JPH0437057Y2 - - Google Patents

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JPH0437057Y2
JPH0437057Y2 JP1985018952U JP1895285U JPH0437057Y2 JP H0437057 Y2 JPH0437057 Y2 JP H0437057Y2 JP 1985018952 U JP1985018952 U JP 1985018952U JP 1895285 U JP1895285 U JP 1895285U JP H0437057 Y2 JPH0437057 Y2 JP H0437057Y2
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container
sheet material
cylinder
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shape
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Description

【考案の詳細な説明】 「考案の目的」 技術分野 本考案は菓子の如く軽く、小さいものを収容す
るのに適した容器に関し、特には円形乃至多角形
の如く閉じた平面形と略一様な高さとを有し、そ
の内側に物品を収めるための収容体を備え、該収
容体をシート状の材料により下から包むことによ
つて収容体底部を塞ぎ、かつ収容体の上部開口を
閉じるように形成された容器に関するものであ
る。
従来の技術 例えば和菓子の包装などでは種々趣向を凝らし
た形状、意匠の容器が見受けられる。そられの内
一定の形状を持つ容器として従来公知のものは、
実開昭47−7246号(実開昭55−10512号も同じ。)
に示された構成を有する。これら従来容器は、 イ 一定の形状を持つた容器の底をなす部分、 ロ 底部分の周辺部から立上がり、容器の周壁を
なす部分、 ハ 周壁部分に連続して設けられた容器の蓋をな
す部分、 の各部分を備えるように打抜かれた紙などの板材
類から成り、その底部分を中心に周壁部分と蓋部
分とを夫々容器構造をなすように折曲げて組立て
られる。しかも組立てたときに蓋部分が閉蓋状態
を維持できるように蓋部分同士が互いに重合固定
される係合構造を有するもので、接着しなくても
容器が完成する。
しかし前記の従来型容器は、前述したイ,ロ及
びハから成る全体が一枚の紙からなつているた
め、その材料の強度や性質などの特徴がそのまま
容器の強度、構造に反映することとなる。従つて
容器強度を高めるために周壁部分が厚くしようと
すると、前記イの底部分、ハの蓋部分まで厚くな
らざるを得ない。また容器としての意匠的側面か
ら見ると、容器の材質が蓋部分の意匠をも制約す
るような問題も生ずる。硬過ぎる、或いは厚過ぎ
る材料では、柔軟であれば可能な蓋構造を採用で
きないことがあるからである。
技術的課題 本考案は前記の実情乃至問題点に鑑みなされた
もので、その技術的課題は互いに嵌合する内筒と
外筒間にシート部材を挾持させて容器を構成する
ことである。
「考案の構成」 技術的手段 前記課題を解決するため本考案は、円形乃至多
角形の如く閉じた平面形と略一様な高さとを有
し、その内側に物品を収めるための収容体を備
え、該収容体をシート状の材料により下から包む
ことによつて収容体底部を塞ぎ、かつ収容体上部
では開口を閉じるように形成された容器に於て、
前記収容体は、内側に位置する内筒1と、内筒1
の外側に嵌合するように内筒より僅か大形かつ同
程度の高さに形成された外筒2から成る2重筒構
造を有し、前記シート状の材料は内筒1を下から
包む底部分4、底部分4の下側かつ外側から嵌合
する外筒2により内外両筒間に挾持固定される側
片部分及び両筒の上方へ突出し、互いに重なり合
つて前記内筒上部の開口を閉じる蓋部分5とを備
えたシート材3から構成するという技術的手段を
講じたものである。
作 用 前記内筒1は、容器内に物品を収容するための
空間の形状を規定し、また外筒2は容器としての
外形、就中平面形状を規定する。シート材3はこ
れらの内外両筒1,2の嵌合部分によつて側片部
分で挾持、固定され、内筒1の下面を包み、底部
分4を構成して内筒とともに物品の収容部分を形
成する。
実施例 以下実施例により本考案の構成を具体的に説明
する。
[] 第1図乃至第3図は第1の実施例に関す
るもので、内筒1は帯状材料により平面円形の
リング状に形成されており、外筒2も同様のリ
ンク状を有するが、内筒1の外側に嵌合する直
径と、内筒1より僅かに高い丈hを有する。シ
ート材3は柔らかな和紙、布、セロフアン、ビ
ニール等により形成され、5箇所の等間隔に突
出した花弁形のシート材片5aを周縁に等間隔
を設け、内筒1の上面を閉じる蓋としている。
4はシート材3の中心部に形成された、内筒1
の直径と略等しい、容器8の底となる部分、鎖
線は両筒1,2の上下縁で折曲げられる線、鎖
線間の側片部分9は両筒間に挟まれ内筒1の周
りを囲む部分である。
この実施例では突出した花弁形のシート材片
5aを第3図の如く順に重ねて蓋部分5とする
際に、内筒径と略同径の中蓋7を中に入れかつ
中蓋7の外周より突出した取手7aを外へのぞ
かせているので、蓋部分5を一時に開けること
ができる。前記の内筒1の丈の差hは中蓋7を
収めるためである。
[] 第4図乃至第6図は第2の実施例に関す
るもので、外筒2が、帯状材料により平面三角
形状のリング状に折曲げられた内筒1を2個あ
わせた、ひし形としたものの外側に嵌合する。
内筒1は帯紙11を単に折つて三角にしただけ
でも端部を接着したものでもどちらでも良い。
シート材3はひし形状底部分4の四辺より外方
へ夫々突出した、両筒1,2間に挟まれる側片
部分12を介して、その先に四辺のシート材片
5aを設け、各シート材片5aの先端に形成し
てあるくびれ部13により各シート材5aの先
端係合片部14同士を係合力だけで閉じさせる
ことができる。
得られた容器15は、上部の開口が各シート
材片5aで覆われるだけでなく、シート材片5
aは先端の係合片部14の形状により花びら模
様等を形成できる。故に本体部分の蓋上に印象
の強い装飾を持つた蓋部分5を作ることができ
る。この実施例におけるシート材3は係合に耐
える程度のかたさを有する紙、樹脂シート等を
使用するのが良い。
[] 第7図、第8図は第3の実施例に関する
もので六角形の内外筒1,2を有し、それらの
間に(内筒は隠されている)、内筒平面形と同
形の底部分4を有し、かつ6辺の夫々から両筒
間に挟まれる立上つた側片部分16を介して、
更に両筒間より上部に突出した花弁形シート材
片5aを設けており、6片のシート材片5a同
士を係合させると容器17を塞ぐ蓋部分5とな
る。畳んだシート材5aの下に小片18を挿入
してそれを上に持ち上げると全ての花弁つまり
シート材片5aを一時に開くことができる。こ
のシート材3は或る程度かためのものが良い。
[] 第9図乃至第11図は第4の実施例に関
するもので、内筒1、外筒2を扇形に形成し、
同形の底部分4を有するシート材3には直状の
辺部に長方形状の立上つた側片部分19,20
を、また弧状の辺部には立上つた側片部分21
を弧状に夫々形成し、長方形状の側片部分1
9,20の上辺に夫々外筒外形と同形の扇形状
蓋部分5b,5b′を突設し、他辺の直状辺部に
係合部5c,5c′。を有すシート材片5a,5
a′を設けたものである。
そのため、シート材片5a,5aの色を変
え、一方の蓋部5bに切込22を設けた小蓋2
3とし、その係合部24をまず両筒間に嵌込み
(第10図)。次に他方の蓋部5b′で内筒1の上
面を覆い、最後に一方の蓋部5bを閉じると、
異色の扇状模様を持つた二重の蓋部分5を有す
る容器25が得られる。この例のシート材3も
係合部5c,5c′の嵌込みのためかための紙、
樹脂シート等を使用するのが良い。
以上の各実施例において、蓋部分5の各部で色
等を変えるため、シート材3を一枚物でなく、2
枚またはそれ以上の組合せで構成することができ
る。内筒1とシート材3及び外筒2その他各部と
は必要に応じ接着することができる。
「考案の効果」 従つて本考案によれば、シート材3を挾んで内
側に内筒1を配置し、外側から外筒2を嵌合する
ことにより底部分4が形成され、両筒1,2より
上方へ突出するシート材3の部分を利用して上面
を覆う蓋5を持つた容器を形成することができ
る。故に、内筒1と外筒2の嵌合により、それら
が柔らかい材料で形成されていても嵌合一体化し
た2重筒となり、容器としての構造強度を一体と
して負担する結果、各々は柔らかく、弱くても、
完成した容器は簡単には潰れない強さを備える効
果を奏する。部品点数の面から見ると本考案のも
のは内筒1、外筒2及びシート材3の組合せであ
るけれども、シート材3を挟んで両筒1,2を嵌
合させることにより底部分4と蓋部分5も形成さ
れるので、比較的工数も少なく、容易に、組立て
ることができる。また容器としての収容部分の形
状は内、外両筒1,2により与えられ、これとは
別のシート材3により底部分4及び蓋部分5が形
成されるので、意匠も自由に変えられ、変化に富
んだ形態の容器を提供することができる効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る容器の実施例に関するもの
で、第1図は第1実施例の分解斜視図、第2図は
そのシート材の展開図、第3図は全体斜視図、第
4図は第2実施例の分解斜視図、第5図はそのシ
ート材の展開図、第6図は全体斜視図、第7図は
第3実施例のシート材の展開図、第8図は全体斜
視図、第9図は第4実施例のシート材の展開図、
第10図は組立中の斜視図、第11図は全体斜視
図である。 1……内筒、2……外筒、3……シート材、4
……容器底部分、5……同蓋部分、5a……シー
ト材片、9,12,16,19,20,21……
側片部分。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 円形乃至多角形の如く閉じた平面形と略一様
    な高さとを有し、その内側に物品を収めるため
    の収容体を備え、該収容体をシート状の材料に
    より下から包むことによつて収容体底部を塞
    ぎ、かつ収容体上部では開口を閉じるように形
    成された容器に於て、前記収容体は、内側に位
    置する内筒1と、内筒1の外側に嵌合するよう
    に内筒より僅か大形かつ同程度の高さに形成さ
    れた外筒2から成る2重筒構造を有し、前記シ
    ート状の材料は内筒1を下から包む底部分4、
    底部分4の下側かつ外側から嵌合する外筒2に
    より内外両筒間に挾持固定される側片部分及び
    両筒の上方へ突出し、互いに重なり合つて前記
    内筒上部の開口を閉じる蓋部分5とを備えたシ
    ート材3から成ることを特徴とする容器。 (2) 内筒1と外筒2は共に円形で、シート材3は
    中央部より外へ放射状に分岐した数片の側片部
    分9……の先にシート材片部分5a……を夫々
    有する花弁状を呈し、前記中央部に底部分4が
    設けられた実用新案登録請求の範囲の第1項記
    載の容器。 (3) 内筒1は2個の三角形、外筒2はそれらを合
    わせたひし型を呈する実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の容器。 (4) 内筒1外筒2は共に多角形で、シート材3は
    中央に位置する、内筒と略同形の底部分4を有
    しており、該底部分4の各辺部より外方へ放射
    状に分岐した数片の側片部分16……の先にシ
    ート材片部分5a……を有する花弁状を呈する
    実用新案登録請求の範囲の第1項記載の容器。 (5) シート材片5aは互いに係合する構造を有す
    る実用新案登録請求の範囲の第2項乃至第4項
    のいずれかに記載の容器。 (6) 内筒1と外筒2は共に扇状で、シート材3は
    扇形底部分4の直線部に夫々設けられた側片部
    分19,20と、少なくとも一方の側片部分よ
    りも外方へ突設された扇形の蓋部分を有する実
    用新案登録請求の範囲の第1項記載の容器。
JP1985018952U 1985-02-12 1985-02-12 Expired JPH0437057Y2 (ja)

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JPS61134911U JPS61134911U (ja) 1986-08-22
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS477246U (ja) * 1971-02-13 1972-09-26
JPS50118227U (ja) * 1974-03-11 1975-09-26
JPS5510512U (ja) * 1978-07-04 1980-01-23

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JPS61134911U (ja) 1986-08-22

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