JPH0440027Y2 - - Google Patents

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JPH0440027Y2
JPH0440027Y2 JP6709887U JP6709887U JPH0440027Y2 JP H0440027 Y2 JPH0440027 Y2 JP H0440027Y2 JP 6709887 U JP6709887 U JP 6709887U JP 6709887 U JP6709887 U JP 6709887U JP H0440027 Y2 JPH0440027 Y2 JP H0440027Y2
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pressure regulating
oil
valve
regulating valve
pressure
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は舶用逆転機とか農業機械等に設けら
れる油圧クラツチに対する作用油圧を設定するた
めの、油圧漸増型の調圧弁装置に関するものであ
る。
従来の技術 油圧クラツチに対する油圧の給排を切替え制御
する切替弁を変位させた時点から、そのとき作動
させようとする油圧クラツチに対する作用油圧を
正規の作用油圧にまで徐々に高め油圧クラツチの
シヨツクのない作動開始を得させる調圧弁装置
は、例えば実開昭58−170430号公報に開示されて
いるように一般に次のように構成されている。
すなわち第5図に例示するように、油圧クラツ
チCF,CRに対する作用油圧を設定する調圧弁1
における油圧設定用スプリング2,3の基端を規
制された位置まで前進可能な制御ピストン4に受
けさせ、この制御ピストン4の背後に油圧クラツ
チCF,CRに対し作用せしめられる油圧を絞り5
を介して作用させるようにされる。第5図におい
て6はバルブケース、7は上記スプリング2,3
の附勢下で調圧弁1のポンプポート8とリリーフ
ポート9間を連通させてリリーフ動作する弁体、
10は該弁体7用の油圧室11に対しポンプポー
ト8の油圧を導びくべく弁体7に形成した油通路
穴、12は制御ピストン4の前進位置を規制すべ
くバルブケース6の内周面上に形成したストツパ
段部、13はバルブケース6内のスプリング2,
3設置空間内へリークする油をドレンさせるため
にバルブケース6に設けたドレンポートである。
なお第5図に図示の調圧弁1では油圧設定用ス
プリングとして外側及び内側の2重のコイルばね
2,3を用い、外側コイルばね2はその先端を弁
体7のばね受部7aに常時受けさせることで該弁
体7に常時作用させるようにすると共に、内側の
コイルばね3は当初は弁体7に作用させず制御ピ
ストン4が或る量前進してからコイルばね3がそ
の先端で弁体7の他のばね受部7bに受けられ弁
体7に作用するようにしている。
第5図に図示の調圧弁1は舶用逆転機におい
て、油タンクTから油圧ポンプPにより前進用及
び後進用の油圧クラツチCF,CR方向に作動油を
給送する給油回路SCから分岐させてある分岐回
路BCにポンプポート8を接続し、油タンクT方
向に導かれたリリーフ回路RCにリリーフポート
9を接続して、用いられている。切換弁Vが中立
位置Nから前進作用位置F或は後進作用位置Rに
移されたとき、或は2作用位置F,R間で変位せ
しめられたとき、作動させようとするう油圧クラ
ツチCF或はCRへと供給される作動油が絞り5を
介し制御ピストン4の背後に徐々に流入し、該制
御ピストン4が徐々に前進して外側コイルばね2
を徐々に圧縮しクラツチ作用油圧が徐々に高めら
れて行く。油圧クラツチCF或はCRが初期係合を
完了するような時点で内側コイルばね3も弁体7
へと作用し始め、その後はクラツチ作用油圧が正
規の作用油圧にまで比較的急速に高められて、油
圧クラツチCF或はCRが完全な係合状態にもたら
される。なお第5図に図示の回路では絞り5と並
列接続して逆止弁15を設けており、同逆止弁1
5を切換弁Vが中立位置Nに戻されたとき及び2
作用位置F,R間で中立位置Nを通過して変位せ
しめられたときに、制御ピストン4の背後から迅
速に油をドレンさせて該制御ピストン4を原位置
に迅速に戻らせる。
考案が解決しようとする問題点 油圧クラツチに対する作用油圧を設定する調圧
弁のリリーフ油を油圧クラツチの摩擦エレメント
等の潤滑必要部の潤滑のために用いることは通常
行なわれているところであり、第5図に図示の回
路においても前記リリーフ回路RCに低油圧を設
定する二次調圧弁16を挿入設置して、該二次調
圧弁16の一次側から潤滑必要部Lに導かれた潤
滑油供給回路LCを導き出している。
ところでこのように調圧弁1のリリーフ油を潤
滑油として利用する場合に、切換弁Vの中立位置
Nにおいても調圧弁1がリリーフ動作して潤滑油
の供給が得られるようにすべく、同様に第5図に
示すように切換弁Vを給油回路SCに接続される
ポンプポートが中立位置Nでブロツクされるもの
とすると従来、次のような不都合がみられてい
た。
すなわち例えばターボエンジンで過給機の具合
をみるべく油圧クラツチを作動させない切換弁中
立位置でエンジンを空ぶかしすることはよく行な
われるところであるが、そのような場合に第6図
に例示する如く調圧弁1の弁体7がリリーフ動作
方向に過剰に変位して調圧弁1のポンプポート8
をブロツクしてしまい、このため油圧ポンプPの
吐出側で切換弁V及び調圧弁1の一次側回路SC,
BC中に異常高温が発生していたのである。この
理由はエンジン空ぶかしによる油圧ポンプPの高
速回転で急速に多量の油が吐出され、調圧弁1の
二次側回路RC,LCが有する回路抵抗により調圧
弁1の弁体7が通常のリリーフ動作位置には留め
られずしていわゆるオーバリフトを行なうためで
あり、第5,6図に図示の調圧弁1のように弁体
7に常時作用させるスプリング2の他に当初は弁
体7に作用させずクラツチ作動開始過程の終期に
のみ弁体7に作用させるスプリング3を設けて、
当初はクラツチ作用油圧の漸増割合を低く抑えシ
ヨツクを極力防止し其後、クラツチ定常作動状態
を速やかに得るべく比較的急速に油圧を高めるよ
うにした調圧弁では特に、弁体7に対し弱いスプ
リング2力しか作用していないことから該弁体7
のオーバリフトが甚だしかつた。
上記のような異常高圧の発生の繰返しは油圧ポ
ンプとか回路シール部の寿命を低下させ、またエ
ンジンと油圧ポンプ間の機械的な伝動部にもシヨ
ツクを与えて伝動部材の寿命低下の原因となる。
そこでこの考案はかかる不都合を解消してあ
る、油圧クラツチ用の新規な油圧漸増型調圧弁装
置を提供しようとするものである。
問題点を解決するために講じた技術的手段 そのためにこの考案は第1−4図に例示するよ
うに前述のような油圧設定用スプリング2,3及
び制御ピストン4を備える調圧弁1において、調
圧弁1の弁体7に該調圧弁のポンプポート8に常
時連通すると共に弁体7の周面に開口する油通路
穴20を、該油通路穴20の弁体周面への開口端
20aが常時は調圧弁1のバルブケース6によつ
てブロツクされ弁体7がリリーフ動作方向に過剰
に変位するとブロツクを解除されるように設ける
と共に、ブロツク解除位置にある該油通路穴開口
端20aと連通する油ドレンポート13を上記バ
ルブケース6に設けた。
作 用 この考案に係る調圧弁1を第5図に図示のよう
な油圧回路において同図に図示の調圧弁1に代え
て用いるときは、弁体7が第3図に図示のリリー
フ動作位置からさらにリリーフ動作方向に変位し
て第4図に図示のような過剰変位々置に達する
と、油通路穴開口端20aがブロツクが解除され
ると共に油ドレンポート13に連通するから、ポ
ンプポート8及び油圧室11が油ドレンポート1
3へと連通せしめられることになつて、油圧室1
1の油圧が低下し油圧ポンプPの吐出側で回路
SC,BCに異常高圧が発生する事態は起きない。
実施例 第1−4図に図示の実施例において、第5図で
用いたのと同様の符号で指した部分は第5図につ
いて前述したのと全く同様の部分である。
油通路穴20は油圧室11側の端面から弁体7
に穿設してあつて、第5図について前述の油通路
10を兼ねさせてある。該油通路穴20をポンプ
ポート8に対し常時連通させるためには、第5図
の弁体7にも油通路10の一部として形成されて
いる放射方向の小穴20bの他に、第2図に明瞭
に示すように弁体7基端のランド部に、バルブケ
ース6の内面との間にポンプポート8に連通する
空隙を附与することとなる切欠き21が設けられ
ている。油通路穴20の前記開口端20aは、弁
体7に形成した放射方向の穴端で提供されてい
る。また前記油ドレンポート13は第5図につい
て前述した、スプリング2,3設置空間からの油
ドレン用のドレンポート13と兼用させてあり、
第4図に図示の弁体7のオーバリフト位置で油通
路開口端20aはスプリング2,3設置空間へと
連通するように配置されている。
第1−4図に図示の調圧弁1の使用法は第5図
に図示のものと同様であり、また調圧弁としての
作用自体も同様である。小穴20bはエンジン回
転数の変動等で油圧ポンプの吐出流量が変動する
ときに、弁体7がみだりに振動していわゆる弁鳴
りが起きることを防止する。なお油ドレンポート
13は図例のように兼用させたものとする他、第
4図に図示のような弁体7のオーバリフト位置で
油通路開口端20aと弁体7軸線方向での位置を
合致して該開口端20aと直接に連通するよう
に、バルブケース6に形成設置することもでき
る。
考案の効果 中立位置でポンプポートがブロツクされる切換
弁を用いても切換弁中立位置でのエンジン空ふか
しによる異常高油圧が生ぜしめられないこととし
た本案によれば、油圧ポンプとか回路シール部、
機械的な伝動部材の寿命低下を懸念することなく
第5図に図示のような油圧回路を採用して、油圧
クラツチの中立状態でも潤滑必要部の潤滑を行な
える。油圧クラツチは原動側摩擦エレメントにエ
ンジン回転が伝えられている下での中立状態で原
動側摩擦エレメントと従動側摩擦エレメントとの
スリツプ接触によつて摩擦エレメントの摩耗が大
であり、調圧弁1の弁体7に前述油通路20を設
ける単純な構造によつて他の不具合なく中立状態
でも摩擦エレメントに潤滑油を供給できることと
した本案調圧弁装置が奏せしめる実益は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の縦断面図、第2
図は同実施例における弁体の一部を示す斜視図、
第3図及び第4図はそれぞれ、第1図に図示の実
施例を異なつた状態で図示した縦断面図、第5図
は従来例を油圧回路と共に示す縦断面図及び油圧
回路図、第6図は同従来例を異なつた状態で示す
縦断面図である。 1……調圧弁、2,3……油圧設定用スプリン
グ、4……制御ピストン、5……絞り、6……バ
ルブケース、7……弁体、8……ポンプポート、
9……リリーフポート、11……油圧室、12…
…ストツパ段部、13……油ドレンポート、20
……油通路穴、20a……開口端、21……切欠
き、CF,CR……油圧クラツチ,V……切換弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 油圧クラツチに対する作用油圧を設定する調圧
    弁における油圧設定用スプリング2,3の基端を
    規制された位置まで前進可能な制御ピストン4に
    受けさせ、この制御ピストン4の背後に油圧クラ
    ツチに対し作用せしめられる油圧を絞り5を介し
    て作用させるように構成してある調圧弁装置にお
    いて、 前記調圧弁1の弁体7に該調圧弁のポンプポー
    ト8に常時連通すると共に弁体7の周面に開口す
    る油通路穴20を、該油通路穴20の弁体周面へ
    の開口端20aが常時は調圧弁1のバルブケース
    6によつてブロツクされ弁体7がリリーフ動作方
    向に過剰に変位するとブロツクを解除されるよう
    に設けると共に、ブロツク解除位置にある該油通
    路穴開口端20aと連通する油ドレンポート13
    を上記バルブケース6に設けてある、油圧クラツ
    チ用の調圧弁装置。
JP6709887U 1987-05-02 1987-05-02 Expired JPH0440027Y2 (ja)

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JP6709887U JPH0440027Y2 (ja) 1987-05-02 1987-05-02

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JP6709887U JPH0440027Y2 (ja) 1987-05-02 1987-05-02

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JPS63173526U JPS63173526U (ja) 1988-11-10
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