JPH04370402A - 油圧駆動回路 - Google Patents

油圧駆動回路

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JPH04370402A
JPH04370402A JP3146270A JP14627091A JPH04370402A JP H04370402 A JPH04370402 A JP H04370402A JP 3146270 A JP3146270 A JP 3146270A JP 14627091 A JP14627091 A JP 14627091A JP H04370402 A JPH04370402 A JP H04370402A
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signal
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哲 松本
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設機械等の油圧作業
回路に係り、特にこのような回路における複合操作性の
向上に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル等の建設機械は、例えばバ
ケット、ブーム、アーム等の操作用或いは走行用等の各
種アクチュエータを備え、そしてこれらのアクチュエー
タは、それぞれ方向切換弁を介して供給される油圧ポン
プ(好ましくは可変容量ポンプ)からの圧油によって駆
動されるように構成されている。ところで、このような
油圧作業回路において、個々のアクチュエータの必要圧
油量の合計が油圧ポンプの吐出容量を超過すると、各ア
クチュエータへの油量の分配が良好に行われず、いわゆ
るアクチュエータの複合操作性を低下させる。このため
、このような問題点を解決するものとして、例えば特開
昭60−11706号に開示されるような技術が知られ
ており、また、本出願人は先に新規な技術を開発して特
許出願を行った(特願平2−89134号)。
【0003】まず前者によれば、図5において簡単に説
明すると、可変容量ポンプ102から2つのアクチュエ
ータ104−1,104−2への圧油の供給はそれぞれ
の方向切換弁106−1,106−2を介して行われる
が、ここでポンプ102と各方向切換弁106−1,1
06−2との間にはそれぞれ補助弁108−1,108
−2が設けられ、そしてこれら補助弁108−1,10
8−2に対して、その一方の端部にはそれぞれの方向切
換弁のアクチュエータ供給油路内の圧力が補助弁開方向
に印加され、また他方の端部には前記各アクチュエータ
供給油路内の圧力の中の最高圧力が補助弁閉方向に印加
されるように構成されている。したがって、このような
回路によれば、アクチュエータ104−1,104−2
の同時操作時には、低負荷側のアクチュエータに対する
補助弁の開度が制限されるので、アクチュエータの複合
操作性が向上する。
【0004】次に後者によれば、図6において簡単に説
明すると、可変容量ポンプ12から3つのアクチュエー
タ14−1,14−2,14−3への圧油の供給はそれ
ぞれ方向切換弁18−1,18−2,18−3を介して
行われるが、ここで、各方向切換弁18−1,18−2
,18−3とタンク16との間にはそれぞれ補助弁30
−1,30−2,30−3が設けられ、そしてこれら補
助弁30−1,30−2,30−3に対して、その一方
の端部には各アクチュエータ供給油路内の圧力の中の最
高圧力が補助弁閉方向へ印加され、また他方の端部には
それぞれの方向切換弁のアクチュエータ供給油路内の圧
力が、ばね34−1,34−2,34−3の付勢力と共
に、補助弁開方向に印加されるよう構成されている。 したがってこのような回路においても、前述の回路とほ
ぼ同様な効果が達成される。
【0005】因みに、前述の両者の技術において、前者
においては、補助弁が切換弁とポンプとの間に配置され
ていることから、アクチュエータの複合操作時にキャビ
テーションが発生される恐れがあり、一方、キャビテー
ションを防止するようにすると単独操作時におけるアク
チュエータ速度の低下が免れない等の難点が発生する。 これに対して後者の技術は、補助弁を切換弁とタンクと
の間に配置することにより、前述の難点を総て克服した
ものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
従来技術は、以下述べるように補助弁の作動に関して次
のような基本的な難点を有していた。すなわち、図6に
関して説明すると、各補助弁30−1,30−2,30
−3に対して開方向に印加される各アクチュエータ14
−1,14−2,14−3供給油路内の圧力はそれぞれ
比較的短い単独の単位信号圧力ライン32−1,32−
2,32−3を介して個別に負荷されるので、前記圧力
が正確に所定の補助弁に印加される。しかしながら、閉
方向に印加されるべき最高圧力は、選択手段28,28
,28を介して連絡される共通の最高圧力信号ライン3
6を介して所定の補助弁を含む全部の補助弁に対して同
時に負荷されるので、回路構成部品間の隙間からの作動
油のリークが比較的多くなり圧力が降下すると共に、さ
らに前記最高圧力信号ライン36は比較的長く且つ一般
的に細いので流動に伴う圧損を発生し、このため補助弁
に印加されるべき前記最高信号圧力が所定の圧力から低
下されることがある。この結果、前記従来の技術におい
ては、アクチュエータの同時操作時に低負荷側の補助弁
が完全な高、低両負荷間の分流特性を達成する位置まで
移動されず、したがって複合操作性が実際には阻害され
る恐れがある。
【0007】そこで、本発明の目的は、最高信号圧力ラ
インにリークや圧損が発生しても確実に補助弁を機能さ
せ、高、低両負荷の同時操作時における両者間の分流特
性を確実に達成すると共に、さらに外部信号を導入し、
必要に応じて前記分流特性を調整できるように構成した
油圧駆動回路を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】先の目的を達成するため
に、本発明に係る油圧駆動回路は、吐出流量制御手段を
有する可変容量ポンプと、このポンプの吐出油によって
駆動される複数のアクチュエータと、タンクと、および
前記可変容量ポンプのポンプラインと前記複数のそれぞ
れのアクチュエータライン間に設けられ可変容量ポンプ
の圧油をそれぞれのアクチュエータへ供給すると共にこ
のアクチュエータからの戻り油を前記タンクのタンクラ
インへ排出する複数の方向切換弁からなる油圧駆動回路
において、前記各方向切換弁のアクチュエータラインの
供給圧力をそれぞれの単位信号圧力として検出する検出
手段と、これら検出された各単位信号圧力の中の最高圧
力を最高信号圧力として選択する選択手段と、前記最高
信号圧力の圧力を検知伝達する最高信号圧力検知手段と
、前記ポンプラインのポンプ吐出圧力を前記最高信号圧
力検知手段からの検知信号に対応させ且つ外部信号を介
して調整される2次信号圧力として出力する圧力調整手
段と、および前記各方向切換弁のタンクラインもしくは
ポンプラインの開度を調整する補助弁とからなり、前記
補助弁にはその一端に前記検出手段からのそれぞれの単
位信号圧力を開方向に印加すると共に他端には前記圧力
調整手段からの前記2次信号圧力を閉方向に印加するよ
う構成してなることを特徴とする。
【0009】なおこの場合、圧力調整手段には最高信号
圧力検知手段からの検知信号並びに外部信号を演算する
演算増幅器を備え、この演算増幅器を圧力調整手段から
の出力2次信号圧力によりフィードバック制御するよう
構成すると好適である。
【0010】また、圧力調整手段からの2次信号圧力は
最高信号圧力と略同一に設定するか、或いは前記最高信
号圧力および/もしくは前記最高信号圧力より予め定め
られた一定圧力だけ低く設定される少なくとも2つの信
号モードに設定することができる。そしてこの場合さら
に、ポンプラインからタンクラインへ連通するバイパス
ラインを設け、このバイパスライン上に圧力発生手段と
圧力補償付流量制御弁とを設け、この圧力補償付流量制
御弁に最高信号圧力を印加すると共に前記圧力発生手段
の上流側圧力を可変容量ポンプの吐出流量制御手段へ印
加するよう構成すると好適である。
【0011】またさらに、本発明の油圧駆動回路は、前
述のように構成した単位油圧駆動回路を対として連結す
ることができるが、この場合には、これら両単位油圧駆
動回路のそれぞれのポンプラインの間並びに最高信号圧
力ラインの間に合流弁および/もしくは連通弁を設け、
これら弁は、一方または他方の単位油圧駆動回路に含ま
れる特定の方向切換弁を操作した時両ポンプラインの間
並びに両最高信号圧力ラインの間を連通するよう構成す
ると好適である。
【0012】
【作用】補助弁の開度を調整すべく印加される一方の閉
方向信号圧力(最高信号圧力)には、ポンプ吐出圧力を
圧力調整手段を介して調整した2次信号圧力が適用され
る。したがって、前記閉方向信号圧力は、最高信号圧力
ラインのリーク或いは圧損に関わりなく、正確に最高信
号圧力に合致され、或いは必要に応じて最高信号圧力よ
り予め一定圧力だけ低く定めた所定圧力に設定される。 すなわち、負荷の異なる複合操作が確実に達成されると
共に、さらにこの複合操作を作業パターンに応じて最適
に調整することが可能となる。
【0013】
【実施例】次に、本発明に係る油圧駆動回路の一実施例
につき添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。図
1において、先ず初めに、本実施例は本発明を図6に示
す従来技術に適用したものであり(同一構成部分には同
一参照符号が付してある)、すなわち各補助弁30−1
,30−2,30−3に対して印加されるべき一方の閉
方向信号圧力を、最高信号圧力ライン36(図6)を介
してではなく、圧力調整手段70を介して適用するよう
構成したものである。そこで以下の説明においては、全
体的構成について先ず述べた後、前記圧力調整手段70
について詳細に述べる。
【0014】本発明の油圧駆動回路(単位油圧駆動回路
)10は、基本的には、吐出流量制御手段38を有する
可変容量ポンプ12と、このポンプ12の吐出油によっ
て駆動される3つのアクチュエータ14−1,14−2
,14−3と、タンク16と、および可変容量ポンプの
それぞれポンプライン20−1,20−2,20−3お
よびそれぞれのアクチュエータライン22−1,22−
2,22−3の間に設けられ可変容量ポンプの圧油をそ
れぞれのアクチュエータへ供給すると共にこのアクチュ
エータからの戻り油をタンクライン24へ排出する3つ
の方向切換弁18−1,18−2,18−3とから構成
される。そしてこの回路に対して、各方向切換弁18−
1,18−2,18−3のアクチュエータライン22−
1,22−2,22−3の供給圧力をそれぞれの単位信
号圧力として検出する検出手段(単位信号圧力ライン3
2−1,32−2,32−3)と、これら単位信号圧力
の中の最高圧力を最高信号圧力として選択する手段(チ
ェック弁)28と、前記最高圧力の検知手段を含む圧力
調整手段70と、および各方向切換弁のタンクライン(
もしくはポンプライン)の開度を調整する補助弁30−
1,30−2,30−3とを設け、さらに前記補助弁に
対して、その一端にそれぞれの単位信号圧力(ライン3
2−1,32−2,32−3)を開方向に印加すると共
に他端に前記圧力調整手段70から出力される2次信号
圧力を閉方向に印加するよう構成される。なお、参照符
号50は、吐出流量制御手段38に最高信号圧力を印加
する信号ラインを示す。
【0015】そこで、前記圧力調整手段70について説
明すると、この手段は、最高信号圧力ライン36に接続
されてその圧力を検知伝達する前記最高信号圧力検知手
段(見地器)72と、ポンプライン20の分岐ライン7
4に接続されてポンプ吐出圧力に関して2次信号圧力を
信号圧力ライン76上に出力する圧力調整手段(調整器
)78と、前記2次信号圧力ライン76に接続されてそ
の圧力を検知伝達する2次信号圧力検知器80と、前記
両検知器72,80および外部信号器82と前記圧力調
整手段78とに接続される演算増幅器84とから構成さ
れることにより、圧力調整手段78から出力される前記
2次信号圧力がフィードバック制御されるように構成さ
れている。なお、フィードバック制御は好ましい方式で
あるが、必ずしも必要としない。そしてこの2次信号圧
力は、図示されるようにそれぞれの分岐2次信号圧力ラ
イン76−1,76−2,76−3を介して各補助弁3
0−1,30−2,30−3に印加される閉方向信号圧
力として適用されるもので、通常は最高信号圧力と同一
に設定されるか或いは最高信号圧力とこれより予め一定
圧力だけ低く定められた圧力との2つの信号モード(こ
れに関しては後で詳述する)に設定されるが、この場合
、圧力調整手段78に導入される一次圧は比較的安定し
た高圧の吐出圧力でありまた信号圧力ライン76の延長
も比較的短く設定されるので、2次信号圧力が安定に出
力保持される。
【0016】このような構成において、負荷の異なる2
つのアクチュエータ、例えば低(軽)負荷のアクチュエ
ータ14−1と高負荷のアクチュエータ14−2とを同
時に操作すると、従来の技術(図6)と同様に、軽負荷
側のアクチュエータ14−1からの戻り油が補助弁30
−1を介して絞られることによりこれに対する供給圧が
上昇し、この結果、可変容量ポンプ12の吐出圧力が上
昇し、ついには、高負荷側アクチュエータ14−2を駆
動し得る圧力まで上昇される。しかるにこの場合、補助
弁30−1に印加される2次信号圧力(閉方向信号圧力
)は、圧力調整手段70を介して確実に最高信号圧力(
最高信号圧力ライン36の圧力)に保持されるので、補
助弁30−1による高、低両負荷間、すなわち両アクチ
ュエータ14−1,14−2間の分流特性が完全に達成
される。したがって複合操作性が、従来の技術とは異な
り、完全に達成される。
【0017】なおこの場合、複合操作時の特定作業パタ
ーンにおいては、補助弁の前記標準分流特性の変更が望
まれる場合が発生するが、本発明においてはこれに対し
て容易に対応することができる。すなわち、例えば前述
の複合操作においては、低負荷側アクチュエータ14−
1の補助弁30−1の標準分流特性により両アクチュエ
ータ14−1,14−2に対して圧油が分配されるが、
しかしながらこの標準圧油流量配分では、高負荷側アク
チュエータ14−2に対しては、殊に慣性負荷が大きい
場合にその始動時における流量が大き過ぎ、このためア
クチュエータ14−2側において多量の余剰圧油が仕事
することなくバイパスして省エネ性を悪化し、一方アク
チュエータ14−1側においては駆動速度が不当に制限
されて作業性を低下する不都合が発生する。しかるにこ
の場合、本発明においては、圧力調整手段70の演算増
幅器84に外部信号器82を介して所定の信号を印加し
、圧力調整手段78から出力される2次信号圧力を予め
一定圧力だけ低く定めた修正2次信号圧力に設定するこ
とにより、補助弁30−1による前記標準圧油流量配分
が修正され、アクチュエータ14−1側に対しては比較
的多量の圧油が一方アクチュエータ14−2側に対して
は比較的少量の圧油が分配されるよう変更される。すな
わち、前述の欠点が解消される。
【0018】次に、図2〜4に、前述した油圧駆動回路
を単位回路として対に連結した本発明に係る油圧作業回
路の実施例を示す。すなわち、油圧駆動回路は、後述す
る合流弁40(図3参照)を介して連結される2つの単
位回路10a(図2)および10b(図4)から構成さ
れている。なお、両単位回路10a,10bの対応構成
部分にはそれぞれ添字a,bが付加されており、また、
アクチュエータ14−1,14−2,14−3,14−
4,14−5,14−6は後述する作動の説明の都合上
、それぞれバケット、ブーム、左走行、右走行、スウィ
ング、アーム用のアクチュエータを示すものとする。 また、本実施例における各単位回路の可変容量ポンプの
制御は、図1に示す方式とは異なる方式に構成されてい
るので、全体的な作業回路の説明に先立ち先ず前記方式
について説明する。
【0019】ポンプ吐出ライン20a,20bからタン
クライン24へバイパスするバイパスライン42a,4
2b,42上には、圧力発生手段44a,44bと圧力
補償付流量制御弁46a,46bとおよびこの制御弁4
6a,46bの通過流量を調整する開閉弁48a,48
bとが設けられており、そして開閉弁48a,48bは
方向切換弁18−1,18−2,18−3,18−6の
操作信号によりその開度を調整されるよう構成されてい
る。そして、可変容量ポンプ12a,12bの吐出流量
制御手段38a,38bには圧力発生手段44a,44
bの上流側信号圧力がそれぞれ信号ライン50a,50
bを介して印加される。ところで、このような構成によ
れば、バイパスライン42a,42bを通過する流量す
なわち圧力発生手段44a,44bを通過する流量は、
ポンプ吐出ライン20a,20bの負荷圧に関係なく、
開閉弁48a,48bの開度によってのみ定まり、した
がって圧力発生手段44a,44bの上流側圧力も同様
に開閉弁48a,48bの開度によってのみ定まる。す
なわち、可変容量ポンプ12a,12bからの吐出圧油
のアクチュエータ14−1,14−2,14−3,14
−6への流量は、アクチュエータ負荷圧に関係なく、開
閉弁48a,48bの開度に反比例した流量つまり方向
切換弁18−1,18−2,18−3,18−6の開度
に比例した流量に制御される。しかも、前記制御は、方
向切換弁18−1,18−2,18−3,18−6の単
独或いは複合操作に関係なく達成される。
【0020】次に、両単位回路10a,10bを連結す
る合流弁40について説明する。本発明の合流弁40は
、一方の回路10aのポンプ吐出ライン20aと他方の
回路10bの特定の方向切換弁、この場合アーム用アク
チュエータ14−6に対する方向切換弁18−6の入力
ポート52−6との間を接続する接続ライン54上に設
けられている。そして、このような構成において、前記
合流弁40は、回路10b内の方向切換弁18−6を操
作した場合には、弁体が図において左行されるので、回
路10a内の可変容量ポンプ12a内の吐出圧油をポン
プ吐出ライン20a、接続ライン54を介して入力ポー
ト52−6の方向へのみ、すなわち、回路10b側への
み合流させる。なお、この場合、開閉弁48a,48b
には共に方向切換弁18−6の操作信号が印加されてい
る。一方、回路10a内の方向切換弁例えば18−2を
操作した場合には、方向切換弁18−2の操作信号は合
流弁40、開閉弁48a,48bにそれぞれ印加され、
合流弁40が図において右行されると同時に開閉弁48
a,48bはそれぞれ閉方向へ制御される。この結果、
回路10b内の可変容量ポンプ12bの吐出圧油が回路
10a側へ合流される。また、両回路10a,10b内
にそれぞれ含まれる方向切換弁例えば18−2と18−
6を同時に操作した場合には、合流弁40の両端にはそ
れぞれの方向切換弁18−2,18−6の操作信号が同
時に印加されるので、合流弁40は中立位置に保持され
、この結果、各回路10a,10bはぞれぞれ独立して
作動される。したがって、両アクチュエータ14−2,
14−6の負荷圧に大きな差異がある場合でも、両可変
容量ポンプ12a,12bはそれぞれ独立した負荷圧で
駆動されるので、エネルギロスが発生しない。因みに、
従来のこの種の装置においては、負荷圧が非常に異なる
2つのアクチュエータを1つのポンプで駆動しなければ
ならない場合が発生するので、省エネルギ上の問題が発
生すると共に、原動機の出力上の関係でアクチュエータ
の駆動速度が低下される等の問題が発生していた。 本発明によれば、前述のことから明らかなようにこれら
の問題がすべて解決される。
【0021】最後に、本実施例にさらに付属される連通
弁56,58について説明すると、連通弁56は、両回
路10a,10bのポンプ吐出ライン20a,20bの
間を接続する接続ライン60,54上に設けられ、一方
連通弁58は、両最高信号圧力ライン36a,36bの
間を接続する信号ライン62上に設けられており、そし
てこれらの連通弁56,58は、例えば方向切換弁18
−3および18−4とさらに別の方向切換弁例えば18
−5が同時操作された場合には、ブロック状態から連通
状態に切り替えられるように構成されている。したがっ
て、上記のような構成においては、両方向切換弁18−
3,18−4の操作量を等しくすれば、左、右走行アク
チュエータ14−3,14−4が同速となるので、例え
ば油圧ショベルを直進させながらアクチュエータ14−
4のスウィング操作を行うことができる。
【0022】このように、本実施例によれば、2つの回
路からなる油圧作業回路において、前記両回路に含まれ
るアクチュエータを、それらの間の負荷圧の差異に関係
なく、それぞれの方向切換弁の操作量に比例した速度で
確実に駆動することができる。しかも、前記操作は単独
操作時においても複合操作時においても同様に達成され
る。さらに、両回路は合流性と独立性とを兼ね備えるの
で、優れた省エネ性と作業性とが達成される。
【0023】以上、本発明を好適な実施例について説明
したが、本発明はこれら実施例に限定されることなくそ
の精神を逸脱しない範囲内において多くの設計変更が可
能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る油圧
駆動回路は、吐出流量制御手段を有する可変容量ポンプ
からの吐出圧油によりそれぞれの方向切換弁を介して駆
動される複数のアクチュエータを有する油圧駆動回路に
おいて、この回路に各方向切換弁のアクチュエータライ
ンの供給圧力をそれぞれの単位信号圧力として検出する
検出手段と、これら検出された各単位信号圧力の中の最
高圧力を最高信号圧力として選択する選択手段と、最高
信号圧力の圧力を検知伝達する最高信号圧力検知手段と
、ポンプラインのポンプ吐出圧力を最高信号圧力検知手
段からの検知信号に対応させ且つ外部信号を介して調整
される2次信号圧力として出力する圧力調整手段と、お
よび各方向切換弁のタンクラインもしくはポンプライン
の開度を調整する補助弁とを設け、そしてこの補助弁に
対してその一端に検出手段からのそれぞれの単位信号圧
力を開方向に印加すると共に他端には圧力調整手段から
の2次信号圧力を閉方向に印加するよう構成したので、
負荷の異なるアクチュエータの複合操作時において高、
低両負荷間に適宜に圧油を分配するよう機能する前記補
助弁が、従来の装置とは異なり、確実に作動される。何
となれば、前記補助弁を制御する信号圧力(2次信号圧
力)が圧力調整手段により所定圧力に確実に保持される
からである。しかも、前記圧力調整手段は作業パターン
に応じて前記2次信号圧力を調整可能に構成されている
。従って、従来の装置に比較して、複合操作性が確保さ
れると同時に、さらに作業性ならびに省エネ性が向上さ
れる。
【0025】また、本発明の油圧駆動回路は、前述のよ
うに構成した回路を単位回路として対に連結することが
できるが、この場合、両単位回路のそれぞれのポンプラ
インの間ならびに最高信号圧力ライン間に合流弁ならび
に連通弁を設け、そしてこれらの弁を、一方または他方
の単位回路に含まれる特定の方向切換弁を操作した時両
ポンプラインの間ならびに両最高信号圧力ラインの間を
連通するよう構成すると、両単位回路に含まれるアクチ
ュエータを、それらの間の負荷圧の差違に関係なく、そ
れぞれの方向切換弁の操作量に比例した速度で確実に駆
動できる大きな利点が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る油圧駆動回路の一実施例を説明す
る油圧回路図である。
【図2】本発明に係る油圧駆動回路を単位回路として対
に連結した複合油圧駆動回路における第1の単位回路を
説明する油圧回路図である。
【図3】図2に係る複合油圧駆動回路における合流弁な
どの装置を説明する油圧回路図である。
【図4】図2および3に係る複合油圧駆動回路における
第2の単位回路を説明する油圧回路図である。
【図5】従来の油圧駆動回路を説明する油圧回路図であ
る。
【図6】従来の別の油圧駆動回路を説明する油圧回路図
である。
【符号の説明】
10,10a,10b…油圧駆動回路 12,12a,12b…可変容量ポンプ14−1,14
−2,14−3…アクチュエータ14−4,14−5,
14−6…アクチュエータ16…タンク 18−1,18−2,18−3,18−4,18−5,
18−6…方向切換弁 20,20a,20b…ポンプ吐出ライン22−1,2
2−2,22−3…アクチュエータライン24…タンク
ライン 28…最高圧力検出手段 30−1,30−2,30−3,30−4,30−5,
30−6…補助弁 32−1,32−2,32−3…単位信号圧力ライン3
4−1,34−2,34−3…ばね 36,36a,36b…最高信号圧力ライン38,38
a,38b…吐出流量制御手段40…合流弁 42,42a,42b…バイパスライン44a,44b
…圧力発生手段 46a,46b…圧力補償付流量制御弁48a,48b
…開閉弁 50,50a,50b…信号圧力ライン52−1,52
−2,52−3,52−4,52−5,52−6…入力
ポート 54…接続ライン 56,58…連通弁 60…接続ライン 62,62a,62b…信号圧力ライン70,70a,
70b…圧力調整手段 72,72a,72b…最高信号圧力検知器(手段)7
4,74a,74b…ポンプ吐出分岐ライン76,76
−1,76−2,76−3…2次信号圧力ライン 78,78a,78b…圧力調整器(手段)80,80
a,80b…2次信号圧力検知器(手段)82,82a
,82b…外部信号器 84,84a,84b…演算増幅器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吐出流量制御手段を有する可変容量ポンプ
    と、このポンプの吐出油によって駆動される複数のアク
    チュエータと、タンクと、および前記可変容量ポンプの
    ポンプラインと前記複数のそれぞれのアクチュエータラ
    イン間に設けられ可変容量ポンプの圧油をそれぞれのア
    クチュエータへ供給すると共にこのアクチュエータから
    の戻り油を前記タンクのタンクラインへ排出する複数の
    方向切換弁からなる油圧駆動回路において、前記各方向
    切換弁のアクチュエータラインの供給圧力をそれぞれの
    単位信号圧力として検出する検出手段と、これら検出さ
    れた各単位信号圧力の中の最高圧力を最高信号圧力とし
    て選択する選択手段と、前記最高信号圧力の圧力を検知
    伝達する最高信号圧力検知手段と、前記ポンプラインの
    ポンプ吐出圧力を前記最高信号圧力検知手段からの検知
    信号に対応させ且つ外部信号を介して調整される2次信
    号圧力として出力する圧力調整手段と、および前記各方
    向切換弁のタンクラインもしくはポンプラインの開度を
    調整する補助弁とからなり、前記補助弁にはその一端に
    前記検出手段からのそれぞれの単位信号圧力を開方向に
    印加すると共に他端には前記圧力調整手段からの前記2
    次信号圧力を閉方向に印加するよう構成してなることを
    特徴とする油圧駆動回路。
  2. 【請求項2】圧力調整手段は最高信号圧力検知手段から
    の検知信号並びに外部信号を演算する演算増幅器を有し
    、この演算増幅器を圧力調整手段からの出力2次信号圧
    力によりフィードバック制御するよう構成してなる請求
    項1記載の油圧駆動回路。
  3. 【請求項3】圧力調整手段からの2次信号圧力は選択手
    段で選択される最高信号圧力と略同一である請求項1記
    載の油圧駆動回路。
  4. 【請求項4】圧力調整手段からの2次信号圧力は、選択
    手段で選択される最高信号圧力および/もしくは前記最
    高信号圧力より予め定められた一定圧力だけ低く設定さ
    れる少なくとも2つの信号モードを有する請求項1記載
    の油圧駆動回路。
  5. 【請求項5】さらに、ポンプラインからタンクラインへ
    連通するバイパスラインを設け、このバイパスライン上
    に圧力発生手段と圧力補償付流量制御弁とを設け、この
    圧力補償付流量制御弁に最高信号圧力を印加すると共に
    前記圧力発生手段の上流側圧力を可変容量ポンプの吐出
    流量制御手段へ印加するよう構成してなる請求項1記載
    の油圧駆動回路。
  6. 【請求項6】油圧駆動回路は一対の単位油圧駆動回路か
    らなり、これら両単位油圧駆動回路のそれぞれのポンプ
    ラインの間並びに最高信号圧力ラインの間に合流弁およ
    び/もしくは連通弁を設け、これら弁は、一方または他
    方の単位油圧駆動回路に含まれる特定の方向切換弁を操
    作した時両ポンプラインの間並びに両最高信号圧力ライ
    ン間を連通するよう構成されてなる請求項1記載の油圧
    駆動回路。
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