JPH0439045Y2 - - Google Patents

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JPH0439045Y2
JPH0439045Y2 JP1985056665U JP5666585U JPH0439045Y2 JP H0439045 Y2 JPH0439045 Y2 JP H0439045Y2 JP 1985056665 U JP1985056665 U JP 1985056665U JP 5666585 U JP5666585 U JP 5666585U JP H0439045 Y2 JPH0439045 Y2 JP H0439045Y2
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bellows
shaped
thick head
bump stopper
shaped portion
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、自動車のサスペンシヨンに取りつけ
られるバンプストツパーに関する。
<従来の技術> 一般に、ストラツト等のサスペンシヨンにおい
ては、サスペンシヨンのストロークを制限するた
めにダンパーを構成するシリンダーが衝合するバ
ンプストツパーが設けられる。この種、バンプス
トツパーは、通常弾性ゴムを蛇腹形状に構成した
ものが多い(例えば、実公昭53−49123号、実開
昭57−107608号、実開昭57−203158号)。
<考案が解決しようとする問題点> このような構造のバンプストツパーにあつて
は、加わる荷重が大きくなるとストツパー下端が
横方向にはみ出し、シリンダー上端に咬み込むと
いう現象が現れる。第3図は、このような咬み込
み状態を示し、一旦かかる現象を生じると、スト
ツパーの咬み込み部分が脱れにくく、したがつて
シリンダーの上下運動に従つてストツパーはその
車体との接続部にて破断してしまうこととなる。
このような事故が発生すると、バンプストツパー
はシリンダーの移動に伴つて移動し、その機能を
果たさなくなり、その結果ダンパー自身を破壊し
てしまう惧れがある。第3図中、1は、バンプス
トツパー、2は蛇腹形状部、3はシリンダー、4
はピストンロツドである。実験によれば、荷重が
1t以上に達すると、数10回の圧縮実験で咬み込み
現象が生じ、また通常走行時に加わる約600Kg程
度でも、バンプストツパーの高さが大きくなると
咬み込み現象を生じ易くなる。例えば、バンプス
トツパーの全高(ブーツ部分を除く)を約50mmと
したとき約20万回以上の繰り返し圧縮試験に耐え
るが、その高さを約70mmないし80mmに設定する
と、約10万回以下の試験で咬み込み現象を生じ
た。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、シリンダーより大荷重が加わつたとき、バ
ンプストツパーがシリンダー上端部に咬み込むの
を阻止すると同時に、全高の高いバンプストツパ
ーにも適用してその耐久性を向上することができ
るバンプストツパーを提供するものである。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、略楔形の肉厚頭部と、圧縮可能な蛇
腹形状部と、ダンパーが衝合する衝合部とを備
え、上記各部がゴム等弾性体にて一体形成されて
なるサスペンシヨンのバンプストツパーにおい
て、上記肉厚頭部は、蛇腹形状部に隣接する部分
に設けられた蛇腹形状外径より大きい径大部と、
肉厚頭部内面に設けられた蛇腹形状部方向からの
圧力を受けて圧縮される空間とを有してなり、圧
力印加時蛇腹形状部が上記空間部分を圧縮してこ
れに埋まり込むと同時に肉厚頭部径大部にて蛇腹
形状部を包被するものである。
<作用> シリンダーが衝合部に衝合し、これを押し上げ
ると蛇腹形状部及び肉厚頭部が圧縮される。この
圧力により、肉厚頭部内面に設けられた空間が圧
縮され、蛇腹形状部がここに埋まり込む。これと
同時に肉厚頭部の径大部が、圧縮された蛇腹形状
部を包み込む。それ故、蛇腹形状部は、外方への
拡がりを抑止され、シリンダーへの咬み込みを阻
止される。
<実施例> 第1図は、本考案一実施例に係るバンプストツ
パー5を示し、6は略楔形の肉厚頭部、7は圧縮
可能な蛇腹形状部、8はダンパーとして作用する
シリンダー3が衝合する衝合部、9はダストブー
ツである。これら各部は、JIS硬度約50ないし70
のゴム或いはプラスチツクよりなる弾性体にて一
体形成される。10は、衝合部8のシリンダー3
当接部に設けられた金属或いは硬質ゴムよりなる
補強層である。肉厚頭部6の径大部Dは蛇腹形状
部7に隣接する部分に設けられ、蛇腹形状部7の
最大径部分dよりも大なる関係を有している。ま
た、肉厚頭部6の径大部Dから蛇腹形状部7への
移行部分は、少なくとも水平線A、即ち径大部D
の外側下端を結ぶ線に一致するか若しくは図示の
如く水平線A上方にアンダーカツトが形成され
る。12は、肉厚頭部6の内面に設けられた空間
で、圧力印加時圧縮される。4はピストンロツド
であり、車体(図示せず)に接続されている。1
1は、ピストンロツド4に固定された皿状の金属
プレートで、肉厚頭部6の圧縮時これを支持する
作用をなす。
第2図は、このような構成のバンプストツパー
5の圧縮変形状態を示す。シリンダー3の上昇に
より圧縮されたバンプストツパー5は、肉厚頭部
6、蛇腹形状部7ともに変形し、蛇腹形状部7
は、空間12を圧縮して肉厚頭部6内に埋まり込
み、これと同時に肉厚頭部6はその径大部Dが蛇
腹形状部7を包被する。肉厚頭部6が圧縮されて
金属プレート11に当接すると、肉厚頭部6はそ
れ以上の圧縮変形を阻止され、肉厚頭部6による
蛇腹形状部7の包被力は維持される。
金属プレート11の底の深さは、バンプストツ
パーのバウンドストロークに影響するから、この
深さを調整することにより、バウンドストローク
を最適の値に設定することができる。
<考案の効果> 本考案によれば、次のような効果が得られる。
肉厚頭部により圧縮時における蛇腹形状部の
横方向へのはみ出しが抑止されるから、このは
み出しに起因するシリンダーの咬み込み現象の
発生は阻止される。実験によれば全高75mmのバ
ンプストツパーを使用して600Kgの荷重繰り返
し試験の結果、40万回を経過しても咬み込み破
断を生じなかつた。また、シリンダーにオイル
を塗つた状態で1500Kgの荷重を加えた場合にも
約1000回程度の耐久性が確認された。因に従来
例にあつては、オイルを塗つた同一実験では1
回に試験で咬み込みを生じた。
従来、皿状金属プレートではみ出して阻止し
ていたため、これを完全なものにするには、皿
状部分を深く形成する必要があつたが、本考案
によれば金属プレートは、肉厚頭部を補強する
手段として作用するから、底の浅いものでよ
く、その分だけ重量の軽減化を図ることができ
る。尚、肉厚頭部の強度を増し或いは硬度を上
げることにより、金属プレートを不要にするこ
とも可能である。
咬み込み現象が抑止されるから、バンプスト
ツパーの全高を大きくすることが可能となり、
より大きいバウンドストロークを得ることがで
きる。
肉厚頭部の径大部は、その蛇腹形状部への移
行部分が、径大部の外側下端を結ぶ線に一致す
るか若しくはこの線の上方にアンダーカツトが
形成されるから、圧縮時蛇腹形状部を径大部に
て動作上無理なく包被することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本考案一実施例断面図、
第3図は、従来例断面図である。 1,5……バンプストツパー、2,7……蛇腹
形状部、3……シリンダー、4……ピストンロツ
ド、6……肉厚頭部、8……衝合部、9……ダス
トブーツ、11……金属プレート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 略楔形の肉厚頭部と、圧縮可能な蛇腹形状部
    と、ダンパーが衝合する衝合部とを備え、上記各
    部がゴム等弾性体にて一体形成されてなるサスペ
    ンシヨンのバンプストツパーにおいて、上記肉厚
    頭部は、上記蛇腹形状部に隣接する部分に設けら
    れた上記蛇腹形状部外径より大きい径大部と、上
    記肉厚頭部内面に設けられた上記蛇腹形状部方向
    からの圧力を受けて圧縮される空間とを有してな
    り、かつ該径大部から上記蛇腹形状部への移行部
    分が、上記径大部の下端を結ぶ線に一致するか若
    しくは該線の上方にアンダーカツトが形成されて
    なり、圧力印加時上記蛇腹形状部が上記空間部分
    を圧縮してこれに埋まり込むと同時に上記肉厚頭
    部径大部にて上記蛇腹形状部を包被することを特
    徴とするサスペンシヨンのバンプストツパー。
JP1985056665U 1985-04-15 1985-04-15 Expired JPH0439045Y2 (ja)

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JP1985056665U JPH0439045Y2 (ja) 1985-04-15 1985-04-15

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JPS61171608U JPS61171608U (ja) 1986-10-24
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6032110B2 (ja) * 1977-05-31 1985-07-26 株式会社ボッシュオートモーティブ システム 冷凍車の仕切り装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5912436Y2 (ja) * 1978-11-27 1984-04-14 カヤバ工業株式会社 ガススプリングのストツパ装置
JPS6032110U (ja) * 1983-08-11 1985-03-05 株式会社 モルテン サスペンションのストップラバ−構造

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JPS6032110B2 (ja) * 1977-05-31 1985-07-26 株式会社ボッシュオートモーティブ システム 冷凍車の仕切り装置

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JPS61171608U (ja) 1986-10-24

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