JPH043886A

JPH043886A - 集塵ダクトの目詰り防止装置

Info

Publication number: JPH043886A
Application number: JP2104484A
Authority: JP
Inventors: Hiroto Ando; 安藤　弘人
Original assignee: Asahi Tec Corp
Current assignee: Asahi Tec Corp
Priority date: 1990-04-19
Filing date: 1990-04-19
Publication date: 1992-01-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】【産業上の利用分野】

本発明は、集塵ダクトの目詰り防止装置に係り、特に、
鋳物工場に設置される集塵ダクトに好適な目詰り防止装
置に関する。

【従来の技術】

従来、鋳物工場においては、作業環境を衛生的に保つた
めに、工場内の粉塵を含む空気を収集するようにしてい
る。すなわち、粉塵を含む空気は集塵ダクト（以下、タ
クトという）を介して集塵機に送り込まれ、ここで粉塵
は除去され、清浄な空気は大気に放出されている。ダクトが継続して使用されると、ダクト内、特にダクト
の屈曲部付近に粉塵が堆積し、ダクトの目詰りを生じ、
空気の流通を阻害して集塵効果が低下してしまう、この
ため、ダクトは、定期的にブラッシングや水洗い等によ
る清掃が行なわれている。

【発明が解決しようとする課題１しかしながら、上記従来のダクトの目詰り防止のための
清掃は、手作業によるため作業が面倒であるとともに、
通常、ダクトは高所に設けられているため、危険を伴う
ものであった。特に、鋳物工場に布設されたダクト内に堆積する粉塵は
、温度が高く、しかも鋳型成形時に用いる粘結剤と水蒸
気の作用により堆積した粉塵が固結し、その固結した粉
塵を除去するのに大変な労力を必要とするという問題点
があった。そこで、本発明は、上記問題点を解決するためになされ
たものであって、その目的は、ダクト内への粉塵の堆積
を防止し、ダクトの清掃を必要としない、ダクトの目詰
り防止装置の提供にある。【課顕を解決するための手段】本発明装置は、上記目的達成のために、集塵ダクトを下
流側に向けて下り勾配を付けて設けるとともに、その集
塵ダクトに水を散布するノズルを設けたことを特徴とし
ている。また、水の散布は間欠的に行なわれることを特徴として
いる。

【作用】

上記構成において、ノズルから水が散布されると、ダク
トに堆積していた粉塵はダクトの下流側に向けて洗い流
される。また、ノズルからの水は間欠的に散布されて節水が図ら
れる。

【実施例】

以下、本発明の一実緒例装置を図面に基づいて説明する
。第１図は、実施例装置の概略構成図であって、ダクト１
は断面円形または矩形の周知のダクトであり、その下流
側（図面では左ｌ１１１）に向けて下り勾配θを付して
設けられている。この勾配θはダクト１内を水が流れる程度、例えば１／
１００程度で十分である。ダクト１の上流側には、粉塵を含んだ空気を吸引するた
めのフード２が設けられているとともに、下流側の端部
３は湿式集塵機４に接続されている。湿式集ｍ機４は、第１図及び第３図に示されるように、
周知の湿式集ａｍであって、水槽４ａの下部にスクレー
バ４ｂが設けられ、この水槽４ａの水面上に上記ダクト
１の端部３の開口した室内４′が設けられている。また
水槽４ａの上方には排風器４ｃを備えた排風管４ｄが設
けられている。ダクト１の上壁面１ａには、適宜の間隔にノズル５，５
・・・が設けられている。ノズル５の取付間隔は、粉塵
の堆積しやすい場所、例えば、ダクト１の屈曲付近はそ
の間隔は小さくされる。このノズル５は、第２図に示されるように、水量調節弁
６を有する枝管７を介して本管８に接続されているとと
もに、この本管には、図示しない水槽からボン１９によ
り水が供給されるようになっている。このポンプ９は図
示しないタイマにより間欠的に駆動されるようになって
いて、例えば、１時間毎に１０分間駆動される。上記構成の実施例装置において、排風器４Ｃが駆動され
ると、粉塵を含んだ空気がフード２からタクト１内に吸
い込まれ、その空気はダクト１の端部３から湿式集塵機
４の室内４′に導入される。導入された空気は、室内４
′の側面に設けられた間隙４″から排出される際に気液
接触が効率よく行なわれる。これにより、空気中に含ま
れた粉塵が水中に取込まれ、その水中に取込まれた粉塵
は、水槽４ａの底部に沈降する。沈降した粉塵の堆積物
、すなわちスラッジはスクレーパ４ｂが矢印方向へ回転
することにより、水面上に運ばれ、フード９へ排出され
る。粉塵の除去された空気は、湿式集１ｍ１１１４内に設け
られた気液分離器（エリミネータ）４ｅにより水分を分
離されたのち排風管４ｄがら大気へ放出される。なお、水槽４ａには、図示しないがポールタップにより
、常時、水面が一定に保持されている。ダクト１が粉塵空気を送風している間、ノズル５から間
欠的に水が散布される。すなわち、ポンプ９が回転駆動
され、水を本管８゜枝管７を介してノズル５へ供給する
。ノズル５から散布される水の量は、ダクト１の内壁に付
着した粉塵を洗い流す量であり、このような水量となる
ように水量調節弁６により調節される。散布された水は、ダクト１を下流側に向って流れて水槽
４ａ内に排出される。この水の流れの中には、水の散布
によって洗い流された粉塵も同伴され水槽４ａへ排出さ
れ、その粉塵は水槽４ａの底部へ沈降し、上述したよう
にスクレーパ４ｂによって排出される。ノズル５から水を散布する間隔及びその散布時間は、ダ
クト１の内壁に付着した粉塵を洗い落すとともに、それ
を湿式集塵機４まで流出できることを条件に、粉塵の種
類やその量によって決められる。もちろん、ノズル５からの水の散布を常時性なうように
してもよいが、この場合は、水の使用量が多くなる不都
合があるので間欠的に行なう方が好ましい。本実施例装置は、ダクト１を勾配を付けて設けるととも
に、そのダクトにノズル５を設け、そのノズルから間欠
的に散水し、ダクト１の内壁の粉塵を湿式集ｍ機４へ流
出させるようにしたので、ダクト１内の粉塵の堆積が防
止される。従って、従来のように定期的にダクト内清掃
作業を行なう必要が無くなる。

【発明の効果】

本発明装置は、ダクトを勾配を付して設けるととらに、
そのダクトに水を散布するノズルを設けたので、ノズル
から散水することによりダクト内の粉塵を洗い流すこと
かできるので、ダクト内の粉塵の堆積が防止され、従来
のように、定期的にダクト清掃作業をする必要か無くな
る。また、ノズルからの水の散布を間欠的に行なえば、少な
い水量で済むという特長がある。さらに、ダクトの下流側に湿式束ａ機を設けたときは、
洗い流された粉塵をその湿式集ａｍで除塵処理すること
かできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例に係るタクトの目詰り防止
装置の概略構成図、第２図はノズルの取付部を示す拡大
図、第３図は第１図のト１線断面図である。１・・・ダクト、３・・・端部、４・・・湿式集塵機、５・・・ノズル。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）集塵ダクトを下流側に向けて下り勾配を付けて設
けるとともに、その集塵ダクトに水を散布するノズルを設けたことを特徴とする集塵ダクトの目詰り防止装置。
（２）水の散水は間欠的に行なわれることを特徴とする
請求項１記載の集塵ダクトの目詰り防止装置。