JPH0436719B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0436719B2 JPH0436719B2 JP14881684A JP14881684A JPH0436719B2 JP H0436719 B2 JPH0436719 B2 JP H0436719B2 JP 14881684 A JP14881684 A JP 14881684A JP 14881684 A JP14881684 A JP 14881684A JP H0436719 B2 JPH0436719 B2 JP H0436719B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- main body
- band
- vibration
- vibration system
- damping
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000005406 washing Methods 0.000 claims description 13
- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims description 5
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 13
- 230000018044 dehydration Effects 0.000 description 3
- 238000006297 dehydration reaction Methods 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000002955 isolation Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000010981 drying operation Methods 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、一般家庭において使用する脱水兼用
洗濯機の防振装置に関するものである。
洗濯機の防振装置に関するものである。
従来例の構成とその問題点
従来の構成について第１図、および第２図によ
つて説明する。１は本体で、その内部に洗濯受槽
２を支持杆３によりサスペンシヨン４を介して垂
下して防振支持していた。５は洗濯受槽２の側壁
の下部に固着した支持体で、洗濯受槽２はこの支
持体５にてサスペンシヨン４の上部に弾性支持さ
れる。６は水槽で、その内部で衣類の洗濯作用を
行い、かつ高速回転させて脱水作用を行う。この
時、水槽６の内部に衣類が均一に分布されること
はまれで、不均一分布をなしたまま脱水作用が行
なわれ、この衣類の不均一は、回転物のアンバラ
ンスとなつて、振動を発生させる。
つて説明する。１は本体で、その内部に洗濯受槽
２を支持杆３によりサスペンシヨン４を介して垂
下して防振支持していた。５は洗濯受槽２の側壁
の下部に固着した支持体で、洗濯受槽２はこの支
持体５にてサスペンシヨン４の上部に弾性支持さ
れる。６は水槽で、その内部で衣類の洗濯作用を
行い、かつ高速回転させて脱水作用を行う。この
時、水槽６の内部に衣類が均一に分布されること
はまれで、不均一分布をなしたまま脱水作用が行
なわれ、この衣類の不均一は、回転物のアンバラ
ンスとなつて、振動を発生させる。
いま支持杆３およびサスペンシヨン４等の防振
系にて支持された構造を振動系と称し、この振動
系および防振系にて必然的に構成されるものに固
有振動数というものがある。もし、脱水時におい
て、振動系の生ずる振動数と、前記固有振動数が
合致した場合、振動系の振幅は極めて大きくな
り、例えば上下にはね上つたり、外槽１に衝突し
たり、あるいは回転軸が危険速度時の破損を招く
という通常共振点と称する状態となる。これを防
振するためには減衰機構によつて振幅を抑えねば
ならない。
系にて支持された構造を振動系と称し、この振動
系および防振系にて必然的に構成されるものに固
有振動数というものがある。もし、脱水時におい
て、振動系の生ずる振動数と、前記固有振動数が
合致した場合、振動系の振幅は極めて大きくな
り、例えば上下にはね上つたり、外槽１に衝突し
たり、あるいは回転軸が危険速度時の破損を招く
という通常共振点と称する状態となる。これを防
振するためには減衰機構によつて振幅を抑えねば
ならない。
従来の減衰方法として用いられるものに第２図
に示すように支持杆３の下端に配し、外周にシー
ル部を有するゴム製のキヤツプ７と、支持杆３を
中央部で貫通し、前記ゴム製のキヤツプ内に内周
で接触するような円筒部を有するスライダー８と
より形成され、水槽６の振動によりスライダー８
の内部の空気が外部へ流出入する時に減衰効果を
奏するものである。
に示すように支持杆３の下端に配し、外周にシー
ル部を有するゴム製のキヤツプ７と、支持杆３を
中央部で貫通し、前記ゴム製のキヤツプ内に内周
で接触するような円筒部を有するスライダー８と
より形成され、水槽６の振動によりスライダー８
の内部の空気が外部へ流出入する時に減衰効果を
奏するものである。
ところが上記のように構成された減衰装置は、
ほぼ垂直に作用するものであり、振動系の上下の
はね上りに対しては効果を奏するものであるが、
本体１に衝突するような水平方向の振動に対し、
その減衰力がほとんど作用しない。従つて従来は
本体１を大きくして振動系と本体１の〓間を大き
くしたり、あるいは、振動系の重量を増すことに
より、振動系の本体１への衝突を少なくしてい
た。ところが昨今では洗濯機のコンパクト化、あ
るいは軽量化が時代の流れとなつており不用に本
体１を大きくしたり、振動系の重量を増すこと
が、できなくなつている。
ほぼ垂直に作用するものであり、振動系の上下の
はね上りに対しては効果を奏するものであるが、
本体１に衝突するような水平方向の振動に対し、
その減衰力がほとんど作用しない。従つて従来は
本体１を大きくして振動系と本体１の〓間を大き
くしたり、あるいは、振動系の重量を増すことに
より、振動系の本体１への衝突を少なくしてい
た。ところが昨今では洗濯機のコンパクト化、あ
るいは軽量化が時代の流れとなつており不用に本
体１を大きくしたり、振動系の重量を増すこと
が、できなくなつている。
発明の目的
本発明はこのような従来の欠点を除去するもの
で、水平方向の減衰構造を簡単な構成で設けるこ
とにより、洗濯機のコンパクト化、あるいは、軽
量化に対しても振動系の本体１への衝突が無いよ
うにし、安定した脱水運転を得ることを目的とし
たものである。
で、水平方向の減衰構造を簡単な構成で設けるこ
とにより、洗濯機のコンパクト化、あるいは、軽
量化に対しても振動系の本体１への衝突が無いよ
うにし、安定した脱水運転を得ることを目的とし
たものである。
発明の構成
そして、上記目的を達成するために本発明は、
洗濯受槽を本体の上部より支持杆によりサスペン
シヨンを介して垂下防振支持するとともに、洗濯
受槽胴部に、略中間部に弾性体を介して連結され
た帯体を巻着し、この帯体の両端部を本体の略隅
部へ固定する構成とし、弾性体により張力を持つ
た帯体と脱水受槽の胴部の摩擦により減衰させる
ものであり、この摩擦減衰により振動系の振幅を
減少させて、コンパクト化した本体にも衝突しな
いようにしたものである。
洗濯受槽を本体の上部より支持杆によりサスペン
シヨンを介して垂下防振支持するとともに、洗濯
受槽胴部に、略中間部に弾性体を介して連結され
た帯体を巻着し、この帯体の両端部を本体の略隅
部へ固定する構成とし、弾性体により張力を持つ
た帯体と脱水受槽の胴部の摩擦により減衰させる
ものであり、この摩擦減衰により振動系の振幅を
減少させて、コンパクト化した本体にも衝突しな
いようにしたものである。
実施例の説明
以下、本発明の実施例を図面とともに説明す
る。第３図、第４図において、１０は本体１上部
四隅に固定された上部支持体１１に締着された帯
体支持ピンである。この帯体支持ピン１０に端部
を略円形状に加工処理した帯体１２を掛止し、こ
の帯体１２を洗濯受槽２胴部に巻着し、この帯体
１２の略中間部に引張りバネ１３を介して他端部
を前記帯体支持ピン１０に掛止している。１３は
前記帯体１２の略中間部に連結され、帯体に張力
をもたせる為の引張りバネである。このような帯
体１２、引張りバネ１３及び帯体支持ピン１０の
組合せを本体１の平面対角位置に設け、前記振動
系が本体１の中心に位置するようにしている。
る。第３図、第４図において、１０は本体１上部
四隅に固定された上部支持体１１に締着された帯
体支持ピンである。この帯体支持ピン１０に端部
を略円形状に加工処理した帯体１２を掛止し、こ
の帯体１２を洗濯受槽２胴部に巻着し、この帯体
１２の略中間部に引張りバネ１３を介して他端部
を前記帯体支持ピン１０に掛止している。１３は
前記帯体１２の略中間部に連結され、帯体に張力
をもたせる為の引張りバネである。このような帯
体１２、引張りバネ１３及び帯体支持ピン１０の
組合せを本体１の平面対角位置に設け、前記振動
系が本体１の中心に位置するようにしている。
以上のような構成においてその動作を第５図に
よつて説明する。脱水運転時に衣類の不均一によ
りアンバランスを生じている振動系はその固有振
動数においてその振幅が極めて大きくなつた場
合、仮にＡ方向へ振動系が移動中である場合、１
２ａの帯体は引張りバネ１３ａにより張力Ｔを有
している為、洗濯受槽２との間に下式の摩擦力Ｐ
を得る。
よつて説明する。脱水運転時に衣類の不均一によ
りアンバランスを生じている振動系はその固有振
動数においてその振幅が極めて大きくなつた場
合、仮にＡ方向へ振動系が移動中である場合、１
２ａの帯体は引張りバネ１３ａにより張力Ｔを有
している為、洗濯受槽２との間に下式の摩擦力Ｐ
を得る。
Ｐ＝Ｔ（eu〓−１）
ｕ：帯体と洗濯受槽の摩擦係数
θ：帯体と洗濯受槽の接触角
このように振動系がＡ方向に移動しようとする
時１２ａの帯体により上式の摩擦力を発生し、同
様に、Ｂ，Ｃ，Ｄの各方向に移動する場合もそれ
ぞれ、１２ｂ，１２ｃ，１２ｄの各々の帯体によ
り同じ摩擦力を得る。従つて振動系が振動する
時、上記摩擦力が均一な減衰力となつて、振動系
の固有振動時における横方向の振動を減少させて
いる。
時１２ａの帯体により上式の摩擦力を発生し、同
様に、Ｂ，Ｃ，Ｄの各方向に移動する場合もそれ
ぞれ、１２ｂ，１２ｃ，１２ｄの各々の帯体によ
り同じ摩擦力を得る。従つて振動系が振動する
時、上記摩擦力が均一な減衰力となつて、振動系
の固有振動時における横方向の振動を減少させて
いる。
発明の効果
以上のように本発明は振動系に対し横方向の減
衰機構を設けることにより、固有振動数における
振動体の本体１への衝突を防止するものであり、
従つて本体を従来より小型化でき、洗濯機全体を
コンパクトに構成することができるようにしたも
のである。又、本発明の減衰機構は、帯体、引張
りバネ、及び帯体支持ピンの部品追加のみで構成
できる為、構造簡単にして極めて安価に減衰性能
を得ることができる。
衰機構を設けることにより、固有振動数における
振動体の本体１への衝突を防止するものであり、
従つて本体を従来より小型化でき、洗濯機全体を
コンパクトに構成することができるようにしたも
のである。又、本発明の減衰機構は、帯体、引張
りバネ、及び帯体支持ピンの部品追加のみで構成
できる為、構造簡単にして極めて安価に減衰性能
を得ることができる。
第１図は従来における脱水洗濯機の縦断面図、
第２図は垂直方向減衰機構の断面図、第３図は本
発明の実施例における要部斜視図、第４図は同要
部平面図、第５図は同動作説明用の平面図であ
る。 １……本体、２……洗濯受槽、３……支持杆、
１０……帯体支持ピン、１１……上部支持体、１
２……帯体、１３……引張りバネ。
第２図は垂直方向減衰機構の断面図、第３図は本
発明の実施例における要部斜視図、第４図は同要
部平面図、第５図は同動作説明用の平面図であ
る。 １……本体、２……洗濯受槽、３……支持杆、
１０……帯体支持ピン、１１……上部支持体、１
２……帯体、１３……引張りバネ。
Claims (1)
- １ 洗濯受槽を本体の上部より支持杆によりサス
ペンシヨンを介して垂下防振支持し、略中間部に
１個あるいは複数個の弾性体を有する帯体を洗濯
受槽胴部に巻着し、この帯体の両端部を弾性体と
略対角に位置する本体部へ連結した脱水洗濯機の
防振装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14881684A JPS6129392A (ja) | 1984-07-18 | 1984-07-18 | 脱水洗濯機の防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14881684A JPS6129392A (ja) | 1984-07-18 | 1984-07-18 | 脱水洗濯機の防振装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6129392A JPS6129392A (ja) | 1986-02-10 |
| JPH0436719B2 true JPH0436719B2 (ja) | 1992-06-17 |
Family
ID=15461357
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14881684A Granted JPS6129392A (ja) | 1984-07-18 | 1984-07-18 | 脱水洗濯機の防振装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6129392A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63132687U (ja) * | 1987-02-20 | 1988-08-30 | ||
| JP6426916B2 (ja) * | 2014-05-27 | 2018-11-21 | アクア株式会社 | 洗濯機 |
-
1984
- 1984-07-18 JP JP14881684A patent/JPS6129392A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6129392A (ja) | 1986-02-10 |
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