JPH0439408A - ブランクおよびこのブランクを用いたボルトの製造法 - Google Patents

ブランクおよびこのブランクを用いたボルトの製造法

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JPH0439408A
JPH0439408A JP14766890A JP14766890A JPH0439408A JP H0439408 A JPH0439408 A JP H0439408A JP 14766890 A JP14766890 A JP 14766890A JP 14766890 A JP14766890 A JP 14766890A JP H0439408 A JPH0439408 A JP H0439408A
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Hiroshi Kajino
弘 梶野
Junzo Ozawa
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はめねじのねじをひろい易いボルトを製造するた
めのブランクおよびこのブランクを用いたボルトの製造
法に関するものである。
(従来の技術) 例えばスタッドボルトのように基材に形成されためねし
孔にねし込んで使用されるボルトには、めねし孔への食
いつき性を向上させるために先端に細径の案内部が設け
られている。
従来このようなボルトを転造法により製造するためには
、第4図に示されるように、ねじが転造される大径部(
1)とその先端の細径部(2)との間にテーパ状の境界
面(3)を持つブランク(4)を製造し、これをダイス
により転造する方法が取られていた。
しかしこのようにして製造された従来のボルトは、大径
部(1)に転造されるねし山のうちのテーパ状の境界面
(3)にかかる先端ねし山が不完全ねし山となるため、
後述するデータに示すようにねじの立ちが悪いという欠
点があった。このため、ボルトのねし込みの際に先端ね
じ山がめねし孔の正規のめねじ以外の部分に入り、その
まま自動機により無理に締め付けると焼き付きを生した
りする問題があった。
(発明が解決しようとする課B) 本発明は上記したような従来の問題点を解消して、先端
ねじ山のねじの立ちが良く、めねし孔への食い付き性が
良好なボルトを製造することができる新規なブランクお
よびこのブランクを用いたボルトの製造法を提供するた
めに完成されたものである。
(課題を解決するための手段) 上記の課題は、ねじが転造される大径部とその先端の細
径部との間の境界面を、ブランクの軸線に垂直な平面に
対してわずかに傾斜させたことを特徴とするブランクに
よって解決される。
また上記の課題は、ねじが転造される大径部とその先端
の細径部との間の境界面を、ブランクの軸線に垂直な平
面に対してわずかに傾斜させたブランクを製造し、この
ブランクにダイスによりねじを転造することを特徴とす
るボルトの製造法によって解決される。
以下に本発明を図示の実施例によって詳細に説明する。
(実施例) 第1図は本発明の実施例であるスタッドボルト製造用の
ブランク(4)を示すもので、(1)はねじが転造され
る部分となる大径部、(2)はその先端に形成された案
内部となる細径部(2)、(3)はこの大径部(1)と
細径部(2)との間に形成された略テーパ状の境界面で
ある。本発明のブランク(4)においては、この境界面
(3)は第1図に示すようにブランク(4)の軸線に垂
直な平面(5)に対してわずかに傾斜している。
この傾斜角度αの大きさは、ねじ(6)のリード角βの
0.5〜1.5倍程度とすることが好ましい。
このようなブランク(4)は通常のダイスを用いて転造
され、第2図に示すように大径部(1)にねじ(6)が
形成される。
(作用) このようにして製造された本発明のボルトは、大径部(
1)に転造された先端ねし山がブランク(4)の軸線に
垂直な平面(5)に対してわずかに傾斜させた境界面(
3)から切り始められるので、第1図に示すように境界
面(3)の傾斜角度αがねじ(6)のリード角βの反対
向きとなっている部分ではねし山が急速に立ち上がり、
逆に裏側の境界面(3)の傾斜角度αがねじ(6)のリ
ード角βと同一方向に傾斜した部分ではねし山の立ち上
がりは緩やかとなる。
第3図はリード角βが2.27 ’のねじを切ったボル
トについでこのようなねし山の高さの変化をグラフ化し
たもので、境界面(3)の傾斜角度αが0の場合(従来
のもの)、傾斜角度αがリード角βの半分の1.4  
の場合、傾斜角度αがリード角βと等しい2.27°の
場合、傾斜角度αがリード角βの1.5倍の3,43°
の場合について、ねじ山の高さの周方向の変化を実測し
た結果を示している。
このグラフから分かるように、本発明の方法により製造
されたボルトは、172回転までのねし山の立ち上がり
が従来品よりも50%はど速くなる。
また本発明の方法により製造されたボルトは、172回
転から1回転までの間のねし山の高さの変化は緩やかと
なるものの、グラフ中で100%となる完全ねじ山に到
達するに要する回転数は5/4であって、従来品が完全
ねじ山に到達するに要する回転数が674であるに比較
して小さいことが分かる。
この結果、本発明の方法により製造されたボルトはわず
かな回転でめねし孔のめねじに正確にねじ込みが可能と
なり、めねし孔への食い付き性が良好となる。
(発明の効果) 以上に説明したように、本発明のブランクを用いて製造
されたボルトは、従来品に比較して先端ねじ山の立ち上
がりが良好であり、また少ない回転で完全ねし山に到達
するので、めねし孔への食い付きが良い。またこのよう
なブランクは格別な技術を必要とせずに製造することが
でき、またねじの転造も従来のダイスにより行うことが
できるので、製造上の困難性もない。
よって本発明は従来の問題点を解消したブランクおよび
このブランクを用いたボルトの製造法として、業界に寄
与するところは極めて大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のブランクを示す正面図、第2
図はこのブランクにねじを転造した状態を示す正面図、
第3図はねし山の高さの周方向の変化を示すグラフ、 第4図は従来のブランクを示 す正面図である。 (1): 大径部、 (2): 細径部、 (3): 境界面、 (4)ニ ブランク、(6):ねじ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ねじ(6)が転造される大径部(1)とその先端の
    細径部(2)との間の境界面(3)を、ブランクの軸線
    に垂直な平面(5)に対してわずかに傾斜させたことを
    特徴とするブランク。 2、ねじ(6)が転造される大径部(1)とその先端の
    細径部(2)との間の境界面(3)を、ブランクの軸線
    に垂直な平面(5)に対してわずかに傾斜させたブラン
    ク(4)を製造し、このブランク(4)にダイスにより
    ねじ(6)を転造することを特徴とするボルトの製造法
JP14766890A 1990-06-06 1990-06-06 ブランクおよびこのブランクを用いたボルトの製造法 Expired - Fee Related JPH0742971B2 (ja)

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JPH0439408A true JPH0439408A (ja) 1992-02-10
JPH0742971B2 JPH0742971B2 (ja) 1995-05-15

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008025620A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Toyota Motor Corp ねじ部材及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008025620A (ja) * 2006-07-18 2008-02-07 Toyota Motor Corp ねじ部材及びその製造方法

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JPH0742971B2 (ja) 1995-05-15

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