JPH04369269A - 光集積回路の製造方法 - Google Patents
光集積回路の製造方法Info
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- JPH04369269A JPH04369269A JP3170452A JP17045291A JPH04369269A JP H04369269 A JPH04369269 A JP H04369269A JP 3170452 A JP3170452 A JP 3170452A JP 17045291 A JP17045291 A JP 17045291A JP H04369269 A JPH04369269 A JP H04369269A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光の吸収,反射を低減
した高性能モノリシック光集積回路の製造方法に関する
ものである。
した高性能モノリシック光集積回路の製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】半導体モノリシック光集積回路は、少な
くとも2つの半導体光素子を同一基板上に集積した構成
を有している。個々の半導体光素子は受動素子でも良い
が、他の光集積回路、例えば石英基板上に構成した光集
積回路に比較した場合、半導体光集積回路では、能動素
子をモノリシックに集積できる点が大きな特長となって
いる。ここで、受動素子とは、導波路,フィルタ,変調
器等であり、能動素子とは、レーザ,光増幅器等である
。前者は、集積回路中を走る信号光に対してできるだけ
透明である必要があるため、使用される半導体材料の禁
制帯幅エネルギは、信号光エネルギより大きく取られる
。これに対して後者は、電子系から光信号系にエネルギ
を渡す必要があり、使用される半導体材料の禁制帯幅エ
ネルギは信号光エネルギの近傍に取られる。したがって
受動素子と能動素子とを含むモノリシック光集積回路を
製作するためには、禁制帯幅エネルギの異なる材料を同
一基板上に形成し、両者の間で光を結合させる必要があ
る。
くとも2つの半導体光素子を同一基板上に集積した構成
を有している。個々の半導体光素子は受動素子でも良い
が、他の光集積回路、例えば石英基板上に構成した光集
積回路に比較した場合、半導体光集積回路では、能動素
子をモノリシックに集積できる点が大きな特長となって
いる。ここで、受動素子とは、導波路,フィルタ,変調
器等であり、能動素子とは、レーザ,光増幅器等である
。前者は、集積回路中を走る信号光に対してできるだけ
透明である必要があるため、使用される半導体材料の禁
制帯幅エネルギは、信号光エネルギより大きく取られる
。これに対して後者は、電子系から光信号系にエネルギ
を渡す必要があり、使用される半導体材料の禁制帯幅エ
ネルギは信号光エネルギの近傍に取られる。したがって
受動素子と能動素子とを含むモノリシック光集積回路を
製作するためには、禁制帯幅エネルギの異なる材料を同
一基板上に形成し、両者の間で光を結合させる必要があ
る。
【0003】従来より、禁制帯幅エネルギの異なる材料
を同一基板上に形成する第1の方法は、突き合わせ結合
法(バットジョイント法)と呼ばれる方法で、半導体基
板の面に平行な方向で光結合を行う。この方法をレーザ
と導波路との集積を例として図7に断面構造で示す。図
において、基板4に共通クラッド層3,レーザ活性層1
1,レーザクラッド層31を成長させた後、突き合わせ
結合部2でメサ加工によりレーザ活性層11,レーザク
ラッド層31の一部を取り除き、レーザ活性層11と異
なる禁制帯幅エネルギをもつ導波路コア層12次いで導
波路クラッド層32を埋め込み成長する。
を同一基板上に形成する第1の方法は、突き合わせ結合
法(バットジョイント法)と呼ばれる方法で、半導体基
板の面に平行な方向で光結合を行う。この方法をレーザ
と導波路との集積を例として図7に断面構造で示す。図
において、基板4に共通クラッド層3,レーザ活性層1
1,レーザクラッド層31を成長させた後、突き合わせ
結合部2でメサ加工によりレーザ活性層11,レーザク
ラッド層31の一部を取り除き、レーザ活性層11と異
なる禁制帯幅エネルギをもつ導波路コア層12次いで導
波路クラッド層32を埋め込み成長する。
【0004】また、第2の方法は、図8に示すように1
本の連続した導波路のコア部に近接させて能動素子を配
置し、半導体基板面に垂直な方向で光結合を行う方法で
ある。この場合には、クラッド層3を介して導波路コア
層12,レーザ活性層11を順次成長した後、レーザ活
性層11,レーザクラッド層31の一部をエッチングに
より取り除く。
本の連続した導波路のコア部に近接させて能動素子を配
置し、半導体基板面に垂直な方向で光結合を行う方法で
ある。この場合には、クラッド層3を介して導波路コア
層12,レーザ活性層11を順次成長した後、レーザ活
性層11,レーザクラッド層31の一部をエッチングに
より取り除く。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た第1の方法によると、突き合わせ結合部2で禁制帯幅
、したがって屈折率が急峻に変化するので、結合部2で
の反射並びに散乱を低減することが困難である。また、
再成長を行う際にクラッド層3の一部がマストランスポ
ート現象により突き合わせ結合部2の導波路コア部に輸
送され、結合効率を著しく低下させる等の問題があった
。さらに前述した第2の方法によると、導波路コア部か
ら染み出すエバネセント光を介して光結合を実現するた
め、強い結合が得られないという問題があった。
た第1の方法によると、突き合わせ結合部2で禁制帯幅
、したがって屈折率が急峻に変化するので、結合部2で
の反射並びに散乱を低減することが困難である。また、
再成長を行う際にクラッド層3の一部がマストランスポ
ート現象により突き合わせ結合部2の導波路コア部に輸
送され、結合効率を著しく低下させる等の問題があった
。さらに前述した第2の方法によると、導波路コア部か
ら染み出すエバネセント光を介して光結合を実現するた
め、強い結合が得られないという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、反射,散乱の極めて少ない突き合わ
せ結合を、再成長を行うことなく実現するために量子井
戸構造を用い、かつこの量子井戸構造の実効禁制帯幅エ
ネルギが予め半導体基板上に形成しておいた選択成長マ
スクの形状により、制御可能であることを利用するもの
である。
るために本発明は、反射,散乱の極めて少ない突き合わ
せ結合を、再成長を行うことなく実現するために量子井
戸構造を用い、かつこの量子井戸構造の実効禁制帯幅エ
ネルギが予め半導体基板上に形成しておいた選択成長マ
スクの形状により、制御可能であることを利用するもの
である。
【0007】
【作用】一般に酸化膜あるいは 窒化膜を選択成長マス
クとした有機金属気相成長法等においては、選択成長マ
スク上に飛来した原料分子の一部は再度気相中に脱離す
るが、残りは分解し、あるいは未分解のままマスク上を
拡散し、マスクで覆われずに半導体基板が現れている部
分に到達してエピタキシャル成長に寄与する。したがっ
て供給量を空間的に一様に保つと、成長領域の近傍にマ
スクがある場合は無い場合に比べて主にIII族元素の
供給量が多くなるため、厚い半導体層が成長する。また
、混晶組成もマスクの存在により影響を受け、例えばI
nxGa1−xAs混晶の組成Xは大きくなる。これら
の効果は、マスクまでの距離が小さく、マスクの面積が
大きいほど大きくなる。一方、量子井戸構造の実効禁制
帯幅エネルギは、井戸層と障壁層のそれぞれの禁制帯幅
エネルギと厚さに依存するが、主として井戸層の禁制帯
幅エネルギと厚さに依存する。例えば井戸層の厚さの増
大とともに低エネルギとなる。したがって選択成長マス
クを施した基板上に有機金属気相成長法等により量子井
戸構造を成長させれば、主として井戸層の禁制帯幅エネ
ルギと井戸層厚の面内分布により、量子井戸構造の実効
禁制帯幅エネルギが異なる領域を同一基板上に1回の成
長のみで形成できる。また、分子線エピタキシー法では
、拡散距離は、有機金属気相成長法等に比べて拡散距離
が小さいが、分子線エピタキシー法の一種であるマイグ
レーションエンハンストエピタキシー法等を用いれば表
面拡散が促進され、上記の作用が利用できる。
クとした有機金属気相成長法等においては、選択成長マ
スク上に飛来した原料分子の一部は再度気相中に脱離す
るが、残りは分解し、あるいは未分解のままマスク上を
拡散し、マスクで覆われずに半導体基板が現れている部
分に到達してエピタキシャル成長に寄与する。したがっ
て供給量を空間的に一様に保つと、成長領域の近傍にマ
スクがある場合は無い場合に比べて主にIII族元素の
供給量が多くなるため、厚い半導体層が成長する。また
、混晶組成もマスクの存在により影響を受け、例えばI
nxGa1−xAs混晶の組成Xは大きくなる。これら
の効果は、マスクまでの距離が小さく、マスクの面積が
大きいほど大きくなる。一方、量子井戸構造の実効禁制
帯幅エネルギは、井戸層と障壁層のそれぞれの禁制帯幅
エネルギと厚さに依存するが、主として井戸層の禁制帯
幅エネルギと厚さに依存する。例えば井戸層の厚さの増
大とともに低エネルギとなる。したがって選択成長マス
クを施した基板上に有機金属気相成長法等により量子井
戸構造を成長させれば、主として井戸層の禁制帯幅エネ
ルギと井戸層厚の面内分布により、量子井戸構造の実効
禁制帯幅エネルギが異なる領域を同一基板上に1回の成
長のみで形成できる。また、分子線エピタキシー法では
、拡散距離は、有機金属気相成長法等に比べて拡散距離
が小さいが、分子線エピタキシー法の一種であるマイグ
レーションエンハンストエピタキシー法等を用いれば表
面拡散が促進され、上記の作用が利用できる。
【0008】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に
説明する。
説明する。
【0009】(実施例1)図1に本発明の第1の実施例
を多重量子井戸(MQW)レーザとMQW光導波路の集
積を例として示す。この組み合わせの集積素子は、極短
パルス発生等の応用が期待されているモードロックレー
ザの基本構造であるが、レーザと導波路の接続部での反
射の低減が素子特性に大きく影響すると考えられている
。幅および間隔がともに100μmで長さが300μm
のストライプ状酸化膜5で部分的に覆われたn−InP
基板4上に、まずn−InPクラッド層を0.1μm次
いで5〜7nmのInGaAsを井戸層とし波長1.3
μm相当のInGaAsP10nmを障壁層とする量子
井戸構造6層からなる活性層,波長1.3μm相当のI
nGaAsPガイド層0.1μm,最後にp−InP上
部クラッド層を1μm成長させた。成長厚さはいずれも
選択マスクパターンが無い基板上もしくは選択マスクパ
ターンから十分に離れた場所において得られる値である
。この構造では、量子井戸構造部分をコアとし、InP
をクラッドとする導波路が形成されている。酸化膜5で
囲まれた領域6と回りに酸化膜5の無い領域7を結ぶ線
上の各点でフォトルミネッセンス測定を実施し、禁制帯
幅エネルギに対応するピーク波長を示したのが図2であ
る。図2から明かなように100μmの範囲内でピーク
波長は1.54μmから1.48μmに滑らかに変化し
ている。屈折率も同様な傾向を示した。遷移領域の長さ
はストライプ状酸化膜5の間隔にほぼ比例して小さくな
った。すなわち1回の成長で基板面内方向に滑らかに接
続する導波路構造が得られた。
を多重量子井戸(MQW)レーザとMQW光導波路の集
積を例として示す。この組み合わせの集積素子は、極短
パルス発生等の応用が期待されているモードロックレー
ザの基本構造であるが、レーザと導波路の接続部での反
射の低減が素子特性に大きく影響すると考えられている
。幅および間隔がともに100μmで長さが300μm
のストライプ状酸化膜5で部分的に覆われたn−InP
基板4上に、まずn−InPクラッド層を0.1μm次
いで5〜7nmのInGaAsを井戸層とし波長1.3
μm相当のInGaAsP10nmを障壁層とする量子
井戸構造6層からなる活性層,波長1.3μm相当のI
nGaAsPガイド層0.1μm,最後にp−InP上
部クラッド層を1μm成長させた。成長厚さはいずれも
選択マスクパターンが無い基板上もしくは選択マスクパ
ターンから十分に離れた場所において得られる値である
。この構造では、量子井戸構造部分をコアとし、InP
をクラッドとする導波路が形成されている。酸化膜5で
囲まれた領域6と回りに酸化膜5の無い領域7を結ぶ線
上の各点でフォトルミネッセンス測定を実施し、禁制帯
幅エネルギに対応するピーク波長を示したのが図2であ
る。図2から明かなように100μmの範囲内でピーク
波長は1.54μmから1.48μmに滑らかに変化し
ている。屈折率も同様な傾向を示した。遷移領域の長さ
はストライプ状酸化膜5の間隔にほぼ比例して小さくな
った。すなわち1回の成長で基板面内方向に滑らかに接
続する導波路構造が得られた。
【0010】酸化膜5の幅と間隔をともに10μmとし
、p−InP上部クラッド層を成長後、p−InGaA
sPオーミック接触層を成長し、領域6から領域7の方
向に幅4μmのリッジ導波路8を形成し、全長約2mm
の導波路付MQWレーザを製作した。レーザの閾値電流
は10mAであり、接合部での反射に起因する複合キャ
ビティ効果は見られず、また、同一ウエハ上の各素子間
でのばらつきも極めて少ない等本発明の集積化法が有効
であることが示された。
、p−InP上部クラッド層を成長後、p−InGaA
sPオーミック接触層を成長し、領域6から領域7の方
向に幅4μmのリッジ導波路8を形成し、全長約2mm
の導波路付MQWレーザを製作した。レーザの閾値電流
は10mAであり、接合部での反射に起因する複合キャ
ビティ効果は見られず、また、同一ウエハ上の各素子間
でのばらつきも極めて少ない等本発明の集積化法が有効
であることが示された。
【0011】(実施例2)2つの領域の禁制帯幅エネル
ギは、ストライプ状酸化膜5の間隔で調整することが可
能である。これを図3に示す。図において、領域9は、
領域10に対して小さい禁制帯幅エネルギを持つので、
領域9にMQWレーザ,領域10にMQW光導波路を構
成できる。
ギは、ストライプ状酸化膜5の間隔で調整することが可
能である。これを図3に示す。図において、領域9は、
領域10に対して小さい禁制帯幅エネルギを持つので、
領域9にMQWレーザ,領域10にMQW光導波路を構
成できる。
【0012】(実施例3)図4に示すようにストライプ
状酸化膜5の間隔は一定とし、幅を変えることによって
も同様の効果を期待できる。この場合は、領域11は領
域12に対して大きい禁制帯幅エネルギを持つので、領
域11にMQW光導波路,領域12にMQWレーザを構
成できる。
状酸化膜5の間隔は一定とし、幅を変えることによって
も同様の効果を期待できる。この場合は、領域11は領
域12に対して大きい禁制帯幅エネルギを持つので、領
域11にMQW光導波路,領域12にMQWレーザを構
成できる。
【0013】(実施例4)本発明の実施例4は、酸化膜
5に代えて図5に示すように微細な酸化膜のラインアン
ドスペースパターン13,14を施す方法である。拡散
距離がラインアンドスペースのピッチに比べて十分大き
い場合は、第1の実施例と同様な効果が期待できる。領
域15,16の実効禁制帯幅エネルギは、ラインアンド
スペースのスペースファクタに依存し、本実施例では、
ラインアンドスペースパターン13のスペースファクタ
の方がラインアンドスペースパターン14のそれより大
きいので、領域15の方が領域16より小さい禁制帯幅
エネルギとなる。したがって領域15にMQWレーザ,
領域16にMQW光導波路を構成できる。
5に代えて図5に示すように微細な酸化膜のラインアン
ドスペースパターン13,14を施す方法である。拡散
距離がラインアンドスペースのピッチに比べて十分大き
い場合は、第1の実施例と同様な効果が期待できる。領
域15,16の実効禁制帯幅エネルギは、ラインアンド
スペースのスペースファクタに依存し、本実施例では、
ラインアンドスペースパターン13のスペースファクタ
の方がラインアンドスペースパターン14のそれより大
きいので、領域15の方が領域16より小さい禁制帯幅
エネルギとなる。したがって領域15にMQWレーザ,
領域16にMQW光導波路を構成できる。
【0014】以上の実施例では、MQWレーザとMQW
光導波路の集積を例としたが、他の能動素子,受動素子
でも良いことは言うまでもない。
光導波路の集積を例としたが、他の能動素子,受動素子
でも良いことは言うまでもない。
【0015】(実施例5)実施例4において、拡散距離
がラインアンドスペースのピッチ並びに領域15あるい
は 領域16の幅と同程度の場合には、領域15あるい
は 領域16の実効禁制帯幅エネルギはラインアンドス
ペースの周期で変調を受けた構造となる。分子線エピタ
キシー法のように拡散距離が短い場合には、光学グレー
ティングの周期に近い構造が可能であり、1回の成長の
みで光導波路の一部にグレーティングフィルタを集積で
きる。
がラインアンドスペースのピッチ並びに領域15あるい
は 領域16の幅と同程度の場合には、領域15あるい
は 領域16の実効禁制帯幅エネルギはラインアンドス
ペースの周期で変調を受けた構造となる。分子線エピタ
キシー法のように拡散距離が短い場合には、光学グレー
ティングの周期に近い構造が可能であり、1回の成長の
みで光導波路の一部にグレーティングフィルタを集積で
きる。
【0016】(実施例6)本発明の第6の実施例では、
図6に示す選択マスクを用いる。この場合には、領域1
7は領域18の方向に向かって徐々に実効禁制帯幅エネ
ルギが大きくなる構造が得られる。このような構造は、
スーパールミネッセントダイオードの発光波長幅の拡大
に極めて有効である。領域18は領域17を導波する光
に対して透明であるから、導波路付スーパールミネッセ
ントダイオードが1回のエピタキシャル成長で得られる
。
図6に示す選択マスクを用いる。この場合には、領域1
7は領域18の方向に向かって徐々に実効禁制帯幅エネ
ルギが大きくなる構造が得られる。このような構造は、
スーパールミネッセントダイオードの発光波長幅の拡大
に極めて有効である。領域18は領域17を導波する光
に対して透明であるから、導波路付スーパールミネッセ
ントダイオードが1回のエピタキシャル成長で得られる
。
【0017】また、前述した実施例において、InP基
板の全面に形成された絶縁膜とInP基板との間に同じ
く全面にInGaAsの薄層(例えば50nm以下)を
設け、絶縁膜のフォトリソグラフィ後、そのエッチング
ダメージを受けているInGaAs層を除去することに
より、ダメージフリーなInP表面を露出させることに
より高品質な選択成長層を形成することができる。
板の全面に形成された絶縁膜とInP基板との間に同じ
く全面にInGaAsの薄層(例えば50nm以下)を
設け、絶縁膜のフォトリソグラフィ後、そのエッチング
ダメージを受けているInGaAs層を除去することに
より、ダメージフリーなInP表面を露出させることに
より高品質な選択成長層を形成することができる。
【0018】なお、前述した実施例においては、InG
aAsP系材料を例として説明したが、GaAlAs系
,InGaAlAs系でも同様な効果が得られることは
言うまでもない。また、絶縁膜としては、酸化膜,窒化
膜等の選択成長マスクになる材料であれば何でも良い。
aAsP系材料を例として説明したが、GaAlAs系
,InGaAlAs系でも同様な効果が得られることは
言うまでもない。また、絶縁膜としては、酸化膜,窒化
膜等の選択成長マスクになる材料であれば何でも良い。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、再
成長を行うことなく、1回の成長で能動素子と受動素子
を接続・集積化することが可能となるので、製作工程が
簡略化されて歩留まりが高く、さらに接続部の屈折率が
滑らかに変化させることができるので、反射,散乱損失
を少なく保ったまま、多数の素子の集積化が容易となる
等の極めて優れた効果が得られる。
成長を行うことなく、1回の成長で能動素子と受動素子
を接続・集積化することが可能となるので、製作工程が
簡略化されて歩留まりが高く、さらに接続部の屈折率が
滑らかに変化させることができるので、反射,散乱損失
を少なく保ったまま、多数の素子の集積化が容易となる
等の極めて優れた効果が得られる。
【図1】本発明による光集積回路の製造方法の第1の実
施例を説明する図である。
施例を説明する図である。
【図2】第1の実施例における禁制帯幅エネルギの変化
の実測例を示す図である。
の実測例を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施例を説明する図である。
【図4】本発明の第3の実施例を説明する図である。
【図5】本発明の第4の実施例および第5の実施例を説
明する図である。
明する図である。
【図6】本発明の第6の実施例を説明する図である。
【図7】従来の光集積回路の製造方法の第1の方法を説
明する図である。
明する図である。
【図8】従来の光集積回路の製造方法の第2の方法を説
明する図である。
明する図である。
11 レーザ活性層
12 導波路コア層
2 突き合わせ結合部
21 結合光
3 クラッド層
31 クラッド層
32 クラッド層
4 基板
5 酸化膜
6 禁制帯幅エネルギが小となる領域7
禁制帯幅エネルギが大となる領域8 リッジ型導
波路
禁制帯幅エネルギが大となる領域8 リッジ型導
波路
Claims (6)
- 【請求項1】 絶縁膜により選択成長マスクが形成さ
れた半導体基板上に行う選択エピタキシャル成長におい
て、前記選択エピタキシャル成長層に少なくとも1層の
量子井戸構造を含み、前記選択成長マスクとして平行に
配置された2本のストライプ状絶縁膜を1組として基本
マスクを構成し、前記基本マスクと選択成長マスクの無
い領域との組み合わせを用いることを特徴とする光集積
回路の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1において、前記絶縁膜の幅と
間隙の一方が異なる少なくとも2つの基本マスクを間隙
の中心線を一直線上に配置した組み合わせを用いること
を特徴とする光集積回路の製造方法。 - 【請求項3】 請求項1において、前記絶縁膜の幅と
間隙の両方が異なる少なくとも2つの基本マスクを間隙
の中心線を一直線上に配置した組み合わせを用いること
を特徴とする光集積回路の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1において、前記絶縁膜が複数
の微細絶縁膜ストライプで形成され、前記微細絶縁膜ス
トライプのラインアンドスペースが異なることを特徴と
する光集積回路の製造方法。 - 【請求項5】 請求項1において、前記絶縁膜が間隙
間の対向距離が異なる非平行配置した組み合わせを用い
ることを特徴とする光集積回路の製造方法。 - 【請求項6】 請求項1〜請求項5のいずれかにおい
て、前記半導体基板上にInGaAs層を有する基板を
用い、前記InGaAs層を選択エッチングする工程を
選択エピタキシャル成長工程の前に設けたことを特徴と
する光集積回路の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3170452A JPH04369269A (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 光集積回路の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3170452A JPH04369269A (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 光集積回路の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04369269A true JPH04369269A (ja) | 1992-12-22 |
Family
ID=15905197
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3170452A Pending JPH04369269A (ja) | 1991-06-17 | 1991-06-17 | 光集積回路の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04369269A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0606093A2 (en) * | 1993-01-07 | 1994-07-13 | Nec Corporation | Semiconductor optical integrated circuits and method for fabricating the same |
JPH0818147A (ja) * | 1994-06-27 | 1996-01-19 | Nec Corp | 半導体光集積デバイスおよびその製造方法 |
-
1991
- 1991-06-17 JP JP3170452A patent/JPH04369269A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0606093A2 (en) * | 1993-01-07 | 1994-07-13 | Nec Corporation | Semiconductor optical integrated circuits and method for fabricating the same |
EP0606093A3 (en) * | 1993-01-07 | 1994-10-19 | Nec Corp | Integrated semiconductor optical device and manufacturing method. |
US5565693A (en) * | 1993-01-07 | 1996-10-15 | Nec Corporation | Semiconductor optical integrated circuits |
US5770466A (en) * | 1993-01-07 | 1998-06-23 | Nec Corporation | Semiconductor optical integrated circuits and method for fabricating the same |
JPH0818147A (ja) * | 1994-06-27 | 1996-01-19 | Nec Corp | 半導体光集積デバイスおよびその製造方法 |
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