JPH0438058Y2 - - Google Patents

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JPH0438058Y2
JPH0438058Y2 JP1985154903U JP15490385U JPH0438058Y2 JP H0438058 Y2 JPH0438058 Y2 JP H0438058Y2 JP 1985154903 U JP1985154903 U JP 1985154903U JP 15490385 U JP15490385 U JP 15490385U JP H0438058 Y2 JPH0438058 Y2 JP H0438058Y2
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JP
Japan
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pulley
drum
fixed
sliding door
piston
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JP1985154903U
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JPS62131079U (ja
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  • Closing And Opening Devices For Wings, And Checks For Wings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、引戸に固定して堅枠に各々一端が固
定されている駆動側ベルトと従動側ベルトの他端
をプーリーに巻装し、引戸の開き動作により上記
駆動側ベルトにて駆動回転されるプーリーに随伴
して自動的に閉戸するようにしてなる引戸クロー
ザに関する。
〔従来の技術〕
上記引戸クローザにおいて、引戸の開き動作に
随伴して閉戸力が蓄勢可能なるようぜんまいばね
を内装したプーリーを固定して本体に軸受けされ
ている回転軸と、作動油が充填されているシリン
ダに非回転にして軸方向へ摺動自在に嵌合され、
上記回転軸のねじ部に螺合されているピストンと
を具備し、ピストンとシリンダとの間に形成した
通油孔により引戸の閉じ速度を高速(第二速)と
低速(第一速)の2段階で調整可能としたものを
本出願人は提案した(実願昭60−138631号参照)。
しかし、この種クローザでは、引戸の大きさや
重量に応じて適正な初期トルクを得るにはドラム
を回転することでトルク調整が必要である。しか
し、この種のクローザはプーリーを回転すると回
転軸bが共回りする構成であるため、本来、シリ
ンダーa及び回転軸bのネジ部cに対してピスト
ンdが閉戸時に第8図の位置にくるように設定
し、閉動時の第二速区間ストロークをB寸法の範
囲確保にするようにしているのであるが、上述ト
ルク調整を行うと第9図に示したようにピストン
dはストロークAだけ移動するので、第10図に
示す所定のストロークBを得られず、第二速区間
がB−Aと短かくなる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
そこで本考案は上述従来の問題点に鑑みて検討
の結果、回転軸に固定されるプーリーに、これと
別体に形成し、ぜんまいばねを内装したドラムを
回転移動調整可能なるように嵌合してビス止め等
にて固定し、上記プーリーを回転することなく、
上記ドラムを回転してトルク調整を行うよう構成
したことによつて、トルク調整に際し、ピストン
の移動量を考慮する必要がなくなるので、当該ト
ルク調整を簡単、かつ容易にできて、しかも二速
区間の所定のストロークが得られるようにしたの
が、その目的である。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち本考案は、引戸の開き動作に随伴して閉戸
力が蓄勢可能なるようぜんまいばねを内装したプ
ーリーを固定して本体に軸受けされた回転軸と、
作動油が充填されているシリンダに非回転にして
軸方向へ摺動自在に嵌合され、上記回転軸のねじ
部に螺合されているピストンとを具備し、ピスト
ンとシリンダとの間に形成した通油孔により速度
制御するようにした引戸クローザにおいて、上記
プーリーには、これと別体に形成したドラムを回
転操作可能に嵌合し、該ドラムには上記ぜんまい
ばねを、その内端と外端を上記本体に固設のキヤ
ツプとドラムに各々固定して内装すると共に、該
ドラムを上記プーリーに周方向へ回転移動調整可
能なるようビス止め等にて固定するよう設けて構
成し、上述問題点を解決したのである。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面に基づいて詳述すれ
ば、第1図ないし第7図に示したように中空に設
けた本体1の開口部にキヤツプ2をビス3…止め
にて水密的に固定してシリンダ4は形成されてお
り、該シリンダ4の中心に位置せしめて本体1に
は回転軸5を回転自在に軸受6,7にて支持させ
てある。
上記回転軸5の一端は、上記キヤツプ2から外
側へ突設させてある円筒部8内に突出させてあ
り、その突出端に設けた多角形部5aに、プーリ
ー9の前壁中心に穿設した角孔10を嵌合した
後、ビス11止めにてプーリー9は回転軸5に固
定させてある。
上記シリンダ4にはピストン12を、その周壁
一部に軸方向へ長く設けた凹溝13と、シリンダ
4の周壁に螺合貫通した回転ピン14の内端に外
装のコロ15を係嵌して非回転に、かつ軸方向へ
のみ摺動可能に嵌合させてあると共に、該ピスト
ン12の中心に貫通したねじ孔16をもつて、当
該ピストン12は上記回転軸5のねじ部5bに螺
合外装させてあり、上記プーリー9により回転軸
5が正転、又は逆転されることで、上記ピストン
12は往復摺動されるように設けてある。
又、上記シリンダ4の周壁、つまり本体1の一
部に穿設した通油孔18…に3箇の速度調整弁1
7,17′,17″を設けてあり、これによつて上
記シリンダ4に充填させてある作動油の流量を調
整することによりピストン12の速度を制御し、
プーリー9の回転速度を任意に制御して引戸の閉
速度を調整可能としてある。
又、上記プーリー9は、前壁9aと、周壁9b
とで縦断面略コ字形状に形成させてあるから、該
プーリー9内には、背部側の開口部からドラム1
9を脱着自在にして回転可能に嵌合させてあり、
該ドラム19に閉戸力を付勢させるためのぜんま
いばね20を内装させてある。
このぜんまいばね20は、その内端20aを上
記キヤツプ2における円筒部8の切欠部8aに固
定ビス21にて固定し、外端20bを上記ドラム
19の切欠部19aに挿入固定してドラム19に
内装させてある。
又、上記ドラム19は短かい円筒形状に形成さ
せてあつて、その周壁19bの内端には外向きフ
ランジ19cを、上記プーリー9における周壁9
bの内端面に突き合せ可能に設けてあると共に、
該フランジ19cと上記プーリー9の周壁9b内
端面には多数箇のビス孔22…、23…を周方向
へ適宜間隔毎に一致させて設けてあり、それ等ビ
ス孔22…、23…の内、任意のビス孔にビス2
4…を螺合してプーリー9とドラム19は周方向
へ回転移動調整可能に固定させてある。
又、上記ドラム19におけるフランジ19cの
表面には、当該ドラム19を回転操作するのに都
合が良いよう突部25…を複数箇周方向へ適宜間
隔毎に突設させてある。
更に、上記プーリー9における周壁9bの表面
に周設した二条の環状凹部9c,9dには駆動側
ベルト26と従動側ベルト27の一端を各々固定
板28にて固定して巻装させてある。
而して上記構成において、これを用いるとき
は、本体1を引戸29に取付板30を介してボル
ト31…にて第6図、第7図に明示した如く固定
したならば、駆動側ベルト26と従動側ベルト2
7を引戸取付枠の堅枠32に取付金具33を介し
て固定する。この際、従動側ベルト27は引張ば
ね34を介して固定すると、閉戸時にあつて、安
定した閉戸を行うことができる。
かくして、引戸29を第6図の矢印○イ方向へ開
くと、駆動側ベルト26によつてプーリー9は同
図の矢印○アに回転されるので、同プーリー9とビ
ス止めしてあるドラム19も同一方向に回転され
るので、ぜんまいばね20に閉戸力が蓄勢され
る。この時、従来動側ベルト27はプーリー9に
巻き込まれる。
開戸後、引戸29から手を離すとぜんまいばね
20の戻り力、つまり蓄勢された閉戸力によつて
プーリー9は反矢印○アの方向に回転されるので引
戸29は閉じられる。
又、開戸時、ピストン12は第1図の位置から
図の右方向へ移動し、又閉戸時は図の左方向へ作
動油圧に抗して移動するので引戸29は所定の速
度で閉戸される。
又、引戸29の閉速度は速度調整弁17〜1
7″を任意に調整することによつて所望速度に調
整することができる。
又、この種のクローザでは所要の閉戸力が必要
なため、引戸29の大きさや重量に応じてぜんま
いばね20に任意の初期トルクを与える必要があ
るから、この場合は、上述のように組み付けた状
態で、ドラム19を第6図の矢印〓方向へ適当量
回転させた後、ビス24…にてドラム19とプー
リー9を固定することによりトルク調整を行うの
である。
この場合のドラム19の回転は、該ドラム19
の突部25…に指をかけて行うことによつて、回
転操作を容易にできる。
尚、第1図において、35,35はOリング、
36はオイルシール、37はスチールボールを
各々示している。
〔考案の効果〕
以上述べた本考案によれば、引戸クローザを組
み付けた後、引戸29の大きさや重量に見合つた
初期トルクを得るべくトルク調整を行う場合、駆
動側ベルト及び従動側ベルトを堅枠に固定するこ
とによりプーリー9は固定され、ドラム19を所
定方向へ回転した後、該ドラム19とプーリー9
をビス24…止めにて固定するようにしたので、
トルク調整に際し、プーリー9及び回転軸5が回
転することはなく、ピストン12を所定の閉戸位
置に保持させておくことができる。この結果、ト
ルク調整後も所定の二速区間のピストン摺動スト
ロークを得られると共に、従来例の如く予めピス
トン移動量を考慮してトルク調整を行う必要はな
くなるから、従来例に比べてトルク調整を容易に
して確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る引戸クローザの実施例を
示す縦断側面図、第2図は同実施例の背面図、第
3図は第1図における−線矢視横断面図、第
4図は同実施例の一部平面図、第5図は第4図に
おける−線矢視半断面図、第6図は同実施例
の使用状態を示す正面図、第7図は第6図におけ
る−線矢視縦断面図、第8図、第9図、第1
0図は従来の引戸クローザの一部を断面して各々
示した各説明図である。 1……本体、2……キヤツプ、4……シリン
ダ、5……回転軸、5b……ねじ部、9……プー
リー、12……ピストン、19……ドラム、20
……ぜんまいばね、24……ビス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 引戸29の開き動作に随伴して閉戸力が蓄勢可
    能なるようぜんまいばね20を内装したプーリー
    9を固定して本体1に軸受けされている回転軸5
    と、作動油が充填されているシリンダ4に非回転
    にして軸方向へ摺動自在に嵌合され、上記回転軸
    のねじ部5bに螺合されているピストン12とを
    具備し、ピストンとシリンダとの間に形成した通
    油孔18により速度制御するようにした引戸クロ
    ーザにおいて、上記プーリーには、これと別体に
    形成したドラム19を回転操作可能に嵌合し、該
    ドラムには上記ぜんまいばねを、その内端と外端
    を上記本体に固設のキヤツプ2とドラムに各々固
    定して内装すると共に、該ドラムを上記プーリー
    に周方向へ回転移動調整可能なるようビス24止
    め等にて固定するよう設けたことを特徴とする引
    戸クローザ。
JP1985154903U 1985-10-10 1985-10-10 Expired JPH0438058Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985154903U JPH0438058Y2 (ja) 1985-10-10 1985-10-10

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985154903U JPH0438058Y2 (ja) 1985-10-10 1985-10-10

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Publication Number Publication Date
JPS62131079U JPS62131079U (ja) 1987-08-19
JPH0438058Y2 true JPH0438058Y2 (ja) 1992-09-07

Family

ID=31075117

Family Applications (1)

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JP1985154903U Expired JPH0438058Y2 (ja) 1985-10-10 1985-10-10

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5654294U (ja) * 1979-10-04 1981-05-12
JPS577737U (ja) * 1980-06-12 1982-01-14

Family Cites Families (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5982174U (ja) * 1982-11-26 1984-06-02 株式会社ソリツク 自動扉の電源遮断時における保安用自動開扉装置

Patent Citations (2)

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JPS62131079U (ja) 1987-08-19

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