JPH04368692A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH04368692A
JPH04368692A JP3144708A JP14470891A JPH04368692A JP H04368692 A JPH04368692 A JP H04368692A JP 3144708 A JP3144708 A JP 3144708A JP 14470891 A JP14470891 A JP 14470891A JP H04368692 A JPH04368692 A JP H04368692A
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JP
Japan
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monitor
original
amplifier
line pair
bit line
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JP3144708A
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English (en)
Inventor
Kenji Tomiue
健司 冨上
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体記憶装置に関
し、特にその消費電力の低減化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のダイナミックRAM(D
RAM)の構成を示す回路図である。同図に示すように
、マトリクス状に配置されたメモリセル1(図4では1
個のみ示す)がそれぞれ対応の行線であるワード線WL
及び対応の列線であるビット線BLに接続される。ビッ
ト線BLは、互いに相補関係にあるビット線バーBLと
により1組のビット線対を構成する。
【0003】ビット線対BL,バーBL間にセンスアン
プ(S/A)2が設けられ、センスアンプ2は、センス
アンプ駆動回路3からの駆動信号S3により活性/非活
性が制御され、活性化するとビット線対BL,バーBL
間の電位差を検出し、一方をHレベルに他方をLレベル
に増幅する。また、センスアンプ駆動回路3は制御信号
φSに基づき駆動信号S3を発生する。
【0004】ビット線対BL,バーBLはトランスファ
ゲートT1,T2を介してそれぞれI/O線対I/O,
バーI/Oに接続される。なお、トランスファゲートT
1,T2のゲートにはコラムデコーダ(図示せず)のコ
ラム出力信号線CYが共通に接続される。
【0005】I/O線対I/O,バーI/Oにはカレン
トミラー(CM)型の増幅器であるプリアンプ4が接続
される。図6はプリアンプ4の内部構成を示す回路図で
ある。同図に示すようにプリアンプ4はPMOSトラン
ジスタT11,T12及びNMOSトランジスタT13
〜T15より構成されており、電源VccとNMOSト
ランジスタT15のドレインとの間に、直列に接続され
たPMOSトランジスタT11及びNMOSトランジス
タT13が介挿されるとともに、直列に接続されたPM
OSトランジスタT12及びNMOSトランジスタT1
4が介挿される。そして、NMOSトランジスタT14
、T13それぞれのゲートにはI/O線I/O、I/O
線バーI/Oが接続され、NMOSトランジスタT15
のゲートには制御信号φAが印加される。さらに、Pチ
ャネルトランジスタT11のゲート、PMOSトランジ
スタT12のゲート及びドレインが共通に接続される。
【0006】このようなカレントミラー構成のプリアン
プ4は、Hレベルの制御信号φAが印加されると、NM
OSトランジスタT15がオンすることにより活性化状
態となり、NMOSトランジスタT14のゲート及びN
MOSトランジスタT13のゲートにそれぞれ付与され
るI/O線対I/O及びバーI/Oの電位差に基づき、
NMOSトランジスタT13及びT14のうち一方がオ
ンし他方がオフすることにより、Pチャネルトランジス
タT11のドレインとNMOSトランジスタT13のド
レインとの間のノードN1より得られる電位を増幅出力
S4として出力する。すなわち、I/O線I/Oの電位
がI/O線バーI/Oより高ければHレベルを、I/O
線I/Oの電位がI/O線バーI/Oより低ければLレ
ベルを、増幅出力S4として出力する。
【0007】このプリアンプ4の増幅出力S4はクロッ
クドインバータ5の入力部に与えられる。クロックドイ
ンバータ5は、電源,接地レベル間に、PMOSトラン
ジスタT3,T4、NMOSトランジスタT5,T6を
直列に接続することにより構成される。そして、トラン
ジスタT3及びT6のゲートにはクロックφP及び反転
クロックバーφPがそれぞれ印加され、入力部であるト
ランジスタT4及びT5のゲートにはプリアンプ4の増
幅出力S4が印加される。このクロックドインバータ5
の出力部であるPMOSトランジスタT4のドレイン,
NMOSトランジスタT5のドレイン間のノードN5よ
り得られる電位がインバータ出力S5となる。
【0008】このような構成のクロックドインバータ5
は、クロックφPがLの時に活性化し、増幅出力S4を
反転してインバータ出力S5を、ラッチ6の入力部であ
るインバータ7の入力に与える。一方、クロックφPが
Hの時に非活性状態となり、プリアンプ4,ラッチ6間
を電気的に遮断する。
【0009】ラッチ6はインバータ7,8のループ接続
により構成され、入力部に取り込まれるH,Lレベルを
ラッチし、その反転値をラッチ出力S6として、出力部
であるインバータ7の出力からメインアンプ(MA)9
に出力する。メインアンプ9はラッチ出力S6を増幅し
て出力端子10から出力データDOを出力する。
【0010】図7は、図5及び図6で示したDRAMの
読み出し動作を示すタイミング図である。以下、同図を
参照してその読み出し動作について説明する。なお、図
7では、列アドレスストローブ信号バーCAS、ライト
イネーブル信号バーWE、アドレス(行アドレス,列ア
ドレス)信号、入力データDI及び出力データDOは省
略している。
【0011】同図を参照して、列アドレスストローブ信
号バーRASが立ち下がると、行アドレス信号により選
択されたワード線WLがHレベルに立ち上がり、このワ
ード線WLに接続されたメモリセル1が対応のビット線
BLと電気的に接続される。ここで選択されたメモリセ
ル1に“0”が書き込まれているとする。
【0012】すると、同一電位にプリチャージされてい
たビット線対BL,バーBLのうち、“0”が書き込ま
れたメモリセル1に接続されたビット線BLの電位のみ
が僅かに下降し、ビット線バーBLはプリチャージ電位
を維持するため、ビット線対BL,バーBL間に微小電
位差が生じる。そして、制御信号φSのHレベル立ち上
がりに伴いセンスアンプ駆動回路3の出力信号S3がH
レベルとなり、センスアンプ2が活性化される。その結
果、センスアンプ2により、ビット線対BL,バーBL
間の微小電位差がH,Lレベルに増幅される。
【0013】そして、列アドレス信号に基づきコラム出
力信号線CYが選択的にHレベルに立ち上げられると、
ビット線対BL,バーBLとI/O線対I/O,バーI
/Oとが電気的に接続され、ビット線対BL,バーBL
の電位差がそのままI/O線対I/O,バーI/Oに現
れる。
【0014】その後、クロックφP(反転クロックφP
)がL(H)に立ち下(上)がることによりクロックド
インバータ5が活性状態になり、続いて、制御信号φA
がHレベルに立ち上がることにより、プリアンプ4が活
性状態になる。このとき、I/O線対I/O,バーI/
Oそれぞれの電位は、I/O線I/O<I/O線バーI
/Oの関係にあるため、プリアンプ4はLレベルの増幅
出力S4を出力し、この増幅出力S4がクロックゴイン
バータ5及びラッチ6を介することにより、Lレベルの
ラッチ出力S6としてメインアンプ9に出力される。
【0015】その後、図7では図示しないが、メインア
ンプ9によりラッチ出力S6が増幅されて出力データD
Oとして出力端子10から出力されることにより、読み
出し動作が完了する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】読み出し動作において
、プリアンプ4は制御信号φAがオン状態である期間T
Aにおいて活性状態であり、この期間中、NMOSトラ
ンジスタT13及び14のうち一方が必ずオンするため
、電源Vcc,接地レベル間に、PMOSトランジスタ
T11,NMOSトランジスタT13及びT15を介し
た電流経路あるいはPMOSトランジスタT12,NM
OSトランジスタT14及びT15を介した電流経路が
形成されことにより、常に電源Vccから接地レベルに
かけて貫通電流が流れる。
【0017】この貫通電流は消費電力の増大を招くため
、プリアンプ4の活性期間TAを短くする方が望ましい
。しかしながら、製造プロセスにおける各工程のバラツ
キにより、トランスファゲートT1、T2等のトランジ
スタの閾値電圧が正常値より若干高くなる等の動作パラ
メータに変動が生じる場合がある。このような場合でも
プリアンプ4が正常に増幅動作を行えるように、ある程
度余裕をもって活性期間TAを設定する必要があるため
、プリアンプ4の活性期間TAは遅延回路等を用いて、
実際に増幅動作に必要な期間以上に設定される。
【0018】従来のダイナミックRAMは、以上の様に
構成されているので、CM型増幅器であるプリアンプ4
の活性期間TAは、余裕をもって設定する必要性から、
必要最小限に短く設定することができなかった。その結
果、プリアンプの活性期間が長くなる分、プリアンプ4
の動作中に流れる貫通電流量が余分に流れるため、消費
電力が増大するという問題点があった。
【0019】この発明は、上記の問題点を解消するため
になされたもので、消費電力を必要最小限に抑えた半導
体記憶装置を得ることを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる半導体
記憶装置は、データを記憶する本来のメモリセルと、読
み出し時に、選択された前記メモリセルに電気的に接続
されることにより、該メモリセルの記憶内容に基づき、
その一方と他方との間に電位差が生じる本来のビット線
対と、読み出し時に、前記ビット線対に電気的に接続さ
れ、前記ビット線対の電位差を増幅して読み出しデータ
を出力する本来のセンスアンプと、読み出し時に、前記
ビット線対に電気的に接続される本来のI/O線対と、
読み出し時に、前記I/O線対間の電位差を増幅する本
来の増幅器とからなる本来の読み出し経路と、各々が前
記本来の読み出し経路における対応の構成部と同一条件
で構成されたモニタ用メモリセル、モニタ用ビット線、
モニタ用センスアンプ、モニタ用I/O線、モニタ用増
幅器とからなり、前記本来の読み出し経路と等価な動作
を行うモニタ用読み出し経路と、前記モニタ用増幅器の
増幅出力に基づき、前記本来の増幅器の活性状態を制御
する増幅器制御手段とを備えて構成されている。
【0021】
【作用】この発明における増幅器制御手段は、本来の読
み出し経路と同一条件で設けられたモニタ用読み出し経
路におけるモニタ用増幅器の増幅出力に基づき、本来の
増幅器の活性状態を制御するため、本来の増幅器の活性
期間を増幅動作に必要な期間のみに設定できる。
【0022】
【実施例】図1は、この発明の一実施例であるDRAM
の構成を示す回路図である。なお、図1において、メモ
リセル1からビット線対BL,バーBL、I/O線対I
/O,バーI/O等を介して出力端子10に至る経路に
おける各構成部は図5で示した従来例と同様である。た
だし、プリアンプ4′のトランジスタT15のゲートに
印加される制御信号は従来と異なり、図2に示すように
、後述するプリチャージ制御回路20から出力される制
御信号φ20となる。また、クロックドインバータ5に
印加されるクロックも従来と異なり、プリチャージ制御
回路20から出力されるクロックφPM(バーφPM)
となる。
【0023】図1に示すように、メモリセル1と同構成
のモニタ用メモリセル1Mが別途に設けられ、このモニ
タ用メモリセル1Mは、本来のメモリセル1が接続され
るワード線WLのひとつに接続され、かつモニタ用ビッ
ト線BLMに接続される。モニタ用ビット線BLMは、
互いに相補関係にあるモニタ用ビット線バーBLMとに
より1組のモニタ用ビット線対を構成する。
【0024】モニタ用ビット線対BLM,バーBLM間
にモニタ用センスアンプ(S/A)2Mが設けられ、こ
のモニタ用センスアンプ2Mは本来のセンスアンプ2と
同一構成であり、本来のセンスアンプ2同様、センスア
ンプ駆動回路3からの駆動信号S3により活性/非活性
が制御され、活性化するとモニタ用ビット線対BLM,
バーBLM間の電位差を検出し、一方をHレベルに他方
をLレベルに増幅する。
【0025】モニタ用ビット線対BLM,バーBLMは
モニタ用トランスファゲートT1′,T2′を介してそ
れぞれモニタ用I/O線対I/OM,バーI/OMに接
続される。なお、モニタ用トランスファゲートT1′,
T2′は本来のトランスファゲートT1,T2と同一構
成であり、モニタ用トランスファゲートT1′,T2′
のゲートにはモニタ用コラムデコーダ(図示せず)のモ
ニタ用コラム出力信号線CYMが共通に接続される。こ
のモニタ用コラム出力信号線CYMは、通常はLレベル
で、読み出し時に複数のコラム出力信号線CYのいずれ
かがHレベル立ち上がりに同期してHレベルに立ち上げ
られる信号線である。
【0026】モニタ用I/O線対I/OM,バーI/O
Mにはカレントミラー(CM)型の増幅器であるモニタ
用プリアンプ4Mが接続される。図3はモニタ用プリア
ンプ4Mの内部構成を示す回路図である。同図に示すよ
うに、モニタ用プリアンプ4MはPMOSトランジスタ
MT11,MT12及びNMOSトランジスタMT13
〜MT15より構成されており、各トランジスタMT1
1〜MT15はそれぞれ、図2で示した本来のプリアン
プ4′を構成するトランジスタT11〜T15それぞれ
と同一構成である。そして、電源VccとNMOSトラ
ンジスタMT15のドレインとの間に、直列に接続され
たPMOSトランジスタMT11及びNMOSトランジ
スタMT13が介挿されるとともに、直列に接続された
PMOSトランジスタMT12及びNMOSトランジス
タMT14が介挿される。そして、NMOSトランジス
タMT14、MT13それぞれのゲートにはモニタ用I
/O線I/OM、モニタ用I/O線バーI/OMが接続
され、NMOSトランジスタMT15のゲートには制御
信号φA′が印加される。さらに、Pチャネルトランジ
スタMT11のゲート、PMOSトランジスタMT12
のゲート及びドレインが共通に接続される。
【0027】このような構成のモニタ用プリアンプ4M
は、Hレベルの制御信号φA′が印加されると、NMO
SトランジスタMT15がオンすることにより活性化状
態となる。活性状態になると、NMOSトランジスタM
T14のゲート及びNMOSトランジスタMT13のゲ
ートにそれぞれ付与されるモニタ用I/O線対I/OM
,バーI/OMの電位差に基づき、NMOSトランジス
タMT13及びMT14のうち一方がオンし他方がオフ
することにより、PチャネルトランジスタMT11のド
レインとNMOSトランジスタMT13のドレインとの
間のノードN1′より得られる電位をモニタ用増幅出力
MS4として出力する。すなわち、モニタ用I/O線I
/OMの電位がモニタ用I/O線バーI/OMより高け
ればHレベルを、モニタ用I/O線I/OMの電位がI
/O線バーI/OMより低ければLレベルを、モニタ用
増幅出力MS4として出力する。一方、モニタ用プリア
ンプ4MはLレベルの制御信号φA′が印加されると、
NMOSトランジスタMT15がオフすることにより非
活性状態になる。非活性状態になるとモニタ増幅出力M
S4はHレベルに固定される。
【0028】したがって、上記構成のモニタ用プリアン
プ4Mの内部構成は、本来のプリアンプ4′と全く同一
である。
【0029】また、モニタ用I/O線対I/OM,バー
I/OMにそれぞれキャパシタ21,22を接続するこ
とにより、本来のI/O線対I/O,バーI/Oにかか
る負荷容量と等しくしている。
【0030】モニタ用プリアンプ4のモニタ用増幅出力
MS4は、モニタ用インバータ5Mの入力部に与えられ
、このモニタ用インバータ5Mの出力が、インバータ7
M及び8Mのループ接続からなるモニタ用ラッチ6Mに
接続される。これらのモニタ用インバータ5M及びモニ
タ用ラッチ6Mの内部のトランジスタ、インバータ等の
個々の構成も、本来のクロックドインバータ5及びラッ
チ6内で用いたトランジスタ、インバータ等と同一構成
で形成される。ただし、モニタ用インバータ5Mはクロ
ックドインバータでなく通常のインバータである。
【0031】そして、モニタ用ラッチ6Mのモニタラッ
チ出力MS6がプリアンプ制御回路20に付与される。 この際、モニタ用ラッチ6Mの出力にはキャパシタ23
が接続され、本来のラッチ6の出力から本来のメインア
ンプ9に至る経路の配線容量と同一の容量がモニタ用ラ
ッチ6Mからプリアンプ制御回路20に至る経路に設け
られるようにする。
【0032】プリアンプ制御回路20はモニタラッチ出
力MS6と取り込み、該ラッチ出力MS6をモニタし、
ラッチ出力MS6のLレベル立ち下がりに基づき、制御
信号φ20を本来のプリアンプ4′に出力するとともに
、クロックφPM(反転クロックバーφPM)をクロッ
クドインバータ5′に出力する。すなわち、ラッチ出力
MS6のLレベル立ち下がりを検知すると、Hレベルの
制御信号φ20をLレベルに立ち下げるとともに、Lレ
ベルのクロックφPMをHレベルに立ち上げる。
【0033】図4は、図1〜図3で示したDRAMの読
み出し動作を示すタイミング図である。以下、同図を参
照してその読み出し動作について説明する。なお、図4
では、列アドレスストローブ信号バーCAS、ライトイ
ネーブル信号バーWE、アドレス(行アドレス,列アド
レス)信号、入力データDI及び出力データDOは省略
している。
【0034】同図を参照して、列アドレスストローブ信
号バーRASが立ち下がると、行アドレス信号により選
択されたワード線WLがHレベルに立ち上がり、このワ
ード線WLに接続されたメモリセル1が対応のビット線
BLと電気的に接続される。ここで選択されたメモリセ
ル1に“0”が書き込まれているとする。
【0035】すると、同一電位にプリチャージされてい
たビット線対BL,バーBLのうち、“0”が書き込ま
れたメモリセル1に接続されたビット線BLの電位のみ
が僅かに下降し、ビット線バーBLはプリチャージ電位
を維持するため、ビット線対BL,バーBL間に微小電
位差が生じる。同時に、同一電位にプリチャージされて
いたモニタ用ビット線対BLM,バーBLMのうち、“
0”が書き込まれたメモリセル1に接続されたモニタ用
ビット線BLMの電位のみが僅かに下降し、モニタ用ビ
ット線バーBLMはプリチャージ電位を維持するため、
ビット線対BLM,バーBLM間にも微小電位差が生じ
る。
【0036】そして、制御信号φSのHレベル立ち上が
りに伴いセンスアンプ駆動回路3の出力信号S3がHレ
ベルとなり、センスアンプ2及びモニタ用センスアンプ
2Mが活性化される。その結果、センスアンプ2により
ビット線対BL,バーBL間の微小電位差がH,Lレベ
ルに増幅されるとともに、モニタ用センスアンプ2Mに
よりモニタ用ビット線対BLM,バーBLM間の微小電
位差がH,Lレベルに増幅される。
【0037】そして、列アドレス信号に基づきコラム出
力信号線CYが選択的にHレベルに立ち上げられると、
これに同期してモニタ用コラム出力信号線CYMがHレ
ベルに立ち上げられる。すると、ビット線対BL,バー
BLとI/O線対I/O,バーI/Oとが電気的に接続
され、ビット線対BL,バーBLの電位差がそのままI
/O線対I/O,バーI/Oに現れるとともに、モニタ
用ビット線対BLM,バーBLMとモニタ用I/O線対
I/OM,バーI/OMとが電気的に接続され、モニタ
用ビット線対BLM,バーBLMの電位差がそのままモ
ニタ用I/O線対I/OM,バーI/OMに現れるその
後、プリチャージ制御回路20から出力されるクロック
φPM(反転クロックバーφPM)がL(H)に立ち下
(上)がることによりクロックドインバータ5′が活性
状態になり、続いて、制御信号φA′(図4では図示せ
ず)のHレベル立ち上がりに同期して制御信号φ20が
Hレベルに立ち上がることにより、プリアンプ4′及び
モニタ用プリアンプ4′が活性状態になる。
【0038】このとき、モニタ用I/O線対I/OM,
バーI/OMそれぞれの電位は、I/O線I/OM<バ
ーI/Oの関係にあるため、モニタ用プリアンプ4Mは
Lレベルのモニタ用増幅出力MS4を時刻t1に出力し
、このモニタ用増幅出力S4がモニタ用インバータ5及
びモニタ用ラッチ6を介することにより、Lレベルのモ
ニタ用ラッチ出力MS6が時刻t2に出力される。
【0039】プリアンプ制御回路20は、Lレベルのモ
ニタ用ラッチ出力MS6を受けると、クロックドインバ
ータ5に出力するクロックφPMを時刻t3にHレベル
に立ち上げクロックドインバータ5′を非活性にすると
ともに、本来のプリアンプ4′に出力する制御信号φS
20を時刻t4にLレベルに立ち下げプリアンプ4′を
非活性にする。
【0040】このように、本来のメモリセル1〜メイン
アンプ9への本来の読み出し経路と、モニタ用メモリセ
ル1M〜プリアンプ制御回路20へのモニタ用読み出し
経路とをほとんど同一条件で構成したため、モニタ用ラ
ッチ出力MS6がLレベルになる時刻t2には、本来の
プリアンプ4′の増幅出力S4はもちろん、ラッチ6の
ラッチ出力S6もLレベルになり、本来のプリアンプ4
′の増幅動作は完了している。つまり、時刻t2におい
て、I/O線I/O<I/O線バーI/Oの関係にある
I/O線対I/O,バーI/Oそれぞれの電位がプリア
ンプ4′により、確実にLレベルの増幅出力S4として
出力され、ラッチ6にLレベルが格納される。
【0041】したがって、時刻t2以降の時刻t4に、
プリアンプ4′を非活性にしてもLレベルのラッチ出力
S6がメインアンプ9に確実に出力され、メインアンプ
9によりラッチ出力S6が増幅されて出力データDOと
して出力端子10から出力されることにより、読み出し
動作が正常に完了する。
【0042】このように、本来のメモリセル1の読み出
し経路とほぼ等価に設けたモニタ用読み出し経路に設け
たプリアンプ制御回路20がモニタ用ラッチ6Mのモニ
タラッチ出力MS6をモニタすることにより、モニタ用
プリアンプ4Mの増幅出力MS4のモニタ用ラッチ6M
への転送を検知し、本来のプリアンプ4′の増幅出力S
4のラッチ6への転送を認識することができる。
【0043】したがって、モニタラッチ出力MS6のL
レベル立ち下がりをトリガとして、本来のプリアンプ4
′の活性→非活性を制御することにより、本来のプリア
ンプ4′の増幅動作に必要な期間のみ、プリアンプ4′
の活性期間TMとして設定できる。
【0044】また、製造プロセスにおける各工程のバラ
ツキによるトランジスタ等の構成部の動作パラメータの
変動は、本来の読み出し経路とともに、モニタ用読み出
し経路にも発生するため、プリアンプ制御回路20によ
りモニタ用読み出し経路をモニタすれば、製造プロセス
における各工程のバラツキの有無にかかわらず、本来の
プリアンプ4′の増幅動作に必要な期間のみ、プリアン
プ4′の活性期間TMを設定できる。
【0045】なお、上記実施例では、本来のメモリセル
1〜メインアンプ9への本来の読み出し経路と、モニタ
用メモリセル1M〜プリアンプ制御回路20へのモニタ
用読み出し経路とをほとんど同一条件で構成したが、最
小限、本来のメモリセル1〜プリアンプ4への本来の読
み出し経路と、モニタ用メモリセル1M〜モニタ用プリ
アンプ4Mへのモニタ用読み出し経路とを同一条件で構
成すれば、ほぼ本来のプリアンプ4′の増幅動作に必要
な期間のみ、プリアンプ4′の活性期間を設定できる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、増幅
器制御手段により、本来の読み出し経路と同一条件で設
けられたモニタ用読み出し経路におけるモニタ用増幅器
の増幅出力に基づき、本来の増幅器の活性状態を制御す
るため、本来の増幅器の活性期間を増幅動作に必要な期
間のみに設定でき、本来の増幅器の活性時に生じる貫通
電流を必要最小限に抑えることにより、読み出し時の消
費電力を必要最小限に抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるDRAMの構成を示
す回路図である。
【図2】図1で示したプリアンプの内部構成を示す回路
図である。
【図3】図1で示したモニタ用プリアンプの内部構成を
示す回路図である。
【図4】図1で示したDRAMの読み出し動作を示すタ
イミング図である。
【図5】従来のDRAMの構成を示す回路図である。
【図6】図5で示したプリアンプの内部構成を示す回路
図である。
【図7】図4で示したDRAMの読み出し動作を示すタ
イミング図である。
【符号の説明】
1    メモリセル 2    センスアンプ(S/A) 4′  プリアンプ(カレントミラー型増幅器)1M 
 モニタ用メモリセル 2M  モニタ用センスアンプ(S/A)4M  モニ
タ用プリアンプ 20  プリアンプ制御回路 BL,バーBL        ビット線I/O,バー
I/OS  I/O線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  データを記憶する本来のメモリセルと
    、読み出し時に、選択された前記メモリセルに電気的に
    接続されることにより、該メモリセルの記憶内容に基づ
    き、その一方と他方との間に電位差が生じる本来のビッ
    ト線対と、読み出し時に、前記ビット線対に電気的に接
    続され、前記ビット線対の電位差を増幅して読み出しデ
    ータを出力する本来のセンスアンプと、読み出し時に、
    前記ビット線対に電気的に接続される本来のI/O線対
    と、読み出し時に、前記I/O線対間の電位差を増幅す
    る本来の増幅器とからなる本来の読み出し経路と、各々
    が前記本来の読み出し経路における対応の構成部と同一
    条件で構成されたモニタ用メモリセル、モニタ用ビット
    線、モニタ用センスアンプ、モニタ用I/O線、モニタ
    用増幅器とからなり、前記本来の読み出し経路と等価な
    動作を行うモニタ用読み出し経路と、前記モニタ用増幅
    器の増幅出力に基づき、前記本来の増幅器の活性状態を
    制御する増幅器制御手段とを備えた半導体記憶装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7126856B2 (en) * 2000-09-02 2006-10-24 Actel Corporation Method and apparatus of memory clearing with monitoring RAM memory cells in a field programmable gated array
USRE44589E1 (en) 1994-06-02 2013-11-12 Mosaid Technologies Incorporated Single chip frame buffer and graphics accelerator

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE44589E1 (en) 1994-06-02 2013-11-12 Mosaid Technologies Incorporated Single chip frame buffer and graphics accelerator
US7126856B2 (en) * 2000-09-02 2006-10-24 Actel Corporation Method and apparatus of memory clearing with monitoring RAM memory cells in a field programmable gated array
US7482835B1 (en) 2000-09-02 2009-01-27 Actel Corporation Method and apparatus of memory clearing with monitoring RAM memory cells in a field programmable gated array

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