JPH0438994B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0438994B2
JPH0438994B2 JP61106058A JP10605886A JPH0438994B2 JP H0438994 B2 JPH0438994 B2 JP H0438994B2 JP 61106058 A JP61106058 A JP 61106058A JP 10605886 A JP10605886 A JP 10605886A JP H0438994 B2 JPH0438994 B2 JP H0438994B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
oil
pipe
temperature
heat pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61106058A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62261893A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP10605886A priority Critical patent/JPS62261893A/ja
Priority to DE3714928A priority patent/DE3714928C2/de
Publication of JPS62261893A publication Critical patent/JPS62261893A/ja
Priority to US07/443,847 priority patent/US5022494A/en
Publication of JPH0438994B2 publication Critical patent/JPH0438994B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Machine Tool Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は油を使用する機器、例えば工作機械
における主軸系等の油の熱交換装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
第6図は例えば「機械技術」(昭和56年第29巻
第6号P101、日刊工業新聞社刊)に開示された
従来の一般的な工作機械の主軸系の油の熱交換装
置の概略を示し、図において、1は機器である例
えば工作機械の主軸系(図示せず)にて加熱、加
温されて高温状態となつた油、2は工作機械の主
軸系から高温状態となつて排出される油1を貯留
する油タンク、3は配管4を介して油タンク2内
の油を冷却タンク5内に導くポンプ、5a及び5
bは冷却タンク5の外槽及び内槽であり、ポンプ
3により導かれる油は外槽5aと内槽5bとの間
に導入し、内槽5b上端からその内槽5b内に導
入する。6は内槽5bの外周に巻回された冷却
管、7は冷却管6の一方側と配管8を介して接続
され、冷却管6の他方側と配管9を介して接続さ
れ、冷却タンク5の油を冷却して高温となつた冷
却媒体が配管8を通して導入され、その内部で低
温となつた冷却媒体を配管9を介して冷却管6に
供給する冷凍装置、10は一方側が冷却タンク5
の内槽5b内の底部近傍に配置され、他方側が工
作機械の主軸系に接続され、冷却管6により冷却
された冷却タンク5の内槽5b内の低温の油11
をその内槽5b内の底部近傍から導入して工作機
械の主軸系に供給する供給配管、12は供給配管
10内の油温を検出するサーモスタツトであり、
このサーモスタツト12の検出信号に応じて制御
手段(図示せず)により冷凍装置7をON,OFF
させる。
次に動作について説明する。工作機械の主軸系
において加熱、加温されて高温状態となつた油1
は油タンク2内に排出される。油タンク2内に貯
留された油はポンプ3により冷却タンク5の外槽
5aと内槽5bとの間に導入され、内槽5b上端
からその内槽5b内に導入される。そして、内槽
5bの外周に巻回された冷却管6により熱交換さ
れて冷却され、低温状態となつた油11は供給配
管10を通して工作機械の主軸系に供給される。
一方、油を冷却した後の冷却管6の高温となつた
冷却媒体は冷凍装置7を通つて再び低温の冷却媒
体となつて冷却管6に供給される。又、油温度の
制御については、供給配管10に配置されたサー
モスタツト12等により油温を検出し、制御手段
により冷凍装置7をON,OFFさせることにより
制御する。従つて、冷凍装置7をONしていると
きは冷却運転しており、冷凍装置7により一定量
の低温状態の冷却媒体を冷却管6に供給して冷却
タンク5の内槽5b内の油を強制的に冷却してい
る。又、工作機械側の発熱量が少ない場合は冷凍
装置7による冷却量が過大となつて冷やし過ぎと
なり、一時冷凍装置7をOFFさせて運転を停止
させ、油温が上昇すると再び冷凍装置7をONし
て冷却運転させる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上述した従来の熱交換装置では、
冷凍装置7をON,OFFさせることにより油温度
の制御を行うようにしているので、供給配管10
を通る油11の油温度に脈動が生じる問題点があ
る。特に供給配管10を通る油11が工作機械の
主軸系に供給される場合は、油11の油温度の脈
動がそのまま工作・加工精度の脈動につながると
言う致命的欠陥があつた。
この発明は上記のような問題点を解消するため
になされたものであり、油温度に脈動の生じない
熱交換装置を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係わる熱交換装置は、油タンク内に
配置される吸熱部と油タンク外に配置される放熱
部とを有し、吸熱部で吸収した熱を放熱部に輸送
して放熱するヒートパイプと、このヒートパイプ
の放熱部に配置された放熱装置と、ヒートパイプ
の吸熱部に配置され、高温状態の油を導入し、そ
の高温状態の油を一方側からヒートパイプの吸熱
部に案内し吸熱部で熱が吸収され低温状態となつ
た油を他方側から油タンク内に導出する案内手段
とを設けたものである。
〔作用〕
この発明における熱交換装置は、案内手段によ
りヒートパイプの吸熱部に案内される高温状態の
油がヒートパイプの吸熱部側の温度とヒートパイ
プの放熱部側との温度差により自然的に制御され
て冷却され、脈動のない安定した油が機器に供給
される。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を第1図ないし第3
図に基づいて説明する。これら各図において、1
は機器である例えば工作機械の主軸系(図示せ
ず)にて加熱、加温されて高温状態となつた油、
2は油タンク、13はこの油タンク2内に配置さ
れる吸熱部13aと油タンク2外に配置される放
熱部13bとを有するヒートパイプであり、内部
を真空減圧後、例えばフロン、アンモニア等の作
動液体が所定量封入され、吸熱部13aで吸収し
た熱を放熱部13bに輸送して放熱させる。又、
ヒートパイプ13の吸熱効果、放熱効果を高める
ためにフイン13cを配設している。14はヒー
トパイプ13の中央部に設けられた取付枠体であ
り、この取付枠体14によりヒートパイプ13は
油タンク2の上部に配設される。15はヒートパ
イプ13の放熱部13bに配置された放熱装置で
あり、図は一例として放熱フアンからなる場合を
示している。16はヒートパイプ13の吸熱部1
3aに配置された案内手段であり、図から明らか
なように箱状を成し、一方側16aの側部から高
温状態の油1を導入管17を介して導入し、その
高温状態の油1を一方側16aから水平方向にヒ
ートパイプ13の吸熱部13aに案内し、吸熱部
13aで熱が吸収され低温状態となつた油18を
開口された他方側16bから油タンク2内に導出
する。19はヒートパイプ13により冷却されて
低温状態となつた油18を工作機械の主軸系に供
給する供給配管系であり、例えば油タンク2内の
油中に配置されたサクシヨンフイルター19a
と、このサクシヨンフイルター19aと工作機械
の主軸系とを接続する配管19bと、この配管1
9bに配設され、低温状態となつた油18をサク
シヨンフイルター19aを通して取り入れて工作
機械の主軸系に導くためのポンプ19cとにより
構成されている。
次の動作について説明する。工作機械の主軸系
において加熱、加温されて高温状態となつた油1
は導入管17を経て油タンク2内に配置された案
内手段16の側部からその一方側に導入し、その
高温状態の油1は水平方向でヒートパイプ13の
吸熱部13aに案内されて流通する。このときヒ
ートパイプ13の吸熱部13aを加熱し、この加
熱によりその内部に封入された作動液体も加熱さ
れ、油1の熱を蒸発潜熱として奪い蒸気化し、蒸
気となつてヒートパイプ13の放熱部13b側へ
その内部で移動する。ヒートパイプ13の放熱部
13b側へ移動したフロン等の作動液体の蒸気は
放熱フアン15によつて周囲空気により冷やされ
る。このときフロン等の作動液体の蒸気は凝縮し
て液化するが、凝縮潜熱を周囲空気に放出し、油
1の熱を周囲空気に放出する。凝縮して液化した
作動液体はヒートパイプ13の吸熱部13側へそ
の内部で移動して戻る。このようにしてヒートパ
イプ13内の作動液体の蒸気化、液化の繰り返し
により、ヒートパイプ13の吸熱部13aを通過
する高温の油1の熱をヒートパイプ13の吸熱部
13aからヒートパイプ13の放熱部13bへ熱
輸送して周囲空気に放熱する。従つて、案内手段
16内に流入した高温の油1はヒートパイプ13
の吸熱部13aで熱を奪われ温度が下がり冷却さ
れ、低温状態の油18となり、案内手段16の開
口した他方側16bから油タンク2内に導出す
る。この低温状態となつた油18はポンプ19c
によりサクシヨンフイルター19aを通して取り
入れられ、配管19bを通して工作機械の主軸系
に導かれる。
以上のようにヒートパイプ13の吸熱部13a
側の温度、即ち、案内手段16内に導入された油
1の温度とヒートパイプ13の放熱部13b側の
温度、即ち、周囲空気側の温度との温度差により
ヒートパイプ13内部での潜熱交換による冷却が
自然的に制御されて連続的に行われ、油タンク2
内に導出される油18の温度を周囲空気側の温度
へ近づけるよう作用し、周囲空気側の温度と同様
となるとヒートパイプ13内部での潜熱交換が生
じなくなり、それに伴い冷却作用も生じなくな
る。即ち、ヒートパイプ13による熱交換量は、
案内手段16内の油と周囲空気との温度差の大小
に比例しており、工作機械側の発熱量が少ない場
合は案内手段16内の油温も低くなる。従つて、
案内手段16内の油温と周囲空気側の温度差も小
さいためヒートパイプ13による熱交換量も小さ
くなり、冷やし過ぎによる弊害も無く発熱量に見
合つた冷却量で自然的に制御されて連続的に冷却
できる。その結果、従来のような冷凍装置7の
ON,OFF制御に伴う油温度の脈動を生じること
がなく、従つて工作・加工精度の脈動も生じるこ
とがなく、高信頼性の工作精度が得られる。ま
た、油タンク2内の油面が大きく低下しても高温
状態の油1は案内手段16内を通つてヒートパイ
プ13の吸熱部13aで冷却された後、低温状態
の油18となつて油タンク2内に導出される。従
つて、油面変動に関係なく低温状態の油18を工
作機械の主軸系に確実に供給できる。
また、第4図及び第5図に示すように高温状態
の油1を案内手段16の上部から導入筒20によ
り導入するようにしてもよく、上記実施例と同様
の効果を奏する。また、案内手段16と導入筒2
0とを板ブロツク等により一体的に構成すること
により、上記実施例に比して製造コストの低減を
図ることが考えられる。
ところで、ヒートパイプ13は放熱フイン1
5、案内手段16、取付枠体14、導入管17ま
たは導入筒20とユニツトを構成しており、各種
油タンクへの取付が容易で汎用性があり、かつユ
ニツトとして輸送することもできるので、現地で
の油タンクへの設置も可能となる。
なお、上記実施例ではヒートパイプは油タンク
の上部に配設された場合について述べたが、ヒー
トパイプは油タンクの側部に配設するようにして
もよく、上記実施例と同様の効果を奏する。
ところで、上記説明では機器が工作機械で主軸
系に油が供給される場合について述べたが、機器
として油が供給されるものであればよく、上記実
施例と同様の効果を奏する。
〔発明の効果〕
この発明は以上説明した通り、油タンク内に配
置される吸熱部と油タンク外に配置される放熱部
とを有し、吸熱部で吸収した熱を放熱部に輸送し
て放熱するヒートパイプと、このヒートパイプの
放熱部に配置された放熱装置と、ヒートパイプの
吸熱部に配置され、高温状態の油を導入し、その
高温状態の油を一方側からヒートパイプの吸熱部
に案内し吸熱部で熱が吸収され低温状態となつた
油を他方側から油タンク内に導出する案内手段と
を設けたことにより、ヒートパイプの吸熱部側の
温度とヒートパイプの放熱部側の温度との温度差
により自然的に制御されて連続的に冷却され、脈
動のない安定した油を機器に供給できる熱交換装
置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による熱交換装置
を示す正面断面図、第2図は第1図−線にお
ける断面図、第3図は第1図の左側面図、第4図
はこの発明の他の実施例による熱交換装置を示す
正面断面図、第5図は第4図−線における断
面図、第6図は従来の熱交換装置を示す系統図で
ある。 図において、1は高温状態の油、2は油タン
ク、13はヒートパイプ、13aは吸熱部、13
bは放熱部、15は放熱装置、16は案内手段で
ある。なお、図中、同一符号は同一又は相当部分
を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 機器から高温状態となつて排出される油を油
    タンク内に貯留し、熱交換して低温状態となつた
    油を上記機器に供給するものにおいて、上記油タ
    ンク内に配置される吸熱部と上記油タンク外に配
    置される放熱部とを有し、上記吸熱部で吸収した
    熱を上記放熱部に輸送して放熱するヒートパイプ
    と、このヒートパイプの放熱部に配置された放熱
    装置と、上記ヒートパイプの吸熱部を囲繞するよ
    うに配置され、上記高温状態の油を導入し、その
    高温状態の油を一方側から上記吸熱部に案内し上
    記吸熱部で熱が吸収され低温状態となつた油を他
    方側から上記油タンク内に導出する案内手段とを
    備えたことを特徴とする熱交換装置。 2 案内手段は高温状態の油を側部より導入し水
    平方向に案内することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の熱交換装置。 3 案内手段は高温状態の油を上部より導入する
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の熱
    交換装置。 4 ヒートパイプは油タンクの上部に配設された
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第
    3項の何れかに記載の熱交換装置。 5 ヒートパイプは油タンクの側部に配設された
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項ないし第
    3項の何れかに記載の熱交換装置。
JP10605886A 1986-05-07 1986-05-07 熱交換装置 Granted JPS62261893A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10605886A JPS62261893A (ja) 1986-05-07 1986-05-07 熱交換装置
DE3714928A DE3714928C2 (de) 1986-05-07 1987-05-05 Wärmetauscher
US07/443,847 US5022494A (en) 1986-05-07 1989-12-04 Heat exchanger for oil

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10605886A JPS62261893A (ja) 1986-05-07 1986-05-07 熱交換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62261893A JPS62261893A (ja) 1987-11-14
JPH0438994B2 true JPH0438994B2 (ja) 1992-06-26

Family

ID=14424016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10605886A Granted JPS62261893A (ja) 1986-05-07 1986-05-07 熱交換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62261893A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5598364B2 (ja) * 2011-02-15 2014-10-01 トヨタ自動車株式会社 クーラント濾過装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5358368U (ja) * 1976-10-20 1978-05-18
JPS58194376U (ja) * 1982-06-21 1983-12-24 ヤンマー農機株式会社 オイルク−ラ−

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62261893A (ja) 1987-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6971442B2 (en) Method and apparatus for dissipating heat from an electronic device
US6349552B2 (en) Temperature control device for thermal medium fluid
EP0431760A2 (en) A method for air conditioning and supplying hot/cold water
US6279333B1 (en) Mobile industrial air cooling apparatus
JPH0438994B2 (ja)
JP2905443B2 (ja) 水槽を備えた冷却装置
JPH0440634B2 (ja)
KR920021963A (ko) 난냉방시스템
US5022494A (en) Heat exchanger for oil
US20040196959A1 (en) Cooling system for cooling an X-ray tube
JP7223723B2 (ja) ヒートポンプ式給湯機
US5355846A (en) Cooling device for use in engine
JPH0438992B2 (ja)
JP7299017B2 (ja) ループ型ヒートパイプ及び輸送機
JPH0438993B2 (ja)
JPS62138688A (ja) 熱交換装置
JPS62138685A (ja) 熱交換装置
JPS62138684A (ja) 熱交換装置
JP3381094B2 (ja) 吸収式冷暖給湯装置
JPS633172A (ja) 熱交換装置
JPH046878B2 (ja)
JP2001201282A (ja) 放熱装置
JP2008121909A (ja) ヒートパイプ
JPS58120446A (ja) 支持台の冷却装置
JPH046879B2 (ja)