JPH0439390A - 強誘電性液晶組成物の調製方法 - Google Patents

強誘電性液晶組成物の調製方法

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JPH0439390A
JPH0439390A JP2146966A JP14696690A JPH0439390A JP H0439390 A JPH0439390 A JP H0439390A JP 2146966 A JP2146966 A JP 2146966A JP 14696690 A JP14696690 A JP 14696690A JP H0439390 A JPH0439390 A JP H0439390A
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浩二 瀬戸
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伸 田畑
Shigeyuki Kamine
加峯 茂行
Tatsuo Masumi
増見 達生
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野〕 本発明は強誘電性液晶組成物に関する。さらに詳しくは
、不斉炭素を有する強誘電性液晶化合物の光学異性体同
士を特定の割合で含有せしめてえられる強誘電性液晶組
成物に関する。
〔従来の技術〕
現在の液晶表示素子は、主にネマチック液晶組成物を用
いたTN(Twlsted Ne5atlc)型である
。このTN型の液晶表示素子は、製造工程が簡便で、消
費電力が低いなどの長所を有するので、時計、電卓、テ
レビ、ワードプロセッサ、ラップトツブコンピュータな
どに幅広く用いられている。しかし、このネマチック液
晶組成物を用いたTN型液晶表示素子には、画像表示の
応答速度が遅い、表示容量に限界があるなどの問題があ
り、これを解決するために高速応答性、メモリ性などの
ネマチック液晶材料にはない性質を有する強誘電性液晶
材料を用いた液晶表示素子の開発が盛んに行なわれてい
る(エヌφニー・クラーク(N、^、CIark)ら、
アプライド・フィジクス・レターズ(Appl 、Ph
ys。
Iett、) 、 36.899(1980)参照)。
強誘電性液晶材料の液晶相は、一般にスメクチックC’
(Sc’)相またはスメクチックH’(S+’)相とよ
ばれ、層構造を有し、かつらせん構造を示す液晶であり
、液晶分子の長袖が層の法線に対して傾きをもっており
、この傾きの方向がらせんを描くように各層間で規則的
に異なっている。第8図は強誘電性液晶材料の分子配向
の説明図である。第8図において(6)は液晶分子、(
力は自発分極、(θ)は層の法線に対して液晶分子のな
す角(チルト角)θ、(8)は層間のらせんの一周期に
相当する長さ(らせんピッチ) 、(9)は層境界面を
示す。分子長軸の垂直方向、すなわち層に平行なある方
向に一定のしきい値以上の電圧を印加すると、液晶分子
(6)は層法線と一定角θを保ちながらコーン型の側面
に沿って回転し、自発分極(7)の方向が電界の方向を
向くように配列する。実際に表示素子として用いるばあ
いには、透明電極を有し、その上に配向処理を施したガ
ラス基板間に強誘電性液晶材料を挟持し、その液晶パネ
ルのセルギャップをらせんピッチ以下にすることにより
、らせん構造を解いて液晶分子を一定方向に向けた状態
で用いられる。
この表示素子に用いる強誘電性液晶材料には以下のよう
な特性が要求される。
■室温を含む広い温度範囲でSc’相などの強誘電τ−
η/PS−E (η:粘度、Ps:自発分極、E:電界)で表わされる
ので、大きな自発分極をもち、かつ低粘度であること。
なお、自発分極が大きくなると粘度も高くなる傾向がみ
られ、自発分極、粘度の両者を満足させるためには、自
発分極が約10nc/cjであるのが一般に適当である
と考えられている。ただし、自発分極の値の最適値はセ
ル条件、配向条件などに左右される。
■高コントラストをうるために、22.5°のチルト角
を有すること。
■良好な配向を実現するために、強誘電性液晶相がSc
’相のばあいには、好ましくは I  −+  Ch  −w  SA     Sc’
(I:等方性相、Ch:コレステリック相、SA:スメ
クチックA相、80本:スメクチツクC零相)の相系列
であること。
■液晶パネル内でらせんピッチを解いて良好な配向をう
るため、Ch相、Sc*相において充分に長いらせんピ
ッチをもつこと。
しかし、以上の条件を満たす単体の強誘電性液晶材料は
皆無に等しいので、種々の特性をもつ液晶材料を混合す
ることにより目標とする特性を達成しようとしている。
つまり、自発分極の極性の異なる化合物同士を混合して
自発分極の大きさを調節し、らせんピッチのねじれ方向
の異なる化合物同士を混合してらせんピッチを大きくす
るなどの手法により、前記5つの条件を達成しようとし
ている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、分子構造が異なり、自発分極の極性、ら
せんピッチのねじれ方向が各々逆の強誘電性液晶化合物
の相溶性を満足させながら混合していくとき、一般に自
発分極の大きさには加成性が成り立ち、組成比に対応し
て自発分極の大きさは直線的に変化する。一方、らせん
ピッチの長さは双方の強誘電性液晶化合物のねじり力の
つり合った組成において無限大に発散する傾向がみられ
る。具体例として後述する比較例1に示した2種の強誘
電性液晶化合物(化合物(1)−3および化合物l)を
混合したばあいの関係を第6図に示す。
化合物(1)−8は(自発分極(+)、らせんビッヂ(
LH)) 、化合物lは(自発分極(−)、らせんピッ
チ(RH))であり、これを混合したときの自発分極の
大きさまたはらせんピッチの長さと組成との関係を表わ
す第6図かられかるように、自発分極が一般的にいわれ
る最適値の約10nc/cjとなる組成(化合物(1)
−8/化合物(It−20/80(重量比、以下同様)
)と、らせんピッチが無限大に発散する組成(化合物f
il−8/化合物(Il[) −40/ fig)とは
一致していない。
そこで、さらに分子構造、自発分極の極性、らせんピッ
チのねじれ方向が異なり、かっ相溶性も満足する第3の
強誘電性液晶化合物(組成物)を添加して、自発分極が
最適値(約10nC/ cj )を示す組成とらせんピ
ッチが最適値(無限大に発散)を示す組成とを一致させ
なければならず、そのような第3の強誘電性液晶化合物
(組成物)を見つけ出すことは非常に困難であるという
問題がある。
また、強誘電性液晶組成物を調製していく際、高速応答
性をうるために低粘度を目指す必要があリ、低粘度化が
可能で、同時に自発分極の大きさ、らせんピッチの長さ
を最適化できるような強誘電性液晶化合物(組成物)の
組合わせを見出すことはさらに困難であるという問題が
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、前記問題を解決するためになされたものであ
り、分子構造が同一であり、互に光学異性体である強誘
電性液晶化合物同士を、えられる組成物が光学活性を示
す割合になるように含有せしめたことを特徴とする強誘
電性液晶組成物に関する。
〔作 用〕
本発明では、同一の分子構造を有し、旋光方向のみが異
なり、互に光学異性体の関係にある強誘電性液晶化合物
同士を混合する、または強誘電性液晶化合物とその化合
物と同一の分子構造を有するが光学活性を示さない化合
物、つまりラセミ体とを混合することにより、あらかじ
め単一の分子構造を有する強誘電性液晶化合物の自発分
極の大きさ・極性、らせんピッチの長さ・ねじれ方向を
任意の値に調整し、そののち、分−f構造の異なる強誘
電性液晶化合物との混合を行なうことにより、自発分極
を約10nC/cjにする組成とらせんピッチを無限大
に発散する組成とを容品に一致させることができる。こ
のため、光学異性体またはラセミ体を混合して調整した
強誘電性液晶化合物の自発分極の大きさ・極性、らせん
ピッチの長さ・ねじれ方向を考慮に入れることなく、分
子構造の異なる強誘電性液晶化合物間の混合を行なうこ
とができ、混合の対象となる液晶材料の選択範囲が広が
る。この結果、強誘電性液晶相を広い温度範囲で示し、
らせんピッチが長いために配向性に優れ、自発分極を最
適化でき、高速応答が可能な強誘電性液晶組成物をうろ
ことができる。
〔実施例〕
本発明の強誘電性液晶組成物には、分子構造が同一であ
り、互に光学異性体である強誘電性液晶化合物の両者を
含む単一の分子構造を有する強誘電性液晶化合物が含有
される。
前記強誘電性液晶化合物の具体例としては、たとえば一
般式(I): (式中、Rは8体または2体の不斉炭素を有する光学活
性な分枝アルキル基、R1は炭素数1〜2゜のアルキル
基またはアルコキシ基 Qlは一〇C0−−・0−また
は直接結合、Q2   R3はそれぞれ原子またはハロ
ゲン原子を示し、本はそのアルキル基が光学活性である
ことを示す)で表わされる強誘電性液晶化合物(化合物
(I))があげられる。
前記一般式(1)におけるRは、好ましくは炭素数4〜
20の不斉炭素を有する分枝アルキル基であり、などが
あげられる。
前記一般式(1)における炭素数1〜2oのアルキル基
またはアルコキシ基であるR1の具体例としては、たと
えばCeH+3− 、C7H5−、C6H17−、C9
1h−CKI  H2+−C11)123−   CI
2 825−1C8H170−1C幻 H210−など
があげられる。
前記一般式[1)で表わされる化合物の具体例としては
、たとえば CH3、 CH3 (j(3 などがあげられる。
前記強誘電性液晶化合物として化合物(+1を用いるば
あい、液晶化合物を低粘度にする結合基として知られて
いるエチレン基またはエチニレン基を分子骨格中に含む
ため好ましい。
本発明の組成物には、前記化合物(1)で代表される強
誘電性液晶化合物(以下、化合物(1)について説明す
る)が、この化合物の光学異性体とともに、えられる組
成物が光学活性を示す割合になるように含有せしめられ
ている。この際の化合物(I)とその光学異性体の混合
割合は、混合により液晶化合物の緒特性の変化かえられ
る範囲で併用する他の化合物に合わせて最適の緒特性を
有する組成物かえられるように調整されるが、通常、化
合物(I)/化合物(1)異性体が重量比で5/95〜
9515の範囲である。
前記混合において、化合物(1)とその光学異性体とを
混合して目的の割合にしてもよく、ラセミ体と多くした
い方の光学異性体とを混合して目的の割合にしてもよい
前記混合物は単独で用いてもよいが、SC相を示す温度
範囲を広くするという点からは2種以上併用するのが好
ましい。
前記のごとく、化合物(1)と同一の分子構造を有し、
旋光方向のみ異なる光学異性体である化合物とを混合す
ることにより、または化合物(I)と同一の分子構造を
有するが光学活性を示さない化合物、つまりラセミ体と
を混合することにより、単一の分子構造を有する化合物
のみで自発分極の大きさ・極性、らせんピッチの長さ、
ねじれ方向を任意の値に調整することができる。そのの
ち、分子構造の異なる強誘電性液晶化合物間の混合を行
なうことにより、混合時の自発分極の大きさを約10n
e/ cjとする組成とらせんピッチを無限大に発散さ
せる組成とを容易に一致させることができる。このため
、化合物(1)とその光学異性体との混合物である化合
物の自発分極の大きさ・極性、らせんピッチの長さ・ね
じれ方向を考慮に入れることなく強誘電性液晶化合物間
の混合を行なうことができ、混合の対象とする液晶化合
物の選択範囲を広げることができる。その結果、強誘電
性液晶相を広い温度範囲で示し、らせんピッチが長いた
めに配向性に優れ、自発分極を最適化でき、低粘度であ
るために高速応答の可能な強誘電性液晶組成物を容易に
うろことができる。
本発明の液晶組成物には、通常前記化合物fIlとその
光学異性体またはラセミ体との混合物以外に、自発分極
、らせんピッチ、チルト角、強誘電性液晶相温度範囲な
どの最適化を目的として、これと分子構造の異なる強誘
電性液晶化合物、非カイラルSc相液晶化合物、非カイ
ラルSc相液晶化合物などが含有される。
本発明の組成物は、前述のごとき各成分を、なえば化合
物(I)とその光学異性体またはラセミ体の混合物35
%(重量%、以下同様)、これと分子構造の異なる強誘
電性液晶化合物15%、非カイラルSc相液晶化合物5
0%のごとき割合で配合することにより調製される。
このようにして調製された本発明の組成物は、たとえば
有機高分子膜、無機物蒸着膜などを配向層とする液晶表
示素子として好適に使用されうる。
以下、本発明の強誘電性液晶組成物を実施例に基づき詳
細に説明する。
まず、実施例における強誘電性液晶組成物の特性測定条
件について説明する。
第7図に液晶セルの構成を示す。ここで、(1)は偏光
板、(2)はガラス基板、(3)は透明電極、(4)は
ラビング処理を施したポリイミド配向膜、(5)は強誘
電性液晶組成物を示しており、セルギャップは2虜とし
た。このセルに強誘電性液晶組成物を注入し、応答速度
、自発分極を測定した。らせんピッチはセルギャップ1
00ρの液晶セルにおいて測定した。相転移温度、相判
定は偏光顕微鏡観察、DSC(示差走査熱量計)により
行なった。
実施例1 本発明に用いる強誘電性液晶化合物(化合物(Ilにあ
たる化合物)として下記式側): で示される化合物(![+を用い、化合物(I)と相分
離を起こすことなく相溶する分子構造の異なる強誘電性
液晶化合物として式(II) 。
で示される化合物lを用いた。
化合物mは光学活性基の立体配置が8体(化合物(1)
−8)のとき、自発分極の極性は(+)、らせんピッチ
のねじれ方向は(LH)を示し、R体(化合物(1)−
R)のときは逆に自発分極の極性はく−)、らせんピッ
チのねじれ方向は(RH)を示す。また化合物lは光学
活性基の立体配置が8体であり、このとき自発分極の極
性が(−)、らせんピッチのねじれ方向が(RH)を示
す。
化合物(1)と化合物Gl[)の混合を行なったときの
相の関係を第1図に示す。
第1図より、化合物(I)/化合物1)−70/30の
組成にしたとき、Sc’相の温度範囲が広く、アイソト
ロピック相(等方性流動相)への転移温度も比較的低温
であることがわかる。
一方、化合物側)についてR体と8体との混合を行ない
、自発分極の大きさ、らせんピッチの長さの調整を行な
った。化合物!11のR体と8体とを混合したばあいの
混合割合と自発分極またはCh相のらせんピッチとの関
係を第2図に示す。
第2図から化合物(I)のR体/S体−40/ 60の
組成比において自発分極的15nC/cd、らせんピッ
チ約25AIITl(LH)とすることができることが
わかる(以下、この化合物側)のR体/S体−40/ 
60の混合物を化合物(II 40/ 60)ともいう
)。
前記化合物(II 40/ 80)と化合物lとを混合
し、このときの混合割合と自発分極またはらせんピッチ
との関係をしらべた。結果を第3図に示す。
この系において、第1図の相の関係を示す図よりえられ
る最もSc’相の温度範囲が広がる組成、すなわち化合
物(II  40/60) /化合物(II[)−70
/30に調整することにより、以下の特性を持った強誘
電性液晶組成物をえた。
95℃  82℃    64℃    −5℃1−w
−Ch−+  SA −s−Sc’ −s−Cryst
Ps−+ 9.5nC/cシ らせんピッチ〉50項 この強誘電性液晶組成物は自発分極が目標値の10nC
/cdに近く、らせんピッチも充分に長いため、配向性
が良好で、応答速度も速かった。また、強誘電性液晶温
度範囲もかなり広く、要求特性を満足させるものであっ
た。
実施例2 化合物m−3および化合物fll)と同一の分子構造を
有するラセミ体(化合物(n’))の混合割合と自発分
極またはch相のらせんピッチとの関係をしらべた。結
果を第4図に示す。
第4図に示したように、化合物(Ml−S/化合物(I
I ”)−40/ 60(7)とき、自発分極的+30
nC/c4゜らせんピッチ約40um (LH)の組成
物かえられた(以下、この化合物側)−3と化合物(■
°)との40/60の混合物を化合物(II −8/ 
II ’ −40/60)ともいう)。
化合物(II −8/ II ’ −40/60)と実
施例1で用いた化合物Ql[lとを混合し、そのときの
自発分極とCh相のらせんピッチの組成依存性をしらべ
た。結果を第5図に示す。
第5図から、第1図より求められた強誘電性液晶相を最
も広い温度範囲で示す組成(化合物(■)/化合物(I
I) −70/30)にあたる組成おいて、自発分極約
15nc/cシ、Ch相のらせんピッチ無限大に発散と
いう特性の組成物かえられることがわかる。
以上のように化合物(II −3/ II ’ −40
/60)と化合物lとを70/30の組成比で混合する
ことによって、相転移温度は実施例1で最終的にえられ
た強誘電性液晶組成物とほぼ同じで、自発分極14.O
nC/cj、らせんピッチ〉50遍の強誘電性液晶組成
物をうることかできた。この組成物は自発分極が目標値
の1Onc/c−に近く、らせんピッチも充分に大きい
ため、配向性が良好で高速応答を示し、また強誘電性液
晶温度範囲も広(、要求特性を満足するものであった。
比較例1 化合物CI]−8および化合物lの混合割合と自発分極
またはコレステリック相(Ch相)におけるらせんピッ
チの変化との関係を第6図に示す。
ここで、化合物(1)はコレステリック相を持たないの
で、以下に示した非カイラルスメクチックC液晶組成物
(組成物([V))に30〜80%添加してコレステリ
ック相を誘起させ、グラフの直線部分を化合物([11
00%に外挿したときのコレステリックピッチの値を用
いた。
非カイラルホストスメクチックC液晶組成物(組成物N
) 2℃ 120℃  109 ℃  92℃ 1−4−N −+   SA  −+   Sc  →
Cryst。
り 化合物TI)−8と化合物(I)とを、第1図よりえら
れる最もS−相の温度範囲の広がる組成比(化合物(I
ll−8/化合物(It −70/ 30)に調製する
と、自発分極は約+50nC/cj、らせんピッチは約
15uIIl(Lit)となり(第6図)、目標値をう
ろことはできなかった。
[発明の効果コ 以上のように本発明では、同一の分子構造を有し、旋光
方向のみが異なり、互に光学異性体の関係にある強誘電
性液晶化合物同士を混合する、または強誘電性液晶化合
物とその化合物と同一の分子構造を有するが光学活性を
示さない化合物、つまりラセミ体とを混合することによ
り、あらかじめ単一の分子構造を有する強誘電性液晶化
合物の自発分極の大きさ・極性、らせんピッチの長さ・
ねじれ方向を任意の値に調整し、そののち、分子構造の
異なる強誘電性液晶化合物間の混合を行なうことにより
、分子構造の異なる強誘電性液晶化合物の混合物の自発
分極を約10nC/cシとする組成とらせんピッチを無
限大に発散する組成とを容易に一致させることができる
。このため、化合物fl)で代表される強誘電性液晶化
合物の自発分極の大きさ・極性、らせんピッチの長さ・
ねじれ方向を考慮に入れることなく分子構造の異なる強
誘電性液晶化合物間の混合を行なうことができ、混合の
対象とする強誘電性液晶化合物の選択範囲が広がる。そ
の結果、強誘電性液晶相を広い温度範囲で示し、らせん
ピッチが長いため配向性に優れ、さらに自発分極を最適
化でき、高速応答の可能な強誘電性液晶組成物を容品に
うろことができる。また、強誘電性液晶化合物として一
般式(I)で表わされるエチニレン基またはエチレン基
を含み低粘度を示す化合物(1)を用いるばあいには、
さらに低粘度で、高速応答が可能な強誘電性液晶組成物
を容易にうろことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1.2における化合物fI)と化合物l
との混合系の相の関係を示すグラフ、第2図は本発明の
実施例1における化合物(Illの8体とR体との混合
系の自発分極とch相らせんピッチの組成依存性を示す
グラフ、第3図は実施例1における化合物(n 40/
80)と化合物(III)との混合系の自発分極とらせ
んピッチの組成依存性を示すグラフ、第4図は実施例2
における化合物(It)の8体とラセミ体との混合系の
自発分極とらせんピッチの組成依存性を示すグラフ、第
5図は実施例2における化合物(n −8/ II ’
 −40760)と化合物lとの混合系の自発分極とら
せんピッチの組成依存性を示すグラフ、第6図は比較例
1における化合物(IISと化合物lとの混合系の自発
分極とらせんピッチの組成依存性を示すグラフ、第7図
は強誘電性液晶セルの説明図、第8図は強誘電性液晶材
料の模式(図面の主要符号) (5)8強誘電性液晶組成物 代 理 人 大 石 増 雄 才2回 貨胎W)4凹讐空0 3図 化合物(n 40/60 )Aヒ合寅m況合糸の化合物
(II40/60)の分率((イ)才4図 の化仔際1)−Sの分率(%) 26図 オ′ 5面 オフ図 5:強誘電性液晶組成物

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)分子構造が同一であり、互に光学異性体である強
    誘電性液晶化合物同士を、えられる組成物が光学活性を
    示す割合になるように含有せしめたことを特徴とする強
    誘電性液晶組成物。
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