JPH04368813A - 押出成形体の製造方法 - Google Patents

押出成形体の製造方法

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JPH04368813A
JPH04368813A JP14574791A JP14574791A JPH04368813A JP H04368813 A JPH04368813 A JP H04368813A JP 14574791 A JP14574791 A JP 14574791A JP 14574791 A JP14574791 A JP 14574791A JP H04368813 A JPH04368813 A JP H04368813A
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extrusion molding
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fabric
extrusion molded
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Kagao Watai
渡井 加賀雄
Toshihiko Mita
利彦 三田
Kiyoshi Kamiya
清志 神谷
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高強度の無機質押出成
形体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】無機質押出成形体は、生地を構成する材
料を混練し、任意の形状の口金から押出し成形するもの
で、長尺の中空断面材などを能率よく製造することがで
きる。このような無機質押出成形体は、強度を必要とす
るスラブ等として用いる場合、プレストレスを導入する
ことが知られている。例えば特願昭61−184473
号公報には、溝つきのスラブを押出成形しておき、この
溝にPC鋼材を埋込んでプレストレスを導入する技術が
開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、押
出成形工程及びPC鋼材埋込工程の2つの工程を要し、
製造手間がかかる問題がある。また、PC鋼材の端部緊
張材を取外すことができない。本発明はこのような問題
点を解決した高強度の押出成形体の製造方法を容易に製
造する方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は熱可塑性樹脂を
塗布した補強材を成形体の生地中に挿入しながら無機質
押出成形体を押出成形し、この押出成形品の生地の強度
が所定値に到達するまで養生した後、前記補強材を緊張
し、次いで押出成形体を高温養生し強度の向上及び熱可
塑性樹脂を介し、生地と補強材との緊密な接着を図るこ
とを特徴とする押出成形体の製造方法である。
【0005】本発明に用いる熱可塑性樹脂は、押出成形
体の高温養生温度、例えばオートクレーブ養生(約18
0℃)において溶融状態を呈し、押出成形体生地及び補
強材の両者と強固に結合する素材を用いる。このような
熱可塑性樹脂としてはポリ塩化ビニル、ポリビニルホル
マール、ポリスチレン、スチレン・アクリロニトリル共
重合体、ABS、ポリプロピレン、変性アクリル、フェ
ノキシを用いることができる。
【0006】
【作用】本発明では押出成形時に同時に補強材を押出成
形品内に挿入し、高温養生により、補強材と押出成形体
の生地とを密着させる。従って、(a)  溝を形成す
る必要がなく、別途にPC鋼材を溝に嵌め込む工程も不
要である。
【0007】(b)  高温養生により押出成形体の生
地の高強度化を図ると共に、PC鋼材に塗布した熱可塑
性樹脂を溶着させてPC鋼材と押出成形体の生地とを密
着させる。この密着により、補強材に取付けた緊張用の
部材を取外すことができる。従って、緊張用の部材とし
て押出成形体の両端の成形体内に複雑な構造を形成する
必要がなく、成形体両端の成形体外部において緊張を行
い、最終的にはこれらを取外すことによって、成形体両
端部の形状を使用目的に適合した形の部材とすることが
でき、本発明による押出成形体の汎用性を高めることが
できる。
【0008】
【実施例】図1に本発明の実施例の押出成形体1の縦断
面図を示した。セメント45重量%、珪砂15重量%、
細骨材24重量%、石綿15重量%、増粘剤1重量%か
らなる無機質押出成形体1に、熱可塑性樹脂3として変
性アクリル樹脂を用い、これをコーテイングした補強材
2としてPC鋼棒を押出成形時に挿入し、所定の長さで
切断した。20℃、RH95%の恒温恒湿槽にて12時
間養生した後、支圧板4を介してナットを締め、緊張し
た。次に、180℃×5時間のオートクレーブ養生を施
し、常温後、緊張材(ナット5及び支圧板4)を取外し
高強度押出成形体1を取得した。
【0009】このようにして製造した実施例と、補強材
を挿入しない比較例について、3点曲げ試験を行った。 供試体の断面係数は26.7cm3 、スパン40cm
、中央一線載荷し、ひび割れ発生荷重を測定した。測定
結果、比較例のひび割れ発生荷重は466kgfである
のに対し、実施例では692kgfとなった。すなわち
、実施例のPC鋼材を挿入し緊張したものは、比較例の
プレストレス無しのものに比べ、ひび割れ発生荷重が、
1.5倍になり高強度を必要とするスラブ等に十分使用
可能となった。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば、無機質押出成形体の高
温養生過程において、熱可塑性樹脂を介して生地と補強
材とを緊密に密着させることができ、高強度の押出成形
品を容易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の縦断面図である。
【符号の説明】
1    押出成形体               
     2    補強材3    熱可塑性樹脂 
                 4    支圧板
5    ナット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  熱可塑性樹脂を塗布した補強材を成形
    体の生地中に挿入しながら無機質押出成形体を押出成形
    し、該押出成形品の生地の強度が所定値に到達するまで
    養生した後、前記補強材を緊張し、次いで押出成形体を
    高温養生し強度の向上及び前記熱可塑性樹脂を介し、生
    地と補強材との緊密な接着を図ることを特徴とする押出
    成形体の製造方法。
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