JPH0438261Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0438261Y2 JPH0438261Y2 JP1986141494U JP14149486U JPH0438261Y2 JP H0438261 Y2 JPH0438261 Y2 JP H0438261Y2 JP 1986141494 U JP1986141494 U JP 1986141494U JP 14149486 U JP14149486 U JP 14149486U JP H0438261 Y2 JPH0438261 Y2 JP H0438261Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fluid
- flow rate
- temperature
- zero point
- density
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 25
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 14
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 8
- 230000006870 function Effects 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 230000000704 physical effect Effects 0.000 description 2
- BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N platinum Chemical compound [Pt] BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 1
- 229910052697 platinum Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000002277 temperature effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Measuring Volume Flow (AREA)
Description
技術分野
本考案は、コリオリ流量計により広範囲な温度
と密度をもつ各種の流体の質量流量を測定する場
合に生ずる零点の移動を補正して高精度な質量流
量を求める補正装置に関する。 従来技術 導管を流れる流体流に対して振動を与えると、
流体の流れの向きと導管の振動軸とに対して直角
方向にコリオリの力が発生し、このコリオリの力
が振動周波数と流体の質量流量とに比例すること
が知られており、特開昭54−52570号公報におい
て、前述のごときコリオリの力を利用した質量流
量計が開示されている。この質量計はＵ字形の導
管を軸対称となるように支持部材に固着支持され
開口している。一方、この支持部材には前述Ｕ字
形導管と対向してお互いが音叉の歯となるように
往復動部材が固着支持される。即ち、この往復動
部材はＵ字形導管と固有振動数を等しくしてあ
る。このような構成の流量計本体を固有振動数で
音叉状に加振すると、Ｕ字形導管には、コリオリ
の力に基づく捩りモーメントが加わり、このモー
メントの大きさは質量流量に比例するもので、該
捩りモーメントはＵ字形導管の両腕がＵ字導管の
静止面を通過するときの時間差として計測され
る。なお、固有振動数による加振は振幅が一定と
なるように制御されている。 従来技術の問題点 上述の従来技術は、振動エネルギを最小にする
ために共振周波数で駆動するものであるが、更
に、導管を薄肉なものにしている。このような薄
肉導管は温度変化による熱膨張、流体密度、圧力
等の影響を受けるなどによる物性値変化の影響を
受け易い。一般に、流量計においては同種類の温
度の異なる流体異種類の密度の異なる流体等多様
な流体が計測対称となるが、この様な流体の温
度、圧力等の条件のもとではＵ字形導管もその影
響を受ける。前述のごとくコリオリの力によるモ
ーメントはＵ字導管の静止面を準備と定めて、こ
と密度をもつ各種の流体の質量流量を測定する場
合に生ずる零点の移動を補正して高精度な質量流
量を求める補正装置に関する。 従来技術 導管を流れる流体流に対して振動を与えると、
流体の流れの向きと導管の振動軸とに対して直角
方向にコリオリの力が発生し、このコリオリの力
が振動周波数と流体の質量流量とに比例すること
が知られており、特開昭54−52570号公報におい
て、前述のごときコリオリの力を利用した質量流
量計が開示されている。この質量計はＵ字形の導
管を軸対称となるように支持部材に固着支持され
開口している。一方、この支持部材には前述Ｕ字
形導管と対向してお互いが音叉の歯となるように
往復動部材が固着支持される。即ち、この往復動
部材はＵ字形導管と固有振動数を等しくしてあ
る。このような構成の流量計本体を固有振動数で
音叉状に加振すると、Ｕ字形導管には、コリオリ
の力に基づく捩りモーメントが加わり、このモー
メントの大きさは質量流量に比例するもので、該
捩りモーメントはＵ字形導管の両腕がＵ字導管の
静止面を通過するときの時間差として計測され
る。なお、固有振動数による加振は振幅が一定と
なるように制御されている。 従来技術の問題点 上述の従来技術は、振動エネルギを最小にする
ために共振周波数で駆動するものであるが、更
に、導管を薄肉なものにしている。このような薄
肉導管は温度変化による熱膨張、流体密度、圧力
等の影響を受けるなどによる物性値変化の影響を
受け易い。一般に、流量計においては同種類の温
度の異なる流体異種類の密度の異なる流体等多様
な流体が計測対称となるが、この様な流体の温
度、圧力等の条件のもとではＵ字形導管もその影
響を受ける。前述のごとくコリオリの力によるモ
ーメントはＵ字導管の静止面を準備と定めて、こ
【表】
この零点の変化即ち移動量は計測値にそのまま
加算されるもので、第３図に示すように横軸に質
量流量Ｑ、縦軸に出力電圧Ｅをとつた場合、正常
では実線のごとく比例関係にあるが温度、密度が
変化した場合は零点移動した電圧値△Ｅを加算し
て平行移動した点線の結果が得られる。 問題点解決の手段 本考案は、上述の問題点を解決するためのもの
で、流体温度および密度を各々計測して、この計
測値が、予め実験等で定められた複数の温度又は
密度による零点の移動量の記憶値と対比して該当
する零点補正値を求めて流量計から出力された流
量変換値に補正を加えるものである。 実施例 第１図は、本考案の一実施例を説明するブロツ
ク図で、図示しない流体移送手段から圧送されて
きた流体を流通する配管１に質量流量計２が挟持
される。この質量流量計２は前記従来技術で述べ
たコリオリ流量計で流体温度検出部としての白金
抵抗線が流体導管表面に貼付されている。しか
し、この流体温度検出部は質量流量計の流入口又
は流出口に別置してもよく、正しく流体温度が検
出されればよい。１０は本考案の零点補正装置を
示すもので、温度変換回路１１，密度変換回路１
２，流量変換回路１３および零点補正回路１４と
を含み、流量変換回路１３からの流量信号を補正
して出力するものである。温度変換回路１１は温
度検出部で抵抗変化として検出された温度情報を
受けて電圧値として出力するものである。密度変
換回路１２は質量流量計２の導管の固有振動数が
流体密度の逆数の平方根に比例することを利用し
て導管の振動周波数を密度に変換するものであ
る。流量変換回路１３は従来技術で述べたように
Ｕ字導管の両腕が各々静止基準面を通過する時間
差を求め、この時間差の関数としての質量流量を
電圧値であるアナログ量又は質量の重みをもつた
デジタル量として出力するものである。また、こ
の流量変換回路１３においては、被測定流体は定
められた物性のものであるという仮定のもとで時
間演算されるものであり、従つて、固有振動数と
振幅とは一定という条件があるが、固有振動数は
Ｕ字導管のヤング率の関数でもあるから、温度変
化によるヤング率の変化分を温度検出部からの信
号を受けて温度影響を補正している。１４は零点
移動の記憶補正回路で、この記憶補正回路１４は
第２図に示した質量流量計２の零点移動量を温度
の関数および密度変化の関数としてEPROM等に
記憶しておく。温度と密度とは各々連続独立関数
として扱はれるので温度変換出力と密度変換出力
とを前述の記憶値と比較加算することができ、こ
の加算値から零点移動量△Ｅが求められる。更
に、この記憶補正回路１４においては流量変換器
１３からの流量値Ｑを受けて、 ε＝△Ｅ／Emax×Ｑ≒ｓ／Ｑ (1) ここで、Emax：フルスケール流量時の質量流
量検出電圧 △Ｅ ：零点移動検出電圧 Ｑ≒ｓ ：質量流量計のフルスケール質
量流量 Ｑ ：質量流量 を算出し、この(1)式の結果に基づき （１−ε）Ｑ (2) を算出出力するものである。 効 果 上述のように本考案の零点補正装置によると、
密度、温度変化による零点移動を完全に補正する
ことができ、しかも広範囲に適用できるので、計
測対象とされる液種も拡大され高精度で安定した
質量流量を求めることができる。
加算されるもので、第３図に示すように横軸に質
量流量Ｑ、縦軸に出力電圧Ｅをとつた場合、正常
では実線のごとく比例関係にあるが温度、密度が
変化した場合は零点移動した電圧値△Ｅを加算し
て平行移動した点線の結果が得られる。 問題点解決の手段 本考案は、上述の問題点を解決するためのもの
で、流体温度および密度を各々計測して、この計
測値が、予め実験等で定められた複数の温度又は
密度による零点の移動量の記憶値と対比して該当
する零点補正値を求めて流量計から出力された流
量変換値に補正を加えるものである。 実施例 第１図は、本考案の一実施例を説明するブロツ
ク図で、図示しない流体移送手段から圧送されて
きた流体を流通する配管１に質量流量計２が挟持
される。この質量流量計２は前記従来技術で述べ
たコリオリ流量計で流体温度検出部としての白金
抵抗線が流体導管表面に貼付されている。しか
し、この流体温度検出部は質量流量計の流入口又
は流出口に別置してもよく、正しく流体温度が検
出されればよい。１０は本考案の零点補正装置を
示すもので、温度変換回路１１，密度変換回路１
２，流量変換回路１３および零点補正回路１４と
を含み、流量変換回路１３からの流量信号を補正
して出力するものである。温度変換回路１１は温
度検出部で抵抗変化として検出された温度情報を
受けて電圧値として出力するものである。密度変
換回路１２は質量流量計２の導管の固有振動数が
流体密度の逆数の平方根に比例することを利用し
て導管の振動周波数を密度に変換するものであ
る。流量変換回路１３は従来技術で述べたように
Ｕ字導管の両腕が各々静止基準面を通過する時間
差を求め、この時間差の関数としての質量流量を
電圧値であるアナログ量又は質量の重みをもつた
デジタル量として出力するものである。また、こ
の流量変換回路１３においては、被測定流体は定
められた物性のものであるという仮定のもとで時
間演算されるものであり、従つて、固有振動数と
振幅とは一定という条件があるが、固有振動数は
Ｕ字導管のヤング率の関数でもあるから、温度変
化によるヤング率の変化分を温度検出部からの信
号を受けて温度影響を補正している。１４は零点
移動の記憶補正回路で、この記憶補正回路１４は
第２図に示した質量流量計２の零点移動量を温度
の関数および密度変化の関数としてEPROM等に
記憶しておく。温度と密度とは各々連続独立関数
として扱はれるので温度変換出力と密度変換出力
とを前述の記憶値と比較加算することができ、こ
の加算値から零点移動量△Ｅが求められる。更
に、この記憶補正回路１４においては流量変換器
１３からの流量値Ｑを受けて、 ε＝△Ｅ／Emax×Ｑ≒ｓ／Ｑ (1) ここで、Emax：フルスケール流量時の質量流
量検出電圧 △Ｅ ：零点移動検出電圧 Ｑ≒ｓ ：質量流量計のフルスケール質
量流量 Ｑ ：質量流量 を算出し、この(1)式の結果に基づき （１−ε）Ｑ (2) を算出出力するものである。 効 果 上述のように本考案の零点補正装置によると、
密度、温度変化による零点移動を完全に補正する
ことができ、しかも広範囲に適用できるので、計
測対象とされる液種も拡大され高精度で安定した
質量流量を求めることができる。
第１図は、本考案の一実施例を説明するブロツ
ク図、第２図は、質量流量計の計測流体の温度又
は密度が変化した場合の検出電圧の零点の移動を
示す図、第３図は、質量流量と検出電圧との関係
を示す図である。 １……流体流路、２……質量流量計、１０……
零点補正装置、１１……温度変換回路、１２……
密度変換回路、１３……流量変換回路、１４……
記憶補正回路。
ク図、第２図は、質量流量計の計測流体の温度又
は密度が変化した場合の検出電圧の零点の移動を
示す図、第３図は、質量流量と検出電圧との関係
を示す図である。 １……流体流路、２……質量流量計、１０……
零点補正装置、１１……温度変換回路、１２……
密度変換回路、１３……流量変換回路、１４……
記憶補正回路。
Claims (1)
- 流体の流通する導管の２点を所定間隔を隔てて
支持し、この２点間の中央部を前記導管と直交す
る方向に固有振動数で加振し、この加振により導
管支持点まわりに生ずるコリオリの力から質量流
量を求める質量流量計において、前記流体の温度
を測定する手段と、固有振動数から流体の密度を
求める手段と、流体の温度および密度に応じて変
化する零点の移動量を予め定めてこれを記憶し、
この記憶内容と求められた流体の温度および密度
とを対比して測定された質量流量から零点の移動
量を補正する補正手段とを具備することを特徴と
する質量流量計の零点補正装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986141494U JPH0438261Y2 (ja) | 1986-09-16 | 1986-09-16 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986141494U JPH0438261Y2 (ja) | 1986-09-16 | 1986-09-16 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6348118U JPS6348118U (ja) | 1988-04-01 |
| JPH0438261Y2 true JPH0438261Y2 (ja) | 1992-09-08 |
Family
ID=31049329
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986141494U Expired JPH0438261Y2 (ja) | 1986-09-16 | 1986-09-16 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0438261Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101153465B1 (ko) * | 2003-08-29 | 2012-06-05 | 마이크로 모우션, 인코포레이티드 | 유동 측정장치의 출력정보 교정 장치 및 방법 |
| JP2011043515A (ja) * | 2010-10-25 | 2011-03-03 | Micro Motion Inc | 流量測定装置の出力情報を訂正する方法及び装置 |
| JP2015072284A (ja) * | 2014-12-08 | 2015-04-16 | マイクロ モーション インコーポレイテッド | 振動式フローメーターのゼロオフセットを決定する方法及び装置 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5452570A (en) * | 1977-07-25 | 1979-04-25 | Smith James Everett | Method of measuring mass flow* and flow meter |
| US4187721A (en) * | 1977-07-25 | 1980-02-12 | S & F Associates | Method and structure for flow measurement |
| JPS5567613A (en) * | 1978-11-13 | 1980-05-21 | Halliburton Co | Measuring flow rate and flow meter |
| JPS6196413A (ja) * | 1984-10-17 | 1986-05-15 | Tokico Ltd | 流量計用器差補正装置 |
-
1986
- 1986-09-16 JP JP1986141494U patent/JPH0438261Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5452570A (en) * | 1977-07-25 | 1979-04-25 | Smith James Everett | Method of measuring mass flow* and flow meter |
| US4187721A (en) * | 1977-07-25 | 1980-02-12 | S & F Associates | Method and structure for flow measurement |
| JPS5567613A (en) * | 1978-11-13 | 1980-05-21 | Halliburton Co | Measuring flow rate and flow meter |
| JPS6196413A (ja) * | 1984-10-17 | 1986-05-15 | Tokico Ltd | 流量計用器差補正装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6348118U (ja) | 1988-04-01 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6327915B1 (en) | Straight tube Coriolis flowmeter | |
| AU691773B2 (en) | Coriolis flowmeter | |
| US7827844B2 (en) | Method for detecting corrosion, erosion or product buildup on vibrating element densitometers and Coriolis flowmeters and calibration validation | |
| JP2713854B2 (ja) | 質量流量測定装置 | |
| EP3129754B1 (en) | Apparatus and method for detecting asymmetric flow in vibrating flowmeters | |
| EP0282217A3 (en) | Mass flow measurement | |
| FI109615B (fi) | Virtausmittari | |
| KR101250854B1 (ko) | 코리올리 유량계에 대한 보정 방법 및 장치 | |
| JPH0438261Y2 (ja) | ||
| EP1668322A1 (en) | Method for detecting corrosion, erosion or product buildup on vibrating element densitometers and coriolis flowmeters and calibration validation | |
| US9976890B2 (en) | Vibrating flowmeter and related methods | |
| JP2966356B2 (ja) | 質量流量計変換器 | |
| JP2002243613A (ja) | コリオリ質量流量計を用いた密度計測方法及び装置 | |
| JPH09304151A (ja) | 質量流量計 | |
| JP3227691B2 (ja) | コリオリ質量流量計 | |
| JP3134984B2 (ja) | 振動型測定器 | |
| US20220390343A1 (en) | Detecting an orientation of a vibratory meter and compensating a measurement based on the detected orientation | |
| JP2538030Y2 (ja) | 質量流量計 | |
| JPH0299831A (ja) | 管内流量の制御方法とその装置 | |
| JPS63233327A (ja) | 質量流量計 | |
| JPH07225141A (ja) | 渦流量計 | |
| JPH0299830A (ja) | 管内流量の測定方法とその装置 | |
| JPS6082813A (ja) | 計量における脈圧補正装置 | |
| MASLEN | Dynamic calibration of gas flowmeters(Dynamic calibration of gas flowmeters by impedance measurement in oscillating flow) |