JPH06101643B2 - 帯域通過フイルタ - Google Patents
帯域通過フイルタInfo
- Publication number
- JPH06101643B2 JPH06101643B2 JP2954485A JP2954485A JPH06101643B2 JP H06101643 B2 JPH06101643 B2 JP H06101643B2 JP 2954485 A JP2954485 A JP 2954485A JP 2954485 A JP2954485 A JP 2954485A JP H06101643 B2 JPH06101643 B2 JP H06101643B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- line
- resonator
- filter
- coupling
- bandpass filter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01P—WAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
- H01P1/00—Auxiliary devices
- H01P1/20—Frequency-selective devices, e.g. filters
- H01P1/201—Filters for transverse electromagnetic waves
- H01P1/203—Strip line filters
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、数百MHz以上の周波数帯において、マイクロ
ストリップあるいはストリップ線路を用いた帯域通過フ
ィルタに関するものであり、各種無線送受信機、計測機
器等に利用される。
ストリップあるいはストリップ線路を用いた帯域通過フ
ィルタに関するものであり、各種無線送受信機、計測機
器等に利用される。
従来の技術 マイクロストリップ線路あるいはストリップ線路(以
下、ストリップ線路と総称する)共振器を用いた帯域通
過フィルタは、第3図に示すように構造が単純で製造が
容易であるためにマイクロ波帯およびその近傍の周波数
帯で賞用されている回路であり、それの設計法も“マイ
クロウエーブ フィルターズ,インピーダンス マッチ
ング ネットワークス アンド カップリング ストラ
クチャーズ”(ジー.エル.マサエイ,エル.ヤング
アンド イー.エム.ティー.ジョーンズ著,マイグロ
ー,ニューヨーク,1964)(“Microwave Filters,Imped
ace Matching Networks and Coupling Structures"(G.
L.Mathaei,L.Young and E.M.T.Jhones著,MiGraw,New Yo
rk,1964))に詳しく論じられている。
下、ストリップ線路と総称する)共振器を用いた帯域通
過フィルタは、第3図に示すように構造が単純で製造が
容易であるためにマイクロ波帯およびその近傍の周波数
帯で賞用されている回路であり、それの設計法も“マイ
クロウエーブ フィルターズ,インピーダンス マッチ
ング ネットワークス アンド カップリング ストラ
クチャーズ”(ジー.エル.マサエイ,エル.ヤング
アンド イー.エム.ティー.ジョーンズ著,マイグロ
ー,ニューヨーク,1964)(“Microwave Filters,Imped
ace Matching Networks and Coupling Structures"(G.
L.Mathaei,L.Young and E.M.T.Jhones著,MiGraw,New Yo
rk,1964))に詳しく論じられている。
第3図において、301,302,303は二分の一波長先端開放
の一様線路共振器であり、各共振器は四分の一波長で平
行結合させたうえ、入出力線路304,305とも四分の一波
長の線路で平行結合させて帯域通過フィルタを構成して
いる。しかしこのフィルタは、共振器自体設計中心周波
数をoとした場合、no(n=2,3,4,…)にも共振
点をもつため、通過域がoのみならが2o,3o,4
o…にも発生するため、増力増巾器,発振器等の出力
に高いレベルの高調波成分を有する回路の出力フィルタ
として用いると高調波抑圧効果をもたないのみならず、
損失,形状に対して設計の自由度が小さいという欠点も
もつのである。
の一様線路共振器であり、各共振器は四分の一波長で平
行結合させたうえ、入出力線路304,305とも四分の一波
長の線路で平行結合させて帯域通過フィルタを構成して
いる。しかしこのフィルタは、共振器自体設計中心周波
数をoとした場合、no(n=2,3,4,…)にも共振
点をもつため、通過域がoのみならが2o,3o,4
o…にも発生するため、増力増巾器,発振器等の出力
に高いレベルの高調波成分を有する回路の出力フィルタ
として用いると高調波抑圧効果をもたないのみならず、
損失,形状に対して設計の自由度が小さいという欠点も
もつのである。
これらの欠点を克服するため、第4図に示す非均一イン
ピーダンスをもつ共振器を共振素子に適用したストリッ
プ線路フィルタが考えられる。
ピーダンスをもつ共振器を共振素子に適用したストリッ
プ線路フィルタが考えられる。
第4図において、401,402,403は共振器、404,405は入出
力線路を示す。このフィルタで用いる共振器は開放端近
くの線路と中心部近くの線路の線路巾をかえて線路イン
ピーダンスと異なるようにしたもので(同図のものでは
中央部の線路インピーダンスが低く、開放端部は高い構
造を示している。)、線路インピーダンスが一様でなく
なるため、高次の共振点が基本波の整数倍にはならない
特性をもつ。そのため、高周波抑圧効果をもつフィルタ
が実現可能となる。また低損失設計が要求される場合
は、線路中央部の線路巾を広くして設計すればよい。ま
た形状を小さく(共振器長を短かく)設計する必要があ
る場合は、線路中央部を狭く設計することで対応でき、
設計の自由度が第3図の一様線路共振器を用いたフィル
タに比し大きいという特長をもっている。
力線路を示す。このフィルタで用いる共振器は開放端近
くの線路と中心部近くの線路の線路巾をかえて線路イン
ピーダンスと異なるようにしたもので(同図のものでは
中央部の線路インピーダンスが低く、開放端部は高い構
造を示している。)、線路インピーダンスが一様でなく
なるため、高次の共振点が基本波の整数倍にはならない
特性をもつ。そのため、高周波抑圧効果をもつフィルタ
が実現可能となる。また低損失設計が要求される場合
は、線路中央部の線路巾を広くして設計すればよい。ま
た形状を小さく(共振器長を短かく)設計する必要があ
る場合は、線路中央部を狭く設計することで対応でき、
設計の自由度が第3図の一様線路共振器を用いたフィル
タに比し大きいという特長をもっている。
発明が解決しようとする問題点 ところが、このフィルタは、第4図からも理解できるよ
うに結合線路長を十分長くとることができないために、
結合度が大きくできず、狭帯域なフィルタにしか適用で
きないという欠点を有していた。なお、第4図の構成以
外に指数型テーパ共振器(例えば、参考文献 牧本等、
「ストリップ線路SIRを用いた帯域通路ろ波器」信学技
報、vol.mw80-25,pp.37-44 昭和55年)が存在するが、
当該共振器の互いの線路を対向させ、フィルターを実現
しようとすると、互いの対向面が指数曲線(平行結合に
は成りえてない)のため、多段フィルターには結合回路
の設計が困難であるため活用されない。
うに結合線路長を十分長くとることができないために、
結合度が大きくできず、狭帯域なフィルタにしか適用で
きないという欠点を有していた。なお、第4図の構成以
外に指数型テーパ共振器(例えば、参考文献 牧本等、
「ストリップ線路SIRを用いた帯域通路ろ波器」信学技
報、vol.mw80-25,pp.37-44 昭和55年)が存在するが、
当該共振器の互いの線路を対向させ、フィルターを実現
しようとすると、互いの対向面が指数曲線(平行結合に
は成りえてない)のため、多段フィルターには結合回路
の設計が困難であるため活用されない。
本発明は上記欠点に鑑み、通過帯域巾の広い、高調波抑
圧効果をもつストリップ線路フィルタを実現しようとす
るものである。
圧効果をもつストリップ線路フィルタを実現しようとす
るものである。
問題点を解決するための手段 本発明では、非均一線路共振器として直線状テーパ形状
を有する先端開放ストリップ線路共振器を用いて、前記
直線状テーパ部で共振器間および入出力結合を有するも
のである。
を有する先端開放ストリップ線路共振器を用いて、前記
直線状テーパ部で共振器間および入出力結合を有するも
のである。
作用 直線状テーパを用いて線路インピーダンスを非均一にす
ることにより、ストリップ線路共振器の高次共振点は基
本共振点の整数倍よりずらすことが可能であり、また直
線状テーパ部で結合させることにより結合長を十分長く
とることが実現できるため、結合度を強く設計でき通過
帯域巾を拡大できる。
ることにより、ストリップ線路共振器の高次共振点は基
本共振点の整数倍よりずらすことが可能であり、また直
線状テーパ部で結合させることにより結合長を十分長く
とることが実現できるため、結合度を強く設計でき通過
帯域巾を拡大できる。
実施例 第1図に本発明の第1の実施例を示す。
第1図において、101,102,103は共振器、104,105は入出
力結合線路である。共振器101,102,103は線路中央部で
線路巾が広く、開放端て狭い構造の直線状テーパを有す
る共振器である。この共振器101,102,103は、電流が最
大となる線路中央部の線路巾が大きいため導体損失が低
減てぎ、低損失のフィルタに適している。また線路イン
ピーダンスが非均一であるためフィルタとして高調波抑
圧効果も備えているとともに、直線状テーパ部で十分大
きな結合度が得られるため、広帯域な帯域通過フィルタ
を実現できる。
力結合線路である。共振器101,102,103は線路中央部で
線路巾が広く、開放端て狭い構造の直線状テーパを有す
る共振器である。この共振器101,102,103は、電流が最
大となる線路中央部の線路巾が大きいため導体損失が低
減てぎ、低損失のフィルタに適している。また線路イン
ピーダンスが非均一であるためフィルタとして高調波抑
圧効果も備えているとともに、直線状テーパ部で十分大
きな結合度が得られるため、広帯域な帯域通過フィルタ
を実現できる。
次に、他の実施例について説明する。
第2図は本発明の第2の実施例である。
第2図において、201,202,203は共振器、204,205は入出
力結合線路である。本実施例では共振器201,202,203の
中央部の線路巾が狭く、開放端が広くなっている非均一
インピーダンスを有する共振器となっているため、第1
図のものと同様にフィルタとして高調波抑圧効果を持
つ。この構造の共振器は、共振器長を二分の一波長より
短かく設計できるため小型化に適する。
力結合線路である。本実施例では共振器201,202,203の
中央部の線路巾が狭く、開放端が広くなっている非均一
インピーダンスを有する共振器となっているため、第1
図のものと同様にフィルタとして高調波抑圧効果を持
つ。この構造の共振器は、共振器長を二分の一波長より
短かく設計できるため小型化に適する。
なお本実施例の説明では、共振器3ケを用いた3段フィ
ルタを示したが、段数(共振器の数)は任意に選ぶこと
ができることは言うまでもない。
ルタを示したが、段数(共振器の数)は任意に選ぶこと
ができることは言うまでもない。
発明の効果 以上述べたように本発明は直線状テーパ部を有する先端
開放二分の一波長形ストリップ線路共振器を用い、その
テーパ部で共振器間および入出力結合を行わせて、フィ
ルタとして高調波抑圧効果をもった広帯域フィルタを実
現することができ、その工業的価値はきわめて大きい。
開放二分の一波長形ストリップ線路共振器を用い、その
テーパ部で共振器間および入出力結合を行わせて、フィ
ルタとして高調波抑圧効果をもった広帯域フィルタを実
現することができ、その工業的価値はきわめて大きい。
第1図は本発明の第1の実施例における帯域通過フィル
タの平面図、第2図は本発明の第2の実施例における帯
域通過フィルタの平面図、第3図は従来のストリップ線
路共振器の平面図、第4図は高調波抑圧効果をもつ従来
のストリップ線路共振器の平面図てある。 101,102,103;201,202,203……共振器、104,105;204,205
……入出力結合線路。
タの平面図、第2図は本発明の第2の実施例における帯
域通過フィルタの平面図、第3図は従来のストリップ線
路共振器の平面図、第4図は高調波抑圧効果をもつ従来
のストリップ線路共振器の平面図てある。 101,102,103;201,202,203……共振器、104,105;204,205
……入出力結合線路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−86501(JP,A) 牧本、山下、「ストリップ線路SIRを 用いた帯域通過瀘波器」信学技報,vo l.MW80−25,PP.37−44(昭和55 年)
Claims (2)
- 【請求項1】共振線路中央部の線路巾が広く、2つの開
放端部の線路巾が狭くなっている直線状テーパ形状のス
トリップあるいはマイクロストリップ線路共振器を単数
あるいは複数用い、前記共振器間および入出力線路と共
振器の結合を直線状テーパ部で平行結合させた帯域通過
フィルタ。 - 【請求項2】共振線路中央部の線路巾が狭く、2つの開
放端部の線路巾が広くなっている直線状テーパ形状のス
トリップあるいはマイクロストリップ線路共振器を単数
あるいは複数用い、前記共振器間および入出力線路と共
振器の結合を直線状テーパ部で平行結合させた帯域通過
フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2954485A JPH06101643B2 (ja) | 1985-02-18 | 1985-02-18 | 帯域通過フイルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2954485A JPH06101643B2 (ja) | 1985-02-18 | 1985-02-18 | 帯域通過フイルタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61189701A JPS61189701A (ja) | 1986-08-23 |
JPH06101643B2 true JPH06101643B2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=12279064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2954485A Expired - Lifetime JPH06101643B2 (ja) | 1985-02-18 | 1985-02-18 | 帯域通過フイルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06101643B2 (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02272802A (ja) * | 1989-04-13 | 1990-11-07 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 共振器 |
JP2502824B2 (ja) * | 1991-03-13 | 1996-05-29 | 松下電器産業株式会社 | 平面型誘電体フィルタ |
JPH0548304A (ja) * | 1991-08-12 | 1993-02-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 帯域通過フイルタ |
US5334961A (en) * | 1991-08-12 | 1994-08-02 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Strip-line type bandpass filter |
JPH06204702A (ja) * | 1992-12-28 | 1994-07-22 | Japan Energy Corp | マイクロ波フィルタ |
JP4155883B2 (ja) * | 2003-07-25 | 2008-09-24 | Tdk株式会社 | 積層型バンドパスフィルタ |
JP2005223392A (ja) | 2004-02-03 | 2005-08-18 | Ntt Docomo Inc | 結合線路およびフィルタ |
RU2677103C1 (ru) * | 2017-12-18 | 2019-01-15 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего образования "Сибирский государственный университет науки и технологий имени академика М.Ф. Решетнева" (СибГУ им. М.Ф. Решетнева) | Микрополосковый фильтр нижних частот |
CN117477195A (zh) * | 2023-12-27 | 2024-01-30 | 成都宏科电子科技有限公司 | 一种抑制2倍频谐波的宽带平行耦合滤波器 |
-
1985
- 1985-02-18 JP JP2954485A patent/JPH06101643B2/ja not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
牧本、山下、「ストリップ線路SIRを用いた帯域通過瀘波器」信学技報,vol.MW80−25,PP.37−44(昭和55年) |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61189701A (ja) | 1986-08-23 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |