JP2000259073A - 起震装置 - Google Patents
起震装置Info
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- JP2000259073A JP2000259073A JP11064861A JP6486199A JP2000259073A JP 2000259073 A JP2000259073 A JP 2000259073A JP 11064861 A JP11064861 A JP 11064861A JP 6486199 A JP6486199 A JP 6486199A JP 2000259073 A JP2000259073 A JP 2000259073A
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Abstract
起震装置を提供する。 【解決手段】 互いに直交して水平方向に往復動するX
軸方向移動フレーム20およびY軸方向移動フレーム3
0と、垂直方向に往復動するZ軸方向移動フレーム40
と、Z軸方向移動フレーム40をY軸方向移動フレーム
30に支持する手段と、Y軸方向移動フレーム30をX
軸方向移動フレーム20に支持する手段とを備え、Y軸
方向移動フレーム30をX軸方向移動フレーム20の内
側に配置する。
Description
を行うために設けられる起震装置の改良に関するもので
ある。
車両に搭載して巡回可能とした起震車が知られている。
5に示すものが、特開平7−134541号公報に開示
されている。これについて説明すると、起震車1にユニ
ット化された起震装置2が搭載され、この起震装置2は
被験者を乗せる起震室3を所定の振動パターンで揺れ動
かし、起震室3に被験者が乗って防災行動の訓練を行え
る。
においてZ軸方向)に往復動する第一フレームと、第一
フレームに対して車両の前後方向(図においてX軸方
向)について往復動する第二フレームを備え、起震室3
を2軸方向に揺れ動かすようになっている。
うな従来の起震装置2にあっては、第一、第二フレーム
が垂直方向に積み重ねられているため、起震室3の床が
高くなって乗降性が悪くなったり、起震室の天井高さを
十分に確保できない。
油圧シリンダには第一フレームの重量だけでなく第二フ
レームの重量も働くため、この油圧シリンダに要求され
る駆動力が大きくなり、装置の大型化や動力損失の増大
を招く。
軸方向に揺れ動かす起震装置の場合、に3つのフレーム
を垂直方向に積み重ねると、起震装置が大型化し、起震
室への乗降性が悪化するため、その実現が難しいという
問題点があった。
のであり、装置の小型化をはかり、三軸方向に動かせる
起震装置を提供することを目的とする。
交して略水平方向に往復動するX軸方向移動フレームお
よびY軸方向移動フレームと、略垂直方向に往復動する
Z軸方向移動フレームと、Z軸方向移動フレームをY軸
方向移動フレームに支持する手段と、Y軸方向移動フレ
ームをX軸方向移動フレームに支持する手段とを備え、
Y軸方向移動フレームをX軸方向移動フレームの内側に
配置するものとした。
に固定されるサブフレームと、X軸方向移動フレームを
サブフレームに支持する手段とを備え、X軸方向移動フ
レームをサブフレームの内側に配置するものとした。
いて、Y軸方向移動フレームを往復動させるY軸方向移
動用油圧シリンダを備え、Y軸方向移動用油圧シリンダ
をY軸方向移動フレームの上方かつX軸方向移動フレー
ムの下方に配置するものとした。
いて、Y軸方向移動フレームを往復動させるY軸方向移
動用油圧シリンダと、Y軸方向移動用油圧シリンダをY
軸方向移動フレームに支持するブラケットとを備え、ブ
ラケットをY軸方向移動フレームの側部から突出させて
サブフレームの下方に配置するものとした。
向移動フレームの内側にY軸方向移動フレームが配置さ
れる構造のため、これらが互いに積み重ねられる従来構
造に比べて、起震装置の高さを低くでき、起震室の床を
低くして乗降性を高めるとともに、車両の限られたスペ
ースにおいて起震室の天井高さを十分に確保できる。
クチュエータにはY軸方向移動フレームやX軸方向移動
フレームの重量が働くことなく、アクチュエータに要求
される駆動力が小さくて済み、装置の小型化や動力損失
の低減がはかれる。
にX軸方向移動フレームが配置される構造のため、これ
らが互いに積み重ねられる従来構造に比べて、起震装置
の高さを低くでき、起震室の床を低くして乗降性を高め
るとともに、車両の限られたスペースにおいて起震室の
天井高さを十分に確保できる。
シリンダをY軸方向移動フレームの上方かつX軸方向移
動フレームの下方に配置する構造により、Y軸方向移動
用油圧シリンダを介装するスペースによってX軸方向移
動フレームが大型化することを抑えられる。
シリンダを支持するブラケットをサブフレームの下方に
配置する構造により、Y軸方向移動用油圧シリンダのス
トローク量を確保するとともに、サブフレームの大型化
が抑えられる。
る起震装置に適用した実施の形態を添付図面に基づいて
説明する。
固定されるサブフレーム10と、サブフレーム10に対
して車両の前後方向(図においてX軸方向)に往復動す
るX軸方向移動フレーム20と、X軸方向移動フレーム
20に対して車両の左右方向(図においてY軸方向)に
往復動するY軸方向移動フレーム30と、Y軸方向移動
フレーム30に対して垂直方向(図においてZ軸方向)
に往復動するZ軸方向移動フレーム40とを備え、Z軸
方向移動フレーム40上に設けられる図示しない起震室
を前後、左右、上下の3軸方向に揺れ動かすことができ
る。
20を支持する手段として、サブフレーム10には4つ
のリニアレール18が固定される一方、X軸方向移動フ
レーム20には各リニアレール18に摺動可能に係合す
る4つのリニアガイドブロック28が固定される。各リ
ニアレール18は車両の前後方向に延び、各リニアガイ
ドブロック28を介してX軸方向移動フレーム20を車
両の前後方向に平行移動可能に支持している。
20の間にX軸方向移動用油圧シリンダ29が介装さ
れ、X軸方向移動用油圧シリンダ29の伸縮によってX
軸方向移動フレーム20が車両の前後方向に移動する。
フレーム30を支持する手段として、X軸方向移動フレ
ーム20には4つのリニアレール27が固定される一
方、Y軸方向移動フレーム30には各リニアレール27
に摺動可能に嵌合するリニアガイドブロック37が固定
される。各リニアレール27は車両の前後方向に延び、
各リニアガイドブロック37を介してY軸方向移動フレ
ーム30を車両の左右方向に平行移動可能に支持してい
る。
フレーム30の間にY軸方向移動用油圧シリンダ39が
介装され、Y軸方向移動用油圧シリンダ39の伸縮によ
ってY軸方向移動フレーム30が車両の左右方向に移動
する。
フレーム40を支持する手段として、Y軸方向移動フレ
ーム30には4つのリニアレール34が固定される一
方、Z軸方向移動フレーム40には各リニアレール34
に摺動可能に嵌合するリニアガイドブロック44が固定
される。各リニアレール34は垂直方向に延び、各リニ
アガイドブロック44を介してZ軸方向移動フレーム4
0を垂直方向に平行移動可能に支持している。
フレーム40の間に4つのリンク機構50が伸縮可能に
介装され、各リンク機構50の伸縮動作を互いに連動さ
せる連動フレーム60が設けられる。各リンク機構50
は軸55を介して回動可能に連結される一対のリンク5
2,54を備え、各軸55がブラケット65を介して連
動フレーム60に結合される一方、リンク52の一端は
軸51によりブラケット36を介してY軸方向移動フレ
ーム30に回動可能に結合され、リンク54の一端は軸
53によりブラケット46を介してZ軸方向移動フレー
ム40に回動可能に結合される。Y軸方向移動フレーム
30と連動フレーム60の間にZ軸方向移動用油圧シリ
ンダ49が介装され、Z軸方向移動用油圧シリンダ49
の伸縮によって連動フレーム60が車両の前後方向に駆
動されるのに伴い、各リンク機構50が同期して伸縮作
動し、Z軸方向移動フレーム40を垂直方向に平行移動
させる。
ム60を着座させる4つのストッパー33が設けられ
る。各ストッパー33はY軸方向移動フレーム30から
上方に突出し、連動フレーム60の下面を当接させるこ
とにより、各リンク機構50を介してY軸方向移動フレ
ーム30がそれ以上に下降するのを係止する。
20とY軸方向移動フレーム30および連動フレーム6
0は鉄材によりそれぞれ枠状に形成される。サブフレー
ム10の内側にX軸方向移動フレーム20が、X軸方向
移動フレーム20の内側にY軸方向移動フレーム30
が、Y軸方向移動フレーム30の内側に連動フレーム6
0がそれぞれ配置される。
面図であるが、図において6は車両のシャシーフレー
ム、7は後輪である。サブフレーム10は、シャシーフ
レーム6に結合される左右二対のロアサイドメンバ11
と、各リニアレール18が結合される左右一対ののアッ
パサイドメンバ12と、各ロアサイドメンバ11と各ア
ッパサイドメンバ12を結んで車両の左右方向に延びる
前後のフロントクロスメンバ13およびリアクロスメン
バ14等によって形成される。サブフレーム10のアッ
パサイドメンバ12はロアサイドメンバ11より高くオ
フセットされる。
面図である。X軸方向移動フレーム20は、各リニアガ
イドブロック28が結合される左右一対のサイドビーム
22と、各リニアレール27が結合される前後一対のク
ロスビーム23等によって形成される。クロスビーム2
3はサイドビーム22より低くオフセットされ、X軸方
向移動フレーム20の下面20aの高さをY軸方向移動
フレーム30の下面30aの高さと略等しくしている。
突出するブラケット35と38を備える。ブラケット3
5にZ軸方向移動用油圧シリンダ49のシリンダ39の
シリンダ基端部が結合される。ブラケット38にY軸方
向移動用油圧シリンダ39のロッド先端部が結合され
る。各ブラケット35と38が互いに近接しているた
め、ブラケット38をY軸方向移動フレーム30の中央
部に配置されず、その分Y軸方向移動用油圧シリンダ3
9のシリンダ基端部はY軸方向移動フレーム30の左側
に突出する。左のサイドビーム22にはその左側に突出
するコの字型をしたブラケット25が結合され、ブラケ
ット25を介してY軸方向移動用油圧シリンダ39のシ
リンダ基端部が結合される。
22は、クロスビーム23より高くオフセットされ、そ
の下方にブラケット25が配置され、ブラケット25と
干渉しないようになっている。
2は、ロアサイドメンバ11より高くオフセットされ、
その下方にブラケット25が配置され、ブラケット25
と干渉しないようになっている。
あるが、サブフレーム10の内側にX軸方向移動フレー
ム20が、X軸方向移動フレーム20の内側にY軸方向
移動フレーム30がそれぞれ配置される。
て説明する。
た作動モードに基づいて駆動信号を出力し、サーボ機構
を介してX軸方向移動用油圧シリンダ29とY軸方向移
動用油圧シリンダ39およびZ軸方向移動用油圧シリン
ダ49の伸縮作動を制御する。これにより、起震室は起
震装置によって前後、左右、上下の3軸方向に揺れ動か
され、起震室に被験者が乗って防災行動の訓練を行え
る。
レーム20が配置され、X軸方向移動フレーム20の内
側にY軸方向移動フレーム30が配置される構造のた
め、これらが互いに積み重ねられる従来構造に比べて、
起震装置2の高さを低くできる。すなわち、起震装置2
の高さは、Y軸方向移動フレーム30とZ軸方向移動フ
レーム40およびリンク機構50等によって決まり、サ
ブフレーム10とX軸方向移動フレーム20によってほ
とんど大きくならないで済む。こうして起震装置2の高
さが抑えられることにより、起震室の床を低くして乗降
性を高めるとともに、車両の限られたスペースにおいて
起震室の天井高さを十分に確保できる。
向移動フレーム30の上方かつX軸方向移動フレーム2
0のサイドビーム22の下方に配置されているため、Y
軸方向移動フレーム30が往復動するのに伴ってこれら
が互いに干渉しない。このため、Y軸方向移動用油圧シ
リンダ39の介装スペースによって、X軸方向移動フレ
ーム20が車両の左右方向に大型化することが抑えら
れ、起震装置2を車両に搭載することが可能となる。
るコの字型ブラケット25がサブフレーム10のアッパ
サイドメンバ12の下方に配置されているため、Y軸方
向移動フレーム30が往復動するのに伴ってこれらが互
いに干渉しない。このため、Y軸方向移動用油圧シリン
ダ39の介装スペースによって、サブフレーム10が車
両の左右方向に大型化することが抑えられ、起震装置2
を車両に搭載することが可能となる。
Y軸方向移動フレーム30上に設けられ、Z軸方向移動
用油圧シリンダ49の駆動力は各リンク機構50を介し
てZ軸方向移動フレーム40に伝えられる構造のため、
Z軸方向移動用油圧シリンダ49にはY軸方向移動フレ
ーム30やX軸方向移動フレーム20の重量が働くこと
なく、Z軸方向移動用油圧シリンダ49に要求される駆
動力が小さくて済み、装置の小型化や動力損失の低減が
はかれる。
図。
Claims (4)
- 【請求項1】互いに直交して略水平方向に往復動するX
軸方向移動フレームおよびY軸方向移動フレームと、 略垂直方向に往復動するZ軸方向移動フレームと、 前記Z軸方向移動フレームを前記Y軸方向移動フレーム
に支持する手段と、 前記Y軸方向移動フレームを前記X軸方向移動フレーム
に支持する手段とを備え、 前記Y軸方向移動フレームを前記X軸方向移動フレーム
の内側に配置したことを特徴とする起震装置。 - 【請求項2】車体に固定されるサブフレームと、 前記X軸方向移動フレームを前記サブフレームに支持す
る手段とを備え、 前記X軸方向移動フレームを前記サブフレームの内側に
配置したことを特徴とする請求項1に記載の起震装置。 - 【請求項3】前記Y軸方向移動フレームを往復動させる
Y軸方向移動用油圧シリンダを備え、 前記Y軸方向移動用油圧シリンダを前記Y軸方向移動フ
レームの上方かつ前記X軸方向移動フレームの下方に配
置したことを特徴とする請求項1または2に記載の起震
装置。 - 【請求項4】前記Y軸方向移動フレームを往復動させる
Y軸方向移動用油圧シリンダと、 前記Y軸方向移動用油圧シリンダを前記Y軸方向移動フ
レームに支持するブラケットとを備え、 前記ブラケットを前記Y軸方向移動フレームの側部から
突出させて前記サブフレームの下方に配置したことを特
徴とする請求項2または3に記載の起震装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06486199A JP3768025B2 (ja) | 1999-03-11 | 1999-03-11 | 起震装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06486199A JP3768025B2 (ja) | 1999-03-11 | 1999-03-11 | 起震装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000259073A true JP2000259073A (ja) | 2000-09-22 |
JP3768025B2 JP3768025B2 (ja) | 2006-04-19 |
Family
ID=13270387
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06486199A Expired - Fee Related JP3768025B2 (ja) | 1999-03-11 | 1999-03-11 | 起震装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3768025B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004101785A (ja) * | 2002-09-09 | 2004-04-02 | Kayaba Ind Co Ltd | 起震装置 |
CN103745641A (zh) * | 2014-01-13 | 2014-04-23 | 安徽新视野科教文化传播有限责任公司 | 直下型地震模拟体验器 |
CN104401245A (zh) * | 2014-11-27 | 2015-03-11 | 重庆欧派信息科技有限责任公司 | 一种防震减灾宣传车 |
WO2016143632A1 (ja) * | 2015-03-09 | 2016-09-15 | 株式会社日立国際電気 | 車載移動スタジオおよび艤装車両の製造方法 |
-
1999
- 1999-03-11 JP JP06486199A patent/JP3768025B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2016143632A1 (ja) * | 2015-03-09 | 2016-09-15 | 株式会社日立国際電気 | 車載移動スタジオおよび艤装車両の製造方法 |
JPWO2016143632A1 (ja) * | 2015-03-09 | 2018-01-18 | 株式会社日立国際電気 | 車載移動スタジオおよび艤装車両の製造方法 |
US10225490B2 (en) | 2015-03-09 | 2019-03-05 | Hitachi Kokusai Electric, Inc. | Mobile studio and method for using mobile studio |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3768025B2 (ja) | 2006-04-19 |
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