JPH0437575A - プリンタのリボンシフト装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、リボンカセットをキャリアに装着して印字を
行うプリンタのインクリボンをシフトするリボンシフト
装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、印字ヘッドが取り付けられたキャリアにインクリ
ボンを収納したリボンカセットを装着して印字を行わせ
るものにおいては、キャリアをプラテンに沿って往復移
動させ、印字ヘッドを駆動するとともにインクリボンを
印字ヘッドと相対移動させて用紙に印字を行っている。

そして、リボンカセットに収納されているインクリボン
を有効利用しリボンカセットの交換頻度を低減する技術
が例えば特開昭５４−２６１２１号に開示されている。

この従来技術は、リボンカセットに文字の高さに比較し
て幅広のインクリボンを収納し印字面に張設したそのイ
ンクリボンを幅方向に上下動させるようにキャリアに軸
支し、キャリアの移動に連動するフィード用プーリーに
カム面を設け、キャリアの移動動作と同期してリボンカ
セットを上下に揺動させることでインクリボンの幅全域
を用いて印字をすることによりインクリボンを最大限活
用してリボンカセットの交換頻度を低減するようにした
ものである。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、上記の構成では、リボンカセットの上下運動と
インクリボンの送り動作とが一つの機構で兼用されてい
るため、構成が複雑となり、リボン送りには負荷がかか
るため故障が起こり易い。

また、リボンカセットを上下動させるカム面を周囲に形
成したフィードプーリーを往復移動するキャリアに設け
であることから、カム自体の大きさは限定される。この
ため、カムの動作周期が短くリボンカセットの上下動が
頻繁に行われるので印字ヘッドのワイヤがインクリボン
に引っ掛かり易くインクリボンの破損や印字ヘッドのワ
イヤ折れなどが起こるという欠点を有する。

本発明の目的は、上記事情に鑑み、簡単な構成で故障を
防止し、インクリボンの幅を最大限活用してリボンカセ
ットの交換頻度を低減させることができるプリンタを提
供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、プラテンの長手方向に沿って往復移動するキ
ャリアと、このキャリアに取り付けられ印字面を前記プ
ラテンに対向させた印字ヘッドと、前記印字ヘッドの印
字面に対向してインクリボンを張設させ前記印字面に対
して前記インクリボンがその幅方向にシフトするように
前記キャリアに回動自在に設けたリボンカセットと、前
記キャリアの移動方向に沿って設けられるとともにその
移動方向に傾斜した傾斜ガイド面を有するガイドレール
と、前記キャリアに移動自在に保持されるとともに一端
が前記傾斜ガイド面に当接し他端が間接もしくは直接リ
ボンカセットを支持してキャリアの移動により前記傾斜
ガイド面に応じて移動して前記リボンカセットを回動さ
せ前記印字面に張設したインクリボンをシフトするリボ
ンシフト部材とを設けたことを特徴とする。

〔作用〕

本発明では、キャリアが往復移動して印字動作が行なわ
れると、そのキャリア移動によってリボンシフト部材が
ガイドレールの傾斜ガイド面に応じて移動し、この移動
動作によりリボンカセットのインクリボンは幅方向に上
下運動を繰り返す。

したがって、構成を簡単にして故障を防止することがで
き、インクリボンの上下運動はその周期が長いのでリボ
ンシフト動作によるインクリボンのワイヤへの引っ掛か
りを防止することができ、さらにインクリボンの幅全域
を最大限活用することができる。

〔実施例〕

本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第２図に示すように、キャリア１はプリンタの両側のフ
レーム（図示せず）間に渡されたキャリアシャフト２，
２を介してプラテン３の長手方向に図示しない駆動機構
によって往復移動自在となるように配設されている。こ
のキャリア１には、印字ヘッド４がその印字面４ａをプ
ラテン３と対向するように取り付けられていて、さらに
幅広で無端状のインクリボン５が収納されたリボンカセ
ット６がカセット支持体７に設けられた爪８，８によっ
て装着されていて、そのインクリボン５はリボンカセッ
ト６の前部に設けられた通路アーム９．９間において露
出され印字ヘッド４の印字面４ａとプラテン３との間に
張設されている。

カセット支持体７は、プラテン３とは反対側の一端がキ
ャリア１に対して軸１０を支点として回動自在に支持さ
れている。また、第１図に示すようにキャリア１のプラ
テン３に対向する側の中央には凹部１１が形成され、そ
の凹部１１内にはガイドポール１２がカセット支持体７
の回動方向に向けて設けられている。そしてこのガイド
ポール１２には、カセット支持体７に装着されたリボン
カセット６の両道路アーム９，９を下方から支持する支
持部１３．１３を有し、下部に回動自在にローラ１４を
保持したリボンシフト部材Ｉ５が移動自在に挿入され保
持されている。

プラテン３とキャリア１との間のプリンタ本体底部から
は、プラテン３の長手方向に沿って第３図において左端
から右端へ向けて緩やかな直線状の傾斜ガイド面１６を
有するガイドレール１７が設けられていて、このガイド
レール１７はキャリア１に保持されたリボンシフト部材
Ｉ５をローラ１４を介して支持している。そしてリボン
シフト部材１５はキャリア１の移動とともにガイドレー
ル１７の傾斜ガイド面１６上を上下動しながら移動する
。

このような構成において、プリンタが印字動作を行いキ
ャリア１がプラテン３に沿って往復移動することにより
、リボンシフト部材１５はキャリア１のガイドポール１
２に保持されつつガイドレール１７の傾斜ガイド面１６
上をローラ１４が回転しながら移動し、傾斜の形状に応
じて上下動する。

したがってカセット支持体７に装着されたリボンカセッ
ト６は、軸１０を中心として印字ヘッド４の前面で第３
図においてキャリアｌの左から右への移動では、リボン
シフト部材１５の支持部１３．１３に押し上げられ、ま
たキャリアの移動が変わり右から左への移動ではリボン
シフト部材１５の下降とともに自重で下がる上下運動が
行われるため、インクリボン５は印字位置に対し上下運
動を行いながらリボン走行動作を繰り返す。この動作に
よってインクリボンの幅を最大限活用できる。

なお、本実施例ではリボンカセットをリボンシフト部材
によって直接支持する構成としたが、リボンカセットを
装着するカセット支持体を支持する構成（間接）にして
もよい。

また、本実施例では、ガイドレール１７の傾斜ガイド面
１６を一端から他端への直線状としてキャリアｌの１往
復動でリボンカセット６が１回上下動するように構成し
たが、必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば
起伏の少ない波型などガイドレール１７の傾斜ガイド面
１６の形状は印字に支障のない範囲で可変可能である。

〔発明の効果〕

本発明は以上説明したように、傾斜ガイド面を有するガ
イドレールと、キャリアの移動によりその傾斜ガイド面
上を移動して印字面に張設したインクリボンを上下動さ
せるリボンシフト部材を設けることにより、簡単な構成
とすることで故障の発生を防止することができ、シフト
動作の繰り返し周期を長くすることで印字ヘッドのワイ
ヤがインクリボンに引っ掛かることによるインクリボン
の破損や印字ヘッドのワイヤ折れを防止することができ
るとともに、インクリボンの幅全域を最大限活用して、
リボンカセットの交換頻度を低減できる効果を有する。

示す斜視図、第２図はリボンカセットの上下動を示すキ
ャリアの側面図、第３図はキャリアの正面図である。

■・・・キャリア、３・・・プラテン、４・・・印字ヘ
ッド５・・・インクリボン、６・・・リボンカセット、
１５・・・リボンシフト部材、１６・・・傾斜ガイド面
、Ｉ７・・・ガイドレール

【図面の簡単な説明】

第１図〜第３図は本発明の一実施例を示す図で第１図は
印字ヘッドを取り除いたキャリア周辺を第１図 ！３芝引

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 プラテンの長手方向に沿って往復移動するキャリアと、 このキャリアに取り付けられ印字面を前記プラテンに対
   向させた印字ヘッドと、 前記印字ヘッドの印字面に対向してインクリボンを張設
   させ前記印字面に対して前記インクリボンがその幅方向
   にシフトするように前記キャリアに回動自在に設けたリ
   ボンカセットと、 前記キャリアの移動方向に沿って設けられるとともにそ
   の移動方向に傾斜した傾斜ガイド面を有するガイドレー
   ルと、 前記キャリアに移動自在に保持されるとともに一端が前
   記傾斜ガイド面に当接し他端が間接もしくは直接リボン
   カセットを支持してキャリアの移動により前記傾斜ガイ
   ド面に応じて移動して前記リボンカセットを回動させ前
   記印字面に張設したインクリボンをシフトするリボンシ
   フト部材とを設けたことを特徴とするプリンタのリボン
   シフト装置。