JPH04372980A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH04372980A
JPH04372980A JP3175785A JP17578591A JPH04372980A JP H04372980 A JPH04372980 A JP H04372980A JP 3175785 A JP3175785 A JP 3175785A JP 17578591 A JP17578591 A JP 17578591A JP H04372980 A JPH04372980 A JP H04372980A
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JP
Japan
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temperature
heater
conduction
threshold
surface temperature
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JP3175785A
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English (en)
Inventor
Kenjiro Hori
謙治郎 堀
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱ローラによって現
像剤像を転写材に定着させる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加熱ローラを有した画像形成装置
において、加熱ローラに熱を、供給する方式として、ハ
ロゲンヒータに半導体電力制御素子を直列に接続し、そ
のハロゲンヒータに通電する交流電力を制御する方式が
用いられている。特に、電子写真複写機や電子写真プリ
ンタ(例えばレーザビームプリンタ)の多くはこの方式
が採用されている。
【0003】例えば、上記ハロゲンヒータに接続する半
導体電力制御素子としてトライアックを用い、AC電源
の位相を監視してトライアックの導通を開始する時期を
変えることにより、トライアックへの導通期間を制御す
る方式が近年多く使用されるようになった。これは、い
わゆる交流位相制御方式といわれるもので、以下に掲げ
るような利点を有している。
【0004】1.導通期間を位相角で0°から180°
まで変化させることによって、交流電源電圧が変化して
もヒータに供給する電力を所定値以下に抑えることがで
きる。したがって、欧州や米国のように電源電圧が異な
る国においても、同じヒータを使用して消費電力を制御
できる。
【0005】2.ヒータに通電を開始するときには、導
通期間を位相角で0°から徐々に増加させることによっ
て、過大な突入電流を防止することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た交流位相制御方式では以下のような問題点があった。
【0007】画像形成装置が転写材に現像剤を定着させ
ているとき(プリント時)には、加熱ローラの熱は転写
材に奪われる。そこで、従来は、加熱ローラに奪われた
熱を補うためにトライアックの導通期間を増加させ、ヒ
ータに供給される電力を増加していた。
【0008】逆に、画像形成装置がスタンバイ状態のと
きには、加熱ローラの熱はほとんど外部に奪われないた
めトライアックの導通期間を減少させ、ヒータに供給さ
れる電力を少なくしていた。
【0009】このようにしてプリント時はトライアック
の導通期間を増加させ、スタンバイ時はその導通期間を
減少させていたために、スタンバイ時にハロゲンヒータ
の管の表面温度が下がり過ぎるという問題があった。
【0010】例えば、スタンバイ時のローラ表面温度を
120℃に設定したとすると、トライアックの導通期間
はスタンバイ時に位相角で20°以下にもなることがあ
り、このときハロゲンヒータの管の表面温度は250℃
以下になることがあった。
【0011】一般的に言えば、ハロゲンヒータが点灯時
に、ヒータのガラス管壁温度が250℃以下になると、
フィラメント部より蒸発したタングステンがガラス管壁
に付着してしまうことがある。したがって、ガラス管壁
温度が250℃以下のときにヒータに導通させて放置す
るとフィラメントが細くなり、ヒータの寿命を低下させ
てしまう。
【0012】このように、従来の交流位相制御方式では
、スタンバイ状態で装置を放置したときに、装置の寿命
を低下させてしまうという問題があった。
【0013】この問題の解決策としては、スタンバイ時
にヒータへの通電を完全に止めるか、あるいはスタンバ
イ時のヒータの管壁温度が250℃以上になるように制
御することが考えられる。
【0014】しかしながら、スタンバイ時にヒータへの
通電を完全に停止すれば、プリント時にウォームアップ
する時間が長くなるという問題を生ずる。
【0015】また、スタンバイ時に管壁温度を250℃
以上にすれば、スタンバイ時のローラ表面温度はより高
く(例えば160℃)なり、装置の機内温度が上昇する
という問題を生じ、いずれの手法も採用することができ
なかった。
【0016】本発明は、上記問題点を解決し、ウォーム
アップ時間や機内温度に悪影響を与えることなくハロゲ
ンヒータの寿命を延ばすことができる画像形成装置を提
供することを目的としている。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は、フィラメントを有した電気発熱体を内包した加熱
ローラと、該電気発熱体と交流電源との間に直列に接続
された半導体制御素子と、上記加熱ローラの表面温度を
検知する温度検知素子と、上記半導体制御素子及び該温
度検知素子と接続され該温度検知素子からの出力信号に
基づいて上記半導体制御素子への導通開始時期及び導通
期間を制御する制御手段とを備えた画像形成装置におい
て、上記制御手段は、表面温度が予め設定された目標温
度より低く、上記導通期間が予め設定された第一のしき
い値よりも短いときには、上記電気発熱体への通電を行
って該導通期間を該第一のしきい値を超えるまで徐々に
増加させ、上記導通期間が上記第一のしきい値を超えた
ときには、上記目標温度と上記表面温度との温度差に基
づいて該導通期間が予め設定された第二のしきい値を下
回るまで該導通期間を増減させ、該導通期間が該第二の
しきい値を下回ったときには、ヒータへの通電を停止す
るように設定されていることによって達成される。
【0018】
【作用】本発明によれば、転写材上の現像剤像を定着せ
しめるプリント時において、表面温度が目標温度より低
いときは、半導体制御素子の導通期間を初期値から第一
のしきい値まで徐々に増加させる。該導通期間が第一の
しきい値よりも大きくなったときには、表面温度が目標
温度より低ければ導通期間を増加させ、表面温度が目標
温度よりも高ければ導通期間を減少させる。これを導通
期間が第二のしきい値を下回るまで繰り返す。定着が終
了して目標温度が低く設定されると表面温度は目標温度
よりもかなり高くなるので減算が繰り返され、最終的に
第二のしきい値を下回ることとなる。導通期間が第二の
しきい値を下回ったならば、発熱体への通電を停止させ
る。このように、プリント時においては、導通期間がし
きい値近傍の値となるように制御される。
【0019】一方、待機中のスタンバイ状態においては
、表面温度が目標温度よりも低いときに上記と同様に導
通期間を徐々に増加させる。導通期間が第一のしきい値
を超えると、表面温度は転写材による熱吸収がないため
に目標温度より高くなっているので、導通期間の加算処
理は行わず減算処理だけとなる。したがって、導通期間
は第二のしきい値を下回り、発熱体の通電が停止される
。このように、スタンバイ時においては断続的に駆動さ
れる。
【0020】
【実施例】本発明の一実施例及び第二実施例について図
1ないし図8を用いて説明する。
【0021】〈第一実施例〉まず、本発明の第一実施例
について図1ないし図7を用いて説明する。
【0022】図1において、1は転写材(以下、用紙と
する)に形成された現像剤(以下、トナーとする)画像
を熱で定着させる加熱ローラである。該加熱ローラ1の
内部には熱を供給するハロゲンヒータ2が配設されてお
り、ガラス管及びフィラメントから構成されている。ま
た、上記加熱ローラ1の上方には加圧ローラ3が圧接し
て配設されており、矢印方向に従動回転するようになっ
ている。該加圧ローラ3と上記加熱ローラ1は、回転し
ながらトナー像が付着した用紙を互いの圧接部で挟圧し
、かつ、上記ハロゲンヒータ2からの熱を加えることに
よって定着を行う。該ハロゲンヒータ2は電力の供給に
よって発熱するが、この電力を所定値以下に抑えるため
、また、過大な突入電流を防止するために半導体電力制
御素子としてソリッドステートリレー(以下、SSRと
する)4を上記ハロゲンヒータ2とAC電源5の間に直
列接続し、交流位相制御を行っている。該交流位相制御
は上記SSR4の導通開始時期を変えることによって行
うため、上記AC電源5に対してゼロクロス検出器6を
並列接続してAC電源波形のゼロクロスポイントを検出
し、検出パルスを出力させる。該検出パルスの出力端子
は、制御手段たる1チップマイクロコンピュータ(以下
、マイコンと省略する)7の外部割り込み端子であるI
NT0端子と接続されており、マイコン7は上記検出パ
ルス入力時からの経過時間を内部のタイマーによってカ
ウントするようになっている。そして、この経過時間が
所定の値となったとき上記SSR4と接続された出力ポ
ートP0から信号を出力し、SSR4の導通を開始させ
る。該SSR4の導通開始時期を変えることによって所
定時間内にハロゲンヒータ2に供給される電力が変わる
ので、加熱ローラ1の表面温度が制御可能となる。該加
熱ローラ1の表面には温度検知素子たるサーミスタ8が
近接または当接して配設されており、上記マイコン7の
A/Dポートと接続されており、上記加熱ローラ1の表
面温度を検知する。したがって、該検知した表面温度に
よって上記SSR4への通電開始時期を調節すれば加熱
ローラ1の表面温度を所定の温度に維持できる。この温
度制御はプログラムとしてマイコン7内のROMに記憶
されている。詳しくは、後述する。
【0023】上記マイコン7は、マイクロプロセッサの
コア、ROM、RAM、タイマー、割込み制御回路、A
/D変換回路及びINT0、A/D、P0等の各ポート
等を有しており、上記の温度制御を行う他、トナー画像
の生成制御も行う。該生成制御は従来のものと同様なの
で説明を省略する。
【0024】次に、図2ないし図7を用いて上記の温度
制御について説明する。
【0025】図2のメインルーチンにおいては、先ず、
サーミスタ8によって表面温度TRを検知し、予め設定
された目標温度TPとの大小比較を行う(図2ステップ
201)。TR≦TPとなるまでは次のシーケンスには
移らず、TR≦TPとなったところで、SSR4に対す
る導通期間(以下、導通角とする)ψに初期値ψ0をセ
ットする(ステップ202)。次に、ステップ203で
ヒータONフラグをセットする。後述するタイマ割り込
みルーチン内でこのヒータONフラグがセットされてい
ることを確認すると、マイコン7がSSR4に導通開始
の信号を出力するようになっている。したがって、この
フラグをセットすれば、ヒータはAC電源の波形の半周
期に対して導通角ψ0の期間だけ電力を供給される。所
定時間この導通角ψ0による通電を行った後(ステップ
204)、導通角をΔψ1だけ増加させる(ステップ2
05)。この増加のシーケンスは、導通角ψがしきい値
ψSを超えるまで続けられる(ステップ206)。これ
は、導通角がψSを超えたところで温度制御を行えば、
極端な温度低下を避けることができるからである。この
ように、導通角ψはψSを超えるまで徐々に増加され、
ヒータはステップ204に設定した所定期間づつ通電さ
れる。図3に導通角ψが徐々に増加する様子を示す。こ
のように導通角が小さい値から徐々に増やせば、ヒータ
のフィラメントの温度は徐々に上昇し、ヒータ電流の波
高値は制限されることになる。つまり、ヒータON時の
突入電流が所定値以下に制限できることになる。
【0026】次に、以上のようにして導通角ψがψSを
超えた後は、適切な温度制御を行うために、実際の表面
温度を検知しながら(ステップ207)、導通角の制御
を行う。ステップ207ではサーミスタ8によって温度
TRを検知した後、目標温度TPとTRの大小比較を行
い(ステップ207)、TRがTPより大きいときには
、現在の導通角からΔψ2を引く(ステップ208)。
【0027】一方、TRがTPより小さいときには、現
在の導通角にΔψ2を加える(ステップ209)。そし
て、新たに設定した導通角で所定時間通電する(ステッ
プ210)。このようにして、導通角のしきい値ψS近
傍で導通角ψを増減させて温度制御を行う。このシーケ
ンスは導通角ψがしきい値ψS以下となるまで続けられ
る(ステップ211)。ステップ206からステップ2
07への移行は、導通角ψがしきい値ψSを超えた場合
に行われるから、ステップ211で導通角ψがしきい値
ψS以下となるのは、ステップ208の減算ルーチンを
通過した場合である。つまり、ステップ207で表面温
度TRが目標温度TP以上となったときである。すなわ
ち、ステップ211からステップ212への移行が行わ
れるのは、表面温度が少なくも一度は目標温度に達した
場合である。該ステップ212では、ヒータONフラグ
をリセットする。このヒータONフラグがリセットされ
れば、後述するタイマ割り込みルーチン内で、SSR4
の導通を行わないので、ヒータは通電を停止されたまま
の状態となる。そして、この状態から温度が降下してい
くので、再びステップ201に戻り、目標温度よりも表
面温度が上昇したときにヒータへの通電を開始する。以
上がメインルーチンの流れである。
【0028】次に、上記メインルーチンで設定された導
通角ψに基づいてSSR4へ導通開始信号を発生する外
部割り込みルーチン及びタイマ割り込みルーチンについ
て説明する。
【0029】図4に示す外部割り込みルーチンは図5に
示すようにしてマイコン7のINT0端子にゼロクロス
検出器6からの検出パルスが入力されたとき、その立ち
上りエッジによって、実行されるルーチンである。つま
り、ここでは、SSR4の導通開始時期をメインルーチ
ンで設定されたψから計算して内部タイマのタイマ値を
セットする。その結果、タイマはゼロクロス近傍から動
作を開始し、設定されたタイマ値に基づく時間後にオー
バーフロー(あるいはアンダーフロー)し、後述するタ
イマ割り込みルーチンを起動させる。
【0030】メインルーチンで設定されたψからタイマ
値tを求めるには、次の式を使用する。
【0031】
【式1】t=t0−kψ ここでt0はAC電源の半周期、ψは導通角、kは定数
である。したがって、先ず、INT0端子に検出パルス
が入力されると、上式に基づいてタイマ値tを計算する
(ステップ401)。次に、このタイマ値をマイコン7
の内部タイマにセットする(ステップ402)。その後
、リターンする。以上が外部割り込みルーチンのシーケ
ンスである。
【0032】タイマにタイマ値tがセットされると、タ
イマ値tに基づく時間後にタイマはオーバーフローし、
図6のタイマ割り込みルーチンを起動させる。このルー
チンはSSR4に対し、端子P0から導通開始の信号を
発生させるところである。したがって、メインルーチン
でセットされるヒータONフラグを先ず確認する(ステ
ップ601)。もし、ヒータONフラグがセットされて
いれば、ポートP0からパルスを発生させる(ステップ
602)。すると、SSR4は導通角ψの間導通し、そ
の後非導通となる。したがって、図5に示すように、ゼ
ロクロス近傍からタイマ値t後にハロゲンヒータへの通
電が開始され導通角ψ経過後に通電が停止される。
【0033】一方、タイマONフラグがセットされてい
ないときには、何もしないで割り込みルーチンを終了す
る。
【0034】以上が本実施例の温度制御の各ルーチンの
流れである。次に、これらのフローチャートに基づいて
、具体的な例について説明する。
【0035】定着の際には、大きく分けて二つのモード
が存在する。一つは、用紙上のトナー像を定着させるプ
リント時の印字モードで、他の一つは、待機状態のスタ
ンバイモードである。先ず、印字モードの場合について
説明する。
【0036】印字モードの場合には、加熱ローラ1の表
面の熱が用紙に奪われるために、加熱ローラ1の表面温
度は低下する傾向を示す。したがって、図2のステップ
207において、TR<TPであると判断されステップ
209で導通角を増加する。その結果、導通角ψは必ず
ψSよりも大きくなり、ステップ211から再びステッ
プ207へ戻る。つまり、印字が終了して目標温度TP
が低い温度に設定されるまで、ステップ207からステ
ップ211までのループを実行する。つまり、印字モー
ド中は導通角ψS近傍での制御が行われる。したがって
、表面温度のリップルが少なくなる。
【0037】一方、スタンバイモードでは、用紙に熱を
奪われることがないので、表面温度は低下しない。した
がって、ステップ207においてTR≧TPであると判
断され、ステップ208で導通角ψを減少する。ステッ
プ207を実行する際には導通角ψはしきい値ψSを超
えている場合なので、ステップ208の減算によって、
必ずψ≦ψSとなり、ヒータONフラグをリセットされ
る(ステップ211からステップ212)。ここで、ヒ
ータへの通電を一度停止し、表面温度TRが目標温度T
Pより低くなるまでヒータの通電を行わない。そして、
TR≦TPとなってから、再びヒータONフラグをセッ
トし(ステップ203)、導通角ψを徐々にψSに近づ
ける。ψがψSより大きくなった時点で、加熱ローラの
表面温度TRはTPより高くなるので、ステップ206
→ステップ207→ステップ208とシーケンスが進行
し、その後、ステップ210→ステップ211→ステッ
プ212と前回と同様のシーケンスを繰り返す。このよ
うに、スタンバイモードにおいては、ステップ209で
の加算ルーチンを通過しないために、ステップ203及
びステップ212においてヒータONフラグをセット及
びリセットするシーケンスを繰り返す。したがって、図
7に示すように断続した通電が行われる。
【0038】以上のように、スタンバイモードでは、ヒ
ータは断続的に駆動されるので、加熱ローラ表面温度の
リップルはやや大きくなる。しかしながら、スタンバイ
モードではヒータの導通角が従来のように非常に小さい
値を保持することなく、ψS近傍に維持される。したが
って、例えば、加熱ローラ表面の目標温度TPが150
℃であるとすると、ヒータの管壁温度はヒータの断続的
駆動によって必ず一度は250℃以上になる(図7参照
)。このようにしてスタンバイ時ではヒータを断続的に
駆動し、ヒータの管壁温度を周期的に250℃以上にす
ることができる。これによって良好なハロゲンサイクル
を達成することができる。
【0039】以上説明したように、スタンバイ時ではヒ
ータの導通角が長い時間に亘って小さくなることはなく
、ヒータの管壁温度が長い時間に亘って250℃以下に
なることはない。これによって良好なハロゲンサイクル
を達成し、ヒータフィラメントの劣化を防ぐ。またプリ
ント時には、所定の導通角でヒータに電力を供給するの
で温度リップルを小さくする。これによって安定した温
度で用紙上のトナーを定着させる。また当然管壁温度を
250℃以上に保つことができる。
【0040】〈第二実施例〉次に、本発明の第二実施例
について図8を用いて説明する。なお、第一実施例との
共通箇所には同一符号を付して説明を省略する。
【0041】第一実施例では、図2ステップ206での
導通角のしきい値ψSとステップ211での導通角のし
きい値ψSは等しい値に設定されている。本実施例では
この二つのψSの値を異なったものに設定した。
【0042】本実施例におけるメインルーチンを図8に
示す。なお、外部割り込みルーチンとタイマ割り込みル
ーチンは第一実施例と同じであり説明を省略する。図8
のメインルーチンが図2のメインルーチンと異なるのは
ステップ806とステップ811の条件判断文である。 ステップ806では導通角ψがしきい値ψS1を超えた
か否かをチェックしている。したがってステップ801
からステップ806ではψが初期値ψ0からψS1を超
えるまで徐々に増加する。
【0043】また、ステップ811では導通角ψがしき
い値ψS2を超えたか否かを判断している。このψS2
はψS2≦ψS1の条件を満足させるように設定する。 したがってステップ807からステップ812では、ψ
がψS2より大きい場合には、ψを増減させることによ
ってローラ表面温度TRはTPに近づくように作用する
。そしてψがψS2より小さいか等しくなった場合には
、ヒータONフラグをリセットし(ステップ812)、
メインルーチンの先頭(ステップ801)に戻る。ψS
2≦ψS1の条件を設けることによって次の効果がある
。すなわち、プリント時ではほぼ連続してヒータに通電
するので、ヒータの管壁温度は比較的少ない導通角でも
250℃に達することができる。一方スタンバイ時では
、ヒータは断続的に駆動されるので、導通角がある程度
大きくならなければ、ヒータの管壁温度は250℃に達
しない。したがってψS2≦ψS1とすることによって
、スタンバイ時は断続制御によって確実に周期的に管壁
温度も250℃以上にし、かつプリント時は交流位相制
御された電圧をヒータに連続的に与え、断続的駆動を行
わないようにすることができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
表面温度が目標温度よりも低く半導体制御素子の導通期
間が第一のしきい値よりも短いときには、電気発熱体へ
の通電を行って上記第一のしきい値を超えるまで徐々に
導通期間を増加させるので、ヒータを通電させた際の突
入電流を低く抑えることができる。
【0045】また、表面温度が低くなる傾向のプリント
時には、導通期間を第二のしきい値近傍で増減させるの
で、温度リップルを少なくすることができる。
【0046】さらに、表面温度が高くなる傾向のスタン
バイ時には導通期間を減少させ、第二のしきい値より下
回った場合には、電気発熱体への通電を停止させる。し
たがって、電気発熱体の管壁温度を所定温度に保ちなが
ら該電気発熱体を断続的に駆動するので、タングステン
の付着を発生させずに、かつ、過昇温も発生させずにス
タンバイ状態を維持できる。その結果、電気発熱体の寿
命を長く保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例装置の制御部の概略構成を
示すブロック図である。
【図2】第一実施例の温度制御のメインルーチンのフロ
ーチャートである。
【図3】図2のフローチャートに従って導通期間を第一
のしきい値まで徐々に増加させた場合の電源電圧波形に
対するヒータ電流波形を示す図である。
【図4】第一実施例の外部割り込みルーチンのフローチ
ャートである。
【図5】第一実施例における外部割り込みルーチン及び
タイマ割り込みルーチンの起動タイミングと対応したヒ
ータ電流波形を示す図である。
【図6】第一実施例におけるタイマ割り込みルーチンの
フローチャートである。
【図7】第一実施例においてスタンバイ時に断続制御し
た場合のヒータ電流波形、ヒータ管壁温度及び加熱ロー
ラ表面温度の関係を示す図である。
【図8】本発明の第二実施例の温度制御のメインルーチ
ンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1  加熱ローラ 2  電気発熱体(ハロゲンヒータ) 4  半導体制御素子(SSR) 5  交流電源(AC電源)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  フィラメントを有した電気発熱体を内
    包した加熱ローラと、該電気発熱体と交流電源との間に
    直列に接続された半導体制御素子と、上記加熱ローラの
    表面温度を検知する温度検知素子と、上記半導体制御素
    子及び該温度検知素子と接続され該温度検知素子からの
    出力信号に基づいて上記半導体制御素子への導通開始時
    期及び導通期間を制御する制御手段とを備えた画像形成
    装置において、上記制御手段は、表面温度が予め設定さ
    れた目標温度より低く、上記導通期間が予め設定された
    第一のしきい値よりも短いときには、上記電気発熱体へ
    の通電を行って該導通期間を該第一のしきい値を超える
    まで徐々に増加させ、上記導通期間が上記第一のしきい
    値を超えたときには、上記目標温度と上記表面温度との
    温度差に基づいて該導通期間が予め設定された第二のし
    きい値を下回るまで該導通期間を増減させ、該導通期間
    が該第二のしきい値を下回ったときには、ヒータへの通
    電を停止するように設定されていることを特徴とする画
    像形成装置。
  2. 【請求項2】  第二のしきい値は第一のしきい値より
    低いかあるいは等しいこととする請求項1に記載の画像
    形成装置。
JP3175785A 1991-06-21 1991-06-21 画像形成装置 Pending JPH04372980A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009069371A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2012053148A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009069371A (ja) * 2007-09-12 2009-04-02 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
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