JPH04368255A - 車両用空気調和装置 - Google Patents

車両用空気調和装置

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JPH04368255A
JPH04368255A JP3145702A JP14570291A JPH04368255A JP H04368255 A JPH04368255 A JP H04368255A JP 3145702 A JP3145702 A JP 3145702A JP 14570291 A JP14570291 A JP 14570291A JP H04368255 A JPH04368255 A JP H04368255A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
vehicle
nozzle
hot air
duct
Prior art date
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Pending
Application number
JP3145702A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihisa Kokubo
彰久 小久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH04368255A publication Critical patent/JPH04368255A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、窓ガラスの曇りを防止
する車両用空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両用空気調和装置では、窓
ガラスの曇りを防止するために、窓ガラスの外面に付着
した霜または氷を除去するデフロスト機能、および窓ガ
ラスの内面に付着した水分の凝縮膜を取り払うデミスト
機能を有する。このデフロスト機能およびデミスト機能
は、通常、ヒータコアで加熱された外気を、窓ガラスの
内側に設けられた温風吹出口(デフロスタ吹出口)より
ガラス内面に沿って吹き出すことで窓ガラスの曇りを防
止するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、デフロスト
機能により、窓ガラスの外面に付着した霜または氷を除
去して運転に必要な視界を確保するまでにはかなりの熱
量を要する。従って、デフロスタ吹出口を窓ガラスのほ
ぼ全域に亘って設け、そのデフロスタ吹出口より吹き出
される温風を大風量で窓ガラスに送風する必要があるた
め、必然的に吹き出し面積が大きくなる。
【0004】その結果、例えば、ヒータモードのような
通常の暖房において、デフロスタ吹出口からの吐出風量
が少風量(デフロスタ側風量:フット側風量=1:3)
の時には、デフロスタ吹出口からの吹き出し風速が低く
なり、窓ガラス上部への温風到達性が悪くなる事から、
十分なデミスト性能が得られないという課題を有してい
た。
【0005】本発明は、上記事情に基づいて成されたも
ので、その目的は、温風到達性を向上させることで、通
常暖房時におけるデミスト性能の向上を図った車両用空
気調和装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1では、車室内に送風空気を導く
ダクトと、このダクト内に配置されて、通過する空気を
加熱する暖房用熱交換器と、この暖房用熱交換器で加熱
されて、前記ダクトを介して導かれた温風を車両の窓ガ
ラスに向かって吐出する温風吹出口とを備えた車両用空
気調和装置において、前記温風吹出口とは別に、供給さ
れた温風を前記窓ガラスの或る領域に対して集中的に噴
出するように設けられたノズルと、このノズルに前記暖
房用熱交換器で加熱された温風の一部を導く温風通路と
、この温風通路を介して前記ノズルに温風を送る送風手
段とを設けたことを技術的手段とする。
【0007】また、請求項2では、車室内に送風空気を
導くダクトと、このダクト内に配置されて、通過する空
気を加熱する暖房用熱交換器と、この暖房用熱交換器で
加熱されて、前記ダクトを介して導かれた温風を車両の
窓ガラスに向かって吐出する温風吹出口とを備えた車両
用空気調和装置において、前記温風吹出口に、この温風
吹出口より吐出する温風を前記窓ガラスの或る領域に対
して集中的に噴出させることのできるノズル機構を設け
たことを技術的手段とする。
【0008】
【作用】上記構成より成る本発明の車両用空気調和装置
は、以下の作用を奏する。請求項1では、暖房用熱交換
器で加熱された温風の一部が温風通路を通ってノズルに
供給され、そのノズルより窓ガラスの或る領域に対して
集中的に噴出される。
【0009】また、請求項2では、温風吹出口に設けら
れたノズル機構により、温風吹出口より吐出される温風
が、窓ガラスの或る領域に対して集中的に噴出される。 これらの結果、ノズルあるいはノズル機構より噴出され
る温風の到達性が向上する。
【0010】
【実施例】次に、本発明の車両用空気調和装置を図1な
いし図3に示す一実施例を基に説明する。図1は車両用
空気調和装置の全体構成図である。
【0011】本実施例の空気調和装置1は、車室内に空
調空気を導くダクト2内に、冷凍サイクルの冷媒蒸発器
3とエンジン冷却水を熱源とするヒータコア4(本発明
の暖房用熱交換器)とを備え、ヒータコア4を通過して
加熱された空気とヒータコア4をバイパスした空気とを
混合して吹き出し空気の温度調節を行うエアミックス式
である。ヒータコア4を通過する空気量と、ヒータコア
4をバイパスする空気量との割合は、ヒータコア4の上
流側に設けられたエアミックスダンパ5の開度によって
調節される。
【0012】ダクト2の上流側には、ダクト2内に空気
流を発生させる送風機6を備え、この送風機6の吸入口
側には、空気の取入口となる内外気切替箱7が設けられ
ている。内外気切替箱7には、内気循環を行う内気導入
口8と外気を取り入れる外気導入口9とが設けられ、内
気導入口8と外気導入口9とのどちらかが内外気切替ダ
ンパ10によって閉塞される。
【0013】ダクト2の下流側は、デフロスタダクト1
1、ベンチレータダクト12、ヒータダクト13に分岐
されて、それぞれ車室内に開口するデフロスタ吹出口1
4(本発明の温風吹出口)、ベンチレータ吹出口15、
ヒータ吹出口16に接続されている。各吹出口14、1
5、16は、選択された吹出口モードに応じて作動する
吹出口切替ダンパ17、18によって切り替えられる。 なお、吹出口モードは、車両の窓ガラスに向かって空調
空気を吐出するデフロスタモード、乗員に向かって空調
空気を吐出するベンチレーションモード、乗員の足元付
近に空調空気を吐出するヒータモードが設定されている
【0014】この空気調和装置1には、ヒータコア4を
通過して加熱された温風の一部を取り出す温風通路19
が設けられ、温風通路19の先端には、供給された温風
を噴出するノズル20が取り付けられている。温風通路
19は、ヒータコア4の出口部に開口して、ヒータコア
4通過直後の高温風(約78度)を取り出し、温風通路
19に介在された補助ブロワ21(本発明の送風手段)
によって、ノズル20へ供給される。
【0015】ノズル20は、デフロスタダクト11内に
設置(本実施例では2か所)されて、供給された温風を
フロントガラス22(本発明の窓ガラス)のワイパ作動
領域を狙って噴出するものである。なお、本実施例のノ
ズル形状は、φ10程度とし、最大風量を片側25m2
 /h程に設定する。
【0016】補助ブロワ21は、フロントガラス22の
表面温度Tgi(車室内側)が、フロントガラス22に
曇りが発生する露点温度Td 近くまで低下すると、制
御装置23を介して自動的に作動する。制御装置23は
、外気温センサ24、車速センサ25、湿度センサ26
を備えて、外気温度Taおよび車速Tvを基にフロント
ガラス22の表面温度Tgiを算出するとともに、車室
内湿度Xを基に露点温度Td を算出し、その表面温度
Tgiと露点温度Td との関係から、補助ブロワ21
の作動を制御する。
【0017】ここで、補助ブロワ21の制御を行う制御
装置23の作動を図2に示すフローチャートを基に説明
する。まず、外気温センサ24、車速センサ25、湿度
センサ26より、それぞれ外気温度Ta、車速Tv、車
室内湿度Xを入力する(ステップS1)。次に、フロン
トガラス22の表面温度Tgiおよび露点温度Td を
算出し(ステップS2およびステップS3)、表面温度
Tgiが露点温度Td +設定値α(図3参照)より高
いか否かを判断する(ステップS4)。設定値αは、フ
ロントガラス22が曇り始める前に補助ブロワ21を作
動させるために予め設定した値である(図3参照)。
【0018】そして、表面温度Tgiが露点温度Td 
+αより低い場合には、補助ブロワ21を起動させると
ともに、そのブロワ風量を車速Tvに追従させて制御す
る(ステップS5)。表面温度Tgiが露点温度Td 
+αより高い場合には、再度ステップS1以下の制御を
繰り返す。なお、車速とフロントガラス22の表面温度
Tgiおよび補助ブロワ風量との関係を図3に示す。
【0019】次に、本実施例の作動を説明する。今、フ
ロントガラス22の表面温度Tgiが、車速の増加に伴
って露点温度Td+αまで低下すると、制御装置23を
介して補助ブロワ21が作動する。この補助ブロワ21
の作動により、ヒータコア4を通過して加熱された温風
の一部が、温風通路19を介してノズル20に供給され
る。
【0020】ノズル20からは、フロントガラス22の
ワイパ作動領域に対して、集中的に温風が噴出される。 このノズル20から噴出される温風は、ヒータコア4を
通過した直後の高温風(約78度)であるため、エアミ
ックス後の暖房風温(約49度)とは、約30度近い温
度差がある。
【0021】ここで、フロントガラス22に付着した霜
または氷を除去するためにデフロスタモードが選択され
ている場合には、ノズル20とデフロスタ吹出口14と
の併用による大風量が得られ、霜または氷を除去するの
に十分な熱量が確保されてデフロスト性能が向上する。
【0022】また、通常暖房時(ベンチレーションモー
ドまたはヒータモード)では、ノズル20より噴出され
た高温風が、フロントガラス22のワイパ作動領域(視
認性が特に重要である領域)に集中的に吹き付けられる
ことにより、温風到達性が向上して、高いデミスト性能
を得ることができる。なお、この場合、ノズル20から
の噴射風量が少風量(最大風量:片側25m2 /h)
であることから、噴射風が高温であっても、暖房フィー
リングが悪化するようなことはない。
【0023】本実施例のノズル20は、図4に示すよう
に、ワイパ駆動軸27に連結させて、ワイパ28と同様
に回動するように設けても良い。この構造を簡単に説明
する。運転席側(図示左側)のノズル20aおよび助手
席側のノズル20bを回動自在に支持する回動軸29、
30を設け、運転席側の回動軸29とワイパモータ31
によって駆動されるワイパ駆動軸27(運転席側)との
間に、回動軸29およびワイパ駆動軸27にそれぞれ取
り付けられたプーリ32、33を介してベルト34を掛
け渡す。
【0024】助手席側のノズル20bは、助手席側の回
動軸30に取り付けられたプーリ35と運転席側の回動
軸29に取り付けられたプーリ32との間にベルト36
が掛け渡されて、運転席側のノズル20aと一体に回動
する。これにより、ワイパ駆動軸27の回動が各回動軸
29、30に伝達されて、各ノズル20a、20bがワ
イパ28と同様に回動する。
【0025】上記の実施例では、デフロスタ吹出口14
とは別にノズル20を設けたが、デフロスタ吹出口14
に装着されたルーバ(図示しない)の角度を調節して、
デフロスタ吹出口14より吐出される温風をノズル噴射
させるようなノズル機構を設けても良い。この場合、制
御装置23によりルーバの角度調節および送風機6の風
量制御を行うことで、通常暖房時におけるデミスト性能
の向上を図ることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明では、ノズルまたはノズル機構に
より、窓ガラスの或る領域に対して集中的に温風が噴出
されるため、温風到達性が向上することにより、温風吹
出口からの吹き出し風量が少ない時(ベンチレーション
モード時或いはヒータモード時等)でもデミスト性能の
向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両用空気調和装置の全体構成図である。
【図2】制御装置の作動を示すフローチャートである。
【図3】車速とガラス表面温度および補助ブロワ風量と
の関係を示すグラフである。
【図4】本発明の変形例を示す構成図である。
【符号の説明】
1  車両用空気調和装置 2  ダクト 4  ヒータコア(暖房用熱交換器) 14  デフロスタ吹出口(温風吹出口)19  温風
通路 20  ノズル 21  補助ブロワ(送風手段) 22  フロントガラス(窓ガラス)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車室内に送風空気を導くダクトと、このダ
    クト内に配置されて、通過する空気を加熱する暖房用熱
    交換器と、この暖房用熱交換器で加熱されて、前記ダク
    トを介して導かれた温風を車両の窓ガラスに向かって吐
    出する温風吹出口とを備えた車両用空気調和装置におい
    て、前記温風吹出口とは別に、供給された温風を前記窓
    ガラスの或る領域に対して集中的に噴出するように設け
    られたノズルと、このノズルに前記暖房用熱交換器で加
    熱された温風の一部を導く温風通路と、この温風通路を
    介して前記ノズルに温風を送る送風手段とを設けたこと
    を特徴とする車両用空気調和装置。
  2. 【請求項2】車室内に送風空気を導くダクトと、このダ
    クト内に配置されて、通過する空気を加熱する暖房用熱
    交換器と、この暖房用熱交換器で加熱されて、前記ダク
    トを介して導かれた温風を車両の窓ガラスに向かって吐
    出する温風吹出口とを備えた車両用空気調和装置におい
    て、前記温風吹出口に、この温風吹出口より吐出する温
    風を前記窓ガラスの或る領域に対して集中的に噴出させ
    ることのできるノズル機構を設けたことを特徴とする車
    両用空気調和装置。
JP3145702A 1991-06-18 1991-06-18 車両用空気調和装置 Pending JPH04368255A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005178751A (ja) * 2003-12-16 2005-07-07 Crf Soc Consortile Per Azioni 自動車ダッシュボード用エア分配システムおよび自動車ダッシュボード
US7210523B2 (en) 2003-03-11 2007-05-01 Denso Corporation Vehicle air conditioner
JP2013226859A (ja) * 2012-04-24 2013-11-07 Denso Corp 空気吹出装置
US10647304B2 (en) 2013-03-14 2020-05-12 Carl Heinz Reichle Anti-fogging system for single engine aircraft

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