JPH04368094A - ワイヤレスリモコン発振器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、赤外線等の光によるワ
イヤレス信号を受信して照明器具等の負荷を制御するワ
イヤレスリモコン受信器に対してワイヤレス信号を送信
するワイヤレスリモコン発振器に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より、赤外線等の光によるワイヤレ
ス信号を送出し、ワイヤレスリモコン受信器に接続され
た負荷を制御するようにしたワイヤレスリモコン発振器
が提供されている。この種のワイヤレスリモコン発振器
として、複数個の負荷指定スイッチを備え、１台のワイ
ヤレスリモコン発振器によって複数個の負荷を制御でき
るように構成されたものがある。すなわち、ワイヤレス
リモコン受信器に各別にアドレスデータが設定され、ワ
イヤレスリモコン発振器から送出するワイヤレス信号に
アドレスデータを含めることによって、ワイヤレスリモ
コン受信器を各別に指定し、負荷を個別に制御できるよ
うになっているのである。

【０００３】このようなワイヤレスリモコン送信器では
、各負荷指定スイッチについて、それぞれアドレスデー
タを設定することが必要である。このアドレスデータは
、使用者が使用条件に応じて設定するものであるから、
メーカ側での出荷時に設定しておくことができず、使用
者ないし施工業者が設定するのが普通である。アドレス
データの設定は、ディップスイッチによって２進法で行
う方法が一般的であり、また、負荷指定スイッチとアド
レスデータとの対応関係の確認は、ディップスイッチの
設定状態を目視することによって行われている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上述したように、アド
レスデータの設定をディップスイッチの操作によって行
うには、２進法やディップスイッチの操作についての知
識が要求され、そのような知識を有するものが作業を行
ったとしても誤設定を生じやすいという問題がある。ま
た、ディップスイッチの設定状態を目視することによっ
て負荷指定スイッチとアドレスデータとの対応関係を確
認するだけでは、負荷指定スイッチの数が多くなるほど
誤認が生じやすくなり、送信側と受信側とでのアドレス
データの不一致によって負荷が不動作になるという問題
が発生しやすくなる。さらに、各負荷指定スイッチごと
にアドレスデータを設定するディップスイッチが必要で
あるから、負荷指定スイッチの数が多くなると、ディッ
プスイッチの数も増加して大型化するという問題が生じ
る。

【０００５】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、アドレスデータを設定する際に特別な知識を
必要とせず簡単な操作でアドレスデータを設定できるよ
うにし、また、負荷指定スイッチとアドレスデータとの
対応関係がわかりやすく誤設定が少なくなるようにし、
しかも、ディップスイッチを用いる場合に比較して小型
化できるようにしたワイヤレスリモコン発振器を提供し
ようとするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、それぞれ光によるワイヤレス信号を受
信して負荷を制御する複数個のワイヤレスリモコン受信
器に対して、各ワイヤレスリモコン受信器ごとに設定さ
れたアドレスデータを含むワイヤレス信号を送信するこ
とにより、特定のワイヤレスリモコン受信器に接続され
た負荷を制御するようにしたワイヤレスリモコン発振器
において、各ワイヤレスリモコン受信器に対応する複数
個の負荷指定スイッチと、各負荷指定スイッチを各ワイ
ヤレスリモコン受信器に対応付けるアドレスデータを格
納した書換可能なアドレスデータメモリと、アドレスデ
ータを順次発生させるアドレスデータ発生部と、アドレ
スデータ発生部より順次発生するアドレスデータを操作
した負荷指定スイッチに対応付けてアドレスデータメモ
リに書き込むアドレス設定モード、負荷指定スイッチの
操作時に対応するアドレスデータを含んだワイヤレス信
号を送出する負荷制御モードのいずれかの動作モードを
選択するモード選択スイッチと、アドレス設定モードで
は順次発生するアドレスデータを表示する表示部とを具
備しているのである。

【０００７】

【作用】上記構成によれば、アドレス設定モードにおい
て、各負荷指定スイッチにアドレスデータを対応付ける
ときには、アドレスデータ発生部から設定可能なアドレ
スデータを順次発生させて表示部に表示するのであって
、所望のアドレスデータが表示されている状態で負荷指
定スイッチを操作すれば、そのアドレスデータがアドレ
スデータメモリに書き込まれるのである。また、負荷制
御モードにおいては、負荷指定スイッチを操作すれば、
その負荷指定スイッチに対応付けられたアドレスデータ
がアドレスデータメモリから読み出されてワイヤレス信
号として送出されるのである。

【０００８】ここにおいて、光を用いたワイヤレスリモ
コン装置では、視界の範囲での制御になるから、アドレ
スデータの設定数は比較的少ないものであって、数１０
０に達することはないと考えられ、設定可能なアドレス
データを順次表示部に表示しても、時間がかかりすぎる
ということはない。以上のように、アドレスデータを表
示部に順次表示するから、特別な知識がなくともアドレ
スデータを認識することができ、しかも、表示部での表
示によってアドレスデータを確認するから、ディップス
イッチの目視に比較すれば、誤設定が大幅に低減するの
である。さらに、各負荷指定スイッチごとにディップス
イッチを設ける必要がなく、アドレスデータメモリにア
ドレスデータを格納しているから、小型化につながるの
である。

【０００９】

【実施例】図２に示すように、ケース２０の前面には、
複数個（ここでは４個）の負荷指定スイッチ１の操作部
１ａが配列される。また、ケース２０の前面上部には各
負荷指定スイッチ１に対応するアドレスデータを表示す
る表示部２が設けられ、さらに、ケース２０の前面下部
にはモード選択スイッチ３の操作部３ａが配置される。 ここで、表示部２としては、液晶表示器などを用いて２
桁程度のセグメント式することもできるが、アドレスデ
ータの設定チャンネル数が少ないとき（１０チャネネル
程度のとき）には、チャンネル数分の発光ダイオード等
の発光素子を配列してアドレスデータを示すようにして
もよい。表示部２に液晶表示器を用いる場合には、消費
電力を小さくすることができ、電池を電源とする場合で
も支障なく使用できるものである。

【００１０】図１に示すように、負荷指定スイッチ１は
キーマトリクスを構成しており、キー入力回路１１を通
すことによって、操作された負荷指定スイッチ１に対応
する信号が発生するようになっている。負荷指定スイッ
チ１およびモード選択スイッチ３としては、操作中（た
とえば、押している間）にのみオンになる押釦スイッチ
などが用いられる。モード選択スイッチ３を操作すると
、モード判別回路１２によって動作モードが決定される
のであって、動作モードとしては、アドレス設定モード
、負荷制御モードの２種類が選択できるようになってい
る。

【００１１】アドレス設定モードは、負荷指定スイッチ
１に対応付けるアドレスデータを設定する動作モードで
ある。モード選択スイッチ３によってアドレス設定モー
ドを選択した状態では、操作した負荷指定スイッチ１に
対応する表示部２にはアドレス設定モードであることが
表示され、このとき、アドレスデータを設定しようとす
る負荷指定スイッチ１を１回操作すると、アドレスデー
タ発生回路１４から設定可能なアドレスデータが順次発
生する。アドレスデータ発生回路１４から順次発生する
アドレスデータは、操作された負荷指定スイッチ１の近
傍に配置された表示部２に、順次表示されるのであって
、所望のアドレスデータが表示された時点で、負荷指定
スイッチ１をもう１回操作すると、表示されているアド
レスデータが、ＥＥＰＲＯＭなどの書換可能なメモリか
らなるアドレスデータメモリ１３に上書きして書き込ま
れる。すなわち、その前のアドレスデータは消去される
のである。各アドレスデータが表示部２に順次表示され
る時間は、たとえば、１秒程度に設定すればよく、順次
大きな値のアドレスデータが表示されるようにして、最
大値に達した後には最小値から再び表示するようにすれ
ばよい。

【００１２】以上のようにして、アドレス設定モードに
よって、各負荷指定スイッチ１ごとに、アドレスデータ
がアドレスデータメモリ１３に書き込まれることになる
。ここにおいて、負荷指定スイッチ１を１度操作すると
、アドレスデータが順次表示され、次に負荷指定スイッ
チ１を操作すると、その時点で表示部２に表示されてい
たアドレスデータがアドレスデータメモリ１３に書き込
まれるようになっているが、負荷指定スイッチ１を操作
している間（たとえば、押しつづけている間）、アドレ
スデータが順次表示され、操作を中止すると、その時点
で表示部２に表示されているアドレスデータがアドレス
データメモリ１３に書き込まれるようにしてもよい。 さらにまた、すでに他の負荷指定スイッチ１で使用済の
アドレスデータを表示部２に表示しないようにすれば、
アドレスデータを重複して設定することが防止されるも
のである。この場合には、アドレスデータの変更に備え
て、リセット操作によって設定されたすべてのアドレス
データを消去できるようにしておくのが望ましい。

【００１３】上述のようにして、アドレスデータがアド
レスデータメモリ１３に書き込まれると、負荷制御モー
ドに移行する。負荷制御モードでは、所望の負荷に対応
した操作部１ａを操作すれば、リモコン信号発生回路１
７は、アドレスデータメモリ１３から対応するアドレス
データを読み出して、このアドレスデータを含む信号情
報を生成し、この信号情報によって所定周波数の搬送波
に変調をかけた信号を用いることにより、赤外線発光ダ
イオードなどからなる発光素子４を駆動してワイヤレス
信号を送出するのである。ここに、表示部２は、表示部
駆動回路１８を介して駆動される。

【００１４】上記構成のワイヤレスリモコン送信器から
送出されたワイヤレス信号は、図３に示すような構成の
ワイヤレスリモコン受信器によって受信される。ワイヤ
レスリモコン受信器では、リモコン信号を赤外線受光ダ
イオードなどからなる受光素子３１を介して受信し、増
幅回路３２によって増幅した後、外乱光による雑音成分
を除去するためにフィルタ回路３３を通し、さらに、検
波回路３４によって信号情報を取り出した後、信号処理
回路３５において信号情報に含まれるアドレスデータが
、アドレス設定部３６に設定されているアドレスデータ
と一致するかどうかが照合される。ここで、アドレスデ
ータが一致すれば、リレーなどを含む出力回路３７を介
して負荷を制御するのである。アドレス設定部３６には
、ディップスイッチなどのほか、ワイヤレスリモコン発
振器と同様にＥＥＰＲＯＭなどの書換可能なメモリを用
いるようにしてもよい。このように、ワイヤレスリモコ
ン受信器においてアドレスデータを個別に設定すること
によって、負荷を各別に制御することができるのである
。

【００１５】以上の構成によれば、設定可能なアドレス
データを表示部２に順次表示し、負荷指定スイッチ１を
操作することによって、負荷指定スイッチ１とアドレス
データとを対応付けているから、アドレスデータの設定
操作が簡単であり、特別な知識がなくても、誤りなく簡
単にアドレスデータを設定することができるのである。 さらに、アドレス設定モードにおいてアドレスデータが
表示部２に表示されるから、アドレスデータの確認が容
易であり、このことによっても誤設定が低減するのであ
る。

【００１６】なお、各負荷指定スイッチ１に対応して設
定されているアドレスデータを確認するために、モード
選択スイッチ３により選択可能な動作モードとして確認
モードを設け、確認モードでは、操作した負荷指定スイ
ッチ１に対応付けたアドレスデータが、その負荷指定ス
イッチ１に対応する位置の表示部２に表示されるように
してもよい。また、表示部２を発光ダイオード等の発光
素子によって構成し、負荷制御モードにおいて、表示部
２を点灯させるようにすれば、暗がりにおいてワイヤレ
スリモコン発振器の存在位置が確認しやすくなるもので
ある。

【００１７】

【発明の効果】本発明は上述のように、アドレス設定モ
ードにおいて、各負荷指定スイッチにアドレスデータを
対応付けるときには、アドレスデータ発生部から設定可
能なアドレスデータを順次発生させて表示部に表示する
のであって、所望のアドレスデータが表示されている状
態で負荷指定スイッチを操作すれば、そのアドレスデー
タがアドレスデータメモリに書き込まれるので、特別な
知識がなくともアドレスデータを認識することができ、
しかも、表示部での表示によってアドレスデータを確認
するから、ディップスイッチの目視に比較すれば、誤設
定が大幅に低減するという利点がある。さらに、各負荷
指定スイッチごとにディップスイッチを設ける必要がな
く、アドレスデータメモリにアドレスデータを格納して
いるから、小型化につながるという効果を奏するのであ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例を示すブロック図である。

【図２】実施例を示す外観正面図である。

【図３】実施例に対応するワイヤレスリモコン受信器の
ブロック図である。

【符号の説明】

１　　　　負荷指定スイッチ ２　　　　表示部 ３　　　　モード選択スイッチ １３　　アドレスデータメモリ １４　　アドレスデータ発生回路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　それぞれ光によるワイヤレス信号を受
   信して負荷を制御する複数個のワイヤレスリモコン受信
   器に対して、各ワイヤレスリモコン受信器ごとに設定さ
   れたアドレスデータを含むワイヤレス信号を送信するこ
   とにより、特定のワイヤレスリモコン受信器に接続され
   た負荷を制御するようにしたワイヤレスリモコン発振器
   において、各ワイヤレスリモコン受信器に対応する複数
   個の負荷指定スイッチと、各負荷指定スイッチを各ワイ
   ヤレスリモコン受信器に対応付けるアドレスデータを格
   納した書換可能なアドレスデータメモリと、アドレスデ
   ータを順次発生させるアドレスデータ発生部と、アドレ
   スデータ発生部より順次発生するアドレスデータを操作
   した負荷指定スイッチに対応付けてアドレスデータメモ
   リに書き込むアドレス設定モード、負荷指定スイッチの
   操作時に対応するアドレスデータを含んだワイヤレス信
   号を送出する負荷制御モードのいずれかの動作モードを
   選択するモード選択スイッチと、アドレス設定モードに
   おいて順次発生するアドレスデータを表示する表示部と
   を具備して成ることを特徴とするワイヤレスリモコン発
   振器。