-12-07
JPH0440082B2 true JPH0440082B2 (ja) 1992-07-01

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JP62131389A Granted JPS63299806A (ja) 1987-05-29 1987-05-29 圧延機のロ−ルベンダ−設定方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5236857A (en) * 1975-09-19 1977-03-22 Hitachi Ltd Dust collector for electric cleaner
JPS6171112A (ja) * 1984-09-14 1986-04-12 Kobe Steel Ltd 圧延ロ−ルのサ−マルクラウン制御方法

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