JPS63213338A - 化合物薄膜形成装置 - Google Patents

化合物薄膜形成装置

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JPS63213338A
JPS63213338A JP4584287A JP4584287A JPS63213338A JP S63213338 A JPS63213338 A JP S63213338A JP 4584287 A JP4584287 A JP 4584287A JP 4584287 A JP4584287 A JP 4584287A JP S63213338 A JPS63213338 A JP S63213338A
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JP
Japan
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thin film
substrate
compound thin
reactive gas
vapors
Prior art date
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Pending
Application number
JP4584287A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Ecchu
昌夫 越中
Haruhisa Fujii
藤井 治久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、イオン及びプラズマを用いて金属蒸気と反
応性ガスとの化合物薄膜を製造する化合物薄膜形成装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図は例えば特開昭60−262963号公報に示さ
れた従来の化合物薄膜形成装置を示す断面図であり、図
において、16は反応性ガスのイオンビーム発生装置、
18は反応性ガスのイオン、19はイオンビームを集束
する静電1/ンズ系、20はイオンビームを偏向する電
極である。
次に動作について説明する。真空排気装置1により真空
容器10内が10−6 Torr台の真空度になるまで
排気した後、イオンビーム発生装置16を作動させて反
応性ガスのイオンエ8を基板9に衝突させる。一方、真
空容器10内に置かれたるつぼ4から噴射される蒸着物
質11のクラスタ状の蒸気に、イオン化用フィラメント
6より出た電子を照射することによりこれを一部イオン
化し、このイオン化したクラスタ状の蒸気13と中性の
クラスタ状の蒸気14を基板9上へ衝突させる。すると
、上記イオン18と蒸着物質11のイオン化したクラス
タ状の蒸気13及び中性のクラスタ状の蒸気14とが反
応して、基板9上に化合物薄膜が形成される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の化合物薄膜形成装置は以上のように構成されてい
るので、絶縁体の基板ないしは絶縁薄膜で覆われた基板
を用いる場合や絶縁体の化合物薄膜を形成する場合に、
イオンの照射により帯電が生じやすく、場合によっては
基板の帯電分布に基づいた膜質のむらが生じたり、基板
上の絶縁薄膜及び形成された絶縁体の化合物薄膜が薄膜
形成中に電気的特性の劣化ないしは絶縁破壊を起こして
しまったりし、またイオン照射による基板の照射損傷が
生じるなどの問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、帯電を生じることがなく、かつ基板にイオン
による照射損傷を与えることなく。
化合物薄膜を形成できる化合物薄膜形成装置を得ること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る化合物薄膜形成装置は、プラズマを生成
して反応性ガスを励起し活性化させるための放電部と、
活性化された電気的に中性の反応性ガスを基板に向けて
噴射するためのオリフィスとを設けたものである。
〔作用〕
この発明においては、放電により反応性ガスのプラズマ
を生成し、放電部内と真空容器内の圧力差を用いてオリ
フィス示ら基板に向けてプラズマ中の電気的に中性の活
性化された反応性ガスを噴出させることにより、高いエ
ネルギーを持つイオンの照射を抑制でき、絶縁体の基板
または絶縁薄膜で覆われた基板の帯電を防止できる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図において、21は高周波放電によるプラズマを生成さ
せるためのパイレックスガラスまたは石英ガラス等の絶
縁物で作られた放電容器、22は真空容器10と放電容
器21を継ぐためのオリフィス、23は放電容器21内
に高周波放電を起こすための接地電極、24は放電容器
21内に高周波放電を起こすために高周波電圧を印加す
るための高周波電極、25は放電容器21内に生成した
プラズマを集束させてプラズマ密度を上げるとともに放
電容器21の内壁とプラズマとの作用を低減させるため
の磁場発生部、26はプラズマの生成した放電容器21
内からオリフィス22を通って噴出された電気的に中性
の活性化反応性ガスである。また、27は放電容器21
.接地電極23.高周波電極24.磁場発生部25から
構成された高周波放電部である。
次に動作について説明する。例えば5i02で覆われた
St基板9上に、例えばAl2O3薄膜を形成する場合
について説明する。まず、蒸着物質であるA11lをる
つぼ4に充愼し、真空排気装置1により真空容器10内
を10−6 Torr程度の真空度にする。次いで、る
つぼ加熱用フィラメント5からの輻射熱またはこのフィ
ラメント5から放出される熱電子による電子衝撃によっ
て、るっぽ4内のA11lを加熱し蒸発させる。るっぽ
4内のA11lの蒸気圧が0.1〜10 Torr程度
になる温度(1500℃)に昇温すると、ノズル孔40
から噴出したAIM気は、るつぼ4内と真空容器10内
の圧力差により断熱膨張してクラスタと呼ばれる多数の
原子がゆるく結合した塊状原子集団となる。このクラス
タ状のA1蒸気をイオン化フィラメント6より出た電子
を照射することにより一部イオン化し、イオン化したク
ラスタ状の蒸気13と中性のクラスタ状の蒸気14を5
i02で覆われたSi基板9上に衝突させる。この時、
AI環原子数に比べてイオンの電荷量は極めて少なく、
かつ、クラスタイオンは多数の原子が集まって一価の電
荷を保有しているので、高電圧で加速しても一個の原子
の持つ実効的な運動エネルギーは照射損傷を引き起こす
ほど大きくはない。
一方、放電容器21に反応性ガス容器2よりパルプ3を
通して、反応性ガス例えばこの場合は酸素ガスを10−
1〜10−3 Torrの真空度になるように導入し、
高周波電極24に高周波電圧を印加すると、放電容器2
1内において高周波放電が生じ酸素プラズマが生成され
る。そして、真空容器10内と放電容器21内の圧力差
により、酸素プラズマにより活性化された中性の酸素ガ
ス26は、オリフィス22を通って基板9の方向に噴射
される。この際、真空容器10内の圧力を10−4〜I
Q−e Torrの範囲に保って放電容器21内の高周
波放電を起こすことは、オリフィス22の寸法及び真空
排気装置1の排気速度を選択することにより容易に実現
できる。真空容器10内の圧力を10−4〜10−6 
Torrに保つと、中性の活性化酸素ガス26は真空容
器10内のガス分子とほとんど衝突することなく基板9
に到達し、極めて効率的にAl2O3薄膜の材料として
供給される。
このようにして、5in2で覆われたSi基4反9上に
、イオン化したクラスタ状のAl蒸気13と中性のクラ
スタ状のAl蒸気14、及び中性の活性化酸素ガス26
を衝突させて、Al2O3薄。
膜を形成するので、基板9の帯電に起因した膜質のむら
の発生や、Si基板9を覆う5io2の絶縁破壊ないし
は電気的特性の劣化、形成されたAl2O3薄膜の帯電
に起因した電気特性の劣化、または高いエネルギーを持
ったイオン照射によるSi基板9の照射損傷等の問題を
生じることなしに、絶縁薄膜である5i02で覆われた
Si基板9上に、絶縁体の化合物薄膜であるAl2O3
薄膜を形成できる。また、この装置は、クラスタイオン
を用いる薄膜形成技術の持つ他の特長を損なうものでは
ない。
なお、上記実施例では活性化された電気的に中性の反応
性ガスのみを用いる場合について示したが、第2図に示
すように、高周波放電部27とオリフィス22に加えて
ガスイオン加速電極28を設けて、高周波放電部27の
プラズマから基板9における帯電に起因した問題を生じ
ない範囲の少量のイオン29を引き出し加速して、これ
を合せて用いるようにしてもよい。
また、上記実施例では反応性プラズマを生成するために
高周波放電を用いたが、これはマイクロ波放電を用いて
もよい。
さらに、上記実施例では反応性ガスとして酸素ガスを用
いた場合を示したが、いうまでもなく、これはN2.N
H3,ヒドラジン蒸気、N2.エチレン等の反応性ガス
を用いる場合であってもよく、上記実施例と同様の効果
を奏する。また、A1蒸気に関しても、他の材料の蒸気
を用いても同様の効果を奏することはいうまでもない。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明に係る化合物薄膜形成装置によ
れば、反応性ガスを励起し活性化させるための放電部と
、電気的に中性の活性化ガスを基板に向けて噴射するた
めのオリフィスとを設けたので、基板の帯電による膜質
のむらや基板上の絶縁薄膜または形成された絶縁体の化
合物薄膜の電気的特性の劣化、絶縁破壊を防止でき、ま
た、イオン照射による基板の照射損傷の発生を防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例による化合物薄膜形成装置
を模式的に示す概略構成図、第2図はこの発明の他の実
施例による化合物薄膜形成装置を模式的に示す概略構成
図、第3図は従来の化合物薄膜形成装置を模式的に示す
概略構成図である。 2−・反応性ガス容器、9一基板、1〇−真空容器、1
1−・蒸着物質、13−イオン化クラスタ、14−中性
クラスタ、22−オリフィス、26−・中性活性化反応
性ガス、27−高周波放電部、28・・−・加速電極、
29−・−ガスイオン。 なお、図中同一符号は、同−又は相当部分を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)真空容器内で、金属を蒸気化して該金属蒸気の一
    部をイオン化し加速して基板に照射し、該基板付近に反
    応性ガスを供給し、上記金属蒸気と上記反応性ガスとの
    反応生成物を上記基板に堆積させる化合物薄膜形成装置
    において、 放電によりプラズマを生成して上記反応性ガスを励起し
    活性化させるための放電部と、該活性化された電気的に
    中性の反応性ガスを上記基板に向けて噴射するためのオ
    リフィスとを備えたことを特徴とする化合物薄膜形成装
    置。
  2. (2)上記放電部のプラズマから少量のイオンを引き出
    し加速するためのガスイオン加速電極を備えたことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の化合物薄膜形成装
    置。
  3. (3)上記放電は高周波放電であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項または第2項記載の化合物薄膜形成
    装置。
  4. (4)上記放電はマイクロ波放電であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項または第2項記載の化合物薄膜
    形成装置。
  5. (5)上記反応性ガスは酸素ガスであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載
    の化合物薄膜形成装置。
  6. (6)上記金属はアルミニウムであることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項ないし第5項のいずれかに記載の
    化合物薄膜形成装置。
JP4584287A 1987-02-27 1987-02-27 化合物薄膜形成装置 Pending JPS63213338A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02102533A (ja) * 1988-10-12 1990-04-16 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02102533A (ja) * 1988-10-12 1990-04-16 Mitsubishi Electric Corp 半導体装置の製造方法

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