JPS609483Y2 - 多板クラツチ式トランスミツシヨンの油圧制御弁 - Google Patents

多板クラツチ式トランスミツシヨンの油圧制御弁

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Publication number
JPS609483Y2
JPS609483Y2 JP1979008846U JP884679U JPS609483Y2 JP S609483 Y2 JPS609483 Y2 JP S609483Y2 JP 1979008846 U JP1979008846 U JP 1979008846U JP 884679 U JP884679 U JP 884679U JP S609483 Y2 JPS609483 Y2 JP S609483Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spool
port
disc clutch
valve
pressure
Prior art date
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Expired
Application number
JP1979008846U
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English (en)
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JPS55109153U (ja
Inventor
俊男 内村
司郎 岩田
Original Assignee
株式会社小松製作所
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社小松製作所 filed Critical 株式会社小松製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は変速操作直後、モジュレーティングバルブよ
りリリーフした油を直接トランスミッションの潤滑回路
へ流入させるようにした多板クラッチ式トランスミッシ
ョンの油圧制御弁に関する。
従来型として建設機械に搭載された多板クラッチ式トラ
ンスミッションにおいては、変速時のショックを軽減す
るため、多板式クラッチのトルク容量が徐々に増加する
よう通常モジュレーティングバルブを油圧制御弁内に設
けており、このモジュレーティングバルブよりリリーフ
した油はトルクコンバータラ経てトランスミッション内
へ流入させて多板式クラッチを潤滑している。
しかし上記のようなトランスミッションの油圧制御弁で
は変速操作直後モジュレーティングバルブのリリーフ弁
がトルクコンバータの入口油圧より低いため、トルクコ
ンバータへ流入させず直接ドレンさせている。
このためトランスミッションの多板クラッチに潤滑油と
して油が流入しないため潤滑油が不足し、クラッチ板の
耐久性が著じるしく低下するなどの欠点があった。
この考案はかかる従来の欠点を除去する目的でなされた
もので、変速操作直後モジュレーティングバルブよりリ
リーフされた油を直接トランスミッションの潤滑回路へ
流入させて多板クラッチを潤滑するようにした多板クラ
ッチ式トランスミッションの油圧制御弁を提供して、潤
滑油不足によるクラッチ板の異常摩耗や焼付きを防止し
ようとするものである。
以下この考案を図示の一実施例について詳述する。
図において弁本体1にモジュレーティングバルブA1及
びクイックリターンバルブBが互に平行するよう収容さ
れており、モジュレーティングバルブAのスプール2の
周囲には図示しない油圧ポンプへ連通するポート1□、
トルクコンバータへ連通するポート1□及び13、トラ
ンスミッションの潤滑回路へ連通するポート1.が弁本
体1の左側からこの順序で配置されている。
スプール2の左端側にはピストン4が収容され受圧部2
aを形成している。
受圧部2aは小径部2cに明けた通路2bと、小径部2
cに穿設されたキリ孔2dを介してポート11 と連通
している。
またスプール2の右端側には圧縮ばね6及び7の一端側
が当接されていると共に、圧縮ばね6及び7の他端側は
弁本体1の右側においてスプール2と同心的に収容され
たロードピストン8内へ挿通され、端部がロードピスト
ン8の端板8aに当接されている。
またロードピストン8の外周面には、ポート13とポー
1”14の間を断続する切欠8bが形成されている。
なお9はスプール2の右方への移動を規制するストッパ
である。
一方りイックリターンバルブBのスプール3の周囲には
図示しない多板クラッチのピストンへ連通するポート1
5、油圧ポンプに連通ずる上記ポート1.を延長させた
ポート11、ドレーンと連通するポート16、ロードピ
ストン8の周囲に設けられた圧力室1bに連通するポー
ト18及びドレンに連じるポート19が左側よりこの順
序で配置されていると共に、スプール3の左端にはポー
ト1.及び1□の間を開閉する大径部3aが形成されて
いる。
大径部3aには複数個のオリフィス3bが開口されてい
てポート1.及び11の間を連通していると共に、スプ
ール3内には左端側より通路3cが形成されている。
この通路3cはスプール3の右端側近傍にまで達してい
て、キリ孔3dによりスリーブ10の透孔10aを介し
て圧力室1bへ連通されている。
スリーブ10は弁本体1内に嵌着されていて、スプール
3の右側が挿通されている。
なお11はスプール3の左方への移動を規制するストッ
パである。
しかしていま図示しないトランスミッションを変速すべ
く操作弁が操作されると、油圧ポンプより圧送された油
がポート11へ流入し、さらにスプール3のオリフィス
3bよりポート1.を経て多板クラッチのピストンシリ
ンダへ流入しようとする。
このときオリフィス3bによりポート11及び15間に
圧力差が生じてスプール3がストッパ11へ当接するま
で左方へと移動され、圧力室1bがスリーブ10の透孔
10bを介してポートbに圧力室1bの油がドレンされ
ロードピストン8が図の位置に戻る。
次にポート15を経て供給された油圧により多板クラッ
チのピストンがストロークエンドに達すると、多板クラ
ッチへ油圧が流入しなくなるため、ポート1□からポー
ト15への油の流通も停止され、ポート1□とポート1
5の圧力差はなくなる。
またスプール3のQ部の受圧面積は小径部の断面積分ポ
ート1□側が小さくなっているため、ポート11 とポ
ート15の圧力が等しくなることによってスプール3は
右方へ押され、これによって圧力室1bとポート19の
連通が断れると共に、通路3c及びキリ孔3dを経て圧
力室1b内へポート15内の圧油が流入し、ロードピス
トンは左方へとストロークS1移動する。
このときポート11の圧力は圧縮ばね6及び7の荷重に
対応して徐々に上昇し、ロードピストン8がストローク
S1移動した時点でセット圧に達する。
また上記動作中はポート1□と圧力室2aはキリ孔2d
及び通路2bを介して連通し、同圧力となっているため
、スプール2は圧力室2a内に導入された圧力により受
ける荷重と、圧縮ばね6,7の釣合いによってポート1
゜へ圧油をリリーフしながらポート11の圧力を所定圧
力に制御すると共に、ポート1□ヘリリーフされた圧油
はロードピストン8がストロークS2移動する間ロード
ピストン8の切欠8bよりポートhを経て所定油圧より
低い圧力のトランスミッションの潤滑回路へ直接供給さ
れて多板クラッチなどを潤滑する。
ロードピストン8がストロークS諷上移動した状態では
ポート1゜、13の圧力はトルクコンバータへ流入でき
る状態に上昇しているので、ポート13と1.の間をロ
ードピストン8で遮断しても所定油圧を確保出来、かつ
トランスミッションの潤滑はトルクコンバータを通った
油により行われる。
この考案は以上詳述したように、変速時のショックを軽
減する油圧制御弁の一部に、変速直後モジュレーティン
グバルブよりリリーフされた圧油を直接トランスミッシ
ョンの潤滑回路へ流入させるようにしたことから、潤滑
油の不足によって多板クラッチのクラッチ板が異常摩耗
や焼付くなどの虞れが未然に防止できるようになり、多
板クラッチの耐久性を一段と向上することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示す断面図である。 1は弁本体、Aはモジュレーティングバルブ、Bはクイ
ックリターンバルブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弁本体1内にモジュレーティングバルブA及びクイック
    リターンバルブBを設け、かつ上記モジュレーティング
    バルブにより多板クラッチ式トランスミッションの多板
    クラッチピストンへ流入する油圧を制御して、多板クラ
    ッチのトルク容量を漸増させることにより、変速時のシ
    ョックを軽減すると共に、モジュレーティングバルブA
    よりリリーフした圧油をトルクコンバータへ流入させる
    ものにおいて、上記モジュレーティングバルブAを、油
    圧ポンプに通じるポート1□とトルクコンバータへ通じ
    るポート1□の間を断続するスプール2及び該スプール
    2と同心的に設けられ、かつスプール2との間に設けら
    れた圧縮ばね6,7によってスプール2と反対方向に付
    勢されたロードピストン8とより構威し、上記ロードピ
    ストン8の端部は多板クラッチの非作動時ドレン側へ連
    通され、多板クラッチの作動とともに作動圧の一部が流
    入する圧力室1bに臨ませると共に、上記ロードピスト
    ン8の外周部に、圧力室1b内の圧力によりロードピス
    トン8が圧縮ばね6,7に抗しであるストロークS2移
    動する間、トルクコンバータに通じるポート13 とト
    ランスミッションの潤滑回路へ通じるポー1’14の間
    を連通ずる切欠8bを設けてなる多板クラッチ式トラン
    スミッションの油圧制御弁。
JP1979008846U 1979-01-29 1979-01-29 多板クラツチ式トランスミツシヨンの油圧制御弁 Expired JPS609483Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS55109153U JPS55109153U (ja) 1980-07-31
JPS609483Y2 true JPS609483Y2 (ja) 1985-04-03

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