JPH04372503A - 磁気浮上搬送車のマグネット懸架構造 - Google Patents

磁気浮上搬送車のマグネット懸架構造

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JPH04372503A
JPH04372503A JP14747991A JP14747991A JPH04372503A JP H04372503 A JPH04372503 A JP H04372503A JP 14747991 A JP14747991 A JP 14747991A JP 14747991 A JP14747991 A JP 14747991A JP H04372503 A JPH04372503 A JP H04372503A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
levitation
magnet
rail
magnets
vehicle body
Prior art date
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Pending
Application number
JP14747991A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomio Iwamoto
岩元 富夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication of JPH04372503A publication Critical patent/JPH04372503A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、小型の吸引式磁気浮
上搬送車に於ける浮上用マグネットの懸架構造に関する
【0002】
【従来の技術】吸引式磁気浮上搬送車は、レールを2本
として車体上部の四隅に設けた浮上用マグネットをその
2本のレールに吸引させるのが一般的である。この場合
の車体に対する浮上用マグネットの取付けは、浮上制御
の安定化のために、バネ、ダンパー等の機械的サスペン
ションを介して行うのが望ましい。
【0003】そこで、これを実現するために、本出願人
は、特開昭63−234808号、特開平1−1261
13号、特願平2−200492号によって浮上用マグ
ネットに動きの自由度を与えた懸架構造を提案している
【0004】これは、縦軸を支点にして回転するステア
リング機能、横軸又はこれと等価な部材を支点にして両
端が上下動するシーソ運動機能を有する梁を車体上に2
組設け、バネ、ダンパー等のサスペンションで原姿勢へ
の復帰力を加えたこの2組の梁の両端に浮上用マグネッ
トを取付けたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した如き懸架構造
は、同一梁の両端に取付けた浮上用マグネットの一方に
レール不整による部分的な浮上ギャップの変化が生じ、
又は機械的な外乱が加わると、梁のシーソ運動が起こっ
て他方の浮上用マグネットに影響が及び、その分浮上の
安定性が悪くなる。
【0006】また、ギャップ変動により梁がシーソ運動
して傾くと、マグネット磁極面がレール面に対して斜め
に向き合うため、磁気吸引力にロスが出る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明に於いては、車体の上部四隅に設ける浮上
用マグネットの各々と車体に取付けるマグネット支持枠
との間に、上移動、下移動の緩衝手段を含む上下スライ
ド機構を設け、ギャップセンサを伴う上記浮上用マグネ
ットを上記スライド機構の可動体に取付けて個々に上下
可動とならしめる。
【0008】なお、カーブ軌道を有する磁気浮上搬送車
では、上記マグネット支持枠としてステアリング機能を
有するものを用いる。
【0009】
【作用】浮上用マグネットがレールに吸着した位置から
浮上する場合、上下スライド機構の可動体が下方に下が
って浮上する。このとき、緩衝手段による緩衝作用が生
じて振動、共振等を防止する。
【0010】また、搬送車の走行中にレール不整による
浮上ギャップの変化が生じると、ギャップ変化を起こし
たマグネットが適正ギャップを維持する方向に動くが、
このときの動きは、他のマグネットから完全に切離され
た形で個々に行われ、そのため、他のマグネットに影響
が及ばず、マグネット磁極面のレール面に対する傾きも
起こらない。従って、浮上時、走行時は勿論、荷物の積
み降し等による外乱印加時にも浮上の安定性が保たれる
【0011】
【実施例】図1乃至図5にこの発明の一具体例を示す。 図の1は左右一対のレール、2は左右のレールに2個ず
つ吸引させる浮上用マグネット、3は車体、4は車体上
に固定したリアクションプレート、5は車体上の前後に
取付けた梁(マグネット支持枠)であり、この2組の梁
の両端に浮上用マグネット2と各マグネットの単独昇降
を可能ならしめる上下スライド機構が設けられる。
【0012】図2及び図3はその上下スライド機構の詳
細を示している。この上下スライド機構10は、座板1
1を有するスライド軸12、梁5に固定されるスライド
ブッシュ13の2者から成るスライドベアリングとバネ
14及びショックアブソーバ15によって構成されてい
る。
【0013】バネ14は、スライド軸12の下端に設け
るバネ受け16(17はバネ力調整ナット)と梁5の間
に縮設されて梁5を下から支え、スライド軸12が梁5
に対して相対的に上昇するときの衝撃、振動を吸収する
。また、ショックアブソーバ15は、梁5と座板11と
の間に設置されて座板11を下から支え、スライド軸1
2が支持枠5に対して相対的に下降するときの衝撃、振
動を吸収する。このショックアブソーバ15は、図では
2本を1組とし、スライド軸12の回り止めのために受
圧子先端を座板11の下面の溝に係合させている。
【0014】ギャップセンサ6を伴う浮上用マグネット
2は、上記スライド機構10の座板11上に固定されて
個々に上下可動となっている。
【0015】なお、7a、7bは、発塵源となる部分を
覆う防塵カバーである。7aのカバーは、座板11の昇
降の妨げとならないようにフレキシブルカバーを用いて
いる。
【0016】かかる懸架構造によると、レール1に浮上
用マグネット2が吸着している状態では車体3の全重量
にショックアブソーバ15の力を加えた力とバネ14の
力とがバランスしている。そして、この状態から浮上す
る時には、スライド軸12が下方にスライドして浮上用
マグネット2が浮上ギャップ設定点まで落し下げられる
。この浮上動作は、■マグネット2を1個ずつ順次落し
下げる。■2個ずつ同時に落し下げる。■4個を同時に
落し下げる。のいずれかの方法で行うが、いずれの浮上
動作であってもショックアブソーバ15とバネ14によ
る緩衝効果が得られるので安定した浮上となる。
【0017】また、走行中のレール不整をギャップセン
サ6が検知したときの制御応答はその部位のマグネット
のみとなり、他の浮上用マグネットへの影響は少ない。 即ち、応答したマグネットの変位量が上下スライド機構
10によって吸収されるので、他のマグネットの無用の
ギャップ変動が起こらない。
【0018】また、車体3に加わる外乱に対しては、浮
上用マグネット2の各々が個々に応答して適正な吸引力
を保つ。
【0019】図4及び図5は、上下スライド機構10の
変形例である。このように、梁5とこれを跨ぐ門型の可
動枠18との間にスライドテーブル19を設けてマグネ
ットの上下動をガイドする構造でも図2と同じ機能が得
られる。
【0020】なお、図2、図4に示すものは、軌道カー
ブ点の通過策としてステアリング機構20を具備させて
いる。この機構20は、図2に示すように、車体3上に
回転可能に取付けた縦軸21に梁5を固定し、車体上の
固定枠22と縦軸21との間にロータリーダンパ23を
設けて成る(梁5と縦軸21のフランジには固定枠との
干渉を避ける円弧状の長孔を設けてある)が、この構造
に限定されるものではない。
【0021】また、直線軌道のみを走行させる搬送車は
、ステアリング機構は不要である。図1はその場合を対
象としたものであって、梁5を車体3上に固定してある
【0022】このほか、図1は車体3上に設けた支持ア
ーム8の上端に荷台9を取付け、この荷台9を片持ち支
持のレール支持桁(図示せず)の上方に位置させて荷台
上に荷物を積むようにしてあるが、この発明の懸架構造
は、車体の下部に荷物を吊るすタイプの搬送車にも有効
である。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の懸架構造
によれば、車体四隅の浮上用マグネットがレール不整等
に応答して個々に動くので各マグネットの単独制御が可
能となり、他のマグネットへの影響が軽減されて浮上安
定性が向上する。
【0024】また、各マグネットの磁極面がレールに対
して常に平行に保たれるので吸引力のロスが無く、その
分励磁電流が少なくて済むのでマグネットの小型化も計
れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の懸架構造を採用した搬送車の一例を
示す斜視図
【図2】この発明の懸架構造の具体例を示す正面視の要
部断面図
【図3】図2のX−X線部の断面図
【図4】上下スライド機構の他の例を示す正面図
【図5
】図4のY−Y線部の断面図
【符号の説明】
1  レール 2  浮上用マグネット 3  車体 4  リアクションプレート 5  梁 6  ギャップセンサ 7a、7b  防塵カバー 8  支持アーム 9  荷台 10  上下スライド機構 11  座板 12  スライド軸 13  スライドブッシュ 14  バネ 15  ショックアブソーバ 16  バネ受け 17  バネ力調整ナット 18  可動枠 19  スライドテーブル 20  ステアリング機構 21  縦軸 22  固定枠 23  ロータリーダンパ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  車体の上部四隅に設ける浮上用マグネ
    ットの各々と車体に取付けるマグネット支持枠との間に
    、上移動、下移動の緩衝手段を含む上下スライド機構を
    設け、ギャップセンサを伴う上記浮上用マグネットを上
    記スライド機構の可動体に取付けて個々に上下可動とな
    らしめた磁気浮上搬送車のマグネット懸架構造。
  2. 【請求項2】  上記マグネット支持枠が車体上に縦軸
    を支点にして回転可能に取付けた梁であり、この梁を2
    組設けて各梁の両端に上記上下スライド機構と浮上用マ
    グネットを取付けてある請求項1記載の磁気浮上搬送車
    のマグネット懸架構造。
JP14747991A 1991-06-19 1991-06-19 磁気浮上搬送車のマグネット懸架構造 Pending JPH04372503A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009255803A (ja) * 2008-04-18 2009-11-05 Jamco Corp 常電導吸引型磁気浮上式車両
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CN103991463A (zh) * 2014-04-11 2014-08-20 西南交通大学 一种基于双传感器的低速磁浮轨道不平顺检测方法
CN106427660A (zh) * 2016-07-26 2017-02-22 崇义恒毅陶瓷复合材料有限公司 磁悬浮垂向滑撬及其制备方法
CN110395118A (zh) * 2019-08-14 2019-11-01 湖南磁浮技术研究中心有限公司 一种磁浮列车过轨道接缝处错台识别方法及悬浮控制策略

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