JPH04371468A - エレベータの監視装置 - Google Patents

エレベータの監視装置

Info

Publication number
JPH04371468A
JPH04371468A JP3140303A JP14030391A JPH04371468A JP H04371468 A JPH04371468 A JP H04371468A JP 3140303 A JP3140303 A JP 3140303A JP 14030391 A JP14030391 A JP 14030391A JP H04371468 A JPH04371468 A JP H04371468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
elevator
mode
screen
execution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3140303A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2606484B2 (ja
Inventor
Kenichi Uetani
植谷 健一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3140303A priority Critical patent/JP2606484B2/ja
Publication of JPH04371468A publication Critical patent/JPH04371468A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2606484B2 publication Critical patent/JP2606484B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Elevator Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータの監視装置
に関するものであり、特に、ビル内の複数台のエレベー
タの状態を表示装置に入力することにより、エレベータ
の状態を表示して監視するとともに、入力装置を介して
エレベータに制御指令を出力するエレベータの監視装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エレベータの監視盤には一般にラ
ンプ表示が採用されており、エレベータが故障した場合
や、災害が発生した場合等には、ブザー等により管理人
に知らせていた。管理人はランプの表示状態から、異常
内容を知ることができ、その異常内容に応じて、災害時
の管制運転のためのキースイッチ操作など、必要な処置
を行なっていた。また、休止や、特定階への呼戻し、混
雑時の運転選択指令など日常でのエレベータの遠隔制御
においては、通常、キースイッチを操作することにより
適宜所定の指令を与えていた。
【0003】しかしながら、近年に至っては、監視盤へ
の表示はCRT等の表示手段が用いられるようになって
きている。この種のエレベータの監視装置として、特開
昭62−105881号公報に掲載の技術を挙げること
ができる。
【0004】この種のエレベータの監視装置では、CR
Tや液晶型の表示装置(以下、CRT表示装置という)
上にエレベータの状態を表示することにより、監視の質
を向上させていたが、上記のような従来からのキースイ
ッチ操作については、安全性の確認、技術的な問題、コ
スト等の関係から、そのままの状態となっていた。とこ
ろが、安全性を確保できるシステム構成の出現、安価で
高性能のマイクロコンピュータシステムの出現により、
これらの従来からのキースイッチ操作についてもCRT
表示装置を介して制御することが可能となってきた。
【0005】CRT表示装置を使用してエレベータの監
視装置を構成することは、省スペースが図れること、コ
ンピュータシステムとなりシリアル通信により信号線の
配線本数が飛躍的に削減できること、従来にない機能を
付加することができるなどの多くの利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
従来のエレベータの監視装置では、狭いCRT表示画面
上を使用してエレベータの状態監視とエレベータの遠隔
制御とを上手に行なうことができなかった。即ち、従来
のランプとキースイッチによる監視盤の場合は、エレベ
ータの状態監視とエレベータの遠隔制御が同時にできる
のに比べ、CRT表示装置を使用したエレベータの監視
装置ではできなかった。また、エレベータが数多く設置
されるようなビルの場合についても、一目で監視できる
ことと、制御指令を早く簡単にできることが望まれてい
た。そればかりか、コンピュータを使いCRT表示装置
を使用することから、登録した制御指令の実行時間予約
等の各種の機能向上の要望が多いにも拘わらず、従来の
エレベータの監視装置では、エレベータを遠隔操作する
ための十分な機能と操作性を備えていなかった。
【0007】そこで、この発明は、高機能で、かつ、操
作性のよい遠隔操作ができるエレベータの監視装置の提
供を課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明において
は、各エレベータの制御形態を単数または複数種の制御
を指令する制御指令を総括する複数モードとして登録す
る制御内容登録手段と、前記制御内容登録手段で登録さ
れたモードの指定により、このモードに対応した制御指
令を作成する即時制御内容作成手段、及び/または前記
各モードの実行時刻を予め登録し、この実行時刻になる
と、前記実行時刻に応じた制御指令を作成する制御内容
予約手段と、前記即時制御内容作成手段で作成された制
御指令または制御内容予約手段で作成された制御指令に
基づき、該当する各エレベータを制御する制御内容実行
手段とを具備するものである。
【0009】請求項2の発明においては、各エレベータ
の状態を画面に表示するエレベータ状態表示手段と、前
記各エレベータの制御形態を単数または複数種の制御を
指令する制御指令を総括する複数モードとして登録する
制御内容登録手段と、前記制御内容登録手段で登録され
たモードの指定により、このモードに対応した制御指令
を作成する即時制御内容作成手段、及び/または前記各
モードの実行時刻を予め登録し、この実行時刻になると
、前記実行時刻に応じた制御指令を作成する制御内容予
約手段と、前記即時制御内容作成手段で作成された制御
指令または制御内容予約手段で作成された制御指令に基
づき、該当する各エレベータを制御する制御内容実行手
段とを具備するものである。
【0010】請求項3の発明においては、各エレベータ
の制御形態を単数または複数種の制御を指令する制御指
令を総括する複数モードとして登録する制御内容登録手
段と、前記モードに対応するコメントを登録し、前記コ
メントの内容を必要に応じて画面に表示するコメント内
容登録・表示手段と、前記制御内容登録手段で登録され
たモードの指定により、このモードに対応した制御指令
を作成する即時制御内容作成手段、及び/または前記各
モードの実行時刻を予め登録し、この実行時刻になると
、前記実行時刻に応じた制御指令を作成する制御内容予
約手段と、前記即時制御内容作成手段で作成された制御
指令または制御内容予約手段で作成された制御指令に基
づき、該当する各エレベータを制御する制御内容実行手
段とを具備するものである。
【0011】請求項4の発明においては、各エレベータ
の制御形態を単数または複数種の制御を指令する制御指
令を総括する複数モードとして登録する制御内容登録手
段と、前記制御内容登録手段で登録されたモードの指定
により、このモードに対応した制御指令を作成する即時
制御内容作成手段、及び/または前記各モードの実行時
刻を予め登録し、この実行時刻になると、前記実行時刻
に応じた制御指令を作成する制御内容予約手段と、前記
即時制御内容作成手段で作成された制御指令または制御
内容予約手段で作成された制御指令に基づき、該当する
各エレベータを制御する制御内容実行手段と、前記制御
内容実行手段で実行されているモードを表示する実行モ
ード表示手段とを具備するものである。
【0012】請求項5の発明においては、各エレベータ
の状態を画面に表示するエレベータ状態表示手段と、前
記各エレベータの制御形態を単数または複数種の制御を
指令する制御指令を総括する複数モードとして登録する
制御内容登録手段と、前記制御内容登録手段で登録され
たモードを前記エレベータ状態表示手段により表示され
る各エレベータの状態と併せて表示し、このモードに対
応した制御指令を作成する即時制御指令作成手段と、前
記即時制御内容作成手段で作成された制御指令に基づき
、該当する各エレベータを制御する制御内容実行手段と
を具備するものである。
【0013】請求項6の発明においては、各エレベータ
の状態を画面に表示するエレベータ状態表示手段と、前
記各エレベータの制御形態を単数または複数種の制御を
指令する制御指令を総括する複数モードとして登録する
制御内容登録手段と、前記制御内容登録手段で登録され
たモードの指定により、このモードに対応した制御指令
を作成する即時制御内容作成手段、及び/または前記各
モードの実行時刻を予め登録し、この実行時刻になると
、前記実行時刻に応じた制御指令を作成する制御内容予
約手段と、前記即時制御内容作成手段で作成された制御
指令または制御内容予約手段で作成された制御指令に基
づき、該当する各エレベータを制御する制御内容実行手
段と、前記エレベータ状態表示手段で表示される各エレ
ベータの状態と前記制御内容実行手段で実行されている
モードとを併せて表示する実行モード表示手段とを具備
するものである。
【0014】
【作用】この請求項1の発明のエレベータの監視装置に
おいては、各エレベータの制御形態を単数または複数種
の制御を指令する制御指令を総括する複数モードとして
登録し、この登録されたモードの指定により、この指定
モードに対応した制御指令を作成、及び/または前記各
モードの実行時刻を予め登録し、この実行時刻になると
、前記実行時刻に応じた制御指令を作成し、この作成さ
れた制御指令に基づき、該当する各エレベータを制御す
るものであるから、各エレベータの即時制御及び/また
は予約制御ができる。
【0015】この請求項2の発明のエレベータの監視装
置においては、各エレベータの状態を画面に表示し、各
エレベータの制御形態を単数または複数種の制御を指令
する制御指令を総括する複数モードとして登録し、この
登録されたモードの指定により、この指定モードに対応
した制御指令を作成、及び/または前記各モードの実行
時刻を予め登録し、この実行時刻になると、前記実行時
刻に応じた制御指令を作成し、この作成された制御指令
に基づき、該当する各エレベータを制御するものである
から、各エレベータの即時制御及び/または予約制御が
できるとともに、各エレベータの制御形態の登録をオン
ラインででき、各エレベータの状態を画面に表示してい
る間も、制御指令に基づいて各エレベータの制御ができ
る。
【0016】この請求項3の発明のエレベータの監視装
置においては、各エレベータの制御形態を単数または複
数種の制御を指令する制御指令を総括する複数モードと
して登録し、このモードに対応するコメントを登録し、
前記コメントの内容を必要に応じて画面に表示し、この
登録されたモードの指定により、この指定モードに対応
した制御指令を作成、及び/または前記各モードの実行
時刻を予め登録し、この実行時刻になると、前記実行時
刻に応じた制御指令を作成し、この作成された制御指令
に基づき、該当する各エレベータを制御するものである
から、各エレベータの即時制御及び/または予約制御が
できるとともに、モード別にコメントの登録ができ、登
録されたコメントの内容を見たいときには、その内容が
画面に表示できる。
【0017】この請求項4の発明のエレベータの監視装
置においては、各エレベータの制御形態を単数または複
数種の制御を指令する制御指令を総括する複数モードと
して登録し、この登録されたモードの指定により、この
指定モードに対応した制御指令を作成、及び/または前
記各モードの実行時刻を予め登録し、この実行時刻にな
ると、前記実行時刻に応じた制御指令を作成し、この作
成された制御指令に基づき、該当する各エレベータを制
御し、この実行されているモードを表示するものである
から、各エレベータの即時制御及び/または予約制御が
できるとともに、実際に実行しているモードが画面に表
示されるから、現在実行しているモードを画面を介して
知ることができる。
【0018】この請求項5の発明のエレベータの監視装
置においては、各エレベータの状態を画面に表示し、各
エレベータの制御形態を単数または複数種の制御を指令
する制御指令を総括する複数モードとして登録し、この
登録されたモードを前記エレベータ状態表示手段により
表示される各エレベータの状態と併せて表示し、その表
示されたモードの指定により、この指定モードに対応し
た制御指令を作成し、この作成された制御指令に基づき
、該当する各エレベータを制御するものであるから、各
エレベータの状態を画面に表示している間も、制御指令
に基づいて各エレベータの制御ができるとともに、エレ
ベータ状態表示画面上に実行指令が併せて表示されるか
ら、実行した結果のエレベータ状態を画面切換を行なう
ことなく監視できる。
【0019】この請求項6の発明のエレベータの監視装
置においては、各エレベータの状態を画面に表示し、前
記各エレベータの制御形態を単数または複数種の制御を
指令する制御指令を総括する複数モードとして登録し、
この登録されたモードの指定により、この指定モードに
対応した制御指令を作成、及び/または前記各モードの
実行時刻を予め登録し、この実行時刻になると、前記実
行時刻に応じた制御指令を作成し、この作成された制御
指令に基づき、該当する各エレベータを制御し、各エレ
ベータの状態と実行されているモードとを併せて同一の
画面に表示するものであるから、各エレベータの状態を
画面に表示している間も、制御指令に基づいて各エレベ
ータの制御ができ、各エレベータの即時制御及び/また
は予約制御ができるとともに、エレベータ状態表示画面
上に表示されている実際に実行している実行中のモード
を確認しながらエレベータの動作を監視できる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の各実施例について説明をする
【0021】まず、各実施例の説明に入る前に、ここで
用いるエレベータの用語について説明する。
【0022】エレベータの1つの単位は通常バンクと呼
ばれ、1台で構成されたエレベータ(1台バンク)と、
複数台で構成され1つのグループとして群管理されるエ
レベータ(群管理バンク)とがある。1つのバンクは少
なくとも、1列の各階毎に乗場呼びを有しており、1台
バンクでは登録された乗場呼びに順次応え、更に、エレ
ベータかご内に登録された行先呼びにも順次応えるよう
になっている。複数台バンクは、登録された乗場呼びに
応えるべきエレベータかごが群管理制御装置により選択
され、選択されたエレベータかごのみが応えるようにな
っている。このように、バンクとは1台または複数台で
構成されるエレベータの1つのグループをいうが、バン
クエレベータというと群管理バンクのことを指す場合が
ある。ここでは、1台バンクと群管理バンクを区別する
場合には、各々1台バンク或いは群管理バンクと明確に
するものとする。
【0023】1台バンクエレベータは制御装置(号機制
御装置)により制御されるようになっている。群管理バ
ンクは、通常、台数分の号機制御装置盤と1つの群管理
制御装置盤とで構成されるが、群管理制御装置が特定の
号機制御装置盤に収められていたり、或いは、1つの号
機制御装置が群管理制御装置の機能を持っている場合も
ある。
【0024】このように、乗場呼びに応答して、更に、
行先呼びに応答するエレベータとして、1つのまとまっ
た機能を有するバンクに対して、個々のエレベータかご
の動きを主にして捉らえて、1台のエレベータを区別し
て述べる場合に号機という。即ち、号機とはバンク全体
に拘わらない各かご単位のことであり、号機制御装置に
よって制御される。この号機特有の制御については、C
RT表示装置から号機制御装置に直接指令を伝達して制
御する場合と、群管理制御装置を経由して指令を伝達し
、制御する場合とがある。
【0025】号機特有の制御項目には遠隔制御、帰着制
御等があり、群管理バンクの制御項目には出勤時運転、
昼食時運転等がある。
【0026】〈第一実施例〉本実施例では、出勤時運転
、昼食時運転、退勤時運転、遠隔休止、帰着待機の5つ
の制御項目について制御できる構成としたものについて
説明をする。なお、本実施例では、号機特有の制御であ
っても、群管理制御装置を有する場合は、群管理制御装
置に指令を伝達し、それを経由して号機制御装置に指令
を発する構成とする。
【0027】実施例の詳細に入る前に、これらの制御内
容を簡単に説明する。出勤時運転、昼食時運転、退勤時
運転はエレベータの交通が混雑している場合のエレベー
タがぬっている運転パターンである。これらの制御にお
いて、監視装置からは、各バンク毎に運転パターンを行
なうべき時間帯を1ビットの信号で知らせるようになっ
ている。即ち、信号名を各々出勤時運転指令、昼食時運
転指令、退勤時運転指令としている。
【0028】遠隔休止、帰着待機については各エレベー
タ号機毎の運転動作であり、遠隔休止は指令を受けた号
機が全て呼びを打消して特定階へ走行した後に運転を休
止するものである。また、帰着待機は指令を受けた号機
が同様に全ての呼びを打消して特定階へ走行した後に戸
を開いて所定の時間待機をし、エレベータかごへの乗客
の乗込みを待つものである。いずれも、監視装置からは
各号機毎に1ビットの信号で知らせるようになっている
。即ち、信号名を各々遠隔休止指令、帰着待機指令とし
ている。
【0029】図1は本発明の第一実施例であるエレベー
タの監視装置の原理システムを示すブロック図である。
【0030】図1において、11a〜11gは1台バン
ク或いは群管理バンクを示しており、この例ではaから
gの7つのバンクがあることを示している。12は制御
指令出力手段であり、時刻制御指令作成手段13或いは
即時制御指令作成手段19からの制御指令を各バンク毎
或いは各号機毎に選択して伝送する。13は時刻制御指
令作成手段であり、モード実行時刻登録情報14につい
てのカレンダ時計25から現在日時と照合して実行すべ
き制御項目のモード名を全てリストアップする。そして
、モード別制御指令登録情報16からリストアップした
ものに対応する登録情報を読出し、必要なエレベータ号
機或いはエレベータバンクに必要な指令信号を作成して
制御指令出力手段12に渡す。14はモード実行時刻登
録情報であり、モード実行時刻登録手段15で登録され
た開始/終了時刻を制御項目別に各モード毎に分類して
保存する。制御項目名とモード名を与えることにより、
保存している開始/終了時刻を読出すことができる。1
5はモード実行時刻登録手段であり、各制御項目につい
てモード毎の実行すべき時刻を開始年・月・日・時・分
の2つによりモード実行時刻登録情報14に登録或いは
再登録する。16はモード別制御指令登録情報であり、
モード別制御指令登録手段17で登録された制御形態を
制御項目別・モード別に保存する。制御項目名とモード
名を指令するだけで、登録された内容に応じた制御指令
を読出すことができる。17はモード別制御指令登録手
段であり、各々のエレベータ号機またはエレベータバン
クへの制御形態を各モードとしてモード別制御指令登録
情報16に登録或いは再登録するものである。モードは
番号等の識別子を付けて区別し、各制御項目毎に最大8
つまでのモードの登録ができる。18は実行指令設定手
段であり、即時に実行すべき制御項目とモード番号の選
択を表示画面上でライトペンからの指示入力により行な
うための手段である。この実行指令設定手段18は表示
制御手段22からのライトペン入力信号に基づき制御項
目とモード番号を制御実行指令として入力する。 19は即時制御指令作成手段であり、実行指令設定手段
18からの制御項目とモード番号を受取り、モード別制
御指令登録情報16から対応する登録情報を読出し、必
要なエレベータ号機或いはエレベータバンクに必要な指
令信号を作成して制御指令出力手段12に渡す。20は
モード別コメント登録手段であり、制御項目別に各モー
ド毎のコメントをモード別コメント登録情報21に登録
或いは再登録する。21はモード別コメント登録情報で
あり、モード別コメント登録手段20で登録されたコメ
ントを制御項目別に各モード毎分類して保存し、制御項
目名とモード名が与えられることにより、保存している
コメント内容を読出すことができる。22は表示制御手
段であり、状態入力手段24からの情報に基づいてCR
T表示装置23に所定の文字や図形を表示させる。23
はCRT表示装置であり、表示制御手段22の表示制御
指令に基づいて表示画面上に図形や文字表示を行なう。 更に、ライトペンからの入力を解析して選択された画面
上の位置点を表示制御手段22に送る。また、表示制御
手段22は、上記で述べたように、監視装置からのエレ
ベータ制御を行なうために、モード別制御指令登録手段
17、実行指令設定手段18、モード実行時刻登録手段
15、モード別コメント登録手段20等とも連携してい
る。24は状態入力手段であり、エレベータバンク11
a〜11gからのエレベータ状態情報を取込み表示制御
手段22に送る。25はカレンダ時計である。
【0031】図2は図1のエレベータの監視装置の原理
システムを実現するための具体的な概略構成を示す構成
図、図3は図1のエレベータの監視装置の原理システム
を実現するための具体的な詳細構成を示す構成図である
。図3は図2中のメインコントローラ盤4及びエレベー
タバンク11a〜11gの詳細構成を示している。
【0032】図2及び図3において、1は管理人が常駐
する監視室を示しており、この中にエレベータの監視装
置の本体が設置される。2はCRT表示装置であり、サ
イズは20型のカラーグラフィックターミナルである。 表示色数は8色、入力装置としてライトペンとキーボー
ドとを備えている。なお、キーボードはCRT表示装置
2の仕様設定等に用い、通常時は不要である。3はライ
トペンであり、画面の切換えや文字等の入力用として使
用する。4はメインコントローラ盤であり、マイクロコ
ンピュータ等で構成された主監視制御装置が内蔵されて
いる。
【0033】ここで、主監視制御装置の詳細構成につい
て述べる。50はメインコントローラ盤4内に内蔵され
ている主監視制御装置、50aは中央処理装置として働
くCPU、50bは読込可能なROM(EPROM)と
読書可能なRAM(ランダムアクセスメモリ)で構成さ
れた記憶装置であり、一部のRAMは電池で停電時に備
えバックアップがなされている。50c及び50dはイ
ンテル社製の8251等の素子で構成されるシリアル伝
送装置、50eは出力信号及び入力信号を電圧変換等に
よりインターフェイスする変換装置、50fはCPU5
0aの内部バスである。
【0034】この主監視制御装置50は、シリアル伝送
装置50cを介してのCRT表示装置2の制御と、CR
T表示装置2からの信号の受信、変換装置50eを介し
ての監視盤機器との間での信号に入出力、シリアル伝送
装置50dを介してのエレベータとの間のデータ通信、
シリアル伝送装置50cを介してのプリンタの制御等を
行なう。
【0035】5はその他の監視盤機器の総称であり、警
報用のブザー、火災警報器からの無電圧接点受信用ター
ミナル、地震感知器からの無電圧接点受信用ターミナル
等を含む。6は監視盤機器5と主監視制御装置50の変
換装置50eとを接続する信号線、7は端末用制御ケー
ブルであり、CRT表示装置2と主監視制御装置50の
間、及びプリンタと主監視制御装置50との間を各々接
続する。8はライトペン3を保管するためのケースであ
るライトペンスタンド、9は火災や故障について印字し
記録するためのプリンタである。
【0036】11a〜11gは群管理制御装置盤または
号機制御装置盤及びエレベータ機器が一体となったエレ
ベータバンクを示している。群管理制御装置盤や号機制
御装置盤はエレベータ機械室に設置されており、エレベ
ータ機器はエレベータかご、釣合錘、巻上機用の電動機
、乗場機器(乗場呼び、乗場案内装置等)で構成されて
いる。11aは第1バンクであり、以下、11b〜11
gは第2〜第7バンクに各々対応する。
【0037】次に、第1バンク(エレベータバンク11
a)の詳細について述べる。この第1バンク(エレベー
タバンク11a)は4台のエレベータからなる群管理バ
ンク(4台バンク)である。第2バンク(エレベータバ
ンク11b)〜第7バンク(エレベータバンク11g)
も同様の構成であるが、1台バンクの場合は1台のエレ
ベータ号機のみにより構成され、主監視制御装置50と
の通信は直接エレベータ号機制御装置内の伝送装置との
間で行なわれる。
【0038】10aはエレベータ機器のうちの乗場機器
(乗場呼び、乗場案内装置等)である。31はマイクロ
コンピュータ等で構成された群管理制御装置であり、群
管理制御装置盤に格納されている。この群管理制御装置
31の詳細構成は上記主監視制御装置50と同様の構成
になっており、30aは中央処理装置として働くCPU
、30bは読込可能なROM(EPROM)と読書可能
なRAM(ランダムアクセスメモリ)で構成された記憶
装置であり、一部のRAMは電池で停電時に備えバック
アップがなされている。30c及び30dはインテル社
製の8251等の素子で構成されるシリアル伝送装置、
30eは出力信号及び入力信号を電圧変換等によりイン
ターフェイスする変換装置、30fはCPU30aの内
部バスである。
【0039】この群管理制御装置31の変換装置30e
には乗場機器10aが接続され、乗場釦信号等を群管理
制御装置31に出力したり、群管理制御装置31からの
制御信号に基づき表示器の制御等を行なう。また、群管
理制御装置31は登録された乗場呼びに最も最適と思わ
れるエレベータ号機を選択して、その乗場呼びに応答す
る旨の割当信号をシリアル伝送装置30cを介してエレ
ベータ号機制御装置に伝送し、待ち時間案内等の表示情
報を変換装置30eを介して乗場案内装置に送り、乗場
に報知する。更に、シリアル伝送装置30cを介して得
られたかご位置やかご進行方向、さらに故障等の号機状
態情報、及びCPU30aが持つ運行パターン選択状態
、災害管制運転状態、乗場呼び登録状態等のバンク状態
情報をシリアル伝送装置30dを介して主監視制御装置
50に伝送し、主監視制御装置50からの制御指令をシ
リアル伝送装置30dを介して受信し、制御指令に基づ
いた運行の制御を行なう。制御指令が号機に対するもの
であれば、シリアル伝送装置30cを介してエレベータ
号機制御装置に伝送する。
【0040】41〜44は各々エレベータ号機であり、
41は1号機で、以下、42〜44が各々2〜4号機に
対応する。1号機(エレベータ号機41)を例にしてエ
レベータ号機の詳細構成について説明をする。なお、2
号機(エレベータ号機42)から4号機(エレベータ号
機44)も同様の構成である。
【0041】40aはエレベータ号機制御装置であり、
駆動制御回路40bとともに通常は号機制御装置盤に格
納されている。このエレベータ号機制御装置40aも群
管理制御装置31と同様にマイクロコンピュータ等で構
成されている。40bは駆動制御回路であり、電動機4
0cを制御してエレベータかご40d及び釣合錘40e
の昇降を制御する。この駆動制御回路40bはリレーや
トランジスタ或いはトランス等の部品により構成されて
いる。40cは巻上機駆動用の電動機、40dはエレベ
ータかご、40eは釣合錘である。
【0042】26a〜26gは各々シリアル通信路であ
り、各エレベータバンク11a〜11gとの信号の授受
を行なうデータ通信路である。このシリアル通信路26
a〜26gは各エレベータバンク11a〜11gの群管
理制御装置31のシリアル伝送装置30dとメインコン
トローラ盤4の主監視制御装置50のシリアル伝送装置
50dとを結ぶ。各エレベータバンク11a〜11gと
主監視制御装置50との間の伝送は、RS422方式に
基づいたシリアルインターフェイス、JIS規格のBA
SIC手順に基づいたプロトコルにより実現している。
【0043】なお、図1で述べた制御指令出力手段12
、時刻制御指令作成手段13、モード実行時刻登録手段
15、モード別制御指令登録手段17、実行指令設定手
段18、即時制御指令作成手段19、モード別コメント
登録手段20、表示制御手段22、状態入力手段24の
各手段を実現するプログラムは記憶装置50bのROM
に、そして、モード別コメント登録情報21、モード別
制御指令登録情報16、モード実行時刻登録情報14は
記憶装置50bのRAMに記憶されている。また、制御
指令を受けて、それを実行するエレベータ手段(図示せ
ず)は記憶装置30bのROMに記憶されている。図1
の各エレベータバンク11a〜11gは図2及び図3の
各エレベータバンク11a〜11gに対応している。
【0044】本実施例のエレベータの監視装置の原理シ
ステムは上記のように構成されており、次に、この概略
動作について説明をする。ここでは、図1を主体に説明
をし、必要に応じて図2及び図3との対応について言及
する。また、今後の説明を簡単にするために、図4以降
の各図も適宜引用する。
【0045】図1の表示制御手段22、CRT表示装置
23、及び状態入力手段24によってエレベータの状態
を表示する機能を実現している。この動作は、まず、各
エレベータバンク11a〜11gからのエレベータ状態
情報を状態入力手段24が取込み、これを表示制御手段
22に送る。次に、表示制御手段22は予め決められた
手順や形式により、エレベータの状態を図形や文字によ
りCRT表示装置23の表示画面上に表示する(後述の
図5のエレベータ状態監視画面参照)。
【0046】図1のモード別制御指令登録情報16、モ
ード別制御指令登録手段17、モード別コメント登録情
報21、及び表示制御手段22が連携して各エレベータ
の制御形態を単数または複数種の制御を指令する制御指
令を総括するモードとして登録する機能を実現している
。実際の操作としては、表示画面上でライトペン3から
の指示入力により行なう。指示入力により制御指令登録
画面(後述する図8参照)を開き、更に、その上で、制
御項目名とモード名を指定して制御項目毎、モード毎の
制御指令設定画面(後述する図9参照)を開く。選択の
制御指令登録画面上には、指定の制御項目に対するモー
ド毎のコメントがモード別コメント登録情報21から読
出されてモード番号に対応して表示される。更に、制御
指令設定画面上には選択の制御項目名、選択のモード名
、及び対応するモードのコメント内容が表示されるとと
もに、登録されているバンク毎、或いは号機毎の指令の
設定状態が表示される。モード別制御指令登録手段17
は表示制御手段22からのライトペン3による入力信号
に基づき、各バンク毎、或いは号機毎への指令信号の出
し方を設定し、全て完了すると、モード別制御指令登録
情報16に登録される。なお、登録されている内容を参
照するだけの場合も、制御項目とモード名を指定して制
御指令設定画面を開くことにより行なう。
【0047】図1のモード別コメント登録手段20、モ
ード別コメント登録情報21、及び表示制御手段22が
連携して各モード毎のコメントを登録する機能、更には
コメントを表示する機能を各々実現している。実際の操
作としては、表示画面上でライトペン3からの指示入力
により、コメント表示画面(後述する図6参照)を開き
、更に、その上で、制御項目名とモード名を指定して制
御項目毎、モード毎のコメント設定画面(後述する図7
参照)を開く。選択のコメント表示画面上には、制御項
目別に各モード毎の現在登録中のコメント内容が表示さ
れる(未登録のものは空欄で表示される)。コメント設
定画面上には、選択された制御項目名とモード名、及び
対応するコメント内容が表示され、表示制御手段22か
らのライトペン3による入力信号に基づき、モード別コ
メント登録手段20はコメント内容を編集して再表示さ
せる。設定操作が全て完了すると、モード別コメント登
録手段20は最終コメント内容をモード別コメント登録
情報21に登録する。
【0048】図1のモード別制御指令登録情報16、実
行指令設定手段18、即時制御指令作成手段19、モー
ド別コメント登録情報21、表示制御手段22、及び制
御指令出力手段12が連携して即時制御機能を実現して
いる。実際の操作としては、表示画面上でライトペン3
からの指示入力により実行指令画面(後述する図10参
照)を開く。選択の実行指令画面上には、指定の制御項
目に対するモード毎のコメントがモード別コメント登録
情報21から読出されてモード番号に対応して表示され
る。実行指令設定手段18は表示制御手段22からのラ
イトペン3による入力信号に基づき、モード番号を選択
決定し、即時制御指令作成手段19に制御項目とモード
番号を渡す。即時制御指令作成手段19、制御指令出力
手段12を経て該当のエレベータ号機、或いはエレベー
タバンクに指令信号が出力される。なお、この即時制御
指令作成手段19は、モード別制御指令登録情報16か
らエレベータへの制御指令を作成する場合、1つの制御
項目について、2つの以上のモードの実行が指令された
場合には、同一バンク、或いは同一号機への制御指令の
重複処理をOR論理(どちらかの指令が有効であれば、
制御を有効とする論理)で行なう。
【0049】図1のモード実行時刻登録情報14、モー
ド実行時刻登録手段15、モード別コメント登録情報2
1、及び表示制御手段22が連携して各モード毎の実行
時刻を登録する機能を実現している。実際の操作として
は、表示画面上でライトペン3からの指示入力により、
実行時刻設定画面(後述する図12参照)を開く。選択
の実行時刻登録画面上には、制御項目別に、各モード毎
の現在登録中のコメント内容が表示される。実行時刻設
定画面上には選択された制御項目名、モード名、及びコ
メント内容とともに、現在登録されている開始/終了時
刻が表示され、表示制御手段22からのライトペン3に
よる入力信号に基づき、モード実行時刻登録手段15は
開始/終了時刻を編集して再表示する。設定操作が全て
完了すると、モード実行時刻登録手段15は最終の開始
/終了時刻をモード実行時刻登録情報14に登録する。
【0050】そして、図1の時刻制御指令作成手段13
、モード実行時刻登録情報14、カレンダ時計25、及
び制御指令出力手段12が連携して時刻制御機能を実現
している。時刻制御指令作成手段13が読出した登録情
報からエレベータへの制御指令を作成するとき、1つの
制御項目について2つ以上のモードの実行が必要な場合
には、同一バンク、或いは同一号機への制御信号の重複
処理をOR論理(どちらかの指令が有効であれば、制御
を有効とする論理)で行なう。
【0051】なお、図1中、制御指令出力手段12は時
刻制御指令作成手段13と即時制御指令作成手段19の
両方から同一バンク、或いは同一号機に同一の制御指令
が同時に出されるようなときには、OR論理(どちらか
の指令が有効であれば、制御を有効とする論理)で処理
する。
【0052】ここで、図5から図12の各画面が開かれ
る順序と、開くための操作を図4を用いて説明する。図
4は本発明の第一実施例であるエレベータの監視装置に
よる画面ツリーを示す説明図である。なお、図4中の消
去画面とはCRT表示装置を使用しないとき等の画面の
焼付防止の観点から、消去状態にしておくために用意さ
れたものであり、何も表示されていない画面である(図
示しない)。
【0053】図4で例を取上げて説明をする。例えば、
エレベータ状態監視画面で消去文字(以下、このような
ライトペン3により選択する文字等の表示部分を欄とい
う。例えば、消去欄)をライトペン3で選択すると、そ
の位置信号がCRT表示装置2から表示制御手段22を
有する主監視制御装置50のCPU50aに取込まれ、
画面が消去される(消去画面となる)。この消去画面か
らは任意の位置を選択すると、エレベータ状態監視画面
が表示される。更に、エレベータ状態監視画面からコメ
ント表示画面を表示するときは、エレベータ状態監視画
面上のコメント欄を選択し、コメント表示画面からコメ
ント設定画面を表示するときは、コメント表示画面上で
運行制御項目とモード名を選択して、かつ、コメント設
定欄を選択する。また、いずれの画面においても、終了
欄を選択すると、その前の画面に戻る。
【0054】次に、図5から図12の各画面について順
次説明をする。
【0055】図5は本発明の第一実施例であるエレベー
タの監視装置のエレベータ状態監視画面を示す正面図で
ある。
【0056】図5において、51は画面のタイトル名(
固定表示)、52は現時刻であり、年/月/日/曜日/
時/分(カレンダ時計25から読取った月/日/曜日/
時/分を表示する)。53a〜53eは画面切換欄であ
り、各欄を選択することにより図4の画面ツリーに基づ
いた画面の切換え制御が実行される。54はガイダンス
切換欄であり、例えば、故障欄を選択すると故障時操作
ガイダンスが表示され、停電欄を選択すると停電時操作
ガイダンス(図示せず)が、火災欄を選択すると火災時
操作ガイダンス(図示せず)が、地震欄を選択すると地
震時操作ガイダンス(図示せず)が各々切換え表示され
る。55はガイダンス表示欄であり、表示中のものは故
障時操作ガイダンスである。この故障時操作ガイダンス
の左方は文字による操作等の説明であり、右方は号機枠
、バンク枠の色変化が示す内容の説明である。56a〜
56gは各々第1バンクから第7バンクを示すバンク枠
であり、正常時は緑色、群管理故障時は赤色等に変化し
て状態を示す。57a〜57dは第1バンクに属する第
1号機から第4号機の各エレベータ号機を示す号機枠で
あり、運転中は緑色、故障時は赤色等に変化して状態を
示す。各号機枠57a〜57d内は、例えば、第1号機
57aの“01”は号機名を、“1”はかご位置で現在
1階を、“↑”はエレベータかごの進行方向が現在上昇
(下降は“↓”)を各々表示中である。なお、各号機枠
57a〜57d内は第1バンクから第7バンクの各号機
とも全て同一構成である。58はバンクの名称であり、
他の号機枠57b〜57dも該当号機枠57b〜57d
に応じたバンクの名称となっている。59は災害発生状
況で“停”は停電に、“火”は火災に、“地”は地震に
各々対応しており、色の変化によって管制運転の実施状
況等を表示している。
【0057】図6は本発明の第一実施例であるエレベー
タの監視装置のコメント表示画面を示す正面図である。
【0058】図6において、61は画面のタイトル名、
62は現時刻、63a,63bは画面切換欄、64はガ
イダンス表示欄(固定表示)、65は運行制御項目名表
示欄であり、現在選択中の運行制御項目名が表示されて
いる。この運行制御項目名表示欄65は運行制御項目選
択欄68で選択されている運行制御項目名を表示してい
る。66は取消欄であり、選択されたものを全て無選択
の状態に戻すための操作欄である。この取消欄66によ
り、コメント表示欄67または運行制御項目選択欄68
のモード名と運行制御項目名の選択を取消すことができ
る。67はコメント表示欄であり、現在選択中の運行制
御項目名の各モードに対応したコメントの内容を表示す
る。このコメント表示欄67の左の各モード名1〜8に
各々対応して、右のコメント内容欄にモード別コメント
登録情報テーブルから、コメント登録情報が読出されて
表示される。現在表示中のものは、運行制御項目「遠隔
休止」のコメントであり、モード名1〜4に各々覚え易
いコメント文字が表示されている。例えば、モード名1
には第1バンクのみ遠隔休止を設定したことを示し、モ
ード名5〜8は無設定のコメント文字が表示されている
。68は運行制御項目選択欄であり、出勤時運転、昼食
時運転、退勤時運転、遠隔休止、帰着待機の各運行制御
項目名に対応した5つの欄から構成されている。なお、
コメント内容の新規登録や変更のための再登録を行なう
ときは、運行制御項目名を選択し、更に、登録、再登録
を行なうモード名を選択した後に、コメント設定欄を選
択する。
【0059】図7は本発明の第一実施例であるエレベー
タの監視装置のコメント設定画面を示す正面図である。 なお、前述した部分については説明を省略する。
【0060】図7において、71は画面のタイトル名、
72は現時刻、73は画面切換欄、74はガイダンス表
示欄(固定表示)、75は運行制御項目名表示欄であり
、図6のコメント表示画面で選択されたモード名を表示
する。76は漢字/ひらがな入力欄、77は設定欄であ
り、この設定欄77で選択されると修正中の最終コメン
ト内容がモード別コメント登録情報テーブルに書き込ま
れる。78は英数/カタカナ入力欄であり、表示される
ものの中からライトペン3で選択した英数字、カタカナ
その他の文字がカーソル位置に新たに表示される。漢字
、またはひらがなを文字入力する場合には、漢字/ひら
がな入力欄76で選択後、JISの漢字コード表(図示
せず)の番号を英数/カタカナ入力欄78から入力する
。79はモード名表示欄であり、図6のコメント表示画
面で選択されたモード名を表示する。表示中のものは、
遠隔休止のモード1を選択したことを示している。 80はコメント内容編集欄であり、運行制御項目名表示
欄75及びモード名表示欄79に表示されている運行制
御項目のモードに対応したコメント登録情報をモード別
コメント登録情報テーブルから読出し表示するとともに
、修正中の最終コメントの内容を記憶する。ガイダンス
表示欄74に示すガイダンスに従った操作により、カー
ソル位置の文字を修正し一時メモリに記憶するとともに
、それを表示する。なお、設定欄77を選択せずに、画
面切換欄73の終了欄を選択すると、編集したコメント
内容が登録されずに、元のモード別コメント登録情報テ
ーブルの内容のままとなる。
【0061】図8は本発明の第一実施例であるエレベー
タの監視装置の制御指令登録画面を示す正面図である。 なお、前述した部分については説明を省略する。
【0062】図8において、81は画面のタイトル名、
82は現時刻、83a,83bは画面切換欄、84はガ
イダンス表示欄(固定表示)、85は運行制御項目名表
示欄であり、現在選択中の運行制御項目名が表示されて
いる。この運行制御項目名表示欄85は運行制御項目選
択欄88で選択されている運行制御項目名を表示してい
る。86は前述の取消欄であり、選択されたものを全て
無選択の状態に戻すための操作欄である。87は前述の
コメント表示欄であり、現在選択中の運行制御項目名の
各モードに対応したコメントの内容を表示する。現在表
示中のものは、運行制御項目「出勤時運転」のコメント
であり、モード名1〜8に各々覚え易いコメント文字が
表示されている。88は前述の運行制御項目選択欄であ
る。なお、制御形態の新規登録や、変更のための再登録
を行なうときは、運行制御項目名を選択し、更に、登録
、再登録を行なうモード名を選択した後に、指令設定欄
を選択する。
【0063】図9は本発明の第一実施例であるエレベー
タの監視装置の制御指令設定画面を示す正面図である。 なお、前述した部分については説明を省略する。
【0064】図9において、91は画面のタイトル名、
92は現時刻、93は画面切換欄、94はガイダンス表
示欄(固定表示)、95は前述の運行制御項目名表示欄
、96は設定欄であり、この設定欄96で選択されると
修正中の最終設定状態がモード別制御指令登録情報テー
ブルに書き込まれる。97は前述の取消欄、98は有効
/無効欄であり、有効とするときON、無効とするとき
OFFを選択する。99は制御指令設定欄であり、運行
制御項目名表示欄95とモード名表示欄100に対応し
たモードの制御指令登録情報をモード別コメント登録情
報テーブルから読出し、設定状態欄に各バンクに対応さ
せて表示するとともに、修正中の最終設定状態を記憶し
て保持し、最新状態を表示する。即ち、ガイダンス表示
欄94のガイダンスに示す操作に基づいて行なわれた各
バンク毎のONまたはOFFの設定状態を記憶するとと
もに、それを表示する。なお、運行制御項目名表示欄9
5及びモード名表示欄100で表示中のものは、出勤時
運転のモード8を選択したことを示している。100a
はコメント表示欄であり、運行制御項目名表示欄95と
モード名表示欄100に対応したコメント内容がモード
別コメント登録情報テーブルから読出され表示される。 また、設定欄96を選択せずに、画面切換欄93の終了
欄を選択すると、編集した設定状態が登録されずに、元
のモード別制御指令登録情報テーブルの内容のままとな
る。
【0065】ところで、図では出勤時運転の場合につい
て説明をしているが、昼食時運転と退勤時運転について
は、制御項目名以外は全く同様である。また、遠隔休止
と帰着待機については号機毎に制御指令を出力するため
に、出勤時運転ではバンク毎の設定であったものが、号
機毎の設定に変わるだけで同様に実現できる。
【0066】図10は本発明の第一実施例であるエレベ
ータの監視装置の実行指令画面を示す正面図である。な
お、前述した部分については説明を省略する。
【0067】図10において、101は画面のタイトル
名、102は現時刻、103は画面切換欄、104はガ
イダンス表示欄(固定表示)、105は前述の運行制御
項目名表示欄であり、現在選択中の運行制御項目名が表
示されている。表示中のものは、遠隔休止を選択したこ
とを表示している。106は前述の取消欄、107は有
効/無効欄である。108は実行指令設定欄であり、選
択の運転制御項目について各モードに対応したコメント
の内容が前述の如くコメント内容欄に表示され、また、
実行指令設定状態メモリから運行制御項目名に対応した
設定状態が読出されて、設定状態欄に各モードに対応し
て表示される。109は前述の運行制御項目名選択欄で
ある。なお、実行指令設定欄108の設定状態がONに
設定されると、即時、制御指令実行タスクにより直ちに
制御が開始される。
【0068】図11は本発明の第一実施例であるエレベ
ータの監視装置の実行時刻登録画面を示す正面図である
。なお、前述した図8の制御指令登録画面と同様である
ので簡単に説明する。
【0069】図11において、111は画面のタイトル
名、112は現時刻、113a,113bは画面切換欄
、114はガイダンス表示欄(固定表示)、115は運
行制御項目名表示欄、116は取消欄、117はコメン
ト表示欄、118は運行制御項目選択欄である。なお、
ここでは、画面切換欄83bは指令設定欄ではなく、時
刻設定欄となっている。この時刻設定欄は実行時刻の新
規登録や、変更のための再登録を行なうときは、運行制
御項目名を選択し、更に、登録、再登録を行なうモード
名を選択した後に選択する。
【0070】図12は本発明の第一実施例であるエレベ
ータの監視装置の実行時刻設定画面を示す正面図である
。なお、前述した部分については説明を省略する。
【0071】図12において、121は画面のタイトル
名、122は現時刻、123は画面切換欄、124はガ
イダンス表示欄(固定表示)、125は前述の運行制御
項目名表示欄、126は設定欄であり、この設定欄12
6で選択されると修正中の最終設定状態がモード実行時
刻登録情報テーブルに書き込まれる。127は前述の取
消欄、128は数字欄であり、各年/月/日/時/分欄
に入力する数次を選択するものである。129は開始/
終了時刻設定欄であり、選択中の運行制御項目名とモー
ド名に対応した実行時刻登録情報をモード実行時刻登録
情報テーブルから読出し、各開始/終了時刻毎の年/月
/日/時/分の各欄に対応させて表示するとともに、修
正中の最終設定状態を記憶して保存し、最終状態を表示
する。即ち、ガイダンス表示欄124のガイダンスに示
す操作に基づいて行なわれた各年/月/日/時/分欄の
設定状態を一時メモリに記憶するとともに、それを表示
する。なお、設定欄126を選択せずに、画面切換欄1
23の終了欄を選択すると、編集した時刻が登録されず
に、元のモード実行時刻登録情報テーブルの内容のまま
である。
【0072】次に、これらの各機能を実現する手段とし
てのプログラムの構成と、それを実行する手順について
説明をする。
【0073】図13は本発明の第一実施例であるエレベ
ータの監視装置の主監視制御装置のCPUにおける起動
プログラムを示すフローチャートである。このプログラ
ムは電源投入時やシステムがリセットされたときの最初
に実行されるプログラムであり、電源投入時或いはリセ
ット後に一回だけ実行される。そして、このプログラム
の実行により、ハードウェアの初期設定や、常時実行す
る一部のタスクの起動、及び図14に示すスケジューラ
の起動を行なう。ここで起動される各タスクは、起動プ
ログラムが終了後、スケジューラの管理に入り、他のタ
スクと並列処理される。
【0074】図13において、まず、ステップS1で主
監視制御装置内機器初期設定ルーチンの呼出しと実行を
行なう。この初期設定ルーチンでは、RAMの初期クリ
ア、周辺のLSIやハードウェアの設定、その他プログ
ラムに必要なデータの初期値の設定を行なう。ステップ
S2でCRT表示装置伝送用タスクを起動し、ステップ
S3でCRT表示装置の初期設定を行なう。即ち、CR
T表示装置2との間での伝送を行なうCRT表示装置伝
送用タスクを起動し、通信が確立した後、CRT表示装
置2の動作仕様の初期設定や表示データの登録を行なう
。ステップS4でプリンタ伝送用タスクを起動し、ステ
ップS5でプリンタの初期設定を行なう。即ち、プリン
タ9との間での伝送を行なうプリンタ伝送用タスクを起
動し、通信が確立した後、プリンタ9の動作仕様の初期
設定や表示データの登録を行なう。ステップS6でプリ
ンタ出力データ作成用タスクを起動する。このプリンタ
出力データ作成用タスクは故障や災害の発生などの印字
記録を行なうデータを作成してプリンタ伝送用タスクに
渡す。ステップS7で監視盤機器データ入出力タスクを
起動する。即ち、監視盤機器との間で接点信号の入力し
指定信号の出力を行なう監視盤機器データ入出力タスク
を起動する。ステップS8で監視盤機器入出力データ作
成用タスクを起動する。この監視盤機器入出力データ作
成用タスクは、警報信号等監視盤機器への指令信号を作
成して監視盤機器データ入出力タスクに渡すとともに、
監視盤機器からの接点信号を監視盤機器データ入出力タ
スクから受取り、プログラムが読める形式に変換する。 ステップS9でエレベータ伝送用タスクを起動する。こ
の第1バンク〜第7バンクとの間での伝送を行なうエレ
ベータ伝送用タスクの起動により、エレベータとの間で
の通信が開始する。ステップS10でエレベータ状態信
号作成用タスクが起動する。このエレベータ状態信号作
成用タスクは、エレベータ伝送用タスクが第1バンク〜
第7バンクから受信したエレベータ状態信号をエレベー
タ伝送用タスクから受取り、他のプログラムがプログラ
ムが読める形式に変換する。ステップS11でエレベー
タ制御指令出力信号作成用タスクが起動する。このエレ
ベータ制御指令出力信号作成用タスクは、スケジューラ
から作成される制御指令信号をエレベータに送信する形
式に変換し、エレベータ伝送用タスクに渡す。ステップ
S12でスケジューラの起動を行なう。即ち、必要な処
理プログラムに必要時に起動をかけるスケジューラの起
動を行なう。
【0075】このような一連の起動プログラムの実行に
より、ハードウェアの初期設定や、常時実行する一部の
タスクの起動、及び図14に示すスケジューラの起動を
行なう。ここで起動される各タスクは、起動プログラム
が終了後、スケジューラの管理に入り、他のタスクと並
列処理される。また、上記ステップS2、ステップS4
、及びステップS9の各伝送用タスクは、通常、ドライ
バと呼ばれる役割を果たすプログラムであり、インテル
8251などのシリアルI/O素子を介して相手機器に
と伝送するためのシリアルI/O素子の制御と通信手順
を制御する。プロトコルはBASIC手順である。更に
、ステップS6、ステップS8、ステップS10、及び
ステップS11の各タスクは、通常、ハンドラと呼ばれ
るドライバと応用プログラム相互のデータ送受信におい
て、データの形式変換や定形的な信号処理を行なう。 なお、ステップS11のエレベータ制御指令出力信号作
成用タスクについては、図17に詳細手順を示す。
【0076】図14は本発明の第一実施例であるエレベ
ータの監視装置の主監視制御装置のCPUにおける各タ
スクの起動を管理するスケジューラのプログラムを示す
フローチャートである。CPUで実行されるプログラム
は全てこのスケジューラで管理される。このスケジュー
ラは周期的に、例えば、0.1秒毎に一回、タイマによ
る割込みで起動される。なお、起動プログラムで起動さ
れたタスクとスケジューラで起動されたタスクは、実行
するための時間を各タスク毎に微小時間(スライスタイ
ム)順次割付けられて、見掛け上は同時に平行して実行
される。また、平行して実行されるため各画面タスクや
他のエレベータ状態信号作成用タスク、エレベータ伝送
用タスク、エレベータ制御指令出力信号作成用タスク、
時刻制御実行タスク、即時制御指令実行タスクの処理に
よる表示や、制御の実行はリアルタイムで並行して実行
される。例えば、エレベータ状態監視画面を開いていて
も、制御の実行が行なわれる。なお、即時制御指令実行
タスクの詳細は図15に示し、時刻制御執行タスクの詳
細は図16に示す。
【0077】図14において、ステップS21で分が変
化したか否かが判断され、分が変化した場合には、ステ
ップS22で時刻制御実行タスクを起動して、ステップ
S23に進む。また、ステップS21で分が変化してい
ないと判断された場合には、そのままステップS23に
進む。このように、時刻が変化する度、即ち、分が変化
する度に、登録したモードの実行時刻を走査して、制御
指令を作成する時刻制御実行タスクを起動する。ステッ
プS23では、時刻制御実行タスクから完了信号を受信
したか否かが判断され、完了信号を受信した場合には、
ステップS24で時刻制御実行タスクを終了して、ステ
ップS23に進む。また、ステップS23で時刻制御実
行タスクから完了信号を受信していないと判断された場
合には、そのままステップS25に進む。こうして、時
刻制御実行タスクが一連の処理を完了して、完了信号を
渡してきたときに、時刻制御実行タスクを終了する。ス
テップS25では、即時制御指令実行タスクが未起動か
否かが判断され、未起動の場合には、ステップS26で
即時制御指令実行タスクを起動して、ステップS27に
進む。また、ステップS25で即時制御指令実行タスク
が起動されていると判断された場合には、そのままステ
ップS27に進む。こうして、実行指令画面で設定した
各運行制御項目毎の有効となっているモードの制御指令
を作成する即時制御指令実行タスクを起動する。なお、
本タスクは一度起動されると終了することはない。この
後、ステップS27からステップS34で各画面タスク
の起動と終了を行なう。即ち、ステップS27でエレベ
ータ状態監視画面タスクの起動と終了を行ない、ステッ
プS28でコメント表示画面タスクの起動と終了を行な
い、ステップS29で制御指令登録画面タスクの起動と
終了を行ない、ステップS30で実行指令画面タスクの
起動と終了を行ない、ステップS31で実行時刻登録画
面タスクの起動と終了を行ない、ステップS32でコメ
ント設定画面タスクの起動と終了を行ない、ステップS
33で制御指令設定画面タスクの起動と終了を行ない、
ステップS34で実行時刻設定画面タスクの起動と終了
を行なう。このステップS27からステップS34は各
画面上での操作に対応したデータ処理と各画面の表示処
理を行なうタスクの起動と終了を行なうプログラムであ
り、詳細な手順は後述する各図において説明をする。
【0078】図15は本発明の第一実施例であるエレベ
ータの監視装置の即時制御指令実行タスクの詳細を示す
フローチャートである。このタスクは実行指令画面タス
クが作成の実行指令設定状態メモリを運行制御項目毎に
走査し、有効となっているモードの制御指令登録情報を
読出し、全ての有効モードについてOR論理で制御指令
信号を作成する。
【0079】図15において、ステップS41で出勤時
運転の即時実行モードを取出し、ステップS42で出勤
時運転指令を作成する。これは、次のような手順によっ
て行なわれる。まず、実行指令画面タスクが作成の出勤
時運転用実行指令設定状態メモリを走査し、設定状態が
有効となっているモード名を取出す。次に、取出したモ
ードに対応する制御指令登録情報をモード別制御指令登
録情報テーブルから読出し、バンク配列構成の一時メモ
リに設定状態を書込む。続いて、他の有効なモード名に
ついて、同様に設定状態を一時メモリに有効を正論理と
して既に書込まれている内容とOR論理処理を行ない書
込む。最後に、一時メモリの内容に従って各バンク毎の
即時制御用出勤時運転指令をON或いはOFFにする。 次に、ステップS43で昼食時運転の即時実行モードを
取出し、ステップS44で昼食時運転指令を作成する。 これも、上記の出勤時運転の場合と同様の手順によって
行なわれ、各バンク毎の即時制御用昼食時運転指令をO
N或いはOFFにする。ステップS45で退勤時運転の
即時実行モードを取出し、ステップS46で退勤時運転
指令を作成する。これも、上記の出勤時運転の場合と同
様の手順によって行なわれ、各バンク毎の即時制御用退
勤時運転指令をON或いはOFFにする。ステップS4
7で遠隔休止の即時実行モードを取出し、ステップS4
8で遠隔休止指令を作成する。これも、上記の出勤時運
転の場合と同様の手順によって行なわれ、各号機毎の即
時制御用遠隔休止指令をON或いはOFFにする。なお
、一時メモリの配列や、制御信号の構造は号機毎となる
。ステップS49で帰着待機の即時実行モードを取出し
、ステップS50で帰着待機指令を作成する。これも、
上記の出勤時運転の場合と同様の手順によって行なわれ
、各号機毎の即時制御用帰着待機指令をON或いはOF
Fにする。なお、一時メモリの配列や、制御信号構造は
上記遠隔休止と同一である。そして、ステップS51で
エレベータ制御指令出力信号作成用タスクの受信エリア
に全ての指令を書込む。即ち、即時制御用出勤時運転指
令、即時制御用昼食時運転指令、即時制御用退勤時運転
指令、即時制御用遠隔休止指令、及び即時制御用帰着待
機指令をエレベータ制御指令出力信号作成用タスクの受
信エリアに書込み、エレベータに指令を送信する。 この後、再び、ステップS41に戻り、上記一連の手順
を繰返す。
【0080】図16は本発明の第一実施例であるエレベ
ータの監視装置の時刻制御実行タスクの詳細を示すフロ
ーチャートである。このタスクは実行時刻設定画面タス
クが作成のモード実行時刻登録情報テーブルを運行制御
項目毎に走査し、現時刻で有効となっているモードの制
御指令登録情報を読出し、全ての有効モードについてO
R論理で制御指令信号を作成する。
【0081】図16において、ステップS61で出勤時
運転の時刻制御モードを取出し、ステップS62で出勤
時運転指令を作成する。これは、次のような手順によっ
て行なわれる。まず、実行時刻設定画面タスクが作成の
モード実行時刻登録情報テーブルのうち、出勤時運転用
の実行時刻登録情報を走査し、新たに更新された現時刻
(日付と時分)が実行時刻の条件、即ち、現時刻が開始
時刻と終了時刻との間にあることを満しているモード名
を取出す。次に、制御指令登録情報をモード別制御指令
登録情報テーブルから読出し、即時制御指令実行タスク
の場合と同じように、取出したモード名分バンク配列構
造の一時メモリに設定状態をOR論理処理を行ないなが
ら書込み、一時メモリの内容に従って各バンク毎の時刻
制御用出勤時運転指令をON或いはOFFにする。なお
、このときに取出した実行時刻の条件を満しているモー
ド名を時刻制御中モードメモリに記憶しておき、他のタ
スクに渡すようにする。次に、ステップS63で昼食時
運転の時刻実行モードを取出し、ステップS64で昼食
時運転指令を作成する。これも、上記の出勤時運転の場
合と同様の手順によって行なわれ、各バンク毎の時刻制
御用昼食時運転指令をON或いはOFFにし、また、実
行時刻の条件を満しているモード名を時刻制御中モード
メモリに記憶する。ステップS65で退勤時運転の時刻
実行モードを取出し、ステップS66で退勤時運転指令
を作成する。これも、上記の出勤時運転の場合と同様の
手順によって行なわれ、各バンク毎の時刻制御用退勤時
運転指令をON或いはOFFにし、また、実行時刻の条
件を満しているモード名を時刻制御中モードメモリに記
憶する。ステップS67で遠隔休止の時刻実行モードを
取出し、ステップS68で遠隔休止指令を作成する。 これも、上記の出勤時運転の場合と同様の手順によって
行なわれ、各号機毎の時刻制御用遠隔休止指令をON或
いはOFFにし、また、実行時刻の条件を満しているモ
ード名を時刻制御中モードメモリに記憶する。なお、メ
モリの配列や、制御信号の構造は号機毎となる。ステッ
プS69で帰着待機の時刻実行モードを取出し、ステッ
プS70で帰着待機指令を作成する。これも、上記の出
勤時運転の場合と同様の手順によって行なわれ、各号機
毎の時刻制御用帰着待機指令をON或いはOFFにし、
また、実行時刻の条件を満しているモード名を時刻制御
中モードメモリに記憶する。なお、メモリの配列や、制
御信号の構造は上記遠隔休止と同一である。そして、ス
テップS61でエレベータ制御指令出力信号作成用タス
クの受信エリアに全ての指令を書込む。即ち、時刻制御
用出勤時運転指令、時刻制御用昼食時運転指令、時刻制
御用退勤時運転指令、時刻制御用遠隔休止指令、及び時
刻制御用帰着待機指令をエレベータ制御指令出力信号作
成用タスクの受信エリアに書込み、エレベータに指令を
送信する。この後、ステップS72でスケジューラに選
択欄の名称を渡す。これにより、スケジューラに処理完
了を通知し終わる。なお、この時刻制御実行タスクの終
了処理はスケジューラが行なう。
【0082】図17は本発明の第一実施例であるエレベ
ータの監視装置のエレベータ制御指令出力信号作成用タ
スクの詳細を示すフローチャートである。このタスクは
即時制御と時刻制御で作成の運行制御項目毎の制御指令
信号をOR論理処理を行なって、1つのエレベータ出力
用制御信号を作成する。そして、各エレベータ毎への伝
送フォーマットに変換する。
【0083】図17において、ステップS81で出勤時
運転指令を合成し、ステップS82で出勤時運転指令の
形式変換をする。これは、次のような手順によって行な
われる。まず、即時制御指令実行タスクが作成の即時制
御用出勤時運転指令と、時刻制御実行タスクが作成の時
刻制御用出勤時運転指令とをOR論理処理を行ない出力
用出勤時運転指令とする。次に、出力用出勤時運転指令
を各バンク毎への伝送フォーマットに変換し、エレベー
タ伝送用タスクの受信エリアに書込む。次に、ステップ
S83で昼食時運転の指令を合成し、ステップS84で
昼食時運転指令を作成する。これも、上記の出勤時運転
の場合と同様の手順によって行なわれ、即時制御用昼食
時運転指令と時刻制御用昼食時運転指令から出力用昼食
時運転指令の形式変換をする。更に、伝送フォーマット
に変換して、エレベータ伝送用タスクの受信エリアに書
込む。ステップS85で退勤時運転の指令を合成し、ス
テップS86で退勤時運転指令の形式変換をする。これ
も、上記の出勤時運転の場合と同様の手順によって行な
われ、即時制御用退勤時運転指令と時刻制御用退勤時運
転指令から出力用退勤時運転指令を作成し、更に、伝送
フォーマットに変換して、エレベータ伝送用タスクの受
信エリアに書込む。ステップS87で遠隔休止の指令を
合成し、ステップS88で遠隔休止指令の形式変換をす
る。これも、上記の出勤時運転の場合と同様の手順によ
って行なわれ、即時制御用遠隔休止指令と時刻制御用遠
隔休止指令から出力用遠隔休止指令を作成し、更に、伝
送フォーマットに変換して、エレベータ伝送用タスクの
受信エリアに書込む。ステップS89で帰着待機の指令
を合成し、ステップS90で帰着待機指令の形式変換を
する。これも、上記の出勤時運転の場合と同様の手順に
よって行なわれ、即時制御用帰着待機指令と時刻制御用
帰着待機指令から出力用帰着待機指令を作成し、更に、
伝送フォーマットに変換して、エレベータ伝送用タスク
の受信エリアに書込む。この後、再び、ステップS81
に戻り、上記一連の手順を繰返す。
【0084】図18は本発明の第一実施例であるエレベ
ータの監視装置のエレベータ状態監視画面上での操作に
対応したデータ処理と表示処理を行なうエレベータ状態
監視画面タスクの起動及び終了のプログラムの詳細を示
すフローチャートである。なお、エレベータ状態監視画
面タスクはコメント表示画面タスク、制御指令登録画面
タスク、実行指令画面タスク、実行時刻登録画面タスク
を閉じたときにも起動される。エレベータ状態監視画面
タスクの詳細は図21に示す。
【0085】図18において、ステップS101で消去
画面で何か入力されたか否かが判断され、何か入力され
た場合には、ステップS102で消去画面タスクを終了
し、ステップS103でエレベータ状態監視画面タスク
を起動して、ステップS104に進む。また、ステップ
S101で何も入力されていないと判断された場合には
、そのままステップS104に進む。このように、画面
を消去中に、即ち、消去画面タスクを実行中に、CRT
表示装置伝送用タスクからライトペンによる何らかの位
置選択の受信信号を受取ったとき、消去画面タスクを閉
じてエレベータ状態監視画面タスクを起動する。ステッ
プS104では、エレベータ状態監視画面で消去欄が選
択されたか否かが判断され、消去欄が選択された場合に
は、ステップS105でエレベータ状態監視画面タスク
を終了し、ステップS106で消去画面タスクを起動し
て、このプログラムによるルーチンを終える。また、ス
テップS104で消去欄が選択されていないと判断され
た場合には、このまま、このプログラムによるルーチン
を終え、メインプログラムに戻る。こうして、エレベー
タ状態監視画面タスクを実行中に、CRT表示装置伝送
用タスクからライトペンによる消去欄選択の受信信号を
受取ったとき、エレベータ状態監視画面タスクを閉じて
消去画面タスクを起動する。
【0086】なお、消去画面タスクは、画面を消去状態
にしておくためのもので、実際のタスク処理としては何
も実行されない。即ち、無実行のタスクである。消去画
面タスクは、ここで示すエレベータ状態監視画面で消去
欄を選択したときと、電源投入時のシステム立上りのと
きのみ起動される。また、エレベータ状態監視画面タス
クを起動することにより閉じる。
【0087】図19は本発明の第一実施例であるエレベ
ータの監視装置のコメント表示画面上での操作に対応し
たデータ処理と表示処理を行なうコメント表示画面タス
クの起動及び終了のプログラムの詳細を示すフローチャ
ートである。なお、コメント表示画面タスクはコメント
設定画面タスクを閉じたときにも起動される。コメント
表示画面タスクの詳細は図22に示す。
【0088】図19において、ステップS111でエレ
ベータ状態監視画面でコメント欄が選択されたか否かが
判断され、コメント欄が選択された場合には、ステップ
S112でエレベータ状態監視画面タスクを終了し、ス
テップS113でコメント表示画面タスクを起動して、
ステップS114に進む。また、ステップS111でコ
メント欄が選択されていないと判断された場合には、そ
のままステップS114に進む。このように、エレベー
タ状態監視画面タスクを実行中に、CRT表示装置伝送
用タスクからライトペンによるコメント欄位置選択の受
信信号を受取ったとき、エレベータ状態監視画面タスク
を閉じてコメント表示画面タスクを起動する。ステップ
S114では、コメント表示画面タスクから完了信号を
受信したか否かが判断され、完了信号を受信した場合に
は、ステップS115でコメント表示画面タスクを終了
し、ステップS116でエレベータ状態監視画面タスク
を起動して、このプログラムによるルーチンを終える。 また、ステップS114で完了信号を受信していないと
判断された場合には、このまま、このプログラムによる
ルーチンを終る。こうして、コメント表示画面タスクが
CRT表示装置伝送用タスクからの受信信号にライトペ
ンによる終了欄位置選択の入力を検出し、コメント表示
画面タスクからデータととともに完了信号を受取ったと
き、コメント表示画面タスクを閉じてエレベータ状態監
視画面タスクを起動する。
【0089】なお、制御指令登録画面タスクの起動及び
終了のプログラムについては、下記の読替えを除いて、
上記図19のコメント表示画面タスクの起動及び終了の
プログラムと同様であるので、説明は省略する。
【0090】即ち、コメント欄を制御登録欄に、コメン
ト表示画面タスクを制御指令登録画面タスクに各々読替
える。なお、制御指令設定画面タスクを閉じたときにも
、制御指令登録画面タスクは起動される。この制御指令
登録画面タスクの詳細は図24に示す。
【0091】また、実行指令画面タスクの起動及び終了
のプログラムについても、下記の読替えを除いて、上記
図19のコメント表示画面タスクの起動及び終了のプロ
グラムと同様であるので、説明は省略する。
【0092】即ち、コメント欄を制御実行欄に、コメン
ト表示画面タスクを実行指令画面タスクに各々読替える
。なお、実行指令画面タスクの詳細は図26に示す。
【0093】更に、実行時刻登録画面タスクの起動及び
終了のプログラムについては、下記の読替えを除いて、
上記図19のコメント表示画面タスクの起動及び終了の
プログラムと同様であるので、説明は省略する。
【0094】即ち、コメント欄を制御予約欄に、コメン
ト表示画面タスクを実行時刻登録画面タスクに各々読替
える。なお、実行時刻設定画面タスクを閉じたときにも
、実行時刻登録画面タスクは起動される。この実行時刻
登録画面タスクの詳細は図27に示す。
【0095】図20は本発明の第一実施例であるエレベ
ータの監視装置のコメント設定画面上での操作に対応し
たデータ処理と表示処理を行なうコメント設定画面タス
クの起動及び終了のプログラムの詳細を示すフローチャ
ートである。なお、コメント設定画面タスクの詳細は図
23に示す。
【0096】図20において、ステップS121でコメ
ント表示画面でコメント設定欄が選択されたか否かが判
断され、コメント設定欄が選択された場合には、ステッ
プS122で運行制御項目名とモード名が確定したか否
かが判断され、確定した場合には、ステップS123で
コメント表示画面タスクを終了し、ステップS124で
コメント設定画面タスクを起動して、ステップS125
に進む。一方、ステップS121でコメント設定欄が選
択されていないと判断された場合、及びステップS12
2で運行制御項目名とモード名が確定していないと判断
された場合には、そのままステップS125に進む。こ
のように、コメント表示画面タスクを実行中に、CRT
表示装置伝送用タスクからライトペンによるコメント設
定欄位置選択の受信信号を受取り、更に、コメント表示
画面タスクから運行制御項目名とモード名を受取った場
合に、コメント表示画面タスクを閉じてコメント設定画
面タスクを起動する。また、運行制御項目名とモード名
とをコメント設定画面タスクにプログラム実行の引数と
して渡す。ステップS125では、コメント設定画面タ
スクから完了信号を受信したか否かが判断され、完了信
号を受信した場合には、ステップS126でコメント設
定画面タスクを終了し、ステップS127でコメント表
示画面タスクを起動して、このプログラムによるルーチ
ンを終える。また、ステップS125で完了信号を受信
していないと判断された場合には、このまま、このプロ
グラムによるルーチンを終える。こうして、コメント設
定画面タスクがCRT表示装置伝送用タスクからの受信
信号にライトペンによる終了欄位置選択の入力を検出し
、コメント設定画面タスクから完了信号を受信したとき
、コメント設定画面タスクを閉じてコメント表示画面タ
スクを起動する。
【0097】制御指令設定画面タスクの起動及び終了の
プログラムについては、下記の読替えを除いて、上記図
20のコメント設定画面タスクの起動及び終了のプログ
ラムと同様であるので、説明は省略する。
【0098】即ち、コメント設定欄を指定設定欄に、コ
メント表示画面を制御指令登録画面に、コメント設定画
面を制御指令設定画面に各々読替える。なお、制御指令
設定画面タスクの詳細は図25に示す。
【0099】実行時刻設定画面タスクの起動及び終了の
プログラムについても、下記の読替えを除いて、上記図
20のコメント設定画面タスクの起動及び終了のプログ
ラムと同様であるので、説明は省略する。
【0100】即ち、コメント設定欄を時刻設定欄に、コ
メント表示画面を実行時刻登録画面に、コメント設定画
面を実行時刻設定画面に各々読替える。なお、実行時刻
設定画面タスクの詳細は図28に示す。
【0101】図21は本発明の第一実施例であるエレベ
ータの監視装置のエレベータ状態監視画面上での操作に
対応したデータ処理と表示処理を行なうエレベータ状態
監視画面タスクの詳細を示すフローチャートである。
【0102】図21において、ステップS131で画面
をクリアにし、ステップS132で固定部の表示をする
。画面を一旦何も表示それていない状態にするために、
CRT表示装置に画面消去指令を出力する。その後、エ
レベータ状態監視画面の変化しない部分を表示するため
に、予めROMに固定された固定部表示用データテーブ
ルから、エレベータ状態監視画面用の表示データを読出
し、CRT表示装置に出力する。これで、図5のタイト
ル名51、画面切換欄53a〜53e、ガイダンス切換
欄54、バンクの名称58等が表示される。なお、以下
の説明を含め、ここでいう表示データとはCRT表示装
置が解釈できる命令群であり、キャラクタ表示用命令と
グラフィック表示用命令の集まったものである。そして
、ステップS133で現在のエレベータ状態信号を受取
り、時刻を読取り、ステップS134で変化部の初期表
示を行なう。即ち、エレベータ状態信号作成用タスクか
ら現在のエレベータ状態信号を受取り、予めROMに設
定された変化部表示用データテーブルからエレベータ状
態信号に対応する変化部の表示データを読出し、CRT
表示装置に出力して初期表示を行なう。これで、図5の
バンク枠56a〜56g、号機枠57a〜57d、災害
発生状況59等が表示される。更に、時計から、現在日
時を読取り、時刻の表示データを同様にして読出し、C
RT表示装置に出力して時刻の初期表示を行なう。これ
で、図5の現時刻52が表示される。次に、ステップS
135で、エレベータ状態信号または時刻に変化がある
か否かが判断され、変化がある場合には、ステップS1
36で変化部分の表示を更新し、ステップS137に進
む。また、ステップS135でエレベータ状態信号また
は時刻に変化がないと判断された場合には、そのままス
テップS137に進む。このように、エレベータ状態信
号作成用タスクから現在のエレベータ状態信号を受取り
、前回までの状態信号と変ったもののみ取出し、上記の
変化部初期表示と同様にして、画面上の変化部に対応す
る表示データのみをCRT表示装置に出力する。このと
き、新たに書換える部分を消去する表示データを先に入
力し、その後で、新規表示データを出力して、重ね表示
をしないようにする。なお、時刻の表示更新についても
同様である。ステップS137では、ガイダンス切換欄
が選択されたか否かが判断され、選択された場合には、
ステップS138でガイダンスの切換表示を行ない、ス
テップS139に進む。また、ステップS137でガイ
ダンス切換欄が選択されていないと判断された場合には
、そのままステップS139に進む。このように、CR
T表示装置伝送用タスクからガイダンス切換欄54(故
障欄、停電欄、火災欄、地震欄のいずれか)のライトペ
ン3による位置選択の受信信号を受取ったとき、固定部
表示用データテーブルから各欄のガイダンスに対応した
表示データを読出し、CRT表示装置2に出力する。こ
れで、図5のガイダンス表示欄55が表示される。この
とき、新たに書換える部分を消去する表示データを先に
入力し、その後で、新規表示データを出力して、重ね表
示をしないようにする。ステップS139では、画面切
換の欄が選択されたか否かが判断され、選択された場合
には、ステップS140でスケジューラに選択欄の名称
を渡し、このまま、このプログラムによるルーチンを終
える。また、ステップS139で画面切換の欄が選択さ
れていないと判断された場合には、再び、ステップS1
35に戻る。このように、CRT表示装置伝送用タスク
から消去欄、コメント欄、制御登録欄、制御実行欄、制
御予約欄のいずれかのライトペン3の位置選択による受
信信号を受取ったとき、スケジューラにその選択欄の名
称を渡し、処理を終了する。なお、タスクの終了処理は
スケジューラが行なう。
【0103】図22は本発明の第一実施例であるエレベ
ータの監視装置のコメント表示画面上での操作に対応し
たデータ処理と表示処理を行なうコメント表示画面タス
クの詳細を示すフローチャートである。なお、前述した
手順については説明を簡単にする。
【0104】図22において、ステップS151で画面
をクリアにし、固定部の表示をし、時刻変化部の初期表
示を行なう。エレベータ状態監視画面タスクと同様に、
まず、画面クリア、固定部表示、及び時刻の変化部初期
表示を行なう。これで、図6のタイトル名61、画面切
換欄63a,63b、ガイダンス表示欄64、取消欄6
6、運行制御項目選択欄68、及びコメント表示欄67
の一部が表示される。そして、ステップS152で、時
刻に変化があるか否かが判断され、変化がある場合には
、ステップS153で時刻変化部分の表示を更新し、ス
テップS154に進む。また、ステップS152で時刻
に変化がないと判断された場合には、そのままステップ
S154に進む。このように、エレベータ状態監視画面
タスクと同様に、変化部分(時刻)の表示の更新を行な
う。ステップS154では、運行制御項目名選択欄が選
択されたか否かが判断され、選択された場合には、ステ
ップS155で運行制御項目名とコメントの切換表示を
行ない、ステップS156に進む。また、ステップS1
54で運行制御項目名選択欄が選択されていないと判断
された場合には、そのままステップS156に進む。 このように、CRT表示装置伝送用タスクから運行制御
項目名選択欄中の運行制御項目名のライトペン3による
位置選択の受信信号を受取ったとき、選択中運行制御項
目名として名称を記憶するとともに、モード別コメント
登録情報テーブルから選択された運行制御項目名に対応
するモード1〜モード8のコメント文字データを取出し
、それを表示データに変換して、CRT表示装置2に出
力する。これで、図6のコメント表示欄67が表示され
る。このときも、重ね表示防止のために、事前の消去が
必要である。同時に、運行制御項目名表示欄65の名称
の切替えを行なう。表示データの出力に関する説明は、
上記説明と同様なので以後の説明は省略する。ステップ
S156では、モード名欄が選択されたか否かが判断さ
れ、選択された場合には、ステップS157でモード名
を記憶して、ステップS158に進む。また、ステップ
S156でモード名欄が選択されていないと判断された
場合には、そのままステップS158に進む。このよう
に、CRT表示装置伝送用タスクからモード名のライト
ペン3による位置選択の受信信号を受取ったとき、選択
中モード名として名称を記憶する。なお、ここでは最新
のモード名のみ記憶する。ステップS158では、取消
欄が選択されたか否かが判断され、選択された場合には
、ステップS159で選択を取消し、ステップS160
に進む。また、ステップS158で取消欄が選択されて
いないと判断された場合には、そのままステップS16
0に進む。ここでは、CRT表示装置伝送用タスクから
取消欄のライトペン3による位置選択の受信信号を受取
ったとき、それまでに記憶されていた最終選択の運行制
御項目名とモード名をクリアする。更に、運行制御項目
名表示欄65の消去と、コメント表示欄67のコメント
内容欄の消去を行なう。ステップS160では、画面切
換欄が選択され、かつ切換えが有効か否かが判断され、
画面切換欄が選択され、かつ切換えが有効な場合には、
ステップS161でスケジューラに選択欄の名称を渡し
、このまま、このプログラムによるルーチンを終える。 また、ステップS160で画面切換の欄が選択されてい
ないと判断された場合、或いは切換えが有効でないと判
断された場合には、再び、ステップS152に戻る。こ
のように、CRT表示装置伝送用タスクから終了欄、コ
メント設定欄のいずれかのライトペン3の位置選択によ
る受信信号を受取ったとき、スケジューラにその選択欄
の名称を渡し、処理を終了する。なお、タスクの終了処
理はスケジューラが行なう。また、コメント設定欄が選
択されたときには、運行制御項目名とモード名が選択さ
れ記憶されていなければ、処理を終了しない。コメント
設定欄による画面切換時は選択欄の名称とともに、運行
制御項目名とモード名をスケジューラに渡す。
【0105】図23は本発明の第一実施例であるエレベ
ータの監視装置のコメント設定画面上での操作に対応し
たデータ処理と表示処理を行なうコメント設定画面タス
クの詳細を示すフローチャートである。なお、前述した
手順については説明を簡単にする。
【0106】図23において、ステップS171で画面
をクリアにし、固定部の表示をし、時刻変化部の初期表
示を行ない、ステップS172で運転制御項目名とモー
ド名とコメント内容を表示する。即ち、ステップS17
1では、前述のエレベータ状態監視画面タスク及びコメ
ント表示画面タスクと同様に、まず、画面クリア、固定
部表示、及び時刻の変化部初期表示を行なう。これで、
図7のタイトル名71、画面切換欄73、ガイダンス表
示欄74、漢字/ひらがな入力欄76、設定欄77、及
び英数/カタカナ入力欄78が表示される。また、ステ
ップS172では、スケジューラから受取った選択中の
運転制御項目名とモード名を各々運転制御項目名表示欄
とモード名表示欄に表示し、更に、それらに対応するモ
ード別コメント登録情報テーブルから取出したコメント
内容をコメント内容編集欄に表示するとともに、コメン
ト内容編集メモリに文字データを記憶する。なお、この
とき、カーソル位置を一番左にし、漢字/ひらがなフラ
グ、コード番号メモリをクリアしておく。そして、ステ
ップS173で時刻の表示を更新する。この時刻の表示
の更新も、前述のエレベータ状態監視画面タスク及びコ
メント表示画面タスクと同様である。ステップS174
で、コメント編集内容欄が選択されたか否かが判断され
、選択された場合には、ステップS175で選択位置に
カーソルを表示し、ステップS176に進む。また、ス
テップS174でコメント編集内容欄が選択されていな
いと判断された場合には、そのままステップS176に
進む。即ち、コメント内容編集欄のライトペン3による
位置選択の受信信号を受取ったとき、受信位置にカーソ
ルマークを表示する。ステップS176では、英数/カ
タカナ入力欄が選択されたか否かが判断され、選択され
た場合には、ステップS177で文字の更新を行ない、
ステップS178に進む。また、ステップS176で英
数/カタカナ入力欄が選択されていないと判断された場
合には、そのままステップS178に進む。このように
、漢字/ひらがなフラグがONでないときに、英数/カ
タカナ入力欄中でライトペン3による位置選択の受信信
号を受取ったとき、受信位置に対応する文字を英数/カ
タカナ用文字データテーブルから読取り、カーソル位置
に表示更新するとともに、コメント内容編集メモリの対
応する文字データを書換える。また、漢字/ひらがなフ
ラグがONで受信信号が数字のとき、コード番号メモリ
の次に順位の桁に受信した数字を書込む。コード番号メ
モリが4桁揃ったとき、漢字用文字データテーブルから
対応する番号の文字を読取り、カーソル位置に表示を更
新するとともに、コメント内容編集メモリの対応する文
字データを書換え、漢字/ひらがなフラグをクリアする
。このとき、受信信号が数字でなかったり、対応する文
字データがない場合には、警告音を鳴らす。即ち、CR
T表示装置ブザー共鳴命令を出力する。ステップS17
8では、漢字/ひらがな入力欄が選択されたか否かが判
断され、選択された場合には、ステップS179でこれ
を記憶して、ステップS180に進む。また、ステップ
S178で漢字/ひらがな入力欄が選択されていないと
判断された場合には、そのままステップS180に進む
。このように、漢字/ひらがな入力欄76のライトペン
3による位置選択の受信信号を受取ったとき、漢字/ひ
らがなフラグをONして漢字/ひらがな入力の編集であ
ることを記憶する。ステップS180では、設定欄が選
択されたか否かが判断され、選択された場合には、ステ
ップS181でこれを登録し、ステップS182に進む
。また、ステップS180で設定欄が選択されていない
と判断された場合には、そのままステップS182に進
む。ここでは、設定欄のライトペン3による位置選択の
受信信号を受取ったとき、コメント内容編集メモリの内
容をモード別コメント登録情報テーブルに書込んで、コ
メント情報を更新する。ステップS182では、終了欄
が選択されたか否かが判断され、終了欄が選択された場
合には、ステップS183でスケジューラに選択欄の名
称を渡し、このまま、このプログラムによるルーチンを
終える。また、ステップS182で終了欄が選択されて
いないと判断された場合には、再び、ステップS173
に戻る。このように、終了欄のライトペン3の位置選択
による受信信号を受取ったとき、スケジューラに終了欄
の名称を渡し、処理を終了する。なお、タスクの終了処
理はスケジューラが行なう。
【0107】図24は本発明の第一実施例であるエレベ
ータの監視装置の制御指令登録画面上での操作に対応し
たデータ処理と表示処理を行なう制御指令登録画面タス
クの詳細を示すフローチャートである。前述したコメン
ト表示画面タスクと基本的に同様であるので簡単に説明
をする。
【0108】図24において、ステップS191で画面
をクリアにし、固定部の表示をし、時刻変化部の初期表
示を行なう。前述したコメント表示画面タスクと同様に
、まず、画面クリア、固定部表示、及び時刻の変化部初
期表示を行なう。これで、図8のタイトル名81、画面
切換欄83a,83b、ガイダンス表示欄84、取消欄
86、運行制御項目選択欄88、及びコメント表示欄8
7の一部が表示される。そして、ステップS192で時
刻表示を更新する。この時刻の表示の更新も、前述のコ
メント表示画面タスクと同様である。ステップS193
で、運行制御項目名選択欄が選択されたか否かが判断さ
れ、選択された場合には、ステップS194で運行制御
項目名とコメントの切換表示を行ない、ステップS19
5に進む。また、ステップS193で運行制御項目名選
択欄が選択されていないと判断された場合には、そのま
まステップS195に進む。このように、運行制御項目
名のライトペン3による位置選択の受信信号を受取った
とき、選択中運行制御項目名の記憶と、コメント表示欄
67、更に、運行制御項目名表示欄の表示の切換えを行
なう。ステップS195では、モード名欄が選択された
か否かが判断され、選択された場合には、ステップS1
96でモード名を記憶して、ステップS197に進む。 また、ステップS195でモード名欄が選択されていな
いと判断された場合には、そのままステップS197に
進む。このように、モード名のライトペン3による位置
選択の受信信号を受取ったとき、選択中モード名として
名称を記憶する。ステップS197では、取消欄が選択
されたか否かが判断され、選択された場合には、ステッ
プS198で選択を取消し、ステップS199に進む。 また、ステップS197で取消欄が選択されていないと
判断された場合には、そのままステップS199に進む
。ここでは、取消欄のライトペン3による位置選択の受
信信号を受取ったとき、最終選択の運行制御項目名とモ
ード名をクリアする。更に、運行制御項目名の消去と、
コメント内容欄の消去を行なう。ステップS199では
、画面切換欄が選択され、かつ切換えが有効か否かが判
断され、画面切換欄が選択され、かつ切換えが有効な場
合には、ステップS200でスケジューラに選択欄の名
称を渡し、このまま、このプログラムによるルーチンを
終える。また、ステップS199で画面切換の欄が選択
されていないと判断された場合、或いは切換えが有効で
ないと判断された場合には、再び、ステップS192に
戻る。このように、終了欄、指令設定欄のいずれかのラ
イトペン3の位置選択による受信信号を受取ったとき、
スケジューラにその選択欄の名称を渡し、処理を終了す
る。なお、タスクの終了処理はスケジューラが行なう。 また、指令設定欄が選択されたときには、運行制御項目
名とモード名が選択され記憶されていなければ、画面切
換えをしない。指令設定欄による画面切換時は選択欄の
名称とともに、運行制御項目名とモード名をスケジュー
ラに渡す。
【0109】図25は本発明の第一実施例であるエレベ
ータの監視装置の制御指令設定画面上での操作に対応し
たデータ処理と表示処理を行なう制御指令設定画面タス
クの詳細を示すフローチャートである。なお、前述した
手順については説明を簡単にする。
【0110】図25において、ステップS201で画面
をクリアにし、固定部の表示をし、時刻変化部の初期表
示を行ない、ステップS202で運転制御項目名とモー
ド名とコメント内容と設定状態を表示する。即ち、ステ
ップS201では、前述と同様に、画面クリア、固定部
表示、及び時刻の変化部初期表示を行なう。これで、図
9のタイトル名91、画面切換欄93、ガイダンス表示
欄94、設定欄96、取消欄97、有効/無効欄98、
及び制御指令設定欄99の一部が表示される。また、ス
テップS162では、前述のように、選択中の運転制御
項目名とモード名を表示し、それらに対応するコメント
内容をコメント表示欄に表示する。更に、選択中のモー
ドに対応する制御指令登録情報をモード別制御指令登録
情報テーブルから読出し、設定状態欄に表示するととも
に、設定状態編集メモリに記憶する。そして、ステップ
S203で時刻の表示を更新する。この時刻の表示の更
新も、前述と同様である。ステップS204で、バンク
名が選択されたか否かが判断され、選択された場合には
、ステップS205で選択バンク名を更新し、ステップ
S206に進む。また、ステップS204でバンク名が
選択されていないと判断された場合には、そのままステ
ップS206に進む。このように、それまでのバンク名
の記憶をクリアして、選択されたバンク名を新たな選択
バンクとして記憶する。ステップS206では、有効/
無効欄が選択されたか否かが判断され、選択された場合
には、ステップS207で設定状態の更新を行ない、ス
テップS208に進む。また、ステップS206で有効
/無効欄が選択されていないと判断された場合には、そ
のままステップS208に進む。即ち、有効欄のライト
ペン3による位置選択の受信信号を受取ったとき、選択
バンクの設定状態欄をONに表示するとともに、設定状
態編集メモリの対応する設定状態を書換える。無効欄の
選択の場合も有効欄の選択の場合と同様である。なお、
選択バンクがないにも拘らず、選択されたならば、警告
音を鳴らす。ステップS208では、取消欄が選択され
たか否かが判断され、選択された場合には、ステップS
209で選択を取消して、ステップS210に進む。ま
た、ステップS208で取消欄が選択されていないと判
断された場合には、そのままステップS210に進む。 即ち、前述のように、取消欄のライトペン3による位置
選択の受信信号を受取ったとき、最終選択のバンク名を
取消す。ステップS210では、設定欄が選択されたか
否かが判断され、選択された場合には、ステップS21
1でこれを登録し、ステップS212に進む。また、ス
テップS210で設定欄が選択されていないと判断され
た場合には、そのままステップS212に進む。 ここでは、設定欄のライトペン3による位置選択の受信
信号を受取ったとき、設定状態編集メモリの内容をモー
ド別制御指令登録情報テーブルに書込んで、設定状態を
更新する。ステップS212では、終了欄が選択された
か否かが判断され、終了欄が選択された場合には、ステ
ップS213でスケジューラに選択欄の名称を渡し、こ
のまま、このプログラムによるルーチンを終える。また
、ステップS212で終了欄が選択されていないと判断
された場合には、再び、ステップS203に戻る。この
ように、終了欄のライトペン3の位置選択による受信信
号を受取ったとき、スケジューラに終了欄の名称を渡し
、処理を終了する。なお、タスクの終了処理はスケジュ
ーラが行なう。
【0111】図26は本発明の第一実施例であるエレベ
ータの監視装置の実行指令画面上での操作に対応したデ
ータ処理と表示処理を行なう実行指令画面タスクの詳細
を示すフローチャートである。なお、前述した手順につ
いては説明を簡単にする。
【0112】図25において、ステップS221で画面
をクリアにし、固定部の表示をし、時刻変化部の初期表
示を行ない、ステップS222で運転制御項目名とコメ
ント内容と設定状態を表示する。即ち、ステップS22
1では、前述と同様に、画面クリア、固定部表示、及び
時刻の変化部初期表示を行なう。これで、図10のタイ
トル名101、画面切換欄103、ガイダンス表示欄1
04、取消欄106、有効/無効欄107、運行制御項
目名選択欄109、及び実行指令設定欄108の一部が
表示される。また、ステップS222では、選択中の運
転制御項目名と、それに対応するコメント内容と、設定
状態を同様に表示する。なお、設定状態は実行指令設定
状態メモリから読出し表示する。そして、ステップS2
23で時刻の表示を更新する。この時刻の表示の更新も
、前述と同様である。ステップS224で、運行制御項
目名選択欄が選択されたか否かが判断され、選択された
場合には、ステップS225で運行制御項目名とコメン
トの切換表示がされ、ステップS226に進む。また、
ステップS224で運行制御項目名選択欄が選択されて
いないと判断された場合には、そのままステップS22
6に進む。即ち、運行制御項目名のライトペン3による
位置選択の受信信号を受取ったとき、選択中運行選択項
目名の記憶と、コメント表示欄、更に、運行制御項目名
表示欄の表示切換を行なう。なお、このとき、選択モー
ドの記憶をクリアしておく。ステップS226で、モー
ド名が選択されたか否かが判断され、選択された場合に
は、ステップS227で選択モード名を更新し、ステッ
プS228に進む。また、ステップS226でモード名
が選択されていないと判断された場合には、そのままス
テップS228に進む。このように、それまでのモード
名の記憶をクリアして、選択されたモード名を新たな選
択モードとして記憶する。ステップS228では、有効
/無効欄が選択されたか否かが判断され、選択された場
合には、ステップS229で設定状態の更新を行ない、
ステップS230に進む。また、ステップS228で有
効/無効欄が選択されていないと判断された場合には、
そのままステップS230に進む。即ち、有効欄のライ
トペン3による位置選択の受信信号を受取ったとき、選
択モードの設定状態欄をONに表示するとともに、選択
中の運行制御項目名と選択モードに対応する実行指令設
定状態メモリの設定状態を書換える。無効欄の選択の場
合も有効欄の選択の場合と同様である。なお、選択モー
ドがないにも拘らず、選択されたならば、警告音を鳴ら
す。ステップS230では、取消欄が選択されたか否か
が判断され、選択された場合には、ステップS231で
選択を取消して、ステップS232に進む。また、ステ
ップS230で取消欄が選択されていないと判断された
場合には、そのままステップS232に進む。 即ち、前述のように、取消欄のライトペン3による位置
選択の受信信号を受取ったとき、最終選択のモード名を
取消す。ステップS232では、終了欄が選択されたか
否かが判断され、終了欄が選択された場合には、ステッ
プS233でスケジューラに選択欄の名称を渡し、この
まま、このプログラムによるルーチンを終える。また、
ステップS232で終了欄が選択されていないと判断さ
れた場合には、再び、ステップS233に戻る。このよ
うに、終了欄のライトペン3の位置選択による受信信号
を受取ったとき、スケジューラに終了欄の名称を渡し、
処理を終了する。なお、タスクの終了処理はスケジュー
ラが行なう。
【0113】図27は本発明の第一実施例であるエレベ
ータの監視装置の実行時刻登録画面上での操作に対応し
たデータ処理と表示処理を行なう実行時刻登録画面タス
クの詳細を示すフローチャートである。前述したコメン
ト表示画面タスクと基本的に同様であるので簡単に説明
をする。
【0114】図27において、ステップS241で画面
をクリアにし、固定部の表示をし、時刻変化部の初期表
示を行なう。ここでは、まず、画面クリア、固定部表示
、及び時刻の変化部初期表示を行なう。これで、図11
のタイトル名111、画面切換欄113a,113b、
ガイダンス表示欄114、取消欄116、運行制御項目
名選択欄118、及びコメント表示欄117の一部が表
示される。そして、ステップS242で時刻表示を更新
する。この時刻の表示の更新も、前述のコメント表示画
面タスクと同様である。ステップS243で、運行制御
項目名選択欄が選択されたか否かが判断され、選択され
た場合には、ステップS244で運行制御項目名とコメ
ントの切換表示を行ない、ステップS245に進む。ま
た、ステップS243で運行制御項目名選択欄が選択さ
れていないと判断された場合には、そのままステップS
245に進む。このように、運行制御項目名のライトペ
ン3による位置選択の受信信号を受取ったとき、選択中
運行制御項目名の記憶と、コメント表示欄、更に、運行
制御項目名表示欄の表示の切換えを行なう。ステップS
245では、モード名欄が選択されたか否かが判断され
、選択された場合には、ステップS246でモード名を
記憶して、ステップS247に進む。また、ステップS
245でモード名欄が選択されていないと判断された場
合には、そのままステップS247に進む。このように
、モード名のライトペン3による位置選択の受信信号を
受取ったとき、選択中モード名として名称を記憶する。 ステップS247では、取消欄が選択されたか否かが判
断され、選択された場合には、ステップS248で選択
を取消し、ステップS249に進む。また、ステップS
247で取消欄が選択されていないと判断された場合に
は、そのままステップS249に進む。ここでは、取消
欄のライトペン3による位置選択の受信信号を受取った
とき、最終選択の運行制御項目名とモード名をクリアす
る。更に、運行制御項目名の消去と、コメント内容欄の
消去を行なう。ステップS249では、画面切換欄が選
択され、かつ切換えが有効か否かが判断され、画面切換
欄が選択され、かつ切換えが有効な場合には、ステップ
S250でスケジューラに選択欄の名称を渡し、このま
ま、このプログラムによるルーチンを終える。また、ス
テップS249で画面切換の欄が選択されていないと判
断された場合、或いは切換えが有効でないと判断された
場合には、再び、ステップS242に戻る。このように
、終了欄、時刻設定欄のいずれかのライトペン3の位置
選択による受信信号を受取ったとき、スケジューラにそ
の選択欄の名称を渡し、処理を終了する。なお、タスク
の終了処理はスケジューラが行なう。 また、時刻設定欄が選択されたときには、運行制御項目
名とモード名が選択され記憶されていなければ、画面切
換えをしない。時刻設定欄による画面切換時は選択欄の
名称とともに、運行制御項目名とモード名をスケジュー
ラに渡す。
【0115】図28は本発明の第一実施例であるエレベ
ータの監視装置の実行時刻設定画面上での操作に対応し
たデータ処理と表示処理を行なう実行時刻設定画面タス
クの詳細を示すフローチャートである。なお、前述した
手順については説明を簡単にする。
【0116】図28において、ステップS261で画面
をクリアにし、固定部の表示をし、時刻変化部の初期表
示を行ない、ステップS262で運転制御項目名とモー
ド名とコメント内容と設定状態を表示する。即ち、ステ
ップS201では、前述と同様に、画面クリア、固定部
表示、及び時刻の変化部初期表示を行なう。これで、図
12のタイトル名121、画面切換欄123、ガイダン
ス表示欄124、設定欄126、取消欄127、数字欄
128、及び開始/終了時刻設定欄129の一部が表示
される。また、ステップS162では、前述のように、
選択中の運転制御項目名とモード名、それらに対応する
コメント内容、時刻の設定状態を表示する。なお、設定
状態はモード実行時刻登録情報テーブルから読出し表示
するとともに、一時メモリである時刻設定状態メモリに
記憶する。そして、ステップS263で時刻の表示を更
新する。この時刻の表示の更新も、前述と同様である。 ステップS264で、年/月/日/時/分欄が選択され
たか否かが判断され、選択された場合には、ステップS
265で入力欄を更新し、ステップS266に進む。ま
た、ステップS264で年/月/日/時/分欄が選択さ
れていないと判断された場合には、そのままステップS
266に進む。このように、それまでの入力欄の記憶を
クリアして、選択された欄を新たな入力欄として記憶す
る。ステップS266では、数字欄が選択されたか否か
が判断され、選択された場合には、ステップS267で
設定状態の更新を行ない、ステップS268に進む。ま
た、ステップS266で数字欄が選択されていないと判
断された場合には、そのままステップS268に進む。 即ち、数字欄のライトペン3による位置選択の受信信号
を受取ったとき、入力欄に対応する時刻設定状態メモリ
の数字2桁の下位桁に受信した数字を記憶し、前の下位
桁を上位桁として記憶する。そして、そのメモリ内容を
数字欄に表示し更新する。ステップS268では、取消
欄が選択されたか否かが判断され、選択された場合には
、ステップS269で選択を取消して、ステップS27
0に進む。また、ステップS268で取消欄が選択され
ていないと判断された場合には、そのままステップS2
70に進む。即ち、前述のように、取消欄のライトペン
3による位置選択の受信信号を受取ったとき、入力欄を
取消す。ステップS270では、設定欄が選択されたか
否かが判断され、選択された場合には、ステップS27
1でこれを登録し、ステップS272に進む。また、ス
テップS270で設定欄が選択されていないと判断され
た場合には、そのままステップS272に進む。ここで
は、設定欄のライトペン3による位置選択の受信信号を
受取ったとき、時刻設定状態メモリの内容をモード実行
時刻登録情報テーブルに書込んで、設定状態を更新する
。ステップS272では、終了欄が選択されたか否かが
判断され、終了欄が選択された場合には、ステップS2
73でスケジューラに選択欄の名称を渡し、このまま、
このプログラムによるルーチンを終える。また、ステッ
プS272で終了欄が選択されていないと判断された場
合には、再び、ステップS263に戻る。このように、
終了欄のライトペン3の位置選択による受信信号を受取
ったとき、スケジューラに終了欄の名称を渡し、処理を
終了する。なお、タスクの終了処理はスケジューラが行
なう。
【0117】このように、本実施例のエレベータの監視
装置は、複数台のエレベータとの間で情報の入力或いは
出力を行ない、取込んだエレベータの状態を表示制御手
段22を介してCRT表示装置2に表示するとともに、
入力装置等により入力された制御情報によりエレベータ
を制御するように構成されている。また、ビル内の1つ
または複数のエレベータ号機、或いは1つまたは複数の
エレベータバンクに対する制御形態を1つのモードに対
応させ、複数のモードの制御形態を登録するモード別制
御指令登録手段17と、前記モード別制御指令登録手段
17により登録された内容をモード別に保存するモード
別制御指令登録情報16と、モードを指定して実行すべ
きモード名を与える実行指令設定手段18と、前記モー
ド別制御指令登録情報16と与えられたモード名から制
御指令を作成する時刻制御指令作成手段13と、前記時
刻制御指令作成手段13からの制御指令を前記エレベー
タの号機制御装置、或いは群管理制御装置31に出力す
る制御指令出力手段12とを備えている。
【0118】そして、前記時刻制御指令作成手段13及
び制御指令出力手段12をエレベータ状態の表示画面上
での表示更新と並行して実行できる機能を有している。
【0119】また、本実施例のエレベータの監視装置は
、前記各モードに対応させてコメントを登録するモード
別コメント登録手段20と、前記モード別コメント登録
手段20により登録された内容を保存するモード別コメ
ント登録情報21を備えている。
【0120】そして、前記表示制御手段22を介してコ
メント表示画面上に前記モード別コメント登録情報21
の内容を表示する機能を有している。なお、このモード
別コメント登録手段20及びモード別コメント登録情報
21の内容の表示は制御指令出力手段12と並行して実
行でき、コメント表示画面はエレベータ状態の表示画面
から選択し、終了時にはエレベータ状態の表示画面に戻
り、コメント表示画面からコメントの登録画面を選択で
きる。
【0121】また、前記モード別コメント登録情報21
の内容を読出し、前記表示制御手段22を介して制御指
令を登録するための画面上に表示する機能を有している
。なお、モード別制御指令登録手段17は制御指令出力
手段12と並行して実行でき、制御指令を登録するため
の画面はエレベータ状態の表示画面から選択し、終了時
にはエレベータ状態の表示画面に戻る。
【0122】更に、前記モード別コメント登録情報21
の内容を読出し、前記表示制御手段22を介して実行指
令を登録するための画面上に表示する機能を有している
。なお、実行指令設定手段18は制御指令出力手段12
と並行して実行でき、実行指令を設定するための画面は
エレベータ状態の表示画面から選択し、終了時にはエレ
ベータ状態の表示画面に戻る。
【0123】更にまた、本実施例のエレベータの監視装
置は、前記各モードの実行時刻を登録するモード実行時
刻登録手段15と、前記モード実行時刻登録手段15に
より登録された内容を保存するモード実行時刻登録情報
14と、前記モード実行時刻登録手段15とモード実行
時刻登録情報14から実行時刻に合わせ制御指令を作成
する時刻制御指令作成手段13と、前記即時制御指令作
成手段19及び前記時刻制御指令作成手段13からの制
御指令を前記エレベータの号機制御装置、或いは群管理
制御装置31に調合して出力する制御指令出力手段12
とを備えている。
【0124】そして、前記制御指令出力手段12が前記
即時制御指令作成手段19と前記時刻制御指令作成手段
13からの制御指令をOR論理により出力する機能を有
している。なお、時刻制御指令作成手段13はエレベー
タ状態の表示画面上での表示更新と並行して実行するこ
ともできる。
【0125】上記のように、本実施例のエレベータの監
視装置は、複数台のエレベータとの情報の入出力に応じ
て、各エレベータの状態をCRT表示装置2の画面に表
示するエレベータ状態表示手段と、前記各エレベータの
制御形態を各々複数のモードとしてCRT表示装置2を
介して登録し、この登録された制御内容を指令する制御
指令をモード別に保存し総括する制御内容登録手段と、
前記モードに対応するコメントをCRT表示装置2を介
して登録し、この登録されたコメント内容を必要に応じ
てCRT表示装置2に表示するコメント内容登録・表示
手段と、前記制御内容登録手段で登録されたモードをC
RT表示装置2上で指定して即時実行すべき制御内容に
対応する制御指令を作成する即時制御内容作成手段と、
前記各モードの実行時刻をCRT表示装置2を介して予
め登録し、この実行時刻になると、前記実行時刻に応じ
た制御指令を作成する制御内容予約手段と、前記即時制
御内容作成手段で作成された制御指令または制御内容予
約手段で作成された制御指令に基づき、該当する各エレ
ベータをCRT表示装置2を介して制御する制御内容実
行手段とを備えている。
【0126】即ち、本実施例のエレベータの監視装置は
、CRT表示装置2を介して、従来のキースイッチ操作
に対応したビル全体のエレベータの制御形態をコンピュ
ータに登録しておき、この登録した制御情報の実行指令
を与えるだけでエレベータに所定の操作を行なわせるも
のである。
【0127】つまり、ビルの各エレベータ号機、或いは
各エレベータバンクの制御形態を1つのモードに対応さ
せて、複数の制御形態が有る場合には、各モードに対応
させて制御形態を複数登録する。そして、モードを表す
番号等の識別子をコンピュータに指示するだけで、指定
されたモードに登録されている制御形態で必要なエレベ
ータ号機、或いはエレベータバンクに制御指令を出力す
る。このため、モード毎の内容をCRT表示装置2を介
して登録するためのモード別制御指令登録手段17を設
け、更に、登録された情報をモード別制御指令登録情報
16として保存する。また、モードを指定して登録され
ている制御内容をリアルタイムで直に実行させる実行指
令設定手段18と、実行指令設定手段18により指定さ
れたモードに対するモード別制御指令登録情報16から
登録されているエレベータ号機或いはエレベータバンク
への制御指令を作成する即時制御指令作成手段19と、
この制御指令を該当するエレベータ号機制御装置或いは
エレベータ群管理制御装置に出力する制御指令出力手段
12を有する。
【0128】また、上記各モードが何の目的で登録した
のかを忘れないために、モード毎に使用勝手に対応した
コメント(覚書のための注釈)をオンラインで登録でき
るようにして、必要に応じて内容を変更できるようにす
る。更に、必要なときに表示できるようにする。このた
め、モード毎の内容を表したコメントをCRT表示装置
2を介して登録するモード別コメント登録手段20を設
け、登録された情報をモード別コメント登録情報21と
して保存する。
【0129】このモードとして登録された制御形態は、
モードの実行時刻を設定しておくことにより、設定時刻
に自動的に制御指令を出力し、解除も設定時刻に合わせ
て自動的に行なうことができる。即ち、実行時刻の予約
ができる。このため、モード別制御指令登録情報16の
各モードの実行時刻をCRT表示装置2を介して登録す
るモード実行時刻登録手段15を設け、登録された情報
をモード実行時刻登録情報14として保存する。エレベ
ータに対する制御については、モード実行時刻登録情報
14とモード別制御指令登録情報16から実行時刻に合
わせて登録されているエレベータ号機或いはエレベータ
バンクへの制御指令を作成する時刻制御指令作成手段1
3を設け、更にこの制御指令を制御指令出力手段12を
介して該当するエレベータ号機制御装置或いはエレベー
タ群管理制御装置に出力する。
【0130】特に、請求項1の記載のように、制御内容
登録手段と、即時制御内容作成手段及び/または制御内
容予約手段と、制御内容実行手段とを備え、各エレベー
タの制御形態を単数または複数種の制御を指令する制御
指令を総括する複数モードとして登録し、この登録され
たモードの指定により、この指定モードに対応した制御
指令を作成、及び/または前記各モードの実行時刻を予
め登録し、この実行時刻になると、前記実行時刻に応じ
た制御指令を作成し、この作成された制御指令に基づき
、該当する各エレベータを制御するエレベータの監視装
置では、各エレベータの即時制御及び/または予約制御
が自動的にできる。そして、請求項2の記載のように、
エレベータ状態表示手段と、制御内容登録手段と、即時
制御内容作成手段及び/または制御内容予約手段と、制
御内容実行手段とを備え、各エレベータの状態を画面に
表示し、各エレベータの制御形態を単数または複数種の
制御を指令する制御指令を総括する複数モードとして登
録し、この登録されたモードの指定により、この指定モ
ードに対応した制御指令を作成、及び/または前記各モ
ードの実行時刻を予め登録し、この実行時刻になると、
前記実行時刻に応じた制御指令を作成し、この作成され
た制御指令に基づき、該当する各エレベータを制御する
エレベータの監視装置では、上記と同様に、各エレベー
タの即時制御及び/または予約制御ができる他に、各エ
レベータの制御形態の登録をオンラインででき、各エレ
ベータの状態を画面に表示している間も、制御指令に基
づいて各エレベータの制御ができる。更に、請求項3の
記載のように、制御内容登録手段と、コメント内容登録
・表示手段と、即時制御内容作成手段及び/または制御
内容予約手段と、制御内容実行手段とを備え、各エレベ
ータの制御形態を単数または複数種の制御を指令する制
御指令を総括する複数モードとして登録し、このモード
に対応するコメントを登録し、前記コメントの内容を必
要に応じて画面に表示し、この登録されたモードの指定
により、この指定モードに対応した制御指令を作成、及
び/または前記各モードの実行時刻を予め登録し、この
実行時刻になると、前記実行時刻に応じた制御指令を作
成し、この作成された制御指令に基づき、該当する各エ
レベータを制御するエレベータの監視装置では、上記と
同様に、各エレベータの即時制御及び/または予約制御
ができる他に、モード別にコメントの登録ができ、登録
されたコメントの内容を見たいときには、その内容が画
面に表示できる。
【0131】したがって、本実施例のエレベータの監視
装置では、通常は使い勝手が略固定している各エレベー
タ号機或いは各エレベータバンクに対する制御形態を、
従来のキースイッチ操作に対応したビル全体のエレベー
タの制御形態に代えて、モード別制御指令登録手段17
によりCRT表示装置2を介して、予め、いくつかのモ
ードとして登録しておき、必要時にモードを選択指定す
るだけで、所定の制御を直に指令することができるから
、操作性が良く、エレベー制御の機能性もよい。また、
実行時刻の予約も、モードに対応して時刻を登録指定す
るだけで可能となる。更に、モードに対応して、コメン
トをオンラインで設定或いは変更でき、それを必要時に
参照できる。
【0132】このため、本実施例では、機能の向上に対
する要望にも十分応えることができ、かつ操作性のよい
エレベータの監視装置を提供できる。なお、モードをリ
アルタイムで指定して直に実行させるものを即時制御と
し、モードの実行時刻を設定して設定時刻に実行と解除
を行なうものを時刻制御として各々定義付けして使い分
けることができる。
【0133】〈第二実施例〉即時制御や時刻制御の実行
効果の是非を判定する場合に、エレベータ状態監視画面
上でエレベータの動きをよく見ていないと分からないの
では、極めて不便である。そこで、現在実行しているモ
ードが何であるかを簡単に知ることができると、エレベ
ータの質の高い監視を実現できる。このため、実行して
いるモードを表示するための画面を設けたのが本実施例
である。なお、本実施例はモードを表示するための画面
を設けた以外は、基本的に上記第一実施例と同様である
。しかし、このために変更を要する個所もあるので、こ
こでは斯かる部分を中心に説明をし、共通する部分につ
いての説明は省略する。
【0134】まず、図1において、即時制御指令作成手
段19と表示制御手段22、及び時刻制御指令作成手段
13と表示制御手段22との間を各々表示制御手段22
向きの矢印で結び、現在実行している制御項目毎のモー
ド名を受取る構成とする。なお、図2及び図3はそのま
ま用いる。図4においては、エレベータ状態監視画面か
ら制御監視欄を選択することで実行モード名表示画面が
開かれ、実行モード名表示画面で終了欄を選択するとエ
レベータ状態監視画面に戻る構成とする。図5のエレベ
ータ状態監視画面上には制御監視欄を設ける。図6から
図13、及び図15から図28はそのまま用い、図14
のスケジューラは図30のスケジューラに変更し、実行
モード名表示画面タスクの起動と終了処理を組込む。そ
して、図31の実行モード名表示画面タスクを追加する
【0135】このような構成によって本実施例を実現す
ることができる。以下、図29から図31を中心に説明
をし、他は上記第一実施例の説明と同様なので、ここで
は詳細な説明は省略する。
【0136】図29は本発明の第二実施例であるエレベ
ータの監視装置の実行モード名表示画面を示す正面図で
ある。
【0137】図29において、201はタイトル名、2
02は現時刻、203は画面切換欄、204はガイダン
ス表示欄(固定表示)、205は運行制御項目名表示欄
であり、現在選択中の運行制御項目名が表示されている
。即ち、制御実行状態欄206で選択されている運行制
御項目名が表示されている。206は制御実行状態欄で
あり、左の運行制御項目欄と右の実行中モード名欄とか
らなる。そして、運行制御項目名欄の各運行制御項目に
対応して実行中のモード名(番号)が実行中モード名欄
に表示される。図では、例えば、出勤時運転は即時制御
及び時刻制御ともに全てのモードが無効で何のモードも
実行されておらず、昼食時運転は即時制御または時刻制
御のいずれかのモード3が有効となり、実行中であるこ
とを示している。207はコメント表示欄であり、運行
制御項目名表示欄205に表示された運行制御項目名に
対応したコメント内容が表示される。
【0138】図30は本発明の第二実施例であるエレベ
ータの監視装置の主監視制御装置のCPUにおける各タ
スクの起動を管理するスケジューラのプログラムを示す
フローチャートであり、第一実施例に実行モード名表示
画面タスクの起動と終了処理を追加したものである。
【0139】図30において、ステップS301では各
タスクの軌道と終了の処理を行なう。なお、このステッ
プS301の動作は第一実施例の図14と同一である。 そして、ステップS302で実行モード名表示画面タス
クの起動と終了を行なう。これは、実行モード名表示画
面上での操作に対応したデータ処理と各画面の表示処理
を行なうタスクの起動と終了を行なうプログラムであり
、詳細はコメント表示画面タスクと同一手順であるので
省略する。
【0140】図31は本発明の第二実施例であるエレベ
ータの監視装置の実行モード名表示画面上での操作に対
応したデータ処理と表示処理を行なう実行モード名表示
画面タスクの詳細を示すフローチャートである。
【0141】図31において、ステップS311で画面
をクリアにし、固定部の表示をし、時刻変化部の初期表
示を行ない、ステップS312で運転制御項目名とコメ
ント内容を表示する。即ち、ステップS311では、前
述と同様に、まず、画面クリア、固定部表示、及び時刻
の変化部初期表示を行なう。これで、図29のタイトル
名201、画面切換欄203、ガイダンス表示欄204
、制御実行状態欄206の一部と、コメント表示欄20
7の一部が表示される。また、ステップS312では、
前述のように、選択中の運転制御項目名を表示し、それ
に対応するコメント内容をコメント表示欄に表示する。 そして、ステップS313で時刻の表示を更新する。こ
の時刻の表示の更新も、前述と同様である。ステップS
314で即時制御による実行中モードを取出し、ステッ
プS315で時刻制御による実行中モードを取出し、ス
テップS316で実行中モード名を表示する。ここでは
、即時制御による実行中モードを検知するため、実行指
令画面タスクが作成の各運行制御項目毎の実行指令設定
状態メモリを全て一時メモリである実行中モードメモリ
にコピーする。なお、実行中モードメモリは運行制御項
目とモードの配列構造となっている。また、時刻制御に
よる実行中モードを検知するため、時刻制御実行タスク
が作成した時刻制御中モードメモリを取出し、それを実
行中モードメモリとOR論理処理を行ない、その結果を
実行中モードメモリに記憶する。そして、こうして得ら
れた実行中モードメモリの内容を制御実行状態欄の実行
中モードに表示する。ステップS317では、運行制御
項目名選択欄が選択されたか否かが判断され、選択され
た場合には、ステップS318で運行制御項目名とコメ
ントの切換表示を行ない、ステップS319に進む。ま
た、ステップS317で運行制御項目名選択欄が選択さ
れていないと判断された場合には、そのままステップS
319に進む。即ち、運行制御項目名のライトペン3に
よる位置選択の受信信号を受取ったとき、選択中運行制
御項目名の記憶とコメント表示欄、更に運行制御項目名
表示欄の表示切換を行なう。ステップS319では、終
了欄が選択されたか否かが判断され、終了欄が選択され
た場合には、ステップS320でスケジューラに選択欄
の名称を渡し、このまま、このプログラムによるルーチ
ンを終える。また、ステップS319で終了欄が選択さ
れていないと判断された場合には、再び、ステップS3
13に戻る。このように、終了欄のライトペン3の位置
選択による受信信号を受取ったとき、スケジューラに終
了欄の名称を渡し、処理を終了する。なお、タスクの終
了処理はスケジューラが行なう。
【0142】このように、本実施例のエレベータの監視
装置も、上記第一実施例のエレベータの監視装置と同様
に、複数台のエレベータとの間で情報の入力或いは出力
を行ない、取込んだエレベータの状態を表示制御手段2
2を介してCRT表示装置2に表示するとともに、入力
装置等により入力された制御情報によりエレベータを制
御するように構成されている。また、ビル内の1つまた
は複数のエレベータ号機、或いは1つまたは複数のエレ
ベータバンクに対する制御形態を1つのモードに対応さ
せ、複数のモードの制御形態を登録するモード別制御指
令登録手段17と、前記モード別制御指令登録手段17
により登録された内容をモード別に保存するモード別制
御指令登録情報16と、モードを指定して実行すべきモ
ード名を与えられると前記モード別制御指令登録情報1
6と与えられたモード名から制御指令を作成する即時制
御指令作成手段19或いは前記各モードの実行時刻をモ
ード実行時刻登録情報14として登録しておき前記モー
ド実行時刻登録情報14とモード別制御指令登録情報1
6から実行時刻に合わせて制御指令を作成する時刻制御
指令作成手段13と、前記即時制御指令作成手段19或
いは前記時刻制御指令作成手段13からの制御指令を前
記エレベータの号機制御装置、或いは群管理制御装置3
1に出力する制御指令出力手段12と、前記各モードに
対応させてコメントを登録するモード別コメント登録手
段20と、前記モード別コメント登録手段20により登
録された内容を保存するモード別コメント登録情報21
とを備えている。
【0143】そして、前記表示制御手段22を介して実
行モード名の表示画面上に前記エレベータの号機制御装
置、或いは群管理制御装置31への制御を実行している
前記モード名を表示し、更に、前記モード別コメント登
録情報21の内容を読出し、前記表示制御手段22を介
して実行モード名表示画面上に前記モード別コメント登
録情報21の内容を表示する機能を有している。なお、
実行指令設定手段18は制御指令出力手段12と並行し
て実行でき、実行指令設定部はエレベータ状態の表示画
面上で他の用途の表示と切換が可能である。
【0144】上記のように、本実施例のエレベータの監
視装置も、上記第一実施例のエレベータの監視装置と同
様に、複数台のエレベータとの情報の入出力に応じて、
各エレベータの状態をCRT表示装置2の画面に表示す
るエレベータ状態表示手段と、前記各エレベータの制御
形態を各々複数のモードとしてCRT表示装置2を介し
て登録し、この登録された制御内容を指令する制御指令
をモード別に保存し総括する制御内容登録手段と、前記
モードに対応するコメントをCRT表示装置2を介して
登録し、この登録されたコメント内容を必要に応じてC
RT表示装置2に表示するコメント内容登録・表示手段
と、前記制御内容登録手段で登録されたモードをCRT
表示装置2上で指定して即時実行すべき制御内容に対応
する制御指令を作成する即時制御内容作成手段と、前記
各モードの実行時刻をCRT表示装置2を介して予め登
録し、この実行時刻になると、前記実行時刻に応じた制
御指令を作成する制御内容予約手段と、前記即時制御内
容作成手段で作成された制御指令または制御内容予約手
段で作成された制御指令に基づき、該当する各エレベー
タをCRT表示装置2を介して制御する制御内容実行手
段とを備えている。加えて、本実施例は、前記制御内容
実行手段で実行されているモードをCRT表示装置2の
画面に表示する実行モード表示手段を備えている。
【0145】即ち、本実施例のエレベータの監視装置も
、CRT表示装置2を介して、従来のキースイッチ操作
に対応したビル全体のエレベータの制御形態をコンピュ
ータに登録しておき、この登録した制御情報の実行指令
を与えるだけでエレベータに所定の操作を行なわせるも
のである。
【0146】つまり、上記第一実施例のエレベータの監
視装置と同様に、CRT表示装置2を介して、複数台の
エレベータとの情報の入出力に応じて、各エレベータの
状態を監視制御し、各エレベータの制御形態を各々複数
のモードとして登録し、この登録された制御内容をモー
ド別に保存し、前記モードに対応するコメントを登録し
、この登録されたコメント内容を保存するとともに、C
RT表示装置2の画面に、前記コメント内容を必要に応
じて表示し、前記モードを指定して即時実行すべき制御
内容に対応する即時制御指令を作成し、CRT表示装置
2を介して、前記各モードの実行時刻を予め登録し、こ
の実行時刻に応じた制御指令を作成し、前記即時制御指
令及び実行時刻に応じた制御指令に基づき、該当する各
エレベータを制御するものである。
【0147】したがって、CRT表示装置2を用いて、
各エレベータ号機或いは各エレベータバンクの制御形態
を1つのモードに対応させ、複数の制御形態がある場合
には、各モードに対応させて制御形態を複数登録し、モ
ードを表す番号等の識別子を指示するだけで、必要なエ
レベータ号機或いはエレベータバンクに制御指令を出力
でき、また、モードに対応したコメントを適宜登録し、
必要なときにコメントを参照でき、更に、エレベータ号
機或いはエレベータバンクの即時制御及び予約による時
刻制御を適宜行なうことができる。
【0148】しかも、本実施例は、CRT表示画面に実
際に実行しているモードを表示する表示する実行モード
表示手段を有しており、実際に実行しているモードがC
RT表示装置に表示される。したがって、即時制御や時
刻制御の実行効果の是非を判定する場合に、エレベータ
状態監視画面上でエレベータの動きをよく見ていなくて
も、現在実行しているモードが何であるかを簡単に知る
ことができる。
【0149】特に、請求項4の記載のように、制御内容
登録手段と、即時制御内容作成手段及び/または制御内
容予約手段と、制御内容実行手段と、実行モード表示手
段とを備え、各エレベータの制御形態を単数または複数
種の制御を指令する制御指令を総括する複数モードとし
て登録し、この登録されたモードの指定により、この指
定モードに対応した制御指令を作成、及び/または前記
各モードの実行時刻を予め登録し、この実行時刻になる
と、前記実行時刻に応じた制御指令を作成し、この作成
された制御指令に基づき、該当する各エレベータを制御
し、この実行されているモードを表示するエレベータの
監視装置では、各エレベータの即時制御及び/または予
約制御ができる他に、実際に実行しているモードが画面
に表示されるから、現在実行しているモードを画面を介
して簡単に知ることができる。
【0150】この結果、高機能で、かつ、更に操作性の
よい遠隔制御ができるエレベータの監視装置となる。
【0151】〈第三実施例〉この種のエレベータの監視
装置では、通常、エレベータ状態監視画面でエレベータ
の状態監視が行なわれる。したがって、エレベータ状態
監視画面で同時に即時制御が実行できると便利である。 そこで、実行指令画面の機能をエレベータ状態監視画面
上で実現したのが本実施例である。ただし、画面スペー
スの制約上、コメント表示は行なわないものとする。
【0152】これを実現するためのエレベータ状態監視
画面を図32に示す。ここでは、ガイダンス表示欄に実
行指令設定部を設け、制御実行欄を選択した場合にガイ
ダンスと切換表示を行なう。なお、本実施例は実行指令
画面をエレベータ状態監視画面に埋めこんだ以外は、基
本的に上記第一実施例と同様である。しかし、このため
に変更を要する個所もあるので、ここでは斯かる部分を
中心に説明をし、共通する部分についての説明は省略す
る。
【0153】まず、図1において、モード別コメント登
録情報21から実行指令設定手段18への矢印線を削除
する。なお、図2及び図3はそのまま用いる。図4にお
いては、実行指令画面を削除し、エレベータ状態監視画
面との接続をなくす。図5のエレベータ状態監視画面の
ガイダンス表示欄に実行指令設定部を設けて図32のよ
うにする。図6から図9はそのまま用い、図10の実行
指令画面は用いない。図11から図13はそのまま用い
、図14のスケジューラからは実行指令画面タスクの起
動と終了処理を削除する。図15から図20はそのまま
用い、図21のエレベータ状態監視画面タスクは図33
及び図34とする。図22から図25はそのまま用い、
図26の実行指令画面タスクは用いない。図27及び図
28はそのまま用いる。
【0154】このような構成によって本実施例を実現す
ることができる。以下、図32から図34を中心に説明
をし、他は上記第一実施例の説明と同様なので、ここで
は詳細な説明は省略する。
【0155】図32は本発明の第三実施例であるエレベ
ータの監視装置のエレベータの状態を監視しながら同時
に実行指令を行なえるようにしたエレベータ状態監視画
面を示す正面図である。これは、ガイダンス表示欄を使
って実現したものであり、コメント内容の表示まではで
きないが、実行した結果のエレベータ状態を画面切換を
行なうことなしに監視することができるので、監視の質
が向上する。なお、ガイダンス表示欄と制御実行欄以外
については、第一実施例のエレベータ状態監視画面と同
一なので説明を省略する。
【0156】図32において、301は制御実行欄であ
り、第一実施例では画面切換欄に属していたが、ここで
はガイダンス表示欄の切換と実行指令副プログラムを呼
出すために用いる。図では、制御実行欄を選択した場合
のガイダンス表示欄を示しており、制御実行欄を選択し
た場合には同時に、実行指令副プログラムが呼出され、
操作に対応したデータ処理と表示処理が実行される。な
お、302はガイダンス切換欄であり、これを操作すれ
ば対応したガイダンスが切換表示され、同時に、実行指
令副プログラムの呼出しもなくなる。
【0157】ここで、制御実行欄301を選択した場合
のガイダンス表示欄中の表示(以下、制御実行エリアと
いう)について述べる。303は制御実行エリアのタイ
トル名(固定表示)、304は制御実行エリアでのガイ
ダンス表示(固定表示)、305は運行制御項目名選択
欄であり、選択されると運行制御項目の欄が背景色で示
される。有効なものは黒及び白以外の色の背景色を表示
し、無効なものは背景色を黒とする。なお、運行制御項
目名などの文字は白で表示されている。306はモード
設定欄であり、運行制御項目名選択欄305で選択され
た運行制御項目名の各モードの現在の実行指令の設定状
態を、第一実施例と同様の実行指令設定状態メモリから
読出し、背景色により示される。有効なものは黒及び白
以外の色の背景色を表示し、無効なものは背景色を黒と
する。そして、運行制御項目名選択欄305とモード設
定欄306は選択中のものを再選択すると無効になる。 なお、モード設定欄306を選択、再選択して各モード
実行の有効/無効を行なったときには、その状態がモー
ド設定欄306に表示更新されるとともに、実行指令設
定状態メモリが書換えられ記憶される。
【0158】図33は本発明の第三実施例であるエレベ
ータの監視装置のエレベータ状態監視画面上での実行指
令の操作に対応したデータ処理と表示処理を行なうエレ
ベータ状態監視画面タスクの詳細を示すフローチャート
である。なお、第一実施例のエレベータ状態監視画面タ
スクと同様の部分は省略する。
【0159】図33において、ステップS331で画面
をクリアにし、固定部の表示をし、変化部の初期表示を
行ない、ステップS332でエレベータ状態及び時刻の
表示を更新する。このステップS331及びステップS
332は第一実施例と同様である。そして、ステップS
333で、制御実行欄が選択中か否かが判断され、選択
中の場合には、ステップS334で実行指令副プログラ
ムが実行され、ステップS335に進む。また、ステッ
プS333で制御実行欄が選択中でないと判断された場
合には、そのままステップS335に進む。即ち、制御
実行欄が選択されると制御実行欄選択中フラグをONし
て選択中とする。この選択中のときには、ガイダンス表
示欄内での実行指令操作と、それに対応したデータ処理
及び表示を行なうための実行指令副プログラムを毎回呼
出す。なお、制御実行欄が選択された最初の呼出しのと
きは、1回目フラグをONにして、実行指令副プログラ
ムに渡す。ステップS335では、ガイダンス切換欄が
選択されたか否かが判断され、選択された場合には、ス
テップS336でガイダンスの切換表示を行ない、ステ
ップS337に進む。また、ステップS335でガイダ
ンス切換欄が選択されていないと判断された場合には、
そのままステップS337に進む。即ち、ガイダンス切
換欄が選択されると、第一実施例と同様に、ガイダンス
の切換表示を行なう。このとき、制御実行欄選択中フラ
グはクリアしておく。ステップS337では、終了欄が
選択されたか否かが判断され、終了欄が選択された場合
には、ステップS338でスケジューラに選択欄の名称
を渡し、このプログラムによるルーチンを終える。また
、ステップS337で終了欄が選択されていないと判断
された場合には、再び、ステップS332に戻る。即ち
、画面切換欄の消去欄、コメント欄、制御登録欄、制御
予約欄のいずれかのライトペン3の位置選択による受信
信号を受取ったとき、スケジューラにその選択欄の名称
を渡し、処理を終了する。なお、エレベータ状態監視画
面タスクの終了処理はスケジューラが行なう。更に、制
御実行欄選択中フラグをクリアしておく。
【0160】図34は本発明の第三実施例であるエレベ
ータの監視装置のエレベータ状態監視画面タスクから呼
ばれる実行指令副プログラムを示すフローチャートであ
る。
【0161】図34において、ステップS341で制御
実行欄が選択され1回目か否かが判断され、1回目の場
合には、ステップS342で制御実行エリア内をクリア
し、固定部を表示し、ステップS343で1回目フラグ
をクリアして、ステップS344に進む。また、ステッ
プS341で制御実行欄の選択が1回目でないと判断さ
れた場合には、そのままステップS344に進む。この
ように、制御実行欄301が選択され1回目のとき、即
ち、1回目フラグがONのときのみ、ガイダンス表示エ
リアのクリアと固定部の表示を行なう。これで、図32
のタイトル名303、ガイダンス表示304、運行制御
項目名選択欄305、及びモード設定欄306が表示さ
れる。そして、次から処理しないように1回目フラグを
クリアしておく。ステップS344では、運行制御項目
名選択欄が選択されたか否かが判断され、選択された場
合には、ステップS345で運行制御項目名とモード名
の切換表示を行ない、ステップS346に進む。また、
ステップS344で運行制御項目名選択欄が選択されて
いないと判断された場合には、そのままステップS34
6に進む。即ち、運行制御項目名のライトペン3による
位置選択の受信信号を受取ったとき、その運行制御項目
が選択中でないならば該当の運行制御項目欄の背景色表
示を行ない、選択中運行制御項目名として新たに記憶す
る。そして、実行指令画面タスクが作成した実行指令設
定状態メモリから設定状態を読出し、モード設定欄の有
効モードのみを背景色表示とし、他のモードの背景色を
無しの状態にする。また、同時に、運行制御項目選択欄
305の他の運行制御項目の背景色を無しの状態にする
。運行制御項目名のライトペン3による位置選択の受信
信号を受取ったとき、その運行制御項目が選択中である
ならば、選択中運行制御項目名を無しとして、モード設
定欄の全てのモードの背景色を無しの状態にする。ステ
ップS346では、モード名選択欄が選択されたか否か
が判断され、選択された場合には、ステップS347で
設定状態を更新し、このプログラムによるルーチンを終
える。また、ステップS346でモード名選択欄が選択
されていないと判断された場合には、そのまま、このプ
ログラムによるルーチンを終え、メインプログラムに戻
る。即ち、モード名欄のライトペン3による位置選択の
受信信号を受取ったとき、無効中のモードであれば、背
景色表示を行ない、かつ、実行指令設定状態メモリを有
効とする。選択のモードが有効中のモードであれば、背
景色を黒で表示し、かつ、実行指令設定状態メモリを無
効とする。
【0162】このように、本実施例のエレベータの監視
装置も、上記第一実施例及び第二実施例のエレベータの
監視装置と同様に、複数台のエレベータとの間で情報の
入力或いは出力を行ない、取込んだエレベータの状態を
表示制御手段22を介してCRT表示装置2に表示する
とともに、入力装置等により入力された制御情報により
エレベータを制御するように構成されている。また、ビ
ル内の1つまたは複数のエレベータ号機、或いは1つま
たは複数のエレベータバンクに対する制御形態を1つの
モードに対応させ、複数のモードの制御形態を登録する
モード別制御指令登録手段17と、前記モード別制御指
令登録手段17により登録された内容をモード別に保存
するモード別制御指令登録情報16と、モードを指定し
て実行すべきモード名を与える実行指令設定手段18と
、前記モード別制御指令登録情報16と与えられたモー
ド名から制御指令を作成する時刻制御指令作成手段13
と、前記時刻制御指令作成手段13からの制御指令を前
記エレベータの号機制御装置、或いは群管理制御装置3
1に出力する制御指令出力手段12とを備えている。
【0163】そして、前記表示制御手段22を介してエ
レベータ状態を表示するエレベータ状態の表示画面上に
実行指令設定部を併設する画面構成とし、前記表示制御
手段22はエレベータ状態の表示画面上にエレベータ状
態を表示しつつ実行指令設定部を介して前記実行指令設
定手段18を動作させるものである。なお、実行指令設
定手段18は制御指令出力手段12と並行して実行でき
、実行指令設定部はエレベータ状態の表示画面上で他の
用途の表示と切換が可能である。
【0164】上記のように、本実施例のエレベータの監
視装置も、上記第一実施例及び第二実施例のエレベータ
の監視装置と同様に、複数台のエレベータとの情報の入
出力に応じて、各エレベータの状態をCRT表示装置2
の画面に表示するエレベータ状態表示手段と、前記各エ
レベータの制御形態を各々複数のモードとしてCRT表
示装置2を介して登録し、この登録された制御内容を指
令する制御指令をモード別に保存し総括する制御内容登
録手段と、前記モードに対応するコメントをCRT表示
装置2を介して登録し、この登録されたコメント内容を
必要に応じてCRT表示装置2に表示するコメント内容
登録・表示手段と、前記制御内容登録手段で登録された
モードをCRT表示装置2上で指定して即時実行すべき
制御内容に対応する制御指令を作成する即時制御内容作
成手段と、前記各モードの実行時刻をCRT表示装置2
を介して予め登録し、この実行時刻になると、前記実行
時刻に応じた制御指令を作成する制御内容予約手段と、
前記即時制御内容作成手段で作成された制御指令または
制御内容予約手段で作成された制御指令に基づき、該当
する各エレベータをCRT表示装置2を介して制御する
制御内容実行手段とを備えている。加えて、本実施例は
、即時制御指令作成手段が、前記制御内容登録手段で登
録されたモードを前記エレベータ状態表示手段に表示し
、その表示されたモードの指定により、このモードに対
応した制御指令を作成する。
【0165】即ち、本実施例のエレベータの監視装置も
、CRT表示装置2を介して、従来のキースイッチ操作
に対応したビル全体のエレベータの制御形態をコンピュ
ータに登録しておき、この登録した制御情報の実行指令
を与えるだけでエレベータに所定の操作を行なわせるも
のである。
【0166】つまり、上記第一実施例及び第二実施例の
エレベータの監視装置と同様に、CRT表示装置2を介
して、複数台のエレベータとの情報の入出力に応じて、
各エレベータの状態を監視制御し、各エレベータの制御
形態を各々複数のモードとして登録し、この登録された
制御内容をモード別に保存し、前記モードに対応するコ
メントを登録し、この登録されたコメント内容を保存す
るとともに、CRT表示装置2の画面に、前記コメント
内容を必要に応じて表示し、前記モードを指定して即時
実行すべき制御内容に対応する即時制御指令を作成し、
CRT表示装置2を介して、前記各モードの実行時刻を
予め登録し、この実行時刻に応じた制御指令を作成し、
前記即時制御指令及び実行時刻に応じた制御指令に基づ
き、該当する各エレベータを制御するものである。
【0167】したがって、CRT表示装置2を用いて、
各エレベータ号機或いは各エレベータバンクの制御形態
を1つのモードに対応させ、複数の制御形態がある場合
には、各モードに対応させて制御形態を複数登録し、モ
ードを表す番号等の識別子を指示するだけで、必要なエ
レベータ号機或いはエレベータバンクに制御指令を出力
でき、また、モードに対応したコメントを適宜登録し、
必要なときにコメントを参照でき、更に、エレベータ号
機或いはエレベータバンクの即時制御及び予約による時
刻制御を適宜行なうことができる。
【0168】しかも、本実施例は、CRT表示装置のエ
レベータ状態監視画面上に実行指令を同時に表示する実
行指令表示手段を有している。即ち、実行指令画面をエ
レベータ状態監視画面に埋めこんだものであるから、実
行した結果のエレベータ状態を画面切換を行なうことな
しに監視することができるので、監視の質が向上し、そ
の上、エレベータの状態監視が行なわれるエレベータ状
態監視画面で同時に即時制御が実行できる。
【0169】特に、請求項5の記載のように、エレベー
タ状態表示手段と、制御内容登録手段と、即時制御指令
作成手段と、制御内容実行手段とを備え、各エレベータ
の状態を画面に表示し、各エレベータの制御形態を単数
または複数種の制御を指令する制御指令を総括する複数
モードとして登録し、この登録されたモードを前記エレ
ベータ状態表示手段により表示される各エレベータの状
態と併せて表示し、その表示されたモードの指定により
、この指定モードに対応した制御指令を作成し、この作
成された制御指令に基づき、該当する各エレベータを制
御するエレベータの監視装置では、各エレベータの状態
を画面に表示している間も、制御指令に基づいて各エレ
ベータの制御ができるとともに、エレベータ状態表示画
面上に実行指令が併せて表示されるから、実行した結果
のエレベータ状態を画面切換を行なうことなく監視でき
る。
【0170】この結果、高機能で、かつ、更に操作性の
よい遠隔制御ができるエレベータの監視装置となる。
【0171】〈第四実施例〉上記第二実施例で設けた実
行モード名表示画面をエレベータ状態監視画面上でも同
時に見ることができると、実行中のモードが何であるか
を確認しながら、エレベータの動作を見ることができる
ので便利である。このため、エレベータ状態監視画面上
に実行しているモードを表示するための実行モード名表
示部を設けたのが本実施例である。ただし、画面スペー
スの制約上、コメント表示は行なわないものとする。
【0172】これを実現するためのエレベータ状態監視
画面を図35に示す。ここでは、ガイダンス表示欄に実
行モード名表示部を設け、制御監視欄を選択した場合に
ガイダンスと切換表示を行なう。なお、本実施例は実行
モード名表示画面をエレベータ状態監視画面に埋めこん
だこと以外は、基本的に上記第一実施例と同様である。 しかし、このために変更を要する個所もあるので、ここ
では斯かる部分を中心に説明をし、共通する部分につい
ての説明は省略する。
【0173】まず、図1において、即時制御指令作成手
段19と表示制御手段22、及び時刻制御指令作成手段
13と表示制御手段22との間を、第二実施例と同様に
、各々表示制御手段22向きの矢印で結び、現在実行し
ている制御項目毎のモード名を受取る構成とする。なお
、図2から図4はそのまま用いる。図5のエレベータ状
態監視画面は図35のようにする。図6から図20、及
び図22から図28はそのまま用い、図21のエレベー
タ状態監視画面タスクは図36及び図37とする。
【0174】このような構成によって本実施例を実現す
ることができる。以下、図35から図37を中心に説明
をし、他は上記第一実施例の説明と同様なので、ここで
は詳細な説明は省略する。
【0175】図35は本発明の第四実施例であるエレベ
ータの監視装置のエレベータの状態を監視しながら同時
に制御実行中のモード名を表示できるようにしたエレベ
ータ状態監視画面を示す正面図である。これは、ガイダ
ンス表示欄を使って実現したものであり、コメント内容
の表示まではできないが、エレベータ状態を監視しなが
ら、画面切換を行なうことなしに同時に制御実行中のモ
ードの確認ができるので、監視の質が向上する。なお、
ガイダンス表示欄と制御監視欄以外については、第一実
施例のエレベータ状態監視画面と同一なので説明を省略
する。
【0176】図35において、401は制御監視欄であ
り、図では制御監視欄を選択した場合のガイダンス表示
欄を示す。制御監視欄を選択すると、ガイダンス表示欄
の切換えと、制御実行中モード名表示副プログラムが呼
出され、操作に対応したデータ処理と表示処理が実行さ
れる。なお、402はガイダンス切換欄であり、これを
操作すれば対応したガイダンスが切換表示され、同時に
、制御実行中モード名表示副プログラムの呼出しもなく
なる。
【0177】ここで、制御監視欄401を選択した場合
のガイダンス表示欄中の表示(以下、制御監視エリアと
いう)について述べる。403は制御監視エリアのタイ
トル名(固定表示)、404は制御監視エリアでのガイ
ダンス表示(固定表示)、405は制御実行状態欄であ
り、左の運行制御項目欄と右の実行中モード名欄とから
なる。運行制御項目欄の各運行制御項目に対応して実行
中のモード名(番号)が実行中モード名欄に表示され、
図では、例えば、出勤時運転は即時制御と時刻制御とも
に全てのモードが無効であり、昼食時運転は即時制御ま
たは時刻制御ともに全てのモードが無効であり、昼食時
運転は即時制御または時刻制御のいずれかでモード3が
有効となり実行中であることを示している。
【0178】図36は本発明の第四実施例であるエレベ
ータの監視装置のエレベータ状態監視画面上での制御実
行モード名表示の操作に対応したデータ処理と表示処理
を行なうエレベータ状態監視画面タスクの詳細を示すフ
ローチャートである。なお、第一実施例のエレベータ状
態監視画面タスクと同様の部分は省略する。
【0179】図36において、ステップS351で画面
をクリアにし、固定部の表示をし、変化部の初期表示を
行ない、ステップS352でエレベータ状態及び時刻の
表示を更新する。このステップS351及びステップS
352は第一実施例と同様である。そして、ステップS
353で、制御監視欄が選択中か否かが判断され、選択
中の場合には、ステップS354で制御実行中モード名
表示副プログラムが実行され、ステップS355に進む
。また、ステップS353で制御監視欄が選択中でない
と判断された場合には、そのままステップS355に進
む。即ち、制御監視欄が選択されると制御監視欄選択中
フラグをONして選択中とする。この選択中のときには
、ガイダンス表示欄内での操作と、それに対応した表示
等を行なうための制御実行中モード名表示副プログラム
を毎回呼出す。なお、制御監視欄が選択された最初の呼
出しのときは、1回目フラグをONにして、制御実行中
モード名表示副プログラムに渡す。ステップS355で
は、ガイダンス切換欄が選択されたか否かが判断され、
選択された場合には、ステップS356でガイダンスの
切換表示を行ない、ステップS357に進む。また、ス
テップS355でガイダンス切換欄が選択されていない
と判断された場合には、そのままステップS357に進
む。即ち、ガイダンス切換欄が選択されると、第一実施
例と同様に、ガイダンスの切換表示を行なう。このとき
、制御監視欄選択中フラグはクリアしておく。ステップ
S357では、終了欄が選択されたか否かが判断され、
終了欄が選択された場合には、ステップS358でスケ
ジューラに選択欄の名称を渡し、このプログラムによる
ルーチンを終える。また、ステップS357で終了欄が
選択されていないと判断された場合には、再び、ステッ
プS352に戻る。即ち、画面切換欄の消去欄、コメン
ト欄、制御登録欄、制御実行欄、制御予約欄のいずれか
のライトペン3の位置選択による受信信号を受取ったと
き、スケジューラにその選択欄の名称を渡し、処理を終
了する。なお、エレベータ状態監視画面タスクの終了処
理はスケジューラが行なう。更に、制御監視欄選択中フ
ラグをクリアしておく。
【0180】図37は本発明の第四実施例であるエレベ
ータの監視装置のエレベータ状態監視画面タスクから呼
ばれる制御実行中モード名表示副プログラムを示すフロ
ーチャートである。
【0181】図37において、ステップS361で制御
監視欄が選択され1回目か否かが判断され、1回目の場
合には、ステップS362で制御監視エリア内をクリア
し、固定部を表示し、ステップS363で1回目フラグ
をクリアして、ステップS364に進む。また、ステッ
プS361で制御監視欄の選択が1回目でないと判断さ
れた場合には、そのままステップS364に進む。この
ように、制御監視欄401が選択され1回目のとき、即
ち、1回目フラグがONのときのみ、ガイダンス表示エ
リアのクリアと固定部の表示を行なう。これで、図35
のタイトル名403、ガイダンス表示404、及び制御
実行状態欄405が表示される。そして、次から処理し
ないように1回目フラグをクリアしておく。ステップS
364では、即時制御による実行中モードを取出し、ス
テップS365で時刻制御による実行中モードを取出し
、ステップS366で実行中モード名を表示し、このプ
ログラムによるルーチンを終える。ここでは、即時制御
による実行中モードを検知するため、実行指令画面タス
クが作成の各運行制御項目毎の実行指令設定状態メモリ
を全て一時メモリである実行中モードメモリにコピーす
る。なお、実行中モードメモリは運行制御項目とモード
の配列構造となっている。また、時刻制御による実行中
モードを検知するため、時刻制御実行タスクが作成した
時刻制御中モードメモリを取出し、それを実行中モード
メモリとOR論理処理を行ない、その結果を実行中モー
ドメモリに再記憶する。そして、こうして得られた実行
中モードメモリの内容を制御実行状態欄の実行中モード
に表示する。
【0182】このように、本実施例のエレベータの監視
装置も、上記第一実施例乃至第三実施例のエレベータの
監視装置と同様に、複数台のエレベータとの間で情報の
入力或いは出力を行ない、取込んだエレベータの状態を
表示制御手段22を介してCRT表示装置2に表示する
とともに、入力装置等により入力された制御情報により
エレベータを制御するように構成されている。また、第
二実施例と同様に、ビル内の1つまたは複数のエレベー
タ号機、或いは1つまたは複数のエレベータバンクに対
する制御形態を1つのモードに対応させ、複数のモード
の制御形態を登録するモード別制御指令登録手段17と
、前記モード別制御指令登録手段17により登録された
内容をモード別に保存するモード別制御指令登録情報1
6と、モードを指定して実行すべきモード名を与えられ
ると前記モード別制御指令登録情報16と与えられたモ
ード名から制御指令を作成する即時制御指令作成手段1
9或いは前記各モードの実行時刻をモード実行時刻登録
情報14として登録しておき前記モード実行時刻登録情
報14とモード別制御指令登録情報16から実行時刻に
合わせて制御指令を作成する時刻制御指令作成手段13
と、前記即時制御指令作成手段19或いは前記時刻制御
指令作成手段13からの制御指令を前記エレベータの号
機制御装置、或いは群管理制御装置31に出力する制御
指令出力手段12を備えている。
【0183】そして、前記表示制御手段22を介してエ
レベータ状態を表示するエレベータ状態の表示画面上に
実行モード名表示部を併設する画面構成とし、前記表示
制御手段22はエレベータ状態の表示画面上にエレベー
タ状態を表示しつつ、前記エレベータの号機制御装置、
或いは群管理制御装置31への制御を実行している前記
モード名を実行モード名表示部に表示する機能を有して
いる。なお、実行モード名表示部は制御を実行している
モード名が変更された場合には表示更新を行ない、実行
モード名表示部はエレベータ状態の表示画面上で他の用
途の表示と切換が可能である。
【0184】上記のように、本実施例のエレベータの監
視装置も、上記第一実施例乃至第三実施例のエレベータ
の監視装置と同様に、複数台のエレベータとの情報の入
出力に応じて、各エレベータの状態をCRT表示装置2
の画面に表示するエレベータ状態表示手段と、前記各エ
レベータの制御形態を各々複数のモードとしてCRT表
示装置2を介して登録し、この登録された制御内容を指
令する制御指令をモード別に保存し総括する制御内容登
録手段と、前記モードに対応するコメントをCRT表示
装置2を介して登録し、この登録されたコメント内容を
必要に応じてCRT表示装置2に表示するコメント内容
登録・表示手段と、前記制御内容登録手段で登録された
モードをCRT表示装置2上で指定して即時実行すべき
制御内容に対応する制御指令を作成する即時制御内容作
成手段と、前記各モードの実行時刻をCRT表示装置2
を介して予め登録し、この実行時刻になると、前記実行
時刻に応じた制御指令を作成する制御内容予約手段と、
前記即時制御内容作成手段で作成された制御指令または
制御内容予約手段で作成された制御指令に基づき、該当
する各エレベータをCRT表示装置2を介して制御する
制御内容実行手段とを備えている。加えて、本実施例は
、前記エレベータ状態表示手段で表示される各エレベー
タの状態と前記制御内容実行手段で実行されているモー
ドとをCRT表示装置2の画面に併せて表示する実行モ
ード表示手段を備えている。
【0185】即ち、本実施例のエレベータの監視装置も
、CRT表示装置2を介して、従来のキースイッチ操作
に対応したビル全体のエレベータの制御形態をコンピュ
ータに登録しておき、この登録した制御情報の実行指令
を与えるだけでエレベータに所定の操作を行なわせるも
のである。
【0186】つまり、上記第一実施例乃至第三実施例の
エレベータの監視装置と同様に、CRT表示装置2を介
して、複数台のエレベータとの情報の入出力に応じて、
各エレベータの状態を監視制御し、各エレベータの制御
形態を各々複数のモードとして登録し、この登録された
制御内容をモード別に保存し、前記モードに対応するコ
メントを登録し、この登録されたコメント内容を保存す
るとともに、CRT表示装置2の画面に、前記コメント
内容を必要に応じて表示し、前記モードを指定して即時
実行すべき制御内容に対応する即時制御指令を作成し、
CRT表示装置2を介して、前記各モードの実行時刻を
予め登録し、この実行時刻に応じた制御指令を作成し、
前記即時制御指令及び実行時刻に応じた制御指令に基づ
き、該当する各エレベータを制御するものである。
【0187】したがって、CRT表示装置2を用いて、
各エレベータ号機或いは各エレベータバンクの制御形態
を1つのモードに対応させ、複数の制御形態がある場合
には、各モードに対応させて制御形態を複数登録し、モ
ードを表す番号等の識別子を指示するだけで、必要なエ
レベータ号機或いはエレベータバンクに制御指令を出力
でき、また、モードに対応したコメントを適宜登録し、
必要なときにコメントを参照でき、更に、エレベータ号
機或いはエレベータバンクの即時制御及び予約による時
刻制御を適宜行なうことができる。
【0188】しかも、本実施例は、CRT表示装置のエ
レベータ状態監視画面上に実際に実行しているモードを
同時に表示する実行モード表示手段を有している。即ち
、エレベータ状態監視画面上に実行しているモードを表
示するための実行モード名表示部を設けたものであり、
実行モード名表示画面をエレベータ状態監視画面上でも
同時に見ることができるので、実行中のモードが何であ
るかを確認しながら、エレベータの動作を見ることがで
きるので便利である。このため、エレベータ状態を監視
しながら、画面切換を行なうことなしに同時に制御実行
中のモードの確認ができるので、監視の質が向上する。
【0189】特に、請求項6の記載のように、エレベー
タ状態表示手段と、制御内容登録手段と、即時制御内容
作成手段及び/または制御内容予約手段と、制御内容実
行手段と、実行モード表示手段とを備え、各エレベータ
の状態を画面に表示し、前記各エレベータの制御形態を
単数または複数種の制御を指令する制御指令を総括する
複数モードとして登録し、この登録されたモードの指定
により、この指定モードに対応した制御指令を作成、及
び/または前記各モードの実行時刻を予め登録し、この
実行時刻になると、前記実行時刻に応じた制御指令を作
成し、この作成された制御指令に基づき、該当する各エ
レベータを制御し、各エレベータの状態と実行されてい
るモードとを併せて同一の画面に表示するエレベータの
監視装置では、各エレベータの状態を画面に表示してい
る間も、制御指令に基づいて各エレベータの制御ができ
、各エレベータの即時制御及び/または予約制御ができ
る他に、エレベータ状態表示画面上に表示されている実
際に実行している実行中のモードを確認しながらエレベ
ータの動作を監視できる。
【0190】この結果、高機能で、かつ、更に操作性の
よい遠隔制御ができるエレベータの監視装置となる。
【0191】なお、上記実施例の他にも、入力装置とし
てのライトペン3の代わりにキーボードやマウスを用い
ても同様に実現できる。また、他の画面構成や他の画面
上においても、同様に実現できる。
【0192】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
エレベータの監視装置は、制御内容登録手段と、即時制
御内容作成手段及び/または制御内容予約手段と、制御
内容実行手段とを備え、各エレベータの制御形態を単数
または複数種の制御を指令する制御指令を総括する複数
モードとして登録し、この登録されたモードの指定によ
り、この指定モードに対応した制御指令を作成、及び/
または前記各モードの実行時刻を予め登録し、この実行
時刻になると、前記実行時刻に応じた制御指令を作成し
、この作成された制御指令に基づき、該当する各エレベ
ータを制御することにより、各エレベータの即時制御及
び/または予約制御が自動的にできるので、エレベータ
号機或いはエレベータバンクの即時制御及び予約による
時刻制御を適宜行なえ、高機能で、かつ操作性のよい遠
隔制御が可能になる。
【0193】請求項2の発明のエレベータの監視装置は
、エレベータ状態表示手段と、制御内容登録手段と、即
時制御内容作成手段及び/または制御内容予約手段と、
制御内容実行手段とを備え、各エレベータの状態を画面
に表示し、各エレベータの制御形態を単数または複数種
の制御を指令する制御指令を総括する複数モードとして
登録し、この登録されたモードの指定により、この指定
モードに対応した制御指令を作成、及び/または前記各
モードの実行時刻を予め登録し、この実行時刻になると
、前記実行時刻に応じた制御指令を作成し、この作成さ
れた制御指令に基づき、該当する各エレベータを制御す
ることにより、各エレベータの即時制御及び/または予
約制御ができるとともに、各エレベータの制御形態の登
録をオンラインででき、各エレベータの状態を画面に表
示している間も、制御指令に基づいて各エレベータの制
御ができるので、監視制御が便利になり、高機能で、か
つ操作性のよい遠隔制御が可能になる。
【0194】請求項3の発明のエレベータの監視装置は
、制御内容登録手段と、コメント内容登録・表示手段と
、即時制御内容作成手段及び/または制御内容予約手段
と、制御内容実行手段とを備え、各エレベータの制御形
態を単数または複数種の制御を指令する制御指令を総括
する複数モードとして登録し、このモードに対応するコ
メントを登録し、前記コメントの内容を必要に応じて画
面に表示し、この登録されたモードの指定により、この
指定モードに対応した制御指令を作成、及び/または前
記各モードの実行時刻を予め登録し、この実行時刻にな
ると、前記実行時刻に応じた制御指令を作成し、この作
成された制御指令に基づき、該当する各エレベータを制
御することにより、各エレベータの即時制御及び/また
は予約制御ができるとともに、モード別にコメントの登
録ができ、登録されたコメントの内容を見たいときには
、その内容が画面に表示できるので、エレベータ号機或
いはエレベータバンクの即時制御及び予約による時刻制
御を適宜行なえ、モードに対応したコメントを適宜登録
し、必要なときにコメントを参照して、高機能で、かつ
操作性のよい遠隔制御が可能になる。
【0195】請求項4の発明のエレベータの監視装置は
、制御内容登録手段と、即時制御内容作成手段及び/ま
たは制御内容予約手段と、制御内容実行手段と、実行モ
ード表示手段とを備え、各エレベータの制御形態を単数
または複数種の制御を指令する制御指令を総括する複数
モードとして登録し、この登録されたモードの指定によ
り、この指定モードに対応した制御指令を作成、及び/
または前記各モードの実行時刻を予め登録し、この実行
時刻になると、前記実行時刻に応じた制御指令を作成し
、この作成された制御指令に基づき、該当する各エレベ
ータを制御し、この実行されているモードを表示するこ
とにより、各エレベータの即時制御及び/または予約制
御ができるとともに、実際に実行しているモードが画面
に表示され、現在実行しているモードを画面を介して知
ることができるので、エレベータ号機或いはエレベータ
バンクの即時制御及び予約による時刻制御を適宜行なえ
、しかも、実際に実行しているモードを画面で簡単に確
認でき、高機能で、かつ操作性のよい遠隔制御が可能に
なる。
【0196】請求項5の発明のエレベータの監視装置は
、エレベータ状態表示手段と、制御内容登録手段と、即
時制御指令作成手段と、制御内容実行手段とを備え、各
エレベータの状態を画面に表示し、各エレベータの制御
形態を単数または複数種の制御を指令する制御指令を総
括する複数モードとして登録し、この登録されたモード
を前記エレベータ状態表示手段により表示される各エレ
ベータの状態と併せて表示し、その表示されたモードの
指定により、この指定モードに対応した制御指令を作成
し、この作成された制御指令に基づき、該当する各エレ
ベータを制御することにより、各エレベータの状態を画
面に表示している間も、制御指令に基づいて各エレベー
タの制御ができるとともに、エレベータ状態表示画面上
に実行指令が併せて表示され、実行した結果のエレベー
タ状態を画面切換を行なうことなく監視できるので、監
視の質が向上し、しかも、エレベータ状態監視画面で同
時に即時制御ができ、高機能で、かつ操作性のよい遠隔
制御が可能になる。
【0197】請求項6の発明のエレベータの監視装置は
、エレベータ状態表示手段と、制御内容登録手段と、即
時制御内容作成手段及び/または制御内容予約手段と、
制御内容実行手段と、実行モード表示手段とを備え、各
エレベータの状態を画面に表示し、前記各エレベータの
制御形態を単数または複数種の制御を指令する制御指令
を総括する複数モードとして登録し、この登録されたモ
ードの指定により、この指定モードに対応した制御指令
を作成、及び/または前記各モードの実行時刻を予め登
録し、この実行時刻になると、前記実行時刻に応じた制
御指令を作成し、この作成された制御指令に基づき、該
当する各エレベータを制御し、各エレベータの状態と実
行されているモードとを併せて同一の画面に表示するこ
とにより、各エレベータの状態を画面に表示している間
も、制御指令に基づいて各エレベータの制御ができ、各
エレベータの即時制御及び/または予約制御ができると
ともに、エレベータ状態表示画面上に表示されている実
際に実行している実行中のモードを確認しながらエレベ
ータの動作を監視できるので、エレベータ号機或いはエ
レベータバンクの即時制御及び予約による時刻制御を適
宜行なえ、エレベータの状態とともに実際に実行してい
るモードを画面上で同時に確認でき、監視の質が向上し
、高機能で、かつ操作性のよい遠隔制御が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の第一実施例であるエレベータの
監視装置の原理システムを示すブロック図である。
【図2】図2は図1のエレベータの監視装置の原理シス
テムを実現するための具体的な概略構成を示す構成図で
ある。
【図3】図3は図1のエレベータの監視装置の原理シス
テムを実現するための具体的な詳細構成を示す構成図で
ある。
【図4】図4は本発明の第一実施例及び第四実施例であ
るエレベータの監視装置による画面ツリーを示す説明図
である。
【図5】図5は本発明の第一実施例であるエレベータの
監視装置のエレベータ状態監視画面を示す正面図である
【図6】図6は本発明の第一実施例乃至第四実施例であ
るエレベータの監視装置のコメント表示画面を示す正面
図である。
【図7】図7は本発明の第一実施例乃至第四実施例であ
るエレベータの監視装置のコメント設定画面を示す正面
図である。
【図8】図8は本発明の第一実施例乃至第四実施例であ
るエレベータの監視装置の制御指令登録画面を示す正面
図である。
【図9】図9は本発明の第一実施例乃至第四実施例であ
るエレベータの監視装置の制御指令設定画面を示す正面
図である。
【図10】図10は本発明の第一実施例、第二実施例、
及び第四実施例であるエレベータの監視装置の実行指令
画面を示す正面図である。
【図11】図11は本発明の第一実施例乃至第四実施例
であるエレベータの監視装置の実行時刻登録画面を示す
正面図である。
【図12】図12は本発明の第一実施例乃至第四実施例
であるエレベータの監視装置の実行時刻設定画面を示す
正面図である。
【図13】図13は本発明の第一実施例乃至第四実施例
であるエレベータの監視装置の主監視制御装置のCPU
における起動プログラムを示すフローチャートである。
【図14】図14は本発明の第一実施例及び第四実施例
であるエレベータの監視装置の主監視制御装置のCPU
における各タスクの起動を管理するスケジューラのプロ
グラムを示すフローチャートである。
【図15】図15は本発明の第一実施例乃至第四実施例
であるエレベータの監視装置の即時制御指令実行タスク
の詳細を示すフローチャートである。
【図16】図16は本発明の第一実施例乃至第四実施例
であるエレベータの監視装置の時刻制御実行タスクの詳
細を示すフローチャートである。
【図17】図17は本発明の第一実施例乃至第四実施例
であるエレベータの監視装置のエレベータ制御指令出力
信号作成用タスクの詳細を示すフローチャートである。
【図18】図18は本発明の第一実施例乃至第四実施例
であるエレベータの監視装置のエレベータ状態監視画面
上での操作に対応したデータ処理と表示処理を行なうエ
レベータ状態監視画面タスクの起動及び終了のプログラ
ムの詳細を示すフローチャートである。
【図19】図19は本発明の第一実施例乃至第四実施例
であるエレベータの監視装置のコメント表示画面上での
操作に対応したデータ処理と表示処理を行なうコメント
表示画面タスクの起動及び終了のプログラムの詳細を示
すフローチャートである。
【図20】図20は本発明の第一実施例乃至第四実施例
であるエレベータの監視装置のコメント設定画面上での
操作に対応したデータ処理と表示処理を行なうコメント
設定画面タスクの起動及び終了のプログラムの詳細を示
すフローチャートである。
【図21】図21は本発明の第一実施例及び第二実施例
であるエレベータの監視装置のエレベータ状態監視画面
上での操作に対応したデータ処理と表示処理を行なうエ
レベータ状態監視画面タスクの詳細を示すフローチャー
トである。
【図22】図22は本発明の第一実施例乃至第四実施例
であるエレベータの監視装置のコメント表示画面上での
操作に対応したデータ処理と表示処理を行なうコメント
表示画面タスクの詳細を示すフローチャートである。
【図23】図23は本発明の第一実施例乃至第四実施例
であるエレベータの監視装置のコメント設定画面上での
操作に対応したデータ処理と表示処理を行なうコメント
設定画面タスクの詳細を示すフローチャートである。
【図24】図24は本発明の第一実施例乃至第四実施例
であるエレベータの監視装置の制御指令登録画面上での
操作に対応したデータ処理と表示処理を行なう制御指令
登録画面タスクの詳細を示すフローチャートである。
【図25】図25は本発明の第一実施例乃至第四実施例
であるエレベータの監視装置の制御指令設定画面上での
操作に対応したデータ処理と表示処理を行なう制御指令
設定画面タスクの詳細を示すフローチャートである。
【図26】図26は本発明の第一実施例、第二実施例、
及び第四実施例であるエレベータの監視装置の実行指令
画面上での操作に対応したデータ処理と表示処理を行な
う実行指令画面タスクの詳細を示すフローチャートであ
る。
【図27】図27は本発明の第一実施例乃至第四実施例
であるエレベータの監視装置の実行時刻登録画面上での
操作に対応したデータ処理と表示処理を行なう実行時刻
登録画面タスクの詳細を示すフローチャートである。
【図28】図28は本発明の第一実施例乃至第四実施例
であるエレベータの監視装置の実行時刻設定画面上での
操作に対応したデータ処理と表示処理を行なう実行時刻
設定画面タスクの詳細を示すフローチャートである。
【図29】図29は本発明の第二実施例であるエレベー
タの監視装置の実行モード名表示画面を示す正面図であ
る。
【図30】図30は本発明の第二実施例であるエレベー
タの監視装置の主監視制御装置のCPUにおける各タス
クの起動を管理するスケジューラのプログラムを示すフ
ローチャートである。
【図31】図31は本発明の第二実施例であるエレベー
タの監視装置の実行モード名表示画面上での操作に対応
したデータ処理と表示処理を行なう実行モード名表示画
面タスクの詳細を示すフローチャートである。
【図32】図32は本発明の第三実施例であるエレベー
タの監視装置のエレベータの状態を監視しながら同時に
実行指令を行なえるようにしたエレベータ状態監視画面
を示す正面図である。
【図33】図33は本発明の第三実施例であるエレベー
タの監視装置のエレベータ状態監視画面上での実行指令
の操作に対応したデータ処理と表示処理を行なうエレベ
ータ状態監視画面タスクの詳細を示すフローチャートで
ある。
【図34】図34は本発明の第三実施例であるエレベー
タの監視装置のエレベータ状態監視画面タスクから呼ば
れる実行指令副プログラムを示すフローチャートである
【図35】図35は本発明の第四実施例であるエレベー
タの監視装置のエレベータの状態を監視しながら同時に
制御実行中のモード名を表示できるようにしたエレベー
タ状態監視画面を示す正面図である。
【図36】図36は本発明の第四実施例であるエレベー
タの監視装置のエレベータ状態監視画面上での制御実行
モード名表示の操作に対応したデータ処理と表示処理を
行なうエレベータ状態監視画面タスクの詳細を示すフロ
ーチャートである。
【図37】図37は本発明の第四実施例であるエレベー
タの監視装置のエレベータ状態監視画面タスクから呼ば
れる制御実行中モード名表示副プログラムを示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1    監視室 2    CRT表示装置 3    ライトペン 4    メインコントローラ盤 5    監視盤機器 6    信号線 7    端末用制御ケーブル 8    ライトペンスタンド 9    プリンタ 10a  乗場機器 11a〜11g    エレベータバンク12    
制御指令出力手段 13    時刻制御指令作成手段 14    モード実行時刻登録情報 15    モード実行時刻登録手段 16    モード別制御指令登録情報17    モ
ード別制御指令登録手段18    実行指令設定手段 19    即時制御指令作成手段 20    モード別コメント登録手段21    モ
ード別コメント登録情報22    表示制御手段 23    CRT表示装置 24    状態入力手段 25    カレンダ時計 26a〜26g    シリアル通信路31    群
管理制御装置 41〜44    エレベータ号機 50    主監視制御装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  各エレベータの制御形態を単数または
    複数種の制御を指令する制御指令を総括する複数モード
    として登録する制御内容登録手段と、前記制御内容登録
    手段で登録されたモードの指定により、このモードに対
    応した制御指令を作成する即時制御内容作成手段、及び
    /または前記各モードの実行時刻を予め登録し、この実
    行時刻になると、前記実行時刻に応じた制御指令を作成
    する制御内容予約手段と、前記即時制御内容作成手段で
    作成された制御指令または制御内容予約手段で作成され
    た制御指令に基づき、該当する各エレベータを制御する
    制御内容実行手段とを具備することを特徴とするエレベ
    ータの監視装置。
  2. 【請求項2】  各エレベータの状態を画面に表示する
    エレベータ状態表示手段と、前記各エレベータの制御形
    態を単数または複数種の制御を指令する制御指令を総括
    する複数モードとして登録する制御内容登録手段と、前
    記制御内容登録手段で登録されたモードの指定により、
    このモードに対応した制御指令を作成する即時制御内容
    作成手段、及び/または前記各モードの実行時刻を予め
    登録し、この実行時刻になると、前記実行時刻に応じた
    制御指令を作成する制御内容予約手段と、前記即時制御
    内容作成手段で作成された制御指令または制御内容予約
    手段で作成された制御指令に基づき、該当する各エレベ
    ータを制御する制御内容実行手段とを具備することを特
    徴とするエレベータの監視装置。
  3. 【請求項3】  各エレベータの制御形態を単数または
    複数種の制御を指令する制御指令を総括する複数モード
    として登録する制御内容登録手段と、前記モードに対応
    するコメントを登録し、前記コメントの内容を必要に応
    じて画面に表示するコメント内容登録・表示手段と、前
    記制御内容登録手段で登録されたモードの指定により、
    このモードに対応した制御指令を作成する即時制御内容
    作成手段、及び/または前記各モードの実行時刻を予め
    登録し、この実行時刻になると、前記実行時刻に応じた
    制御指令を作成する制御内容予約手段と、前記即時制御
    内容作成手段で作成された制御指令または制御内容予約
    手段で作成された制御指令に基づき、該当する各エレベ
    ータを制御する制御内容実行手段とを具備することを特
    徴とするエレベータの監視装置。
  4. 【請求項4】  各エレベータの制御形態を単数または
    複数種の制御を指令する制御指令を総括する複数モード
    として登録する制御内容登録手段と、前記制御内容登録
    手段で登録されたモードの指定により、このモードに対
    応した制御指令を作成する即時制御内容作成手段、及び
    /または前記各モードの実行時刻を予め登録し、この実
    行時刻になると、前記実行時刻に応じた制御指令を作成
    する制御内容予約手段と、前記即時制御内容作成手段で
    作成された制御指令または制御内容予約手段で作成され
    た制御指令に基づき、該当する各エレベータを制御する
    制御内容実行手段と、前記制御内容実行手段で実行され
    ているモードを表示する実行モード表示手段とを具備す
    ることを特徴とするエレベータの監視装置。
  5. 【請求項5】  各エレベータの状態を画面に表示する
    エレベータ状態表示手段と、前記各エレベータの制御形
    態を単数または複数種の制御を指令する制御指令を総括
    する複数モードとして登録する制御内容登録手段と、前
    記制御内容登録手段で登録されたモードを前記エレベー
    タ状態表示手段により表示される各エレベータの状態と
    併せて表示し、その表示されたモードの指定により、こ
    のモードに対応した制御指令を作成する即時制御指令作
    成手段と、前記即時制御内容作成手段で作成された制御
    指令に基づき、該当する各エレベータを制御する制御内
    容実行手段とを具備することを特徴とするエレベータの
    監視装置。
  6. 【請求項6】  各エレベータの状態を画面に表示する
    エレベータ状態表示手段と、前記各エレベータの制御形
    態を単数または複数種の制御を指令する制御指令を総括
    する複数モードとして登録する制御内容登録手段と、前
    記制御内容登録手段で登録されたモードの指定により、
    このモードに対応した制御指令を作成する即時制御内容
    作成手段、及び/または前記各モードの実行時刻を予め
    登録し、この実行時刻になると、前記実行時刻に応じた
    制御指令を作成する制御内容予約手段と、前記即時制御
    内容作成手段で作成された制御指令または制御内容予約
    手段で作成された制御指令に基づき、該当する各エレベ
    ータを制御する制御内容実行手段と、前記エレベータ状
    態表示手段で表示される各エレベータの状態と前記制御
    内容実行手段で実行されているモードとを併せて表示す
    る実行モード表示手段とを具備することを特徴とするエ
    レベータの監視装置。
JP3140303A 1991-04-10 1991-06-12 エレベータの監視装置 Expired - Fee Related JP2606484B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3140303A JP2606484B2 (ja) 1991-04-10 1991-06-12 エレベータの監視装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7670191 1991-04-10
JP3-76701 1991-04-10
JP3140303A JP2606484B2 (ja) 1991-04-10 1991-06-12 エレベータの監視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04371468A true JPH04371468A (ja) 1992-12-24
JP2606484B2 JP2606484B2 (ja) 1997-05-07

Family

ID=26417834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3140303A Expired - Fee Related JP2606484B2 (ja) 1991-04-10 1991-06-12 エレベータの監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2606484B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001348168A (ja) * 2000-06-07 2001-12-18 Fujitec Co Ltd エレベータ群管理システム
JP2006193274A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Mitsubishi Electric Corp エレベーター監視装置
WO2010134132A1 (ja) 2009-05-22 2010-11-25 三菱電機株式会社 エレベータの監視制御方法、プログラム、およびエレベータの監視制御装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63112384A (ja) * 1986-10-31 1988-05-17 株式会社日立製作所 エレベ−タ−運行情報報知装置
JPH02138083A (ja) * 1988-11-18 1990-05-28 Hitachi Ltd エレベーター用端末装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63112384A (ja) * 1986-10-31 1988-05-17 株式会社日立製作所 エレベ−タ−運行情報報知装置
JPH02138083A (ja) * 1988-11-18 1990-05-28 Hitachi Ltd エレベーター用端末装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001348168A (ja) * 2000-06-07 2001-12-18 Fujitec Co Ltd エレベータ群管理システム
JP4710104B2 (ja) * 2000-06-07 2011-06-29 フジテック株式会社 エレベータ群管理システム
JP2006193274A (ja) * 2005-01-13 2006-07-27 Mitsubishi Electric Corp エレベーター監視装置
WO2010134132A1 (ja) 2009-05-22 2010-11-25 三菱電機株式会社 エレベータの監視制御方法、プログラム、およびエレベータの監視制御装置
CN102438930A (zh) * 2009-05-22 2012-05-02 三菱电机株式会社 电梯的监视控制方法、程序及电梯的监视控制装置
JP5397467B2 (ja) * 2009-05-22 2014-01-22 三菱電機株式会社 エレベータの監視制御方法、プログラム、およびエレベータの監視制御装置
US8960375B2 (en) 2009-05-22 2015-02-24 Mitsubishi Electric Corporation Elevator monitoring and control method and apparatus that set and execute control patterns

Also Published As

Publication number Publication date
JP2606484B2 (ja) 1997-05-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2661316B2 (ja) 複数のプログラマブルコントローラ間の並列運転による制御装置
US20010011946A1 (en) Fire protection and security monitoring system
JPH06321451A (ja) エレベータ制御データの供給、蓄積および表示方法
JPH04191928A (ja) ソフトウェア作業ツール
JPH0553641A (ja) プロセス制御システムにおける画面表示方法およびマンマシンインタフエース装置
JPH04371468A (ja) エレベータの監視装置
JPH06290877A (ja) 照明制御システム
JPH09145862A (ja) 列車通過告知システム
JPH09200872A (ja) プラント監視制御装置
JPH07179275A (ja) エレベーターの仕様設定装置
JPH06282396A (ja) エンドユーザ画面カスタマイズ機能付表示システム
JPH01108602A (ja) シーケンス制御装置
JP2001206655A (ja) エレベータの情報報知装置
JPH08337169A (ja) 列車運行管理シミュレーション装置
KR20180019055A (ko) 스케줄 제어 장치, 시설 관리 시스템, 및 스케줄 제어 방법
JPH07160311A (ja) 操作表示器の重ね合わせ表示装置
JPH10124138A (ja) 複合プラント監視制御装置
JPH11353567A (ja) 故障報告書作成支援システム
JPH1185439A (ja) ユーザインタフェース制御装置及びユーザインタフェース制御方法
JPH07271429A (ja) 表示方法及び装置、プラント制御システム、プラント制御方法
JPH06339184A (ja) プラント監視装置
JPH03134734A (ja) エキスパートシステム
JPS61164376A (ja) 通信装置
JPH096430A (ja) 画面選択装置
JPH08272436A (ja) オペレーション装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080213

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090213

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100213

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100213

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110213

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees