JPH0437806Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0437806Y2 JPH0437806Y2 JP1986185260U JP18526086U JPH0437806Y2 JP H0437806 Y2 JPH0437806 Y2 JP H0437806Y2 JP 1986185260 U JP1986185260 U JP 1986185260U JP 18526086 U JP18526086 U JP 18526086U JP H0437806 Y2 JPH0437806 Y2 JP H0437806Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- casing
- sleeve
- hole
- input gear
- gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 6
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 4
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000000295 complement effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 101150071927 AANAT gene Proteins 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本考案は、広い払拭面積を有するワイパ装置に
関し、特に内部にトルク伝達手段を有するケーシ
ングを入力軸としての駆動軸により回動駆動し、
トルク伝達手段の入力側部材を固定スリーブに連
結し、このトルク伝達手段の出力軸として前記ケ
ーシングから偏心的に突出する出力軸にワイパア
ームを結合するようにしたワイパ装置に関する。
関し、特に内部にトルク伝達手段を有するケーシ
ングを入力軸としての駆動軸により回動駆動し、
トルク伝達手段の入力側部材を固定スリーブに連
結し、このトルク伝達手段の出力軸として前記ケ
ーシングから偏心的に突出する出力軸にワイパア
ームを結合するようにしたワイパ装置に関する。
〈従来の技術〉
通常のワイパ装置に於ては、ワイパブレード
が、揺動するワイパアームの先端に装着されてい
るため、その払拭領域が扇形であるのに対し、一
般に車輛のウインドシールドが四角形であること
により、ウインドシールドの全面積に対する払拭
面積の比が小さく、車輛に於ける運転者の視野を
限定する場合があると云う問題がある。そこで、
特公昭47−22531号、特公昭47−46368号、或いは
特公昭47−49739号公報等に於て教示されている
ように、3つの直列に噛合する歯車を内蔵するケ
ーシングを両回転方向に回動駆動し、3つの歯車
の内ケーシングの回転軸線に対して同軸的に支持
された第1の歯車を固定し、第3の歯車にワイパ
アームの基部を連結するようにし、ワイパブレー
ドにトロコイド運動を行わせることにより払拭面
積を増大させる技術が提案されている。
が、揺動するワイパアームの先端に装着されてい
るため、その払拭領域が扇形であるのに対し、一
般に車輛のウインドシールドが四角形であること
により、ウインドシールドの全面積に対する払拭
面積の比が小さく、車輛に於ける運転者の視野を
限定する場合があると云う問題がある。そこで、
特公昭47−22531号、特公昭47−46368号、或いは
特公昭47−49739号公報等に於て教示されている
ように、3つの直列に噛合する歯車を内蔵するケ
ーシングを両回転方向に回動駆動し、3つの歯車
の内ケーシングの回転軸線に対して同軸的に支持
された第1の歯車を固定し、第3の歯車にワイパ
アームの基部を連結するようにし、ワイパブレー
ドにトロコイド運動を行わせることにより払拭面
積を増大させる技術が提案されている。
しかるにこのようなワイパ装置に於ては、ケー
シングを回動させる一方、その内部に支承された
歯車を外部の固定部材に結合する必要があり、そ
の組付手順が極めて煩雑化し易い。特にワイパブ
レードを駆動するためには比較的大きなトルクが
必要であることから、前記したようなケーシング
内に内蔵されるトルク伝達手段が、例えばギヤか
らなる場合等にその重量が比較的大きく、その取
扱いが厄介であることから、ケーシング内にトル
ク伝達手段を組込み、これをサブアセンブリとし
た後に、これをモータにより駆動される入力軸及
び固定スリーブに組付けるようにするのが好まし
い。
シングを回動させる一方、その内部に支承された
歯車を外部の固定部材に結合する必要があり、そ
の組付手順が極めて煩雑化し易い。特にワイパブ
レードを駆動するためには比較的大きなトルクが
必要であることから、前記したようなケーシング
内に内蔵されるトルク伝達手段が、例えばギヤか
らなる場合等にその重量が比較的大きく、その取
扱いが厄介であることから、ケーシング内にトル
ク伝達手段を組込み、これをサブアセンブリとし
た後に、これをモータにより駆動される入力軸及
び固定スリーブに組付けるようにするのが好まし
い。
〈考案が解決しようとする問題点〉
このような考案者の知見及び従来技術の問題点
に鑑み、本考案の主な目的は組付性に秀れた上記
型式のワイパ装置を提供することにある。
に鑑み、本考案の主な目的は組付性に秀れた上記
型式のワイパ装置を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉
このような目的は、本考案によれば、固定部材
に固定されたスリーブと、該スリーブ内にて往復
回動駆動される入力軸と、該入力軸に一体的に結
合されるケーシングと、該ケーシング内にて該ケ
ーシングに対して回動自在に支持されかつ前記ス
リーブに一体的に結合される入力歯車と、ワイパ
アームの基部に連結されるべく前記ケーシングか
ら突出しかつ前記入力歯車にトルク伝達部材を介
して連結された出力軸とを有するワイパ装置に於
て、前記ケーシング内に前記スリーブを挿通する
べく前記入力歯車の外径より小さく、かつ前記ス
リーブの外径より大きな孔が前記ケーシングの一
方の面に開設され、前記スリーブと前記入力歯車
との間に、前記スリーブの遊端部の外周面の対角
位置に形成された平坦面及び該平坦面に補完的に
結合する中心孔からなる相対回動変位規制手段
と、前記平坦面に隣接する前記スリーブの肩面に
軸線方向に穿設されたねじ孔及び前記入力歯車を
貫通して該ねじ孔に螺合するボルトからなる相対
軸線方向変位規制手段とが設けられ、前記ケーシ
ングの他方の面に於ける前記ねじ孔のピツチ円周
に整合する位置に前記ボルトを挿通し得る孔が開
設されていることを特徴とするワイパ装置を提供
することにより達成される。
に固定されたスリーブと、該スリーブ内にて往復
回動駆動される入力軸と、該入力軸に一体的に結
合されるケーシングと、該ケーシング内にて該ケ
ーシングに対して回動自在に支持されかつ前記ス
リーブに一体的に結合される入力歯車と、ワイパ
アームの基部に連結されるべく前記ケーシングか
ら突出しかつ前記入力歯車にトルク伝達部材を介
して連結された出力軸とを有するワイパ装置に於
て、前記ケーシング内に前記スリーブを挿通する
べく前記入力歯車の外径より小さく、かつ前記ス
リーブの外径より大きな孔が前記ケーシングの一
方の面に開設され、前記スリーブと前記入力歯車
との間に、前記スリーブの遊端部の外周面の対角
位置に形成された平坦面及び該平坦面に補完的に
結合する中心孔からなる相対回動変位規制手段
と、前記平坦面に隣接する前記スリーブの肩面に
軸線方向に穿設されたねじ孔及び前記入力歯車を
貫通して該ねじ孔に螺合するボルトからなる相対
軸線方向変位規制手段とが設けられ、前記ケーシ
ングの他方の面に於ける前記ねじ孔のピツチ円周
に整合する位置に前記ボルトを挿通し得る孔が開
設されていることを特徴とするワイパ装置を提供
することにより達成される。
〈作用〉
このようにすれば、入力歯車から出力軸までの
部分を、ケーシング内に収容されたサブアセンブ
リとして構成することができる。そして車体など
の固定部材にスリーブを予め固定しておき、これ
の遊端部に固定部材の一方の側からこのユニツト
を取り付けることができる。
部分を、ケーシング内に収容されたサブアセンブ
リとして構成することができる。そして車体など
の固定部材にスリーブを予め固定しておき、これ
の遊端部に固定部材の一方の側からこのユニツト
を取り付けることができる。
〈実施例〉
以下、本考案の好適実施例を添付の図面につい
て詳しく説明する。
て詳しく説明する。
第1図は、本考案に基づくワイパ装置を示す。
基板2は、該基板に穿設されたねじ孔2aに螺合
されたねじ3をもつて想像線により示された車体
の固定部材1に固着されている。第1図にはねじ
3が一つだけ示されているが、実際には所要数の
ねじ3が用いられている。この基板2の第1図に
於ける左端には、枢軸4が圧入され、該枢軸には
滑り軸受6を介してセクタギヤ5が回動自在に枢
支され、枢軸4の遊端に嵌着されたスナツプリン
グ4aによりセクタギヤ5が抜け止めされてい
る。セクタギヤ5には、図示外のモータにより往
復駆動される連結棒82(第4図)の遊端と係合
するべきジヨイントボール7が固設されている。
基板2は、該基板に穿設されたねじ孔2aに螺合
されたねじ3をもつて想像線により示された車体
の固定部材1に固着されている。第1図にはねじ
3が一つだけ示されているが、実際には所要数の
ねじ3が用いられている。この基板2の第1図に
於ける左端には、枢軸4が圧入され、該枢軸には
滑り軸受6を介してセクタギヤ5が回動自在に枢
支され、枢軸4の遊端に嵌着されたスナツプリン
グ4aによりセクタギヤ5が抜け止めされてい
る。セクタギヤ5には、図示外のモータにより往
復駆動される連結棒82(第4図)の遊端と係合
するべきジヨイントボール7が固設されている。
基板2の第1図に於ける右端には、スリーブ8
が一体的に形成されており、かつ固定部材1に開
設された孔1aに挿通されている。スリーブ8の
中心孔8c内には、一対の滑り軸受9を介して入
力軸10が回動自在に枢支されている。この入力
軸10の第1図に於ける下端にはセクタギヤ5と
噛合するピニオンギヤ11が圧入後ロー付される
ことにより固着されている。この入力軸10の第
1図に於ける上端及びスリーブ8の第1図に於け
る上端は、ギヤボツクス12の対応部分に連結さ
れており、以下にこのギヤボツクス12の構造を
第1図〜第3図について詳しく説明する。
が一体的に形成されており、かつ固定部材1に開
設された孔1aに挿通されている。スリーブ8の
中心孔8c内には、一対の滑り軸受9を介して入
力軸10が回動自在に枢支されている。この入力
軸10の第1図に於ける下端にはセクタギヤ5と
噛合するピニオンギヤ11が圧入後ロー付される
ことにより固着されている。この入力軸10の第
1図に於ける上端及びスリーブ8の第1図に於け
る上端は、ギヤボツクス12の対応部分に連結さ
れており、以下にこのギヤボツクス12の構造を
第1図〜第3図について詳しく説明する。
このギヤボツクス12は、概ね偏平な三角形の
ケーシングを郭成する一対のケーシング部分13
a,13bを有する。第1図に於ける下側のケー
シング部分13bには比較的大径の孔15が開設
され、その外周には環状ラバー16が一体的に固
設されている。この孔15にはOリング14を介
して基板2のスリーブ8が嵌入しており、スリー
ブ8の遊端部には符号25に示されるように二面
取が行われており、同部分には第1の歯車22の
中心部に開設された補完的な中心孔23が嵌装さ
れている。また、歯車22及びスリーブ8の二面
取部分25に隣接する軸線方向肩面8aには、そ
れぞれの対角位置に貫通孔22a及びねじ孔8b
がそれぞれ互いに整合する位置に穿設され、これ
らに六角孔付ボルト24が挿通螺合されている。
更に、入力軸10の第1図に於ける上部にテーパ
状をなすセレーシヨン部分19と、上端にねじ部
20が設けられ、かつセレーシヨン部分19がケ
ーシング部分13aに設けられた対応孔18に嵌
入し、上端のねじ部20がケーシング部分13a
を覆う後記する円板状カバー41の中心孔42を
貫通し、袋ナツト21が螺合されていることによ
り、カバー41をケーシング部分13aに結合す
ると共に、ケーシング部分13aを入力軸10に
一体的に結合している。
ケーシングを郭成する一対のケーシング部分13
a,13bを有する。第1図に於ける下側のケー
シング部分13bには比較的大径の孔15が開設
され、その外周には環状ラバー16が一体的に固
設されている。この孔15にはOリング14を介
して基板2のスリーブ8が嵌入しており、スリー
ブ8の遊端部には符号25に示されるように二面
取が行われており、同部分には第1の歯車22の
中心部に開設された補完的な中心孔23が嵌装さ
れている。また、歯車22及びスリーブ8の二面
取部分25に隣接する軸線方向肩面8aには、そ
れぞれの対角位置に貫通孔22a及びねじ孔8b
がそれぞれ互いに整合する位置に穿設され、これ
らに六角孔付ボルト24が挿通螺合されている。
更に、入力軸10の第1図に於ける上部にテーパ
状をなすセレーシヨン部分19と、上端にねじ部
20が設けられ、かつセレーシヨン部分19がケ
ーシング部分13aに設けられた対応孔18に嵌
入し、上端のねじ部20がケーシング部分13a
を覆う後記する円板状カバー41の中心孔42を
貫通し、袋ナツト21が螺合されていることによ
り、カバー41をケーシング部分13aに結合す
ると共に、ケーシング部分13aを入力軸10に
一体的に結合している。
この円板状カバー41は、第1図に於ける下側
が開いた盆状の薄板部材からなるもので、中心孔
42を有すると共に、出力軸32を囲繞する環状
突部13cを突入させるための偏心孔43とを有
する。
が開いた盆状の薄板部材からなるもので、中心孔
42を有すると共に、出力軸32を囲繞する環状
突部13cを突入させるための偏心孔43とを有
する。
特に第2図に良く示されているように、第2の
歯車26が、下側ケーシング部分13b及び第2
の歯車26の第1図に於ける上面中心部を横切る
ように下側ケーシング部分13bに架設されたブ
ラケツト28との間に支承された枢軸27を介し
て回動自在に支持され、かつ第1の歯車22と噛
合している。尚、符号29,40は、それぞれ、
ブラケツト28を下側ケーシング部分13bに固
定するためのねじ、両ケーシング部分13a,1
3bを互いに結合するねじを示している。更に、
第3の歯車30が第2の歯車26に噛合してお
り、第3の歯車の中心孔31には出力軸32のセ
レーシヨン部分33が圧入により嵌合している。
出力軸32の環状溝内に嵌装されたスナツプリン
グ35が、出力軸32を囲繞するように同出力軸
に対して同心的にしかも一体的に上側ケーシング
部分13aに突設された環状突部13cの遊端面
に当接し、また歯車30の上端面がウエーブワツ
シヤ44を介してケーシング部分13aの第1図
に於ける下面に当接することにより、出力軸32
が軸線方向に変位しないようにしかも回動が自在
であるように支持されている。環状突部13cの
外周及び出力軸32の第1図に於ける上端突出部
の一部には、外部からシールするべくゴム製であ
つて良い段付スリーブ36が嵌装されている。更
に、Oリング34が、出力軸32の突出部の回り
にあつて、ケーシング内部を外部からシールして
いる。
歯車26が、下側ケーシング部分13b及び第2
の歯車26の第1図に於ける上面中心部を横切る
ように下側ケーシング部分13bに架設されたブ
ラケツト28との間に支承された枢軸27を介し
て回動自在に支持され、かつ第1の歯車22と噛
合している。尚、符号29,40は、それぞれ、
ブラケツト28を下側ケーシング部分13bに固
定するためのねじ、両ケーシング部分13a,1
3bを互いに結合するねじを示している。更に、
第3の歯車30が第2の歯車26に噛合してお
り、第3の歯車の中心孔31には出力軸32のセ
レーシヨン部分33が圧入により嵌合している。
出力軸32の環状溝内に嵌装されたスナツプリン
グ35が、出力軸32を囲繞するように同出力軸
に対して同心的にしかも一体的に上側ケーシング
部分13aに突設された環状突部13cの遊端面
に当接し、また歯車30の上端面がウエーブワツ
シヤ44を介してケーシング部分13aの第1図
に於ける下面に当接することにより、出力軸32
が軸線方向に変位しないようにしかも回動が自在
であるように支持されている。環状突部13cの
外周及び出力軸32の第1図に於ける上端突出部
の一部には、外部からシールするべくゴム製であ
つて良い段付スリーブ36が嵌装されている。更
に、Oリング34が、出力軸32の突出部の回り
にあつて、ケーシング内部を外部からシールして
いる。
この出力軸32の第1図に於ける上端には、テ
ーパ状をなすセレーシヨン部分37及びねじ部3
8が形成されており、図示されないワイパアーム
の基部をこのセレーシヨン部分37に嵌装し、ね
じ部38に螺合されるナツトによりワイパアーム
を保持するようにしてある。
ーパ状をなすセレーシヨン部分37及びねじ部3
8が形成されており、図示されないワイパアーム
の基部をこのセレーシヨン部分37に嵌装し、ね
じ部38に螺合されるナツトによりワイパアーム
を保持するようにしてある。
次に本実施例の組付要領を特に第4図について
以下に説明する。
以下に説明する。
このワイパ装置を組付けるに際して、基板2の
側に、枢軸4を介してセクタギヤ5を組付けると
共に、スリーブ8内に入力軸10及び入力軸と一
体をなすピニオンキヤ11を、入力軸10に嵌装
されたスナツプリングを介してスリーブ8の内部
に組付ける。
側に、枢軸4を介してセクタギヤ5を組付けると
共に、スリーブ8内に入力軸10及び入力軸と一
体をなすピニオンキヤ11を、入力軸10に嵌装
されたスナツプリングを介してスリーブ8の内部
に組付ける。
一方、両ケーシング部分13a,13b内に郭
成される空室内に、第1〜第3の歯車22,2
6,30をブラケツト28或いは出力軸32と共
に組付けておく。ここでケーシング部分の一方の
側13bに開設された孔15が第1の歯車22の
外径より小さいので、ケーシング部分13bから
歯車22が脱落することがない。
成される空室内に、第1〜第3の歯車22,2
6,30をブラケツト28或いは出力軸32と共
に組付けておく。ここでケーシング部分の一方の
側13bに開設された孔15が第1の歯車22の
外径より小さいので、ケーシング部分13bから
歯車22が脱落することがない。
次に、車体などの固定部材1から外方へ突出し
ているスリーブ8の遊端部をスリーブ8の外径よ
り大きくされているケーシング部材13bの孔1
5内に挿通し、かつスリーブ8の遊端に形成され
た二面取部分25を歯車22の対応中心孔23に
嵌入すると共に、入力軸10のセレーシヨン部分
19を上側ケーシング部分13aの対応孔18に
嵌入する。次に、入力軸10のねじ部20を円板
状カバー41の中心孔42から突出させ、袋ナツ
ト21を螺合し、円板状カバー41を上側ケーシ
ング部分13aと共に共締めする。上側ケーシン
グ部分13aの対応孔18の近傍には通孔39が
開設されているが、これは、ケーシング部分13
aを歯車22に対して回動させると、通孔39が
ボルト24の頭部に整合する位置をとることがで
き、この通孔39からボルト24を挿通して孔2
2aを通過し、ねじ孔8bに螺合させるためのも
のであり、そしてねじ24の螺着後にゴム製であ
つて良いシールのための蓋39aを嵌着すること
となる。このとき、六角レンチを通孔39からボ
ルト24の頭部に係合させ、ボルト24を締結す
ることができる。また、歯車22に対して両ケー
シング部分13a,13bを適宜回動させること
により、一つの孔39をもつて、2つのボルト2
4を締結することができる。
ているスリーブ8の遊端部をスリーブ8の外径よ
り大きくされているケーシング部材13bの孔1
5内に挿通し、かつスリーブ8の遊端に形成され
た二面取部分25を歯車22の対応中心孔23に
嵌入すると共に、入力軸10のセレーシヨン部分
19を上側ケーシング部分13aの対応孔18に
嵌入する。次に、入力軸10のねじ部20を円板
状カバー41の中心孔42から突出させ、袋ナツ
ト21を螺合し、円板状カバー41を上側ケーシ
ング部分13aと共に共締めする。上側ケーシン
グ部分13aの対応孔18の近傍には通孔39が
開設されているが、これは、ケーシング部分13
aを歯車22に対して回動させると、通孔39が
ボルト24の頭部に整合する位置をとることがで
き、この通孔39からボルト24を挿通して孔2
2aを通過し、ねじ孔8bに螺合させるためのも
のであり、そしてねじ24の螺着後にゴム製であ
つて良いシールのための蓋39aを嵌着すること
となる。このとき、六角レンチを通孔39からボ
ルト24の頭部に係合させ、ボルト24を締結す
ることができる。また、歯車22に対して両ケー
シング部分13a,13bを適宜回動させること
により、一つの孔39をもつて、2つのボルト2
4を締結することができる。
〈考案の効果〉
このように本考案によれば、ユニツト化された
入力歯車から出力軸までの部分を、車体などの固
定部材に予め固定されたスリーブの遊端部に対
し、固定部材の一方の側、即ち車体の外側から取
り付けることができる。従つて、組付が極めて簡
単に行うことができ、その製造コスト低減に於け
る効果は極めて大である。
入力歯車から出力軸までの部分を、車体などの固
定部材に予め固定されたスリーブの遊端部に対
し、固定部材の一方の側、即ち車体の外側から取
り付けることができる。従つて、組付が極めて簡
単に行うことができ、その製造コスト低減に於け
る効果は極めて大である。
第1図は本考案に基づくワイパ装置の要部の縦
断面図である。第2図は第1図に示されたギヤボ
ツクスを一部切除して示す平面図である。第3図
は第2図のギヤボツクスの底面図である。第4図
は第1図に示されたワイパ装置の分解斜視図であ
る。 1……固定部材、1a……孔、2……基板、2
a……ねじ孔、3……ねじ、4……枢軸、4a…
…スナツプリング、5……セクタギヤ、6……滑
り軸受、7……ジヨイントボール、8……スリー
ブ、8a……肩面、8b……ねじ孔、8c……中
心孔、9……滑り軸受、10……入力軸、11…
…ピニオンギヤ、12……ギヤボツクス、13
a,13b…ケーシング部分、13c……環状突
部、14……Oリング、15……孔、16……環
状ラバー、18……対応孔、19……セレーシヨ
ン部分、20……ねじ部、21……袋ナツト、2
2……歯車、22a……貫通孔、23……中心
孔、24……六角孔付ボルト、25……二面取部
分、26……歯車、27……枢軸、28……ブラ
ケツト、29……ねじ、30……歯車、31……
中心孔、32……出力軸、33……セレーシヨン
部分、34……Oリング、35……スナツプリン
グ、36……段付スリーブ、37……セレーシヨ
ン部分、38……ねじ部、39……通孔、39a
……蓋、40……ねじ、41……円板状カバー、
42……中心孔、43……偏心孔、44……ウエ
ーブワツシヤ、82……連結棒。
断面図である。第2図は第1図に示されたギヤボ
ツクスを一部切除して示す平面図である。第3図
は第2図のギヤボツクスの底面図である。第4図
は第1図に示されたワイパ装置の分解斜視図であ
る。 1……固定部材、1a……孔、2……基板、2
a……ねじ孔、3……ねじ、4……枢軸、4a…
…スナツプリング、5……セクタギヤ、6……滑
り軸受、7……ジヨイントボール、8……スリー
ブ、8a……肩面、8b……ねじ孔、8c……中
心孔、9……滑り軸受、10……入力軸、11…
…ピニオンギヤ、12……ギヤボツクス、13
a,13b…ケーシング部分、13c……環状突
部、14……Oリング、15……孔、16……環
状ラバー、18……対応孔、19……セレーシヨ
ン部分、20……ねじ部、21……袋ナツト、2
2……歯車、22a……貫通孔、23……中心
孔、24……六角孔付ボルト、25……二面取部
分、26……歯車、27……枢軸、28……ブラ
ケツト、29……ねじ、30……歯車、31……
中心孔、32……出力軸、33……セレーシヨン
部分、34……Oリング、35……スナツプリン
グ、36……段付スリーブ、37……セレーシヨ
ン部分、38……ねじ部、39……通孔、39a
……蓋、40……ねじ、41……円板状カバー、
42……中心孔、43……偏心孔、44……ウエ
ーブワツシヤ、82……連結棒。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 固定部材に固定されたスリーブと、該スリーブ
内にて往復回動駆動される入力軸と、該入力軸に
一体的に結合されるケーシングと、該ケーシング
内にて該ケーシングに対して回動自在に支持され
かつ前記スリーブに一体的に結合される入力歯車
と、ワイパアームの基部に連結されるべく前記ケ
ーシングから突出しかつ前記入力歯車にトルク伝
達部材を介して連結された出力軸とを有するワイ
パ装置に於て、 前記ケーシング内に前記スリーブを挿通するべ
く前記入力歯車の外径より小さく、かつ前記スリ
ーブの外径より大きな孔が前記ケーシングの一方
の面に開設され、 前記スリーブと前記入力歯車との間に、前記ス
リーブの遊端部の外周面の対角位置に形成された
平坦面及び該平坦面に補完的に結合する中心孔か
らなる相対回動変位規制手段と、前記平坦面に隣
接する前記スリーブの肩面に軸線方向に穿設され
たねじ孔及び前記入力歯車を貫通して該ねじ孔に
螺合するボルトからなる相対軸線方向変位規制手
段とが設けられ、 前記ケーシングの他方の面に於ける前記ねじ孔
のピツチ円周に整合する位置に前記ボルトを挿通
し得る孔が開設されていることを特徴とするワイ
パ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986185260U JPH0437806Y2 (ja) | 1986-12-01 | 1986-12-01 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986185260U JPH0437806Y2 (ja) | 1986-12-01 | 1986-12-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6389377U JPS6389377U (ja) | 1988-06-10 |
JPH0437806Y2 true JPH0437806Y2 (ja) | 1992-09-04 |
Family
ID=31133720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986185260U Expired JPH0437806Y2 (ja) | 1986-12-01 | 1986-12-01 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0437806Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-12-01 JP JP1986185260U patent/JPH0437806Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6389377U (ja) | 1988-06-10 |
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