JPH0437216B2 - - Google Patents

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JPH0437216B2
JPH0437216B2 JP62067123A JP6712387A JPH0437216B2 JP H0437216 B2 JPH0437216 B2 JP H0437216B2 JP 62067123 A JP62067123 A JP 62067123A JP 6712387 A JP6712387 A JP 6712387A JP H0437216 B2 JPH0437216 B2 JP H0437216B2
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JP
Japan
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sound insulation
sound insulating
sound
insulating material
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JP62067123A
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Masayuki Kamite
Koji Suzuki
Takeshi Yamazaki
Shuichi Tsurumaru
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Eneos Corp
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Nippon Mining Co Ltd
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
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Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd, Nippon Mining Co Ltd, Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、無機粒子と難燃性繊維を樹脂に混入
して構成した遮音材に、化粧層と裏打層を形成し
た内装仕上材に関するものである。
「従来の技術」 住宅の内装仕上には、断熱性、遮音性、および
耐火性等が要求される。
従来、前記要求のうち、耐火性に関しては、広
く石膏ボードを壁面に内貼りすることで対応し、
遮音性に対しては種々提供されている遮音材を必
要に応じて壁面に内貼りすることで対応し、前記
内貼り後に壁紙等で最終仕上を行つて内装仕上を
行つている。
「発明が解決しようとする問題点」 ところが従来は、いずれにしても内装材に要求
された各機能が素材別に個々に用意されており、
必要とする機能をそれらの各素材(材料)ごとに
施工することにより満たしているのが現状であ
る。
従つて内装仕上げに施工手間がかかり、また、
各素材ごとにコストが加算されるのでコスト高と
なつて極めて不効率な問題があつた。
ところで、仕上材には、部屋のコーナ部の折り
曲げや壁表面の凹凸形状等に対して柔軟に馴染む
可撓性を有することが必要であり、他方、遮音性
を高めようとすれば、質量則に従い、基材に混入
する高比重の充填剤(多くは金属粉)の投入量を
増加する必要があるが、このように投入量を増加
した場合には、基材がゴムや軟質合成樹脂等の可
撓材であつても、徐々に硬化して脆くなる問題を
生じる。
そこでこれらの矛盾を解消し、かつ、耐火性を
付与した高比重遮音材を本出願人等は先に、昭和
61年11月14付明細書において出願している。(特
開昭63−125556号) そして更に本発明者らは、前記提案の高比重遮
音材を発展させ、壁材等の仕上材としてより完成
度を高めたものを発明するに至つた。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、遮
音性に優れ、火災に接しても燃えにくく、樹脂の
溶融や脱落を生じ難く、クラツチも発生し難いと
ともに、建築用仕上材としての装飾性と強度を兼
ね備え、下地材との馴染みも良好な防火性遮音仕
上材を提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 本発明は、前記問題点を解消するために、先の
出願に係る遮音材を基本として、遮音材の表面に
化粧層を形成して遮音材の保護補強を行い、遮音
材の裏面に下地材との馴染みを良くするための不
燃性の裏打層を形成してなるものである。
「作用」 比重の大きな無機粒子と、難燃性繊維を内部に
有する面密度の大きな遮音材が遮音性と強度を発
揮し、難燃繊維が遮音材に防火性を付与する。ま
た、遮音材表面の化粧層が建材として必要な表面
の美観を与え、遮音材を保護補強し、裏打層が柔
軟性をもつて下地材との馴染みを良好にする。
更に、銅精練工程で副生する破砕粒子状の鉄精
鉱スラグと前記鉄精鉱スラグよりも粒径の小さな
粉末状鉛化合物とを混合して比重4.3以上とした
遮音用充填剤を含む遮音材は良好な遮音性を発揮
する。ここで、破砕粒子状の鉄精鉱スラグとそれ
よりも粒径の小さな粉末状鉛化合物を混合する場
合、粒径の大きな鉄精鉱スラグの間に粒径の小さ
な粉末状鉛化合物が入り込むので、均一に混合さ
れて全体のかさ密度は低下し、高比重のものが得
られ、遮音性が良好になる。また、酢酸ビニルを
15重量%以上含有するエチレン酢酸ビニル共重合
体には、前記遮音用充填剤が高充填される。
「実施例」 第1図は、本発明の一実施例の仕上材1を示す
もので、この仕上材1は、板状の遮音材2と、こ
の遮音材2の表面側に被覆された化粧層3と、遮
音材2の裏面側に被覆された裏打層4とから構成
されている。
前述の遮音材2は、例えばエチレン酢酸ビニル
共重合体100重量部に対して銅精錬工程で副生す
る鉄精鉱スラグ(無機粒子)と粉末状鉛化合物を
混合して比重4.3以上とした遮音用充填剤600〜
1500重量部と、液状ゴム10〜100重量部と、難燃
生繊維3〜120重量部と、無機質水和化合物50〜
300重量部を配合してなる板状体であつて、その
表面部には表面部を断面波状とするような凸部2
aが形成されている。
前記化粧層3は、遮音材2の表面を建築用仕上
材として必要な化粧面にするとともに遮音材2の
保護補強をするもので、例えば、化粧用塗料を塗
布して形成するか、あるいは、フイルムを接着し
て形成するか、または、溶融コーテイング材を塗
布するゾルコーテイングを行つて形成されるもの
である。
前記裏打層4は、遮音材2を補強して下地材と
の馴染みを良好にするために遮音材2の裏面に貼
着されたもので、不燃紙、不織布等の不燃材から
構成され、柔軟性を有している。
一方、前記遮音材2の構成成分の1つであるエ
チレン酢酸ビニル共重合体は、酢酸ビニル含有量
が15重量%以上であつて、好ましくは30〜60重量
%のものである。なお、酢酸ビニル含有量が15重
量%未満では、後述する鉄精鉱スラグと粉末状鉛
化合物を混合してなる比重4.3以上の遮音用充填
剤を高充填できないため好ましくない。
また、前記銅精錬工程で副生する鉄精鉱スラグ
とは、銅精錬工程の自溶炉から得られるマツト
に、転炉で二酸化ケイ素と酸素を添加してシリケ
ート化と酸化を行つて生成するスラグを磁選し、
得られたスラグを浮遊選鉱して銅精鉱を回収し、
回収後の残物を脱水して得られる鉄精鉱スラグで
ある。該鉄精鉱スラグの化学組成例は、2FeO・
Si02(FeOとして40〜50重量%、Si02として15〜
30重量%)、Fe3O410〜30重量%、Fe2O35重量
%、MgO5重量%以下であつて、CaOは殆ど含有
しない。該鉄精鉱スラグは、銅精錬工程で得られ
る副生物であるから、安価であり、大量に生成さ
れる。しかも浮遊選鉱を経たものであり、好都合
にも破砕粒子である。この鉄精鉱スラグのかさ密
度は3〜4であり、比重は4〜4.2であるから遮
音材の充填剤として好ましいものである。前記鉄
精鉱スラグの粒度は100メツシユ以下が好ましく、
特に200メツシユ以下がより好ましい。
前記粉末状鉛化合物とは一酸化鉛、水酸化鉛、
四三酸化鉛、三二酸化鉛、二酸化鉛、亜酸化鉛、
八五酸化鉛、炭酸鉛、硫酸鉛、硫化鉛などであつ
て、特に一酸化鉛、亜酸化鉛が高比重で好まし
い。粉末状鉛化合物の粒度は0.5〜100μm程度の
ものが好ましい。
比重4.3以上とする遮音用充填剤は、銅精錬工
程で副生する例えば比重4〜4.2の鉄精鉱スラグ
粉末と比重9.3の一酸化鉛を配合することによつ
て容易に得られる。
この場合、鉄精鉱スラグ粉末の粒径は、粉末状
鉛化合物の粒形より大きいから、両者を混合する
と、大きい粒径間の空隙に小さい粒径の粉末状鉛
化合物が入り込み、均一に混合されてかさ密度は
低下し、高比重のものが得られる。
前記遮音用充填剤の配合量は、エチレン酢酸ビ
ニル共重合体100重量部に対して600〜1500重量部
の範囲であり、好ましくは、800〜1200重量部で
ある。遮音用充填剤の配合量が600重量部未満で
は、目的とする高比重(3.0以上)遮音材が得ら
れ難いので好ましくない。逆に、配合量が1500重
量部を超えるときは、混練りの加工量が悪く、得
られる遮音材は柔軟生を欠き、機械的強度が低下
するので好ましくない。
前記液状ゴムは液状クロロプレンゴム
(LCR)、ブタジエンアクリロニトリルゴム
(NBR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)など
であつて、エチレン酢酸ビニル共重合体を柔らか
く改善するとともに、先に述べた比重4.3以上と
する遮音用充填剤と以下に説明する難燃性繊維の
充填をなじみやすくして高充填させるため、エチ
レン酢酸ビニル共重合体と併用して使用する。
液状ゴムの配合量は、エチレン酢酸ビニル共重
合体100重量部に対して、10〜100重量部の範囲で
あり、好ましくは40〜60重量部である。ここで液
状ゴムの配合量が10重量部未満では、鉄精鉱スラ
グと粉末状鉛化合物とを混合して比重4.3以上と
する遮音用充填剤と難燃性繊維の高充填が困難と
なるので好ましくない。逆に、100重量部を超え
るときは、粘着性が増加して遮音材シートのロー
ル離れが困難となつてシート出しの加工性が劣る
ので好ましくない。
前記難燃性繊維とは、ガラスウール、石綿など
の無機質繊維および有機質難燃性繊維であつて、
その繊維長は0.2〜15mmの範囲で、好ましくは3
〜10mmの範囲である。特に、有機質難燃性繊維
(例えば、群栄化学製の商標名:カイノール)が
好ましいものとして使用される。難燃性繊維の使
用目的は、有機質バインダー材中に該難燃性繊維
を配合することにより、鉄精鉱スラグと粉末状鉛
化合物とを混合して比重4.3以上とする遮音用充
填剤を大量に充填する樹脂マトリツクスの補強を
して、曲げに対する遮音剤シートのクラツク防止
をするとともに、火災時にバインダー材の熱可塑
性樹脂が溶融することを防止し、遮音材が脱落す
るのを防止するものである。前記難燃性繊維が配
合されないと、火災に接した場合、遮音材のバイ
ンダー材が溶融し、遮音材が脱落して結果的には
燃焼し、材穴を形成し、該材穴から更に他の可燃
物に火災が移燃することになり好ましくない。
特に、難燃性繊維としてフエノール系の有機質
難燃性繊維を使用すると、火災に接した場合、該
繊維が炭化して不燃性膜を形成し、無機質水和化
合物との相乗効果によつて自消性を示すので好ま
しい。
前記難燃性繊維の配合量は、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体100重量部に対して、3〜120重量部の
範囲であり、好ましくは20〜60重量部である。難
燃性繊維の配合量が3重量部未満では、火災に接
した場合、バインダー材が溶融し、遮音材の脱落
防止が満足されない。逆に、120重量部を超える
ときは、火災に接した場合、バインダー材が溶融
するが、遮音材の脱落が防止され、その効果は飽
和するので、過剰の配合は不経済なものとなると
ともに、加工性および柔軟性が低下するので好ま
しくない。
前記無機質水和化合物とは、水酸化アルミニウ
ム、水酸化マグネシウム、塩基性炭酸マグネシウ
ム、水酸化カルシウム、水酸化バリウム、クレ
ー、炭酸カルシウム、ドロマイト(炭酸マグネシ
ウム+炭酸カルシウム)、ハイドロタルサイト
(Mg4.5Al2(OH)13CO3・3.5H2O)、ゼオライト
などであつて、火災時に結晶水の離脱によつて吸
熱し周辺の温度を下げて、遮音材に難燃性を付与
するものである。なお、前記化合物で特に好まし
いのは水酸化マグネシウムである。
前記無機質水和化合物の配合量は、エチレン酢
酸ビニル共重合体100重量部に対して、50〜300重
量部の範囲であり、好ましくは100〜200重量部で
ある。無機質水和化合物の配合量が50重量部未満
では難燃性が満足されない。逆に300重量%を超
えるときは、難燃効果が飽和し、難燃性が低下す
るので好ましくない。
前記構成の仕上材1は、所要の大きさの板状に
切断されて商品化され、化粧層3を室内側に向け
た状態で建物の壁面に貼着され、壁面を複数の仕
上材1で覆つて内装仕上用に使用される。
前記仕上材1は、仕上材1の主要部を構成する
遮音材2に、前述したように遮音性と防火性があ
るために、遮音性と防火性に優れた上に、表面部
に形成した化粧層3により内装仕上材として十分
美麗な外観と強度を有している。更に、裏打層4
に不燃性があり、しかもこの裏打層4が柔軟性を
もつて下地材との馴染みを良好にする。
前記仕上材1の取付場所は、火気使用室の室内
壁、一般居室の室内壁、事務所や倉庫等の騒音発
生源の間仕切壁、工業プラントの騒音発生箇所を
区画する壁、教室や体育館あるいは図書館を区間
する壁等であり、前記仕上材1は住宅のリフオー
ム用や遮音性改善工事用としても使用できる。
ところで、複数の仕上材1を壁面に取り付ける
場合、仕上材1どうしの接合を行う必要を生じる
が、仕上材1どうしの接合には、例えば第2図あ
るいは第3図に示す構造を採用する。
第2図に示す接合構造は、仕上材1の一側端縁
部に段部1aを介して所定幅の接合部1bを延設
し、この接合部1bを隣接する他の仕上材1の端
縁外面に被着して順次仕上材1を接合した構造で
ある。
第3図に示す接合構造は、仕上材1,1の端部
どうしの突き合わせ部分の裏面側をジヨイントテ
ープ(厚さ100μ程度のアルミ貼着テープ等)5
で接続する構造である。
第4図は本発明の第2実施例を示すもので、本
実施例の仕上材6は、遮音材7の表面と裏面に所
定間隔で凸部7a,7bを形成し、表面側の凹凸
に沿つて化粧層8を被覆し、裏面側の凸部7bに
平面状の裏打層9を被覆して構成した例である。
本実施例の仕上材6は、凸部7aにより表面に
凹凸模様が形成されているために、美観の面でも
優れた構成となつている。
また、本実施例の仕上材6にあつては、第5図
に示すようにジヨイントテープ10で接合した場
合、ジヨイントテープ10により接合部分の厚み
が増加して仕上材6に生じる段差を凸部7aの存
在により目立たなくすることができる。
第6図は仕上材6の接合構造の他の例を示すも
ので、仕上材6の一側端縁に段部6aを介して所
要幅の接合部6bを設け、仕上材6の表面の凸部
7aが形成する凹凸部に嵌合する凸部6cを接合
部6bの裏面に形成した例である。
第6図に示す構成を採用することにより、仕上
材6の接合部6bの凸部6cを隣接する他の仕上
材6表面の凹凸部に嵌入して仕上材6どうしを接
合することができる。
第7図は本発明の第3実施例を示すもので、本
実施例の仕上材12は、例えば厚さ1〜1.5mm程
度のものであつて、遮音材13の表面に樹脂フイ
ルム等からなるコーテイング層14を被覆し、遮
音材13の裏面に裏打層15を形成した例であ
る。
前記仕上材12において、遮音材13を構成す
る材料は前記第1実施例の遮音材2の構成材料と
同等であり、裏打層15を構成する材料は前記第
1実施例の裏打材4を構成する材料と同等であ
る。
なお、前記仕上材12において、コーテイング
層14を暗色系の着色層とするならば、仕上材1
2の表面を黒板として利用することができ、コー
テイング層14を白色系の着色層とするならば、
仕上材12の表面を筆記ボードとして使用するこ
とができ、オーバーヘツドプロジエクターの投影
スクリーンとして利用することもできる。
前記仕上材12は不燃性と遮音性を有し、しか
も遮音材13は適度の柔軟性も有しているため
に、輸送と取り付けも容易にできる特長がある。
なお、前記遮音材2の組成は、塩化ビニル系樹
脂10重量部に対して、可塑剤30〜150重量部と、
エチレン酢酸ビニル共重合体又はエチレン酢酸ビ
ニル塩化ビニル三元共重合体の少なくとも1種30
〜150重量部と、鉄精鉱スラグ400〜2000重量部
と、液状ゴム10〜100重量部と、難燃性繊維3〜
120重量部を配合して形成するものであつても良
い。
「発明の効果」 以上説明したように本発明は、無機粒子と難燃
性繊維を内部に含み、面密度を高めた遮音材を用
い、遮音材の表面に化粧層を被覆し、裏面に裏打
層を形成したために、遮音材が優れた遮音性と防
火性を発揮する上に、化粧層が建材として必要な
美観を与え、遮音材の保護補強をなすとともに、
裏打層が柔軟性を有し、下地材の凹凸等に対応し
て変形し、下地材との馴染みを良好にする。従つ
て本発明の仕上材は遮音性と防火性を備えた上
に、仕上材として必要な美観と強度を兼ね備え、
取付施工性も良好な優れた特長を有する。また、
銅精練工程で副生する破砕粒子状の鉄精鉱スラグ
と前記鉄精鉱スラグよりも粒径の小さな粉末状鉛
化合物とを混合して比重4.3以上とした遮音用充
填剤を含む遮音材は良好な遮音性を発揮する。こ
こで、破砕粒子状の鉄精鉱スラグとそれよりも粒
径の小さな粉末状鉛化合物を混合する場合、粒径
の大きな鉄精鉱スラグの間に粒径の小さな粉末状
鉛化合物が入り込むので、均一に混合されて全体
のかさ密度は低下し、高比重のものが得られ、遮
音性が良好になる。また、酢酸ビニルを15重量%
以上含有するエチレン酢酸ビニル共重合体は、前
記遮音用充填剤を高充填することができるように
なり、高い比重のものが得られ、遮音性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の仕上材の断面
図、第2図は第1図に示す仕上材の接続構造の一
例を示す平面図、第3図は第1図に示す仕上材の
接続構造の他の例を示す平面図、第4図は本発明
の第2実施例の断面図、第5図は第4図に示す仕
上材の接続構造の一例を示す平面図、第6図は第
4図に示す仕上材の接続構造の他の例を示す平面
図、第7図は本発明の第3実施例の断面図であ
る。 1,6,12……仕上材、2,7,13……遮
音材、3,8,14……化粧層、4,9,15…
…裏打層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 酢酸ビニルを15重量%以上含有するエチレン
    酢酸ビニル共重合体に対して銅精練工程で副生す
    る破砕粒子状の鉄精鉱スラグと前記鉄精鉱スラグ
    よりも粒径の小さな粉末状鉛化合物とを混合して
    比重4.3以上とした遮音用充填剤と、液状ゴムと、
    難燃生無機質水和化合物とを配合して遮音材が形
    成され、前記遮音材と、この遮音材の表面に形成
    された化粧層と、遮音材の裏面に形成された補強
    用の柔軟性の裏打層とを具備してなることを特徴
    とする防火性遮音内装仕上材。
JP62067123A 1987-03-20 1987-03-20 防火性遮音内装仕上材 Granted JPS63233142A (ja)

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JP62067123A JPS63233142A (ja) 1987-03-20 1987-03-20 防火性遮音内装仕上材

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JPS63233142A JPS63233142A (ja) 1988-09-28
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JPS564453A (en) * 1979-05-30 1981-01-17 Otsuka Kagaku Yakuhin Incombustible composite material

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