JPH0438526B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0438526B2 JPH0438526B2 JP61082311A JP8231186A JPH0438526B2 JP H0438526 B2 JPH0438526 B2 JP H0438526B2 JP 61082311 A JP61082311 A JP 61082311A JP 8231186 A JP8231186 A JP 8231186A JP H0438526 B2 JPH0438526 B2 JP H0438526B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- workpiece
- machining
- wire
- wire electrode
- electric discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000003754 machining Methods 0.000 claims description 39
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 21
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 12
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- 238000009763 wire-cut EDM Methods 0.000 claims description 6
- 230000005611 electricity Effects 0.000 claims 1
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- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 3
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Landscapes
- Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、被加工物の加工速度を増大させるこ
とのできるワイヤカツト放電加工装置を用いた被
加工物の加工方法に関する。
とのできるワイヤカツト放電加工装置を用いた被
加工物の加工方法に関する。
第３図は従来のワイヤカツト放電加工装置の一
例を示す模式図である。このワイヤカツト放電加
工装置はプレス型をはじめとする金属加工用、あ
るいは精度を要求される（形状精度10μm〜30μm
程度）機械部品の加工用に使用されるものであ
る。図中、１はワイヤカツト放電加工装置により
加工される被加工物、２，３はそれぞれ被加工物
１の上面、下面に対向して設けられた上部加工液
噴出ノズル、下部加工液噴出ノズルで、４０は上
部、下部加工液噴出ノズル２，３内に入れられた
加工液である。４，５はそれぞれ上部、下部加工
液噴出ノズル２，３の被加工物１側、すなわち噴
出ノズル口２ａ，３ａ付近に設けられワイヤ電極
（後述）の上部、下部ガイドを兼ねた給電ダイス
である。また６は給電ダイス４，５及び被加工物
１と接続したパルス電源である。７は被加工物１
を放電加工するワイヤ電極で、給電ダイス４，５
に接触してパルス電源６から給電されるようにな
つている。８は供給ボビン、９，１０，１１はア
イドラ、１２はワイヤ電極７の送給ローラ、１３
はブレーキローラである。なお１４は上部、下部
加工液噴出ノズル２，３に加工液４０を供給する
加工液供給ポンプである。
例を示す模式図である。このワイヤカツト放電加
工装置はプレス型をはじめとする金属加工用、あ
るいは精度を要求される（形状精度10μm〜30μm
程度）機械部品の加工用に使用されるものであ
る。図中、１はワイヤカツト放電加工装置により
加工される被加工物、２，３はそれぞれ被加工物
１の上面、下面に対向して設けられた上部加工液
噴出ノズル、下部加工液噴出ノズルで、４０は上
部、下部加工液噴出ノズル２，３内に入れられた
加工液である。４，５はそれぞれ上部、下部加工
液噴出ノズル２，３の被加工物１側、すなわち噴
出ノズル口２ａ，３ａ付近に設けられワイヤ電極
（後述）の上部、下部ガイドを兼ねた給電ダイス
である。また６は給電ダイス４，５及び被加工物
１と接続したパルス電源である。７は被加工物１
を放電加工するワイヤ電極で、給電ダイス４，５
に接触してパルス電源６から給電されるようにな
つている。８は供給ボビン、９，１０，１１はア
イドラ、１２はワイヤ電極７の送給ローラ、１３
はブレーキローラである。なお１４は上部、下部
加工液噴出ノズル２，３に加工液４０を供給する
加工液供給ポンプである。
上記のように構成した従来のワイヤカツト放電
加工装置によれば、まずパルス電源６によりワイ
ヤ電極７（給電ダイス４，５を介して送られる）
と被加工物１との間に電圧を印加し、この放電に
より発生した熱エネルギーと加工液４０の気化爆
発による運動エネルギーによつて、被加工物１の
加工をおこなう。すなわち、被加工物１を移動さ
せれば、移動の状態に応じて被加工物１が加工さ
れる。
加工装置によれば、まずパルス電源６によりワイ
ヤ電極７（給電ダイス４，５を介して送られる）
と被加工物１との間に電圧を印加し、この放電に
より発生した熱エネルギーと加工液４０の気化爆
発による運動エネルギーによつて、被加工物１の
加工をおこなう。すなわち、被加工物１を移動さ
せれば、移動の状態に応じて被加工物１が加工さ
れる。
このため上記のようなワイヤカツト放電加工装
置により被加工物１の加工速度を向上させるに
は、パルス電源６により投入される電気エネルギ
ーを増大させるか、ワイヤ電極７と被加工物１間
における加工液４０の循環効率を高めることが不
可欠であつた。
置により被加工物１の加工速度を向上させるに
は、パルス電源６により投入される電気エネルギ
ーを増大させるか、ワイヤ電極７と被加工物１間
における加工液４０の循環効率を高めることが不
可欠であつた。
しかしながら、ワイヤ電極７の径はきわめて細
いので（径を太くするとコーナエツジなど形状精
度が悪化する）、投入する電気エネルギーを増大
するとワイヤ電極７はただちに断線してしまい、
被加工物の加工が迅速におこなわれなくなるおそ
れがあつた。一方、ワイヤ電極７と被加工物１間
における加工液４０の循環効率を高めるため、加
工液圧を増大させる方法も考えられるが、この方
法では配管系や機械の剛性を再度見直す必要があ
り、きわめて手数がかかるうえ実際上はきわめて
困難であつた。このため被加工物１の加工速度の
向上は非常に困難で、多くの問題点を含んでい
た。
いので（径を太くするとコーナエツジなど形状精
度が悪化する）、投入する電気エネルギーを増大
するとワイヤ電極７はただちに断線してしまい、
被加工物の加工が迅速におこなわれなくなるおそ
れがあつた。一方、ワイヤ電極７と被加工物１間
における加工液４０の循環効率を高めるため、加
工液圧を増大させる方法も考えられるが、この方
法では配管系や機械の剛性を再度見直す必要があ
り、きわめて手数がかかるうえ実際上はきわめて
困難であつた。このため被加工物１の加工速度の
向上は非常に困難で、多くの問題点を含んでい
た。
本発明は上記のような問題点を解決するために
なされたもので、放電をおこなわせるために投入
する電気エネルギーを増大させることなく仕事効
率を向上させ、これにより加工速度を増大させる
ワイヤカツト放電加工装置による被加工物の加工
方法を得ることを目的とする。
なされたもので、放電をおこなわせるために投入
する電気エネルギーを増大させることなく仕事効
率を向上させ、これにより加工速度を増大させる
ワイヤカツト放電加工装置による被加工物の加工
方法を得ることを目的とする。
本発明は上記の目的を達成するためになされた
もので、被加工物をワイヤカツト放電加工装置と
は別系統から供給される熱エネルギーによつて加
熱し、被加工物のワイヤ電極による溶融、気化反
応を促進させることで被加工物を加工するように
したワイヤカツト放電加工装置による被加工物の
加工方法を提供するものである。
もので、被加工物をワイヤカツト放電加工装置と
は別系統から供給される熱エネルギーによつて加
熱し、被加工物のワイヤ電極による溶融、気化反
応を促進させることで被加工物を加工するように
したワイヤカツト放電加工装置による被加工物の
加工方法を提供するものである。
別系統からエネルギーを供給して被加工物を加
熱し、この熱エネルギーにより溶融、気化反応を
促進させて、被加工物を加工する。
熱し、この熱エネルギーにより溶融、気化反応を
促進させて、被加工物を加工する。
第１図は本発明の実施例を示す斜視図である。
なお第３図と同じ機能の部分には同じ記号を付し
説明を省略する。２０は直方体形状の被加工物１
の側面に巻回された被加工物１の加熱用コイル
で、は加熱用コイル２０を〓方向に流れる励磁
電流である。
なお第３図と同じ機能の部分には同じ記号を付し
説明を省略する。２０は直方体形状の被加工物１
の側面に巻回された被加工物１の加熱用コイル
で、は加熱用コイル２０を〓方向に流れる励磁
電流である。
上記のように構成した本発明の作用を説明すれ
ば次の通りである。まず、加熱用コイル２０にワ
イヤカツト放電加工装置とは別系統から供給され
た励磁電流を流すと、加熱用コイル２０が高周
波加熱されるので被加工物１全体も加熱されるこ
とになる。この状態で被加工物１を〓方向に移動
させると、加工速度の増大した状態で被加工物１
に加工溝２１が形成される。
ば次の通りである。まず、加熱用コイル２０にワ
イヤカツト放電加工装置とは別系統から供給され
た励磁電流を流すと、加熱用コイル２０が高周
波加熱されるので被加工物１全体も加熱されるこ
とになる。この状態で被加工物１を〓方向に移動
させると、加工速度の増大した状態で被加工物１
に加工溝２１が形成される。
第２図は、本発明のさらに他の実施例を示す斜
視図である。２００は第３図に示した上部加工液
噴出ノズル２と同様の機能を発揮する上部加工液
噴出ノズルで、２００ａはこの外周部に設けられ
た上部二重円筒状電極である。２００ｂは上部加
工液噴出ノズル２００の中央部に設けられた加工
液噴出口である。なお、上部加工液噴出ノズル２
００の下方には、被加工物１を介して対向した位
置に下部加工液噴出ノズル、下部二重円筒状電極
及び加工液噴出口（図示せず）が設けられてい
る。
視図である。２００は第３図に示した上部加工液
噴出ノズル２と同様の機能を発揮する上部加工液
噴出ノズルで、２００ａはこの外周部に設けられ
た上部二重円筒状電極である。２００ｂは上部加
工液噴出ノズル２００の中央部に設けられた加工
液噴出口である。なお、上部加工液噴出ノズル２
００の下方には、被加工物１を介して対向した位
置に下部加工液噴出ノズル、下部二重円筒状電極
及び加工液噴出口（図示せず）が設けられてい
る。
いま、上部加工液噴出ノズル２００の二重円筒
状電極２００ａを陽極、下部加工液噴出ノズルの
二重円筒状電極（図示せず）を陰極とし、被加工
物１を介して電極間に電圧を印加すると、高周波
加熱による熱エネルギーが発生し、このため被加
工物１のワイヤ電極７の近傍が加熱され、被加工
物１の移動につれて加工溝が加速された状態で形
成される。
状電極２００ａを陽極、下部加工液噴出ノズルの
二重円筒状電極（図示せず）を陰極とし、被加工
物１を介して電極間に電圧を印加すると、高周波
加熱による熱エネルギーが発生し、このため被加
工物１のワイヤ電極７の近傍が加熱され、被加工
物１の移動につれて加工溝が加速された状態で形
成される。
以上の説明から明らかなように、本発明は、ワ
イヤ電極への供給電力とは別系統の電力によつ
て、被加工物の近傍に高周波加熱エネルギーを生
じさせ、被加工物の放電加工を促進させるもので
あり、放電のため投入エネルギーを増大させる方
法ではないので、ワイヤ径を太くしたりワイヤ送
り速度を大きくすることから生ずるランニングコ
ストの増加は無くまた電源の方を改良することに
よるコストアツプもないうえ、加工液圧増加に伴
う機械系の見直しによるコストアツプも無い。従
つて本発明によれば、きわめて安価に機能向上が
はかれ、被加工物の加工速度も著しく向上すると
いう顕著な効果がある。
イヤ電極への供給電力とは別系統の電力によつ
て、被加工物の近傍に高周波加熱エネルギーを生
じさせ、被加工物の放電加工を促進させるもので
あり、放電のため投入エネルギーを増大させる方
法ではないので、ワイヤ径を太くしたりワイヤ送
り速度を大きくすることから生ずるランニングコ
ストの増加は無くまた電源の方を改良することに
よるコストアツプもないうえ、加工液圧増加に伴
う機械系の見直しによるコストアツプも無い。従
つて本発明によれば、きわめて安価に機能向上が
はかれ、被加工物の加工速度も著しく向上すると
いう顕著な効果がある。
第１図、第２図はそれぞれ本発明の異なる実施
例を示す斜視図、第３図は従来のワイヤカツト放
電加工装置の一例を示す模式図である。 １……被加工物、７……ワイヤ電極、２０……
加熱用コイル、２００……上部加工液噴出ノズ
ル、２００ａ……二重円筒状電極。なお各図中、
同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。
例を示す斜視図、第３図は従来のワイヤカツト放
電加工装置の一例を示す模式図である。 １……被加工物、７……ワイヤ電極、２０……
加熱用コイル、２００……上部加工液噴出ノズ
ル、２００ａ……二重円筒状電極。なお各図中、
同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 被加工物の周囲にコイルを巻回し、このコイ
ルにワイヤ電極への供給電力とは別系統の電力を
供給して被加工物の加工部近傍を高周波加熱しつ
つ、前記被加工物とワイヤ電極との間に放電を生
じさせて前記被加工物を加工するワイヤカツト放
電加工装置による被加工物の加工方法。 ２ 被加工物を挾んで上下に位置する加工液噴出
ノズルに電極を配置し、この上下電極間にワイヤ
電極への供給電力とは別系統の電力を供給して被
加工物の加工部近傍を高周波加熱しつつ、前記被
加工物とワイヤ電極との間に放電を生じさせて前
記被加工物を加工するワイヤカツト放電加工装置
による被加工物の加工方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8231186A JPS62241623A (ja) | 1986-04-11 | 1986-04-11 | ワイヤカツト放電加工装置による被加工物の加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8231186A JPS62241623A (ja) | 1986-04-11 | 1986-04-11 | ワイヤカツト放電加工装置による被加工物の加工方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62241623A JPS62241623A (ja) | 1987-10-22 |
| JPH0438526B2 true JPH0438526B2 (ja) | 1992-06-24 |
Family
ID=13771015
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8231186A Granted JPS62241623A (ja) | 1986-04-11 | 1986-04-11 | ワイヤカツト放電加工装置による被加工物の加工方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62241623A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115338490A (zh) * | 2021-05-14 | 2022-11-15 | 日扬科技股份有限公司 | 可调整加工参数之放电加工装置及放电加工方法 |
-
1986
- 1986-04-11 JP JP8231186A patent/JPS62241623A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62241623A (ja) | 1987-10-22 |
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