JPH04369754A - デジタルレコーダ - Google Patents

デジタルレコーダ

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JPH04369754A
JPH04369754A JP17307591A JP17307591A JPH04369754A JP H04369754 A JPH04369754 A JP H04369754A JP 17307591 A JP17307591 A JP 17307591A JP 17307591 A JP17307591 A JP 17307591A JP H04369754 A JPH04369754 A JP H04369754A
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JP
Japan
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data
output
cpu
signal
input
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JP17307591A
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English (en)
Inventor
Norio Iizuka
宣男 飯塚
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声信号等をデジタル
的に記録再生、さらには編集することが可能なデジタル
レコーダに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人による特願平2−123788
号に開示されているデジタルレコーダにおいては、記録
時、音声信号は音声入出力装置に含まれるA/D変換器
によりアナログ信号からデジタル信号に変換され、一旦
バッファメモリに記憶される。バッファメモリに記憶さ
れたデジタル信号データは、ハードディスクからなる外
部記憶装置に転送され、記憶される。一方、音声信号の
再生時には、外部記憶装置から読出されたデジタル信号
データは一旦バッファメモリに記憶される。そして、バ
ッファメモリに記憶されたデジタル信号データは音声入
出力装置に転送され、音声入出力装置に含まれるD/A
変換器によりデジタル信号からアナログ信号に変換され
、スピーカ等に供給される。
【0003】音声入出力装置とバッファメモリとの間の
デジタル信号データの転送と、バッファメモリと外部記
憶装置との間のデジタル信号データの転送とは、ダイレ
クトメモリアクセス(以下、DMAと略称)コントロー
ラからなるデータ転送手段によって実行される。このデ
ータ転送手段は中央処理装置によって管理される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のデジタ
ルレコーダは、音声入出力装置の入出力デジタル信号デ
ータを必要なときに中央処理装置に供給することができ
なかった。
【0005】本発明は、音声入出力装置等の信号入出力
手段の入出力デジタル信号データを、データ転送手段の
動作に影響を与えることなく、必要なときに中央処理装
置に供給することのできるデジタルレコーダを提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のデジタ
ルレコーダは、データ転送手段(実施例においてはDM
Aコントローラ10)が信号入出力手段(実施例におい
ては音声入出力装置8−1乃至8−3)とバッファ手段
(実施例においてはバッファ9−1乃至9−3)との間
のデジタル信号データ(実施例においてはデジタル音声
信号データ)の転送を実行しているときに、信号入出力
手段に入出力されるデジタル信号データを一時的に記憶
し、中央処理手段(実施例においてはCPU1)から読
取指令が出力されたときに、一時的に記憶したデジタル
信号データを中央処理手段に供給するインターフェース
手段(実施例においてはインターフェース装置20)を
備えることを大きな特徴とする。
【0007】このインターフェース装置20は、実施例
においては、データレジスタ22とアンドゲート23に
より構成される。
【0008】また、請求項2に記載のデジタルレコーダ
は、データ転送手段(実施例においてはDMAコントロ
ーラ10)が信号入出力手段(実施例においては音声入
出力装置8−1乃至8−3)とバッファ手段(実施例に
おいてはバッファ9−1乃至9−3)との間のデジタル
信号データ(実施例においてはデジタル音声信号データ
)の転送を実行しているときに、信号入出力手段に入出
力されるデジタル信号データの最大値を求めて一時的に
記憶し、中央処理手段(実施例においてはCPU1)か
ら読取指令が出力されたときに、一時的に記憶したデジ
タル信号データの最大値を中央処理手段に供給するイン
ターフェース手段(実施例においてはインターフェース
装置20)とを備えることを特徴とする。
【0009】このインターフェース装置20は、実施例
においては、最大値レジスタ24、アンドゲート25、
比較器26、ラッチ27により構成される。
【0010】
【作用】請求項1に記載のデジタルレコーダにおいては
、実施例との対応で言うと、インターフェース装置20
が音声入出力装置8−1乃至8−3に入出力されるデジ
タル音声信号データを一時記憶し、CPU1からの読取
指令に応じて、CPU1にデジタル音声信号データを供
給するから、CPU1は必要なときに、例えばリアルタ
イムでデジタル音声信号データを得ることができる。 また、インターフェース装置20がデジタル音声信号デ
ータを獲得(一時記憶)するのは、DMAコントローラ
10がデータ転送を実行しているときなので、DMAコ
ントローラ10の動作に影響を与えることはない。
【0011】請求項2に記載のデジタルレコーダにおい
ては、実施例との対応で述べるならば、インターフェー
ス装置20が音声入出力装置8−1乃至8−3に入出力
されるデジタル音声信号データの最大値を求めて一時記
憶し、CPU1からの要求(読取指令)に応じてCPU
1に供給するから、CPU1はデジタル音声信号データ
のピーク値を知ることができ、また、例えばCPU1が
最大値を求める周期を適当に指定することにより、デジ
タル音声信号データのエンベロープを求めることができ
る。
【0012】
【実施例】以下、この発明のデジタルレコーダの好適な
実施例を図面を参照して説明する。
【0013】〈全体構成〉図1は、本発明のデジタルレ
コーダの一実施例の全体構成を示しており、この実施例
においては、同時に3トラックまでの録音、再生動作が
出来るようになっている。全体は、図示のとおり、中央
処理装置(以下、CPUという)部(図中左側の部分)
と、DMAユニット(音声記録再生処理装置)(図中右
側の部分)とにわかれる。
【0014】CPU部は、CPU1と、このCPU1の
動作を規定するプログラム(詳細は後述)を記憶したプ
ログラムROM2と、各種データを記憶するエリア、3
トラックのカレントポインタを記憶するエリア、ならび
にワークエリア等を含むRAM3と、CPU1のI/O
ポートに接続された周辺機器である各種ファンクション
キー、データ入力キー等を含むキーボード4、CRTあ
るいはLCDとそのドライバを含み各種表示を行う表示
装置5とを有する。
【0015】CPU1は、後述するようにリアルタイム
動作時(録音/再生等)において、DMAユニットのア
ドレスバス、データバスの空き時間に、必要に応じてD
MAユニットの各構成要素の制御を行ない、編集時にお
いて、データブロックの並べ換えや、ディスクアクセス
ポインタの操作等を行なう。キーボード4からは、後述
するように、各トラック(以下、Trとする)の録音/
再生モードの設定、スタート、ストップ、ロケート、編
集点の指定などが行える。プログラムROM2,RAM
3のアドレス端子には、アドレスバスを介してCPU1
からアドレス信号が送られ、その出力端子はデータバス
を介してCPU1にあるいはトランシーバ7に接続され
ている。
【0016】すなわち、CPU部とDMAユニットとを
連結するために、バッファ6、トランシーバ7およびイ
ンターフェース装置20がDMAユニット内に設けられ
ている。バッファ6はCPU1とアドレスバスを介して
接続され、更にDMAユニット内のアドレスバスに連結
される。トランシーバ7はCPU1とデータバスを介し
て接続され、更にDMAユニット内のデータバスに連結
される。インターフェース装置20は、データバス、ア
ドレスバスおよび初期値書込制御線WRIを介してCP
U1と接続されるとともに、後述の音声入出力装置8−
1〜8−3とバッファ9−1〜9−3との間に設けられ
たデータバス、ならびに後述のDMAコントローラ10
と音声入出力装置8−1〜8−3との間に設けられた回
答信号線DAK1,DAK2およびDAK3を介してD
MAユニットに接続されている。
【0017】DMAユニット内には、Tr1の為の音声
入出力装置8−1、Tr2の為の音声入出力装置8−2
、Tr3の為の音声入出力装置8−3が設けられていて
、夫々には、アナログ音声信号が独立に入出力可能とな
っている。
【0018】各音声入出力装置8−1〜8−3の内部に
は、A/D変換、D/A変換を選択的に実行する変換器
のほか、サンプリングノイズ除去用のローパスフィルタ
、更にサンプリング周期でクロックを発生するクロック
回路などが含まれている。これらの音声入出力装置8−
1〜8−3においては、当該トラックがレコード(記録
)状態に設定されれば、外部からのアナログ音声信号を
サンプリング周期毎に適宜フィルタリングした後、A/
D変換して、デジタル音声データを得る。逆に当該トラ
ックがプレイ(再生)状態に設定されれば、予め読み出
されたデジタル音声データをサンプリング周期毎にD/
A変換して適宜フィルタリングした後、アナログ音声信
号として出力する。
【0019】Tr1〜Tr3の各音声入出力装置8−1
〜8−3は、データバスを介して対応するバッファ9−
1(BUF1)、バッファ9−2(BUF2)、バッフ
ァ9−3(BUF3)とそれぞれ接続され、デジタル音
声データの授受を行う。
【0020】このバッファ9−1〜9−3はTr1〜T
r3に夫々対応しており、音声入出力装置8−1〜8−
3との間のデータ転送は、DMAコントローラ10にて
直接メモリアクセス(DMA)方式により行われる。
【0021】この各音声入出力装置8−1〜8−3は、
DMAコントローラ10に対し、レコーディング時には
、サンプリング周期で音声入出力装置8−1〜8−3か
らバッファ9−1〜9−3方向への1回のサンプリング
に係るデジタルデータのDMA転送(シングル転送)を
要求(リクエスト)し(DRQ信号を送出し(Tr1で
はDRQ1、Tr2ではDRQ2、Tr3ではDRQ3
としてDMAコントローラ10に与えられる))、DM
Aコントローラ10からの回答(アクノーレッジが、T
r1ではDAK1、Tr2ではDAK2、Tr3ではD
AK3としてDMAコントローラ10から与えられる)
を受けて、実際のデータ転送が実行される。プレイ時に
は、サンプリング周期でバッファ9−1〜9−3から音
声入出力装置8−1〜8−3方向への1回のサンプリン
グに係るデジタルデータのDMA転送(シングル転送)
の要求が、音声入出力装置8−1〜8−3からなされ、
上記した場合と同様にDMAコントローラ10によって
データ転送が実行される。
【0022】このバッファ9−1〜9−3は、1回もし
くは複数回のデジタル音声データを記憶できる容量をも
ち、例えばRAMをTr1〜Tr3に3分割し、夫々リ
ングバッファ(最終アドレスと先頭アドレスとが仮想的
につながったバッファ)として使用することで、FIF
Oバッファとして機能するよう構成されている。
【0023】このバッファ9−1〜9−3に対するアド
レス指定は、アドレスバスを介してDMAコントローラ
10などよりなされる。すなわちDMA転送を行ってい
るときはDMAユニット内のアドレスバス、データバス
、制御信号ラインはDMAコントローラ10が専有する
ことになる。
【0024】そしてバッファ9−1〜9−3はデータバ
スを介し、更にハードディスクコントローラ(以下、H
Dコントローラとする)11の制御に従ってハードディ
スク12とデータの授受を行う。ハードディスク12と
HDコントローラ11とはデータバスとコントロール信
号ラインとを介し連結され、ハードディスク12に対す
るリード/ライトアクセスが全てHDコントローラ11
によりなされる。ハードディスク12は、Tr1〜Tr
3の3トラック分の分割された記憶エリアを有しており
、バッファ9−1〜9−3とのデータ転送がDMAコン
トローラ10によりなされる。これは、HDコントロー
ラ11が1つのデータブロックを転送し終ると割込み(
INT)をCPU1にかけ、次のデータブロックの転送
指示をCPU1に対し行うことによりなされる。CPU
1は、HDコントローラ11からインタラプト信号IN
Tが到来すると、DMAコントローラ10、HDコント
ローラ11を所望の状態に設定したり、プログラミング
したりした後、DMA転送を行わせる。この動作の詳細
は後に説明する。
【0025】DMAコントローラ10はプレイ時にあっ
ては、ハードディスク12から予め指定された量(複数
サンプリング周期分)のデジタル音声データを読み出し
た後、バッファ9−1〜9−3のうちの指定されるバッ
ファへDMA転送(ブロック転送)するよう動作し、レ
コード時にあっては、指定されたバッファから予め指定
された量(複数サンプリング周期分)のデジタル音声デ
ータを読み出してハードディスク12の指定される位置
へDMA転送(ブロック転送)するよう動作する。
【0026】このハードディスク12とバッファ9−1
〜9−3との間のデータ転送の際は、HDコントローラ
11よりDMAコントローラ10に対し要求信号DRE
Qを出力し(DMAコントローラ10側ではDRQ4と
して受取る)、転送可能となると逆に回答信号DACK
を受取る(DMAコントローラ10側ではDAK4とし
て出力する)ことで、実際の転送状態となる。
【0027】このように、DMAコントローラ10は、
Tr1〜Tr3の音声入出力装置8−1〜8−3とバッ
ファ9−1〜9−3との間の3チャンネル(後述するC
H1〜CH3)のデータ転送と、順番に選択されたいず
れかのバッファ9−1〜9−3とハードディスク12と
の間の1チャンネル(後述するCH4)のデータ転送と
の、計4チャンネルの時分割データ転送動作をする。
【0028】CPU1は、DMAユニット内の各構成要
素の機能、作用を管理するために、アドレスバスを介し
バッファ6にアドレス信号を与えるほか、各構成要素の
指定信号をバッファ6を介しデコーダ13に供給して、
夫々の指定信号CSを、各音声入出力装置8−1〜8−
3、バッファ9−1〜9−3、DMAコントローラ10
、HDコントローラ11に与える。同時に、トランシー
バ7を介し、データバスを経由して種々のデータのやり
とりがCPU1との間でなされる。
【0029】更に、CPU1から各音声入出力装置8−
1〜8−3のIOWR端子にはレコード状態(ライト状
態)とするのかプレイ状態(リード状態)とするのかを
指定する指定信号WRが、バッファ6を介して与えられ
る。
【0030】また、各バッファ9−1〜9−3、DMA
コントローラ10、HDコントローラ11に対してもこ
の指定信号(ライト信号)WRと、別の指定信号(リー
ド信号)RDとがバッファ6を介してCPU1から与え
られ、夫々の構成要素からデータを読み出したり逆にデ
ータを書込んだりするようになる。また、DMAコント
ローラ10からも、DMA転送状態にあってはこれらの
指定信号RD、WRを出力するようになる。これらの信
号と各構成要素の機能、動作の関係は後述する。
【0031】DMAコントローラ10は、DMA転送を
各構成要素間で行っているとき、DMA可能(イネーブ
リング)信号DMAENBを“1”にして出力する。そ
の結果、この信号DMAENBがインバータ16を介し
て与えられるアンドゲート14の出力は“0”となり、
バッファ6、トランシーバ7にはイネーブリング信号E
が“0”として与えられ、結局CPU部とDMAユニッ
トとのデータ、アドレスの授受はできなくなる。このと
き、アンドゲード15に“1”信号がデコーダ13より
与えられておれば、アンドゲート15の出力が“1”と
なってCPU1にウェイト信号WAITが供給される。
【0032】つまり、CPU1が、DMAユニットを管
理するために、バッファ6、トランシーバ7を開かせる
べくデコーダ13に所定の信号を与えているとき、つま
りアンドゲート14の一入力端にデコーダ13より“1
”信号を供給しているとき(CPU1がバッファ9−1
〜9−3、DMAコントローラ10、HDコントローラ
11、音声入出力装置8−1〜8−3のいずれかにアク
セスするためのアドレス信号を出力すると、デコーダ1
3の出力はアクティブとなりアンドゲート14、15の
夫々の一入力端への出力は“1”となる)、DMA転送
を開始するとCPU1にはウェイト(WAIT)がかか
り、DMA転送が優先して実行された後、ウェイト解除
にともなってCPU1の動作が再開される。
【0033】また、逆に、DMAコントローラ10が、
DMA転送を実行しているときに、CPU1が例えばD
MAコントローラ10をアクセスしようとしても、アン
ドゲート15よりウェイト信号WAITが与えられCP
U1の実行サイクルは途中で引き延ばされて、バッファ
6、トランシーバ7はその間閉じられることになる。
【0034】結局、CPU1が、DMAユニットの各構
成要素にアクセスできるのは、■CPU1がDMAユニ
ットの各構成要素をアクセスするためのアドレスを出し
た。■信号DMAENBがインアクティブ(“0”)つ
まりDMAユニットのデータバスが空いている。の2つ
の条件を満足するときであるが、CPU1は上述したよ
うに、ゲート14、15の作用によっていつDMAユニ
ットにアクセスするかを考慮することなく処理をすすめ
ることができる。
【0035】また、CPU1は、キー入力やコントロー
ルデータのトリガに応じて直ちにDMAユニットの動作
状態を変えたい場合、DMAコントローラ10に対して
、DMAコントローラ10の状態がどのような状態であ
ってもDMA転送を中断する指令DMAENDを出力す
ることができる(これは、DMAコントローラ10には
END信号として与えられる)。
【0036】〈DMAコントローラ10の要部構成〉次
に、DMAコントローラ10の一構成例を説明する。D
MAコントローラ10は、1バスサイクルが数百ナノ秒
である転送能力をもつ。従って、3トラック分のサンプ
リングデータを転送する時間は1から2マイクロ秒とな
る。
【0037】サンプリング周波数fsを48KHzとし
たとき、1サンプリング時間の間隔は約21マイクロ秒
となり、サンプリング時間間隔のほとんどは、バッファ
9−1〜9−3とHDコントローラ11、ハードディス
ク12との間のデータ転送及びCPU1から各構成要素
のプログラミング時間にあてることが可能となる。
【0038】さて、その具体例の主要構成は、図2に示
されている。このDMAコントローラ10は、アドレス
バスと接続される入力側(IN)のアドレスバッファ1
01と出力側(OUT)のアドレスバッファ102を有
する。入力側のアドレスバッファ101に与えられるア
ドレス信号によって、レジスタセレクタ103の指定内
容が変化し、アドレスレジスタ104とコントロールレ
ジスタ105とに存在する所望のレジスタが指定される
ことになる。
【0039】アドレスレジスタ104、コントロールレ
ジスタ105には4つのチャンネルCH1〜CH4のエ
リアがあり、チャンネルCH1〜CH3は、バッファ9
−1〜9−3との間のDMA転送を行うためのレジスタ
であり、チャンネルCH4は、バッファ9−1〜9−3
のうちの指定したバッファとハードディスク12との間
のDMA転送を行うためのレジスタである。
【0040】アドレスレジスタ104内の各チャンネル
CH1〜CH4のレジスタは、対応するバッファ9−1
〜9−3及び指定されたバッファのカレントアドレスと
スタートアドレスとを少なくとも記憶するエリアを有し
、コントロールレジスタ105の各チャンネルCH1〜
CH4のエリアには、例えば、DMA転送の方向を指定
するコントロールデータが記憶される。
【0041】このアドレスレジスタ104、コントロー
ルレジスタ105の内容は、データバッファ106を介
してデータバスに対して入出力可能となっている。そし
て、これらの各構成要素を制御しているのが、タイミン
グコントロールロジック107と、サービスコントロー
ラ108、チャンネルセレクタ109である。
【0042】サービスコントローラ108は、ハードロ
ジックもしくはマイクロプログラム制御構成となってい
て、タイミングコントロールロジック107からの信号
、音声入力装置8−1〜8−3、HDコントローラ11
からのDMA要求信号DRQ1〜DRQ4や、CPU1
からのDMA中断指令END(DMAEND)を受けと
り、上記各構成要素に対する回答(アクノーレッジ)信
号DAK1〜DAK4、DMA転送中を示すDMA可能
(イネーブリング)信号DMAENBを出力するほか、
タイミングコントロールロ107に対し各種指令を出し
たり、チャンネルセレクタ109に対しチャンネルセレ
クト信号を出力したりする。チャンネルセレクタ109
は、アドレスレジスタ104、コントロールレジスタ1
05の中の各チャンネルCH1〜CH4に対応するレジ
スタを選択的に指定する。
【0043】タイミングコントロールロジック107は
、デコーダ13からの指定信号CS、コントロールレジ
スタ105からのコントロール信号、サービスコントロ
ーラ108からの制御信号を受けて、アドレスバッファ
102、データバッファ106の入出力制御をするほか
、アドレスインクリメンタ110を動作させて、アドレ
スレジスタ104の中の指定されたチャンネルのカレン
トアドレスレジスタをインクリメントする。
【0044】〈インターフェース装置20の構成〉イン
ターフェース装置20は、DMAコントローラ10が音
声入出力装置8−1〜8−3とバッファ9−1〜9−3
との間のデジタル信号データの転送を実行しているとき
に、音声入出力装置8−1〜8−3に入出力されるデジ
タル信号データを一時的に記憶し、CPU1から読取指
令が出力されたときに、一時的に記憶したデジタル信号
データをCPU1に供給する第1部分(データレジスタ
22およびアンドゲート23)と、DMAコントローラ
10が音声入出力装置8−1〜8−3とバッファ9−1
〜9−3との間のデジタル信号データの転送を実行して
いるときに、音声入出力装置8−1〜8−3に入出力さ
れるデジタル信号データの最大値を一定周期毎に求めて
一時的に記憶し、CPU1から読取指令が出力されたと
きに、一時的に記憶したデジタル信号データの最大値を
CPU1に供給する第2部分(最大値レジスタ24、ア
ンドゲート25、比較器26およびラッチ27は、イン
ターフェース装置20)とを備えている。
【0045】図3は、インターフェース装置20の一構
成例を示す。図3を参照するに、チャンネル1用インタ
ーフェース回路20−1は、音声入出力装置8−1およ
びバッファ9−1に対応する。チャンネル2用インター
フェース回路20−2は、音声入出力装置8−2および
バッファ9−2に対応する。チャンネル3用インターフ
ェース回路20−3は、音声入出力装置8−3およびバ
ッファ9−3に対応する。インターフェース回路20−
1,20−2および20−3の構成は同一なので、ここ
ではインターフェース回路20−1についてだけ説明す
る。
【0046】インターフェース回路20−1において、
データレジスタ22のデータ入力は音声入出力装置8−
1〜8−3に入出力されるデジタル音声データを伝送す
るデータバスに接続される。データレジスタ22のデー
タ出力は、CPU1へのデータバスに接続される。アン
ドゲート23の一方の入力には、CPUアドレスバスお
よびデコーダ21を介してCPU1から供給される読取
書込セレクト指令S11が供給され、アンドゲート23
の他方の入力には、DMAコントローラ10からの回答
信号DAK1が供給される。読取書込セレクト指令S1
1は、“L”のとき読取指令であり、“H”のとき書込
指令である。回答信号DAK1は、“H”のときデータ
転送許可を示す。アンドゲート23の出力は、データレ
ジスタ22のラッチイネーブル端子LEに供給される。 読取書込セレクト指令S11は、データレジスタ22の
ゲート端子Gに供給される。
【0047】CPU1がデコーダ21を介して書込指令
S11(“H”)を発しているときには、回答信号DA
K1(“H”)が出力される毎に、データレジスタ22
のラッチイネーブル端子LEにアンドゲート23から“
H”信号が供給され、その時のデジタル音声データがデ
ータレジスタ22にラッチされる。そして、CPU1が
読取指令S11(“L”)を発すると、データレジスタ
22のゲートが開き、データレジスタ22にラッチされ
ていたデジタル音声データがデータバスを介してCPU
1に供給される。アンドゲート23は、CPU1が読取
指令S11(“L”)を発しているときには、回答信号
DAK1(“H”)が出力されてもデータバスのデジタ
ル音声信号データをデータレジスタ22がラッチするの
を禁止するように作用する。このような禁止作用により
、デジタル音声データが1サンプル欠落することになる
が、CPU1がデジタル音声データを使用して行う処理
は、音声データが所定レベル以上か否かの監視等、低い
帯域での処理なので実用上殆ど問題はない。データレジ
スタ22およびアンドゲート23は、インターフェース
装置20の上述の第1部分に相当する。
【0048】インターフェース回路20−1において、
最大値レジスタ24のデータ入力は、音声入出力装置8
−1〜8−3に入出力されるデジタル音声データを伝送
するデータバスに接続される。最大値レジスタ24の出
力は、CPU1へのデータバスに接続されるとともに、
比較器26のA端子に接続される。アンドゲート25の
一方の入力には、CPUアドレスバスおよびデコーダ2
1を介してCPU1から供給される読取書込セレクト指
令S21が供給され、アンドゲート25の他方の入力に
は、比較器26の比較結果信号Cが供給される。読取書
込セレクト指令S21は、“L”のとき読取指令であり
、“H”のとき書込指令である。アンドゲート25の出
力は、最大値レジスタ24のラッチイネーブル端子LE
に供給される。読取書込セレクト指令S21は、最大値
レジスタ24のゲート端子Gに供給される。
【0049】ラッチ27のデータ入力は、音声入出力装
置8−1〜8−3に入出力されるデジタル音声データを
伝送するデータバスに接続される。ラッチ27のラッチ
イネーブル端子LEには、回答信号DAK1が供給され
る。ラッチ27のデータ出力は、比較器26のB端子に
供給される。比較器27は、A端子の入力データとB端
子の入力データとを比較し、前者が後者より小さいとき
に比較結果Cを“H”にする。
【0050】ラッチ27は、回答信号DAK1が出力さ
れる毎にデータバス上のデジタル音声データをラッチす
る。比較器26は、ラッチ27のデータの値と最大値レ
ジスタ24のデータの値とを比較し、後者が前者より小
さいときには比較結果信号Cを“H”にする。このとき
、CPU1が書込指令S21(“H”)を出力していれ
ばアンドゲート25の出力が“H”となって、そのとき
のデータバス上のデジタル音声データ、即ち、ラッチ2
7にラッチされているデジタル音声データが最新の最大
値としてレジスタ24に記憶される。
【0051】CPU1が読取指令S21(“L”)を発
するとき、最大値レジスタ24の内容がデータバスを介
してCPU1に供給される。
【0052】CPU1から書込指令S21(“H”)お
よび初期値書込指令WRIが最大値レジスタ24に与え
られると、最大値レジスタ24にはCPU1から初期値
が書き込まれる。この初期値は、デジタル音声データの
最大値を求めるための閾値として機能する。
【0053】最大値レジスタ24、アンドゲート25、
比較器26およびラッチ27は、インターフェース装置
20の上述の第2部分に相当する。
【0054】チャンネル2用インターフェース回路20
−2に供給される読取書込セレクト指令S12およびS
22ならびに回答信号DAK2は、チャンネル1用イン
ターフェース回路20−1に供給される読取書込セレク
ト指令S11およびS21ならびに回答信号DAK1に
相当する。チャンネル3用インターフェース回路20−
3に供給される読取書込セレクト指令S13およびS2
3ならびに回答信号DAK3は、チャンネル1用インタ
ーフェース回路20−1に供給される読取書込セレクト
指令S11およびS21ならびに回答信号DAK1に相
当する。
【0055】<CPU1の全体動作>以下に、本実施例
の動作について説明する。CPU1の動作を示すフロー
チャートが図4及び図5に示されている。これはプログ
ラムROM2に記憶されたプログラム(ソフトウェア)
によるもので、図4はメインルーチンを示し、図5は、
HDコントローラ11からのインタラプト信号INTの
到来に応答して実行するインタラプトルーチンを示して
いる。
【0056】まず図4において、キーボート4によりセ
ットされているモードが、プレイ/レコードモードなの
か、エディット(編集)モードなのかをジャッジする(
ステップ4−1)。もし、エディットモードであるとす
ると、4−2に進み、編集するトラックやポイント、ど
のような編集をするのか(例えば、ある時間指定したポ
イントに録音した音のタイミングを前後にずらしたり、
修正、削除したりすること)をCPU1は判断し、その
ためのコントロールデータを生成しRAM3に記憶させ
たり(4−3)、各種編集作業を実行した上で、再度4
−1にもどる。
【0057】この編集作業は、特に詳述しないが、HD
コントローラ11とDMAコントローラ10とに対する
ハードディスク12からの読み出しアクセスポイントの
プログラムや、RAM3への転送、RAM3を用いての
各種編集、そして編集後のデジタル音声データのハード
ディスク12への再格納作業、アクセスポイントの指定
等を、CPU1の制御下で実行する。
【0058】さて、CPU1が、現在プレイ/レコード
モードであるとジャッジすると、4−1から4−4に進
み、3つあるトラックの夫々の動作モードをキーボード
4の入力指示に従って設定し、4−5において、A/D
変換、D/A変換のいずれの動作を各音声入出力装置8
−1〜8−3が実行するのか、バッファ6、デコーダ1
3を介して指定信号CSを順次送出しながらIOWRを
与えてセッティングする。いま、例えば、Tr1につい
ては、プレイ状態(従ってD/A変換動作状態)、Tr
2及びTr3は夫々レコード状態(従ってA/D変換動
作状態)とする。図9に、このようなモード設定した場
合の概略動作の概念図を示す。
【0059】そして、4−5では、DMAコントローラ
10に対し、各Tr1〜Tr3についてのバッファ9−
1〜9−3のアドレスを初期化する。つまり、図2のア
ドレスバッファ101、レジスタセレクタ103、チャ
ンネルセレクタ109等により、チャンネルCH1〜C
H3の各レジスタ(アドレスレジスタ104、コントロ
ールレジスタ105)を指定しながら、データバッファ
106を介して初期設定データを入力設定する。
【0060】ここで、バッファ9−1〜9−3は、リン
グバッファとして循環的に使用されるようになっており
、初期状態としては、各バッファ9−1〜9−3のスタ
ートアドレスとカレントアドレスとは一致するようセッ
トされる(図9に、各バッファ9−1〜9−3のスター
トアドレスとカレントアドレスとが、CH1〜3のアド
レスレジスタ104に記憶されて制御される状態を模式
的に示してある)。
【0061】続いてCPU1は4−6の処理を実行し、
RAM3内の作業(ワーク)メモリエリアに所在するハ
ードディスク12の各トラックTr1〜Tr3に対応す
るディスクアクセスポインタを初期設定する(図9にハ
ードディスク12の記憶エリアと、ディスクアクセスポ
インタとの関係を示している)。
【0062】次にCPU1は、各音声入出力装置8−1
から8−3のA/D変換動作又はD/A変換動作を開始
させる(4−7)。続いて、4−8において、ソフトウ
ェア割込みをかけて、HDコントローラ11が、ハード
ディスク12とバッファ9−1〜9−3のいずれかとの
間のデータ転送のプログラム要求(HDコントローラ1
1がCPU1に対してインタラプトINTをかけること
)を行なったとき(後述)と同じ処理を実行する。
【0063】具体的には、図5に示したフローチャート
に従った動作を4−8で実行することになる。例えば、
いまの場合、Tr1について、ハードディスク12から
デジタル音声データをバッファ9−1にDMA転送する
ために、DMAコントローラ10のチャンネルとしてT
r1に対応するチャンネルCH1を決定する(5−1)
【0064】続いて、このCH1のスタートアドレス(
前述のとおり4−5で初期設定されている)をCH4の
スタートアドレスとしてコピーする(5−2)。このと
きのDMAコントローラ10側の動作は後述する。続い
て、いまの場合CH1のスタートアドレスとカレントア
ドレスからデータ転送数を算出する(5−3)。いま、
初期状態であるので、Tr1に関してバッファ9−1に
は何らこれまでデータ転送が行われておらず、従って、
バッファ9−1のメモリエリア全てにハードディスク1
2からデータ転送してやることができる。勿論、複数の
トラックが、プレイ時にあるのであれば、早期にハード
ディスク12から複数のバッファに予め記憶されたデジ
タル音声データを転送しなければならないので、1つの
バッファにフルにデータ転送を行わず、次々とDMA転
送が各トラックについて行われるようにすることもでき
る。あるいは、必要なバッファ9−1〜9−3に対しハ
ードディスク12から予めフルにデータ転送をした後、
プレイ/レコード動作を同期スタートしてもよい。
【0065】次に、5−4において、いまの場合CH1
のカレントアドレスの内容を、CH4のスタートアドレ
スにコピーする。いまの場合は結局初期アドレスがスタ
ートアドレスとなる。
【0066】このように、CPU1は、5−1〜5−4
において、DMAコントローラ10に対して各設定/制
御を行なった上で、次に5−5に進み、RAM3の作業
メモリよりいまTr1のディスクアクセスポインタを取
り出し、更に5−6において、DMAコントローラ10
のコントロールレジスタ105のCH1のエリアの内容
に従って得られるTr1の動作モード(いまプレイモー
ド)と、このTr1についてのディスクアクセスポイン
タと、5−3で決定したハードディスク12からバッフ
ァ9−1へのデータ転送数とによって、HDコントロー
ラ11をプログラミングする。このときのHDコントロ
ーラ11側の動作は後に詳述する。
【0067】その結果、HDコントローラ11は、いま
の場合ハードディスク12からバッファ9−1の方向へ
のDMA転送を、DMAコントローラ10に要求(DR
EQを出力)し、DMAコントローラ10は対応するD
MA転送を実行することになる。この動作についても後
に詳述する。
【0068】続いて、5−7において、CPU1はRA
M3の作業メモリ内のTr1のディスクアクセスポイン
タを、上述した転送処理を実行した結果ディスクアクセ
スポインタがとるであろう値まで更新する。つまり、上
述の説明からわかるとおり、ハードディスク12とバッ
ファ9−1の間のデータ転送はこの後、DMAコントロ
ーラ10が全て実行することになり、CPU1はこのD
MA転送が完了したときにハードディスク12のアクセ
スポインタがとる値を、5−7でセットするのである。 そして、メインルーチン(図4)にリターンする。
【0069】後の説明でも明らかになるとおり、最初の
割込みルーチン(図5)が起動されて、HDコントロー
ラ11が一度動かされると、あとは、CPU1が指定し
たデータブロックの転送が終了するたびに、HDコント
ローラ11から割込みがなされる(INT信号がCPU
1に与えられる)ので、CPU1が行なうのは、録音/
再生動作の終了になったか、キー入力があったかまたは
コントロールデータに指示しておいたトリガがかかった
かの判断を行うのみである。
【0070】すなわちCPU1は、4−9において、デ
ィスクアクセスポインタ(RAM3)を参照し、メモリ
エリアオーバーか否かつまり終了か否かをジャッジし(
4−10)、YESの場合は、各音声入出力装置8−1
〜8−3のA/D変換、D/A変換動作を停止させ(4
−11)、NOの場合は、コントロールデータやキー入
力状態を参照し(4−12)、もし変化がなければ、デ
ィスクアクセスポインタをチェックすべく4−9の処理
へ戻り、以下4−9〜4−13を繰り返す。
【0071】そして、4−13において何らかの変化が
あると、4−13から4−14に進み、CPU1は、D
MA転送を一時中断して、新たな設定をすべく、DMA
コントローラ10に対するDMA中止指令(DMAEN
D)を出力する。続けて、新たな入力指示等に従って、
DMAコントローラ10、音声入出力装置8−1〜8−
3をプログラムし(4−15)、再びDMA動作を再開
すべく4−16に進み、上述した4−8と同様図5のル
ーチンを実行した後、4−9へ戻る。
【0072】このように、CPU1は、プレイ/レコー
ド時にあっては、4−4〜4−8の初期設定を行なった
後は、4−9、4−10、4−12、4−13更に4−
14〜4−16を繰り返し実行し、キーボード4での変
更指示(例えばあるトラックについてポーズ(A/D、
D/Aの中断)あるいはパンチイン・アウト(A/D、
D/Aの動作の切換)等)や、編集時に得たコントロー
ルデータの変化に応答して、即時にDMA転送制御を中
断し、プログラムを変更した上で、再び同様の処理を実
行するよう動作する。
【0073】<音声入出力装置8−1〜8−3の動作>
次に図6を参照して、音声入出力装置8−1〜8−3の
動作状態を説明する。このフローチャートは、マイクロ
プログラム制御によるものであっても、ハードロジック
制御によるものであってもよく、機能実現手段は種々選
択できる。
【0074】さて、6−1においてCPU1から当該音
声入出力装置の指定信号CSが到来している(アクティ
ブとなっている)か否かジャッジし、YESならば6−
2において、CPU1より動作状態(レコード、プレイ
、ストップ等)が設定される。これは図4のCPU1の
メインルーチンの中の4−5、4−15に応答してなさ
れる。
【0075】そして、6−1においてNOの判断がなさ
れると6−3において、当該音声入出力装置8−1〜8
−3がレコード状態であるのかプレイ状態であるのか判
断し、レコード状態と判断されると、6−3から6−4
〜6−9の処理へ進み、プレイ状態と判断されると6−
10〜6−15の処理へ進む。
【0076】先ずレコード状態に設定された音声入出力
装置(いまの場合音声入出力装置8−2、8−3)の動
作を説明する。6−4において、サンプリング時刻とな
ったか否か判断し、サンプリング時刻となるまで、この
6−4をくりかえす。なお、サンプリング時刻の判断は
、音声入出力装置8−1〜8−3の内部に夫々ハードタ
イマをもってその出力によって行ってもよく、あるいは
共通なハードタイマを設けてその出力に従って各音声入
出力装置が動作するようにしてもよい。後の説明からも
理解されるとおり、各音声入出力装置8−1〜8−3の
サンプリング周波数を別々にすることも可能である。
【0077】さて、6−4において、YESの判断がな
されると、与えられるアナログ音声信号は、6−5でサ
ンプルホールド(S/H)され、A/D変換される。続
いてて、6−6において、DMAコントローラ10に対
してDMA転送要求DRQをアクティブにして出力する
【0078】DMAコントローラ10は、この要求信号
DRQを受けとり、DMA転送を行うべく、その回答信
号DAKを出力する(この場合の詳細動作は後述する)
。従って、音声入出力装置8−1〜8−3(いまの場合
レコード状態である音声入出力装置8−2又は8−3)
は、6−7の判断がYESとなると、6−8に進み、A
/D変換して得たデジタル音声データをデータバスに出
力し、対応するバッファ9−1〜9−3(いまの場合バ
ッファ9−2又は9−3)へ送る。そして、6−9にて
、DMA転送要求DRQをインアクティブにする。従っ
て、いまの場合、音声入出力装置8−2、8−3にあっ
ては、サンプリング周期毎に、外部から与えられるアナ
ログ音声信号をデジタル音声信号に変換し、後述するよ
うにDMAコントローラ10にて夫々指定されるバッフ
ァ9−2、9−3のカレントアドレスに転送する(図9
参照)。
【0079】また、6−3においてプレイ状態と判断さ
れると、6−10に進み、DMAコントローラ10に対
しDMA転送要求DRQをアクティブにし、DMAコン
トローラ10から回答信号DAKの到来を待って(6−
11)、データバス上のデジタル音声データを取込み(
6−12)、上記要求DRQをインアクティブにする(
6−13)。このときのDMAコントローラ10の動作
は後述するが、いまの場合、図9に示すとおり、Tr1
に対応するバッファ9−1のカレントアドレスの内容(
これはすでにハードディスク12のTr1のエリアの内
容が転送記録されている)が、以上の操作で音声入出力
装置8−1に入力設定されることになる。そして、サン
プリング時刻となったか否か判断する(6−14)。 このサンプリング時刻の到来の検出は、6−4において
述べた場合と同様に行なわれる。
【0080】そして、6−14でYESとなると6−1
5に進みD/A変換及びローパスフィルタリングを実行
した上でアナログ音声信号を外部に出力する。
【0081】以上レコード状態の場合と、プレイ状態の
場合との1つのサンプリング時刻における動作を説明し
たが、6−9、6−15の各処理の終了後6−1に戻り
、以下同様にして次々とサンプリング時刻に対する処理
を実行する。
【0082】図10は音声入出力装置8−1〜8−3の
動作タイムチャートを示しており、いまの場合Tr1の
音声入出力装置8−1がプレイモードとなっていて、サ
ンプリング時刻tとサンプリング時刻t+1の間で、サ
ンプリング要求(DRQ)が発生し、DMAコントロー
ラ10内のチャンネルCH1の制御によって、バッファ
9−1から音声入出力装置8−1の方向へのDMA転送
がなされ、サンプリング時刻t+1に同期して、D/A
変換動作がなされる。
【0083】逆に、いまの場合Tr2、Tr3の音声入
出力装置8−2、8−3においては、レコードモードと
なっており、サンプリング時刻tあるいはt+1に同期
して、A/D変換が行われ、その後にDMAコントロー
ラ10に対してDMA転送命令が出力され、DMA転送
が、Tr2、Tr3の順番で(同時にDMA要求があっ
た場合の優先順位、CH1>CH2>CH3>CH4と
なっている関係によるもの)実行され、音声入出力装置
8−2、8−3からバッファ9−2、9−3へデータ転
送がなされることになる。
【0084】<DMAコントローラ10の動作>次に、
図7を参照してDMAコントローラ10の動作を説明す
る。この図7のフローチャートは、図2のサービスコン
トローラ108がマイクロプログラム制御で動作するの
を表わしているとしてもよく、あるいは、ハードロジッ
クでDMAコントローラ10が機能実現をしているとし
てもよい。
【0085】先ず、7−1において、CPU1からの指
定信号CSが到来している(アクティブとなっている)
か否かを判断し、YESならば、7−2において、リー
ド信号RD、ライト信号WRのいずれがCPU1から与
えられているかを判断し、リード信号RDならば7−3
に進み、アドレスバスを介して与えられるアドレス信号
にて指定されるレジスタ104、105の内容をデータ
バスを介して出力してCPU1がリードできるようにし
、逆にライト信号WRならば7−4に進み、指定したレ
ジスタにデータバスを介して所望のデータを入力設定す
ることになる。この7−3、7−4の処理は、CPU1
のメインルーチンの4−5、4−15などの処理に対応
する。従って、7−4の処理によって図2の各レジスタ
104、105には所望のデータがセットされることに
なる。
【0086】そして、このようなCPU1からのDMA
コントローラ10に対するアクセスやプログラムが終る
と指定信号CSはインアクティブとされ、7−1から7
−5に処理は進むことになる。
【0087】7−5では、各音声入出力装置8−1〜8
−3からDMA転送要求DRQ1〜DRQ3がきている
か、HDコントローラ11からDMA転送要求DREQ
(DRQ4)がきているかを判断し、もし、いずれかか
ら要求が来ていると7−6に進み、DMA可能信号DM
AENBを“1”(アクティブ)にし、DMAユニット
内のアドレスバスとデータバスをDMAコントローラ1
0が専有するようにし、CPU1からのアクセスを受け
付けなくする。
【0088】続いて、複数の要求に際しては、チャンネ
ルCH1〜CH4の順の優先順位に従って、チャンネル
を選択する(7−7)。例えば、図10の例ではサンプ
リング直後にTr2、Tr3の音声入出力装置8−2、
8−3からのデータ転送要求が同時になされるが、Tr
2の優先順位が高いので、先にCH2のDMA転送を行
うことになる。また後の説明でも理解されるとおり、C
H4の優先順位が最下位なので、ハードディスク12と
バッファ9−1〜9−3のうちの1つとのデータ転送を
行っているときに、いずれかの音声入出力装置8−1〜
8−3からデータ転送の要求がなされると、後者のデー
タ転送を先に優先的に行うようになる。
【0089】続いて、選択したチャンネル(いま、例え
ばCH2)のカレントアドレス(アドレスレジスタ10
4のCH2のカレントアドレスレジスタの内容)をアド
レスバスに出力する(7−8)。そして選択したチャン
ネル(いま、例えばCH2)のコントロールレジスタ1
05の内容を参照し、DMA転送をいずれの方向へ行う
か決定し(7−9)、もしバッファ9−1〜9−3から
他の要素(I/O)への転送なら7−10から7−11
へ進んで、バッファ9−1〜9−3のうちの選択してい
るバッファに対しリード信号RDを与え、逆に他の要素
(I/O)からバッファ9−1〜9−3への転送ならば
7−12に進み、当該バッファに対してライト信号WR
を与える。
【0090】しかる後、回答信号DAKをアクティブに
する(7−13)。その結果、いまの場合、Tr2の音
声入出力装置8−2は、6−7、6−8(図6)の処理
によって、サンプリングした音声データを、データバス
に送出し、バッファ9−2のカレントアドレスのエリア
に、DMAコントローラ10が書込むことになる(図9
参照)。
【0091】7−14では、データ転送が終了したので
、上記リード信号RD又はライト信号WR、回答信号D
AKをインアクティブにし、7−15で、当該チャンネ
ル(いまCH2)のカレントアドレス(図2のアドレス
レジスタ104内)の内容を+1する。この7−15の
動作により、バッファ9−1〜9−3に対して新たなサ
ンプリング音声データが書込まれる都度、あるいは新た
に音声データが読出される都度アップカウントされるこ
とになる。そして、7−15の処理の後、7−1へ戻る
【0092】先程の状態(図10参照)では、Tr2と
Tr3の音声入出力装置8−2、8−3よりデータ転送
要求がDMAコントローラ10に対してなされており、
これまでにTr2についてのみデータ転送の実行をした
のであるから、続く7−5においてはYESの判断がな
される。以下Tr3に関して、音声入出力装置8−3か
らバッファ9−3の方向へのデータ転送が、7−7〜7
−10、7−12〜7−15を実行することにより上記
した場合と同様にしてなされる。
【0093】このようなデータ転送が完了すると7−5
から7−16に進み、DMA可能信号を“0”(インア
クティブ)にして、DMAユニット内のデータバス、ア
ドレスバスをDMAコントローラ10が専有するのを中
止し、CPU1からのアクセスを受付けられるようにす
る。
【0094】以上Tr2、Tr3に関し、音声入出力装
置8−2、8−3から夫々対応するバッファ9−2、9
−3へのデータ転送について説明したが、Tr1につい
ては、逆に、バッファ9−1から音声入出力装置8−1
へのデータ転送がDMAコントローラ10によってなさ
れる。
【0095】図10に示してあるとおり、サンプリング
時間tとt+1の中間で、Tr1に対応する音声入出力
装置8−1は、DMAコントローラ10に要求信号DR
Qを出力する(図6、6−10)。
【0096】これに応答し、DMAコントローラ10は
、上記した場合と同様に7−5〜7−7を実行し、7−
8において、バッファ9−1の読み出すべきアドレスを
示すアドレスデータをアドレスバスを介して与える。 7−9、7−10の実行により、7−11に進み、今回
はバッファ9−1に対し読み出し信号RDを与え、7−
13で回答信号DAKを“1”とする。
【0097】その結果、バッファ9−1の指定アドレス
のデジタル音声データは、データバスを介して、Tr1
の音声入出力装置8−1へ転送され取込まれることにな
る。しかる後、7−14、7−15の処理を経て7−1
へ戻る。
【0098】また、DMAコントローラ10は、ハード
ディスク12とバッファ9−1〜9−3との間のデータ
転送も行う。この場合は、チャンネルCH4のアドレス
レジスタ104、コントロールレジスタ105が使用さ
れる。この動作は、CPU1のインタラプトルーチン(
図5)の実行によって、DMAコントローラ10に対す
る設定/制御動作5−1〜5−4、HDコントローラ1
1に対するプログラミング動作5−5、5−6の後、実
行される。
【0099】このDMAコントローラ10に対するCP
U1の設定/制御動作5−1〜5−4に対応して、DM
Aコントローラ10は、7−3、7−4の処理を行なう
。即ち、CPU1は今回チャンネルCH4によってデー
タ転送するトラックを決定し、そのトラックに対応する
バッファのスタートアドレス(つまり前回当該バッファ
とハードディスク12とのデータ転送を行ったブロック
データの次のアドレス)をCH4のスタートアドレスレ
ジスタ(図2のアドレスレジスタ104内)にセットし
、このトラックについての今回のデータ転送数をスター
トアドレスとカレントアドレス(前回データ転送をハー
ドディスク12との間で行った後に歩進したアドレス)
との差からCPU1は得るとともに、このトラックにつ
いてのカレントアドレスをスタートアドレスにコピーす
る。
【0100】CPU1は、動作中のトラックに対応する
バッファ9−1〜9−3とハードディスク12との間の
データ転送を各トラック毎に順番に行うようになり、各
トラック毎に、前回のデータ転送(ブロック転送)に続
くデータ転送を行うようになる。図9の例では、例えば
Tr1については、ハードディスク12から、図示のス
タートアドレス(CH1)とカレントアドレス(CH1
)の間の空白部分(斜線を施していない部分)に対応す
るデータ量の転送を行うようになる(他のトラックにつ
いてもデータ転送の方向は逆であるが、同様の制御によ
ることは明らかである)。なお、プレイモードのバッフ
ァ(9−1が該当)では空白部分がすでに音声出力され
たデータ部分に対応し、レコードモードのバッファ(9
−2、9−3が該当)では斜線部分が音声入力されたデ
ータ部分に対応する。
【0101】そして、CPU1は、5−5、5−6によ
ってHDコントローラ11に対しプログラミングを行っ
た上で、実際の転送要求をHDコントローラ11から発
生させて、DMA転送を開始させる。
【0102】DMAコントローラ10では、7−5にお
いて、HDコントローラ11から転送要求があることを
検知すると、上記と同様にして7−6〜7−9を実行し
た後、バッファ9−1〜9−3からハードディスク12
方向へのデータ転送の要求か、ハードディスク12から
バッファ9−1〜9−3方向へのデータ転送の要求か7
−10において判断し、前者ならば7−11へ、後者な
らば7−12へ進んだ後、7−13〜7−15の各処理
を実行する。このとき、1回の転送操作で、例えば1サ
ンプル分のデジタル音声データの転送がなされるので、
この動作7−5〜7−15を複数回繰り返し実行して、
ブロック転送がなされる。このハードディスク12とバ
ッファ9−1〜9−3とのデータ転送については、HD
コントローラ11の動作も大きく関連するので、後に更
に説明する。
【0103】そして、DMA転送が完了すると、要求信
号DRQ1〜4が到来しなくなり、7−5から7−16
へ進みDMA可能信号DMAENBを“0”(インアク
ティブ)とする。
【0104】<HDコントローラ11の動作>次に、図
8を参照してHDコントローラ11の動作を説明する。 このHDコントローラ11は、ハードロジックによって
も、マイクロプログラム制御によってもよく、いずれに
しても図8の動作フローを機能実現する。
【0105】まず、CPU1から指定信号CSが与えら
れているか判断する(8−1)。これは、CPU1のイ
ンタラプトルーチン(図5の5−5、5−6)にて与え
られる。NOの場合は元に戻るが、YESの場合は8−
2に進み、CPU1からリード信号RDが与えられてい
るか、ライト信号WRが与えられているか判断し、リー
ド時には8−3でHDコントローラ11内部の指定デー
タ(アドレスレジスタの内容等)をデータバスを介して
CPU1へ出力する。
【0106】また、ライト信号WRが与えられていると
きは8−2から8−4に進み、今回DMAコントローラ
10のチャンネルCH4にてDMA転送するバッファと
ハードディスク12とのデータ転送方向を設定し、8−
5にて、アクセスするハードディスク12のアクセスポ
イントを設定する。これは、CPU1がRAM3から得
ている当該トラックのアクセスポインタによる(図5、
5−5)。
【0107】続いて8−6において、転送データ数(デ
ジタル音声データ数)をHDコントローラ11の内部カ
ウンタに設定する。この転送データ数は、CPU1のイ
ンタラプトルーチンのなかの5−6にて得ている。
【0108】このように、8−4〜8−6を実行するこ
とによってCPU1の制御のもとでHDコントローラ1
1はプログラムされ、その後HDコントローラ11はD
MAコントローラ10に対しデータ転送の要求をする(
8−7)。このことからも理解されるとおり、CPU1
は、HDコントローラ11からインタラプト信号INT
を受けると、次のトラックに対応する(つまり、いまT
r1〜Tr3は全て動作中とすると、Tr1、Tr2、
Tr3、Tr1、……の順で)DMA転送の設定、制御
をDMAコントローラ10に対し実行し、HDコントロ
ーラ11をプログラムする。その後、CPU1はHDコ
ントローラ11とDMAコントローラ10とから離れて
、相互のインタラクションで実際のDMA転送を実行さ
せる。
【0109】HDコントローラ11は、8−7の次に8
−8へ進み、DMAコントローラ10から回答信号DA
CK(DAK4)を受けとる(図7、7−13参照)ま
で8−8を繰り返す。
【0110】8−8の判断がYESとなると8−9に進
み、DMAコントローラ10のCH4の動作によって、
1サンプルのデジタル音声データの転送が行われ、8−
6にて設定した転送カウンタを1だけダウンカウントす
る(8−10)。続く8−11において、予め設定して
いた転送データ数分のデータ転送が完了したか上記転送
カウンタの内容に従ってジャッジし、NOならば再び8
−8へ戻る。従って、DMAコントローラ10において
は、HDコントローラ11から設定したデータ数の転送
(ブロック転送)が終了するまで、転送要求DRQ4を
続けて受けとることになり、この転送要求に従って7−
5〜7−15の処理(図7)を実行し、それに応答する
形でHDコントローラ11側では8−8〜8−11の処
理を実行する。
【0111】そして、転送終了が8−11にて判断され
ると、8−12に進み、HDコントローラ11からDM
Aコントローラ10に対してのデータ転送の要求DRE
Q(DRQ4)を“0”(インアクティブ)とする。そ
して、次のトラックに関してハードディスク12とバッ
ファ9−1〜9−3のいずれかとのデータ転送を行わせ
るために、HDコントローラ11はCPU1へインタラ
プト信号INTを与える(8−13)。これに応答して
、CPU1はインタラプトルーチン(図5)を実行する
ことは上述したとおりである。
【0112】<ハードディスク12とバッファ9−1〜
9−3との間のデータ転送動作>以上までの説明で、ハ
ードディスク12とバッファ9−1〜9−3との間のデ
ータ転送についても理解されるところとなったが、図9
と図11とを参照して、DMAコントローラ10に対し
てDMA要求が如何になされ、それに対してDMAコン
トローラ10が時分割で如何に対応しているかを以下に
説明する。
【0113】既に述べたとおり、図9に示す設定状態に
あっては、Tr1についてはプレイ状態、Tr2、Tr
3についてはレコード状態となっていて、夫々の音声入
出力装置8−1〜8−3から毎サンプリングタイム(図
11のfs)にバッファ9−1〜9−3とのデータ転送
要求がDMAコントローラ10になされる。
【0114】これは、CPU1がHDコントローラ11
をプログラミングしている間(図5の5−5、5−6、
図8の8−4〜8−7)も生じる。DMAコントローラ
10は、音声入出力装置8−1〜8−3からのデータ転
送要求があると、上述したようにDMA可能信号DMA
ENBを出力し(図7の7−6)、CPU1によるHD
コントローラ11のプログラミングを中断(WAIT)
して、各チャンネルCH1〜CH3によるDMA転送の
完了後に、それを再開させる(図11参照)。
【0115】また、CH4によるDMA転送により、ハ
ードディスク12とバッファ9−1〜9−3との間のデ
ータ転送が順次行われているときも、上記各音声入出力
装置8−1〜8−3から各サンプリングタイム毎(図1
1のfs)にデータ転送要求がなされる。
【0116】このとき、DMAコントローラ10では、
図7の7−7の判断により優先度の高いチャンネル(C
H1〜CH3)のデータ転送を行うようになる。この間
は、DMAコントローラ10へHDコントローラ11か
らデータ転送要求DRQ4が出力し続けている(図8、
8−7参照)ものの、DMAコントローラ10から回答
信号DAK4が戻ってこないので、次のデータ転送を待
機している(8−8を繰り返している)ことになる。
【0117】従って、マクロ的には、DMAコントロー
ラ10は図11に示されたとおり、Tr1、Tr2、T
r3のハードディスク12とバッファ9−1〜9−3と
の間のDMA転送(ブロック転送)を繰り返すことにな
るが、ミクロ的には、HDコントローラ11に対するプ
ログラミング中も実際のDMA転送中(CH4による)
も、あるいは休止(アイドル)中も、サンプリングタイ
ミング毎に、バッファ9−1〜9−3と音声入出力装置
8−1〜8−3との間のDMA転送(シングル転送)を
、CH1〜CH3の各チャンネルによって実行すること
になり、サンプリングタイミング毎のA/D変換、D/
A変換に十分速度的にも対処できるようになっている。
【0118】〈インターフェース装置20の動作〉CP
U1がデコーダ21を介して書込指令S11,S12お
よびS13(“H”)を、それぞれチャンネル1,2お
よび3用インターフェース回路20−1,20−2およ
び20−3に発しているときには、回答信号DAK1,
DAK2およびDAK3が出力される毎に、そのときの
デジタル音声データが各チャンネルのデータレジスタ2
2にラッチされる。そして、CPU1がデコーダ21を
介して読取指令S11,S12およびS13(“L”)
を、それぞれインターフェース回路20−1,20−2
および20−3に発すると、各チャンネルのデータレジ
スタ22にラッチされたデジタル音声データがデータバ
スを介してCPU1に供給される。
【0119】従って、CPU1は音声データの監視を行
うことができ、また、オートレコーディングやオートス
トップ等の処理を行うことができる。
【0120】CPU1がデコーダ21を介して、書込指
令S21,S22およびS23(“H”)を、それぞれ
チャンネル1,2および3用インターフェース回路20
−1,20−2および20−3に発しているときには、
回答信号DAK1,DAK2およびDAK3が出力され
る毎に、そのときのデジタル音声データが各チャンネル
のラッチ27にラッチされる。そして、各チャンネルの
比較器26が最大値レジスタ24の方がラッチ27の値
より小さいと判断すると、そのときのデータバス上のデ
ジタル音声データ、即ち、ラッチ27にラッチされてい
る音声データが最大値レジスタ24に記憶される。そし
て、CPU1が読取指令S21,S22およびS23(
“L”)を、それぞれインターフェース回路20−1,
20−2および20−3に発すると、各チャンネルの最
大値レジスタ24の値がデータバスを介してCPU1に
供給される。
【0121】従って、例えば10ms毎にタイマ割込み
により、各チャンネルの最大値レジスタ24に読取指令
を与えた後、初期値、即ち最大値を求めるための閾値と
して0を最大値レジスタ24に書き込むことを繰り返せ
ば、録音または再生中の音声信号の10ms毎の精度の
エンベロープを得ることができる。
【0122】上記実施例においては、デジタル音声デー
タおよびその最大値をCPU1に供給するようにしてい
るが、本発明は音声に限らず、種々のデジタルデータの
処理に適用できる。また外部記憶媒体もハードディスク
以外に、光ディスク、光磁気ディスク等を用いることも
できる。
【0123】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載のデジタ
ルレコーダによれば、信号入出力手段に入出力されるデ
ジタル信号データを一時記憶し、中央処理手段からの読
取指令に応じて中央処理手段にデジタル信号データを供
給するようにしたので、中央処理手段は必要なときに、
例えばリアルタイムでデジタル信号データを得ることが
できる。また、デジタル信号データを一時記憶するのは
データ転送手段がデータ転送を実行しているときなので
、データ転送手段の動作に影響を与えることはない。
【0124】請求項2に記載のデジタルレコーダによれ
ば、信号入出力手段に入出力されるデジタル信号データ
の最大値を求めて中央処理手段に供給するようにしたの
で、中央処理手段はデジタル信号データのピーク値を知
ることができる。また、中央処理手段から最大値を求め
る周期を設定することにより、デジタル信号データのエ
ンベロープを求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタルレコーダの一実施例の構成を
示すブロック図である。
【図2】図1におけるDMAコントローラ10の一構成
例を示すブロック図である。
【図3】図1におけるインターフェース装置20の一構
成例を示すブロック図である。
【図4】図1の実施例のCPU1の動作を説明するメイ
ンルーチンのフローチャートである。
【図5】図1の実施例のCPU1の動作を説明するHD
Cインタラプトルーチンのフローチャートである。
【図6】図1の実施例の音声入出力装置8−1乃至8−
3の動作を説明するフローチャートである。
【図7】図1の実施例のDMAコントローラ10の動作
を説明するフローチャートである。
【図8】図1の実施例のHDコントローラ11の動作を
説明するフローチャートである。
【図9】図1の実施例の全体的な動作を示す概念図であ
る。
【図10】各トラック毎のD/A、A/D変換動作とD
MA転送を説明するタイムチャートである。
【図11】ハードディスク装置とバッファとの間のDM
A転送の状態を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1  CPU 2  ROM 3  RAM 8−1〜8−3  音声入出力装置 9−1〜9−3  バッファ 10  DMAコントローラ 11  HDコントローラ 12  ハードディスク 20  インターフェース装置 21  デコーダ 22  データレジスタ 23  アンドゲート 24  最大値レジスタ 25  アンドゲート 26  比較器 27  ラッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  信号の入出力動作を行う信号入出力手
    段と、前記信号入出力手段とデジタル信号データを転送
    可能であって、前記デジタル信号データを一時的に記憶
    可能なバッファ手段と、前記バッファ手段と前記デジタ
    ル信号データを転送可能であって、前記デジタル信号デ
    ータを書込みおよび読出し可能な外部記憶手段と、前記
    信号入出力手段と前記バッファ手段との間のデジタル信
    号データの転送を実行するデータ転送手段と、前記デー
    タ転送手段を管理する中央処理手段と、前記データ転送
    手段が前記信号入出力手段と前記バッファ手段との間の
    デジタル信号データの転送を実行しているときに、前記
    信号入出力手段に入出力されるデジタル信号データを一
    時的に記憶し、前記中央処理手段から読取指令が出力さ
    れたときに、前記一時的に記憶したデジタル信号データ
    を前記中央処理手段に供給するインターフェース手段と
    を備えることを特徴とするデジタルレコーダ。
  2. 【請求項2】  信号の入出力動作を行う信号入出力手
    段と、前記信号入出力手段とデジタル信号データを転送
    可能であって、前記デジタル信号データを一時的に記憶
    可能なバッファ手段と、前記バッファ手段と前記デジタ
    ル信号データを転送可能であって、前記デジタル信号デ
    ータを書込みおよび読出し可能な外部記憶手段と、前記
    信号入出力手段と前記バッファ手段との間のデジタル信
    号データの転送を実行するデータ転送手段と、前記デー
    タ転送手段を管理する中央処理手段と、前記データ転送
    手段が前記信号入出力手段と前記バッファ手段との間の
    デジタル信号データの転送を実行しているときに、前記
    信号入出力手段に入出力されるデジタル信号データの最
    大値を求めて一時的に記憶し、前記中央処理手段から読
    取指令が出力されたときに、前記一時的に記憶したデジ
    タル信号データの最大値を前記中央処理手段に供給する
    インターフェース手段とを備えることを特徴とするデジ
    タルレコーダ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE41009E1 (en) 1996-01-24 2009-11-24 Sony Corporation Audio transmission, recording and reproducing system

Cited By (5)

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USRE41256E1 (en) 1996-01-24 2010-04-20 Sony Corporation Audio transmission, recording and reproducing system
USRE41544E1 (en) 1996-01-24 2010-08-17 Sony Corporation Audio transmission, recording and reproducing system
USRE42701E1 (en) 1996-01-24 2011-09-13 Sony Corporation Audio transmission, recording and reproducing system
USRE44954E1 (en) 1996-01-24 2014-06-17 Sony Corporation Audio transmission, recording and reproducing system

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