JPH04371573A - 活性化ガス発生装置 - Google Patents

活性化ガス発生装置

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Publication number
JPH04371573A
JPH04371573A JP14516191A JP14516191A JPH04371573A JP H04371573 A JPH04371573 A JP H04371573A JP 14516191 A JP14516191 A JP 14516191A JP 14516191 A JP14516191 A JP 14516191A JP H04371573 A JPH04371573 A JP H04371573A
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JP
Japan
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discharge
activated
activated gas
gas
nozzle
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Pending
Application number
JP14516191A
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English (en)
Inventor
Shinichi Inoue
晋一 井上
Kenichiro Yamanishi
山西 健一郎
Masaaki Tanaka
正明 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、基板上に化合物薄膜
を形成する薄膜形成装置などにおいて、蒸発材料を効率
よく反応させる活性化された反応ガスを発生させるのに
利用する活性化ガス発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は特開平01ー139758号公報
に示された、従来の活性化ガス発生装置を利用した薄膜
形成装置を模式的に示す構成図であり、図5は従来の活
性化ガス発生装置を示す部分構成図である。図において
1は真空槽10内を所定の真空度に保持する真空排気装
置、2は酸素ガスが充満されているガスボンベ、3は反
応ガスを真空槽10に導入するためのリークバルブ、4
はノズル18を有する密閉型るつぼで、中に基板9に蒸
着すべき蒸着物質11が装填されている。5はるつぼ加
熱用フィラメント、6はイオン化用フィラメントであり
、2000℃位に熱せられ、ここから放出される電子1
2はグリッド7により加速され、物質蒸気のクラスタ1
4を衝撃し、その一部をイオン化する。8はイオン化さ
れたクラスタイオン13を加速し、イオン化されていな
い中性クラスタ14と共に基板9に衝突させる加速電極
、15a及び15bは熱シールド板である。なお16は
基板に蒸着すべき蒸着物質の蒸気を真空槽10内に噴出
して、蒸着物質11のクラスタを発生する蒸気発生源で
、上記密閉型るつぼ4及びるつぼ加熱用フィラメント5
よりなる。17はクラスタをイオン化するイオン化手段
で、イオン化用フィラメント6及びグリッド7よりなる
。上記蒸気発生源16、イオン化手段17及び加速電極
8よりなる蒸発源は複数個あり(図では省略)、各々の
るつぼ4内にはイットリウム、バリウム、及び銅が装填
されている。19は真空槽10内に設けられ、蒸着物質
11の蒸着時に、基板にむけて、酸素ガスを無声放電に
よって原子状酸素等の活性化ガスとしてノズル20を通
じて噴射する活性化ガス発生装置である。21は放電管
、22a、22b(総称するときは22)は無声放電の
放電電極、23はピラニ真空計である。
【0003】次に動作について説明する。真空排気装置
1により真空槽10内が10ー6Torr台の真空度に
なるまで排気する一方で、活性化ガス発生装置19の放
電管21内に酸素ガスを導入し、ピラニ真空計23の計
測により、放電管21の圧力が1〜2Torrとなるよ
うに調節する。その後、放電電極22に高周波電圧を印
加することにより放電管21内に無声放電が生じ、この
放電により酸素ガスは活性化され、オゾン(O3 )、
原子状酸素(O)及びイオン(O2+)等の活性種が発
生する。活性化された酸素ガス24はノズル20を通じ
て基板9に向けて噴射される。一方、真空槽10内に固
定されたるつぼ4から噴射される蒸着物質11のクラス
タ14をイオン化用フィラメント6から放出される電子
12によって部分的にイオン化してクラスタイオン13
とし、さらに電界によって加速して、イオン化されてい
ない中性クラスタ14と共に基板9上へ衝突させると、
基板9付近では蒸着物質のクラスタ13及び14と、活
性化酸素ガス24との反応が進行して、反応生成物であ
る酸化物(ここでは酸化物超電導薄膜)が基板9上に薄
膜として形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の活性化ガス発生
装置は以上のように構成されているので、ステンレス鋼
などの金属材料をノズル側電極22aに用いれば、電極
がノズルに接近しているため、放電面の材料がスパッタ
リングによって気相中へたたき出され、上記不純物25
は活性化ガスと共にノズル20を通って基板9へ向けて
噴出され、その結果基板9上に形成される薄膜の中へ不
純物として混入し、薄膜の特性を低下させるという問題
があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、不純物25の発生を抑制しつつ
、高濃度活性種を含む活性化ガスの発生を実現すること
ができる活性化ガス発生装置を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る活性化ガ
ス発生装置は、ノズル近傍の放電面を低スパッタリング
率材料である酸化物ないし窒化物で構成したものである
【0007】
【作用】この発明における活性化ガス発生装置は、ノズ
ル近傍の放電面の材料を低スパッタリング率材料である
石英、アルミナ、窒化ケイ素等の酸化物ないし窒化物に
より構成することにより、放電空間からの電子、イオン
の入射に対するスパッタリングを抑制し、そのため、不
純物を発生を抑制しつつ高濃度の活性種を含む活性化ガ
スを発生することを可能にする。
【0008】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1において、19aは酸素ガスを無声放電によ
って原子状酸素等の活性種を含む活性化ガスとしてノズ
ル20を通じて噴射する活性化ガス発生装置である。2
1は放電管、22a、22b(総称するときは22)は
無声放電の放電電極である。また、放電面26は低スパ
ッタリング率材料である石英、アルミナ、窒化ケイ素等
の酸化物ないし窒化物により構成されている。
【0009】次に動作について説明する。まず、放電管
21内に酸素ガスを導入し、放電電極22に高周波電圧
を印加することにより放電管21内に無声放電が生じ、
この放電により酸素分子は活性化され、オゾン(O3 
)、原子状酸素(O)及びイオン(O2+)等の活性種
が発生する。活性化された酸素ガス24はノズル20を
通じて噴射される。この発明では、放電空間の電子、イ
オンが放電面26に入射際にも、スパッタリング率が低
いため、気相中へのノズル材料の放出量が抑制される。 従来の技術の項に示した成膜装置にこの発明による活性
化ガス発生装置(放電面材料に二酸化ケイ素を使用)を
適用して形成された薄膜の組成分析を行った結果を表1
に示す。
【0010】
【表1】
【0011】その結果、従来の活性化ガス発生装置(電
極にステンレス鋼を使用)を用いた場合には、電極の構
成元素である鉄、クロム、ニッケルが検出されたのに対
して、この発明において放電面に二酸化ケイ素を使用し
た場合には構成元素であるケイ素は検出されておらず、
しかもこの薄膜が超電導特性を示した。このため、この
発明によって不純物の発生を抑制でき、高純度が要求さ
れる薄膜形成や有機物の分解除去プロセスに適用可能な
高機能の活性化ガス発生装置を実現することができる。
【0012】実施例2.また、図2に示すように、放電
管と放電面を一体化した低スパッタリング材料である酸
化物ないし窒化物からなる放電管21aを用いても同様
の効果が得られる。
【0013】実施例3.また、上記放電面はその表面が
低スパッタリング材料である酸化物ないし窒化物であれ
ばよく、図3に示すように、ノズルと電極を兼ねた電極
22aの放電管側の面あるいは全面を低スパッタリング
材料である酸化物ないし窒化物によるコーティング層2
7で覆ったものでも同様の効果が得られる。このとき電
極22aとコーティング層27との間に1層ないし複数
層の中間層を設けてもよい。
【0014】実施例4.また、上記実施例では反応ガス
は酸素であったが、他のガスであってもよい。
【0015】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、ノズル
近傍の放電面を低スパッタリング率材料である石英、ア
ルミナ、窒化ケイ素等の酸化物ないし窒化物により構成
したので、放電空間からの電子、イオンの入射に対して
も放電面材料がスパッタされて気相中に放出されるのを
防ぐことができ、そのため、不純物を発生することなく
高濃度の活性化ガスを発生することを可能にする。従っ
て、高純度が要求される薄膜形成や有機物の分解除去プ
ロセスに適用が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による活性化ガス発生装置
を示す部分構成図である。
【図2】この発明の他の実施例を示す活性化ガス発生装
置を示す部分構成図である。
【図3】この発明のさらに他の実施例を示す活性化ガス
発生装置を示す部分構成図である。
【図4】従来の活性化ガス発生装置を利用した薄膜形成
装置を示す構成図である。
【図5】従来の活性化ガス発生装置を示す部品構成図で
ある。
【符号の説明】
19a  活性化ガス発生装置 21  放電管 22a,22b  放電電極 26  放電面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズル近傍を放電面とする活性化ガス発生
    装置において、放電面の材料が酸化物ないし窒化物であ
    ることを特徴とする活性化ガス発生装置。
JP14516191A 1991-06-18 1991-06-18 活性化ガス発生装置 Pending JPH04371573A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14516191A JPH04371573A (ja) 1991-06-18 1991-06-18 活性化ガス発生装置

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JP14516191A JPH04371573A (ja) 1991-06-18 1991-06-18 活性化ガス発生装置

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JPH04371573A true JPH04371573A (ja) 1992-12-24

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ID=15378841

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JP14516191A Pending JPH04371573A (ja) 1991-06-18 1991-06-18 活性化ガス発生装置

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