JPH0822430A - リアルタイムエンコーダのホストインタフェース装置 - Google Patents

リアルタイムエンコーダのホストインタフェース装置

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JPH0822430A
JPH0822430A JP17958294A JP17958294A JPH0822430A JP H0822430 A JPH0822430 A JP H0822430A JP 17958294 A JP17958294 A JP 17958294A JP 17958294 A JP17958294 A JP 17958294A JP H0822430 A JPH0822430 A JP H0822430A
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JP17958294A
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Goro Tsutaya
吾郎 蔦谷
Yukitaka Hayashi
由企孝 早志
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 〔目的〕 高速のデータ転送が可能で倍速CDーROM
にも対応可能なリアルタイムエンコーダのホストインタ
フェース装置を提供する。 〔構成〕 プログラムの実行により圧縮データの転送制
御を行うCPU(11)と、リアルタイムエンコーダ(RTE)
から転送されてくる圧縮データを一時的に保持する第1
のバッファメモリ(FIFO 13 )と、この第1のバッファメ
モリよりも大きな容量を有しこの第1のバッファメモリ
(13)から転送されてくる圧縮データを一時的に保持する
第2のバッファメモリ( SRAM 14 ) と、このホストイン
タフェース装置(10)とホストコンピュータ(HC)との間の
通信を媒介するホストインタフェース部(SCSIC 15)と、
第1のバッファメモリ(13)から第2のバッファメモリ(1
4)への圧縮データの転送と第2のバッファメモリ(14)か
らホストインタフェース部(15)への圧縮データの転送と
を直接メモリアクセスの形式で実行するDMA転送制御
部( DMAC 17)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、動画データや音響デー
タの圧縮技術の標準化規格であるMPEGに準拠したア
ルゴリズムなどに従って実時間処理によるデータ圧縮を
実行するリアルタイムエンコーダと、このリアルタイム
エンコーダで作成された圧縮データを受取って処理する
ホストコンピュータとの間に設置され、リアルタイムエ
ンコーダからホストコンピュータへの圧縮データの転送
を緩衝ないしは中継するホストインターフェース装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】動画データや音響データの圧縮に標準規
格のMPEG( Moving Picture Exi-pert Group)技術
を利用する際に、データ圧縮の処理速度が問題となって
くる。このデータ圧縮処理を実時間のもとに行わせるた
めに、ハード処理を組み込み、アルゴリズムを最適化し
たものがMPEGリアルタイムエンコーダである。図5
は、CDーROMを蓄積メディアとするMPEGリアル
タイムエンコーダ応用システムの一例のブロック図であ
る。この応用システムを用いた動画像圧縮処理の流れを
説明する。
【0003】まず、ホストコンピュータでMPEGリア
ルタイムエンコーダを制御して、D1フォーマットの原画
像データをMPEGリアルタイムエンコーダで圧縮し
(1)、ホストコンピュータ経由で大容量ハードディスク
に蓄積する(2) (3) 。ここで、通常は原画像データとし
てVTRなどからの再生画面を入力し圧縮するので、原
画像は停止させることなく圧縮させることが望ましい。
そこで、MPEGリアルタイムエンコーダの実時間性が
発揮され、データ圧縮処理を原画像の入力と同時に行う
ことができる。次に、圧縮されたデータをホストコンピ
ュータ上で利用の用途に応じた形に編集し、CDーRO
Mライタを使用して、CDカラオケや家庭用ゲーム機器
のソフトの原盤を作成する(4) 、(5) 。
【0004】次に、従来のリアルタイムエンコーダのホ
ストインターフェイス装置の構成と、このインタフェー
ス装置内の圧縮データの流れを、図6を参照しながら説
明する。まず、ホストインタフェース装置40は、その
全体を制御する1チップマイクロコンピュータなどで構
成されるCPU41と、このCPUが実行する転送制御
プログラムを格納するプログラムメモリ42と、リアル
タイムエンコーダRTEから転送されてくる圧縮データ
を受取って一時的に記憶するFIFO43と、このFI
FOから転送されてくる圧縮データを一時退避させてお
くバッファの役割をするSRAM44と、ホストコンピ
ュータとのインターフェイス部であるSCSIコントロ
ーラ(SCSIC)45と、装置内の上記各部を接続す
るシステムバス46とを備えている。
【0005】リアルタイムエンコーダRTEで動画像の
圧縮が開始されると、圧縮された動画像データはリアル
タイムエンコーダからFIFO43に蓄積され、満杯に
なる前にシステムバス46を介してSRAM44に一時
退避される。CPU41は、SCSIC45を介してホ
ストコンピュータからデータ転送要求を受けると、SR
AM44からSCSIコントローラ45に圧縮画像デー
タを転送する。SCSIコントローラ45は、ホストコ
ンピュータへ圧縮画像データを転送する。上記一連の圧
縮データの転送動作は、CPU41によって制御され
る。図7は上記CPU21が実行するデータ転送制御の
アルゴリズムリズムをフローチャートで表わしたもので
ある。なお、メインルーチンからサブルーチンへの移行
は、ホストコンピュータからの転送要求で発生する割り
込みによって行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来
は、ホストインタフェース装置は、ホストコンピュータ
へのデータ転送をCPU41がプログラムメモリ42に
よるソフトウエア処理で行っていた。すなわち、図7の
フローチャートのステップ62,67,68,70及び
71において、1バイトのデータ転送のたびに、CPU
がプログラムメモリ42に格納されている転送制御命令
を読み取って圧縮画像データの転送を実行している。こ
のため圧縮データの転送に長時間を要するだけでなく、
画質も良好ではないという問題があった。
【0007】近年、ディスクの回転数を通常のものの2
倍にしてデータ転送速度を3Mbps にすることでデータの
読み出し速度を上げ、記録されているデータを高速に利
用することを可能にした倍速CDーROMが普及してい
る。この倍速CDーROMを上述した構成の従来のMP
EGリアルタイムエンコーダ応用システムに利用する
と、データの読み出し速度が通常の2倍になるので、動
画像に用いることのできるデータ量が2倍になり、画質
を大幅に向上させることができる。しかしながら、従来
のMPEGリアルタイムエンコーダでは、データ転送速
度は2.5Mbps なので、倍速CDーROMを用いてデータ
の読み出しを行っても、この倍速CDーROMの性能を
最大限に活用することができず、依然として画質の向上
は望めなくなる。
【0008】従って、本発明の目的は、高速処理が可能
で、倍速CDーROMにも対応可能なことから高画質な
動画像を実現しうるMPEGリアルタイムエンコーダな
どのホストインターフェイス装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のホストインタフェース装置は、従来の第1,第2の
バッファメモリとCPUとホストインタフェース部とに
加えて、第1,第2のバッファメモリ間及び第2のバッ
ファメモリからホストインタフェース部への圧縮データ
の転送をCPUの制御のもとに直接メモリアクセスの形
式で実行するDMA転送制御部を備えている。本発明の
好適な一実施例によれば、CPUは、圧縮データの転送
元、転送先及び転送データ量に関して予め定められてい
る複数の組合せの一つを、各バッファメモリ内の圧縮デ
ータの蓄積量に関して予め定められている規則に従って
選択し、この選択した組合せに従ったデータ転送をDM
A転送制御部に行わせるように構成されている。更に、
好適には、各バッファメモリのデータ蓄積量とアドレス
はDMA転送部によって管理される。
【0010】
【作用】上述した構成のホストインタフェース装置によ
れば、リアルタイムエンコーダから転送されてきた圧縮
画像データは一旦第1のバッファメモリに格納される。
CPUは、ホストコンピュータが発したデータ転送要求
をホストインタフェース部を介して受け取ると、DMA
転送制御部が管理している各バッファメモリ内の蓄積デ
ータ量を調べ、その蓄積データ量に応じて、所定の転送
制御命令の一つを選択し、DMA転送部を起動する。起
動されたデータ転送制御部は、各バッファメモリの蓄積
データ量を調べ、この命令通りの転送処理が可能である
ことを確認した上で、各バッファメモリ間のデータ転送
や第2のバッファメモリからホストインタフェース部へ
のデータ転送を行う。
【0011】
【実施例】図1は、本発明に係わるリアルタイムエンコ
ーダのホストインタフェース装置の構成を示すブロック
図である。このホストインタフェース装置10は、この
装置全体の圧縮データの転送動作を制御するCPU11
と、このCPU11が実行するプログラムを格納するプ
ログラムメモリ12と、リアルタイムエンコーダRTE
から転送されてくる圧縮データを受け取って一時的に記
憶する第1のバッファメモリ13と、この第1のバッフ
ァメモリ13から転送されてくる圧縮データを一時退避
させておく第2のバッファメモリ14と、ホストコンピ
ュータHCとこのホストインタフェース装置との間のデ
ータ転送を実行するホストインタフェース部15と、シ
ステムバス16とに加えて、CPU11の制御のもとに
この装置内の直接メモリアクセスによる圧縮データの転
送を実行するDMAコントローラ17を備えている。
【0012】本実施例では、CPU11は16ビットの
マイクロコンピュータで構成され、プログラムメモリは
256KバイトのROMで構成されている。また、第1の
バッファメモリは16KバイトのRAMSが3段縦列配置
されたFIFOで構成され、第2のバッファメモリは25
6 KバイトのSRAMで構成されている。そして、ホス
トインタフェース部15は汎用のSCSI(Small Conp
utor System Interface)コントローラから構成されてい
る。以下では、説明の便宜上、第1のバッファメモリ1
3、第2のバッファメモリ14、ホストインタフェース
部15及びDMAコントローラ17のそれぞれを、FI
FO13,SRAM14、SCSIC15及びDMAC
17と略称する。
【0013】CPU11によるプログラムメモリ12か
らの命令の読出しと、DMAC17によるFIFO13
からSRAM14への圧縮データの転送、SRAM14
からSCSIC15への圧縮データの転送は、システム
バス16を介して行われる。従来装置ではCPU11が
転送制御のプログラムをプログラムメモリ12から読み
出し、その実行によって圧縮データの転送制御を行って
いたが、データ転送専用のハードウエア回路で構成され
るDMAC17を設置することにより、CPU11によ
る命令の読み出しにかかる時間をなくし、一回の命令で
大量のデータを転送することができるようになってい
る。なお、このDMAC17は、本出願人が開発した専
用ツールを使用しFPGA3個で構成されており、回路規模
は約5000ゲートである。
【0014】また、汎用のCPUとDMAコントローラ
の組合せでは、CPU11が圧縮データの転送元アドレ
スと、転送先アドレスと、転送バイト数とを逐一作成し
て、DMACントローラの内のレジスタへ書き込むこと
が必要であった。この実施例によれば、データの転送元
のデバイスアドレスと、転送先のデバイスアドレスと、
転送データ量とを組合せた4種類のデータ転送命令が予
め作成されてプログラムメモリ12に格納されている。
この4種類のデータ転送命令は、以下のものである。
【0015】 転 送 元 転 送 先 転送データ量 転送命令(1) FIFO SRAM 16K バイト 転送命令(2) SRAM SCSIC 16K バイト 転送命令(3) FIFO SRAM 16K バイト未満の全量 転送命令(4) SRAM SCSIC 16K バイト未満の全量
【0016】CPU11は、FIFO13やSRAM1
4内の蓄積データ量に応じて、プログラムメモリ12に
格納中の4種類の転送命令の一つを選択して読出し、こ
の読出した転送命令に含まれる転送元デバイスアドレス
と、転送先デバイスアドレスと、転送データ量をDMA
C17のレジスタに設定するだけでよい。この結果、C
PU11が各アドレスと転送データ量を逐一作成する処
理が不要になり、データ転送処理の高速化が実現でき
る。更に、この実施例のDMAC17は、従来CPU1
1が行っていたFIFO13とSRAM14内の蓄積デ
ータ量やデバイス内アドレスの管理の機能を具備してい
る。すなわち、CPU11は、転送命令の決定に際し
て、FIFO13やSRAM14内の蓄積データ量をD
MAC17から読取るだけでよく、しかもデバイス内ア
ドレスを管理する必要もなくなる。この結果、CPU1
1の負担が軽減され、一層高速な転送処理が可能とな
る。
【0017】次に、動作を説明する。リアルタイムエン
コーダRTEで動画データの圧縮が開始されると、この
リアルタイムエンコーダから転送されてきた圧縮済の動
画データがFIFO13に転送され、一旦これに蓄積さ
れる。ホストコンピュータからSCSIC15を介して
CPU11にデータ転送要求が発せられると、CPU1
1は、DMAC17をアクセスすることにより、このD
MAC17が管理しているFIFO13やSRAM14
の蓄積データ量を検出する。CPU11は、この検出し
た蓄積データ量に応じて上記4種類の転送命令の一つを
プログラムメモリ12から読み出し、これをDMAC1
7のレジスタに設定し、起動する。
【0018】起動されたDMAC17は、FIFO13
やSRAM14の蓄積データ量を調べ、この命令通りの
転送処理が可能であることを確認した上で、FIFO1
3からSRAM14へのデータ転送や、SRAM14か
らSCSIC15へのデータ転送を実行する。SRAM
14からSCSIC15に転送された圧縮データは、こ
こからホストコンピュータHCに送出される。
【0019】図2は、CPU11が実行するデータ転送
制御アルゴリズムフローチャートである。CPU11
は、このホストインタフェース装置への電源投入などを
契機として動作を開始し、リアルタイムエンコーダRT
Eからエンコードの開始の通知を受けたことなどを契機
としてこのデータ転送制御のメインルーチンの実行を開
始する。
【0020】CPU11は、動作を開始すると、まず、
DMAC17をアクセスすることにより、DMAC17
が管理中のFIFO13の蓄積データ量が16Kバイト
以上であるか否かを判定する(ステップ21)。CPU
11は、FIFO13の蓄積データ量が16Kバイト以
上であれば、プログラムメモリ12から上述した転送命
令(1)を読出し、これをDMAC17のレジスタに設
定し、DMAC17を起動する(ステップ22)。起動
されたDMAC17は、FIFO13に蓄積中の圧縮デ
ータを16KバイトだけSRAM14に転送し、転送の
終了をCPU11に通知する。
【0021】CPU11は、DMAC17による圧縮デ
ータの転送が終了すると、判定ステップ21に復帰す
る。CPU11は、FIFO13に16Kバッファ以上
の圧縮データが存在しない場合には、その蓄積データが
16Kバイト以上になるのを待ち合わせる。ホストコン
ピュータHCからのデータ転送要求がSCSIC15を
介してCPU11に送出されてくると、割り込み信号が
発生する。この割り込み信号を受け付けたCPU11は
メインルーチンからサブルーチンに移行する。
【0022】CPU11は、まず、DMAC17をアク
セスすることにより、これが管理中のSRAM14の蓄
積データ量が16Kバイト以上であるか否かを判定する
(ステップ24)。CPU11は、SRAM14の蓄積
データ量が16Kバイト以上であれば、プログラムメモ
リ12から転送命令(2)を読出し、これをDMAC1
7のレジスタに設定してこのDMAC17を起動する
(ステップ28)。起動されたDMAC17は、SRA
M14に蓄積中の圧縮データを16KバイトだけSCS
IC15に転送し、転送の終了をCPU11に通知す
る。CPU11は、DMAC17による圧縮データの転
送が終了すると上述のメインルーチンに復帰する。
【0023】CPU11は、上記ステップ24で、SR
AM14に16Kバイト以上の圧縮データが蓄積されて
いないことを判定すると、FIFO13の蓄積データ量
が16Kバイト以上であるか否かを判定する(ステップ
25)。CPU11は、FIFO13の蓄積データ量が
16Kバイト未満であれば、リアルタイムエンコーダの
エンコードが終了したか否かを判定し(ステップ2
6)、未終了であればステップ25に戻る。CPU11
は、リアルタイムエンコーダによるエンコードが未終了
である間はステップ25と26を反復することことによ
り、FIFO13の蓄積データ量が16Kバイト以上に
なるのを待つ。
【0024】CPU11は、FIFO13の蓄積データ
量が16Kバイト以上になったことをステップ25で判
定すると、プログラムメモリ12から読出した転送命令
(1)をDMAC17に設定してこれを起動する(ステ
ップ27)。起動されたDMAC17は、FIFO13
からSRAM14に圧縮データを16Kバイトだけ転送
する。このデータ転送が終了すると、CPU11は、プ
ログラムメモリ12から読出した転送命令(2)をDM
AC17に設定してこれを起動する(ステップ28)。
起動されたDMAC17は、SRAM14からSCSI
C15に圧縮データを16Kバイトだけ転送する。この
データ転送が終了すると、CPU11はメインルーチン
に復帰する。
【0025】CPU11は、リアルタイムエンコーダの
エンコードの終了をステップ26で判定すると、FIF
O13に圧縮データが残存しているか否かを判定し(ス
テップ29)、残存していればプログラムメモリ12か
ら転送命令(3)を読出してこれをDMAC17に設定
し、起動する(ステップ30)。起動されたDMAC1
7は、FIFO13に残存する16Kバイト未満の圧縮
データをSRAM14に転送する。CPU11は、この
データ転送が終了すると、プログラムメモリ12から転
送命令(4)を読出してこれをDMAC17に設定し、
起動する(ステップ31)。起動されたDMAC17
は、SRAM14に残存する16Kバイト未満の圧縮デ
ータをSCSIC15に転送する。CPU11は、この
データ転送が終了すると、転送制御処理を終了する。F
IFO13に残存データが存在しない場合には、直ちに
ステップ31が実行される。
【0026】上記実施例において、圧縮画像データの転
送速度が従来装置に比べてどの程度増大したかを、8バ
イトの圧縮画像データを転送する場合を例にとり、図3
を参照して説明する。CPU11が実行するソフトウェ
アによるデータ転送の場合には、1回のデータ転送(1
バイト)に12クロック周期の時間を要するので、これ
を8回繰り返して8バイトのデータを転送するには96
クロック周期の時間が必要である。一方、DMAC17
を用いる本実施例では、CPU11がDMAC17を起
動するためのコマンドを発するのに8クロック周期の時
間が必要であるが、DMAC17が1バイトのデータを
転送するのに8クロック周期の時間で済むので、8バイ
トのデータ転送は64クロック周期の時間になる。従っ
て、DMAC17による8バイトのデータ転送は72ク
ロックになり、DMAC17を用いたほうが24クロッ
ク周期短い時間で転送が行える。
【0027】実際のホストインタフェース装置のデータ
転送では、SCSIC15は8バイトのバッファを利用
してホストコンピュータへデータを転送しているので、
16Kバイトのデータを転送するのに8バイトの転送を
2,048 回反復している。このことから、8バイトのデー
タを転送するだけでも24クロック周期の時間差がある
ので、これを2,048 回反復したときには49,152クロック
周期の時間を低減でき、データ転送速度が向上したこと
になる。
【0028】図4は、本実施例のインタフェース装置を
使ってデータ転送速度を測定し、従来装置のデータ転送
速度と比較した結果を表わした表である。図4に示すよ
うに、本発明のインタフェース装置によればデータ転送
速度が 3Mbps 以上になるので、MPEGリアルタイム
エンコーダを倍速CDーROMに対応させることができ
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、一
回の転送命令で一連のデータ転送処理を実行するDMA
コントローラを使用して、リアルタイムエンコーダとホ
ストコンピュータとの間の圧縮画像データの転送を緩衝
する構成であるから、プログラムメモリからの命令の読
出しや、圧縮画像データの転送に要する時間を低減でき
る。この結果、高速処理が可能であり、倍速CDーRO
Mにより再生する場合、高画質な動画像を提供できるM
PEGリアルタイムエンコーダとホストコンピュータ間
のインタフェース装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるリアルタイムエンコ
ーダのホストインタフェース装置の構成をリアルタイム
エンコーダとホストコンピュータと共に示すブロック図
である。
【図2】図1のCPU11が実行するデータ転送制御処
理の概要を示すフローチャートである。
【図3】上記実施例のホストインタフェース装置内のデ
ータ転送所要時間と従来装置内のデータ転送所要時間を
クロック周期を単位として比較して示す表である。
【図4】上記実施例ホストインタフェース装置内のデー
タ転送速度と従来装置内のデータ転送速度とを比較して
示す表である。
【図5】一般的なホストインタフェース装置を含むMP
EGリアルタイムエンコーダ応用システムの一例の模式
図である。
【図6】従来のホストインタフェース装置の構成を示す
ブロック図である。
【図7】図6のCPU41が実行するデータ転送制御処
理の概要を示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 CPU 12 プログラムメモリ 13 FIFO(第1のバッファメモリ) 14 SRAM(第2のバッファメモリ) 15 SCSIコントローラ( ホストインタフェース部) 16 システムバス 17 DMA コントローラ(DMA 転送制御部)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ供給源から供給されたデータを実
    時間性を保ちながら所定のアルゴリズムに従って圧縮す
    るリアルタイムエンコーダと、この圧縮データを処理す
    るホストコンピュータとの間に設置され、前記リアルタ
    イムエンコーダからホストコンピュータへの圧縮データ
    の転送を緩衝するホストインタフェース装置であって、 プログラムの実行により前記圧縮データの転送制御を行
    うCPUと、 前記リアルタイムエンコーダから転送されてくる圧縮デ
    ータを一時的に保持する第1のバッファメモリと、 この第1のバッファメモリよりも大きな容量を有しこの
    第1のバッファメモリから転送されてくる圧縮データを
    一時的に保持する第2のバッファメモリと、 このホストインタフェース装置と前記ホストコンピュー
    タとの間の通信を媒介するホストインタフェース部と、 前記第1のバッファメモリから前記第2のバッファメモ
    リへの圧縮データの転送と、前記第2のバッファメモリ
    から前記ホストインタフェース部への圧縮データの転送
    とを前記CPUの制御のもとに直接メモリアクセスの形
    式で実行するDMA転送制御部とを備えたことを特徴と
    するリアルタイムエンコーダのホストインタフェース装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記CPUは、圧縮データの転送元、転送先及び転送デ
    ータ量に関して予め定められている複数の組合せの一つ
    を、前記第1のバッファメモリ若しくは第2のバッファ
    メモリ内の圧縮データの蓄積量又は双方のバッファメモ
    リ内の圧縮データの蓄積量の組合せに関して予め定めら
    れている規則に従って選択し、この選択した組合せに従
    ったデータ転送を前記DMA転送制御部に行わせること
    を特徴とするリアルタイムエンコーダのホストインタフ
    ェース装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記DMA転送制御部は、前記第1,第2のバッファメ
    モリ内の圧縮データの蓄積量とアドレスを管理する手段
    を備えたことを特徴とするリアルタイムエンコーダのホ
    ストインタフェース装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3において、 前記DMA転送制御部は、前記CPUから起動される
    と、前記第1,第2のバッファメモリ内の蓄積データを
    確認した上で、データ転送を開始することを特徴とする
    リアルタイムエンコーダのホストインタフェース装置。
  5. 【請求項5】 データ供給源から供給されたデータを実
    時間性を保ちながら所定のアルゴリズムに従って圧縮す
    るリアルタイムエンコーダと、この圧縮データを処理す
    るホストコンピュータとの間に設置され、前記リアルタ
    イムエンコーダからホストコンピュータへの圧縮データ
    の転送を緩衝するホストインタフェース装置であって、 プログラムの実行により前記圧縮データの転送制御を行
    うCPUと、 前記リアルタイムエンコーダから転送されてくる圧縮デ
    ータを一時的に保持するバッファメモリと、 このホストインタフェース装置と前記ホストコンピュー
    タとの間の通信を媒介するホストインタフェース部と、 前記バッファメモリからホストインタフェース部への圧
    縮データの転送を前記CPUによる制御のもとに直接メ
    モリアクセスの形式で実行するDMA転送制御部とを備
    えたことを特徴とするリアルタイムエンコーダのホスト
    インタフェース装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記CPUは、圧縮データの転送元、転送先及び転送デ
    ータ量に関して予め定められている複数の組合せの一つ
    を、前記バッファメモリ内の圧縮データの蓄積量に関し
    て予め定められている規則に従って選択し、この選択し
    た組合せに従ったデータ転送を前記DMA転送制御部に
    行わせることを特徴とするリアルタイムエンコーダのホ
    ストインタフェース装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6において、 前記DMA転送制御部は、前記バッファメモリ内の圧縮
    データの蓄積量とアドレスとを管理する手段を備えたこ
    とを特徴とするリアルタイムエンコーダのホストインタ
    フェース装置。
  8. 【請求項8】 請求項5乃至7のそれぞれにおいて、 前記DMA転送制御部は、前記CPUから起動される
    と、前記バッファメモリ内の蓄積データを確認した上
    で、データ転送を開始することを特徴とするリアルタイ
    ムエンコーダのホストインタフェース装置。
JP17958294A 1994-07-07 1994-07-07 リアルタイムエンコーダのホストインタフェース装置 Withdrawn JPH0822430A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100440408B1 (ko) * 1997-07-29 2005-09-28 삼성전자주식회사 비디오 데이터의 변환방법 및 변환회로

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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