JPH0438281Y2 - - Google Patents

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JPH0438281Y2
JPH0438281Y2 JP1796387U JP1796387U JPH0438281Y2 JP H0438281 Y2 JPH0438281 Y2 JP H0438281Y2 JP 1796387 U JP1796387 U JP 1796387U JP 1796387 U JP1796387 U JP 1796387U JP H0438281 Y2 JPH0438281 Y2 JP H0438281Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、光学式の微粒子検出装置の光学系
に使用されるレーザ光とコリメータレンズの光軸
調整治具に関するものである。
〔従来の技術〕
流体中に微少な粒子を間隔をおいて一列に並べ
て流し、そこへ光を照射し、粒子から発せられる
散乱光を検出することにより粒子の個数や大きさ
を測定する微粒子検出装置において、光源にレー
ザダイオードを使用する場合には、レーザダイオ
ードから発散される光をコリメータレンズによつ
て平行光線に収束し、さらにコンデンサレンズに
よつて微少なスポツトに絞り込む必要がある。
ところが、一般にレーザダイオードは、そのケ
ースの中心に厳密に発光点が存在するわけではな
く、発光点の位置は部品ごとにある範囲内でばら
ついてくる。また、発光の中心軸(光軸)はケー
スの中心軸に対してある範囲内で傾いている。た
とえば、シヤープ株式会社製LTO21MDレーザ
ダイオードでは、発光点精度は位置で±80μm、
振れ角で垂直、水平方向それぞれ±3°,±2°であ
る。また、発光点の大きさは3平方ミクロン程度
である。
レーザダイオードとコリメータレンズの中心軸
が一致しないまま光学系が組みたてられると、レ
ーザ光が粒子に当る照射部において適正なビーム
スポツト強度分布(通常はスポツト中心が最も強
度の強い正規分布状の分布)が得られず、粒子測
定に悪影響を及ぼす。
そこで、これらの中心軸を合わせるための微動
調整に、ビーム位置センサーまたはCCD等の受
光装置によつて発光源からの光の強度分布を測定
し、光軸特性を個々に算出し、光源の位置を調整
する方法もある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記方法は高価な受光装置を必要とし
光軸特性の計算も複雑であり、また、部品の機械
精度も非常に高いものが要求される。そのため、
コストが高く調整が面倒である。
この考案の目的は、高価な受光装置および高精
度の部品が不要でコストが安く、複雑な光軸特性
の計算が不要で容易に調整が行えるレーザ光とコ
リメータレンズの光軸調整治具を提供することで
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案のレーザ光とコリメータレンズの光軸
調整治具は、レーザ光を発光するレーザ発光源を
内装したレーザ発光源ユニツトを保持して第1軸
上にレーザ光軸を揃えて配置された発光源ユニツ
ト保持部と、 この発光源ユニツト保持部を前記第1軸と直交
して前記第1軸上で相交わる第2軸および第3軸
の方向へ移動調整可能な第1調整装置と前記発光
源ユニツト保持部を前記レーザ発光源を略中心と
して前記第1軸上で相交わる第1平面内および第
2平面内で回転調整可能な第2調整装置とを互い
に連結してなり、一端部に前記発光源ユニツト保
持部の後部を取付けた発光源ユニツト調整部と、
この発光源ユニツト調整部の他端部を前記第1軸
のまわりに回転可能に保持し台上に配置された第
1保持体と、 前記発光源ユニツト保持部と対向して前記レー
ザ光の照射方向側に略第1軸上に配置されコリメ
ータレンズユニツトを保持するレンズユニツト保
持部と、 このレンズユニツト保持部を前記発光源ユニツ
ト保持部側と反対側で保持し前記第1保持体に対
し互いの距離を相対的に伸縮可能に前記台上に配
置された第2保持体とを備えたものである。
〔作用〕
この考案の構成によれば、レーザ発光源ユニツ
トを保持し第1軸上にレーザ光軸を揃えて配置さ
れた発光源ユニツト保持部は、第1調整装置によ
り、第1軸と直交して第1軸上で相交わる第2軸
と第3軸の方向へ移動調整可能である。すなわ
ち、レーザ発光源を第1軸上に合わせることがで
きる。また、発光源ユニツト保持部は、第2調整
装置により、レーザ発光源を略中心として第1軸
上で相交わる第1平面と第2平面の方向へ回転調
整可能である。すなわち、レーザ光軸の振れを調
整して第1軸上に合わせることができる。
ここで、発光源ユニツト保持部は、第1軸のま
わりに回転可能な発光源ユニツト調整部に取付け
られているので、発光源ユニツト保持部を回転さ
せながら螢光板等にレーザ光を照射して描かれる
円軌道の半径を最小にする方向へ調整すれば、レ
ーザ光の中心軸をコリメータレンズの光軸上に合
致させることができる。
さらに、発光源ユニツト保持部を取付けた発光
源ユニツト調整部を保持する第1保持体とレンズ
ユニツト保持部を保持する第2保持体との距離が
相対的に伸縮可能なので、レーザ発光源をコリメ
ータレンズの焦点に合致させることができる。
このように、レーザ光とコリメータレンズの光
軸の調整が、高価な受光装置および高精度の部品
が不要でコストが安く行える。また、複雑な光軸
特性の計算が不要で調整が容易である。
実施例 この考案の一実施例を第1図ないし第6図に基
づいて説明する。このレーザ光とコリメータレン
ズの光軸調整治具は、レーザ光を発光するレーザ
発光源13を内装したレーザ発光源ユニツト1を
保持して第1軸A上にレーザ光軸を揃えて配置さ
れた発光源ユニツト保持部2を設け、この発光源
ユニツト保持部2を第1軸Aと直交して第1軸A
上で相交わる第2軸Bおよび第3軸Cの方向へ移
動調整可能な第1調整装置3と発光源ユニツト保
持部2をレーザ発光源13を略中心として第1軸
A上で相交わる第1平面内および第2平面内で回
転調整可能な第2調整装置4とを互いに連結して
なり、一端部に発光源ユニツト保持部2の後部を
取付けた発光源ユニツト調整部5を設け、この発
光源ユニツト調整部5の他端部を前記第1軸Aの
まわりに回転可能に保持し台8上に配置された第
1保持体7を設け、発光源ユニツト保持部2と対
向して前記レーザ光の照射方向側に略第1軸A上
に配置されコリメータレンズユニツト9を保持す
るレンズユニツト保持部10を設け、このレンズ
ユニツト保持部10を発光源ユニツト保持部2側
と反対側で保持し第1保持体7に対し互いの距離
を相対的に伸縮可能に台8上に配置された第2保
持体12を設けたものである。
発光源ユニツト1は、レーザ発光源13、発光
源取付具14およびレーザ駆動部15とで構成さ
れる。レーザ発光源13はレーザダイオードから
成る。発光源取付具14は、第3図に示すように
取付具本体16とフランジ部17とから成る。取
付具本体16は上面の開口した円筒形状をしてお
り、この円筒の中心軸上の底面にレーザ発光源1
3が取り付けられている。この円筒の側面には周
上に複数の貫通したねじ孔18が設けられてい
る。また、この円筒の側面には、レーザ発光源1
3の発生する熱を外部へ逃す空気孔19が周上に
複数設けられている。ねじ孔20は、この円筒の
底面に複数設けられており、発光源取付具14と
レーザ駆動部15との連結に用いられる。フラン
ジ部17は、この円筒の底面部に外嵌されてい
る。21は、レーザダイオードに電源を供給する
端子部である。
レーザ駆動部15は、角形断面形状をしてお
り、円筒形状の発光源取付具14の底面と接して
連結されてレーザダイオードを駆動する駆動装置
を内装している。
発光源ユニツト保持部2は、レーザ駆動部15
を挿入させてレーザ駆動部15の外面を固定する
ことのできる角形断面孔のチヤツク部22を有し
ている(第4図)。このチヤツク部22には、レ
ーザ駆動部15の二対の対辺間を締めつけるねじ
23が、2個ずつ設けられている。第1軸Aは、
このチヤツク部22の水平な中心軸である。
発光源ユニツト調整部5は、第1調整装置3と
第2調整装置4とから成る。
第1調整装置3は、発光源ユニツト保持部2の
後部を取り付けており、発光源ユニツト保持部2
を水平な第1軸A上で相交わる水平な第2軸Bお
よび鉛直な第3軸Cの方向へ、各々、調整つまみ
24および調整つまみ25により移動調整可能で
ある。
第2調整装置4は、第1平面内振れ調整装置4
aと第2平面内振れ調整装置4bとで構成され
る。第1平面内振れ調整装置4aは、レーザ発光
源13を略中心として第1軸Aを通る鉛直な第1
平面内で調整つまみ26により発光源ユニツト保
持部2を回転調整可能である。第2平面振れ調整
装置4bは、レーザ発光源13を略中心として第
1軸Aを通る水平な第2平面内で調整つまみ27
により発光源ユニツト保持部2を回転調整可能で
ある。
第3調整装置6は、発光源ユニツト調整部5を
発光源ユニツト保持部2と反対側で保持し、第1
軸A上で相交わる水平な第4軸Dおよび鉛直な第
5軸Eの方向へ、各々、調整つまみ28および調
整つまみ29により発光源ユニツト調整部5を移
動調整可能である。第3調整装置6は、発光源ユ
ニツト調整部5と反対側で第1軸A上にシヤフト
部30を有している。
第1保持体7は、台部7aとベアリング部7b
とから成る。台部7aは水平な台8上に固定され
ている。ベアリング部7bは、台部7a上に立設
され、第1軸A上にラジアル軸受から成るベアリ
ング31を有している。第1保持体7は、ベアリ
ング31の内輪部に第3調整装置6のシヤフト部
30を嵌合させ第3調整装置6を第1軸Aのまわ
りに回転可能に保持している。
コリメータレンズユニツト9は、第5図に示す
ようにコリメータレンズ32、コリメータレンズ
取付具33および円筒ねじ34から成る。コリメ
ータレンズ32は、レーザ光を透過させて平行光
線にさせる円柱状のレンズであり、一端に突起部
32aを有している。コリメータレンズ取付具3
3は、円筒部35とフランジ部36とから成る。
円筒部35は、コリメータレンズを内嵌する内周
部35aとこの内周部35aより径の大きい内周
ねじ部35bを有している。内周部35aと内周
ねじ部35bとは、各々、円筒部35の両端部か
ら中央部まで延びている。円筒ねじ34は、内周
に引つ掛かり部34aを有し、外周に外周ねじ部
34bを有する。コリメータレンズ32は、円筒
部35の内周部35aに内嵌され、突起部32a
を円筒ねじ34の引つ掛かり部34aに引つ掛け
られて保持され、円筒ねじ34を円筒部35の内
周ねじ部35bにねじ込むことにより内周部35
a内を移動調整可能である。フランジ部36は、
円筒部35の外周中央部に周方向に設けられた円
板部であり、円板の周上中央部に軸方向に貫通す
るねじ孔36aを有している。コリメータレンズ
ユニツト9は、円筒ねじ34側でフランジ部36
を含まない部分の外周をレーザ発光源ユニツト1
4の取付具本体16の内周部に内嵌されて、ねじ
孔18を貫通するねじ40により発光源ユニツト
14と固定される。
レンズユニツト保持部10は、第1軸A方向か
ら見ると第6図に示すように中央に円孔部10a
を有する円板形状をしており、円板の外周部から
円孔部10aへ貫通する水平な切欠き部10bを
有している。円孔部10aの中心軸は第1軸Aと
一致している。この切欠部10bの上方にはねじ
挿入孔10c、下方にはねじ孔10dは同一鉛直
軸上に設けられており、上方のねじ挿入孔10c
よりねじ(図示せず)が挿入され下方のねじ孔1
0dにねじ込まれることにより円孔部10aを締
め付けて円孔を小さくする。コリメータレンズユ
ニツト9は、コリメータレンズ32側でフランジ
36を含まない部分の外周をレンズユニツト保持
部10の円孔部10aに内嵌され切欠部10bを
締め付けられて固定される。
第4調整装置11は、レンズユニツト保持部1
0をコリメータレンズユニツト9側と反対側で保
持し、レンズユニツト保持部10を第1軸A上で
相交わる水平な第6軸Fおよび鉛直な第7軸Gの
方向へ、各々、調整つまみ37および調整つまみ
38により移動調整可能である。
第2保持体12は、台部12a、第5調整装置
12bおよび連結部12cとから成る。台部12
aは、水平な台8上に固定されている。第5調整
装置12bは、台部12a上に固定されており、
調整つまみ39を有している。連結部12cは、
L形部材であり水平部を第5調整装置12bに、
垂直部を第4調整装置11の後部に連結されてい
る。第5調整装置12bは、調整つまみ39によ
り連結部12cを第1軸A方向に移動調整可能で
ある。
次にこの治具を用いた調整の手順について説明
する。
a レンズユニツト保持部10を第1軸A上に移
動させる調整をする。
これは、第1保持体7側の発光源ユニツト保持
部2、発光源ユニツト調整部5および第3調整装
置6を取りはずした状態で、第1保持体7のベア
リング31に丸棒から成る軸出し用シヤフト(図
示せず)を嵌入させて、軸出し用シヤフトの先端
部がレンズユニツト保持部10にも嵌入される様
に、第4調整装置11にてレンズユニツト保持部
10を移動調整する。このようにして、レンズユ
ニツト保持部10が第1軸A上に移動調整されれ
ば、第4調整装置11の調整つまみ37および調
整つまみ38は固定する。
b 発光源ユニツト保持部2、発光源ユニツト調
整部5および第3調整装置6を第1保持体7に
取り付け、さらに発光源ユニツト保持部2に発
光源ユニツト1を取り付ける。コリメータレン
ズユニツト9をレンズユニツト保持部10に取
付けて、コリメータレンズユニツト9の先端部
を発光源ユニツト1の取付具本体16の内周部
に嵌挿させる。このとき、まだ、ねじ40は締
めつけず、発光源ユニツト1とコリメータレン
ズユニツト9とは、固定しない状態にしてお
く。すなわち、発光源ユニツト1とコリメータ
レンズユニツト9は独立して動くことができる
状態にしておく。
c レーザ発光源13をコリメータレンズ32の
焦点とほぼ一致させる。
レーザ発光源13から数メートル離れた位置に
配置された第1軸Aと直交する螢光板を設け、こ
の螢光板にコリメータレンズ32を透過したレー
ザ光を照射させる。そして、螢光板を第1軸Aの
方向へ移動させたときに、螢光板に形成されるビ
ームスポツトの大きさができるだけ変化が少ない
様に、第4調整装置11によりコリメータレンズ
ユニツト9を第1軸Aの方向へ移動調整する。こ
れは、レーザ発光源13がコリメータレンズ32
の焦点とほぼ一致すれば、コリメータレンズ32
を透過したレーザ光は、ほぼ平行光線となるから
である。
d レーザ発光源13をコリメータレンズ32の
光軸上に合わせる。
第3調整装置6のシヤフト部30を第1軸Aの
まわりに回転させることによりレーザ発光源13
を第1軸Aのまわりに回転させる。このとき、レ
ーザ光が描く螢光板上のビームスポツトの円軌道
の半径をできるだけ小さくする様に、第3調整装
置6によりレーザ発光源13を第4軸Dおよび第
5軸Eの方向へ移動調整して行う。
e レーザ光の中心軸をコリメータレンズ32の
光軸と一致させる。
第2調整装置4により、レーザ発光源13を略
中心として発光源ユニツト保持部2の鉛直な第1
平面内での振れと水平な第2平面内での振れとを
調整する。これは、螢光板上に描いた前記円軌道
の中心にビームスポツトを移動させるように調整
して行う。すなわち、レーザ発光源13を第1軸
Aのまわりに回転させたとき、螢光板上のビーム
スポツトがビームスポツト自身の中心を回転中心
として回転するよう調整する。
ここで、前記振れ調整は、レーザ発光源13を
略中心とする調整で、レーザ発光源13の位置を
正確に中心とはしていない。したがつて、レーザ
発光源13の位置が、コリメータレンズ32の光
軸上からややずれてしまう。そこで、第1調整装
置3により、第2軸Bおよび第3軸Cの方向へ発
光源ユニツト保持部2を移動微調整して、レーザ
発光源13を再びコリメータレンズ32の光軸上
に合わせる。この微調整の量は、第1平面内振れ
調整装置4aおよび第2平面内振れ調整装置4b
の回転角度から簡単に計算できるので、調整は容
易である。
f レーザ発光源13をコリメータレンズ32の
焦点に完全に一致させる。
コリメータレンズユニツト9の円筒ねじ34を
回転させてコリメータレンズ32に第1軸A上を
移動させる。そして、螢光板を第1軸A方向に移
動させてもビームスポツトの大きさが全く変化し
ない様に、コリメータレンズ32の位置を調整す
る。
g レーザ発光源ユニツト1とコリメータレンズ
ユニツト9とを固定する。
螢光板上のビームスポツトが動かない様にバラ
ンスとりながらねじ40を締めつけて固定する。
この光軸調整されたレーザ発光源ユニツト1と
コリメータレンズユニツト9との結合体は、この
光軸調整治具から取りはずされる。そして微粒子
検出装置の光学系に組み込まれて使用されること
が可能となる。
以上のように、この実施例によれば、レーザ発
光源ユニツト1を保持し第1軸A上にレーザ光軸
を揃えて配置された発光源ユニツト保持部2は、
第1調整装置3により、第1軸Aと直交して第1
軸A上で相交わる第2軸Bと第3軸Cの方向へ移
動調整可能である。すなわち、レーザ発光源13
を第1軸A上に合わせることができる。また、発
光源ユニツト保持部2は、第2調整装置4によ
り、レーザ発光源13を略中心として第1軸A上
で相交わる第1平面と第2平面の方向へ回転調整
可能である。すなわち、レーザ光軸の振れを調整
して第1軸A上に合わせることができる。
ここで、発光源ユニツト保持部2は、第1軸A
のまわりに回転可能な発光源ユニツト調整部5に
取付けられているので、発光源ユニツト保持部2
を回転させながら螢光板等にレーザ光を照射して
描かれる円軌道の半径を最小にする方向へ調整す
れば、レーザ光の中心軸をコリメータレンズ32
の光軸上に合致させることができる。
さらに、発光源ユニツト保持部2を取付けた発
光源ユニツト調整部5を保持する第1保持体7と
レンズユニツト保持部10を保持する第2保持体
12との距離が相対的に伸縮可能なので、レーザ
発光源13をコリメータレンズ32の焦点に合致
させることができる。
このように、レーザ光とコリメータレンズ32
の光軸の調整が、高価な受光装置および高精度の
部品が不要でコストが安く行える。また、複雑な
光軸特性の計算が不要で調整が容易である。
第2保持体12を台8上に固定し、第1保持体
7を第2保持体12に対し互いの距離を移動調整
可能としても良い。双方とも移動調整可能として
も良い。
第1調整装置3と第2調整装置4との位置関係
は、第2調整装置4を発光源ユニツト保持部2側
にしても良い。
第3調整装置6および第4調整装置11は設け
なくても良い。
第1軸A、第2軸B、第4軸Dおよび第6軸F
は水平軸でなくても良い。
第3軸C、第5軸Eおよび第7軸Gは鉛直軸で
なくても良い。
第1平面は鉛直面でなくても良い。第2平面は
水平面でなくても良い。
発光源ユニツト保持部2とレンズユニツト保持
部10の位置を逆にしても良い。
〔考案の効果〕
この考案のレーザ光とコリメータレンズの光軸
調整治具によれば、レーザ発光源ユニツトを保持
し第1軸上にレーザ光軸を揃えて配置された発光
源ユニツト保持部は、第1調整装置により、第1
軸と直交して第1軸上で相交わる第2軸と第3軸
の方向へ移動調整可能である。すなわち、レーザ
発光源を第1軸上に合わせることができる。ま
た、発光源ユニツト保持部は、第2調整装置によ
り、レーザ発光源を略中心として第1軸上で相交
わる第1平面と第2平面の方向へ回転調整可能で
ある。すなわち、レーザ光軸の振れを調整して第
1軸上に合わせることができる。
ここで、発光源ユニツト保持部は、第1軸のま
わりに回転可能な発光源ユニツト調整部に取付け
られているので、発光源ユニツト保持部を回転さ
せながら螢光板等にレーザ光を照射して描かれる
円軌道の半径を最小にする方向へ調整すれば、レ
ーザ光の中心軸をコリメータレンズの光軸上に合
致させることができる。
さらに、発光源ユニツト保持部を取付けた発光
源ユニツト調整部を保持する第1保持体とレンズ
ユニツト保持部を保持する第2保持体との距離が
相対的に伸縮可能なので、レーザ発光源をコリメ
ータレンズの焦点に合致させることができる。
このように、レーザ光とコリメータレンズの光
軸の調整が、高価な受光装置および高精度の部品
が不要でコストが安く行える。また、複雑な光軸
特性の計算が不要で調整が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の使用時の側面
図、第2図はその使用前の側面図、第3図はその
発光源取付具の断側面図、第4図はその発光源ユ
ニツト保持部の正面図、第5図はそのコリメータ
レンズユニツトの断側面図、第6図はそのレンズ
ユニツト保持部の正面図である。 1……レーザ発光源ユニツト、2……発光源ユ
ニツト保持部、3……第1調整装置、4……第2
調整装置、5……発光源ユニツト調整部、7……
第1保持体、8……台、9……コリメータレンズ
ユニツト、10……レンズユニツト保持部、12
……第2保持体、13……レーザ発光源、A……
第1軸、B……第2軸、C……第3軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 レーザ光を発光するレーザ発光源を内装したレ
    ーザ発光源ユニツトを保持して第1軸上にレーザ
    光軸を揃えて配置された発光源ユニツト保持部
    と、 この発光源ユニツト保持部を前記第1軸と直交
    して前記第1軸上で相交わる第2軸および第3軸
    の方向へ移動調整可能な第1調整装置と前記発光
    源ユニツト保持部を前記レーザ発光源を略中心と
    して前記第1軸上で相交わる第1平面内および第
    2平面内で回転調整可能な第2調整装置とを互い
    に連結してなり、一端部に前記発光源ユニツト保
    持部の後部を取付けた発光源ユニツト調整部と、
    この発光源ユニツト調整部の他端部を前記第1軸
    のまわりに回転可能に保持し台上に配置された第
    1保持体と、 前記発光源ユニツト保持部と対向して前記レー
    ザ光の照射方向側に略第1軸上に配置されコリメ
    ータレンズユニツトを保持するレンズユニツト保
    持部と、 このレンズユニツト保持部を前記発光源ユニツ
    ト保持部側と反対側で保持し前記第1保持体に対
    し互いの距離を相対的に伸縮可能に前記台上に配
    置された第2保持体とを備えたレーザ光とコリメ
    ータレンズの光軸調整治具。
JP1796387U 1987-02-10 1987-02-10 Expired JPH0438281Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1796387U JPH0438281Y2 (ja) 1987-02-10 1987-02-10

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JP1796387U JPH0438281Y2 (ja) 1987-02-10 1987-02-10

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