JPH04371846A - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド

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JPH04371846A
JPH04371846A JP17448991A JP17448991A JPH04371846A JP H04371846 A JPH04371846 A JP H04371846A JP 17448991 A JP17448991 A JP 17448991A JP 17448991 A JP17448991 A JP 17448991A JP H04371846 A JPH04371846 A JP H04371846A
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JP
Japan
Prior art keywords
thin layer
driving
upper plate
inkjet head
piezoelectric body
Prior art date
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Pending
Application number
JP17448991A
Other languages
English (en)
Inventor
Minoru Ameyama
飴山 実
Kenichi Ichikawa
憲一 市川
Osamu Naruse
修 成瀬
Yasuji Sekikawa
関川 保二
Toshikazu Hirakawa
利和 平川
Yuichiro Ishii
雄一郎 石井
Itaru Otsuka
大塚 到
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP17448991A priority Critical patent/JPH04371846A/ja
Publication of JPH04371846A publication Critical patent/JPH04371846A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、オンデマンド型のインクジェッ
トヘッドに関し、より詳細には、プリンター、ファクシ
ミリ、複写機等各種記録装置の記録部に適用されるもの
で多数のノズルを有するマルチヘッドの構造に関するも
のである。
【0002】
【従来技術】記録液滴を必要時のみ吐出するために圧電
素子を備えた記録ヘッドに電気信号を印加して圧力波に
変換し、該圧力波により液滴噴射するという液滴吐出圧
力制御方式のオンデマンド型インクジェット記録方式は
、電気信号に応じた圧力パルスを発生するので駆動回路
も簡易で、構造を単純であるという長所がある。該イン
クジェット記録方式の本発明の係る技術として、本出願
人が先に提案した特願平2−92744号の「インクジ
ェットヘッド」がある。
【0003】図4(a),(b)および図5は、従来の
インクジェットヘッドを説明するための図で、図4(a
),(b)は直接接合方法によるインクジェットヘッド
、図5は間接接合方法によるインクジェットヘッドであ
り、図中、31は圧電体、32はスリット、33は駆動
部、35は上板、36は溝(加圧液室38)、37は隔
壁部、39aは共通電極、39bは個別電極、40は弾
性体(充填剤)、41は接着剤、42は薄膜、43は弾
性体層である。
【0004】図4(a)において、圧電体31には複数
の平行なスリット32が設けられて、凸部が形成され、
該凸部は駆動部33と非駆動部34とを交互に配置され
る。該圧電体31は前記駆動部33に対応して設けられ
た溝36を有する上板35と接合される。接合の方法は
、図4(a)に図示した圧電体31の非駆動部34の端
面と、上板35の溝36を区画する隔壁部37の端面と
で、接着剤41により接合する直接接合方法と、図5に
図示した薄膜42を介して接着剤41で接合する間接合
方法とがある。
【0005】図4(a),(b)に示す直接接合方法で
は、共通電極39aと固定電極39bとの絶縁が低下し
ないように、また駆動部33の補強のために弾性体40
が充填されている。弾性体40は充填性がよく駆動部3
3を駆動したとき駆動部33の変位が上板35の隔壁部
37を持上げないように低ヤング率の絶縁材が使用され
る。
【0006】しかし、上記の如く弾性体40は充填性を
良くするために低粘度のものが選ばれている。一方、圧
電体31はミクロ的にはポーラス(多孔質)状であるた
めに、微小な空孔を有し、弾性体40は、図4(b)に
図示するように圧電体31内の空孔に浸透する。この結
果、上板35と、圧電体31との接合表面に弾性体層4
3を形成する。このために上板35と圧電体31との結
合力が低下し、効率の低下および相互干渉の増大となる
【0007】また、図5に示す間接接合方法では、圧電
体31と上板35とを薄膜42を介して接合し、該薄膜
42により、インクがスリット32に流入することを防
いでいる。従って共通電極39aと個別電極39bとの
絶縁が低下することはなく、また薄膜42は、駆動部3
3と非駆動部34との端面間で接合されるので補強の作
用をもっているので、スリット32内には弾性剤を注入
していない。
【0008】しかし、図示の如く、薄膜42の両面には
接着剤41の層が存在し、接合面の外にはみ出している
。この、はみ出した接着剤41の層により薄膜42の実
質的な膜厚は増加したこととなり、薄膜の効果が半減す
る。すなわち、圧電体31の駆動部33が厚み方向に変
位すると、剛性を増した薄膜42は上板35を変形させ
ることとなる。この結果、体積減小率が低下する。すな
わち、効率が低下し、相互干渉の増大をまねく。
【0009】
【目的】本発明は、上述のごとき問題点に鑑みてなされ
たもので、圧電体がポーラスであるため、圧電体と上板
との接着面にスリット充填のための弾性剤が浸透し、弾
性剤層を形成するのを防ぎ、駆動効率の低下を生ずるこ
とがなく、相互干渉が増大しないインクジェットヘッド
を提供することを目的とするものである。
【0010】
【構成】本発明は、上記目的を達成するために、(1)
複数の平行なスリット2を設け、該スリットにより形成
される凸部を、交互に駆動部3と非駆動部4となるよう
に配置し、前記スリット2内に弾性体10を充填した圧
電体1と、前記駆動部3と対応し隔壁部7により区画さ
れた溝6を有する上板5から成り、前記上板5の隔壁部
7と前記圧電体1の非駆動部4とで接合して加圧液室8
を形成し、前記駆動部3を駆動することにより、加圧液
室8の面に垂直な方向の変位を生じさせ、加圧液室8と
連通したノズル9より液滴を噴射させるインクジェット
ヘッド記録装置において、少なくとも前記非駆動部4の
表面に前記弾性体10以外の材質からなる薄層12を設
けたこと、(2)前記(1)において、前記隔壁部7と
前記非駆動部4とを接着剤で接合し、前記非駆動部4の
表面に設けた薄層12の材質を前記接着剤と同材質とし
たこと、(3)前記(1)において、前記薄層12の材
質を上板5と同材質としたことを特徴とするものである
。以下、本発明のインクジェットヘッドの一実施例に基
づいて説明する。
【0011】まず、図3に基づいて、ヘッド部の全体構
成を説明する。図3は、本発明によるインクジェットヘ
ッドの斜視外観を示す図で、図中11は基板、12は圧
電素子(PZT)、13は上板(流路板)、14は共通
液室、15はインク供給パイプ、16はノズルプレート
、17は銅線、18はリード線、19は電極、20は接
地用リード線、21は配線プレートである。圧電素子1
2を挾むように上板13と基板11を配設し、長手方向
にノズルプレート16、共通液室14を具備させて構成
される。
【0012】図1(a),(b),(c)は、本発明に
よるインクジェットヘッドの一実施例を説明するための
図で、圧電体表面に薄層を設けた後に溝加工を行ない弾
性体を充填したもので、図(a),図(b),図(c)
は、製造の工程を順に説明するための図で、図(c)は
、図3におけるII部の拡大図である。図中、1は圧電
体、2はスリット、3は駆動部、4は非駆動部、5は上
板、6は溝(加圧液室(8))、7は隔壁部、9aは共
通電極、9bは個別電極、10は弾性体、11は接着剤
、12は薄層である。
【0013】図1(a)は、圧電体1(図示の例では共
通電極9aと個別電極9bとを有する積層圧電体)の上
面、すなわち、上板5との接合面に予め薄層12を設け
る。薄層12は弾性体10以外の材質であり、しかもポ
ーラス(多孔質)ではなく圧電体1及び上板5との接着
力の高い材質が選ばれる。例えば、上板5がガラスであ
れば、上板5に前記ガラスと同質のガラスの薄板を接着
して薄層12を形成する。この場合のガラスは、膨張係
数が圧電体1と等しいか近似したものが好ましい。また
、上板5が樹脂であれば、薄層12は、前記樹脂又は該
樹脂と接合性のよい樹脂を溶剤で溶かしたものを塗布し
て塗布後、溶剤を揮発して形成する。または、樹脂フィ
ルムを直接接着される。更にまた、上板5とを接着する
接着剤11そのものを塗布して固着させる。
【0014】図1(b)は、図1(a)に図示した薄層
12を設けた後にスリット2の溝加工を施し、該スリッ
ト2内に弾性体2を充填したもので、弾性体2は駆動部
3を駆動したときに該駆動変位が非駆動部4に及ぼす影
響を小さくするためにヤング率の小さい材質で、且つ共
通電極9a、固定電極9b間を絶縁するための絶縁性の
高い材質が選ばれる。
【0015】図1(c)は、スリット2の溝加工を施し
た図1(b)の圧電体1に上板5を接合したインクジェ
ットヘッドの断面を示す図で、圧電体1の非駆動部4と
上板5の隔壁部7の端面において薄層12を介して接合
される。
【0016】図2(a),(b)は、本発明のインクジ
ェットヘッドの圧電体1にスリットを設けた後、圧電体
全面に薄層を形成した後に弾性体を充填した例を説明す
るための図で、図2(a)は、圧電体にスリットの溝加
工を施した後に薄層を設けた図、図2(b)は薄層を設
けたスリット内に弾性体を注入した図で、図中、図1と
同じ作用をする部分には等しい符号を付している。
【0017】図示において、まず、圧電体1にスリット
2の溝加工を施し、その後、弾性体10以外の材料で、
ポーラスでなく、圧電体1および上板5との接着力の高
い材質の薄層12が固着形成される。薄層12は図1(
a)の場合と同様であるので、その説明は省略するが、
絶縁体であることが必要で、圧電体1とスリット2の表
面に薄層12を形成した後に、図2(b)に図示するよ
うに、弾性体10を注入し、注入が完了したら薄層12
を介して図1(c)と同様に上板5を接合する。
【0018】
【効果】以上の説明から明らかなように、本発明の適用
される従来のインクジェットヘッドは、スリット内に弾
性体を注入し、圧電体は駆動部に印加する駆動信号に応
じて変形しやすく、その変形が、他の部分、特に上板に
伝わらないようにしながら集積度の向上を図っていた。 しかし、この弾性体は、圧電体の非駆動部の表面に弾性
体薄層を形成し、上板の隔壁との接着力を低下させ上板
変形をもたらした。これは、効率の低下と、相互干渉の
増大をもたらしたが、本発明のインクジェットヘッドに
よれば、下記の効果がある。 (1)請求項1に対応する効果;圧電体表面に予め弾性
体以外の材質の薄層を設けて、該薄層を介して上板を接
合したので容易に上板材質にあわせた薄層を圧電体表面
に形成することができる。この結果、圧電体と上板との
結合力が増し、相互干渉の小さい設計通りの特性をもっ
た高集積度のインクジェットヘッドが提供できる。 (2)請求項2に対応する効果;薄層を接着剤と同材質
としたので薄層の厚さを薄くすることにより接着剤層の
拡がりがなく、効率よく相互干渉を小さくすることがで
きる。 (3)請求項3に対応する効果;上板と薄層が同材質で
あるから薄層の厚さを選択することにより接着層が拡が
り相互干渉を増加させることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】  本発明によるインクジェットヘッドの一実
施例を説明するための図である。
【図2】  本発明のインクジェットヘッドの圧電体1
にスリットを設けた後、圧電体全面に薄層を形成した後
に弾性体を充填した例を説明するための図である。
【図3】  本発明によるインクジェットヘッドの斜視
外観を示す図である。
【図4】  従来のインクジェットヘッドを説明するた
めの図である。
【図5】  従来のインクジェットヘッドを説明するた
めの図である。
【符号の説明】
1…圧電体、2…スリット、3…駆動部、4…非駆動部
、5…上板、6…溝(加圧液室(8))、7…隔壁部、
9a…共通電極、9b…個別電極、10…弾性体、11
…接着剤、12…薄層。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  複数の平行なスリットを設け、該スリ
    ットにより形成される凸部を、交互に駆動部と非駆動部
    となるように配置し、前記スリット内に弾性体を充填し
    た圧電体と、前記駆動部と対応し隔壁部により区画され
    た溝を有する上板とから成り、前記上板の隔壁部と前記
    圧電体の非駆動部とで接合して加圧液室を形成し、前記
    駆動部を駆動することにより、加圧液室の面に垂直な方
    向の変位を生じさせ、加圧液室と連通したノズルより液
    滴を噴射させるインクジェットヘッド記録装置において
    、少なくとも前記非駆動部の表面に前記弾性体以外の材
    質からなる薄層を設けたことを特徴とするインクジェッ
    トヘッド。
  2. 【請求項2】  前記隔壁部と前記非駆動部とを接着剤
    で接合し、前記非駆動部の表面に設けた薄層の材質を前
    記接着剤と同材質としたことを特徴とする請求項1記載
    のインクジェットヘッド。
  3. 【請求項3】  前記薄層の材質を上板と同材質とした
    ことを特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッド
JP17448991A 1991-06-19 1991-06-19 インクジェットヘッド Pending JPH04371846A (ja)

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JP17448991A JPH04371846A (ja) 1991-06-19 1991-06-19 インクジェットヘッド

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JP17448991A JPH04371846A (ja) 1991-06-19 1991-06-19 インクジェットヘッド

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0819525A1 (en) * 1996-07-18 1998-01-21 Océ-Technologies B.V. Ink jet nozzle head with multiple block structure
EP0819527A1 (en) * 1996-07-18 1998-01-21 Océ-Technologies B.V. Ink jet nozzle head with multiple block structure
JPH10202862A (ja) * 1997-01-27 1998-08-04 Minolta Co Ltd インクジェット記録ヘッド
US7537321B2 (en) 2003-10-28 2009-05-26 Fujifilm Corporation Droplet discharge head and manufacturing method thereof

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EP0819527A1 (en) * 1996-07-18 1998-01-21 Océ-Technologies B.V. Ink jet nozzle head with multiple block structure
JPH10202862A (ja) * 1997-01-27 1998-08-04 Minolta Co Ltd インクジェット記録ヘッド
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