JPH0436820B2 - - Google Patents

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JPH0436820B2
JPH0436820B2 JP60281708A JP28170885A JPH0436820B2 JP H0436820 B2 JPH0436820 B2 JP H0436820B2 JP 60281708 A JP60281708 A JP 60281708A JP 28170885 A JP28170885 A JP 28170885A JP H0436820 B2 JPH0436820 B2 JP H0436820B2
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JP
Japan
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data
machining
processing
area
coordinate system
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JP60281708A
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Shigeto Hirata
Hideki Sasaki
Shuichi Kusakabe
Kazuhiko Imada
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Hitachi Seiki Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiki Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0436820B2 publication Critical patent/JPH0436820B2/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/02Total factory control, e.g. smart factories, flexible manufacturing systems [FMS] or integrated manufacturing systems [IMS]

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  • Numerical Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、CAD(コンピユータ援用設計)等に
よる部品図データおよび材料図データから、各ワ
ークのNCデータを自動作成し、一貫した生産体
系のCAM(コンピユータ援用製造)化を支援する
加工情報作成処理の過程で、加工図および素材図
のデータを入力して、座標系の関連設定を行つた
のち、図形出力との対話処理および自動処理によ
り各機械の加工に適した領域図を作成し、加工形
状と素材形状との対応づけを行う加工領域処理装
置に関する。
〔従来の技術〕
FMSにおいては、コンピユータがスケジユー
ル計画、加工、段取り計画、工具供給計画等をオ
ンライン運用することになるが、その上位に相当
する部品図データ及び材料図データの提示から当
該FMSへダウンロードさせる加工情報作成装置
の構造に関しては、現状では、一貫性に乏しく、
部分的かつ断片的なものが存在するのみであり、
部品図や材料図に適用されるCAD/CAMも、単
に一部品に対し特定の機械で固定的な工程にもと
づく加工順序でしか実行できなかつた。従つてそ
の切削加工技術は、種々の変化に自由に対応でき
るものではなかつた。また切削加工技術の重要な
課題である加工領域の自由な分割についても制約
されたものであつた。
〔発明が解決しようとする問題点〕 加工情報は単にNC工作機械の自動運転に必要
なNCデータに留まらない。部品の加工をどのよ
うな構想でいかなる加工方法で行なうかの決定
が、作成されるNCデータに甚大に反映する。現
状のCANはすでにNC工作機械上に載置された部
品の加工情報の自動作成が主目的であり、FMS
などでの生産方法の評価を考慮するまでには至つ
ていない。一方、CADによる部品図データ、材
料図データは単に最終結果を求める加工情報にす
ぎず、CAD情報を利用してNCデータを作成する
為には、加工の構想(使用する機械を決定し、加
工の工程手順を決定するなど)や加工の方法およ
び部品をパレツト上に最適な方法で配置あるいは
組合せ、固定すること、所謂段取り方法などに関
する切削加工技術の情報を盛りこむ必要がある。
ここでの問題点は、第1に加工の工程をいかに
分割して使用する機械を決定し生産の効率化、平
準化を計るかである。第2に分割された加工工程
に対し、部品をパレツト上にどのように配置、あ
るいは組合せて加工するか、加工段取りの仕方が
ある。第3に加工方法をどのように概念づける
か、そして加工形状、加工精度情報に基づいて、
使用する工具や加工領域の割り付けの処理を検討
すること、がCADからNC加工へ導く一貫性と柔
軟性のキーポイントである。
上記の材料図データは加工前におけるワーク材
料の形状・寸法を示すものであり、部品図データ
は加工終了時における部品の完成形状・寸法を示
すものであつて、言わば、前者から後者への移行
が加工作業である。従来のCAD/CAMは、この
両図を短絡的に処理し、被加工体の特定の加工順
序のみが援用の対象であつたが、言うまでもな
く、加工作業は単純な1工程で片づくような移行
ではなく、工具を初めとする各種条件や制約の中
で、複数の工程を重ねて到達するものであり、加
工形状と素材形状との対応づけを行つたのち、最
も能率的な加工領域の作成や切削加工条件に適し
た自動シフト・分割などを図形情報の出力画面と
対話しつつ予め反復検討しなければならない。
本発明は、このような事情に鑑みて開発された
もので、加工形状と素材形状の対応づけを行い、
図形情報の出力画面と対話しつつ、自動処理およ
び手動処理により加工の領域図を作成し、迅速か
つ柔軟に実用的な対応処理が可能な自動加工機に
おける加工領域処理装置を提供することを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明において、上記の問題点を解決するため
の手段は、図形情報の出力画面にもとづき、加工
図および素材図の関連設定と対応づけを行い、領
域図データを作成する自動加工機における加工領
域処理装置であつて、部品図座標系と材料図座標
系との関連を設定する座標系関連設定部と、加工
図データを呼び出し、加工形状の仕上領域を登録
する加工図領域処理部と、素材図データを呼び出
し、素材形状の領域を登録する素材図領域処理部
と、加工図データ中の仕上げ形状と素材図データ
中の素材形状とを合成し、加工されるべき形状の
領域を登録する領域合成処理部と、予め作成され
たシフト量および方向に基づいて形状要素を移動
する領域図シフト処理部と、手動もしくは自動で
領域を分割又は削除する領域図分割削除処理部と
を備えることを特徴とする自動加工機における加
工領域処理装置とするものである。
上記の装置において、加工図は部品図座標系の
もとで加工に関する処理を施され、素材図は材料
図座標系のもとで同様の処理を施されたものとす
る。また、シフトの量と方向は、それらの処理時
に公差とオペレータの指示により設定される。
領域は、部品(材料)座標系、加工面(素材)
座標系、形状種類、形状座標系、断面座標系のよ
うな項目で、作画内容を制限して表示する。ま
た、表示後、拡大、縮小、移動が可能で、中・仕
上げ領域のように、巾が狭くて指示しずらい箇所
でも簡単に行える。
〔作用〕
部品図座標系と材料図座標系とを関連させ、加
工図中のデータと素材図中のデータとを合成する
ことにより、所望の領域を加工領域として登録す
ることができる。
そして、上記の領域登録に付設された各機能の
うち、領域の自動シフト機能により、加工精度を
付加して実用性を備え、領域の自動分割機能によ
り、変更・削除を迅速に処理し、領域の手動分割
により、大要の工程分割、領域の修正が可能とな
り、柔軟な対応処理ができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図は、本発明を実施した自動加工機におけ
る加工領域処理装置の一例を示すブロツク図であ
る。その加工領域処理装置は、第2図に示される
ような加工情報作成装置の一部に使用されると好
適なものであるので、まず第2図により、加工情
報作成装置全般について説明する。
本発明は4つの処理部門に大別される。第1の
処理部門101は加工設計処理とよぶもので、
CADで作成された部品図、材料図をデータ入力
し、CAM用の加工図、素材図、領域図、工程図、
段取り案データを作成する。第2の処理部門10
2は加工方法処理とよぶもので、工程図、段取り
案データを入力し、加工方法の設定、工具の設
定、工具の統合、工具の検索を行ない加工標準書
としてデータを出力する。第3の処理部門103
は段取り図処理とよぶもので、加工設計処理で得
られた段取り案、素材図データ、加工方法処理で
得られたデータによつて、複数の加工部品の段取
り組合せ、治具部品の配置、工具干渉チエツクを
行ない、段取り図データを作成する。第4の処理
部門104は加工技術処理とよぶもので、段取り
図データによつて、加工順序、加工領域、加工条
件、切削条件の決定を行ない、作業指示書として
データを出力する。そして、得られたデータは、
加工データ変換処理によつてパートプログラムに
変換される。次にNCデータ自動作成装置によつ
てパートプログラムからNCデータを作成する。
第2図においてCPU1に種々の処理データや
コマンドが画面付キーボード2から入出力装置2
aを介して入出力される。
CAD装置Mから入力れる図面データは製品と
して設計された部品図データMaと加工される部
品の材料図データMbとの2種類であり、夫々に
ついて形状データおよび付加データ等が入力され
る。
基準データ・フアイル3は各段で説明するよう
に、各処理部で処理をする時の基準となる種々の
基準データがフアイルされる。機械データ・フア
イル4には設備される機械の機械名、仕様等の機
械データ、治具データ・フアイル5にはワークを
取付け、固定するための治具データ、工具デー
タ・フアイル6には使用する工具の工具名、工具
径等の工具データおよび切削条件基準データ・フ
アイル7には切削条件を決めるための切削条件基
準データがフアイルされている。
CAD装置Mで作成された部品図データMaおよ
び材料図データMbをもとにして、CAMデータ
として処理可能なデータに変換する。加工図デー
タ、素材図データ、領域図データ、工程図データ
および段取り案データを作成(これらの処理工程
を加工設計とよぶ)し処理する。
部品図データは部品図座標系設定処理部8に取
り込まれ部品図の座標系設定が行なわれる。部品
図の座標系には部品座標系、加工面座標系、形状
座標系および断面座標系の4つの座標系が設定さ
れる。
断面座標系は形状座標系に、形状座標系は加工
面座標系に加工面座標系は部品座標系にと、それ
ぞれの座標系は部品座標系に従属し、変換データ
を有して互いに関連しリンクされている。部品図
座標系設定処理部8で設定された4つの座標系に
基づいて加工形状処理部9では加工形状を面加
工、溝加工、側面加工、ポケツト加工、穴加工お
よび段穴加工の夫々に集約し形状分類される。各
種座標系をもとに処理された加工形状データは加
工図データとしてメモリ18に記憶され出力され
る。
材料図データは材料図座標系設定処理部10に
取り込まれ、材料図の座標系設定が行なわれる。
材料図の座標系設定は部品図の座標系設定と同様
である。材料図座標系設定処理部10で設定され
た座標系上に基づいて素材形状処理部11では素
材形状を面、溝、側面、ポケツト、穴および段穴
の夫々に形状分類され素材図データとしてメモリ
19に記憶され出力される。
加工図データと素材図データはこれらを合成す
る加工領域図処理部12に取り込まれる。加工図
データと素材図データが合成されることによつ
て、削りとるべき部分の領域の作成処理が行なわ
れる。さらに領域図修正処理部13で研摩代
(G)あるいは精密仕上代などの領域修正処理が
行なわれて加工の領域図データがメモリ20に記
憶され出力される。
個々の領域図データは、加工領域分割処理部1
4に取り込まれて、荒・中・仕上領域の自動分割
を行なう加工領域の分割は、部品を1工程(同一
部品において機械を複数台使用して、異なる加工
を行なう場合や、パレツト上の部品の配置や取付
け固定の仕方を変更(段取り替え)して加工する
場合の工程である)で加工しない場合、すなわ
ち、複数工程に分割して荒・中仕上加工を行なう
場合に処理される。加工領域を分割処理し、分割
処理したデータと機械データ・フアイル4の機械
データが工程図処理部15に取り込まれ、使用す
る機械を指示し、指示された機械において、段取
り(部品をパレツトに取付け固定する作業をい
う)1回で加工する、いわゆる1工程での自動加
工が可能な加工形状を集めて工程図データを作成
しメモリ21に記憶される。
工程図データ、素材図データおよび治具データ
は段取り案処理部16に取り込まれて治具ベース
を選択し工程図(工程ごとの領域図データ)およ
び素材図(ワーク)、治具部品(ストツパ、締め
板およびボルトなど)の配置を行なう処理がなさ
れる。さらに工具干渉チエツク処理部17で機械
原点や工具を表示して移動することにより干渉チ
エツクを行なつて1工程における部品および治具
の適正な配置と各形状のデータや各座標系を連結
する変換データを得る。段取り案データはメモリ
22に記憶され出力される。
以上の処理を1部品の各工程毎に行ない、加工
図データ・メモリ18、素材図データ・メモリ1
9、領域図データ・メモリ20、工程図データ・
メモリ21および段取り案データ・メモリ22に
記憶された夫々のデータを1工程分として逐一作
業フアイル(1)54にフアイルされる。
以後、連続して工程毎に処理がなされるが、工
程毎終了信号でゲート56が開き、作業フアイル
(1)54にフアイルされたすべてのデータが加工設
計フアイル59にフアイルされる。1部品が終了
すると、次の部品図の処理が行なわれる。上記の
手順を、各部品毎、且つ工程毎に行なうことによ
り、加工設計の処理が成される。
次に、上述した加工設計フアイル59にフアイ
ルされている各データと基準データ等をもとにし
て以下に詳述する加工方法の処理がなされる。
加工設計フアイル59にフアイルされた必要な
データと基準データ・フアイル3にフアイルされ
ている必要な基準データが加工方法毎領域処理部
23に取り込まれて前記6種の加工方法(面、
溝、穴、段穴、ポケツト、側面)についてそれら
の加工方法毎に領域を分割する処理がなされ、加
工方法毎領域データがメモリ30に記憶されて出
力される。加工方法毎の領域処理は、花押方法の
優先指示や加工方法において分割すべき判別デー
タなどの基準データを基に行なわれる。
加工方法毎領域データは必要な基準データとと
もに加工方法毎加工内容処理部24に取り込まれ
て、加工内容毎に加工内容データ例えば加工径、
加工深さ等が処理されて作成され加工方法毎加工
内容データがメモリ31に記憶されて出力され
る。基準データは、加工方法コードの決定用デー
タ、工具コード毎の工具径や工具長さデータ、仕
上程度の決定用データ、工具コードの決定用デー
タなどである。
加工方法毎領域データ・メモリ30に記憶され
ている加工方法毎領域データ、加工方法毎加工内
容データ・メモリ31に記憶されている加工方法
毎加工内容データおよび必要な基準データは、工
具毎領域処理部25に取り込まれて、加工方法に
対する工具コード(フエイスミルカツタやエンド
ミルカツタなど)を設定し、工具毎に荒・中・仕
上加工等の分割処理を行つて工具毎領域データを
作成しメモリ32に記憶されて出力される。工具
毎領域データは、荒・仕上加工あるいは荒・中・
仕上加工の分割基準データに基づいて、工具コー
ド毎に加工領域を設定する。工具毎領域データは
必要な基準データとともに工具毎加工内容処理部
26に取り込まれ、工具コード(フエイスミルカ
ツタやエンドミルカツタなど)毎の加工径や加工
深さなどが処理されて工具毎加工内容データがメ
モリ33に記憶されて出力される。基準データは
工具毎の工具径や工具長さなどの設定データであ
る。
工具毎加工内容データと必要な基準データは統
合指示処理部27に取り込まれて工具毎領域から
共通領域のもの例えば同一工具で切削可能な共通
領域を統合して指示せしめるように処理して作成
され、統合指示データがメモリ34に記憶されて
出力される。基準データは工具コード毎のメモリ
テーブルに加工可能深さなどが用意されている。
また、工具径や工具巾の範囲を荒・中・仕上げ加
工毎に設定している。
工具毎加工内容データ、統合指示データ、工具
データ・フアイル6にフアイルされている工具デ
ータ、機械データおよび必要な基準データは工具
検索処理部28に取り込まれて工具の検索を行な
い使用工具を決定する処理がなされる。作成され
た使用工具データは使用工具データ・メモリ35
に記憶され出力される。
加工方法毎領域データ・メモリ30、加工方法
毎加工内容データ・メモリ31、工具毎領域デー
タ・メモリ32、工具毎加工内容データ・メモリ
33および統合指示データ・メモリ34に夫々記
憶されたデータに基づいて加工標準書作成処理部
29に取り込まれて、工具毎の工具径、仕上程
度、加工面などの加工内容をリスト表示する加工
標準書が作成処理されて加工標準書出力データが
メモリ36に記憶され出力される。
これらのメモリ30〜36に記憶された出力デ
ータは1部品の工程別に作業フアイル(2)55に逐
一フアイルされる。工程毎の処理が行なわれてそ
の部品についての加工標準書データが作成される
と、部品毎終了信号がゲート58を開き、作業フ
アイル(2)55にフアイルされた各データが加工方
法フアイル60にフアイルされる。1部品の各工
程毎の処理が終了すると、次の部品のデータを
CAD装置Mから入力し、第1の処理部門101
および第2の処理部門102の処理が繰り返され
る。次に、加工設計フアイル59、および加工方
法フアイル60に基づいて、以下に詳述する段取
り図処理と加工技術処理が成される。
加工設計フアイル59にフアイルされた段取り
案データ、基準データ・フアイル3にフアイルさ
れている必要な基準データ、治具データフアイル
5にフアイルされている治具データ、工具データ
フアイル6にフアイルされている工具データおよ
び加工方法フアイル60にフアイルされている各
データが段取り組合せ処理部37に取り込まれ
て、各座標系の連結に基づいて複数個の部品配置
による段取りの組合せ、治具部品の配置および工
具干渉チエツクを行う処理がなされる。さらに優
先指示処理部38では部品、加工面、工具の優先
指定をし、優先指示により加工順序を制御する処
理がなされて段取り図データがメモリ44に記憶
され出力される。
段取り図データ・メモリ44に記憶された段取
り図データは作業フアイル(3)61に逐一フアイル
される。段取り図毎の終了信号によりゲート62
が開き段取り図、加工技術フアイル63に段取り
図データはフアイルされる。段取り図データ、工
具毎加工内容データ、必要な基準データが工具毎
加工順序処理部39に取り込まれ、前記優先指示
に従い加工順序決定テーブルに基づいて工具毎の
花押順序を決める処理がなされて工具毎加工順序
データがメモリ45に記憶され出力される。
必要な基準データ、工具毎領域データ、工具毎
加工内容データおよび使用工具データが加工領域
処理部40に取り込まれて、面加工領域の統合、
すなわち、工具毎の加工領域のうち、同一加工面
で同一工具での面加工が複数ある場合に統合が行
なわれる。溝、側面、ポケツト加工の側面部およ
び底面部などの加工分割すなわち、決定された工
具毎の加工領域に対し、複数回の加工によつて行
なわれる場合に基準データに従つて分割が行なわ
れ、最終の加工領域を作成する処理がなされて加
工領域データメモリ46に記憶される。
基準データは、1回の深さ方向切込量や底面の
余裕量、工具毎の側面の径方向シフト量、ポケツ
トの径方向シフト量などである。必要な基準デー
タ、加工領域データ、工具毎加工内容データおよ
び工具データが加工条件処理部41に取り込まれ
て、動きのタイプ(直線、円弧、ドリル加工のサ
イクルなど)動きのパラメータ、(切削方向、切
込半径、逃げ量など)クリアランス(早送りの余
裕見積り)およびクーラントの有無等の加工条件
を決める処理がなされて加工条件データがメモリ
47に記憶される。工具コード、仕上程度、深さ
方向切込み、径方向切込み、材料別切削速度、送
り速度が設定された切削条件テーブルを有する切
削条件基準データ、工具毎加工内容データ、工具
データ、段取り図データおよび加工条件データが
切削条件処理部42に取り込まれて、切込み、切
削速度、送り速度の切削条件を決める処理がなさ
れて、切削条件データが切削条件データ・メモリ
48に記憶される。
工具毎加工順序データ、加工条件データ、切削
条件データ、工具データおよび工具毎加工内容デ
ータが作業指示書作成処理部43に取り込まれて
加工順序毎に工具データ、回転数、送り速度およ
び加工面等の作業指示リストを表示する処理がな
されて作業指示書出力データがメモリ49に記憶
されて出力表示される。メモリ44〜メモリ49
に記憶された各データは逐一作業フアイル(3)61
にフアイルされる。
段取り図処理および加工技術の処理がなされ、
段取り図毎加工技術終了信号によつてゲート62
が開き、作業フアイル(3)61にフアイルされた各
データが段取り図・加工技術フアイル63にフア
イルされる。
パートプログラム変換に必要な基準データ、加
工方法フアイル60、段取り図、加工技術フアイ
ル63の夫々にフアイルされている各データ、お
よび機械データが加工データ変換処理部50に取
り込まれてパートプログラムに変換処理されて変
換データがメモリ51に記憶される。変換データ
はNCデータ自動作成装置52に取り込まれて
NCプログラムが作成され、指定された機械の加
工用NCテープ53として出力される。またNC
プログラムデータはNCデータフアイル64にフ
アイルされる。
本発明を実施した加工領域処理装置は、上記の
加工情報作成装置において加工領域図処理部12
に係わるものであるが、必ずしもそれに限定され
るものではない。
第1図において、加工領域処理装置は、上位装
置全体の制御部でもある中央処理部(CPU)1
と、対話手段である画面付キーボード2、その入
出力ポート2a、コマンドフアイル2b、スタイ
ラスペン2c及びタブレツト2dと、CAD装置
Mによる部品図データMaに座標系を設定する部
品図座標系設定処理部8およびそのデータを加工
図データに変換する加工形状処理部9と、CAD
装置Mによる材料図データMbに座標系を設定す
る材料図座標系設定処理部10およびそのデータ
を素材図データに変換する素材形状処理部11
と、作成された加工図データおよび素材図データ
を一時保留する加工図データ・メモリ18および
素材図データ・メモリ19と、座標系変換用の材
料座標系変換処理部71と、部品図座標系と材料
図座標系との関連を設定する座標系関連設定部7
2と、変換された座標系データを格納する材料座
標系変換データ・メモリ72aと、加工図データ
を呼び出し、加工形状の仕上領域を登録する加工
図領域処理部73と、素材図データを呼び出し、
素材形状の領域を登録する素材図領域処理部74
と、加工図データ中の仕上げ形状と素材図データ
中の素材形状とを合成し、加工されるべき形状の
領域を登録する領域合成処理部75と、登録され
た各種領域の修正を行う領域図修正処理部13
と、予め作成されたシフト量および方向に基づい
て形状要素を移動する領域図シフト処理部76
と、手動もしくは自動で領域を分割又は削除する
領域図分割削除処理部77と、作成された領域図
データを格納する領域図データ・メモリ20とで
構成されている。
第3図は、上記の加工領域処理装置の操作手順
の一例を示す手順図である。以下、第1図および
第3図を対比しつつ、本発明を説明する。
手順の第段としては、加工図データの入力が
行われる。部品図データMaは部品の加工終了状
態を示すもので、これを画面出力すると、第4図
イに示す如く、縦断面図と平面図で部品の形状お
よび寸法が示され、これに加工有りが∇もしくは
G/Wで、加工無しが〜で付記されている。例えば 図イにおいては、上面および下面の面加工Aおよ
びBと中心部分の段穴加工Cが指示されている。
このような部分図データMaを部品図座標系設定
処理部8に入力し、部品座標系(X01,Y01
Z01)を設定し、更に加工形状処理部9で加工形
状A,BおよびCをとり出したのが、第4図ロに
示される加工図データである。
手順の第段としては、素材図データの入力が
行われる。材料図データMbはワークの原材料状
態を示すもので、これを画面出力すると、第5図
イに示す如く、縦断面図と平面図で材料の形状お
よび寸法が示され、これに、例えば上下面の取代
量A′およびB′と中心部の取代量C′とが、その量
値(5mm,5mm,3mm)を付記されている。この
ような材料図データMbを材料図座標系設定処理
部10に入力し、材料座標系(X02,Y02,Z02
を設定したのち、素材形状処理部12で加工形状
A′,B′およびC′をとり出したのが、第5図ロに
示される素材図データである。
手順の第段は、上記第4図ロおよび第5図ロ
のデータをそれぞれのデータ・メモリ18および
19から材料座標系変換処理部71に入力して、
画面2に呼び出し、表示することである。部品座
標系と材料座標系とはそれぞれ任意に設定された
ものであるので、そのままでは画面上で重ね合わ
せた状態では、例えば第6図ロに示されるような
表示になる。オペレータは、スタイラスペン2c
の操作等により、画面上で部品の同一部分を重ね
合わせるように、材料座標系を変換する。この操
作は、いずれの座標系を変換させても差支えない
が、通常は部品座標系を基幹とする方が馴染み易
い。
ここで、手順の第段として、座標系関連設定
部72に設定データを与え、第6図イに示される
ように、加工図と素材図とが重ね合わされた領域
図としての座標関係を確定し、その変換データを
材料座標系変換データ・メモリ72aに保留す
る。尚、ここでは、材料座標系に限らず、例えば
断面座標系や加工面座標系など設定済みの座標系
であれば、いかなる座標系でも部品座標系にリン
クさせることができる。
手順の第段は、領域の登録であつて、例えば
第6図イに示される如き領域図が画面に表示され
ているとき、スタイラスペン等で加工領域Aを指
定することにより、加工図領域処理部73へ開領
域の設定データを与え、また別な加工領域A′を
指定することにより、素材図領域処理部74へ別
な開領域の設定データを与え、これらを第7図イ
に示す如く領域合成処理部75で合成することに
より、AおよびA′から閉領域が所望の加工領域
として登録される。加工図データ中の加工形状と
素材形状とが既に閉領域を形成している場合は、
加工図領域処理部73における登録だけで、第7
図ロに示す如く領域図が作成されることになる。
また、新たに加工図作成と同じようにCAD機
能で作画し、加工面座標系、形状種類、加工面上
の干渉形状、形状座標系、形状座標系上の干渉形
状、領域、断面座標系、断面領域の追加登録がで
きる。
これらの方法で作成した領域について各種座標
系、形状種類、各種干渉形状、各種領域の修正
が、領域図修正処理部13で、可能である。
作成された領域図データは、一旦、領域図デー
タ・メモリ20に格納されるが、所要に応じて更
に手順の下段を続行される。
手順の第段は、領域のシフトである。加工図
や素材図の作成段階で、オペレータの指示による
公差記号や公差値が付加されていて、それが一方
に偏している場合、例えば第6図イの段穴加工領
域C,C′における加工径dが100m/m、(−)側
へ0m/mの公差が指示されている場合、加工図
の穴径数値100m/mを用いたのでは正しい加工
領域設定とは言えない。加工精度の向上や加工方
法の面から考慮すべき最適値は、領域設定を
100.015m/mとし、その両側へ±0.015m/mの
許容公差を設けるべきである。領域図シフト処理
部76では、領域図データから上記のような交差
が発見された場合、その領域設定を例えば 100.000±0.030 0.000から100.015±0.05へ自動的にシフ

するようになつている。
手順の第段および第段は、領域の分割であ
る。領域図分割削除処理部77では、領域図デー
タをチエツクし、そのマシニングセンタでは加工
できない工程、例えば研磨もしくは精密仕上げ代
などの領域がデータ中に含まれていた場合、基準
データでその領域を指定し、分割・削除する。例
えば第4図イの下面の面加工Bにおける面粗度の
指示が、G/Wであつた場合、その面加工の指示を 当該マシニングセンタで実施し得る。Wに降格
し、第6図イで示す如くその代わりに厚さem/
mの加工領域を例えば(e−0.2)m/mと
0.2m/mとの2つに分割し、(e−0.2)m/mマ
シニングセンタでの加工領域とし、0.2m/mを
研磨仕上げ用に残す領域として本発明の領域から
削除する。自動分割の基準データには、変動量、
交差値、精度、属性(ねじ情報など)も含まれ
る。
手動分割のときは、、対話操作で行うことにな
るが、まず、領域の表示を行い、CAD(作図)機
能で、線・円あるいは点を追加し順序よく要素を
ピツクするが、新しい要素には面粗度を指定し、
交差値、精度(直角度、平行度、真円度)、属性
(ねじ情報など)を必要に応じてキー入力する。
このように、本発明による加工領域処理装置は 1 領域の自動シフト機能により加工精度を最適
な実施例で付加し、実用的なCAMを得る。
2 領域の自動分割によりCADデータ中の研磨
や精密仕上げに関する変更・削除を迅速に処理
する。
3 領域の手動分割により大要の加工工程の分割
および領域の修正が可能で、柔軟な対応ができ
る。
〔発明の効果〕
以上、説明したとおり、本発明によれば、図形
情報の出力画面との対話処理および自動処理によ
り領域図データを作成し、迅速で、柔軟で、実用
的な対応処理が可能な自動加工機における加工領
域処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロツク図、
第2図はその実施例を使用する加工情報作成装置
のブロツク図、第3図は一実施例の装置手順図、
第4図〜第6図は部品図、材料図、加工図、領域
図の出力画面を示す模式図、第7図は領域図合成
の説明図である。 1……CPU、13……領域図修正処理部、2
0……領域図データ・メモリ、72……座標系関
連設定部、73……加工図領域処理部、74……
素材図領域処理部、75……領域合成処理部、7
6……領域図シフト処理部、77……領域図分割
削除処理部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コンピユータの支援で作画された図面のデー
    タから自動的にコンピユータの支援による生産の
    ための加工データを作成する装置において、 図形情報の出力画面にもとづき、加工面および
    素材面の関連設定と対応づけを行い、領域図デー
    タを作成する自動加工機における加工領域処理装
    置であつて、 部品図座標系と材料図座標系との関連を設定す
    る座標系関連設定部と、 加工図データを呼出し、加工形状の仕上領域を
    登録する加工図領域処理部と、 素材図データを呼出し、素材形状の領域を登録
    する素材図領域処理部と、 加工図データ中の仕上げ形状と素材図データ中
    の素材形状とを合成し、加工されるべき形状の領
    域を登録する領域合成処理部と、 予め作成されたシフト量および方向に基づいて
    形状要素を移動する領域図シフト処理部と、 手動もしくは自動で領域を分割又は削除する領
    域図分割削除処理部とを備えることを特徴とする
    自動加工機における加工領域処理装置。
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