JPH0437794Y2 - - Google Patents

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JPH0437794Y2
JPH0437794Y2 JP1986006593U JP659386U JPH0437794Y2 JP H0437794 Y2 JPH0437794 Y2 JP H0437794Y2 JP 1986006593 U JP1986006593 U JP 1986006593U JP 659386 U JP659386 U JP 659386U JP H0437794 Y2 JPH0437794 Y2 JP H0437794Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、多機能化をはかつた車両用灰皿の構
造に関する。
[従来の技術] 車室内に設けられる車両用灰皿の構造は、従来
たとえば、第9図および第10図に示すような構
造になつている。図において、1は灰皿のボツク
ス部を示しており、2はボツクス部1の前壁前面
を覆うようにして設けられた取手部である。取手
部2はボツクス部1を引き出す役割を果たしてい
る。図には引き出し式の灰皿を示したが、他の型
式の灰皿についても、灰皿のボツクス部と取手部
との関係等は本質的には同じである。
[考案が解決しようとする課題] 一般に、車両用灰皿は、インスツルメントパネ
ルに設けられる場合にはその一等地に位置してい
るにもかかわらず、灰皿としての機能しかもつて
いない。もし仮に、車両用灰皿が他の機能を兼ね
備えているとすれば、限られたインスツルメント
パネル等のスペースをより有効に活用することが
でき、ドライバーにとつての便利さも向上するこ
とができる。
しかし、第9図および第10図に示したような
従来構造では、車室内に露出する取手部は灰皿を
引出すための機能しか果たさず、他に有効利用が
困難な構造となつている。
灰皿の取手部を有効利用するためには、取手部
を開放可能な構成にし、この部分を小物入れとし
て利用することが考えられる。しかしながら、単
に小物を入れる空間部のみを形成しても、身の回
りの物品が多様化している今日では、小物の整
理、整頓ができず、収納した小物のうち必要なも
のをすぐに取出すことができない。また、取手部
をドア部とした場合は、整理、整頓して収納した
小物がドア部の開放時に車両の振動等によつて外
部に飛出すことを防止しなければならない。
本考案は、上記のような点に着目し、従来の灰
皿としての機能を損うことなく、ドア部に他の機
能も兼ね備えさせ、車両用灰皿をさらに多機能化
してより有効に活用できるようにすることを目的
とする。
[課題を解決するための手段] この目的に沿う本考案に係る車両用灰皿は、車
室内に設けられる車両用灰皿において、灰皿のボ
ツクス部の11,21の前壁側に設けられ該ボツ
クス部11,21を引出すための取手部の全体も
しくはその一部を、車室側に開放可能なドア部1
2,16,20に構成し、開放可能な前記ドア部
12,16,20の閉塞時に該ドア部12,1
6,20の裏面と対向するボツクス部11,21
の前壁面と、前記ドア部12,16,20の裏面
の少なくとも一方に、該ドア部12,16,20
を車室側に開放した時に露出し小物が収納可能な
凹状の収納部14,17,22を設け、該収納部
14,17,22に、小物を種類毎に区別する仕
切板14a,25を形成するとともに、ドア部1
2,16,20の開放時に小物の飛出しを阻止す
る保持手段14b,24を設けたものから成る。
[作用] このような車両用灰皿においては、ボツクス部
に対してドア部は移動可能となるので、ドア部を
閉じるように移動したときには従来同様ドア部は
灰皿の取手部として機能し、ドア部を開放するよ
うに移動したときには、コインやカード類を収納
する収納部が車室側に露出される。露出された状
態では、コインやカード等の小物の出し入れが可
能であり、小物を入れた状態でドア部を閉じれ
ば、小物が内部に収納されたままドア部は再び灰
皿の取手として機能できる。
また、収納部には仕切板が形成されるので、収
納する小物の整理、整頓がはかれ、必要なものを
すぐに取出すことが可能となる。さらに、ドア部
を開放する場合には、車両の振動またはドア部の
開放時の開放衝撃によつて小物が収納部から飛出
すおそれがあるが、収納される小物は保持手段に
よつて保持されているので、ドア部の開放による
小物の飛出しも確実に防止される。
このように、ドア部を、従来の灰皿の取手部と
しての機能を損うことなく小物入れとして利用で
きるので、灰皿の多機能化がはかれる。
[実施例] 以下に、本考案の車両用灰皿の望ましい実施例
を、図面を参照して説明する。
第1図および第2図は、本考案の一実施例に係
る車両用灰皿を示している。図において、11は
灰皿のボツクス部を示しており、ボツクス部11
内にはたばこの吸殻が収納できるようになつてい
る。ボツクス部11の前壁前面11a側には、該
前壁前面11aを覆うようにドア部12が設けら
れている。
ドア部12は、灰皿のボツクス部11とは別体
構成とされており、その下部で回転軸13を介し
てボツクス部11に対して回動可能に支持されて
いる。ドア部12は、回転軸13を中心に反ボツ
クス部11側(車室側)に開放可能に構成されて
いる。
ボツクス部11の前壁前面11aには、小物を
収納可能な凹状の収納部14が設けられている。
収納部14は、本実施例ではコインケースに形成
されており、ドア部12が開放されたとき、第2
図に示すように車室側に露出されるようになつて
いる。
収納部14には、複数の仕切板14aが形成さ
れている。仕切板14aは、後述する保持端壁1
4bと前壁前面11aを連結する部材であり、収
納するコイン23を種類毎に区別する機能を有す
る。収納部14には、仕切板14aと連結される
保持手段としての保持端壁14bが形成されてお
り、この保持端壁14bはコインの両外周端部と
当接可能になつている。保持端壁14bは上方に
延びており、ドア部12の開放時に小物の飛出し
を阻止する機能を有する。すなわち、保持端壁1
4bは、他の壁面部14cよりも上方に突出して
おり、車両の振動やドア部12の開放時の開放衝
撃によるコインの飛出しを確実に阻止するように
なつている。
また、収納部14は、本実施例ではボツクス部
11の前壁前面11a側に設けたが、開放可能な
ドア部12の裏面側に設けられてもよく、前壁面
11a側およびドア部12の裏面側の両方に設け
られてもよい。本実施例では、ドア部12の全体
が開放される構造としたが、ドア部はその一部
(たとえば上側半分)が開放される構造としても
よく、開放状態で目標とする小物収納部がボツク
ス部の前壁面11aまたは開放されたドア部12
の裏面12a側の少なくとも一方に形成できれば
よい。
第5図に示すように、取手部15の上部側部分
を開放可能なドア部16とし、その裏面16b側
に収納部17を形成するような構造もとることが
できる。第5図に示すように、収納部17には、
複数の仕切板25が設けられている。各仕切板2
5は、上述の仕切板14aと同様に収納する小
物、たとえばクレジツトカードやテレホンカード
等のカード類を種類毎に区別する機能を有する。
各仕切板25の間には、2点鎖線で示すように、
後述する保持手段と同一の保持手段としての板ば
ね24を設けることが可能となつている。板ばね
24は、収納されたクレジツトカードやテレホン
カードをのばね力によつて保持し、車両の振動や
ドア部16の開放時の開放衝撃によつて収納され
たクレジツトカード等が収納部17から飛出すの
を阻止する機能を有する。
また、ドア部の形状についてはボツクス部の前
壁側に設けられるものであればとくに限定され
ず、たとえば第6図に示すような横断面が略三角
形状であるようなドア部18に対しても本考案は
適用可能である。また、収納部の構造についても
第2図、第5図に示したような構造に限定される
ものではなく、任意の適当な構造をとることがで
きる。たとえば、第6図に示したドア部18に対
し、第7図に示すようなコインケース19(収納
部)の構造をとることができ、さらに図に示すよ
うに、収納部19を収納部19aと収納部19b
との分割構成とすることもできる。
さらに、上記各実施例では、収納部としてコイ
ンケースを構成したものを示したが、コインに限
らず、任意の適当な小物を対象とすることが可能
である。たとえば、第8図に本考案の他の実施例
を示すように、ドア部20の裏面側(又はボツク
ス部21の前壁前面21a側もしくはその両方)
を収納部22としてシガレツトケースを形成する
ことも可能である。
第8図に示すように、収納部22には2点鎖線
で示すように仕切板25を設けることが可能とな
つている。仕切板25は、第5図の場合と同様の
機能を有する。仕切板25で区画された収納部2
2の一方には、たばこ26が収納されている。た
ばこ26は、収納部22に設けられた保持手段と
しての板ばね24によつて保持されている。収納
部22の他方にも板ばね24を設けることが可能
となつており、ここには、たとえばテレホンカー
ド等のカード類が収納される。
上記のように構成された実施例装置の作用につ
いて以下に説明する。
第3図および第4図は、第1図および第2図に
示した装置の各使用状態を示す。第3図は、ドア
部12を閉じた状態を示しており、この状態では
ドア部12は基本的には従来構造同様灰皿の取手
部として機能する。しかし、ドア部12内には収
納部14が設けられているので、収納部14には
コイン23が収納可能であり、ドア部12はコイ
ン23を収納した状態のままで灰皿の取手部の役
割を果たす。
第4図はドア部12を車室側に開いた状態を示
しているが、この状態では収納部としてのコイン
ケース14が車室側に露出されるので、コイン2
3の出し入れが可能となる。したがつて、ドア部
12部分は、灰皿の取手としてではなく、小物を
収納、出し入れ可能な収納部(この場合はコイン
ケース)として機能する。
コイン23を入れてドア部12を閉じると、前
述の如くコイン23を収納した状態のままドア部
12は取手として機能し、灰皿自体は何の支障も
なく従来装置同様灰皿として使用される。
第3図の状態では、ドア部12の上端部12b
がボツクス部11の端部と係合しているので、ド
ア部12を開放するためには、ドア部12の上端
部の係合を外さなければならない。係合を外す場
合は、車両の搭乗者がドア部12の上端を手前に
引張ることになるので、係合が外れたドア部12
が傾倒した場合には、収納部14に収納されたコ
イン23に多少の開放衝撃が作用し、コイン23
が収納部14から飛出すおそれがある。しかし、
この場合は収納部14に上方に延びコイン23と
の保持面積を大にする保持端壁14bが形成され
ているので、コイン23は収納部14から容易に
飛出すことはなく、コイン23は種類毎に整理、
整頓された状態のまま保持される。
また、収納部14に仕切壁14aを形成するこ
とにより、小物を種類毎に収納可能となるので、
ガソリンスタンドや高速道路での料金支払いや、
駐車場での料金支払いの場合にも、必要な種類コ
インの取出しが迅速化され、かつ残金の確認も容
易となる。
第5図および第6図に示すように、収納部1
7,22に保持手段としての板ばね24を設ける
ようにすれば、ドア部16,20を解放した際
に、収納部17,22に収納されたカード類やた
ばこの飛出しも防止され、整理、整頓された状態
でこれらの取出しが可能となる。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案の車両用灰皿によ
るときは、灰皿の取手部を車室に対して開放可能
なドア構造とし、ボツクス部の前壁面とドア部の
裏面の少なくとも一方に、ドア部を車室側に開放
させた時に露出する凹状の収納部を設けるように
したので、ドア部を従来装置と同様灰皿の取手部
として機能させるとともに、小物の収納部として
も使用できる。
また、収納部には仕切板が形成されるので、収
納する小物の整理、整頓がはかれ、必要なものを
すぐに取出すことができるとともに、残数の確認
も容易となる。なお、ドア部を開放した場合に
は、車両の振動やドア部の開放衝撃によつて小物
が飛出すおそれがあるが、収納される小物を保持
手段によつて保持することが可能となるので、ド
ア部の開放による小物の飛出しを確実に防止する
ことができる。
このように、従来の灰皿としての機能を損うこ
となく、コインやカード類等の小物入れとしての
機能を付加することができ、車両用灰皿を多機能
化して有効に活用することができるという効果が
得られる。
この小物用収納部は、全ドライバーにとつて利
用できるものであるから、従来喫煙者を対象とし
ていた車両用灰皿を非喫煙者に対しても有効利用
可能なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る車両用灰皿の
斜視図、第2図は第1図の装置の部分斜視図、第
3図は第1図の装置の一使用状態を示す第1図の
A−A線に沿う縦断面図、第4図は第1図の装置
の別の使用状態を示す第1図のA−A線に沿う縦
断面図、第5図は本考案の別の実施例に係る車両
用灰皿の部分斜視図、第6図は本考案のさらに別
の実施例に係る車両用灰皿の部分斜視図、第7図
は第6図の装置のドア部開放状態での部分斜視
図、第8図は本考案のさらに別の実施例に係る車
両用灰皿の斜視図、第9図は従来の車両用灰皿の
斜視図、第10図は第9図の装置のB−B線に沿
う部分縦断面図、である。 11,21……ボツクス部、11a……前壁
面、12,16,18,20……ドア部、13…
…回転軸、14,17,19,22……収納部、
14a,25……仕切板、23……コイン、14
b,24……保持手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車室内に設けられる車両用灰皿において、灰皿
    のボツクス部の11,21の前壁側に設けられ該
    ボツクス部11,21を引出すための取手部の全
    体もしくはその一部を、車室側に開放可能なドア
    部12,16,20に構成し、開放可能な前記ド
    ア部12,16,20の閉塞時に該ドア部12,
    16,20の裏面と対向するボツクス部11,2
    1の前壁面と、前記ドア部12,16,20の裏
    面の少なくとも一方に、該ドア部12,16,2
    0を車室側に開放した時に露出し小物が収納可能
    な凹状の収納部14,17,22を設け、該収納
    部14,17,22に、小物を種類毎に区別する
    仕切板14a,25を形成するとともに、ドア部
    12,16,20の開放時に小物の飛出しを阻止
    する保持手段14b,24を設けたことを特徴と
    する車両用灰皿。
JP1986006593U 1986-01-22 1986-01-22 Expired JPH0437794Y2 (ja)

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JP1986006593U JPH0437794Y2 (ja) 1986-01-22 1986-01-22

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JPS62120034U JPS62120034U (ja) 1987-07-30
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS603758Y2 (ja) * 1981-12-28 1985-02-01 小島プレス工業株式会社 小物入れ付き車両用灰皿

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JPS62120034U (ja) 1987-07-30

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