JPH0437458A - 連続鋳造鋳型におけるブレークアウト予知方法 - Google Patents

連続鋳造鋳型におけるブレークアウト予知方法

Info

Publication number
JPH0437458A
JPH0437458A JP14449290A JP14449290A JPH0437458A JP H0437458 A JPH0437458 A JP H0437458A JP 14449290 A JP14449290 A JP 14449290A JP 14449290 A JP14449290 A JP 14449290A JP H0437458 A JPH0437458 A JP H0437458A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
breakout
temperature
mold
continuous casting
temperature change
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP14449290A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0751263B2 (ja
Inventor
Kiyoshi Ebina
蝦名 清
Masamichi Takeuchi
竹内 正道
Masakazu Itashiki
板敷 政和
Takashi Iwanaga
岩永 隆史
Katsuhiro Terai
寺井 克浩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP2144492A priority Critical patent/JPH0751263B2/ja
Publication of JPH0437458A publication Critical patent/JPH0437458A/ja
Publication of JPH0751263B2 publication Critical patent/JPH0751263B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Continuous Casting (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、連続鋳造設備において操業中に発生する鋳型
的鋳片拘束によるブレークアウトを事前に予知して警報
出力するための方法に関する。
[従来の技術] 一般に、連続鋳造鋳型におけるブレークアウト(Bre
ak−Out)l(象は、第8図(a)〜(d)に示す
ようにして生じる。なお、第8図(a)〜(d)におい
て、1は鋳型銅板、2A〜2cはそれぞれ鋳型鋼板1に
埋設され各位置A−Cにおける温度を測定する熱電対、
3は鋳型銅板1内の溶鋼、4はメニスカス、5は凝固シ
ェル、7は鋳型銅板1内面しこ焼き付いた焼付き凝固シ
ェル、8はノ(ウダーである。
さて、ブレークアウト現象は、第8図(a)に示すよう
に、正常に凝固シェル5を引き抜きを行なっている状態
から、第8図(b)に示すように、メニスカス4下近傍
の凝固シェルフが、鋳型銅板1内面へ焼き付いて破断し
、第8図(C)に示すように、その破断部が凝固シェル
5の引き抜きとともに下方へ移動し、第8図(d)に示
すように、鋳型鋼板1下端から抜は出てしまうことによ
り、溶鋼3が漏洩(漏鋼)する現象である。
このとき、鋳型鋼板1に埋設された熱電対2A〜2Cに
よる各位置A−Cでの測温結果は、例えば、第9図に示
すようになる。その温度変化を見ると、凝固シェル5の
破断部が熱電対位置を通過するときに、溶鋼3がさし込
み温度は一旦上昇するが、破断部の通過後には焼付き凝
固シェルフが発達し、温度は徐々に降下してしばらく後
にブレークアウト現象が生じる。このような温度変化は
、拘束性ブレークアウトの現象として公知のものである
ところで、このような連続鋳造鋳型におけるブレークア
ウトの予知手段としては、例えば、下記項目■および■
に説明するようなものがある。
■第8図に示したように、鋳型鋼板1に複数の熱電対2
A〜2Cを埋設し、これらの中の1つの熱電対の検出温
度が、検出平均温度よりも一旦上昇してから下降したこ
とを検出し、この該熱電対に隣接した他の少なくとも1
つの熱電対で、時間差をあけて上記検出温度の温度変化
パターン(第9,10図参照)と同じものを検出するこ
とによって、ブレークアウトが生じることを予知する。
なお、温度の上昇、下降は、第10図に示すように、そ
れぞれ、温度変化量ΔTυ、ΔTDまたは温度変化率Δ
Tu/Δt。
ΔTo/Δtで評価する。
ここで、複数の熱電対の温度変化をとらえてブレークア
ウトを予知するのは、操業上の変化で鋳造温度や湯面レ
ベルが急激に変動した場合、鋳型の上下2点に埋設した
熱電対2A、2Bの温度は、第11図(a)もしくは第
11図(b)しこ示すように同時に変化するのに対して
、鋳型内の焼付きによる各熱電対2A、2B位置での温
度変化は、第11図(c)に示すようにある時間差をも
って生じるため、複数位置での温度変化を見ることで、
湯面レベル変化による温度変化を焼付きによる温度変化
と誤検知しないようにするためである。
■1つの熱電対または複数の熱電対で鋳型温度を測定し
、その測定時点近傍での単位時間当たりの鋳型温度変化
率と、測定時点よりも前の所定期間での鋳型温度の標準
偏差および平均温度とを各位置ごとに算出し、前記測定
時点での鋳型温度と、算出した平均温度との差を求め、
この鋳型温度差と標準偏差に比例する第1のしきい値と
の大小比較、前記鋳型温度変化率と所定の第2のしき値
との大小比較、および鋳型温度差と所定の第3のしきい
値との大小比較を行なうことにより、ブレークアウトを
予知する(特開昭63−119963号公報参照)。式
で表わすと、下記(1)〜(3)式で示すようになる。
T −T av≧に1・σ    ・・・(1)dT 
/d t≧に2     ・・・(2)T−T、、≧に
、     ・・・(3)ここで、T1、は平均温度、
dT /d tは温度変化率、σは標準偏差、K1−に
、は第1〜第3のしきい値である。これらの(1)〜(
3)式を満足すルトき、ブレークアウトが発生すると予
知する。
この予知手段は、鋳造速度や湯面レベルが急激に変化し
た場合に発生する鋳型温度の変動によるブレークアウト
誤検知をなくすとともに、とくに、中炭素鋼または低炭
素鋼を鋳造する場合に起こる温度変化(第12図のP工
部参照;鋳型へのパウダー8の不均一流入のため)によ
るブレークアウト誤検知をなくすために開発されたもの
である。
[発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、項目■に示した従来のブレークアウト予
知手段では、鋳造速度、場面レベルの変動の程度や熱電
対の配置によって、熱電対の温度変化の時間差にばらつ
きがあり、特に急激な変化に対してほぼ同時に温度変化
するため、ブレークアウト誤検知してしまう場合がある
。また、鋳造初期の温度変化(第13図の22部参照)
や鋳造終了時の温度変化(第14図のP□部参照)は、
vI型内焼付き時の温度変化パターンと酷似しているた
め、第10図に示すように、単なる温度変化量ΔTυ、
ΔTDまたは温度変化率ΔTu/Δt、ΔTo/Δtで
評価すると、鋳型内で凝固シェル5が破断していない時
にもブレークアウトを予知してしまう頻度が高く信頼性
に欠ける。
また1項目■に示した従来のブレークアウト予知手段で
は、(2)、 (3)式の条件に加えて、誤検知率を低
くするために(1)式の条件を付加し、S準偏差σによ
って補正するしきい値に□を設けているが、鋳造初期、
終了時を含めた操業変化のある場合や、第12図に示す
ような温度変化を含む各鋳造鋼種によって、標準偏差σ
はかなりばらつくため、すべてを満足するようなしきい
値に1を設定することは難しく、完全に誤検知を防ぐこ
とは困難である。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、
ブレークアウト時の温度変化とこれに酷似した他の温度
変化とを確実に分けて検知できるようにして、誤検知を
防止し信頼性の高いブレークアウトの発生予知を可能に
した方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の連続鋳造鋳型にお
けるブレークアウト予知方法(請求項1)は、連続鋳造
鋳型の少なくとも1カ所についての鋳型温度を測定し、
その測定位置における温度変化量もしくは温度変化率に
基づいてブレークアウトの発生を予知するに際して、鋳
造速度および湯面レベルを測定し、過去の所定時間内に
測定した鋳造速度もしくは湯面レベルの最大値と最小値
との差が設定値内である場合には、ブレークアウトの発
生予知を行なう一方、前記差が前記設定値を超えた場合
には、操業条件の変化に伴う温度変化であると判断して
、ブレークアウトの発生予知を行なわないことを特徴と
している。
また、本発明の連続鋳造鋳型におけるブレークアウト予
知方法(請求項2)は、連続鋳造鋳型の少なくとも1カ
所についての鋳型温度を測定し、現測定時点での鋳型温
度と、現測定時点よりも所定時間前の鋳型温度もしくは
現測定時点よりも過去の所定時間内の鋳型温度平均値と
の差を温度変化量または変化率として一定周期ごとに算
出し、その温度変化量の一定周期ごとの推移パターンが
、予め設定されているブレークアウト発生時の推移パタ
ーンと一致した場合に、ブレークアウトの発生を予知す
ることを特徴としている。
[作   用] 上述した本発明の連続鋳造鋳型におけるブレークアウト
予知方法(請求項1)では、操業条件の変化により鋳造
速度もしくは湯面レベルが急激に変化した場合には、過
去の所定時間内に測定した鋳造速度もしくは湯面レベル
の最大値と最小値との差が大きくなる。そこで、その差
が設定値を超えた場合には、ブレークアウトの発生予知
を行なわず、操業条件の変化に伴う温度変化がブレーク
アウトとして誤検知されるのを防止することができる。
また、本発明の連続鋳造鋳型におけるブレークアウト予
知方法(請求項2)では、現測定時点での鋳型温度と、
現測定時点よりも所定時間前の鋳型温度データとに基づ
いて、温度変化量(差または変化率)が一定周期ごとに
算出され、その温度変化量の一定周期ごとの推移パター
ンが、予め設定されているブレークアウト発生時の推移
パターンと一致した場合にのみ、ブレークアウトの発生
が予知される。従って、低炭素鋼や中度素鋼の鋳造時な
ど、ブレークアウト発生時の温度変化に酷似した状態を
、実際のブレークアウトの発生時と区別することができ
る。
[発明の実施例] 以下、図面により本発明の一実施例としての連続鋳造鋳
型におけるブレークアウト予知方法ニっいて説明すると
、第1図は本発明の方法を適用された装置を示す構成図
、第2図は本実施例における熱電対配置状態を示す鋳型
銅板の水平断面図、第3,4図はいずれも操業条件判定
基準を説明するためのグラフ、第5,6図はそれぞれブ
レークアウト予知条件を説明するためのグラフおよび説
明図、第7図は低炭素鋼/中炭素鋼鋳造時の温度変化の
推移パターンを説明するためのグラフである。
まず、本発明の方法を適用される装置構成を第1図によ
り説明する。第1図において、1は鋳型銅板、2は鋳型
銅板1に埋設され温度を測定する熱電対で1本実施例で
は、第2図に示すように、鋳型銅板1周上に沿って8カ
所に埋設されている。
その設置位置としては、メニスカス4の下、50〜30
0mmが適切で、本実施例では、Loomの位置に設置
する。
また、3は鋳型銅板1内の溶鋼、5は凝固シェル、6は
鋳型銅板1内から引き抜かれた鋳片、9は鋳片6の外周
面に当接するピンチローラをもちそのピンチローラの回
転から鋳造速度を検出する鋳造速度検出器、10は鋳型
銅板1内の溶鋼3の湯面レベルを非接触で検出する湯面
レベル計、11は各熱電対2からのアナログ検出信号を
デジタル化するA/D変換器、12は操業条件判定部で
、この操業条件判定部12は、熱電対2からの鋳型温度
、鋳造速度検出器9からの鋳造速度、湯面レベル計10
からの湯面レベルを受け、第3゜4図により後述する基
準に従って、現測定時点の温度変化が操業条件の変化に
伴うものであるか否かを判定するものである。
13は演算部で、この演算部13は、操業条件判定部1
2により温度変化が操業条件の変化に伴うものでない(
つまりブレークアウトに伴うものである)と判定された
場合に、各熱電対2からの現測定時点での鋳型温度Tと
、現測定時点よりも過去の所定時間内の鋳型温度平均値
T、、(もしくは現測定時点よりも所定時間前の鋳型温
度)との差T−T、、を、温度変化量として一定周期(
例えば2秒)ごとに算出するものである。
14はルール比較部で、このルール比較部14は、演算
部13により算出された温度変化量の一定周期ごとの推
移パターンと、予め設定されていルフレークアウト発生
時の推移パターン(第5゜6図により後述する)とを比
較し、これらが一致した場合にブレークアウトの発生を
予知して警報を出力するものである。
なお、このルール比較部14では、演算部13からの温
度変化量T−T、、を、例えば、下表に示すように7つ
の範囲に分類し、温度変化量T−T a vが属する範
囲がいかに推移するかによってパターン化を行ない、そ
のパターンによってブレークアウトの発生を予知してい
る。
上述の構成により、まず、熱電対2からの鋳型温度、鋳
造速度検出器9からの鋳造速度、場面レベル計10から
の湯面レベルを受けた操業条件判定部12は、下記(i
)、(ii)の操業条件判定基準に従って、現測定時点
の温度変化が操業条件の変化に伴うものであるか否かを
判定する。ここで、その基準は、操業条件の変化により
鋳造速度や湯面レベルが急激に変化した場合、過去の所
定時間内に測定した鋳造速度や湯面レベルの最大値と最
小値との差が大きくなることに基づき、後述の設定値と
して設定される。
(i)第3図に示すように、鋳型温度の現測定点へ〇か
ら10秒前の測定点を81とし、さらにその測定点B1
から10秒前の湯面レベル測定点をC□とし、これらの
測定点C工〜A□の20秒間における湯面レベルの最大
値と最小値との差が、設定値20m+a以上である場合
(ii)第4図に示すように、鋳型温度の現測定点へ〇
から10秒前の測定点をB、とじ、さらにその測定点B
□から5秒前の鋳造速度測定点をElとし、これらの測
定点E1〜A□の15秒間における鋳造速度が、2秒間
に0.07m/分以上変動した場合。
以上の基準(i)、(ii)の少なくとも一方を満たし
た場合、操業条件判定部12は、熱電対2により検出さ
れた温度変化は、操業条件の変化に伴う湯面レベルや鋳
造速度の急激な変化によるものと判断し、ブレークアウ
トの発生予知は行なわないように、熱電対2からの検出
データは演算部13に取り込まない。
一方、操業条件判定部12により、基準(i)。
(ii)をいずれも満たさないと判定された場合には、
熱電対2により検出された温度変化は、操業条件の変化
に伴うものでなく、ブレークアウト発生前の挙動に属す
るものである可能性があるので、演算部13およびルー
ル比較部14にて、ブレークアウト発生予知を行なう。
まず、演算部13において、視測定点A工での温度T1
と、前記測定点B1よりも60秒前の測定点をD□(第
3図参照)としこの測定点D□〜B工の間の平均温度T
 a vとの差である温度変化量T□T、vを演算する
。その温度変化量TニーT、7が、前記表のいずれの範
囲に属するかをルール比較部14にて分類する。本実施
例では、前記表中の値aを17.3℃とし、T、−T、
v≦−17,3℃を満たすとき、測定点A工の温度変化
量を分類D3とする。
そして、同様に、第5図に示すごとく、サンプリング時
間(一定周期)2秒ごとに温度変化量T。
−T a v (1” 2 ? 3 t・・・)を演算
部13にて算出し。
ルール比較部14にて分類を行なう。この分類により、
第6図に示すように、分類D3が5回連続すると、その
熱電対2について演算部13内にフラグ′1′をたて、
これを1分間記憶する。他の7つの熱電対2についても
同じ演算2分類を行ない、演算部13内に同時に3本以
上のフラグ′1′がたてば、温度変化量の推移パターン
が、ブレークアウト時の推移パターンに一致したと判断
して、ルール比較部14からブレークアウトの発生を予
知する警報を出力する。
なお、例えば、低炭素鋼や中炭素鋼の鋳造時には、温度
変化量の分類の推移パターンは、第7図に示すように、
D3→D3→D3→D1→Cになり、ブレークアウト時
の推移パターンとは明確に区別することができ、このよ
うな推移パターンを各状態ごとに予め記憶し、測定結果
と比較することで、連続鋳造の状態を明確にすることが
可能である。
このように、本実施例の連続鋳造鋳型におけるブレーク
アウト予知方法によれば、鋳造速度や湯面レベルの情報
を取り込むことにより、鋳込初期や終了時、あるいは、
鋳造速度や湯面レベルの急激な変化時に伴う温度変化を
、ブレークアウトとして誤検知するのを確実に防止でき
る。
また、ブレークアウト時の温度変化量の推移を明確にパ
ターン化することができ、このブレークアウト時の温度
変化に酷似している低炭素鋼/中炭素鋼の温度変化等と
明確に分類できるので、さらに誤検知をなくすことがで
きるほか、従来の前記(1)式におけるようなしきい値
に□を決定する難しさもなくなり、極めて信頼性の高い
ブレークアウトの発生予知が可能になる。
なお、上記実施例では、ブレークアウト時の下降する温
度変化をとらえてブレークアウト発生予知を行なう場合
について説明しているが、温度上昇、または、温度上昇
と温度下降との組合せた温度変化をとらえてブレークア
ウト発生予知を行なうようにしてもよい。
また、上記実施例では、8個の熱電対2を鋳型銅板1の
同一水平面内に配置した場合について説明したが、本発
明は、これに限定されるものではなく、各面上下方向の
複数点に熱電対2を設けるなど、他の配置法をとっても
よい。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明の連続鋳造鋳型におけるブ
レークアウト予知方法(請求項1)によれば、鋳造速度
や湯面レベルの情報に基づいて、操業条件の変化に伴う
温度変化を判断できるので、該温度変化をブレークアウ
トとして誤検知するのを確実に防止できる効果がある。
また、請求項2のブレークアウト予知方法によれば、ブ
レークアウト時の温度変化量の推移をパターン化でき、
このブレークアウト時の温度変化に酷似した他の温度変
化と明確に区別できるので、ブレークアウト誤検知を防
止でき、極めて信頼性の高いブレークアウトの発生予知
を行なえる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜7図は本発明の一実施例としての連続鋳造鋳型に
おけるブレークアウト予知方法を示すもので、第1図は
本発明の方法を適用された装置を示す構成図、第2図は
本実施例における熱電対配置状態を示す鋳型銅板の水平
断面図、第3,4図はいずれも操業条件判定基準を説明
するためのグラフ、第5,6図はそれぞれブレークアウ
ト予知条件を説明するためのグラフおよび説明図、第7
図は低炭素!/中炭素鋼鋳造時の温度変化の推移パター
ンを説明するためのグラフであり、第8図(a)〜(d
)は連続鋳造鋳型におけるブレークアウト現象を説明す
るための鋳型断面図、第9,10図はブレークアウト発
生時の鋳型銅板の温度変化を示すグラフ、第11図(a
)〜(c)は操業条件変化時およびブレークアウト発生
時の温度変化を比較して示すグラフ、第12図は中炭素
鋼/低炭素鋼の鋳造時の温度変化を示すグラフ、第13
.i4図はそれぞれ鋳造初期および鋳造終了時の温度変
化を示すグラフである。 図において、1−鋳型銅板、2−熱電対、3−溶鋼、4
−メニスカス、5−凝固シェル、6−鋳片、9−鋳造速
度検出器、10−湯面レベル計、11−A/D変換器、
12−操業条件判定部、13−演算部、14−ルール比
較部。 特許出願人 株式会社 神戸製鋼所

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)連続鋳造鋳型の少なくとも1ヵ所についての鋳型
    温度を測定し、前記鋳型温度の測定位置における温度変
    化量もしくは温度変化率に基づいてブレークアウトの発
    生を予知するに際して、前記連続鋳造鋳型による鋳造速
    度および前記連続鋳造鋳型内の湯面レベルを測定し、過
    去の所定時間内に測定した鋳造速度もしくは湯面レベル
    の最大値と最小値との差が設定値内である場合には、前
    記ブレークアウトの発生予知を行なう一方、前記差が前
    記設定値を超えた場合には、操業条件の変化に伴う温度
    変化であると判断して、前記ブレークアウトの発生予知
    を行なわないことを特徴とする連続鋳造鋳型におけるブ
    レークアウト予知方法。
  2. (2)連続鋳造鋳型の少なくとも1ヵ所についての鋳型
    温度を測定し、現測定時点での鋳型温度と、現測定時点
    よりも所定時間前の鋳型温度もしくは現測定時点よりも
    過去の所定時間内の鋳型温度平均値との差を温度変化量
    または変化率として一定周期ごとに算出し、算出された
    温度変化量の前記一定周期ごとの推移パターンが、予め
    設定されているブレークアウト発生時の推移パターンと
    一致した場合に、ブレークアウトの発生を予知すること
    を特徴とする連続鋳造鋳型におけるブレークアウト予知
    方法。
JP2144492A 1990-06-04 1990-06-04 連続鋳造鋳型におけるブレークアウト予知方法 Expired - Fee Related JPH0751263B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2144492A JPH0751263B2 (ja) 1990-06-04 1990-06-04 連続鋳造鋳型におけるブレークアウト予知方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2144492A JPH0751263B2 (ja) 1990-06-04 1990-06-04 連続鋳造鋳型におけるブレークアウト予知方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0437458A true JPH0437458A (ja) 1992-02-07
JPH0751263B2 JPH0751263B2 (ja) 1995-06-05

Family

ID=15363597

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2144492A Expired - Fee Related JPH0751263B2 (ja) 1990-06-04 1990-06-04 連続鋳造鋳型におけるブレークアウト予知方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0751263B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013116481A (ja) * 2011-12-02 2013-06-13 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp 連続鋳造におけるブレークアウトの検知方法
JP2013128946A (ja) * 2011-12-21 2013-07-04 Jfe Steel Corp 連続鋳造における鋳造鋳片の拘束性ブレークアウトの予知方法
JP2014042938A (ja) * 2012-08-29 2014-03-13 Jfe Steel Corp ブレークアウト予知方法
CN106914594A (zh) * 2017-05-04 2017-07-04 盐城工学院 一种板坯连铸漏钢预警系统

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013116481A (ja) * 2011-12-02 2013-06-13 Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp 連続鋳造におけるブレークアウトの検知方法
JP2013128946A (ja) * 2011-12-21 2013-07-04 Jfe Steel Corp 連続鋳造における鋳造鋳片の拘束性ブレークアウトの予知方法
JP2014042938A (ja) * 2012-08-29 2014-03-13 Jfe Steel Corp ブレークアウト予知方法
CN106914594A (zh) * 2017-05-04 2017-07-04 盐城工学院 一种板坯连铸漏钢预警系统

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0751263B2 (ja) 1995-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR970001552B1 (ko) 연속주조 중 용융금속이 브레이크 아우트(break-out)될 가능성을 예측하는 방법 및 장치
US6179041B1 (en) Method and apparatus for the early recognition of ruptures in continuous casting of steel with an oscillating mold
JP5673100B2 (ja) ブレイクアウト予知方法
CN108705058A (zh) 一种基于K-Means聚类预报结晶器漏钢的方法
JP6950860B1 (ja) ブレークアウト予知方法、連続鋳造機の操業方法、及び、ブレークアウト予知装置
JPH0437458A (ja) 連続鋳造鋳型におけるブレークアウト予知方法
JP7115240B2 (ja) 連続鋳造におけるブレークアウト予知方法
JPS6061151A (ja) ブレイクアウト予知方法
JPH0556224B2 (ja)
JPH0790343B2 (ja) 連続鋳造におけるブレ−クアウト予知方法
JPS5916865B2 (ja) ブレイクアウトの予知装置
JPS5929353B2 (ja) ブレイクアウト予知方法
JPS63119963A (ja) 連続鋳造におけるブレ−クアウト予知方法
JP3617423B2 (ja) 拘束性ブレークアウトの推定方法
JPS63203260A (ja) 連続鋳造におけるブレ−クアウト予知方法
JPH03180261A (ja) ブレークアウト予知方法
JPH0771726B2 (ja) 連続鋳造方法
JP6337848B2 (ja) 拘束性ブレークアウトの予知方法及び予知装置
US5482106A (en) Process for the casting of metals in a continuous casting installation with continuous strand withdrawal
JP2006255730A (ja) 連続鋳造におけるブレークアウト予知方法
JP2668872B2 (ja) 連続鋳造におけるブレークアウト予知方法
JPH0771725B2 (ja) 連続鋳造におけるブレ−クアウト予知方法
JPH0557412A (ja) 連続鋳造の拘束性ブレークアウト予知方法
JPH0929407A (ja) 連続鋳造機
JPH0575502B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080605

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090605

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees