JPH0438502Y2 - - Google Patents

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JPH0438502Y2
JPH0438502Y2 JP7444885U JP7444885U JPH0438502Y2 JP H0438502 Y2 JPH0438502 Y2 JP H0438502Y2 JP 7444885 U JP7444885 U JP 7444885U JP 7444885 U JP7444885 U JP 7444885U JP H0438502 Y2 JPH0438502 Y2 JP H0438502Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案はネオン変圧器の1次側とその駆動交
流電源を接続し、かつネオンの点滅を制御するス
イツチング回路を内臓したネオン変圧器用コネク
タに関する。
「従来の技術」 従来のネオン変圧器に用いられているコネクタ
は交流電力をネオン変圧器へ供給するための入力
線の接続用であり、必要に応じてヒユーズなどの
保護回路が内臓されているものであつた。
従来のネオンサインは単純にネオンサインをオ
ン・オフさせるものでも、そのオン・オフは回転
ドラムを用いた機械的な接点機構によりネオン変
圧器へ供給する交流電力を断続制御するものであ
つた。しかし機械的接点機構のものでは接点の摩
耗や接触不良、絶縁不良等による故障も発生し易
く、動作時には接点部の異常発熱等により火災に
至る危険性もあり、防火上も好ましくない。ま
た、機械保持機構が大きなものであり、かつネオ
ン変圧器とは別の場所に離されて設けられてお
り、この断続された交流電力をネオン変圧器へ遠
くから供給しており、このように電力を比較的長
い距離を伝送することは好ましくない。
「考案が解決しようとする問題点」 このような点より電子スイツチ素子を用いてネ
オン変圧器へ供給する交流電力をオン、オフする
ことにより、故障が少なく、発熱のおそれもない
ようにすることを特願昭59−68124号の明細書で
提案した。この電子スイツチ素子を用いれば、そ
のスイツチ素子駆動回路を含めてスイツチング機
構は小型にすることができ、また、これまでの機
械的な接点機構では不可能であつたネオン変圧器
の位置で交流電力の断続制御を行うことができ
る。この考案はそのような電子スイツチ素子を含
むスイツチング回路をコネクタ本体内部へ組み込
み、ネオン変圧器の位置で交流電力の制御を可能
とし、かつ取扱が便利なようにしたネオン変圧器
用コネクタを提供するものである。
「問題点を解決するための手段」 この考案では、コネクタは絶縁性の樹脂材から
形成された第1コネクタと第2コネクタとにより
構成される。第1コネクタ本体の一外面は電源線
導入面と信号線導入面とが段差を持たされて形成
され、これら導入面とほゞ直角となる他の一外面
は前記各導入面と互いに隣接するように段差をも
たされて電源線締付け面と信号線締付け面とが形
成され、電源線導入面には2つの電源線取入れ口
が形成され、これら取入れ口のコネクタ本体内部
にそれぞれ電源線端子が固定され、一方電源線締
付け面には電源線締付け口が形成され、これら締
付け口を通じて電源線導入口から挿入された電源
線を電源線端子に締付け固定可能なように構成さ
れる。
また、信号線導入面には2つの信号線取入れ口
が形成され、これら取入れ口のコネクタ本体内部
に信号線端子が固定され、一方信号線締付け面に
は信号線締付け口が形成され、信号線取入れ口か
ら挿入された信号線を締付け口を通して信号線端
子に締付け固定が可能なように構成され、しかも
電源線及び信号線の締付けを同じ方向から可能な
ように構成される。
更に、第1コネクタ内には制御回路が組込まれ
た配線基板が収容され、制御回路には信号線端子
が接続され、接続された信号線からの信号により
電源線端子と中継端子との間に接続された電子ス
イツチ素子をオン・オフ制御するようにし、上記
第1コネクタの開口面の両端には第2コネクタと
の取外し自在の結合手段を有し、一方、第2コネ
クタは第1コネクタとの対向面に第1コネクタと
電気的連結手段が設けられる。
「実施例」 第1図はこの考案の実施例を示す分解斜視図で
通常の取り付け状態に対して逆さまにして示して
ある。第2図はネオン変圧器へ通常に取り付けた
状態を示す図である。
コネクタは第1コネクタ11および第2コネク
タ12から成り、電気絶縁性のある樹脂などによ
り成形される。第1コネクタ11は第2コネクタ
12から取り外し自在に構成され、その内部に相
手コネクタと接続されるべき端子及びスイツチン
グ回路配線基板などが収められ、第2コネクタ1
2はその内部にヒユーズ及び相手コネクタと接続
されるべき端子が設けられ、ネオン変圧器13に
固定するようにされる。これら第1、第2コネク
タ11,12を組み合わせてネオン変圧器13に
交流電力を供給するように構成される。
第5図はこの考案により第1コネクタ11の中
に組み込まれたスイツチング回路基板の回路構成
の例を示す図である。外部からの2本の交流電源
線1a,1bが第1コネクタ11の電源線入力端
2a,2bにそれぞれ接続され、一方の電源線入
力端子2bは第2コネクタ12への接触端3bか
ら直接第2コネクタ12へ接続され、他の交流電
源線1aはスイツチング素子4を介して更に他の
接触端3aから第2コネクタ12へ接続される。
第1コネクタ11には前記電源線1a,1bの他
に、2本の信号線5a,5bがそれぞれ信号線入
力端6a,6bに接続される。これら信号線入力
端6a,6bの間には例えば光結合素子7の発光
素子8が接続され、この発光素子8はその両端に
信号を加えられて発光制御される。この制御光を
受光素子9で受け、受け取られた信号はスイツチ
ング回路10に供給される。スイツチング回路1
0は供給された信号に応じたスイツチング制御信
号をスイツチング素子4に送り、スイツチング素
子4はその制御端子に制御信号が入力され、電源
線入力端子2a及び接触端3a間に電流を流した
り止めたりするようにされ、ネオン変圧器13へ
の交流電力をオン・オフすることが可能とされ
る。
第1図に示すように、第1コネクタ11の本体
はほゞ立方体をなし、立方体の一面はその一半部
14が他の半部15より低く段差をもたされ、階
段状とされ、これら互いに段差を持たされた2つ
の半面14,15はそれぞれ電源線導入面14及
び信号線導入面15とされる。
従つてまた、上記段差のある面と直角をなす他
の一面はその一半部16が段差をもたされ、その
一半部16は電源線導入面14と信号線導入面1
5と隣接する面とされ、上記他の一面の他半部1
7と段差をもたされてそれぞれ信号線締付け面1
6と電源線締付け面17とされる。
即ち、信号線導入面15に直角になるように隣
接して信号線締付け面16が設けられ、この信号
線締付け面16に直角に隣接して電源線導入面1
4があり、更に電源線導入面14と直角に隣接し
て電源線締付け面17が設けられる。
コネクタ本体の電源線導入面14及び信号線導
入面15と対向する面は開口面18とされる。
電源線導入面14にはその両端近くに2つの電
源線取入れ口21a,21bが設けられる。図で
は電源線取入れ口21a,21bの周縁部が電源
線導入面14よりも環状に高く突出されて筒状と
されている。
第3図Aはコネクタの結合面から見た第1コネ
クタ11の内部を示す図、第3図Bは第3図Aの
イ−ロ断面を示す図、第3図Cは第3図Aのイ−
ハ断面を示す図、第4図は第1コネクタ本体の第
3図Aにおけるニ−ニ′に相当する断面図である。
電源線取入れ口21a,21bには交流電源か
らの電源線22a,22bがそれぞれ挿入可能と
される。電源線取入れ口21a,21bと対向し
て第1コネクタ11本体内部には、それぞれ第
1、第2電源線端子23a,23bが配される。
即ち、第3図に示すように、電源線取入れ口21
a,21bと連通し、その径よりもやゝ大きい内
径を持つ円筒が電源線導入面14に対して垂直に
第1コネクタ11本体内に一体に形成され、それ
ぞれ第1、第2電源線端子保持円筒24a,24
bとされ、端子保持円筒24a,24bは電源線
締付け面17の両側の側壁25a,25bとそれ
ぞれ接するように形成され、かつ開口端面18近
くまで延長されている。その延長された円筒端面
は開放面26a,26bとされる。これら保持円
筒24a,24bの間を連結する隔壁27が設け
られ、本体内部は2つの空間28,29に分けら
れている。これら保持円筒24a,24bの開口
面26a,26bから電源線端子23a,23b
がそれぞれ圧入或いはインサートされ、電源線取
入れ口21a,21b側との境界に突き当てゝ位
置決めされて保持円筒24a,24b内にそれぞ
れ固定される。
一方、電源線締付け面17にはコネクタ内部の
電源線端子23a,23bと対向してそれぞれ第
1、第2電源線締付け口31a,31bが形成さ
れる。これら締付け口31a,31bはこの例で
はその周縁部と一体に筒状部が電源線締付け面1
7より突出されている。電源線取入れ口21a,
21bを通じてそれぞれ電源線22a,22bが
挿入され、その電源線22a,22bを、電源線
締付け口31a,31bを通じて締付け具により
それぞれ電源線端子23a,23bに締めつける
ことができるようにされる。このため例えば第1
電源線端子23aは短い金属棒状をしており、そ
の一端面には電源線挿入穴32が形成され、その
電源線挿入穴32は電源線取入れ口21aと対向
されている。
第2電源線端子23bは段付きの金属棒状をし
ており、その一端面に電源線挿入穴33が形成さ
れ、この電源線挿入穴33は第2電源線取入れ口
21bと対向されている。このようにして保持円
筒24a,24b内に保持された第1、第2電源
線端子23a,23bの電源線挿入穴32,33
内にコネクタ11本体の電源線取り入れ口21
a,21bを通して、それぞれ電源線22a,2
2bの挿入が可能とされる。
また、締付け口31a,31bは保持円筒24
a,24b内に挿入固定された電源線端子23
a,23bと対向し、それら電源線端子23a,
23bにネジ孔34a,34bがそれぞれ形成さ
れたネジ穴34a,34bはそれぞれ電源線挿入
穴32,33に貫通され、これらネジ穴34a,
34bに締付け具として締付けネジ35a,35
bがそれぞれネジ込まれている。その締付けネジ
35a,35bは締付け口31a,31bから自
由に締付けたり緩めたりされる。即ち、各電源線
取入れ口21a,21bより電源線端子23a,
23bの電源線挿入穴32,33内に挿入された
電源線22a,22bは、各電源線締付け口31
a,31bから締付けネジ35a,35bを操作
して、ネジ35a,35bと電源線端子23a,
23b内壁との間に圧接して保持される。
信号線導入面15には、第1、第2信号線取入
れ口36a,36bが設けられ、交流電力を制御
する第1、第2信号線37a,37bがそれぞれ
挿入可能にされる。その例では信号線取入れ口3
6a,36bの周縁は筒状に信号線導入面15よ
り突出されている。また2つの電源線取入れ口2
1a,21bの間隔よりも、これら信号線取入れ
口36a,36bの間隔は小とされ、かつその配
列方向と直角に見て、電源線取入れ口21a,2
1bの間に信号線取入れ口36a,36bが位置
された場合である。
これら信号線取入れ口36a,36bと対向し
てコネクタ11内部側には信号線端子38a,3
8bがそれぞれ固定される。各信号線端子38
a,38bは信号線取入れ口36a,36bより
少し大きい外径をもつ棒状金属端子の場合で、そ
れぞれその外周面と、内周面を対接された信号線
端子保持円筒39a,39bが信号線導入面15
と直角にコネクタ11内に一体に形成されてい
る。金属棒状の信号線端子38a,38bは開口
18側から例えば圧入又はインサートして固定さ
れる。
信号線締付け面16には、第1、第2信号線端
子38a,38bと対向して第1、第2信号線締
付け口41a,41bが形成される。信号線取入
れ口36a,36bにそれぞれ挿入された信号線
37a,37bは信号線締付け口41a,41b
を通じて締付け具により信号線端子38a,38
bに締付けることができる。このため例えば、信
号線端子38a,38bの信号線取入れ口36
a,36b側の端面にはそれぞれ深い穴が設けら
れて信号線挿入穴42a,42bとされ、第1、
第2信号線取入れ口36a,36bからの信号線
37a,37bがこれら信号線挿入穴42a,4
2bに差し込まれるようになつている。更に、信
号線締付け口41a,41bと対向して、信号線
端子38a,38bに信号線挿入穴42a,42
bに達するネジ孔43a,43bがそれぞれ設け
られ、これらネジ孔にそれぞれ締付け具としての
締付けネジ44a,44bがネジ込まれる。よつ
て信号線挿入穴42a,42bに挿入された信号
線37a,37bを締め付けネジ44a,44b
を締めつけることにより挿入穴42a,42bの
各内壁にそれぞれ圧接して保持することが可能と
される。
これら電源線取入れ口21a,21bと信号線
取入れ口36a,36bとはそれぞれ取付け面1
4,15上で互いに異なる間隔で平行に配され
る。この例では、信号線取入れ口36a,36b
の間隔は電源線取入れ口21a,21bの間隔よ
り狭くされている。つまり、電源線取入れ口21
a,21bに挿入された電源線22a,22bが
信号線締付け口41a,41bを塞いでしまわな
いように構成され、しかも電源線22a,22b
及び信号線37a,37bを締付け固定する作業
が同じ方向から妨げあうことなく行える。
第1コネクタ11本体内において開口面18と
対向して中継端子45が固定される。この例で
は、第1電源線端子23a保持円筒24aが開口
面18の近くまで延長形成され、その保持円筒2
4a内に中継端子45が挿入され、電源線端子2
3aと間隔を保つて固定される。
この考案ではさらに、スイツチング回路が組ま
れた配線基板46が第1コネクタ11本体内に収
容される。即ち、この例では隔壁27により2分
された一方の空間28内で隔壁27と並行し、か
つ信号線端子38a,38b側に接近して配線基
板46が設けられる。コネクタ11本体の側壁2
5a,25bの内面に形成された基板案内板47
a,47b,47c,47dからコネクタ11本
体内に挿入される。基板案内板47a,47b,
47c,47dはそれぞれ断面が直角三角形をし
た梁状で、コネクタ本体内の両側壁25a,25
bに配線基板46の厚さを隔てゝ、互いに対向し
て設けられることにより構成された場合である。
この配線基板46には、例えば第5図に示した回
路中のスイツチング素子4、光結合素子7、スイ
ツチング回路10が組み込まれている。配線基板
46に組み込まれた全体を制御回路と記す。その
スイツチング回路10はこの例では光結合素子7
を介して信号線端子38a,38bに接続される
と共に第1電源線端子23a及び中継端子45に
接続される。また第1電源線端子23aと中継端
子45との間にスイツチング素子4が接続され
る。このため、この例では電源線端子23aの一
端面48の中央にはネジ穴が切つてあり金属タブ
49がネジ51で取りつけられるようになつてい
る。第1端子保持円筒24aには第3図A、第4
図に示すように、金属タブ49の幅よりやゝ広い
切欠き溝52が開口面18より深く設けられてい
て、第1電源線端子23aの金属タブ49がその
切欠き溝52に沿うようにして第1電源線端子2
3aが圧入される。この金属タブ49はリード線
53aを通じて配線基板46上の電子スイツチ素
子4(第5図)の一端に接続される。
中継端子45の電源線端子23aとの対向面の
中央にはネジ穴54が切つてあり、金属タブ55
がネジ56で取りつけられる。この中継端子45
もその金属タブ55が切欠き溝52に沿うように
保持円筒24a内に挿入され、所定の位置で中継
端子45を捻ることにより、金属タブ55が保持
円筒24aの切欠き溝52の係合部57(第4
図)に嵌合して固定される。この係合固定された
位置で接触子58の先端は保持円筒24aの開放
面26aより僅かに内部にあるようにされる。
金属タブ55はリード線53bを通じて配線基
板46上の電子スイツチ素子4の他端に接続され
る。更に、また信号線端子38a,38bの他端
面59a,59bはその保持円筒39a,39b
の開放端面61a,61bと同一面か僅かに突出
するようにされ、その端面59a,59bにはネ
ジ穴が設けられ、金属タブ62a,62bをネジ
止め固定することができる。つまり、金属タブ6
2a,62bにリード線63a,63bを半田付
けなどして取付け、そのリード線63a,63b
を通して外部からの信号をコネクタ11内部のス
イツチング配線基板46へ供給することが可能と
される。
配線基板46を取りつけ、かつこの配線基板4
6と端子との接続を行つてから、空間28には絶
縁性の樹脂64を流し込んで配線基板46をコネ
クタ11本体に固着すると共に基板46の保護を
兼ねさせる。この際、この例では隔壁27により
コネクタ11本体内の電源線端子23側の空間2
9には流れ込まないようになつているので、第一
電源線端子保持円筒24aの切欠き溝52を通し
て中継端子45に絶縁性の樹脂64が付着するこ
とはない。
この第1コネクタ11本体の開口面18は第2
コネクタ12本体によつて蓋されると共に第1コ
ネクタ11本体と第2コネクタ12とは結合手段
で取り外し自在に互いに結合される。例えば第1
コネクタ11本体の両側壁25a,25bの外面
には第1図に示すように、その開口面18縁近く
に第2コネクタ12との結合板65が設けられ
る。結合板65の長手方向は開口面18とほぼ垂
直で、その長手方向の中央付近でコネクタ11本
体と一体に取付けられ、その開口18縁に近い結
合板65先端のコネクタ11本体側に鉤状の鉤6
6を有する。
結合板65の鉤66と対向する端部67をコネ
クタ11本体側に押すことにより鉤66部とコネ
クタ11本体との間隔を変えることができ、第1
コネクタ11は第2コネクタ12との結合及び取
り外しが自在にされる。また必要に応じて結合板
65の長手方向に沿い補強用のリム68が形成さ
れる。
第2コネクタ12本体は第2図に示すように、
ネオン変圧器13の例えば底面に直接取付けられ
る。第1コネクタ11と対向する面は開放面17
とされ、その開放面の内寸は第1コネクタ11の
開口18が丁度嵌合可能な大きさとされ、他端面
72はネオン変圧器13へ固定される。
また、第2コネクタ12本体の開放端面71際
の両外側面には第1コネクタ11との結合部73
a,73bがそれぞれ突出して設けられる。結合
部73a,73bはコネクタ12の固定面72に
向けて本体側面から斜めに部分的に突出するよう
にされ、第1コネクタ11の結合板65先端の鉤
66a,66bが、結合部73a,73bの突出
斜面をせりあがつてから、それぞれ突出部背面の
係合部74a,74bに落ち込み第1コネクタ本
体11と第2コネクタ本体12との結合が果たさ
れる。この例では、その係合部74a,74bの
鉤66a,66bが落ち込む部分に浅い凹部75
a,75bがコネクタ12本体の両側面76a,
76bに形成され、凹部75a,75bに落ち込
んだ鉤66a,66bがその第2コネクタ12本
体の側面凹部75a,75b内で回動できず、第
1、第2コネクタ11,12の接合が安定される
場合である。
第2コネクタ12本体には第1コネクタ11本
体と対向して第1、第2連結端子77a,77b
が取りつけられる。これら連結端子77a,77
bは中継端子45又は第2電源線端子23bとに
それぞれ弾性的に接続される。このためコネクタ
12本体内に開放面71と対向して中仕切78が
設けられ、この中仕切78に第1、第2連結端子
77a,77bが第1コネクタ11の中継端子4
5又は第2電源線端子23bとそれぞれ対向する
ように設けられる。各連結端子77a,77bは
例えば半円筒状をしたそれぞれ2つの接触片79
a,79b,79c,79dの凹部をそれぞれ対
向させて中仕切78に立てられて構成される。一
方、第1コネクタ11の中継端子45と第2電源
線端子23bの各他端面(第2コネクタ12側)
にはそれぞれピン状接触子58,69が一体に突
出されており、これら接触子58,69が各連結
端子77a,77bの各接触片79a,79b,
79c,79d間にそれぞれ挿入され、互いに弾
性的に接触するようにされ、第1コネクタ11と
第2コネクタ12とは電気的に接続される。
接触子58,59はその突出方向における位置
がほぼ同一とされ、かつ保持円筒24a,24b
より端面が引込まされ、これら円筒24a,24
b内でそれぞれ端子45,23bと第1、第2連
結端子77a,77bとの各接触がなされ、その
接触が保持されるようにした場合である。
なお、この例で中仕切78の第1コネクタ11
側の面にヒユーズクリツプ81a,81b,81
c,81dが取りつけられ、これらヒユーズクリ
ツプ81a,81b,81c,81dによりヒユ
ーズ82a,82bが保持され、第5図に示した
ように各連結端子77a,77bからの交流電流
はこれらヒユーズ82a,82bを介してネオン
変圧器13へ供給され、過電流からネオン変圧器
13を保護できるようになつている。
「考案の効果」 ネオン変圧器への交流電力の供給制御を、従来
の機械的接点機構から電子的接点機構にし、その
結果スイツチング回路を小型に構成することが可
能となり、更にこの特徴を活かしてスイツチング
回路基板をネオン変圧器用コネクタ本体の内部に
直接組み込むようにしたので、ネオンの制御装置
が小型、軽量、安価に製造できるようになつた。
また、保守、管理も従来に比べて容易に行うこ
とができ、それに費やす費用、労力が軽減され
る。
スイツチング回路を小型、軽量化してコネクタ
本体の内部に内臓したので、微弱な信号でネオン
変圧器への交流電力を制御でき、また制御される
交流電力の損失も少なく、従つてネオンサインの
点滅制御の電力が大幅に節約できる。
第1コネクタの電源線と信号線の導入面、電源
線の締付け面と信号線締付け面とに互いに段差を
つけて構成したので、これらの入力線の導入方向
及び締付け作業の方向を揃えることができ、入力
線の接続作業の作業性が良くなり簡単になつた。
更に2つの電源線取入れ口の間隔と、2つの信
号線取入れ口の間隔とを異なるように設けたの
で、電源線が信号線締付け口を塞いでしまうこと
がなく、締付け作業もやり易い。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるネオン変圧器用のコネ
クタの実施例を示す分解斜視図で、通常の取付け
状態に対して逆様にして示した図、第2図はこの
考案のコネクタの例をネオン変圧器に取付けた状
態を示す図、第3図Aは第1、第2コネクタの結
合面から見た第1コネクタの内部を示す図、第3
図Bは第3図Aのイ−ロ断面を示す図、第3図C
は第3図Aのイ−ハ断面を示す図、第4図は第1
コネクタ本体の第3図Aにおけるニ−ニ′に相当
する断面図、第5図はスイツチング回路を組込ん
だこの考案のコネクタの回路構成の一例を示す図
である。 1……交流電源線、2……電源線入力端、3…
…接触端、4……スイツチング素子、5……信号
線、6……信号線入力端、7……光結合素子、8
……発光素子、9……受光素子、10……スイツ
チング回路、11……第1コネクタ、12……第
2コネクタ、13……ネオン変圧器、14……電
源線導入面、15……信号線導入面、16……信
号線締付け面、17……電源線締付け面、18…
…コネクタ開口、21……電源線取入れ口、22
……電源線、23……電源線端子、24……電源
線端子保持筒、25……第1コネクタ側壁、26
……円筒開放面、27……隔壁、28,29……
空間、31……電源線締付け口、32……第1電
源線端子の電源線挿入穴、33……第2電源線端
子の電源線挿入穴、34……ネジ孔、35……締
付けネジ、36……信号線取入れ口、37……信
号線、38……信号線端子、39……信号線端子
保持筒、41……信号線締付け口、42……信号
線挿入穴、43……ネジ孔、44……締付けネ
ジ、45……中継端子、46……配線基板、47
……基板案内板、48……第1電源線端子の端
面、49……金属タブ、51……ネジ、52……
切欠き溝、53……リード線、54……ネジ穴、
55……タブ、56……ネジ、57……係合部、
58……中継端子の接触子、59……信号線端子
の他端面、61……保持円筒の開放面、62……
金属タブ、63……信号のリード線、64……絶
縁性の樹脂、65……結合板、66……鉤、67
……結合板他端部、68……リム、69……第2
電源線端子の接触子、71……開放面、72……
固定面、73……結合部、74……係合部、75
……凹部、76……第2コネクタ側面、77……
連結端子、78……中仕切、79……接触片、8
1……ヒユーズクリツプ、82……ヒユーズ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 絶縁材の第1コネクタ本体の一外面に段差をも
    つて電源線導入面と、信号線導入面とが形成さ
    れ、 これら電源線導入面及び信号線導入面とほゞ直
    角に同一側でそれぞれ隣接し、これら両面の上記
    段差により段差をもつ電源線締付け面及び信号線
    締付け面が上記第1コネクタ本体に形成され、 上記電源線導入面に第1、第2電源線取入れ口
    がそれぞれ形成され、 これら第1、第2電源線取入れ口とそれぞれ対
    向して上記第1コネクタ本体内に第1、第2電源
    線端子が固定され、 上記電源線締付け面に上記第1、第2電源線端
    子と対向した第1、第2電源線締付け口がそれぞ
    れ形成され、上記第1、第2電源線取入れ口にそ
    れぞれ挿入された各電源線を上記第1、第2電源
    線締付け口を通じてそれぞれ締付け具により第
    1、第2電源線端子に締付けることができるよう
    にされ、 上記信号線導入面に第1、第2信号線取入れ口
    がそれぞれ形成され、 これら第1、第2信号線取入れ口とそれぞれ対
    向して上記第1コネクタ本体内に第1、第2信号
    線端子が固定され、 これら第1、第2信号線端子とそれぞれ対向し
    た第1、第2信号線締付け口がそれぞれ上記信号
    線締付け面に形成され、上記第1、第2信号線取
    入れ口にそれぞれ挿入された各信号線を上記第
    1、第2信号線締付け口を通じてそれぞれ締付け
    具により第1、第2信号線端子に締付けることが
    できるようにされ、 上記第1コネクタ本体内においてその開口面と
    対向した中継端子が固定され、 上記第1コネクタ本体内に制御回路が組まれた
    配線基板が収容され、その制御回路は上記第1、
    第2信号線端子に接続されると共に上記第1電源
    線端子及び中継端子に接続され、上記第1、第2
    信号線端子に入力された信号により、上記第1電
    源線端子及び上記中継端子間に接続されたスイツ
    チング素子がオン・オフ制御するものであり、 上記第1コネクタ本体の開口面はネオン変圧器
    に固定される絶縁材の第2コネクタ本体により蓋
    されると共に、これら第1、第2コネクタ本体は
    結合手段により取り外し自在に互いに結合され、 上記第2コネクタ本体の上記第1コネクタ本体
    と対向して第1、第2連結端子が取りつけられ、
    これら第1、第2連結端子は上記第2電源線端子
    及び中継端子とは互いに弾性的に接触して互いに
    電気的に接続されてなるネオン変圧器用コネク
    タ。
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JPH07120488B2 (ja) * 1989-12-07 1995-12-20 株式会社小糸製作所 放電ランプ装置
JPH07115615B2 (ja) * 1990-01-08 1995-12-13 株式会社小糸製作所 メタルハライド放電ランプ装置

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JPS61190118U (ja) 1986-11-27

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