JPH04369832A - 半導体製造装置用ターゲット材及びその製造方法 - Google Patents

半導体製造装置用ターゲット材及びその製造方法

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JPH04369832A
JPH04369832A JP17450991A JP17450991A JPH04369832A JP H04369832 A JPH04369832 A JP H04369832A JP 17450991 A JP17450991 A JP 17450991A JP 17450991 A JP17450991 A JP 17450991A JP H04369832 A JPH04369832 A JP H04369832A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
target
metal target
semiconductor manufacturing
target material
metal
Prior art date
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Pending
Application number
JP17450991A
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English (en)
Inventor
Toshikazu Tsutsui
筒井 俊和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体製造装置用タ
ーゲット材及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は例えば半導体装置の成膜を行うス
パッタ蒸着装置を示す概略図であり、図において、スパ
ッタ蒸着装置1のチャンバ2は所定の真空度に保持され
ており、このチャンバ2の内部にはターゲット3が配置
されている。このターゲット3に対向して、支持部材5
に支持された半導体ウェハ4がチャンバ2内に配置され
ている。
【0003】次に動作について説明する。バルブ6aか
らチャンバ2内にArガスが導入された後、バルブ6b
を介して排気され、0.13〜6.7Pa(1×10−
3〜5×10−2Torr)程度の圧力に保持される。 カソードとして作用するターゲット3には、電源7によ
って直流又は高周波電力が印加され、グロー放電が開始
される。このグロー放電によって、ArはAr+ イオ
ンとなる。ターゲット3の表面は負電位にバイアスされ
ているので、この負電位に引き寄せられてAr+ イオ
ンがターゲット3に入射し、ターゲット3をエッチング
する。このエッチングによってターゲット3から飛び出
したターゲット3材料の粒子8はターゲット3に対向し
て配置された半導体ウェハ4上にスパッタリングされ堆
積する。 なお、ターゲット3は200℃〜300℃程度に加熱さ
れるので、ターゲット3はバッキングプレート12の背
後9から、例えば水により冷却されている。ターゲット
3から飛び出した粒子8の平均自由行程は短く、多くの
粒子8は半導体ウェハ4に到達する前に互いに衝突し散
乱するため、このようなスパッタ蒸着は粒子8の廻り込
みや成膜した膜の膜厚均一性に優れている。
【0004】図3は上述したスパッタ蒸着装置に使用さ
れているターゲット、例えばモリブデンシリサイドター
ゲットの製造工程図である。
【0005】まず、原料パウダーのモリブデンシリサイ
ドとシリコンとを一定の比率で混合させ、溶融,精製し
たのち、一定の形に成形し、粗ターゲット10aとなる
(図3(a))。
【0006】次いで、粗ターゲット表面13及び粗ター
ゲット裏面14は、例えば400番程度のバイトを用い
た旋盤で切削されて平坦面が形成される。切削されたメ
タルターゲット10は切削による機械的応力等で粗ター
ゲット表面13及び粗ターゲット裏面14より内部に0
.01μm程の間にクラック15が発生する(図3(b
))。
【0007】次に、メタルターゲット表面13を、例え
ば2000番程度の細い研磨をしてメタルターゲット表
面16を形成する(図3(c))。
【0008】次に、粗ターゲット裏面14にバッキング
プレート12との密着性を向上するため、銅17を蒸着
させる(図3(d))。
【0009】次に、図3(e)に示すように、メタルタ
ーゲット10とバッキングプレート12をハンダ合金1
1で密着させて、図3(f)に示すように、ターゲット
材が形成される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体製造装置
用ターゲット材は以上のように構成されているので、メ
タルターゲット裏面に付着した切削粉及びメタルターゲ
ット裏面の表層中の歪が起因して、スパッタ蒸着装置稼
働時における熱応力等によってもろくなり、メタルター
ゲットがバッキングプレートから剥がれるなどの問題点
があった。
【0011】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、半導体製造装置用ターゲット材
のメタルターゲットがバッキングプレートから剥がれに
くいターゲット材を得ることを目的とし、さらに、この
ターゲット材に適した製造方法を提供することを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る半導体製
造装置用ターゲット材は、メタルターゲットの接合面及
びスパッタリングされる表面の歪及び不要不純物を除去
したものである。
【0013】また、この発明に係る半導体製造装置用タ
ーゲット材の製造方法は、ターゲット材を切削、あるい
は研磨し成形した後に薬液による処理を行うものである
【0014】
【作用】この発明における半導体製造装置用ターゲット
材はメタルターゲット表層中に内在する歪をなくすこと
で、ターゲット裏面の表層における粒界剥離を抑えるこ
とができる。また、メタルターゲット表面に付着する粉
を除去することにより、バッキングプレートとの密着性
を上げることができる。
【0015】また、この発明における半導体製造装置用
ターゲット材の製造方法では、主にターゲット材を切削
、あるいは研磨した時に発生する歪あるいは粉を、薬液
による表面層の洗浄、またはエッチングにより除去する
。このとき、物理的応力等は加わらず、新たな歪等は発
生しない。これによりターゲットの表面層における物理
的強度が増す。
【0016】さらに、この薬液による処理で、複数の元
素が混在した薬液を用いることにより、各元素に対する
エッチングレートの差により表面に凸凹が生じ、ターゲ
ットの表面積が増大し、バッキングプレートへの接着時
、接着面積が増大し密着性が良くなる。
【0017】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例による半導体製造装置
用ターゲット材の製造工程図である。図において、図3
と同一符号は、同一または相当部分を示し、18は薬液
により処理された薬液処理面である。
【0018】次に製造フローについて説明する。まず、
原料パウダーのモリブデンシリサイドとシリコンとを一
定の比率で混合させ、溶融,精製したのち、一定の形に
成形して、粗ターゲット10aとなる(図1(a))。
【0019】次いで、粗ターゲット表面13及び粗ター
ゲット裏面14が、例えば400番程度のバイトを用い
た旋盤で切削されて形成される。切削されたメタルター
ゲット10は切削による機械的応力等で粗ターゲット表
面13及び粗ターゲット裏面14より内部に0.01μ
m程の間にクラック15が発生する(図1(b))。
【0020】次に、メタルターゲット10を、例えばフ
ッ化水素酸と硝酸の混合液中に浸漬させる。この場合、
メタルターゲット10が、例えばモリブデンとシリコン
の化合物あるいは混合物のようなときには表面がエッチ
ングされる。これにより表層に存在するクラック15が
熱応力,あるいは物理的応力等の影響なしに除去できる
。同時に、切削時に粗ターゲット表面13及び粗ターゲ
ット裏面14に付着した切削粉といった不要不純物を取
り除く。
【0021】このとき、薬液処理面18はモリブデンと
シリコンの化合物あるいは混合物のようなときには各元
素の薬液に対するエッチングレートに違いがあるため、
メタルターゲット10面に凸凹ができる。これにより、
メタルターゲット10面の表面積が増すことになり、バ
ッキングプレートとの接合時にその接合性が増すことに
なる(図1(c))。
【0022】次にメタルターゲット10の上面を200
0番程度の研磨粉で研磨し、平坦度の良いメタルゲート
表面16を形成する(図1(d))。
【0023】次に、メタルターゲット10の裏面にバッ
キングプレート12との密着性を向上するため、銅17
を蒸着させる(図1(e))。
【0024】次に、図1(f)に示すように、メタルタ
ーゲット10とバッキングプレート12をハンダ合金1
1で密着させて、図1(g)に示すように、ターゲット
材が形成される。
【0025】このように、この実施例によれば、メタル
ターゲット10を薬液によって表面処理して歪,不要不
純物を除去し、また、接着面を凹凸にしてメタルターゲ
ット10の表面積を増大させたので、メタルターゲット
10とバッキングプレート12の密着性を向上させるこ
とができる。
【0026】なお、上記実施例では、図1(c) にお
いて、粗ターゲット裏面14及び表面13に薬液処理を
行ったが、研磨されたメタルターゲット面16を形成し
た後で、薬液処理をしてもよく、上記実施例と同様の効
果を奏する。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る半導体製
造装置用ターゲット材及びその製造方法によれば、薬液
処理によってメタルターゲットを洗浄及びエッチングし
たので、メタルターゲット表面に存在する歪やメタルタ
ーゲット表面に付着する不要不純物を除去でき、バッキ
ングプレートとの密着性が向上できるという効果がある
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による半導体製造装置用タ
ーゲット材の製造工程図である。
【図2】一般に使用されるスパッタ蒸着装置を示す概略
図である。
【図3】従来の半導体製造装置用ターゲット材の製造工
程図である。
【符号の説明】
10    メタルターゲット 10a  粗ターゲット 11    ハンダ合金 12    バッキングプレート 13    粗ターゲット表面 14    粗ターゲット裏面 15    クラック 16    メタルターゲット表面 17    銅 18    薬液処理面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ハンダ合金によりバッキングプレート
    に接合されてスパッタリングが行われる半導体製造装置
    用ターゲット材において、上記メタルターゲットの接合
    面及びスパッタリングされる表面の、歪及び不要不純物
    を除去したことを特徴とする半導体製造装置用ターゲッ
    ト材。
  2. 【請求項2】  粗ターゲットの表面及び裏面を切削し
    てメタルターゲットを形成する工程と、上記メタルター
    ゲットを薬液に浸漬させ、上記メタルターゲットの接合
    面及びスパッタリングされる表面の、歪及び不要不純物
    を除去する工程とを含むことを特徴とする半導体製造装
    置用ターゲット材の製造方法。
JP17450991A 1991-06-18 1991-06-18 半導体製造装置用ターゲット材及びその製造方法 Pending JPH04369832A (ja)

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