JPH0437201A - マイクロ波フィルタ - Google Patents

マイクロ波フィルタ

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JPH0437201A
JPH0437201A JP14314690A JP14314690A JPH0437201A JP H0437201 A JPH0437201 A JP H0437201A JP 14314690 A JP14314690 A JP 14314690A JP 14314690 A JP14314690 A JP 14314690A JP H0437201 A JPH0437201 A JP H0437201A
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JP14314690A
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Hiroshi Saka
阪 博
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はストリップ線路またはマイクロストリンプ線路
を用いたマイクロ波フィルタに関し、特に通過域周波数
が阻止域周波数よりも低く、かつ、通過域周波数、阻止
域周波数ともに帯域幅が有限な場合のマイクロ波フィル
タの構成に関するものである。
従来の技術 周波数fsなる高周波信号と、この信号と周波数の異な
る局部発振信号(周波数fl)を入力し、これらの2つ
の信号の差の周波数成分である中間周波数信号(周波数
はfl−fs、但しfl<fsとする)を出力として取
り出すミキサでは、高周波信号をミキサ・ダイオードに
伝達する主線路に、高周波信号は損失なく通過させるが
、局部発振信号の2倍の周波数(2r f)から高周波
信号の周波数(fs)を差し引いた周波数(2fl−f
s)をもつイメージ信号(周波数f i−2f l−r
 s)は阻止するフィルタ(以下、ここでは信号通過・
イメージ阻止フィルタと呼ぶ)を設け、さらには局部発
振信号入力端子とミキサ・ダイオード間には局部発振信
号のみを選択通過させる局発帯域通過フィルタ(以下局
発BPFと略す)を設けている。これは、高周波信号(
周波数fs)および局部発振信号(周波数fl)を非線
形素子であるミキサ・ダイオードに印加すると周波数が
m−fs±n−fl(m、nは整数)の側波帯や高調波
が発生する。そして、それらのスペクトルの中でイメー
ジ信号周波数fiや和周波数fs+flの波には高周波
信号成分が含まれているので、これらの波のうち特にイ
メージ信号を信号通過・イメージ阻止フィルタでミキサ
・ダイオードにもどし、局部発振信号と再度混合させる
ことによって、再変換された中間周波信号を得ることが
できる。その結果、ミキサの変換損失を減らすことがで
きる。
さらには、イメージ信号周波数と同一の周波数をもった
妨害波信号が高周波信号入力端子から入り、中間周波信
号周波数帯域内に入りこむのを、信号通過・イメージ阻
止フィルタにより阻止することができる。
特に、使用されているミキサ・ダイオードが1個のシン
グル・ミキサではミキサ・ダイオードで発生するイメー
ジ信号をどう処理するかにより大きくミキサ性能が左右
される。そして、ミキサ・ダイオード端子から見たイン
ピーダンスがイメージ信号周波数に対しリアクティブに
なるように通常は設定される。従って、イメージ信号を
抑圧するための信号通過・イメージ阻止フィルタおよび
局発BPFはシングル・ミキサを構成する上で欠かせな
い構成要素となっている。信号通過・イメージ阻止フィ
ルタは高周波信号をミキサ・ダイオードに伝達する主線
路上に、あるいは主線路に結合して設けられるため、信
号通過・イメージ阻止フィルタの特性はそのままミキサ
性能に影響を与える。ミキサ性能を決めるのは信号通過
・イメージ阻止フィルタの性能であると言っても過言で
はない。
二のような信号通過・イメージ阻止フィルタには以下に
示すような性能が要求される。
(1)高周波信号に対する挿入損失ができるだけ小さい
こと。
(2)  イメージ信号に対しては十分に抑圧する特性
を有すること。
(3)高周波信号およびイメージ信号に対して、必要な
通過帯域幅および阻止帯域幅を有すること。
(4)高周波信号周波数とイメージ信号周波数とが接近
していれは、それだけ急峻な帯域外特性を有すること。
従来、ミキサに用いられる信号通過・イメージ阻止フィ
ルタの設計は、大別すると以下に示すように2通りの考
え方に基づいて行われいてた。
(])高周波信号およびその通過帯域幅に注目して、信
号通過・イメージ阻止フィルタを高周波信号周波数の帯
域通過フィルタとして設計する。
(2)イメージ信号およびその阻止帯域幅に注目して、
信号通過・イメージ阻止フィルタをイメージ信号周波数
の帯域阻止フィルタとして設計す第5図および第6図に
示すフィルタは前者(1)の設計思想に基づいて設計さ
れた帯域通過フィルタであり、第7図および第8図に示
すフィルタは後者(2)の設計思想に基づいて設計され
た帯域阻止フィルタである。そして、いずれの場合も注
目する周波数の中心に対してフィルタの通過特性はほぼ
対称性を有している。
第5図に示す帯域通過フィルタはストリップ線路で構成
され、主線路1の3ケ所に高周波信号の1/2波長(λ
Sは高周波信号の線路内波長)の長さの終端開放スタブ
2がλs / 4間隔で3段並列に接続されている。こ
の帯域通過フィルタの挿入損失の帯域外特性は非常にな
だらかである。帯域外特性の急峻なフィルタを得るため
にはフィルタを構成する終端開放スタブ2の段数をもつ
と多段にする必要がある。しかし、終端開放スタブ2の
段数を多段にすると、フィルタ寸法が大きくなるととも
に通過域での挿入損失が大幅に増大し、ひいてはミキサ
性能を低下させる結果となる。
第6図に示す帯域通過フィルタは、両端が開放された半
波長ストリップ線路を共振器として用いたもので、人力
ストリップ線路3.出カストリツプ線路3′および半波
長ストリップ線路共振器4が1/4波長の長さにわたっ
て、隣接する半波長ストリップ線路共振器と逐次分布結
合して構成されたものである。この帯域通過フィルタは
フィルタ構成要素である半波長ストリップ線路共振器の
段数を増やすことで、フィルタの帯域外特性を急峻にす
ることができる。しかし、この半波長ストリップ線路共
振器の無負荷Q値は高くなく10GHzでは数百程度で
あるため、フィルタの段数を増やすと通過域での挿入損
失が増大する。まして通過域での挿入損失が小さく帯域
外特性が栄峻で、しかも、通過帯域幅を広帯域にするこ
とは一層困難である。
第7図は帯域阻止フィルタで、ストリップ線路で構成さ
れ、主線路5の3ケ所にイメージ信号の1/4波長の長
さの終端開放スタブ6がλi / 4間隔(λ1はイメ
ージ信号の線路内波長)で3段並列に接続されている。
この帯域阻止フィルタは終端開放スタブ6の特性インピ
ーダンスを高くすれば比較的急峻な立ち上がり特性を有
するフィルタが得られるが、ストリ・71線路では特性
インピーダンスの高い線路を作るには線路の幅を非常に
細くしなければならず製作上問題が多い。さらには、特
性インピーダンスの高い線路で構成された帯域阻止フィ
ルタは、阻止域の帯域幅もあまり広帯域にできない、v
A止帯域幅を広帯域化するには、終端開放スタブ6の特
性インピーダンスを低くして共振回路の負荷Q値を小さ
くする方法が考えられるが、単に負荷Q値を小さくする
だけでは立ち上がり特性の急峻なフィルタが得られない
し、阻止帯域外の特性もVSWRが大きくなってしまう
例えば、比誘電率が2.5の基板上に特性インピーダン
スZsがすべて90Ωのストリップ&IIlで第7図の
構成のフィルタを形成し、λi −3,4Mに選んだ時
のフィルタ特性を第8図に示す0通過域周波数と阻止域
周波数(挿入損失が30dB以上となる周波数とする)
とは約1.9 GHz以上離れており、急峻な立ち上が
り特性を有しているとは言えないし、阻止帯域外(10
〜12.5 G)fz) (7)VSWRも大きい所で
は約2.8もある。
第9図も帯域阻止フィルタで、主線路7の3ケ所でイメ
ージ信号周波数fiで共振する平行結合型半波長ストリ
ップ線路共振器8を結合させて構成されている。この帯
域阻止フィルタは共振周波数の1/2波長の長さの部分
を主線路7に結合させたものであるが、阻止帯域幅が比
較的狭く、しかも共振器の負荷Q値がストリップ線路で
は高いものが得られないため減衰量も大きいものが得ら
れない。
発明が解決しようとする課題 以上述べた従来例では、ミキサに用いられる信号通過・
イメージ阻止フィルタとしては、以下に示すような欠点
があった。
(])第5図、第6図に示すように帯域外特性の急峻な
フィルタを得るにはフィルタ寸法が大きくなるとともに
通過域での挿入損失が大幅に増大し、ひいてはミキサ性
能を低下させる結果とな(2)第7図に示すように、終
端開放スタブ6の特性インピーダンスを高くすれば比較
的急峻な立ち上がり特性を有するフィルタが得られるが
、ストリップ線路では特性インピーダンスの高い線路を
作るには線路の幅を非常に細くしなければならず製作上
問題が多い。
(3)第8図に示すように、従来のマイクロ波フィルタ
では阻止帯域幅が比較的狭く、しかも共振器の負荷Q値
がストリップ線路では高いものが得られないため減衰量
も大きいものが得られない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、簡単な構成
で上記従来例のもつ欠点を除去し、高周波信号の通過帯
域では挿入損失が小さく、イメージ信号の阻止帯域では
挿入損失が十分に大きい急峻な立ち上がり特性を有する
とともに、通過帯域幅および阻止帯域幅とも十分な帯域
幅を有する帯域通過フィルタ特性と帯域阻止フィルタ特
性を合わせ持つマイクロ波フィルタを提供することを目
的とする。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するため本発明のマイクロ波フィルタは
、上記従来例のフィルタ設計に共通していた点、すなわ
ち帯域通過フィルタあるいは帯域阻止フィルタのように
、着目する周波数を中心としてフィルタ特性がほぼ対称
となるようにフィルタを設計していた点から脱却した新
しい設計思想に基づいて行われたものである。すなわち
、イメージ信号周波数から高周波信号周波数までのすべ
ての周波数範囲に着目し、それ以外の周波数に対するフ
ィルタ特性については全く考慮せず、フィルタ特性を意
識的に非対称となるようにしている。
つまり、主線路の3ケ所に等間隔にまたはほぼ等間隔に
終端開放スタブを並列接続し、それらの終端開放スタブ
の長さをイメージ信号のほぼ1/4波長の長さに選ぶと
ともに、それらの3本の終端開放スタブの中で一番内側
にある終端開放スタブの長さを最も長く選ぶことにより
、イメージ信号周波数で帯域阻止フィルタ特性が得られ
るようにし、更に、終端開放スタブの設けられている間
隔を高周波信号の1/16波長の長さよりも長く、高周
波信号の3/16波長の長さよりも短く選ぶことにより
、特に高周波信号の1/4波長の0.5倍前後の間隔に
選ぶことにより、高周波信号周波数で帯域通過フィルタ
特性が得られるようにした構成としている。
作用 本発明によれば、上記した構成により、高周波信号の通
過帯域では挿入損失が小さく、イメージ信号の阻止帯域
では挿入損失が十分に大きく、急峻な立ち上がり特性を
有するとともに、通過帯域幅および阻止帯域幅とも十分
な帯域幅を有する帯域通過フィルタ特性と帯域阻止フィ
ルタ特性を合わせ持つマイクロ波フィルタが得られる。
実施例 第1図は本発明による一実施例を示す信号通過・イメー
ジ阻止フィルタの構成図で、高周波信号の入力端子10
および出力端子1】をストリップ線路で構成される主線
i12で結び、主線路12に長さがそれぞれl、 、N
、 、ffi、の終端開放スタブ13,14.15を等
間隔に間隔10でもって順次並列に接続している。終端
開放スタブ13,1415の長さ2□、j!、 、j2
8はイメージ信号の帯域内あるいは帯域近傍に減衰極が
くるようにイメージ信号の174波長あるいはほぼ17
4波長の長さに選ぶ。そして終端開放スタブ13,14
.15の長さl、、12,18および間隔2゜は、2□
/4くl。<1.</!2かつf2/4<10</!8
<2□の条件を満足するか、あるいはf2/4</!0
<Xl−X8<Z□の条件を満足するように選ぶと同時
に、10の長さは高周波信号の1/4波長の0.5倍前
後に選んでいる。
主線路12の特性インピーダンスをZO(=50Ω)、
終端開放スタブ13.14.15の特性インピーダンス
をすべてZsとし、λを周波数fでのストリップ線路内
波長とすると、第1図のフィルタの伝達行列 但し、)’i=j  (Zo/Zs) tanβj2iい−1,2,3) β=2π/λ このフィルタの入力端子10から出力端子11への信号
の透過係数sitはS zl= 1 / T tzで与
えられる。特にl、=18の場合にはSz+は次式で与
えられる。
第2図は第1図において、ストリップ線路用誘電体基板
の比誘電率を2.5、主線路12の特性インピーダンス
ZOを50Ω、終端開放スタブ13゜14.15の特性
インピーダンスZsをすべて90Ωとした場合に、!。
−1,8mm、  1. =13=3.53Wm、  
l、 =3.98mの時のフィルタ特性を実線で、2゜
=1.75m+、  l、−f18=3.35m、12
 =3.8mの時のフィルタ特性を破線でおのおの示し
たものである。第2図の実線で示すフィルタ特性では周
波数が10.3〜12.5 GH2の範囲TはVSWR
は1.6以下テアリ、13.3GHz以上16.1GH
z以下の周波数範囲では30dB以上の減衰量を有する
特性が得られている。従って、第2図の実線で示すよう
な特性を有するフィルタは、高周波信号が10.3〜1
2.5GHzの周波数範囲にあり、イメージ信号が13
.3〜16.1GHzの周波数範囲にあるミキサの信号
通過・イメージ阻止フィルタとして要求される性能を十
分に満足するものである。しかも、フィルタの構成要素
は3段の終端開放スタブのみであるため、寸法は小さく
高周波信号での挿入損失も非常に小さく、イメージ信号
を抑圧し、高周波信号を損失なく通過させるミキサ用の
信号通過・イメージ阻止フィルタとして特に育効である
以上説明したように、本発明によれば主線路に等間隔に
終端開放スタブを3段並列に接続し、それらの終端開放
スタブの長さ”I=  ’2.’3はイメージ信号の帯
域内あるいは帯域近傍に減衰極がくるようにイメージ信
号の1/4波長、あるいはほぼ1/4波長の長さに選び
、そして終端開放スタブの長さ2□、N2.N3および
間隔I0は12/4〈嶋くllく12かつf2/4<N
<g、<c2の条件を満足するか、あるいは!2/4〈
!。く帽=c8<ig2の条件を満足するように選ぶこ
とにより、すくれた特性をもつフィルタを寸法が小さく
簡単な構成により実現することができる。特に高周波信
号での挿入損失が小さく、イメージ信号での減衰量が大
きいミキサに用いられるイメージ抑圧のためのフィルタ
として効果を有し、すぐれたミキサ性能を実現すること
ができる。
また第1図の説明では3つの終端開放スタブの間隔は等
間隔であるが、間隔は必ずしも正確に等間隔である必要
はなく、はぼ等間隔であればフィルタ特性は等間隔の場
合と大きくずれることはない。更に、フィルタ特性を実
際に計算すればわかるが、終端開放スタブの間隔2゜と
して、通過域周波数(または高周波信号)の1/16波
長よりも長く 3/16波長よりも短くなるように選ぶ
と、特にすぐれた特性をもつフィルタが構成でき、第2
図の特性を有するフィルタはいずれも、この条件を満足
するようなフィルタ寸法に選ばれている。
第3図は本発明の他の実施例を示す信号通過・イメージ
阻止フィルタの構成図で、第1図に示す信号通過・イメ
ージ阻止フィルタが2段縦続接続された構成となってい
る。高周信号の入力端子20および出力端子21をスト
リ・ノブ線路で構成される主線路22で結び、主線路2
2に長さがそれぞれffi、、12.19の終端開放ス
タブ232425が等間隔(間隔2゜)に順次並列に接
続され、更に、長さがそれぞれi工、  ff12. 
 ffi。
の終端開放スタブ26.27.28も等間隔(間隔2゜
)に順次並列に接続されている。しかも、スタブ25と
スタブ26とは主線路220両側で同じ位置に接続され
ている。
第4図は本発明の更に他の実施例を示す信号通過・イメ
ージ阻止フィルタの構成図で、第3図に示す実施例と同
じく、第1図に示す信号通過・イメージ阻止フィルタで
、特にll”’11の場合のフィルタが2段縦続接続さ
れた構成となっている。
第4図の実施例で第3図と同一箇所には同一番号を付し
て説明する。高周波信号の入力端子20および出力端子
21をストリップ線路で構成される主線路22で結び、
主線路22に長さがそれぞれ1、.12.l、、12.
flの終端開放スタブ23.24.29.27.28が
等間隔(間隔10)に順次並列に接続されている。そし
て、スタブ29の特性インピーダンスL9は、スタブ2
3および28の特性インピーダンスをzxiZ!8とす
ると、1 / Z29= 1 / Zz+ + 1 /
 Zzsの関係を満たすように選ばれている。
以上、第3図、第4図で説明した本発明によれば、主線
路に等間隔に終端開放スタブを3段並列に接続して構成
されたフィルタを2段継続接続すると同時に、終端開放
スタブの段数を6段あるいは実質的に5段に抑えること
により、比較的寸法を小さく保った状態で、3段のスタ
ブで構成されたフィルタに比べて、−層大きくイメージ
信号を抑圧することができ、特に、イメージ信号の抑圧
量が問題にされるミキサ用の信号通過・イメージ阻止フ
ィルタとして有効である。また第3図、第4図の説明で
は2段の縦続接続されるフィルタは同じ特性を有するた
めに、終端開放スタブの間隔は等間隔であり、かつ終端
開放スタブの長さも繰り返し同じものが用いられている
が、これらの5つあるいは6つの終端開放スタブの間隔
は必ずしも正確に等間隔である必要性はなく、さらに終
端開放スタブの長さも繰り返し同じものを用いる必要は
ない。ただ、縦続接続される前のフィルタ特性がほぼ同
じであれば終端開放スタブの長さも、すべて違っていて
もよい。
発明の効果 以上のように本発明によれば次の効果がある。
(1)  フィルタの構成要素は3段の終端開放スタブ
のみであるため、寸法は小さく高周波信号での挿入損失
も非常に小さい。
従って、イメージ信号を抑圧し、高周波信号を損失なく
通過さセるミキサ用の信号通過・イメージ阻止フィルタ
として特に有効である。
(2)主線路に等間隔に終端開放スタブを3段並列に接
続し、それらの終端開放スタブの長さ1112.18は
イメージ信号の帯域内あるいは帯域近傍に減衰極が(る
ようにイメージ信号の1/4波長あるいはほぼ1/4波
長の長さに選び、終端開放スタブの長さN、、ff2.
18および間隔p0は、’2/4<12゜<p、 <1
!。
かつi2/4<i。<1.<12の条件を満足するか、
あるいは122/4<No<f、=f、l〈12の条件
を満足するように選ぶことにより、立ち上り特性が急峻
で、イメージ信号での減衰量が大きいフィルタ特性が得
られる。従って、ミキサに用いられるイメージ抑圧のた
めのフィルタとして効果を有する。
(3)終端開放スタブの長さが異なるため、阻止帯域幅
が広くできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係るストリップ線路で構成
されたマイクロ波フィルタ回路を示すパターン構成図、
第2図は第1図のマイクロ波フィルタ回路の挿入損失の
周波数特性の具体例を示す特性図、第3図は本発明の他
の実施例に係るストリップ線路で構成されたマイクロ波
フィルタ回路を示すパターン構成図、第4図は本発明の
さらに他の実施例に係るストリップ線路で構成されたマ
イクロ波フィルタ回路を示すパターン構成図、第5図は
従来のストリップ線路で構成された帯域通過フィルタの
パターン構成図、第6図は従来のストリップ線路で構成
された帯域通過フィルタの他の例を示すパターン構成図
、第7図は従来のストリップ線路で構成された帯域阻止
フィルタのパターン構成図、第8図は第7図のフィルタ
回路の挿入損失およびVSWRの周波数特性の具体例を
示す特性図、第9図は従来のストリップ線路で構成され
た平行結合形帯域阻止フィルタのパターン構成図である
。 10.20・・・・・・高周波信号入力端子、1121
・・・・・・出力端子、12.22・・・・・・主線路
、1314.15,23.24,25,26,2728
.29・・・・・・終端開放スタブ。 代理人の氏名、弁理士 粟野重孝 はか1名イo−−ギ
E?FtうtA真雪λプ〕jリラ】=11−−−已力H
トド 第 4 図 図 那 濃&(吐、) 第 6 図 二二二二フ ゝ3′ 第 図 狙 浚朕 (G市) 第 図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入力端子および出力端子を有する主線路と、この
    主線路に間隔が等間隔もしくはほぼ等間隔l_0で順次
    並列に設けられた長さがそれぞれl_1,l_2,l_
    3の終端開放の第1,第2および第3のスタブとで構成
    され、前記第1,第2および第3のスタブの長さl_1
    ,l_2,l_3を阻止帯域内に減衰極がくるように阻
    止域周波数の1/4波長の長さに選び、前記l_1,l
    _2,l_3はl_2/4<l_0<l_1<l_2か
    つl_2/4<l_0<l_3<l_2あるいはl_2
    /4<l_0<l_1=l_3<l_2を満足すること
    を特徴とするマイクロ波フィルタ。
  2. (2)主線路に設けられた第1,第2および第3のスタ
    ブの間隔l_0は通過域周波数の1/16波長より長く
    3/16波長より短いことを特徴とする請求項(1)記
    載のマイクロ波フィルタ。
  3. (3)入力端子および出力端子を有する主線路と、この
    主線路に間隔が等間隔もしくはほぼ等間隔l_0で順次
    並列に設けられた長さがそれぞれl_1,l_2,l_
    3の終端開放の第1,第2および第3のスタブとで構成
    され、前記第1,第2および第3のスタブの長さl_1
    ,l_2,l_3を阻止帯域内に減衰極がくるように阻
    止域周波数の1/4波長の長さに選び、l_2/4<l
    _0<l_1<l_2かつl_2/4<l_0<l_3
    <l_2あるいはl_2/4<l_0<l_1=l_3
    <l_2を満足するフィルタを2組設けて第1のフィル
    タおよび第2のフィルタを形成し、この第1のフィルタ
    と第2のフィルタを継続接続するとともに、前記第1の
    フィルタを構成するスタブで前記第2のフィルタに最も
    近いスタブと、前記第2のフィルタを構成するスタブで
    前記第1のフィルタに最も近いスタブとが前記主線路の
    両側の同じ位置に配置されるようにしたことを特徴とす
    るマイクロ波フィルタ。
  4. (4)入力端子および出力端子を有する主線路と、この
    主線路に間隔が等間隔もしくはほぼ等間隔l_0で順次
    並列に設けられた長さがそれぞれl_1,l_2,l_
    3の終端開放の第1,第2および第3のスタブとで構成
    され、前記第1,第2および第3のスタブの長さl_1
    ,l_2,l_3を阻止帯域内に減衰極がくるように阻
    止域周波数の1/4波長の長さに選び、l_2/4<l
    _0<l_1<l_2かつl_2/4<l_0<l_3
    <l_2あるいはl_2/4<l_0<l_1=l_3
    <l_2を満足するフィルタを2組設けて第1のフィル
    タおよび第2のフィルタを形成し、この第1のフィルタ
    と第2のフィルタを縦続接続するとともに、前記第1の
    フィルタを構成するスタブで前記第2のフィルタに最も
    近い第1のスタブの長さおよび特性インピーダンスが、
    前記第2のフィルタを構成するスタブで前記第1のフィ
    ルタに最も近い第2のスタブの長さおよび特性インピー
    ダンスと同一になるようにし、かつ前記第1のスタブと
    前記第2のスタブが前記主線路の同じ位置に配置される
    ようにするとともに等価的に一本のスタブで構成された
    ことを特徴とするマイクロ波フィルタ。
JP14314690A 1990-05-31 1990-05-31 マイクロ波フィルタ Pending JPH0437201A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111740190A (zh) * 2020-07-28 2020-10-02 吉林大学 一种基于传输线并联多节开路支截线的宽带带阻滤波器及其设计方法

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CN111740190A (zh) * 2020-07-28 2020-10-02 吉林大学 一种基于传输线并联多节开路支截线的宽带带阻滤波器及其设计方法

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