JPH0437542A - 凹版印刷機のワイピング装置 - Google Patents
凹版印刷機のワイピング装置Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
キのうち、絵柄以外の箇所に付着した余分なインキを1
枚印刷ごとに拭き取るワイピング装置に関するものであ
る。
版胴に対接する圧胴とを備えている。給紙装置からスイ
ング装置を経て圧胴の爪にくわえ替えられて搬送される
紙には、凹版の版面に供給されたインキによる画像が転
写され、印刷が施される。印刷後の紙は排紙チェーンで
搬送されて排紙される。
いる。このワイピング装置は、凹版胴に対接してこの対
接周面が互いに逆方向へ移動するように回転するワイピ
ングローラと、このワイピングローラの局面へパッド面
を対接させた嫂数個のブラシと、このブラシのローラ回
転下流側に位置して先端をワイピングローラに対接させ
たスチール製等のドクタブレードとを備えている。イン
キ装置の着肉ローラから凹版面に供給されたインキのう
ち、絵柄としての凹部の周辺に転移して付着した余分の
インキは、版面に対接して回転するワイピングローラに
よって拭き取られ、凹部の絵柄のみが紙に転写される。
どの洗浄液に浸漬されて回転しており、前記拭き取りに
よってワイピングローラに転移したインキは、この洗浄
液と前記ブラシとの洗浄作用で取り除かれるとともに、
ワイピングローラで持ち回りされた洗浄液はドクタブレ
ードで洗浄液内へ掻き落とされる。
ては、版面に対するワイピングローラの接触圧が強過ぎ
ると、絵柄としての凹部のインキまで掻き出してしまっ
て極細線が印刷できなくなる。逆に、接触圧が弱過ぎる
と、凹部周辺に余分なインキが残り画像の線幅が広くな
ってにじむような印刷となったり、あるいは、一部の非
絵柄部全面にインキが残って大きな汚れとなったりする
。このなめ、印刷物の品質を確保するためには版面に対
するワイピングローラの接触圧を正しく調節する必要が
ある。
して説明する。
の前方の印刷装W3との間には、1枚ずつ送り出される
紙1を受けて印刷見当を合わせる差板4と、差板4上の
紙1をくわえて揺動するスイング装置5とが配設されて
いる。印刷ユニット3には、爪6と爪台7とからなる3
組のくわえ爪装置8(以下風8と略称する)が配設され
た圧胴9が軸架されている。この圧胴9にはほぼ同径の
凹版胴10と、はぼ1/3径の渡し胴11及び排紙胴1
2が対接されている。このうち渡し胴11には、爪8と
同構成の1組の爪が設けられてお秒、スイング装置5か
らくわえ替えた紙1を圧胴9の爪8にくわえ替えさせる
ように構成されている。また排紙胴12と同軸上のスブ
脣ケットと図示しないスプロケットとの間には、左右一
対の排紙チェーン13が張架されている。この排紙チェ
ーン13には圧胴9の爪8から紙1をくわえ替えて排紙
チェーン13の走行とともに搬送する排紙用が設けられ
ている。さらに凹版胴10の局面には、凹版が装着され
ている。凹版の表面には、複数個の着肉ローラ14が対
接されており、これにはインキ壺15内で回転する壺ロ
ーラ16が対接されている。17は壺ローラ16に対接
しインキ壺15から流出するインキをならす振りローラ
である。
置20が付設されている。このワイピング装N20は、
前記凹版胴10の斜め下方に位置し、機台フレーム側に
支持された洗浄液槽21を備えている。
分解平面図である第5図ならびに概要配置図である第6
図に示すようになっている。即ち、洗浄液槽21の上部
開口端には、枢軸22を中心にして回動自在な半割蝶番
式に形成された一対の軸受カバー23が、両側板に設け
られており、閉塞後、締金具24によって固定されてい
る。各軸受カバー23には、第4図、第5図に示す外周
25aの中心であるメタル心Fと、内孔25bの中心で
あるローラ心F、とを図に符号tで示すだけ傷心させた
偏心軸受25が割線めによって固定されている。この偏
心軸受25の内孔25bには、局面を凹版胴10上の版
面に対接させたワイピングローラ26が、両端軸をブツ
シュ27ところがり軸受28とを介して回動かっ軸線方
向へ進退自在に軸支されている。このワイピングローラ
26は、一方の端軸に固定されたギア29と、その下方
のピニオン30との噛合によってワイピングローラ駆動
モータ(図示省略)から回転駆動されているとともに、
他端の滑車31にころを嵌合させた図示しない振り機構
によって軸方向に往復駆動されている。なお、ワイピン
グローラ26の回転方向は、図に矢印で示すように、凹
版胴10と同方向であって、対接周面は互いに反対方向
へ周回している。
ねじ軸受32がボルト止めされており、各ねじ軸受32
のねし孔には、ハンドル33付きのねじ軸34が、回動
操作により進退できるように螺合されている。35は各
ねじ軸34の先端に回動自在に装着されたスラストベア
リング36内蔵のカップリングであって、各カップリン
グ35には、それぞれ油圧シリンダ37が、ねじ軸34
と同心状に固定されており、そのピストンロッド38は
、ワイピングローラ26の真下に臨んでいろ。そして、
このピストンロッド38の作用端は、前記偏心軸受25
にボルト止めされた金具39にピン40で枢着されてお
り、油圧シリンダ37のピストンロッド38を油圧で進
退させることにより偏心軸受25がメタル心Fを中心に
して回動し、偏心作用によりワイピングローラ26が凹
版胴10の版面に対して着脱されるように構成されてい
る。また、その着状態でオペレータがハンドル33を回
rfJJ燥作してねじ軸34を進退させることにより、
版面に対するワイピングローラ26の接触圧が調整され
る。34mはねじ軸34を回動位置で固定するハンドル
34b付きの固定ナツトである。
ローラ駆動モータへの供給電流を検出する電流計が、操
作部に設置されている。ワイピングローラ26は凹版胴
10に対し、対接周面が反対方向に周回しているので、
ワイピングローラ26と凹版胴10との接触圧が大きす
ぎるとワイピングローラ駆動モータに大きな負荷がかが
りモータ焼損に至るおそれがある。そこでオペレータは
接触圧を調整する際に、前記電流計を見ながらモータ焼
損に至らないように注意し、過大接触圧にしないように
していた。
ないドクタブレードが進退し、ワイピングローラ26に
対する接触圧が!+1整される。またブラシ60はワイ
ピングローラ26の局面に着脱自在に対接している。
ローラ26と凹版胴10との接触圧の調整はオペレータ
が版面を見ながら手動で行なっていたが、この作業はか
なり熟練を要する作業である。しかも、接触圧調整をす
るたびにオペレータがワイピング族W20の設匠場所に
移動しなければならないので、この調整のために専任の
オペレータが必要であり、オペレータが移動する間に損
紙が発生してしまう。
きるとともにこの作業のための専任のオペレータを無く
すことのできる凹版印刷機のワイピング装置を提供する
ものである。
により、ワイピングローラの両端を軸支し、傷心軸受の
外周側を回動させるとワイピングローラが凹版胴に対し
着脱するワイピング装置において、 ピストンロッドの作用端が前記偏心軸受の外周側に枢着
された流体圧シリンダと、この流体圧シリンダのヘッド
側に、軸方向に沿う移動は伝達するが回転は伝達しない
状態で同心状に連結されろとともに、固定設置されたね
じ軸受に螺合したねじ軸と、 このねじ軸を回転させる接触圧v8整モータと、 を備えたことを特徴とする。
ワイピングローラを着脱し、着状態時において接触圧調
整モータを作動することにより凹版胴とワイピングロー
ラとの接触圧をmuできる。また接触圧調整モータを遠
隔操作することもできる。
付す。
おいて、ワイピングローラ26は偏心軸受25の内孔で
軸支されており、偏心軸受25の外周側に固定された金
具39を往復動させると、ワイピングローラ26が凹版
胴10に着脱する。この構成は従来のものと同一である
。
40により金具39に枢着されている。油圧シリンダ7
0のヘッド側にはスラストベアリング72を介してねじ
軸73が連結されている。スラストベアリング72は、
ねじ軸73の軸方向に沿う移動を油圧シリンダ70に伝
達するが、ねじ軸73の回転を油圧シリンダ70に伝達
することはない。ねじ軸73は雄ねじ73aが形成され
るとともに、洗浄液槽21に固定されたねじ軸受74の
雌ねじ74aに螺合している。
は、接触圧調整モータM2が固定されている。接触圧調
整モータM2のモータ軸に固定されたギア76は、ねじ
軸73に固定されたギア77に噛合している。一方、油
圧シリンダ70には検出体78が備えられてお秒、この
検出体78の位置を検出するために、直動型のボテンシ
νメータPOT2を備えている。
たときにワイピングローラ26が凹版胴10に接触し、
ピストンロッド71が後退したときにワイピングローラ
26が凹版胴10から離れる。またワイピングローラ2
6と凹版胴10とが接触しているときに接触圧調整モー
タM2を回転させるとねじ軸73が回転して軸方向に移
動するため、これに伴ない油圧シリンダ70及びピスト
ンロッド71も移動し、ワイピングローラ26と凹版胴
10との接触圧を調整することができる。なお、接触圧
調整モータM2がカップリング75を介して油圧シリン
ダ70に固定されているので、油圧シリンダ70が作動
してピストンロッド71が前後進しても、ギア76とギ
ア77との噛合はi爽に保持される。またワイピングロ
ーラ26を凹版胴10に接触しているときに接触圧調整
モータM2を作動して接触圧を調整しておけば、その後
、−旦ワイビングローラ26を凹版胴10から離し、再
び接触させたときにも、前回と同じ接触圧を得ることが
できる。
ワイピングローラ26の右側にも上述したのと同じ構成
の装置が組み付けられている。右側の装置のうち、接触
圧muモータをMl、ポテンシ璽メータをPOTIとし
て息下の説明をする。
整入力装置79からモータ駆動装置MDI、MD2に駆
動指令を出すと接触圧調整モータMl、M2が回転する
。接触時にモータMl、M2が正転すると接触圧が高く
なり、逆転すると接触圧が低くなる。またモータM1と
モータM2は、それぞれ個別独立に制御することができ
る。
DI、D2との間には、ゼロセットスイッチFBI、メ
モリMl、M2.変換@路TFI、TF2.スケーラ5
1.32を配置している。
チPB3が投入されると、ワイピングローラ駆動モータ
M3に電流を供給し回転駆動させる。モータM3が回転
駆動するとワイピングローラ26が回転する。モータM
3に供給する電流の値は、電流計Aで計測されろ。また
モータM3への電流値が過大になり上限値を越えるとブ
ザーBZから警報が出るとともに、警告灯PLが点灯す
る。モータM3への供給電流が過大になるのはワイピン
グローラ26と凹版胴10との接触圧を過大にしたとき
である。
ジタルメータDI、D2、ブザーBZ及び警告灯PLは
集中操作盤に配置している。
作を次に説明する。まずはじめにオペレータは、ワイピ
ング部の操作盤から指令を出して、ワイピングローラ駆
動スイッチPB3を投入してワイピングローラ駆動モー
タM3を駆動させ、ワイピングローラ26を回転させる
。そして油圧シリンダ70のピストンロッド71を伸ば
させ、ワイピングローラ26を凹版胴10に接触させる
。このとき、版面を見ながら接触圧調整入力装置79の
駆動スイッチのうち、ワイピング部の操作盤に設けられ
た側のスイッチを操作して、接触圧調整モータMl、M
2をそれぞれ個別に駆動制御して最良の接触圧が得られ
るように調整をする。この接触圧調整の際には、同時に
電流計Aが計測した値を監視して、過大電流が流れない
ように注意をする。
シ璽メータPOTI、POT2で検出した絶対値はスケ
ーラSl、S2で電圧から距離のデジタルデータに変換
されてデジタルメータDI、D2に表示される。このよ
うに表示された絶対値は、ワイピングローラ26と凹版
胴10との接触圧に対応したものであるが、この絶対値
のままでは以降の制御に不便なので、次のようなゼロセ
ットをする。即ち、最良接触圧が得られたところで保持
型のブツシュボタンであるゼロセットスイッチFBIを
投入すると、このときの絶対値がメモリ回路Ml、M2
に記憶されるとともに、変換回路TFI、TF2はこの
ときの絶対値を基準零値とし「零」出力を出す。このた
めデジタルメータDi、D2には「0」が表示される。
値が変化したときには、変換回路TFI、TF2は、ス
イッチFBIを投入したときの絶対値とそれ以後の絶対
値との差を出力する。つまり絶対値から相対値に変換す
る回路となっている。なお、相対値がデジタルメータD
I、D2に表示されている途中でメモリ表示スイッチ
PB2を投入すると、メモリ回路Ml、M2に記憶した
絶対値がデジタルメータDi、D2に表示される。
26と凹版胴10との接触圧の調整が必要になったら、
デジタルメータDI。
力装置79から指令を出して接触圧の調整をする。この
とき、あやまって接触圧を過大にしてしまうとブザーB
Zから警告が出るとともに警告灯PLが点灯するので、
ワイピングローラ駆動モータM3に過大電流が流れたこ
とを知ることができ、オペレータはたt!ちに接触圧を
下げろよう制御することができる。このためモータM3
の焼損やワイピングローラ26の破損を防ぐことができ
る。
れば、接触圧調整モータの駆動により、ワイピングロー
ラと凹版胴との接触圧のW整ができるようにしたので、
オペレータは初期設定をした後は、集中制御盤において
接触圧の調整をすることができる。よって、印刷物を見
ながら即座に接触圧のigaが行うことができ、ワイピ
ング装置のところまで移動する必要がなくなり、損紙を
減らすことができる。また、オペレータの人員削減や疲
労の軽減が図れる。
施例の電気系を示す回路図、第3図は凹版印刷機の概要
を示す構成図、第4図は従来のワイピング装置を示す側
面図、第5図は従来のワイピング装置を示す分解平面図
、第6図は従来のワイピング装置を示す概要配置図であ
る。 図 面 中、 0は凹版胴、 1は洗浄液槽、 5は偏心軸受、 6はワイピングローラ、 0は油圧シリンダ、 71はピストンロッド、 72はスラストベアリング、 73はねじ軸、 74はねじ軸受、 75はカップリング、 76.77はギア、 78は検出体、 79は接触圧ill!整入力装電、 Ml、M2+;を接触圧vR整モータ、M3はワイピン
グローラ駆動モータである。 特 許 出 願 人 小森印刷機械株式会社 代 理 人
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 外周側の軸心と内孔の軸心とが偏心した偏心軸受の内孔
により、ワイピングローラの両端を軸支し、偏心軸受の
外周側を回動させるとワイピングローラが凹版胴に対し
着脱するワイピング装置において、 ピストンロッドの作用端が前記偏心軸受の外周側に枢着
された流体圧シリンダと、 この流体圧シリンダのヘッド側に、軸方向に沿う移動は
伝達するが回転は伝達しない状態で同心状に連結される
とともに、固定設置されたねじ軸受に螺合したねじ軸と
、 このねじ軸を回転させる接触圧調整モータと、を備えた
ことを特徴とする凹版印刷機のワイピング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2141588A JP2911181B2 (ja) | 1990-06-01 | 1990-06-01 | 凹版印刷機のワイピング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2141588A JP2911181B2 (ja) | 1990-06-01 | 1990-06-01 | 凹版印刷機のワイピング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0437542A true JPH0437542A (ja) | 1992-02-07 |
JP2911181B2 JP2911181B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=15295503
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2141588A Expired - Lifetime JP2911181B2 (ja) | 1990-06-01 | 1990-06-01 | 凹版印刷機のワイピング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2911181B2 (ja) |
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1990
- 1990-06-01 JP JP2141588A patent/JP2911181B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2911181B2 (ja) | 1999-06-23 |
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