JPH04371960A - 殖版式画像記録方法およびその装置 - Google Patents

殖版式画像記録方法およびその装置

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JPH04371960A
JPH04371960A JP3176005A JP17600591A JPH04371960A JP H04371960 A JPH04371960 A JP H04371960A JP 3176005 A JP3176005 A JP 3176005A JP 17600591 A JP17600591 A JP 17600591A JP H04371960 A JPH04371960 A JP H04371960A
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image memory
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JP3176005A
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English (en)
Inventor
Hideki Kai
秀樹 甲斐
Tomiji Hotta
十三二 堀田
Takashi Kakihara
柿原 孝至
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、殖版式画像記録方法お
よびその装置に関し、特に、感光材料に走査露光方式で
画像を記録する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、一般的な殖版機は、感光
材料がセットされた固定テーブルと、その上を縦横に水
平移動する露光用光源をもった原板フィルム枠とから構
成されており、固定テーブル上の決められた複数個所に
原板フィルムを正確に移動して多面焼き付けを行ってい
る。このような原板フィルムを使った殖版機に代わって
、最近では感光材料上にデジタル露光方式で画像を多面
焼き付けする装置が提案されている(特開平1−244
466号)。この装置は、レーザ出力機のようなデジタ
ル出力機と感光材料とを相対的に見て、X,Y両軸方向
に動かし、画像を分割出力することにより、1つの感光
材料上に多面焼き付けを行うものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。すなわち、感光材料上に多面焼き付けされる画像
は必ずしも全てが同じ方向(姿勢)ではなく、例えばパ
ッケージ業界や陶磁器用転写紙業界などにおいては、印
刷用紙や転写紙の節約を図るために、図19に示すよう
に、指定の個所において絵柄(原板パターン)を90度
あるいは270度回転させて焼き付けることもある。図
19において、符号Pは感光材料、符号O1 は通常姿
勢の原板パターン、O2 は90度回転姿勢の原板パタ
ーンである。
【0004】原板パターンを90度あるいは270度回
転させて焼き付ける場合、一般的な殖版機においては、
例えば特開昭58−143333公報に記載されている
ように、原板フィルム自体を回転させることにより対応
できる。しかしながら、特開平1−244466号公報
に記載されているようなデジタル出力機を利用した装置
においては、原版パターンを画像データとして記憶して
いるため、このような原板パターンの回転を行うには、
殖版機に接続される画像処理システムにおいて、原板パ
ターンの画像データを記憶したメモリから画像データを
読み出して、90度あるいは270度の回転演算処理を
行った後、別のメモリに格納し、そのメモリから回転処
理された画像データを読み出して殖版機に出力し、90
度あるいは270度回転された原板パターンを焼き付け
る必要がある。そのため、画像データの回転処理を行う
ために相当の時間を要し、焼き付け処理の効率が低下す
るという問題点がある。
【0005】また、特開平1−244466号に記載さ
れた装置において、回転した画像を焼き付けするために
、露光ヘッド(レーザ出力機)を回転可能な構成とする
ことも考えられるが、そうすると処理速度が遅くなり、
装置も複雑化する。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、原板パターンの90度あるいは270
度の回転処理を迅速に行って殖版の効率を向上すること
ができる殖版式画像記録方法およびその装置を提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、次のような構成をとる。すなわち、請求
項1に記載の発明は、感光材料上に走査露光方式で原板
パターンを多面焼き付けする殖版式画像記録方法におい
て、前記原板パターンの画像データを記憶した第1の記
憶手段からの画像データの読み出し方向と、前記第1の
記憶手段から読み出された画像データを行と列を変換し
て書き込まれる第2の記憶手段からの画像データの読み
出し方向と、前記第2の記憶手段から読み出された画像
データに基づきON/OFF変調される露光用光ビーム
の主走査方向および副走査方向との関連で、90度の回
転画像と270度の回転画像とを選択的に焼き付けるも
のである。
【0008】請求項2に記載の発明は、感光材料上に走
査露光方式で原板パターンを90度の回転姿勢あるいは
270度の回転姿勢を含む形態で多面焼き付けする殖版
式画像記録装置であって、前記原板パターンのビットマ
ップ画像データを記憶する第1の記憶手段と、前記第1
の記憶手段から読み出された画像データの行と列とを変
換する変換手段と、前記変換手段によって行と列とを変
換された画像データを記憶する第2の記憶手段と、前記
第1の記憶手段および第2の記憶手段からの画像データ
の読み出し方向を、露光用光ビームの主走査方向および
副走査方向との関連で制御する読み出し制御手段と、前
記第2の記憶手段から読み出された画像データに基づい
て露光用光ビームをON/OFF変調する光ビーム変調
手段と、を備えたものである。
【0009】
【作用】請求項1に記載の発明の作用は次のとおりであ
る。原板パターンの画像データを記憶した第1の記憶手
段からの画像データの読み出し方向は、例えば図2の(
a)〜(d)に示すように、方向1〜方向4のいずれか
に設定される。前記各方向1〜方向4で読み出された画
像データの行と列とを変換して第2の記憶手段に書き込
んだ場合、第2の記憶手段に記憶された原板パターンの
姿勢は図7の(b)〜(e)のようになる。
【0010】図7の(b)に示した第2の記憶手段から
の画像データの読み出し方向と、露光用光ビームの主走
査方向および副走査方向を制御することにより、図8の
(b)〜(e)に示したような90度回転姿勢あるいは
270度回転姿勢の画像が焼き付けられる。
【0011】図7の(c)に示した第2の記憶手段から
の画像データの読み出し方向と、露光用光ビームの主走
査方向および副走査方向を制御することにより、図9の
(b)〜(e)に示したような90度回転姿勢あるいは
270度回転姿勢の画像が焼き付けられる。
【0012】図7の(d)に示した第2の記憶手段から
の画像データの読み出し方向と、露光用光ビームの主走
査方向および副走査方向を制御することにより、図10
の(b)〜(e)に示したような90度回転姿勢あるい
は270度回転姿勢の画像が焼き付けられる。
【0013】図7の(e)に示した第2の記憶手段から
の画像データの読み出し方向と、露光用光ビームの主走
査方向および副走査方向を制御することにより、図11
の(b)〜(e)に示したような90度回転姿勢あるい
は270度回転姿勢の画像が焼き付けられる。
【0014】請求項2に記載の発明の作用は次のとおり
である。アドレス制御手段は、露光用光ビームの主走査
方向および副走査方向との関連で、第1の記憶手段から
の画像データの読み出し方向は、例えば図2に示した方
向1〜方向4のいずれかに設定する。第1の記憶手段か
ら読み出された画像データは、変換手段によって行と列
とが変換されて第2の記憶手段に書き込まれる。アドレ
ス制御手段は、第2の記憶手段に書き込まれた画像デー
タの読み出し方向を露光用光ビームの主走査方向および
副走査方向に関連して、図8〜図11に示すように制御
する。第2の記憶手段から読み出された画像データが光
ビーム変調手段に与えられることにより、感光材料上に
90度あるいは270度回転姿勢の画像が焼き付けられ
る。
【0015】
【実施例】実施例装置の具体的な説明をする前に、図1
〜図12を参照して、原板パターンを90度あるいは2
70度回転するための基本的な手法について説明する。 後述する手法を概説すれば次のとおりである。ビットマ
ップで表された原板パターンの画像データを第1の画像
メモリに書き込み、この第1の画像メモリからの画像デ
ータの読み出し方向を制御することにより、姿勢を変換
した原板パターンの画像データを第2の画像メモリに書
き込み、この第2の画像メモリの読み出し方向を制御す
るとともに、露光用光ビームの主走査方向および副走査
方向を制御することにより、感光材料上に原板パターン
を90度あるいは270度回転して焼き付けている。
【0016】図1はビットマップで表された原板パター
ンの画像データが書き込まれた第1の画像メモリのデー
タ構成の模式図である。この第1の画像メモリは、0か
らMまでの行アドレスと、0からNまでの列アドレスを
もっており、行および列アドレスで特定された各アドレ
ス領域には、複数ビットで構成される画像データの単位
(以下、ワードという)が記憶されている。例えば、0
列0行のアドレス領域には、D000,D001,…,
D00LからなるL+1ビットの画像データ(ワード)
が記憶されている。一般的には、各ワードは、8ビット
,16ビット,32ビット等で構成される。
【0017】上述した第1の画像メモリからの画像デー
タの読み出し方向を次の4種類のいずれかの方向に設定
する。 〔1〕読み出し方向1 図2の(a)に示すように、第1の画像メモリの0列目
に記憶された各ワードの最上位ビット(MSB)を上か
ら(0行目から)順番に読み出していき、第2の画像メ
モリの0行目に左から順に書き込む。以下、同様に第1
の画像メモリ内の画像データを上から下、左から右方向
に読み出し、第2の画像メモリの各行に順に書き込む。 図3は、このときの第2の画像メモリ内のデータ構成を
示している。第1の画像メモリに書き込まれた原板パタ
ーンが図7の(a)のようなものである場合、上述の書
き換えにより第2の画像メモリには図7の(b)のよう
な姿勢のパターンが書き込まれる。
【0018】〔2〕読み出し方向2 図2の(b)に示すように、第1の画像メモリのN列目
に記憶された各ワードの最下位ビット(LSB)を上か
ら(0行目から)順番に読み出していき、第2の画像メ
モリの0行目に左から順に書き込む。以下、同様に第1
の画像メモリ内の画像データを上から下、右から左方向
に読み出し、第2の画像メモリの各行に順に書き込む。 図4は、このときの第2の画像メモリ内のデータ構成を
示している。上述の画像データの書き換えにより第2の
画像メモリには図7の(c)のような姿勢のパターンが
書き込まれる。
【0019】〔3〕読み出し方向3 図2の(c)に示すように、第1の画像メモリの0列目
に記憶された各ワードの最上位ビット(MSB)を下か
ら(M行目から)順番に読み出していき、第2の画像メ
モリの0行目に左から順に書き込む。以下、同様に第1
の画像メモリ内の画像データを下から上、左から右方向
に読み出し、第2の画像メモリの各行に順に書き込む。 図5は、このときの第2の画像メモリ内のデータ構成を
示している。上述の画像データの書き換えにより第2の
画像メモリには図7の(d)のような姿勢のパターンが
書き込まれる。
【0020】〔4〕読み出し方向4 図2の(d)に示すように、第1の画像メモリのN列目
に記憶された各ワードの最下位ビット(LSB)を下か
ら(M行目から)順番に読み出していき、第2の画像メ
モリの0行目に左から順に書き込む。以下、同様に第1
の画像メモリ内の画像データを下から上、右から左方向
に読み出し、第2の画像メモリの各行に順に書き込む。 図6は、このときの第2の画像メモリ内のデータ構成を
示している。上述の画像データの書き換えにより第2の
画像メモリには図7の(e)のような姿勢のパターンが
書き込まれる。
【0021】以上のようにして画像データが書き込まれ
た第2の画像メモリからの画像データの読み出し方向を
左から右、あるいは右から左に設定するとともに、露光
用光ビームの主走査方向および副走査を正逆にそれぞれ
設定することにより、90度回転画像あるいは270度
回転画像が得られる。以下、第2の画像メモリに図7の
(b)〜(e)に示した姿勢でパターンが書き込まれた
各場合について個別に説明する。なお、以下の説明では
、第2の画像メモリの各行の画像データを上から順番に
左から右へ読み出す場合を読み出し方向■とし、右から
左へ読み出す場合を読み出し方向■とする。また、主走
査方向が左から右の場合は主走査方向■とし、右から左
の場合は主走査方向■とし、副走査方向が上から下の場
合は副走査方向■とし、下から上の場合は副走査方向■
として説明する。
【0022】<1>図8は、図7(b)に示した姿勢で
パターンが書き込まれた第2の画像メモリからの読み出
し方向と光ビームの走査方向を制御することにより、9
0度回転画像および270度回転画像を得るための手法
を示している。 (1)第2の画像メモリの読み出し方向■、かつ主走査
方向■、副走査方向■の場合、90度回転の画像が焼き
付けられる。 (2)第2の画像メモリの読み出し方向■、かつ主走査
方向■、副走査方向■の場合、270度回転の画像が焼
き付けられる。 (3)第2の画像メモリの読み出し方向■、かつ主走査
方向■、副走査方向■の場合、90度回転の画像が焼き
付けられる。 (4)第2の画像メモリの読み出し方向■、かつ主走査
方向■、副走査方向■の場合、270度回転の画像が焼
き付けられる。
【0023】<2>図9は、図7(c)に示した姿勢で
パターンが書き込まれた第2の画像メモリからの読み出
し方向と光ビームの走査方向を制御することにより、9
0度回転画像および270度回転画像を得るための手法
を示している。 (1)第2の画像メモリの読み出し方向■、かつ主走査
方向■、副走査方向■の場合、90度回転の画像が焼き
付けられる。 (2)第2の画像メモリの読み出し方向■、かつ主走査
方向■、副走査方向■の場合、270度回転の画像が焼
き付けられる。 (3)第2の画像メモリの読み出し方向■、かつ主走査
方向■、副走査方向■の場合、90度回転の画像が焼き
付けられる。 (4)第2の画像メモリの読み出し方向■、かつ主走査
方向■、副走査方向■の場合、270度回転の画像が焼
き付けられる。
【0024】<3>図10は、図7(d)に示した姿勢
でパターンが書き込まれた第2の画像メモリからの読み
出し方向と光ビームの走査方向を制御することにより、
90度回転画像および270度回転画像を得るための手
法を示している。 (1)第2の画像メモリの読み出し方向■、かつ主走査
方向■、副走査方向■の場合、90度回転の画像が焼き
付けられる。 (2)第2の画像メモリの読み出し方向■、かつ主走査
方向■、副走査方向■の場合、270度回転の画像が焼
き付けられる。 (3)第2の画像メモリの読み出し方向■、かつ主走査
方向■、副走査方向■の場合、90度回転の画像が焼き
付けられる。 (4)第2の画像メモリの読み出し方向■、かつ主走査
方向■、副走査方向■の場合、270度回転の画像が焼
き付けられる。
【0025】<4>図11は、図7(e)に示した姿勢
でパターンが書き込まれた第2の画像メモリからの読み
出し方向と光ビームの走査方向を制御することにより、
90度回転画像および270度回転画像を得るための手
法を示している。 (1)第2の画像メモリの読み出し方向■、かつ主走査
方向■、副走査方向■の場合、90度回転の画像が焼き
付けられる。 (2)第2の画像メモリの読み出し方向■、かつ主走査
方向■、副走査方向■の場合、270度回転の画像が焼
き付けられる。 (3)第2の画像メモリの読み出し方向■、かつ主走査
方向■、副走査方向■の場合、90度回転の画像が焼き
付けられる。 (4)第2の画像メモリの読み出し方向■、かつ主走査
方向■、副走査方向■の場合、270度回転の画像が焼
き付けられる。
【0026】図12は、上記<1>〜<4>に説明した
焼き付け手法をまとめたものである。同図より明らかな
ように、第1の画像メモリの読み出し方向■〜■、第2
の画像メモリの読み出し方向■,■、主走査方向■,■
、および副走査方向■,■を適宜に設定することにより
90度回転画像および270度回転画像を得ることがで
きる。
【0027】以下、上述した各手法を任意に適用するこ
とができる殖版式画像記録装置の一実施例を図面を参照
して説明する。図13は実施例装置の外観斜視図である
。図中、符号1はPS版等の感光材料Pが載置される可
動テーブルである。この可動テーブル1は、固定テーブ
ル2の上に並設された一対のガイドレール3に摺動自在
に搭載され、可動テーブル1に螺合したボールネジ4を
Y軸駆動モータ5で駆動することによって、Y軸方向に
副走査送り、あるいはステップ送りされる。可動テーブ
ル1の上方には露光ヘッド6があり、この露光ヘッド6
には、後述するようにレーザビームをX軸に沿った主走
査方向に走査するための光学系が備えられている。固定
テーブル2の上には門形フレーム7が架設されており、
このフレーム7の上面に並設された一対のガイドレール
8に、前記露光ヘッド6が摺動自在に搭載されている。 露光ヘッド6は、これに螺合されたボールネジ9をX軸
駆動モータ10で駆動することによって、X軸方向に移
動するように構成されている。
【0028】なお、本発明において、感光材料が載置さ
れるテーブルと露光ヘッドとは、相対的にX軸,Y軸に
沿って移動可能であればよいので、露光ヘッドを固定し
、前記テーブルをX軸およびY軸に沿って移動可能に構
成してもよい。また、その逆に、前記テーブルを固定し
、露光ヘッドをX軸およびY軸に沿って移動可能に構成
してもよい。また、感光材料は必ずしもテーブル上に載
置される必要はなく、回転シリンダに貼着し、前記シリ
ンダを回転駆動することによって主走査送りし、露光ヘ
ッドをシリンダの回転軸に沿って移動させることによっ
て副走査送りするように構成してもよい。
【0029】次に、図14を参照して本実施例装置の光
学走査系の構成を説明する。図中、符号11は複数本(
本実施例ではL+1本)のレーザビームLBを照射する
半導体レーザである。この半導体レーザ11は、後述す
る画像処理部20から与えられた出力データに基づき、
光ビーム変調手段としてのレーザ駆動部12によって各
チャンネルごとにレーザビームLBがON/OFFされ
る。符号13は、半導体レーザ11から照射されたレー
ザビームLBを主走査もしくは逆主走査方向に偏向する
ためのポリゴンミラーである。このポリゴンミラー13
はモータ14に連結され、図示しない操作部から正逆回
転制御信号がモータ駆動部15に与えられることにより
、正逆に回転駆動される。ポリゴンミラー13によって
反射されたレーザビームLBは、fθレンズ16等の光
学系を介して可動テーブル1上の感光材料Pに照射され
る。レーザビームLBによる走査と、画像処理部20に
よるデータ処理との同期をとるため、各主走査ごとにレ
ーザビームLBを検出するための同期センサ17が前記
光学系に付設され、また、モータ14にクロックパルス
を生成するパルス発生器18が連結され、各々の出力信
号が画像処理部20に与えられる。
【0030】なお、本発明に適用される光学走査系は上
述のものに限らない。例えば、レーサ光源としてガスレ
ーザを使用する場合は、レーザ光源から照射されたレー
ザビームLBをON/OFF変調するために音響光学変
調器(AOM)のような光ビーム変調手段が使用される
。また、レーザビームLBを主走査もしくは逆主走査方
向に偏向するための手段としては、ガルバノミラーや音
響光学偏向器を使用することも可能である。
【0031】次に、図15を参照して上述した画像処理
部20の構成を説明する。図中、符号21は、図示しな
いラスターイメージプロセッサ(RIP)から、ビット
マップに展開された1ページ分の原板パターンの画像デ
ータを与えられる第1の記憶手段としての画像メモリで
ある。この画像メモリ21は、図1において説明した画
像メモリと同様に、『0』から『M』までの行アドレス
と『0』から『N』までの列アドレスをもち、各アドレ
スにはL+1ビットを1単位とした画像データ(ワード
)が記憶されるようになっている。
【0032】画像メモリ21に対してアドレス指定を行
うために、3つのカウンタ22a,22b,22cが設
けられている。カウンタ22aは列アドレスの指定、カ
ウンタ22b,22cは行アドレスの指定にかかわる。 例えば、図16に示すように、画像メモリ21のアドレ
スが『A0 』から『A15』の16ビットデータで表
されるとすると、カウンタ22aは『A0 』から『A
7 』を指定することによって列アドレスを特定し、カ
ウンタ22bおよび22cは『A8 』から『A15』
を指定することによって行アドレスを特定する。ここで
、カウンタ22bによって『A8 』から『A10』を
指定し、カウンタ22cによって『A11』から『A1
5』を指定するようにしたのは、本実施例装置が複数本
のレーザビームで同時露光記録するように構成した関係
で、画像メモリ21のワードが複数行単位(上記の例で
は、『A8 』から『A10』で指定可能な最大8行単
位)で読み取られていくからである。なお、本実施例で
は画像データの書き換えの容易性から、ワードのビット
数と同じ数であるL+1本のレーザビームで同時露光す
るようにしたので、画像メモリ21のワードはL+1行
単位で読み取られていく。
【0033】画像メモリ21から順に読み出されたワー
ド単位の画像データは、これらの画像データの行と列と
を変換する変換手段としてのシフトレジスタ群23にロ
ードされる。シフトレジスタ群23は、露光用レーザビ
ームの本数L+1と同じ数のシフトレジスタ231 〜
23L+1 から構成されている。シフトレジスタ群2
3でパラレルシリアル変換された画像データはマルチプ
レクサ24および本発明装置の第2の記憶手段としての
画像メモリ25に与えられる。画像メモリ25は、『0
』から『L』までの行アドレスと、『0』から『M』ま
での列アドレスをもち、各アドレス領域にはL+1ビッ
トを1単位とする画像データ(ワード)が記憶されるよ
うになっている。画像メモリ25は、カウンタ26aに
よって列アドレスが指定され、カウンタ26bによって
行アドレスが指定される。
【0034】上述したカウンタ22a〜22cおよびカ
ウンタ26a,26bは、リード・ライトコントローラ
27によって、初期値の設定、計数値の消去、カウント
イーネーブル制御、アップ/ダウン制御が行われる。カ
ウンタ22a〜22c、カウンタ26a,26b、およ
びリード・ライトコントローラ27は本発明装置におけ
る読み出し制御手段に相当する。
【0035】画像メモリ25から読み出されたワード単
位の画像データは、シフトレジスタ群28にロードされ
る。シフトレジスタ群28は、L+1個のシフトレジス
タ281 〜28L+1 から構成されている。
【0036】上述したシフトレジスタ群23あるいはシ
フトレジスタ群28から出力された画像データはマルチ
プレクサ24を介してラッチ回路29に与えられる。マ
ルチプレクサ24は、リード・ライトコントローラ27
によって切り換え制御される。ラッチ回路29にラッチ
されたL+1チャンネル分の画像データは、図14に示
したレーザ駆動部12に与えられる。
【0037】次に、図17を参照して本実施例装置の制
御系について説明する。図中、符号30は操作部であり
、上述した画像メモリ21および画像メモリ25の読み
出し方向や露光用レーザビームの主走査方向および副走
査方向などの指定や、感光材料の大きさ、原板パターン
の焼き付け位置などを設定するためのものである。オペ
レータが操作部30を介して入力した指定情報はCPU
31に与えられる。これにより、CPU31は、図15
に示したリード・ライトコントローラ23に焼き付け手
法の指定情報を与える。この指定情報に基づき、リード
・ライトコントローラ23は、カウンタ22a〜22c
およびカウンタ26a,26bに対して初期値の設定、
アップ/ダウンの設定を行うとともに、マルチプレクサ
24の切り換え制御などを行う。
【0038】また、CPU31は、操作部30を介して
入力された指定情報に基づき、ポリゴンミラー回転制御
部32に正逆の回転指令を与える。ポリゴンミラー回転
制御部32は、この指令に基づきモータ駆動部15を制
御することにより、図14に示したポリゴンミラー13
を正転あるいは逆転駆動する。さらに、CPU31は、
指定された焼き付け手法に応じて、図13に示した露光
ヘッド6のX軸送りの制御指令や可動テーブル1のY軸
送りの制御指令をX/Y軸送り制御部33に与える。X
/Y軸送り制御部33は、この指令に基づきX軸モータ
駆動部34およびY軸モータ駆動部35を制御すること
により、露光ヘッド6および可動テーブル1を指定され
た焼き付け手法に応じたように駆動する。
【0039】以下、本実施例装置の要部である画像処理
部20の動作を中心に説明する。まず、画像メモリ21
への画像データの書き込み動作を簡単に説明する。ラス
ターイメージプロセッサ(RIP)から画像メモリ21
へのワード単位(L+1ビット)の画像データの伝送は
、RIPとリード・ライトコントローラ27との間で入
力リクリスト(RQ)信号とアクノリッジ(ACK)信
号を使ったハンドシェイク方式によって行われる。ワー
ドが伝送されてくると、リード・ライトコントローラ2
3の制御により、前記ワードが指定のアドレス領域に書
き込まれる。なお、カウンタ22a,22b,22cと
RIPからのアドレスをマルチプレクスする回路を付加
することにより、RIPから画像メモリ21へアドレス
とデータを出力して直接画像データを書き込む構成とし
てもよい。
【0040】書き込みアドレスはカウンタ22a〜22
cをそれぞれ初期値『0』に設定した後、順にインクリ
メントしていくことによって指定される。具体的には、
カウンタ22aが『N』まで計数することによって1行
分の画像データが書き込まれる。次に、カウンタ22a
がクリアされるとともに、カウンタ22bがインクリメ
ントされ、カウンタ22aが上述と同様に『N』まで計
数されることによって2行目に画像データが書き込まれ
る。そして、カウンタ22bが『L』まで計数された段
階でカウンタ22cがインクリメントされるとともに、
カウンタ22bがクリアされる。このようにして、カウ
ンタ22aの計数値が『N』、カウンタ22bの計数値
が『L』、カウンタ22cの計数値が『(M/L)−1
』まで計数されることによって、画像メモリ21の全ア
ドレス領域に画像データが書き込まれる。
【0041】次に、画像メモリ21および画像メモリ2
5からの画像データの読み出し動作を説明する。ここで
は、図18に示すように、レーザビームの主走査方向を
左から右に、副走査方向を上から下にそれぞれ設定し、
感光材料Pに通常姿勢の原板パターンO1 ,O4 、
90度回転姿勢の原板パターンO2 ,O5 、270
度回転姿勢の原板パターンO3 ,O6 を焼き付ける
場合を例に採って説明する。
【0042】図18に示したような走査条件および原板
パターンのレイアウト条件が、オペレータによって図1
7の操作部30から入力されると、CPU31はリード
・ライトコントローラ27に対して後述するようなメモ
リ読み出し条件を設定するとともに、ポリゴンミラー回
転制御部32およびX/Y軸送り制御33に対して指定
された主走査方向および副走査方向を設定する。
【0043】画像メモリ21には通常姿勢の原板パター
ンが書き込まれているので、通常姿勢の原板パターンO
1 ,O4 を焼き付ける場合、画像メモリ21の内容
を書き込み方向と同じように左から右、上から下へ読み
出していく。ただし、本実施例ではL+1本のレーザビ
ームで同時露光するように構成しているので、画像メモ
リ21内のワードはL+1行単位で読み取られていく。 画像メモリ21の内容を上述のように読み出すために、
リード・ライトコントローラ27はマルチプレクサ24
に対してシフトレジスタ群23の入力を選択するように
設定するとともに、カウンタ22a〜22cに対して初
期値『0』およびアップカウント機能をそれぞれ設定す
る。
【0044】図14に示したパルス発生器18からのク
ロックパルスに同期して、リード・ライトコントローラ
27は、カウンタ22bを『0』から『L』へ順にイン
クリメントしていく。これにより画像メモリ21の0列
目の0行目からL行目の領域に記憶された各ワードがシ
フトレジスタ群23の各シフトレジスタ231 〜23
L+1 にロードされる。図14では図示を省略してい
るが、シフトレジスタ群23からのデータの出力は、リ
ード・ライトコントローラ27が図14に示した同期セ
ンサ17からの検出信号を与えられることにより開始さ
れる。
【0045】シフトレジスタ群23から出力されたL+
1ビットのパラレル画像データはマルチプレクサ24お
よびラッチ回路29を介して、図14に示したレーザ駆
動部12に与えられる。これによりL+1本の各レーザ
ビームがそれぞれ独立してON/OFF変調され、L+
1個の画素が同時に焼き付けられる。
【0046】シフトレジスタ群23からの画像データの
出力が終わると、カウンタ22bの計数値がクリアされ
るとともに、カウンタ22aが『0』から『1』にイン
クリメントされた後、カウンタ22bが『0』から『L
』まで計数される。これにより画像メモリ21の1列目
の0行目からL行目の領域に記憶された各ワードがシフ
トレジスタ群23にロードされ、上述と同様にしてレー
ザ駆動部12に与えられる。以下、同様にして、N列目
の0行目からL行目までの各ワードが読み出される。
【0047】0行目からL行目までの全てのワードが読
み出されると、カウンタ22a、22bの計数値がクリ
アされるとともに、カウンタ22cが『0』から『1』
にインクリメントされ、以下、上述と同様にカウンタ2
2a,22bがインクリメントされていく。これにより
、L+1行目から2L行目までの領域に記憶された各ワ
ードが読み出される。
【0048】以下、カウンタ22cの計数値が『M/L
−1』、カウンタ22aの計数値が『N』、カウンタ2
2bの計数値が『L』になるまで、各カウンタがインク
リメントされることにより、画像メモリ21に記憶され
た全てのワードが読み出されて、図18に示したような
通常姿勢の原板パターンO1 ,O4 が焼き付けられ
る。
【0049】90度回転姿勢の原板パターンO2 ,O
5 を焼き付ける場合、図12に示した走査方向とメモ
リの読み出し方向の関係から、例えば次のようにメモリ
の読み出し方向を決定する。図18の例では、主走査方
向は左から右(主走査方向■)、副走査は上から下(副
走査方向■)であるから、例えば画像メモリ21を方向
1から読み出し、画像メモリ25を方向■から読み出す
ことにより、90度回転姿勢の画像が焼き付けられる。 したがって、リード・ライトコントローラ27は、マル
チプレクサ24に対してシフトレジスタ群28からの入
力データを選択するように設定するとともに、以下のよ
うに各カウンタ22a〜22c、およびカウンタ26a
,26bの各初期値を設定する。すなわち、90度回転
姿勢の画像を焼き付ける場合には、図2の(a)に示し
た読み出し方向1のように画像メモリ21の内容を読み
出すために、各カウンタ22a〜22cに対してそれぞ
れ初期値『0』とアップカウント機能を設定する。
【0050】そして、カウンタ22bの計数値を『0』
から『L』まで順にインクリメントしていくことにより
、画像メモリ21の0列目の0行目からL行目までのL
+1個のワードを読み出す。次に、カウンタ22bをク
リアするとともに、カウンタ22cの計数値を『0』か
ら『1』にインクリメントした後、カウンタ22bの計
数値を『0』から『L』まで順にインクリメントするこ
とにより、画像メモリ21の0列目のL+1行目から2
L行目までのL+1個のワードを読み出す。以下、カウ
ンタ22cの計数値が『M/L−1』になるまで上述の
動作を繰り返すことにより、画像メモリ21の0列目の
全て(M個)のワードを読み出す。次に、カウンタ22
aの計数値を『0』から『1』にインクリメントし、上
述と同様にカウンタ22b,22cをインクリメントす
ることにより、画像メモリ21の1列目のワードをL+
1個ずつ読み出す。以下、カウンタ22aの計数値が『
N』、カウンタ22cの計数値が『M/L−1』、カウ
ンタ22bの計数値が『L』になるまで、上述の動作を
繰り返すことにより、画像メモリ21の全てのワードが
図2の(a)に示した方向に読み出される。
【0051】画像メモリ21から読み出されたL+1個
のワードはシフトレジスタ群23を介して画像メモリ2
5へパラレル出力される。画像メモリ25の書き込みア
ドレスの指定は次のように行われる。すなわち、カウン
タ26bの計数値を『0』にした状態で、カウンタ26
aの計数値を『0』から『M』まで順にインクリメント
する。これにより、シフトレジスタ群23からパラレル
出力されるL+1個のワードのMSBは画像メモリ25
の0行0列目のアドレス領域に書き込まれる。各ワード
の第2ビットは画像メモリ25の0行1列目のアドレス
領域に書き込まれ、第3ビットは0行2列目のアドレス
領域に書き込まれる。最終的に、各ワードのLSBが画
像メモリ25の0行L列目のアドレス領域に書き込まれ
ると、次のL+1個のワードがシフトレジスタ群23か
ら画像メモリ25へパラレル出力され、同様に0行目に
書き進められる。以下、同様にして画像メモリ21の0
列目にあるM+1個のワードが画像メモリ25の0行目
に書き込まれる。画像メモリ25の0行目の書き込みが
終わると、カウンタ26の計数値を『0』から『1』に
インクリメントして、画像メモリ21の1列目にあるM
+1個のワードを画像メモリ25の1行目に書き込む。 以下、同様にして画像メモリ21の0列目からL列目の
ワードが、画像メモリ25の0行目からL行目に書き込
まれる(図3参照、ただし、本実施例では画像メモリ2
5の行アドレスは0からLまでである)。画像メモリ2
5への書き込まれた原板パターンの姿勢は、図7の(b
)に示したとおりである。
【0052】このようにして行と列を変換して書き込ま
れた画像メモリ25の画像データを右から左方向(読み
出し方向■)へ読み出していくために、リード・ライト
コントローラ27は、カウンタ26aに初期値『M』と
ダウンカウント機能を設定し、カウンタ26bに初期値
『0』とアップカウント機能を設定する。
【0053】そして、カウンタ26bを『0』から『L
』まで順にインクリメントして画像メモリ25のM列目
のL+1個のワードを順に読み出し、次にカウンタ26
bをクリアするとともに、カウンタ26aを『M』から
『M−1』にデクリメントしてM−1列目のワードを読
み出し、以下、順に左方向へワードを読み出していく。 画像メモリ25から読み出されたL+1個ずつのワード
はシフトレジスタ群28にロードされる。シフトレジス
タ群28にロードされた各ワードはLSBから順にパラ
レル出力され、マルチプレクサ24およびラッチ回路2
9を介して、図14に示したレーザ駆動部12に与えら
れる。
【0054】画像メモリ25内の全てのワードが読み出
されると、次の(L+1)×(M+1)個のワードがシ
フトレジスタ群23から画像メモリ25に書き込まれ、
上述と同様に読み出されてレーザ駆動部12に与えられ
る。以下、同様に画像メモリ21内の全てのワードが画
像メモリ25に書き換えられて読み出されることにより
、90度回転姿勢の画像が焼き付けられる(図8(a)
,(b)参照)。
【0055】270度回転姿勢の原板パターンO3 ,
O6 を焼き付ける場合、図12に示した走査方向とメ
モリの読み出し方向の関係から、例えば画像メモリ21
を方向2から読み出し、画像メモリ25を方向■から読
み出すことにより、270度回転姿勢の画像が焼き付け
られる。
【0056】リード・ライトコントローラ27は、マル
チプレクサ24に対してシフトレジスタ群28からの入
力データを選択するように設定するとともに、以下のよ
うに各カウンタ22a〜22c、およびカウンタ26a
,26bの各初期値を設定する。すなわち、270度回
転姿勢の画像を焼き付ける場合には、図2の(b)に示
した読み出し方向2のように画像メモリ21の内容を読
み出すために、カウンタ22aに初期値『N』とダウン
カウント機能を設定し、カウンタ22b,22cに対し
てそれぞれ初期値『0』とアップカウント機能を設定す
る。
【0057】そして、カウンタ22bの計数値を『0』
から『L』まで順にインクリメントしていき、その計数
値が『L』になったところでカウンタ22bをクリアす
るとともに、カウンタ22cの計数値をインクリメント
する。この動作をカウンタ22cの計数値が『M/L−
1』まで繰り返すことにより、画像メモリ21のN列目
のワードをL+1個ずつ読み出す。カウンタ22cの計
数値が『M/L−』、カウンタ22bの計数値が『L』
になると、これらのカウンタ22c,22bをクリアす
るとともに、カウンタ22aをデクリメントして次の列
のワードを読み出す。以下、カウンタ22aの計数値が
『0』、カウンタ22cの計数値が『M/L−1』、カ
ウンタ22bの計数値が『L』になるまで上述の動作を
繰り返すことにより、画像メモリ21の全てのワードが
図2の(b)に示した方向に読み出される。
【0058】画像メモリ25への書き込み動作は、90
度回転姿勢を焼き付ける場合と同様であるからここでの
説明は省略する。画像メモリ25への書き込まれた原板
パターンの姿勢は、図7の(c)に示したとおりである
【0059】画像メモリ25に書き込まれた画像データ
を左から右方向(読み出し方向■)へ読み出していくた
めに、リード・ライトコントローラ27は、カウンタ2
6a,26bにそれぞれ初期値『0』とアップカウント
機能を設定する。
【0060】そして、カウンタ26bを『0』から『L
』まで順にインクリメントして画像メモリ25の0列目
のL+1個のワードを上から順に読み出し、次にカウン
タ26bをクリアするとともに、カウンタ26aを『0
』から『1』にインクリメントして1列目のワードを読
み出し、以下、順に右方向へワードを読み出していく。 画像メモリ25から読み出されたL+1個ずつのワード
はシフトレジスタ群28にロードされる。シフトレジス
タ群28にロードされた各ワードはMSBから順にパラ
レル出力され、マルチプレクサ24およびラッチ回路2
9を介して、図14に示したレーザ駆動部12に与えら
れる。
【0061】画像メモリ25内の全てのワードが読み出
されると、次の(L+1)×(M+1)個のワードがシ
フトレジスタ群23から画像メモリ25に書き込まれ、
上述と同様に読み出されてレーザ駆動部12に与えられ
る。以下、同様に画像メモリ21内の全てのワードが画
像メモリ25に書き換えられて読み出されることにより
、270度回転姿勢の画像が焼き付けられる(図9(a
),(c)参照)。
【0062】なお、上述の実施例では、複数本(L+1
本)のレーザビームを使用して同時露光した関係で、『
0』から『L』までの行アドレスをもつ画像メモリ25
を使用したが、1本のレーザビームで露光する場合には
画像メモリ25の行アドレスは1行分で足りる。
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、原板パターンの画像データを記憶した第1の
記憶手段からの画像データの読み出し方向と、第1の記
憶手段から読み出された画像データを行と列を変換して
書き込まれる第2の記憶手段からの画像データの読み出
し方向とを、露光用光ビームの主走査方向および副走査
方向との関連で制御することにより、原板パターンを9
0度の回転姿勢あるいは270度の回転姿勢で焼き付け
るようにしているので、従来例のように原板パターンを
90度あるいは270度回転させるための特別な演算処
理が不要であり、それだけ90度あるいは270度の回
転画像を迅速に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の画像メモリに記憶されたデータ構成を示
した模式図である。
【図2】第1の画像メモリからの画像データの読み出し
方向の説明図である。
【図3】第2の画像メモリに記憶されたデータ構成を示
した模式図である。
【図4】第2の画像メモリに記憶されたデータ構成を示
した模式図である。
【図5】第2の画像メモリに記憶されたデータ構成を示
した模式図である。
【図6】第2の画像メモリに記憶されたデータ構成を示
した模式図である。
【図7】第2の画像メモリに記憶された原板パターンの
姿勢を示した図である。
【図8】第2の画像メモリからの画像データの読み出し
方向と走査方向との関連で決まる焼き付け画像の姿勢を
説明した図である。
【図9】第2の画像メモリからの画像データの読み出し
方向と走査方向との関連で決まる焼き付け画像の姿勢を
説明した図である。
【図10】第2の画像メモリからの画像データの読み出
し方向と走査方向との関連で決まる焼き付け画像の姿勢
を説明した図である。
【図11】第2の画像メモリからの画像データの読み出
し方向と走査方向との関連で決まる焼き付け画像の姿勢
を説明した図である。
【図12】第1の画像メモリおよび第2の画像メモリか
らの読み出し方向と主走査方向および副走査方向との関
連で決まる焼き付け画像の姿勢をまとめて示した図であ
る。
【図13】実施例装置の概略構成を示した斜視図である
【図14】実施例装置の光学走査系の概略構成を示した
図である。
【図15】実施例装置に備えられた画像処理部の概略構
成を示したブロック図である。
【図16】第1の画像メモリのアドレスの説明図である
【図17】実施例装置の制御系の概略構成を示したブロ
ック図である。
【図18】実施例装置の殖版動作の一例を示した図であ
る。
【図19】従来例の説明に供する図である。
【符号の説明】
1…可動テーブル 6…露光ヘッド 20…画像処理部 21,25…画像メモリ 22a,22b,22c,26a,26b…カウンタ2
3,28…シフトレジスタ群 24…マルチプレクサ 27…リード・ライトコントローラ 29…ラッチ回路 30…操作部 31…CPU

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  感光材料上に走査露光方式で原板パタ
    ーンを多面焼き付けする殖版式画像記録方法において、
    前記原板パターンの画像データを記憶した第1の記憶手
    段からの画像データの読み出し方向と、前記第1の記憶
    手段から読み出された画像データを行と列を変換して書
    き込まれる第2の記憶手段からの画像データの読み出し
    方向と、前記第2の記憶手段から読み出された画像デー
    タに基づきON/OFF変調される露光用光ビームの主
    走査方向および副走査方向との関連で、90度の回転画
    像と270度の回転画像とを選択的に焼き付けることを
    特徴とする殖版式画像記録方法。
  2. 【請求項2】  感光材料上に走査露光方式で原板パタ
    ーンを90度の回転姿勢あるいは270度の回転姿勢を
    含む形態で多面焼き付けする殖版式画像記録装置であっ
    て、前記原板パターンのビットマップ画像データを記憶
    する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段から読み出
    された画像データの行と列とを変換する変換手段と、前
    記変換手段によって行と列とを変換された画像データを
    記憶する第2の記憶手段と、前記第1の記憶手段および
    第2の記憶手段からの画像データの読み出し方向を、露
    光用光ビームの主走査方向および副走査方向との関連で
    制御する読み出し制御手段と、前記第2の記憶手段から
    読み出された画像データに基づいて露光用光ビームをO
    N/OFF変調する光ビーム変調手段と、を備えたこと
    を特徴とする殖版式画像記録装置。
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