JPH04370446A - 伝動装置 - Google Patents

伝動装置

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JPH04370446A
JPH04370446A JP3173271A JP17327191A JPH04370446A JP H04370446 A JPH04370446 A JP H04370446A JP 3173271 A JP3173271 A JP 3173271A JP 17327191 A JP17327191 A JP 17327191A JP H04370446 A JPH04370446 A JP H04370446A
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rotating
shaft
axial direction
rotating body
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Hiroshi Karita
宏 刈田
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    • F16H35/00Gearings or mechanisms with other special functional features
    • F16H35/02Gearings or mechanisms with other special functional features for conveying rotary motion with cyclically varying velocity ratio
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H35/00Gearings or mechanisms with other special functional features
    • F16H35/008Gearings or mechanisms with other special functional features for variation of rotational phase relationship, e.g. angular relationship between input and output shaft
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原動側に入力された動
力を従動側へ伝達する伝動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、動力の回転をそのままの回転速度
で伝達したり、増速または減速して伝達したりする伝動
装置が主に変速機として用いられている。かかる変速機
としては、次に示したようなものがある。
【0003】すなわち、図10のaは一般的な歯車式多
段変速機を示した模式図であって、歯車式多段変速機6
1は、原動側であるとともにモータ62を連結された入
力軸63、および従動側である従動軸64を有している
。前記入力軸63には一速入力軸歯車65と二速入力軸
歯車66が設けられ、前記従動軸64には前記一速入力
軸歯車65に噛合する一速従動軸歯車67、および二速
従動軸歯車68が設けられている。また、一速入力軸歯
車65と一速従動軸歯車67との歯数比および、二速入
力軸歯車66と二速従動軸歯車68との歯数比は異なっ
た歯数比に設定されている。そして、前記従動軸64が
移動されて二速入力軸歯車66と二速従動軸68とが噛
合する状態(図10のb)になると、入力軸63から従
動軸64に伝達される回転速度が段階的に変化されるの
である。
【0004】また、ベルト用いたものとしては、図11
に示したベルト式無段変速機71がある。該ベルト式無
段変速機71は、原動側であるとともにモータ72を連
結された入力軸73、および従動側であって入力軸73
と平行する従動軸74を有している。前記入力軸73お
よび前記従動軸74には略円錐状のプーリー75,76
が設けられ、両プーリー75,76間には、入力軸73
の動力を従動軸74に伝達するベルト77が巻掛けられ
ている。そして、該ベルト77の巻掛け位置を入力軸7
3および従動軸74の軸方向へ移動させ、前記両プーリ
ー75,76間における周速の差を変化させることによ
って、従動軸74における回転速度を無段階的に変化さ
せるのである。
【0005】さらに、無段変速機としては図12に示し
た摩擦円盤式無段変速機81がある。該摩擦円盤式変速
機81は、原動側であるとともにモータ82を連結され
た入力軸83、および従動側であって入力軸83に直行
する従動軸84を有しており、入力軸83には大径状の
入力軸側円盤85が設けられ、従動軸84には入力軸側
円盤85と当接された従動軸側円盤86が設けられてい
る。そして、前記摩擦円盤式変速機81は、前記従動軸
側円盤86を前記入力軸側円盤85の直径方向へ移動さ
せることにより、前述したベルト式無段変速機71と同
様に、入力軸側円盤85および従動軸側円盤86間の周
速の差を利用し、前記従動軸84の回転速度を無段階的
に変化させるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の伝動装置にあっては、前記歯車式多段変速機
61(図10)の場合、異なる歯数比を有する歯車同士
の組み合わせにより動力の伝達を行っているため、前記
従動軸64における回転速度を無段階的に変化させるこ
とができない。従って、前記従動軸64から複数の回転
速度を得るためには複数の歯車が必要となることから、
装置の容量および重量が増加するといった不都合があっ
た。また、変速操作時には、動力の伝達を中断させると
ともに前述した歯車同士の山と谷を正確に対応させる必
要があることから、変速操作が煩雑であるとともに装置
自体が複雑なものとなっていた。
【0007】また、前述したベルト式無段変速機71の
場合には、前記従動軸74の回転速度を無段階的に変化
させることが可能となっているが、ベルト式無段変速機
71は、前記ベルト77と前記双方のプーリー75,7
6との接面における摩擦力によって動力の伝達を行って
いる。このため、伝達される動力の一部が前記摩擦力に
より消費されてしまい、前記歯車式多段変速機61と比
べ動力の伝達効率が悪い。また前記従動軸74に大きな
トルクを必要とする場合には、前記ベルト77が複数必
要となり、必要なトルクに対する装置の容量比が増大す
る不都合があった。また、摩擦力により動力の伝達を行
っていることから、前記ベルト77と双方のプーリー7
5,76との接面部位における材質の劣化も問題となり
、殊に従動軸74の負荷トルクが大きな場合には、前記
劣化の度合が大となることが予想されるため、従動軸4
4に大きなトルクを必要とする装置への利用が困難とな
っていた。なお、前記摩擦円板式無段変速機81につい
ても、摩擦力により動力の伝達をおこなっていることか
ら、前記ベルト式無段変速機71と同様に伝達効率が悪
く、また従動軸84に大きなトルクを必要とする装置へ
の利用が困難であった。
【0008】本発明は、かかる従来の課題に鑑みなされ
たものであり、比較的簡易な構造であるとともに動力の
伝達効率がよく、また、所定の変速比の範囲内において
、動力の伝達を中断することなく無段階的に回転速度を
変化させ、かつ逆転をも可能とする伝動装置の提供を目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
本発明にあっては、主として、軸方向に対して傾斜する
第1の傾斜面を有した回転軸と、該回転軸に嵌合された
回転体とからなり、該回転体には前記第1の傾斜面と摺
接する第2の傾斜面が形成され、前記回転軸および前記
回転体のうち一方が原動側とされ、他方が従動側とされ
る一方、操作力により前記回転軸または前記回転体の双
方もしくは一方が前記回転軸の軸方向へ移動されること
とした。
【0010】また、回転軸と該回転軸に嵌合された回転
体とを備え、前記回転軸または前記回転体の一方には前
記回転軸の軸方向に対して傾斜する第1の傾斜面が設け
られ、前記回転軸または前記回転体の他方には、前記第
1の傾斜面と摺接する第2の傾斜面を形成されたコマが
前記回転体の軸方向へのみ移動自在に支持されるととも
に、前記回転軸および前記回転体のうち一方が原動側と
され、他方が従動側される一方、操作力により前記コマ
が前記軸方向へ移動されることとした。
【0011】
【作用】前記構成において、先ず、前記回転軸と前記回
転体との双方に前記第1の傾斜面および前記第2の傾斜
面が設けられているとき、回転軸または回転体の双方若
しくは一方を操作力により移動させたると、前記第1の
傾斜面と前記第2の傾斜面とが互いに摺接されることに
よって、回転軸および回転体が回転される。このとき、
回転時における回転軸と回転体との間における相対的な
移動量および回転量は、回転軸の軸方向に対する第1お
よび第2の傾斜面の傾斜角度によって規制される。
【0012】次に、前記第1の傾斜面が前記回転軸また
は前記回転体の一方に設けられ、前記第2の傾斜面が前
記コマに設けられたときには、操作力によってコマが前
記軸方向へ移動されると、前記第1の傾斜面と前記第2
の傾斜面とが互いに摺接されることによって、前記同様
に回転軸または回転体が回転する。また、回転時におけ
る回転軸と回転体との間の相対的な移動量および回転量
も、前記同様互いに摺接する第1および第2の傾斜面が
有した前記回転軸に対する傾斜角度によ規制される。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図にしたがって説明
する。すなわち図1のaは本発明の第1実施例を示した
伝動装置1であって、該伝動装置1は回転軸2および該
回転軸2に外嵌された回転体である外輪3を有しており
、前記回転軸2の外周には軸方向に対して傾斜する第1
の傾斜面4を有するネジ状のスプライン5(図1のb)
が形成されている。前記外輪3は、相対向する両側面間
に貫通されるとともに、前記回転軸2に外嵌する図に現
れない孔を有し、該孔の内周壁には、前記回転軸2の前
記スプライン5と噛合する第2の傾斜面を有するネジ状
のスプライン(図示せず)が形成されている。
【0014】以上の構成においては、例えば、前記回転
軸2が原動側とされ前記外輪3が従動側とされ、かつ回
転軸2が一方向に回転されている場合において、操作力
Pにより外輪3が回転軸2の軸方向へ移動されると、外
輪3は前記第1の傾斜面4および第2の傾斜面同士が摺
接することにより回転する(矢示イまたはロ)。このと
き、先ず回転軸2の回転量を無視して外輪3の前記軸方
向への移動量をL、前記第1の傾斜面4および第2の傾
斜面が有する回転軸2の軸方向に対する傾斜角度、つま
り前記スプライン5のねじれ角をθとすると、外輪3は
回転軸2に対してL×tanθの距離だけ回転する。す
なわち、前記回転軸2または前記外輪3の回転時におけ
る双方間の相対的移動量は、前記スプライン5のねじれ
角θによって規制される。また、この回転量は前記スプ
ライン5のP.C.D上での回転量として計算されるも
のであって、前記移動量Lと前記ねじれ角θとの関係は
図2に示す関係となる。なお、図2においてX軸は外輪
3の移動方向および移動量を示し、Y軸は外輪3の回転
方向および回転量を示している。一方、外輪3はその移
動時に前記回転軸2によっても回転されていることから
、外輪3の回転軸2に対する相対的移動量は回転2の回
転量との和または差となる。
【0015】このため、前記外輪3が一定の速度でLだ
け移動されるとき、その移動時間内に前記回転軸2によ
って外輪3が外輪3自身のスプラインのP.C.D上で
回転される回転量(回転角度÷360×P.C.D×π
)をAとすれば、回転軸2の回転速度に対して外輪3の
回転速度は、A−tanθ>Aの場合は増速、A−ta
nθ=Aの場合は同速、A−tanθ<Aの場合は減速
、A−tanθ=0の場合は停止、A−tanθ<0の
場合は逆転する。したがって、前記操作力Pにより前記
外輪3を移動させることにより、原動側である前記回転
軸2における一定速度の一方向の回転を、増速回転、同
速回転、減速回転、停止、そして逆方向の回転として従
動側である外輪3に伝達することが可能となる。また、
操作力Pにより外輪3を回転軸2の軸方向へ移動させる
際、回転軸2に対する単位時間当たりの移動量や移動方
向を変化させることにより、外輪3における回転速度お
よび回転方向を無段階的に変化させることができる。
【0016】よって、装置の容量を増大させることなく
簡易な構造により外輪3に所望する回転速度を無段階的
に得ることが可能となる。また、回転軸2と外輪3とは
嵌合状態にあることから、回転軸2から外輪3へ動力(
回転)が伝達される際の伝達効率が良く、外輪3に大き
なトルクを要する従動軸や出力軸などを接続することが
可能となる。
【0017】また、前記説明においては、前記回転軸2
が原動側とされ、前記外輪3が従動側とされるとともに
、前記操作力Pが外輪3のみを回転軸2の軸方向に移動
させる場合について説明したが、これに限らず、外輪3
を原動側とし回転軸2を従動側した場合、および操作力
Pが回転軸2または回転軸2と外輪3との双方を前記軸
方向に移動させるものである場合においても、前述と同
様の効果を得ることが可能である。なお、回転軸2およ
び外輪3の双方が移動する場合には、前記説明の外輪3
の移動量Lは、回転軸2および外輪3の移動が同一方向
であるときには双方の移動量の差となり、回転軸2およ
び外輪3の移動が反対方向であるときには双方の移動量
の和となる。
【0018】さらに、図1に示した前記伝動装置1にお
いては、前記回転軸2に回転体である前記外輪3が外嵌
されたものを示したが、これに限らず、後に図5に示す
ように、回転軸2の外周と外輪3の外周とを嵌合させて
も良い。なお、以下の説明においては、前記回転軸2が
原動側とされ、前記外輪3が従動側とされるとともに、
外輪3のみが操作力により回転軸2の軸方向へ移動され
る場合についてのみ説明する。
【0019】図3は本発明の第2実施例を示したもので
ある。すなわち伝動装置11は、前述の伝動装置1と同
様の回転軸2と、該回転軸2に接続されたモータ12、
前記外輪3に相当する歯車13を有している。また伝動
装置11には、歯車13の回転を許容しつつその外周部
を挾持する挾持片14および、該挾持片14を前記回転
軸2の軸方向へ移動するためのピストン15からなる前
記操作力を実現する駆動部16と、前記歯車13の外周
に接続された従動軸17から構成されている。該従動軸
17はその外周に設けられた従軸歯車18を介して前記
歯車13と接続されている。前記従動軸17および前記
従軸歯車18間には、従動軸17における一方向の回転
みのを許容する回転規制部材である図4に示したカム式
クラッチ19が介装されている。なお該カム式クラッチ
19は、前記従軸歯車18に固着された外輪91と、該
外輪91に傾斜した曲面を有するとともに前記従動軸1
7と固着された円板92、外輪91及び円板92間に収
容された球93からなる周知の構造を有するものである
。また、前記回転規制部材は、従動軸17における一方
向の回転みのを許容するものであれば例えば爪式バック
ストップ等であっても構わない。
【0020】かかる構成においては、例えば前記回転軸
2が低速の回転状態または停止状態にあるとき、前記駆
動部16によって前記歯車13が回転軸2の軸方向(矢
示イ、ロ方向)へ往復移動されると、歯車13が正転(
矢示ハ)および逆転(矢示ニ)を繰り返すため、前記従
軸歯車18も正転および逆転を繰り返す。このとき、従
軸歯車18と前記従動軸17との間には前記カム式クラ
ッチ19が介装されているため、従動軸17は歯車13
の正転または逆転のいずれかにの場合においてのみ回転
される。よって、回転体である前記歯車13が往復移動
する場合には、原動側である回転軸2における一方向連
続回転を、回転速度の異なる一方向間欠回転として従動
軸17に伝達することが可能となる。なお、前記歯車1
3と前記従動軸17間に回転規制部材が設けられていな
い場合、前記従動軸17は異なる二速の交互回転となる
。また、図3においては、操作力を実現する前記駆動部
16がピストン15により前記歯車13を移動させるも
のを示したが、これに限ることなく他の構成としてもよ
い。
【0021】さらに、前記歯車13は前記回転軸2に必
ずしも外嵌させる必要はなく、図5に示すようにしても
よい。すなわち図5は本発明の第3実施例であって、伝
動装置21の回転軸2外周部には歯車22が接続されて
おり、該歯車22の外周には前記回転軸2が有する前記
ねじ状のスプライン5と嵌合するねじ状スプライン23
が形成されている。前記歯車22の回転中心には従動軸
17が貫通されるとともに、従動軸17と歯車22との
間には前述したカム式クラッチ19が介装されている。 これによっても前記伝動装置11と同様の作用および効
果を得ることが可能である。
【0022】図6は本発明の発明にかかる第4実施例を
示すものであって、伝動装置31は、図5に示した歯車
22を三つ備えている。該歯車22・・には前記駆動部
16が各々設けられるとともに(図6でa)、三つの駆
動部16・・は互いに均一な時間差をもって作動するよ
う設定されている。さらに、前記歯車22・・とカム式
クラッチ(図4参照)を介して接続された従動軸17・
・は、先端に設けられたギヤ32・・を介して1本の出
力軸33に接続されている(図6でb)。
【0023】かかる構成においては、前記各駆動部16
・・が作動され前記歯車22・・が一定速度で、かつ均
一な時間差をもって前記回転軸2の軸方向へ往復移動さ
れると、各歯車22・・は図7に示したように互いに均
一な位相差を有して回転する。このとき、前記従動軸1
7・・は、それぞれ前記カム式クラッチ(図示せず)を
介して歯車22・・と接続されており、カム式クラッチ
の特性によって歯車22・・における一方向の回転(図
7の斜線部分)にのみ追随して回転する。したがって、
各従動軸17・・と接続された前記出力軸33の回転は
一方向連続回転となる。よって、原動側である回転軸2
の一方向連続回転を、所定の変速比をもって減速又は増
速された一方向連続回転として前記出力軸33へ伝達す
ることが可能となる。なお、本実施例においては、前記
歯車22・・が互いに均一な時間差を以て移動される場
合を示したが、複数の歯車が移動される際の時間差は必
ずしも均一である必要はなく不均一であってもよい。
【0024】図8は本発明の第5実施例を示したもので
あって、伝動装置41は、図3に示した前記伝動装置1
1とほぼ同様の構成を有する一方、駆動部42は長尺状
の挾持片14を有している。該挾持片14は一端部にお
いて前記歯車13を摺動自在に挾持する一方、他端部に
おいて前記ピストン15と枢支されており、その両端部
間には長穴43が設けられている。また伝動装置41の
図示しない部位には支点44が前記回転軸2の軸方向と
直行する方向へ移動自在に支持されるとともに、支点4
4には前記挾持片14の長穴43が遊嵌されており、こ
れにより駆動部42には、前記回転軸2と前記歯車13
との間における前記軸方向への単位時間当たりの相対的
移動量を可変する可変機構が実現されている。かかる構
成においては、前記支点44の位置変化に伴い、前記回
転軸2に対する前記歯車13の前記軸方向への単位時間
当たりの相対的移動量、すなわち移動速度が変化される
と、図1、図2によって既説したように歯車13の回転
速度は変化される。
【0025】よって、歯車13の移動速度を変化させる
ことにより、回転軸2における一定速度の回転を、所望
する回転速度に無段階的に変化させて歯車13へ伝達す
ることが可能となる。また、前記駆動部42と同様のも
のを前述した他の伝動装置21,31に採用すれば、各
伝動装置21,31においても同様の効果を得ることが
可能である。なお、本実施例においては、既説した前記
駆動部16に可変機構が実現されたものを示したが、こ
れに限らず他の構成によって前記歯車13の前記移動速
度を変化させても構わない。
【0026】図9は本発明の第6実施を示したものであ
って、伝動装置51は回転軸52および該回転軸52に
外嵌された外輪53を有している。該外輪53には、前
記回転軸52との嵌合部位に溝54が設けられており、
回転軸52の回転方向に位置する前記溝54の両側壁に
は、回転軸52の軸方向に対し傾斜する第1の傾斜面5
5が形成されている。回転軸52の外周面には前記溝5
4内に遊嵌されたコマ56が支持されている。該コマ5
6は長穴57を有しており、該長穴57には回転軸52
の外周面に突設されたピン58,58が遊挿されている
。また前コマ57は回転軸52の軸方向(図9の矢示イ
)へ移動自在であるとともに、前記ピン58,58によ
って回転軸52の回転方向(図3の矢示ロ)への移動を
拘束されており、コマ57には前記溝54の第1の傾斜
面55と対向するとともに、コマ57が移動した際には
第1の傾斜面55と摺接される第2の傾斜面59が形成
されている。
【0027】前記構成においては、前記コマ56に対し
て該コマ56を前記回転軸52の軸方向(図9の矢示イ
)へ移動させる操作力Pが加えられ、コマ56が前記第
1の傾斜面55と前記第2の傾斜面59が圧接される方
向に移動されると、第1の傾斜面55と第2の傾斜面5
9とが摺接するため、回転軸52と前記外輪53とは互
いに逆方向へ回転される。このとき、回転軸52と外輪
53との相互の相対的な移動量および回転量は、第1の
傾斜面および第2の傾斜面の回転軸52に対する傾斜角
度θにより決められる。したがって、前記回転軸52ま
たは前記外輪53の一方が原動側とされ他方が従動側と
され、かつ原動側である回転軸52または外輪53が回
転状態にある場合、前記コマ56が前記操作力Pによっ
て回転軸52の軸方向へ移動されると、前記原動側にお
ける一定速度の一方向回転が、増速回転、同速回転、減
速回転、停止、そして逆方向の回転として前記従動側に
伝達される。(詳細については第1実施例の説明を参照
)。よって、前述した伝動装置1と同様の効果を得るこ
とが可能となる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明にあっては、
軸方向に対して傾斜する第1の傾斜面を有した回転軸と
、該回転軸に嵌合され、かつ前記第1の傾斜面と摺接す
る第2の傾斜面が形成され回転体とを備え、前記回転軸
または前記回転体のうち一方を原動側とし、他方を従動
側とするとともに、操作力により前記回転軸および前記
回転体の双方もしくは一方を前記回転軸の軸方向へ移動
される伝動装置とした。
【0029】このため、回転軸または回転体の双方若し
くは一方を操作力により移動させた場合には、前記第1
の傾斜面と前記第2の傾斜面とが互いに摺接されること
によって、回転軸および回転体が回転される。しかも、
回転時における回転軸および回転体間の相対的な移動量
および回転量は、回転軸の軸方向に対する第1および第
2の傾斜面の傾斜角度によって規制される。
【0030】よって、回転軸および回転体における相対
的な移動速度や移動方向を変化させることにより、前記
原動側における一定速度の回転を、可能な範囲で無段階
的に変化させて前記従動側へ伝達し、また回転方向を逆
転させて前記従動側へ伝達することが可能となる。また
、前記伝達を、回転軸および回転体の双方もしくは一方
を移動させることのみにより行うことができるため、伝
動装置の容量や重量を増大させることなく、しかも簡易
な構造とすることが可能となる。さらに、回転軸と回転
体とは嵌合状態にあることから、回転軸から回転体への
動力伝達効率が良く、従動側に大きなトルクを要する場
合であっても使用することが可能となる。
【0031】また、回転軸または該回転軸と嵌合された
回転体のいずれか一方に第1の傾斜面を設けるとともに
、該第1の傾斜面と摺接する第2の傾斜面を有するコマ
を回転軸または回転体のいずれか他方に設け、かつ回転
軸の軸方向へのみ移動自在とし、前記コマを操作力によ
り前記軸方向へ移動させる伝動装置とした。このため、
前記コマが操作力により移動させた場合には、前記第1
の傾斜面と前記第2の傾斜面とが互いに摺接されること
によって、回転軸および回転体が回転される。しかも、
回転時における回転軸および回転体間の相対的な移動量
および回転量は、回転軸の軸方向に対する第1および第
2の傾斜面の傾斜角度によって規制される。よって、こ
の場合にも第1の発明と同様の効果を得ることが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す模式図であって、(
b)は(a)のA矢示拡大図である。
【図2】同実施例の回転軸に対する回転体の移動量およ
び回転量を示す説明図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す模式図である。
【図4】図3のIV−IV線に相当する模式断面図であ
る。
【図5】本発明の第3実施例を示す模式図である。
【図6】本発明の第4実施例を示す模式図である。
【図7】同実施例の従動軸における回転方向・速度−時
間関係図である。
【図8】本発明の第5実施例を示す模式図である。
【図9】本発明の第6実施例を示す一部透視斜視図であ
る。
【図10】従来例を示す模式図である。
【図11】従来例を示す模式図である。
【図12】従来例を示す模式図である。
【符号の説明】
1    伝動装置 2    回転軸 3    外輪(回転体) 4    第1の傾斜面 13    歯車(回転体) 14    挾持片(可変機構) 17    従動軸 19    カム式クラッチ(回転規制部材)21  
  伝動装置 22    歯車(回転体) 31    伝動装置 33    出力軸 41    伝動装置 43    長穴(可変機構) 44    支点(可変機構) 51    伝動装置 52    回転軸 53    外輪(回転体) 55    第1の傾斜面 56    コマ 59    第2の傾斜面 P    操作力

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  軸方向に対して傾斜する第1の傾斜面
    を有した回転軸と、該回転軸に嵌合された回転体とから
    なり、該回転体には前記第1の傾斜面と摺接する第2の
    傾斜面が形成され、前記回転軸および前記回転体のうち
    一方が原動側とされ、他方が従動側とされる一方、操作
    力により前記回転軸または前記回転体の双方もしくは一
    方が前記回転軸の軸方向へ移動されることを特徴とする
    伝動装置。
  2. 【請求項2】  前記伝動装置の従動側とされた前記回
    転軸または前記回転体には、所定の回転方向への回転を
    規制された従動軸が連結されたことを特徴とする請求項
    1記載の伝動装置。
  3. 【請求項3】  前記伝動装置は、従動側とされた前記
    回転軸または前記回転体を複数設けられるとともに、前
    記複数の回転軸または前記複数の回転体に連結された複
    数の前記従動軸には1つの出力軸が連結され、前記操作
    力により前記複数の回転軸または前記複数の回転体が、
    時間差を以て前記軸方向へ移動されることを特徴とする
    請求項2記載の伝動装置。
  4. 【請求項4】  前記操作力を実現するための操作手段
    には、前記回転軸と前記回転体との間における前記軸方
    向への単位時間当たりの相対的移動量を可変する可変機
    構が設けられたことを特徴とする請求項2または請求項
    3記載の伝動装置。
  5. 【請求項5】  回転軸と該回転軸に嵌合された回転体
    とを備え、前記回転軸または前記回転体の一方には前記
    回転軸の軸方向に対して傾斜する第1の傾斜面が設けら
    れ、前記回転軸または前記回転体の他方には、前記第1
    の傾斜面と摺接する第2の傾斜面を形成されたコマが前
    記回転体の軸方向へのみ移動自在に支持されるとともに
    、前記回転軸および前記回転体のうち一方が原動側とさ
    れ、他方が従動側される一方、操作力により前記コマが
    前記軸方向へ移動されることを特徴とする伝動装置。
JP3173271A 1991-06-18 1991-06-18 伝動装置 Pending JPH04370446A (ja)

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JP3173271A JPH04370446A (ja) 1991-06-18 1991-06-18 伝動装置
US07/900,288 US5297449A (en) 1991-06-18 1992-06-18 Transmission device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Also Published As

Publication number Publication date
US5297449A (en) 1994-03-29

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