JPH046878B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH046878B2
JPH046878B2 JP14740886A JP14740886A JPH046878B2 JP H046878 B2 JPH046878 B2 JP H046878B2 JP 14740886 A JP14740886 A JP 14740886A JP 14740886 A JP14740886 A JP 14740886A JP H046878 B2 JPH046878 B2 JP H046878B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
oil
heat pipe
section
pipe
Prior art date
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Expired
Application number
JP14740886A
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English (en)
Other versions
JPS633174A (ja
Inventor
Hitoshi Inoe
Kenji Kataoka
Hisaaki Yamakage
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP14740886A priority Critical patent/JPS633174A/ja
Publication of JPS633174A publication Critical patent/JPS633174A/ja
Publication of JPH046878B2 publication Critical patent/JPH046878B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は油を使用する機器、例えば工作機械
における主軸系等の油の熱交換装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
第2図は例えば特願昭60−279469号(特開昭62
−138684号公報)に開示された従来の熱交換装置
を示し、図において、1は機器である例えば工作
機械の主軸系(図示せず)にて加熱、加温されて
高温状態となつた油、2は工作機械の主軸系から
高温状態となつて排出される油1を貯留する油タ
ンク、3はこの油タンク2内の油中に吸熱部3a
が浸漬され、油タンク2外に、即ち周囲空気中に
放熱部3bが配置されたヒートパイプであり、内
部を真空減圧後、例えばフロン、アンモニア等の
作動液体4が所定量封入され、油の熱を吸熱部3
aで吸収し放熱部3bに輸送して放熱させる。
又、ヒートパイプ3の吸熱効果、放熱効果を高め
るためにフイン3cを配設している。5はヒート
パイプ3の放熱部3bに配設された放熱装置であ
り、図は一例として放熱フアンからなる場合を示
している。6はエアフイルター、7はヒートパイ
プ3により冷却されて低温状態となつた油8を工
作機械の主軸系に供給する供給手段であり、例え
ば油タンク2内に配置されたサクシヨンフイルタ
ー7aと、このサクシヨンフイルター7aと工作
機械の主軸系とを接続する配管7bと、この配管
7bに配設され、低温状態となつた油8をサクシ
ヨンフイルター7aを通して取り入れて工作機械
の主軸系に導くためのポンプ7cとにより構成さ
れている。
次に動作について説明する。工作機械の主軸系
において熱、加温されて高温状態となつた油1は
油タンク2内に排出される。油タンク2内に流入
した高温の油はヒートパイプ3の吸熱部3aを通
り、このときヒートパイプ3の吸熱部3aを加熱
し、この加熱によりその内部に封入された作動液
体4も加熱され、油の熱を蒸発潜熱として奪い蒸
気化し、蒸気となつてヒートパイプ3の放熱部3
b側へその内部で移動する。ヒートパイプ3の放
熱部3b側へ移動したフロン等の作動液体4の蒸
気は放熱フアン5によつて周囲空気により冷やさ
れる。このときフロン等の作動液体4の蒸気は凝
縮して液化するが、凝縮潜熱を周囲空気に放出
し、油の熱を周囲空気に放熱する。凝縮して液化
した作動液体4はヒートパイプ3の吸熱部3a側
へその内部で移動して戻る。このようにして、ヒ
ートパイプ3内の作動液体4の蒸気化、液化の繰
り返しにより、ヒートパイプ3の吸熱部3aを通
過する高温の油1の熱をヒートパイプ3の吸熱部
3aからヒートパイプ3の放熱部3bへ輸送して
周囲空気に放熱する。従つて、油タンク2内に流
入した高温の油1の熱はヒートパイプ3の吸熱部
3aで奪われ温度が下がり冷却され、低温状態の
油8となる。この低温状態となつた油8はポンプ
7cによりサクシヨンフイルター7aを通して取
り入れられ、配管7bを通して工作機械の主軸系
に導かれる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら上述した従来の熱交換装置では、
油タンク2内にヒートパイプ3の吸熱部3aが浸
漬されているのみでかつヒートパイプ3の吸熱部
3aの流通抵抗もあり、油タンク2内に流入した
高温状態の油1が全てヒートパイプ3の吸熱部3
aを流通せず熱交換されずに油温があまり低下し
ない油と、ヒートパイプ3の吸熱部3aを流通し
てヒートパイプに熱が吸収されて冷却された油と
が混在し、結果として十分に冷却された油8を機
器へ供給することができないという問題点があ
る。
この発明は上記のような問題点を解消するため
になされたものであり、十分に冷却された油を機
器に供給することができる熱交換装置を得ること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る熱交換装置は、ヒートパイプの
吸熱部を油タンク内の油中に浸漬させて油タンク
内を第1貯留部と第2貯留部に区分けし、第1貯
留部に仕切部材を配設し、高温状態の油の貯留部
とこの貯留部からヒートパイプの吸熱部を流通し
第2貯留部を経てヒートパイプの吸熱部を流通し
てヒートパイプに熱が吸収されて冷却された低温
状態の油の貯留部とを形成し、この低温状態の油
を機器に供給する供給手段を設けたものである。
〔作用〕
この発明における熱交換装置は、高温状態の油
がその貯留部からヒートパイプの吸熱部を流通し
第2貯留部を経てヒートパイプの吸熱部を流通し
てヒートパイプに熱が吸収されて冷却された低温
状態の油となり、その貯留部から供給手段により
低温状態の油が機器に供給される。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を第1図に基づいて
説明する。図において、1は高温状態の油、9は
油タンクであり、油タンク9内の油中にヒートパ
イプ3の吸熱部3aが浸漬されて油タンク9内が
第1貯留部9aと第2貯留部9bとに区分けされ
ている。10は油タンク9の第1貯留部9aに配
設された仕切部材であり、高温状態の油1の貯留
部11とこの貯留部11からヒートパイプ3の吸
熱部3aの左側区域を流通し第2貯留部9bを経
てヒートパイプ3の吸熱部3aの右側区域を流通
してヒートパイプ3に熱が吸収されて冷却された
低温状態の油12の貯留部13とを形成する。貯
留部13の低温状態の油12はポンプ7cにより
サクシヨンフイルター7aを通して取り入れら
れ、配管7bを通して工作機械の主軸系に供給さ
れる。
次に動作について説明する。工作機械の主軸系
において加熱、加温されて高温状態となつた油1
は油タンク9の貯留部11内に排出される。油タ
ンク9の貯留部11内に流入した高温の油はヒー
トパイプ3の吸熱部3aの左側区域を通り、この
ときヒートパイプ3の吸熱部3aを加熱し、この
加熱によりその内部に封入された作動液体4も加
熱され、油の熱を蒸発潜熱として奪い蒸気化し、
蒸気となつてヒートパイプ3の放熱部3b側へそ
の内部で移動する。ヒートパイプ3の放熱部3b
側へ移動したフロン等の作動液体4の蒸気は放熱
フアン5によつて周囲空気により冷やされる。こ
のときフロン等の作動液体4の蒸気は凝縮して液
化するが、凝縮潜熱を周囲空気に放出し、油の熱
を周囲空気に放熱する。凝縮して液化した作動液
体4はヒートパイプ3の吸熱部3a側へその内部
で移動して戻る。このようにして、ヒートパイプ
3内の作動液体4の蒸気化、液化の繰り返しによ
り、ヒートパイプ3の吸熱部3aの左側区域を通
過する高温の油1の熱をヒートパイプ3の吸熱部
3aからヒートパイプ3の放熱部3bへ輸送して
周囲空気に放熱する。ヒートパイプ3の吸熱部3
aの左側区域を通過した油は第2貯留部9bに流
入する。第2貯留部9b内に流入した油はヒート
パイプ3の吸熱部3aの右側区域を通り、このと
きヒートパイプ3の吸熱部3aを加熱し、この加
熱によりその内部に封入された作動液体4も加熱
され、油の熱を蒸気潜熱として奪い蒸気化し、蒸
気となつてヒートパイプ3の放熱部3b側へその
内部で移動する。ヒートパイプ3の放熱部3b側
へ移動したフロン等の作動液体4の蒸気は放熱フ
アン5によつて周囲空気により冷やされる。この
ときフロン等の作動液体4の蒸気は凝縮して液化
するが、凝縮潜熱を周囲空気に放出し、油の熱を
周囲空気に放熱する。凝縮して液化した作動液体
4はヒートパイプ3の吸熱部3a側へその内部で
移動して戻る。このようにして、ヒートパイプ3
内の作動液体4の蒸気化、液化の繰り返しによ
り、ヒートパイプ3の吸熱部3aの右側区域を通
過する油の熱をヒートパイプ3の吸熱部3aから
ヒートパイプ3の放熱部3bへ輸送して周囲空気
に放熱する。従つて、油タンク9の貯留部11内
に流入した高温の油1の熱はヒートパイプ3の吸
熱部3aで奪われ温度が下がり冷却され、低温状
態の油12となり、油タンク9の貯留部13内に
流入する。この低温状態となつた油12はポンプ
7cによりサクシヨンフイルター7aを通して取
り入れられ、配管7bを通して工作機械の主軸系
に導かれる。
尚、上記実施例では機器が工作機械で主軸系に
油が供給される場合について述べたが、機器とし
ては油が供給されるものであればよく、上記実施
例と同様の効果を奏する。
〔発明の効果〕
この発明は以上説明した通り、ヒートパイプの
吸熱部を油タンク内の油中に浸漬させて油タンク
内を第1貯留部と第2貯留部に区分けし、第1貯
留部に仕切部材を配設し、高温状態の油の貯留部
とこの貯留部からヒートパイプの吸熱部を流通し
第2貯留部を経てヒートパイプの吸熱部を流通し
てヒートパイプに熱が吸収されて冷却された低温
状態の油の貯留部とを形成し、この低温状態の油
を機器に供給する供給手段を設けたことにより、
高温状態の油を全てヒートパイプの吸熱部に確実
に流通させることができ、ヒートパイプに熱が吸
収されて十分に冷却された低温状態の油を機器へ
供給することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による熱交換装置
を示す断面平面図、第2図は従来の熱交換装置を
示す断面図である。 図において、1は高温状態の油、3はヒートパ
イプ、3aは吸熱部、3bは放熱部、5は放熱装
置、7は供給手段、9は油タンク、9aは第1貯
留部、9bは第2貯留部、10は仕切部材、11
は貯留部、12は低温状態の油、13は貯留部で
ある。尚、図中同一符号は同一又は相当部分を示
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 油を使用する機器と、この機器から高温状態
    となつて排出される上記油を貯留する油タンク
    と、この油タンク内の油中に吸熱部が浸漬される
    と共に上記油タンク内を第1貯留部、第2貯留部
    に区分けし、上記油タンク外に放熱部が配置さ
    れ、上記油の熱を上記吸熱部で吸収し上記放熱部
    に輸送して放熱するヒートパイプと、このヒート
    パイプの放熱部に配設された放熱装置と、上記油
    タンクの第1貯留部に配設され、上記高温状態の
    油の貯留部と、この貯留部から上記ヒートパイプ
    の吸熱部を流通し上記第2貯留部を経て上記ヒー
    トパイプの吸熱部を流通してヒートパイプに熱が
    吸収されて冷却された低温状態の油の貯留部とを
    形成させる仕切部材と、上記低温状態の油の貯留
    部に配設され、上記低温状態の油を上記機器に供
    給する供給手段とを備えたことを特徴とする熱交
    換装置。 2 機器は工作機械であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項に記載の熱交換装置。
JP14740886A 1986-06-23 1986-06-23 熱交換装置 Granted JPS633174A (ja)

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JP14740886A JPS633174A (ja) 1986-06-23 1986-06-23 熱交換装置

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JP14740886A JPS633174A (ja) 1986-06-23 1986-06-23 熱交換装置

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JPS633174A JPS633174A (ja) 1988-01-08
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JPH0742998B2 (ja) * 1988-12-15 1995-05-15 株式会社ゼクセル 車輛用発進制御装置及び方法
JPH05288445A (ja) * 1992-04-06 1993-11-02 Mitsubishi Electric Corp 油冷却装置

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JPS633174A (ja) 1988-01-08

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