JPH0438281B2 - - Google Patents
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- JPH0438281B2 JPH0438281B2 JP60274127A JP27412785A JPH0438281B2 JP H0438281 B2 JPH0438281 B2 JP H0438281B2 JP 60274127 A JP60274127 A JP 60274127A JP 27412785 A JP27412785 A JP 27412785A JP H0438281 B2 JPH0438281 B2 JP H0438281B2
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- cable sensor
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Landscapes
- Length Measuring Devices Characterised By Use Of Acoustic Means (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、耐火物等の加熱で次第に侵食される
物体に埋込んでその侵食量を監視するのに用いら
れるケーブルセンサの長さ計測方法に関する。
物体に埋込んでその侵食量を監視するのに用いら
れるケーブルセンサの長さ計測方法に関する。
高炉、転炉などでは熱絶縁に耐火物が使用さ
れ、そして該耐火物は使用中次第に侵食されるの
で、溶損量を把握していることは安全な操業を確
保する点で非常に重要である。
れ、そして該耐火物は使用中次第に侵食されるの
で、溶損量を把握していることは安全な操業を確
保する点で非常に重要である。
耐火物の溶損量を検知する方法としては人の目
視による判定、光学的測距、温度分布測定演算、
断線検知などがあるが、これらはいずれも一長一
短があり、充分満足できるものではない。
視による判定、光学的測距、温度分布測定演算、
断線検知などがあるが、これらはいずれも一長一
短があり、充分満足できるものではない。
溶損量測定に有効な技術として、パルス式
TDR(Time Domain Reflectometry)法があ
る。これは第5図で説明すると、ケーブル10の
一端にステツプパルスジエネレータ12により矩
形波パルスを加え、他端で反射してくるパルスを
該一端のオツシロスコーープ14により観測する
というもので、該観測でケーブル長が分り、該ケ
ーブルを耐火物に埋込んでおいて耐火物溶損と共
に該ケーブル他端を溶損させれば、最初のケーブ
ル長と耐火物使用中又は使用後のケーブル長とか
らケーブル溶損長従つて耐火物溶損量を知ること
ができる。
TDR(Time Domain Reflectometry)法があ
る。これは第5図で説明すると、ケーブル10の
一端にステツプパルスジエネレータ12により矩
形波パルスを加え、他端で反射してくるパルスを
該一端のオツシロスコーープ14により観測する
というもので、該観測でケーブル長が分り、該ケ
ーブルを耐火物に埋込んでおいて耐火物溶損と共
に該ケーブル他端を溶損させれば、最初のケーブ
ル長と耐火物使用中又は使用後のケーブル長とか
らケーブル溶損長従つて耐火物溶損量を知ること
ができる。
送端(ケーブル10の前記一端)で観測される
波形は第5図bに示すように、ジエネレータ12
の出力パルス(入射パルス)と反射パルスとの和
である合成パルスである。反射パルスは、ケーブ
ル10の他端の負荷インピーダンスZlが無限大
(開放)なら実線で示すように正極性、Zlが0(短
絡)なら点線で示すように負極性である。即ちケ
ーブル10の特性インピーダンスをZ0とすれば反
射係数ρはρ=(Zl−Z0)/(Zl+Z0)で表わさ
れ、Zl=∞ならρ=1、Zl=0ならρ=−1であ
る。従つて合成パルスはZlが∞なら実線、Zlが0
なら点線の如くなる。入射パルスに対する反射パ
ルスの遅れ時間tはケーブル長Lに依存する。即
ちこの時間tは往復距離2Lをパルス速度C/√
εで割つたものであるからケーブル長Lは、L
=・t/2√である。こゝでCは光速、εは誘
電率である。
波形は第5図bに示すように、ジエネレータ12
の出力パルス(入射パルス)と反射パルスとの和
である合成パルスである。反射パルスは、ケーブ
ル10の他端の負荷インピーダンスZlが無限大
(開放)なら実線で示すように正極性、Zlが0(短
絡)なら点線で示すように負極性である。即ちケ
ーブル10の特性インピーダンスをZ0とすれば反
射係数ρはρ=(Zl−Z0)/(Zl+Z0)で表わさ
れ、Zl=∞ならρ=1、Zl=0ならρ=−1であ
る。従つて合成パルスはZlが∞なら実線、Zlが0
なら点線の如くなる。入射パルスに対する反射パ
ルスの遅れ時間tはケーブル長Lに依存する。即
ちこの時間tは往復距離2Lをパルス速度C/√
εで割つたものであるからケーブル長Lは、L
=・t/2√である。こゝでCは光速、εは誘
電率である。
長さ測定には短い(細幅)パルスを用いる方法
もあるが、このTDR法では長い(反射波が到来
してもまだ入射波がある)パルスを用いる点が特
徴である。かゝるTDR法によるケーブルセンサ
の送端観測波形の一例を第6図に示す。本体部2
0は第5図のパルスジエネレータ12およびオツ
シロスコープ14等からなり、ケーブル10は同
軸ケーブル22とセンサ24からなる。センサ2
4も同軸ケーブルであつて、第7図aに示すよう
にニツケル−クロム(Ni−Cr)の中心導体、酸
化マグネシウム(MgO)の誘電体、及びインコ
ネルの外部導体からなる。センサ24の特性イン
ピーダンスは同軸ケーブル22のそれより小さい
ので、これらの接続部では負の反射波が生じ、こ
のため観測波形26ではくぼみが生じる。センサ
の他端は開放されているので正の反射波が生じ、
このための観測波形には立上りが見られる。この
第6図では観測波形26をケーブルセンサに対応
させて示しているが、実際は送端(本体部20の
出力端)における時間ベースの観測波形である。
もあるが、このTDR法では長い(反射波が到来
してもまだ入射波がある)パルスを用いる点が特
徴である。かゝるTDR法によるケーブルセンサ
の送端観測波形の一例を第6図に示す。本体部2
0は第5図のパルスジエネレータ12およびオツ
シロスコープ14等からなり、ケーブル10は同
軸ケーブル22とセンサ24からなる。センサ2
4も同軸ケーブルであつて、第7図aに示すよう
にニツケル−クロム(Ni−Cr)の中心導体、酸
化マグネシウム(MgO)の誘電体、及びインコ
ネルの外部導体からなる。センサ24の特性イン
ピーダンスは同軸ケーブル22のそれより小さい
ので、これらの接続部では負の反射波が生じ、こ
のため観測波形26ではくぼみが生じる。センサ
の他端は開放されているので正の反射波が生じ、
このための観測波形には立上りが見られる。この
第6図では観測波形26をケーブルセンサに対応
させて示しているが、実際は送端(本体部20の
出力端)における時間ベースの観測波形である。
かゝるケーブルセンサを転炉の耐火物溶損監視
に使用すると、該耐火物の厚みは700mm程度、従
つてセンサ24の長さもその程度としても、本体
部20は転炉から適当間隔離す必要があるのでケ
ーブル22およびセンサ24の全長は40mにもな
る。耐火物の許容摩耗量は500mmであり、従つて
40mのセンサで0〜50cmの溶損を正しく測定する
必要がある。溶損長は簡単には波形26をブラウ
ン管上に表示させ、点線で示す初期の立上り部と
実際で示す現在のそれと差(時間、従つて長さ)
を読めばよいが、40m中の0〜0.5mの変化を正
しく読むのは厄介で、精度が落ちる。センサ24
とケーブル22との接続部では反射波があるので
この接続部以降を測定範囲とする、従つてセンサ
部分のみを測定範囲とすることも考えられるが、
これでも範囲が広く、精度が落ちる。
に使用すると、該耐火物の厚みは700mm程度、従
つてセンサ24の長さもその程度としても、本体
部20は転炉から適当間隔離す必要があるのでケ
ーブル22およびセンサ24の全長は40mにもな
る。耐火物の許容摩耗量は500mmであり、従つて
40mのセンサで0〜50cmの溶損を正しく測定する
必要がある。溶損長は簡単には波形26をブラウ
ン管上に表示させ、点線で示す初期の立上り部と
実際で示す現在のそれと差(時間、従つて長さ)
を読めばよいが、40m中の0〜0.5mの変化を正
しく読むのは厄介で、精度が落ちる。センサ24
とケーブル22との接続部では反射波があるので
この接続部以降を測定範囲とする、従つてセンサ
部分のみを測定範囲とすることも考えられるが、
これでも範囲が広く、精度が落ちる。
またドリフトの問題がある。即ちセンサ長に変
化がなくても、ある時の観測では実線26の如く
なり、他の時の観測では点線26の如くなる。こ
のドリフトは相当大きく、長さにして例えば200
mmあり、ドリフト問題を解決しない測定結果は信
頼のおけないものになる。この点については、第
7図bに示すようにケーブルセンサに予め所定間
隔でインピーダンス不整合部(疵)を設けてお
き、波形26に該不整合部からの反射波26aを
生じさせ、これらより長さ基準を得てセンサ長を
求めることが考えられている(例えば特開昭59−
200902)。しかしケーブルセンサに少々の疵を付
けた程度では充分目視可能な反射波26aが得ら
れず、目視可能な反射波が得られるインピーダン
ス不整合部をケーブルセンサに設けることは厄介
であり、製作に難がある。
化がなくても、ある時の観測では実線26の如く
なり、他の時の観測では点線26の如くなる。こ
のドリフトは相当大きく、長さにして例えば200
mmあり、ドリフト問題を解決しない測定結果は信
頼のおけないものになる。この点については、第
7図bに示すようにケーブルセンサに予め所定間
隔でインピーダンス不整合部(疵)を設けてお
き、波形26に該不整合部からの反射波26aを
生じさせ、これらより長さ基準を得てセンサ長を
求めることが考えられている(例えば特開昭59−
200902)。しかしケーブルセンサに少々の疵を付
けた程度では充分目視可能な反射波26aが得ら
れず、目視可能な反射波が得られるインピーダン
ス不整合部をケーブルセンサに設けることは厄介
であり、製作に難がある。
またケーブルセンサ先端からの反射波は正極性
とは限らず負極性の場合もある。また立上り部、
立下り部の傾斜は急な場合もなだらかな場合もあ
る。この様子を第7図cに示す。ケーブルセンサ
の測定にはスライスレベル28,30を定め、波
形26がスライスレベルを切る点P1,P2,…の
横軸座標成分(時間従つて長さ)としてセンサ端
Pを求めるが、これでは第7図cから明らかなよ
うに誤差が生じる。この誤差をなくすには、点
P1,P2,…の横軸座標成分を点Pのそれに等し
くなるように修正する必要がある。
とは限らず負極性の場合もある。また立上り部、
立下り部の傾斜は急な場合もなだらかな場合もあ
る。この様子を第7図cに示す。ケーブルセンサ
の測定にはスライスレベル28,30を定め、波
形26がスライスレベルを切る点P1,P2,…の
横軸座標成分(時間従つて長さ)としてセンサ端
Pを求めるが、これでは第7図cから明らかなよ
うに誤差が生じる。この誤差をなくすには、点
P1,P2,…の横軸座標成分を点Pのそれに等し
くなるように修正する必要がある。
なお上記誤差はスライスレベル28,30を波
形26の水平部に近付ける程小になるが、波形2
6の水平部も実際には完全な直線ではなく、変動
を有するから近付けるにも限度がある。また波形
端部が立上りになるか立下りになるかはケーブル
センサ端部の溶損状態に応じて変り、開放状態で
溶損して行くのであれば立上り、短絡状態で溶損
して行くのであれば立下りである。また立上り/
立下りの傾斜は温度に関係しており、高温なほど
立上りの傾斜がゆるくなり、立下りの傾斜が大に
なる。
形26の水平部に近付ける程小になるが、波形2
6の水平部も実際には完全な直線ではなく、変動
を有するから近付けるにも限度がある。また波形
端部が立上りになるか立下りになるかはケーブル
センサ端部の溶損状態に応じて変り、開放状態で
溶損して行くのであれば立上り、短絡状態で溶損
して行くのであれば立下りである。また立上り/
立下りの傾斜は温度に関係しており、高温なほど
立上りの傾斜がゆるくなり、立下りの傾斜が大に
なる。
本発明はかゝる点、即ち観測範囲による測定精
度落ち、ドリフト、立上り/立下り部の勾配によ
る誤差の問題を解決して正確なケーブルセンサ測
長を行なおうとするものである。
度落ち、ドリフト、立上り/立下り部の勾配によ
る誤差の問題を解決して正確なケーブルセンサ測
長を行なおうとするものである。
本発明は、ケーブルセンサの一端に矩形波パル
スを加え、該パルスとセンサ他端で反射したパル
スとの合成波の波形からケーブルセンサの長さを
計測する方法において、物体に埋込んだ測定用ケ
ーブルセンサの他に基準用ケーブルセンサを用意
し、該基準用ケーブルセンサの他端近傍所定点以
降に対する合成波と測定用ケーブルセンサの該所
定点対応点以降に対する合成波を用いて、前者の
合成波から長さ基準を得、該長さ基準と、該者合
成波のセンサ使用前の立上り/立下り部に対する
現在の立上り/立下り部のずれより測定用ケーブ
ルセンサの溶損長を求めることを特徴とするもの
である。
スを加え、該パルスとセンサ他端で反射したパル
スとの合成波の波形からケーブルセンサの長さを
計測する方法において、物体に埋込んだ測定用ケ
ーブルセンサの他に基準用ケーブルセンサを用意
し、該基準用ケーブルセンサの他端近傍所定点以
降に対する合成波と測定用ケーブルセンサの該所
定点対応点以降に対する合成波を用いて、前者の
合成波から長さ基準を得、該長さ基準と、該者合
成波のセンサ使用前の立上り/立下り部に対する
現在の立上り/立下り部のずれより測定用ケーブ
ルセンサの溶損長を求めることを特徴とするもの
である。
測定用ケーブルセンサの他に基準用ケーブルセ
ンサを用いると、長さ基準を得ることができ、ま
たセンサ端部近傍の拡大表示ができて計測分解能
を上げ、ドリフトを打消して正確な溶損長算出が
可能になる。また合成法の立上り/立下り部の傾
斜に応じた修正量で、実測したセンサ端を修正す
ることにより上記測長を更に正確にすることがで
きる。
ンサを用いると、長さ基準を得ることができ、ま
たセンサ端部近傍の拡大表示ができて計測分解能
を上げ、ドリフトを打消して正確な溶損長算出が
可能になる。また合成法の立上り/立下り部の傾
斜に応じた修正量で、実測したセンサ端を修正す
ることにより上記測長を更に正確にすることがで
きる。
第1図に本発明の実施例を示す。40は転炉
で、42は該転炉に内張りされた耐火物、42は
転炉44の底部に設けられた撹拌用底吹きガスの
セラミツクノズルである。点線曲線は、耐火物4
2およびノズル44の溶損状態を示す。センサ2
4はこの溶損量を測定すべくノズル44に埋め込
まれ、その先端部はノズル溶損と共に溶損する。
このセンサ長の計測によりノズル溶損状態を測定
する。ノズルは転炉底部に複数個設けられるの
で、センサも複数個設ける。24Aが22,24
と同様のセンサ及びケーブル部である。24Sは
基準ケーブルセンサで、使用前の測定用ケーブル
センサ22,24及び24Aより若干短くされ
る。32はこれらのセンサを切換えるスイツチ、
20aはケーブルセンサに短形波パルスを供給す
るパルスジエネレータ、26bは送端電圧をアナ
ログ/デジタル変換するA/D変換器、20cは
マイクロコンピユータで記憶部、波形認識機能、
補正及び長さ変換機能などを有する。20dは
CRTデイスプレイである。
で、42は該転炉に内張りされた耐火物、42は
転炉44の底部に設けられた撹拌用底吹きガスの
セラミツクノズルである。点線曲線は、耐火物4
2およびノズル44の溶損状態を示す。センサ2
4はこの溶損量を測定すべくノズル44に埋め込
まれ、その先端部はノズル溶損と共に溶損する。
このセンサ長の計測によりノズル溶損状態を測定
する。ノズルは転炉底部に複数個設けられるの
で、センサも複数個設ける。24Aが22,24
と同様のセンサ及びケーブル部である。24Sは
基準ケーブルセンサで、使用前の測定用ケーブル
センサ22,24及び24Aより若干短くされ
る。32はこれらのセンサを切換えるスイツチ、
20aはケーブルセンサに短形波パルスを供給す
るパルスジエネレータ、26bは送端電圧をアナ
ログ/デジタル変換するA/D変換器、20cは
マイクロコンピユータで記憶部、波形認識機能、
補正及び長さ変換機能などを有する。20dは
CRTデイスプレイである。
切換器32を操作してパルスジエネレータ20
aが出力する矩形パルスをケーブルセンサ22,
24に供給すると、その送端(ケーブルセンサの
切換器32側の端)電圧は第6図に示した如くな
り、A/D変換器20bはこれをサンプリングし
てA/D変換し、各サンプルのデジタル値をマイ
コン20cに入力する。マイコン20cではこれ
を一旦記憶部に記憶し、それを繰り返し読出し
D/A変換してCRTデイスプレイ20dに表示
する。従つて該デイスプレイの管面には第6図の
波形26が表示される。切換器32を操作してパ
ルスジエネレータ20aの出力パルスをケーブル
センサ24Aに加えるとCRTデイスプレイ20
dに同様な波形(センサ長等に応じて若干異なる
が)が表示され、切換器32を操作して基準ケー
ブルセンサ24Sを選択した場合も同様である。
但し基準ケーブルセンサは炉外の一定温度の所に
置くので溶損することはなく、ドリフトがなけれ
ば表示される波形は常に同じである。これに対し
て測定用センサケーブルの表示波形は溶損により
変化する。第2図にその状態を示す。
aが出力する矩形パルスをケーブルセンサ22,
24に供給すると、その送端(ケーブルセンサの
切換器32側の端)電圧は第6図に示した如くな
り、A/D変換器20bはこれをサンプリングし
てA/D変換し、各サンプルのデジタル値をマイ
コン20cに入力する。マイコン20cではこれ
を一旦記憶部に記憶し、それを繰り返し読出し
D/A変換してCRTデイスプレイ20dに表示
する。従つて該デイスプレイの管面には第6図の
波形26が表示される。切換器32を操作してパ
ルスジエネレータ20aの出力パルスをケーブル
センサ24Aに加えるとCRTデイスプレイ20
dに同様な波形(センサ長等に応じて若干異なる
が)が表示され、切換器32を操作して基準ケー
ブルセンサ24Sを選択した場合も同様である。
但し基準ケーブルセンサは炉外の一定温度の所に
置くので溶損することはなく、ドリフトがなけれ
ば表示される波形は常に同じである。これに対し
て測定用センサケーブルの表示波形は溶損により
変化する。第2図にその状態を示す。
第2図に示すように基準ケーブルセンサの波形
の立上り部は測定用センサケーブルの初期波形の
立上り部より左方にあり(即ち基準ケーブルセン
サは使用前測定ケーブルセンサより短い)、使用
で測定ケーブルセンサの先端が溶損してくると該
センサの波形立上り部は次第に左方へ移動し、や
がては基準波形の立上り部を越えて、現波形立上
り部で示すようにその左方へくる。この移動量が
溶接量を示している。なおCRTデイスプレイ2
0dに表示される波形は、これらの波形の1つだ
けであり、切換えてこれらを表示させる。基準ケ
ーブルセンサの長さは既知であるから、基準波形
を用いての基準ケーブルセンサの測長で長さ基準
を得、それと現波形を用いた測定ケーブルセンサ
の測長で測定ケーブルセンサの長さを得、その初
期値との差から溶損長を知ることができる。
の立上り部は測定用センサケーブルの初期波形の
立上り部より左方にあり(即ち基準ケーブルセン
サは使用前測定ケーブルセンサより短い)、使用
で測定ケーブルセンサの先端が溶損してくると該
センサの波形立上り部は次第に左方へ移動し、や
がては基準波形の立上り部を越えて、現波形立上
り部で示すようにその左方へくる。この移動量が
溶接量を示している。なおCRTデイスプレイ2
0dに表示される波形は、これらの波形の1つだ
けであり、切換えてこれらを表示させる。基準ケ
ーブルセンサの長さは既知であるから、基準波形
を用いての基準ケーブルセンサの測長で長さ基準
を得、それと現波形を用いた測定ケーブルセンサ
の測長で測定ケーブルセンサの長さを得、その初
期値との差から溶損長を知ることができる。
表示される波形にはドリフトが含まれるが、先
ず基準ケーブルセンサを測定し、次いで測定用ケ
ーブルセンサを測定すると、各々には同量のドリ
フトが含まれているとしてよいから、相殺されて
しまつて現われず、正しい溶損量が得られる。
ず基準ケーブルセンサを測定し、次いで測定用ケ
ーブルセンサを測定すると、各々には同量のドリ
フトが含まれているとしてよいから、相殺されて
しまつて現われず、正しい溶損量が得られる。
またCRTデイスプレイの管面に波形26の全
体を表示すると、前述のように変化分は僅かであ
るから精度が落ちる。そこで基準波形及び現波形
の立上り部が管面中央部にくるように部分拡大表
示にすると溶損量測定を高精度に行なうことがで
きる。これは、マイコン記憶部からの波形データ
の読出しを基準波形立上り部の若干手前の所定点
(これはケーブルセンサへの矩形パルス印加と同
時に測定開始するとして、その第nサンプルとし
て求まる)以降に制限し、それらが管面一杯に表
示されるように掃引速度を上げることで容易に実
行できる。表示を開始する上記第nサンプルは既
知であるから、その点から先端までの基準ケーブ
ルセンサ長も既知であり、従つてこれを尺度に溶
損量の正確な測定が可能である。
体を表示すると、前述のように変化分は僅かであ
るから精度が落ちる。そこで基準波形及び現波形
の立上り部が管面中央部にくるように部分拡大表
示にすると溶損量測定を高精度に行なうことがで
きる。これは、マイコン記憶部からの波形データ
の読出しを基準波形立上り部の若干手前の所定点
(これはケーブルセンサへの矩形パルス印加と同
時に測定開始するとして、その第nサンプルとし
て求まる)以降に制限し、それらが管面一杯に表
示されるように掃引速度を上げることで容易に実
行できる。表示を開始する上記第nサンプルは既
知であるから、その点から先端までの基準ケーブ
ルセンサ長も既知であり、従つてこれを尺度に溶
損量の正確な測定が可能である。
波形立上り部の傾斜は前述のように温度により
変化する。これを補正するのに本発明では立上り
部の勾配を実測し、該勾配からケーブル長を引い
て修正長を求める。第2図b,cで説明すると、
波形立上り部が鎖線スライスレベルを切る点の座
標X0,Y0を求め、それよりΔxだけ進んだ点のY
座標Δyを求めると、勾配αはΔy/Δxとして求
まる。検出される点P1,P2,…をセンサ端Pに
修正するにはある量をP1,P2,…のX座標から
引けばよく、この量はαと関係しているのでそれ
を予めテーブルにしておき、測定したαで該テー
ブルを引けば必要な修正量が得られる。
変化する。これを補正するのに本発明では立上り
部の勾配を実測し、該勾配からケーブル長を引い
て修正長を求める。第2図b,cで説明すると、
波形立上り部が鎖線スライスレベルを切る点の座
標X0,Y0を求め、それよりΔxだけ進んだ点のY
座標Δyを求めると、勾配αはΔy/Δxとして求
まる。検出される点P1,P2,…をセンサ端Pに
修正するにはある量をP1,P2,…のX座標から
引けばよく、この量はαと関係しているのでそれ
を予めテーブルにしておき、測定したαで該テー
ブルを引けば必要な修正量が得られる。
第3図は上記測定要領をフローチヤートで示
す。先ず基準センサを測長し、その測定値Aと初
期計測値A0とから補正量A0/Aを求める。これ
はドリフトを示すものである。次はノズル1セン
サ(測定センサ24)を複数回測定し、平均長を
求める。ノズル2センサ(測定センサ24A)に
ついても同様にする。
す。先ず基準センサを測長し、その測定値Aと初
期計測値A0とから補正量A0/Aを求める。これ
はドリフトを示すものである。次はノズル1セン
サ(測定センサ24)を複数回測定し、平均長を
求める。ノズル2センサ(測定センサ24A)に
ついても同様にする。
第4図は測長要領を示す。第2図も参照しなが
ら説明すると、先ず波形26の水平部のレベルb
を読取り、該水平部より適当高さΔb上又は下の
レベルb±Δbとしてスライスレベルを決定する。
次は波形立上り/立後り部がスライスレベルと交
わる点P1,P2,,…の座標X0,Y0を読取る。次
にX0よりΔx時間後のY座標Y0+Δyを読取り、
勾配αをΔy/Δxとして決定する。次はαでテー
ブルを引いて補正量ΔXを求め、センサ先端Pの
X座標XをX0−ΔXとして求める。センサ長L′は
X軸分解能(サンプリング周期)により定まる定
数Kを乗じて、L′=K・Xとして求める。更にこ
れを前記補正量A/A0で割つてL0=L′×A/A0
を得、ノズル長さLをL=L1−(L01−L0)より
求める。こゝでL01はセンサ長初期表示値、L1は
センサ長初期値(設定)である。
ら説明すると、先ず波形26の水平部のレベルb
を読取り、該水平部より適当高さΔb上又は下の
レベルb±Δbとしてスライスレベルを決定する。
次は波形立上り/立後り部がスライスレベルと交
わる点P1,P2,,…の座標X0,Y0を読取る。次
にX0よりΔx時間後のY座標Y0+Δyを読取り、
勾配αをΔy/Δxとして決定する。次はαでテー
ブルを引いて補正量ΔXを求め、センサ先端Pの
X座標XをX0−ΔXとして求める。センサ長L′は
X軸分解能(サンプリング周期)により定まる定
数Kを乗じて、L′=K・Xとして求める。更にこ
れを前記補正量A/A0で割つてL0=L′×A/A0
を得、ノズル長さLをL=L1−(L01−L0)より
求める。こゝでL01はセンサ長初期表示値、L1は
センサ長初期値(設定)である。
スライスレベルの計算、座標(X0,Y0)、(X0
+Δx、Y0+Δy)の読取りなどは、CRTデイス
プレイに波形を表示させてそれを見て、または一
旦用紙に記録してその記録画像より行なつてもよ
いが、記憶部のデータを読出し、それをデータ処
理部で処理して行なうこともできる。
+Δx、Y0+Δy)の読取りなどは、CRTデイス
プレイに波形を表示させてそれを見て、または一
旦用紙に記録してその記録画像より行なつてもよ
いが、記憶部のデータを読出し、それをデータ処
理部で処理して行なうこともできる。
以上説明したように、本発明では基準ケーブル
センサを用い、それと測定用ケーブルセンサとを
対にして測長して溶損長を求めるので、正確な基
準位置および基準長が得られ、センサ端近傍の拡
大表示、ドリフト消去が行ない得て正確な溶損量
測定が可能になる。またセンサ端部波形の勾配変
化に対する修正を行なうので、一層正確な溶損量
測定が可能になる。
センサを用い、それと測定用ケーブルセンサとを
対にして測長して溶損長を求めるので、正確な基
準位置および基準長が得られ、センサ端近傍の拡
大表示、ドリフト消去が行ない得て正確な溶損量
測定が可能になる。またセンサ端部波形の勾配変
化に対する修正を行なうので、一層正確な溶損量
測定が可能になる。
第1図は本発明の実施例を示す説明図、第2図
はセンサ長測定要領の説明図、第3図および第4
図は測長要領を示す流れ図、第5図はTDR法の
説明図、第6図はケーブルセンサによる溶損量測
定の説明図、第7図は第6図の各部の説明図であ
る。 図面で22,24はケーブルセンサ、20aは
矩形波パルスジエネレータ、24Sは基準用ケー
ブルセンサである。
はセンサ長測定要領の説明図、第3図および第4
図は測長要領を示す流れ図、第5図はTDR法の
説明図、第6図はケーブルセンサによる溶損量測
定の説明図、第7図は第6図の各部の説明図であ
る。 図面で22,24はケーブルセンサ、20aは
矩形波パルスジエネレータ、24Sは基準用ケー
ブルセンサである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ケーブルセンサの一端に矩形波パルスを加
え、該パルスとセンサ他端で反射したパルスとの
合成波の波形からケーブルセンサの長さを計測す
る方法において、 物体に埋込んだ測定用ケーブルセンサの他に基
準用ケーブルセンサを用意し、該基準用ケーブル
センサの他端近傍所定点以降に対する合成波と測
定用ケーブルセンサの該所定点対応点以降に対す
る合成波を用いて、前者の合成波から長さ基準を
得、該長さ基準と、後者合成波のセンサ使用前の
立上り/立下り部に対する現在の立上り/立下り
部のずれより測定用ケーブルセンサの溶損長を求
めることを特徴とするケーブルセンサの長さ計測
方法。 2 溶損長を、合成波の立上り/立下り部の勾配
を求めて、該勾配に応じた修正量で実測したセン
サ端位置を補正し、その補正センサ端位置のセン
サ使用前センサ端位置よりの差を得て、該差と長
さ基準より算出することを特徴とする特許請求の
範囲第1項記載のケーブルセンサの長さ計測方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60274127A JPS62132185A (ja) | 1985-12-04 | 1985-12-04 | ケ−ブルセンサの長さ計測方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60274127A JPS62132185A (ja) | 1985-12-04 | 1985-12-04 | ケ−ブルセンサの長さ計測方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62132185A JPS62132185A (ja) | 1987-06-15 |
JPH0438281B2 true JPH0438281B2 (ja) | 1992-06-24 |
Family
ID=17537395
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60274127A Granted JPS62132185A (ja) | 1985-12-04 | 1985-12-04 | ケ−ブルセンサの長さ計測方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62132185A (ja) |
-
1985
- 1985-12-04 JP JP60274127A patent/JPS62132185A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62132185A (ja) | 1987-06-15 |
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