JPH04366806A - 光サーキュレータ - Google Patents
光サーキュレータInfo
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- JPH04366806A JPH04366806A JP16870991A JP16870991A JPH04366806A JP H04366806 A JPH04366806 A JP H04366806A JP 16870991 A JP16870991 A JP 16870991A JP 16870991 A JP16870991 A JP 16870991A JP H04366806 A JPH04366806 A JP H04366806A
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- port
- light
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- polarized light
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Links
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- 238000000926 separation method Methods 0.000 claims description 26
- 238000002955 isolation Methods 0.000 abstract description 14
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- 239000000835 fiber Substances 0.000 abstract description 5
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
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- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2個の複合偏光プリズ
ムの間にファラデー回転子と1/2波長板とを配置した
光サーキュレータに関するものである。この光サーキュ
レータは、例えば光通信の分野における双方向通信やデ
ータリンク等で有用である。
ムの間にファラデー回転子と1/2波長板とを配置した
光サーキュレータに関するものである。この光サーキュ
レータは、例えば光通信の分野における双方向通信やデ
ータリンク等で有用である。
【0002】
【従来の技術】光サーキュレータは、あるポートからの
入射光を特定方向の隣のポートのみに出射する機能をも
つ多ポート受動非相反素子である。従来の光サーキュレ
ータとしては、例えば第3図に示すものがある。これは
第1の偏光プリズム10と第2の偏光プリズム12の間
に、ファラデー回転子14と1/2波長板16とを配置
した構成である(特公昭60−49887号参照)。両
偏光プリズム10,12はそれぞれ内部に形成した分離
膜11,13と、それに平行な反射膜15,17を備え
ている。そして各ポートP1 〜P4 から出射した光
線が、両偏光プリズム10,12、ファラデー回転子1
4、1/2波長板16に対して垂直に入射するように設
定されている。
入射光を特定方向の隣のポートのみに出射する機能をも
つ多ポート受動非相反素子である。従来の光サーキュレ
ータとしては、例えば第3図に示すものがある。これは
第1の偏光プリズム10と第2の偏光プリズム12の間
に、ファラデー回転子14と1/2波長板16とを配置
した構成である(特公昭60−49887号参照)。両
偏光プリズム10,12はそれぞれ内部に形成した分離
膜11,13と、それに平行な反射膜15,17を備え
ている。そして各ポートP1 〜P4 から出射した光
線が、両偏光プリズム10,12、ファラデー回転子1
4、1/2波長板16に対して垂直に入射するように設
定されている。
【0003】同図Aに示すように、ポートP1 からの
光線は偏光プリズム10に垂直に入射し、分離膜11に
よりP偏光とS偏光で2方向に分離する。P偏光は分離
膜11を通過し反射膜15に45度で入射し、全反射す
る。S偏光は分離膜11に対して45度で入射し、反射
する。これによってP偏光とS偏光とは互いに平行にな
り、それぞれファラデー回転子14と1/2波長板16
とに垂直に入射し通過する。このときP偏光はS偏光に
、S偏光はP偏光に変換される。P偏光は偏光プリズム
12の反射膜17で全反射し、その偏光膜13でS偏光
と再結合してポートP2 から出射する。
光線は偏光プリズム10に垂直に入射し、分離膜11に
よりP偏光とS偏光で2方向に分離する。P偏光は分離
膜11を通過し反射膜15に45度で入射し、全反射す
る。S偏光は分離膜11に対して45度で入射し、反射
する。これによってP偏光とS偏光とは互いに平行にな
り、それぞれファラデー回転子14と1/2波長板16
とに垂直に入射し通過する。このときP偏光はS偏光に
、S偏光はP偏光に変換される。P偏光は偏光プリズム
12の反射膜17で全反射し、その偏光膜13でS偏光
と再結合してポートP2 から出射する。
【0004】次に同図Bに示すように、ポートP2 か
ら偏光プリズム12に垂直に入射した光は分離膜13で
P偏光とS偏光とに分離した後、ファラデー回転子14
と1/2波長板16を通過するが、上記と逆向きである
ためP偏光及びS偏光は変わらずそのまま偏光プリズム
10に至り、再結合してポートP3 から出射する。
ら偏光プリズム12に垂直に入射した光は分離膜13で
P偏光とS偏光とに分離した後、ファラデー回転子14
と1/2波長板16を通過するが、上記と逆向きである
ためP偏光及びS偏光は変わらずそのまま偏光プリズム
10に至り、再結合してポートP3 から出射する。
【0005】以下図示するのを省略するが同様に、ポー
トP3 から入射した光はポートP4 から、ポートP
4 からの入射した光はポートP1 からそれぞれ出射
する。そして通常、各ポートP1〜P4 にはそれぞれ
光ファイバーが接続され、信号の伝送が行われる。
トP3 から入射した光はポートP4 から、ポートP
4 からの入射した光はポートP1 からそれぞれ出射
する。そして通常、各ポートP1〜P4 にはそれぞれ
光ファイバーが接続され、信号の伝送が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来技術
の場合は、第1及び第2の偏光プリズム10,12、フ
ァラデー回転子14、1/2波長板16の入射面で発生
する反射光が入力ポートに再び戻り、反射減衰特性を悪
化させる。また偏光プリズム内の分離膜でP偏光の反射
する成分が多いため、アイソレーションを25〜30d
Bに抑える要請に対して、実際には20dB程度しか得
られていない。
の場合は、第1及び第2の偏光プリズム10,12、フ
ァラデー回転子14、1/2波長板16の入射面で発生
する反射光が入力ポートに再び戻り、反射減衰特性を悪
化させる。また偏光プリズム内の分離膜でP偏光の反射
する成分が多いため、アイソレーションを25〜30d
Bに抑える要請に対して、実際には20dB程度しか得
られていない。
【0007】本発明の目的は、挿入損失を悪化させるこ
となく、反射減衰量を大きくでき且つアイソレーション
を増大しうる光サーキュレータを提供することである。
となく、反射減衰量を大きくでき且つアイソレーション
を増大しうる光サーキュレータを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、内部に形成し
た分離膜とそれに平行な反射膜を備えた第1及び第2の
偏光プリズムの間に、ファラデー回転子と1/2波長板
とを配置する光サーキュレータである。上記目的を達成
するため本発明では、偏光プリズムの分離膜及び反射膜
に対して光線の入射角が増加する方向に傾け且つ偏光プ
リズムへの入射角を2〜4度に設定して各ポートを固定
しており、この点に特徴がある。なお入射角度範囲とそ
の向きを上記のように決定したのは、以下に述べる実験
事実に基づいている。
た分離膜とそれに平行な反射膜を備えた第1及び第2の
偏光プリズムの間に、ファラデー回転子と1/2波長板
とを配置する光サーキュレータである。上記目的を達成
するため本発明では、偏光プリズムの分離膜及び反射膜
に対して光線の入射角が増加する方向に傾け且つ偏光プ
リズムへの入射角を2〜4度に設定して各ポートを固定
しており、この点に特徴がある。なお入射角度範囲とそ
の向きを上記のように決定したのは、以下に述べる実験
事実に基づいている。
【0009】
【作用】光サーキュレータとしての基本的な動作は、前
述した従来技術とほぼ同様である。偏光プリズムの分離
膜に対して光線の入射角が大きくなる方向に偏光プリズ
ムへの入射角を2〜4度として各ポートを固定すると、
光線が屈折するため実際の分離膜への入射角増加量は2
〜4度より僅かに少なくなる。
述した従来技術とほぼ同様である。偏光プリズムの分離
膜に対して光線の入射角が大きくなる方向に偏光プリズ
ムへの入射角を2〜4度として各ポートを固定すると、
光線が屈折するため実際の分離膜への入射角増加量は2
〜4度より僅かに少なくなる。
【0010】アイソレーションを改善するには、分離膜
での漏れ光を低減することが肝要である。アイソレーシ
ョンは、偏光プリズムの分離膜で反射する光線のP偏光
成分とS偏光成分の比率に大きく依存し、P偏光成分の
反射が大きければアイソレーションは悪化し、逆にP偏
光成分の反射が小さければアイソレーションは改善され
る。ところで、P偏光成分の反射量は光線の入射角に依
存している。図4にその関係を示す。このグラフは、偏
光プリズム10への入射角と、分離膜11で反射する光
RのP偏光成分に対するS偏光成分の比との関係を示し
ている。入射角が+3度のとき反射光の偏光成分比が最
大であるので、分離膜でのP偏光成分の反射量は最小と
なる。そして+2〜4度の間は反射光の成分比の変化は
少ない。それに対し入射角0度で(垂直に)入射すると
約10dB程度反射が大きく、且つ入射角0度付近では
偏光成分比の変化が大きいので、特性にバラツキが出や
すい。本発明では、偏光プリズムの分離膜に対して光線
の入射角が大きくなる方向に偏光プリズムへの入射角を
2〜4度として各ポートを固定しているから、分離膜で
のP偏光成分の反射が小さく、アイソレーションが大幅
に改善される。
での漏れ光を低減することが肝要である。アイソレーシ
ョンは、偏光プリズムの分離膜で反射する光線のP偏光
成分とS偏光成分の比率に大きく依存し、P偏光成分の
反射が大きければアイソレーションは悪化し、逆にP偏
光成分の反射が小さければアイソレーションは改善され
る。ところで、P偏光成分の反射量は光線の入射角に依
存している。図4にその関係を示す。このグラフは、偏
光プリズム10への入射角と、分離膜11で反射する光
RのP偏光成分に対するS偏光成分の比との関係を示し
ている。入射角が+3度のとき反射光の偏光成分比が最
大であるので、分離膜でのP偏光成分の反射量は最小と
なる。そして+2〜4度の間は反射光の成分比の変化は
少ない。それに対し入射角0度で(垂直に)入射すると
約10dB程度反射が大きく、且つ入射角0度付近では
偏光成分比の変化が大きいので、特性にバラツキが出や
すい。本発明では、偏光プリズムの分離膜に対して光線
の入射角が大きくなる方向に偏光プリズムへの入射角を
2〜4度として各ポートを固定しているから、分離膜で
のP偏光成分の反射が小さく、アイソレーションが大幅
に改善される。
【0011】各ポートから偏光プリズムに対してやや斜
め方向から入射する(入射角2〜4度)と、偏光プリズ
ム10,12、ファラデー回転子14、1/2波長板1
6での反射光は入射角0度ではないので逆進して入力ポ
ートに戻ることはない。つまり反射減衰量が大きくなる
。また光線の傾きは極く僅かであるから、光線が偏光プ
リズム等の各光部品の有効径から外れることがなく、光
路長もほとんど変化しない。そのため挿入損失は悪化し
ない。
め方向から入射する(入射角2〜4度)と、偏光プリズ
ム10,12、ファラデー回転子14、1/2波長板1
6での反射光は入射角0度ではないので逆進して入力ポ
ートに戻ることはない。つまり反射減衰量が大きくなる
。また光線の傾きは極く僅かであるから、光線が偏光プ
リズム等の各光部品の有効径から外れることがなく、光
路長もほとんど変化しない。そのため挿入損失は悪化し
ない。
【0012】
【実施例】図1は本発明による光サーキュレータの一実
施例を示す説明図である。前述した従来技術と同様、第
1の偏光プリズム10と第2の偏光プリズム12の間に
、ファラデー回転子14と1/2波長板16とを配置す
る構成である。第1の偏光プリズム10、ファラデー回
転子14、1/2波長板16、第2の偏光プリズム12
は、それらの互いに対向する面が平行になるように配設
されている。ここで第1の偏光プリズム10は、直角二
等辺三角形プリズム20と平行四辺形プリズム22とを
間に分離膜11を介して接合し、平行四辺形プリズム2
2の前記分離膜11に対向する面に反射膜15を設けた
構造である。また第2の偏光プリズム12も全く同じ構
造になっている。ファラデー回転子14は、基板に磁気
光学結晶のLPE(液相エピタキシャル成長)膜を形成
した磁気光学素子18と、その外周に配置して所定の磁
界を印加する永久磁石19から構成されている。
施例を示す説明図である。前述した従来技術と同様、第
1の偏光プリズム10と第2の偏光プリズム12の間に
、ファラデー回転子14と1/2波長板16とを配置す
る構成である。第1の偏光プリズム10、ファラデー回
転子14、1/2波長板16、第2の偏光プリズム12
は、それらの互いに対向する面が平行になるように配設
されている。ここで第1の偏光プリズム10は、直角二
等辺三角形プリズム20と平行四辺形プリズム22とを
間に分離膜11を介して接合し、平行四辺形プリズム2
2の前記分離膜11に対向する面に反射膜15を設けた
構造である。また第2の偏光プリズム12も全く同じ構
造になっている。ファラデー回転子14は、基板に磁気
光学結晶のLPE(液相エピタキシャル成長)膜を形成
した磁気光学素子18と、その外周に配置して所定の磁
界を印加する永久磁石19から構成されている。
【0013】そして、本発明では、第1の偏光プリズム
10の分離膜11及び反射膜15に対して入射光線の入
射角が大きくなる方向で、且つ図2Aの部分拡大説明図
に示すように第1の偏光プリズム10への入射角αが2
〜4度となるよう各ポート(P1 ,P2 ,P3 ,
P4 )を固定している。各ポートP1 〜P4 には
ファイバ・コリメータ24を用い、それを所定の位置・
角度で筐体(図示せず)などに固定する。従って入射す
る光の偏光プリズム10の分離膜11に対する入射角は
47〜49度となるが、偏光プリズム10に入射すると
きに光が屈折するため、図2Bの部分拡大説明図に示す
ように、実際の分離膜11への入射角βは46.3〜4
7.6度となる。
10の分離膜11及び反射膜15に対して入射光線の入
射角が大きくなる方向で、且つ図2Aの部分拡大説明図
に示すように第1の偏光プリズム10への入射角αが2
〜4度となるよう各ポート(P1 ,P2 ,P3 ,
P4 )を固定している。各ポートP1 〜P4 には
ファイバ・コリメータ24を用い、それを所定の位置・
角度で筐体(図示せず)などに固定する。従って入射す
る光の偏光プリズム10の分離膜11に対する入射角は
47〜49度となるが、偏光プリズム10に入射すると
きに光が屈折するため、図2Bの部分拡大説明図に示す
ように、実際の分離膜11への入射角βは46.3〜4
7.6度となる。
【0014】ポートP1 から第1の偏光プリズム10
へ入射した光は、分離膜11によりP偏光とS偏光で2
方向に分離する。P偏光は分離膜11を通過し、反射膜
10aで全反射する。S偏光は分離膜11で反射する。 光線のそれぞれの膜に対する入射角は46.3〜47.
6度となっている。これによってP偏光とS偏光とは互
いに平行になり、それぞれファラデー回転子14と1/
2波長板16とを通過する。この時も入射角は2〜4度
である。通過後、P偏光はS偏光に、またS偏光はP偏
光に変換される。P偏光は第2の偏光プリズム12の反
射膜17で全反射し、その偏光膜13でS偏光と再結合
してポートP2へ出射する。
へ入射した光は、分離膜11によりP偏光とS偏光で2
方向に分離する。P偏光は分離膜11を通過し、反射膜
10aで全反射する。S偏光は分離膜11で反射する。 光線のそれぞれの膜に対する入射角は46.3〜47.
6度となっている。これによってP偏光とS偏光とは互
いに平行になり、それぞれファラデー回転子14と1/
2波長板16とを通過する。この時も入射角は2〜4度
である。通過後、P偏光はS偏光に、またS偏光はP偏
光に変換される。P偏光は第2の偏光プリズム12の反
射膜17で全反射し、その偏光膜13でS偏光と再結合
してポートP2へ出射する。
【0015】なお、ポートP1 から光線が偏光プリズ
ムに対してやや斜め方向から入射する(入射角2〜4度
)と、偏光プリズム10,12、ファラデー回転子14
、1/2波長板16での反射光30は入射角0度ではな
いので逆進してポートP1 に戻ることはない。
ムに対してやや斜め方向から入射する(入射角2〜4度
)と、偏光プリズム10,12、ファラデー回転子14
、1/2波長板16での反射光30は入射角0度ではな
いので逆進してポートP1 に戻ることはない。
【0016】以下図示するのを省略するが同様に、ポー
トP2 から入射した光はポートP3 へ、ポートP3
から入射した光はポートP4 へ、ポートP4 から
入射した光はポートP1 へそれぞれ出射する。そして
通常、各ポートP1 〜P4 のファイバ・コリメータ
24にはそれぞれ光ファイバーが接続され、信号の伝送
が行われる。
トP2 から入射した光はポートP3 へ、ポートP3
から入射した光はポートP4 へ、ポートP4 から
入射した光はポートP1 へそれぞれ出射する。そして
通常、各ポートP1 〜P4 のファイバ・コリメータ
24にはそれぞれ光ファイバーが接続され、信号の伝送
が行われる。
【0017】次に、本発明による光サーキュレータと従
来構造の光サーキュレータの各種特性を測定した結果に
ついて述べる。なお、使用した偏光プリズムの材質はB
K7である。表1は各ポートにファイバ・コリメータを
使用し、入射角を3度に設定した場合(本発明品)の挿
入損失、アイソレーション、反射減衰量の測定結果であ
る。
来構造の光サーキュレータの各種特性を測定した結果に
ついて述べる。なお、使用した偏光プリズムの材質はB
K7である。表1は各ポートにファイバ・コリメータを
使用し、入射角を3度に設定した場合(本発明品)の挿
入損失、アイソレーション、反射減衰量の測定結果であ
る。
【表1】
本発明品の挿入損失最悪値は1.26dB、アイソ
レーション最悪値は29.7dB、反射減衰量最悪値は
42.0dBであった。
レーション最悪値は29.7dB、反射減衰量最悪値は
42.0dBであった。
【0018】比較のために、入射角を0度に設定した場
合(従来品)の挿入損失、アイソレーション、反射減衰
量の測定結果を表2に示す。
合(従来品)の挿入損失、アイソレーション、反射減衰
量の測定結果を表2に示す。
【表2】
従来品の挿入損失最悪値は1.45dB、アイソレ
ーション最悪値は21.0dB、反射減衰量最悪値は2
6.6dBであった。
ーション最悪値は21.0dB、反射減衰量最悪値は2
6.6dBであった。
【0019】
【発明の効果】本発明では各ポートを2〜4度と極く僅
かだけ傾けているため、光線が偏光プリズム等の光学部
品の有効径から外れることがなく光路長もほとんど変化
ないので、挿入損失が悪化することはない。しかも、偏
光プリズム、ファラデー回転子と1/2波長板には光線
が垂直に入射せず、各々からの反射が入力ポートに戻る
のを避けることができるので、反射減衰量が改善される
。更に光線入射角を分離膜に対して47〜49度に設定
したことで、分離膜でのP偏光成分の反射が減少し、ア
イソレーションを大幅に改善できる。因に、実験結果に
よれば、反射減衰量で約15dB、アイソレーションで
約10dBの特性改善ができた。
かだけ傾けているため、光線が偏光プリズム等の光学部
品の有効径から外れることがなく光路長もほとんど変化
ないので、挿入損失が悪化することはない。しかも、偏
光プリズム、ファラデー回転子と1/2波長板には光線
が垂直に入射せず、各々からの反射が入力ポートに戻る
のを避けることができるので、反射減衰量が改善される
。更に光線入射角を分離膜に対して47〜49度に設定
したことで、分離膜でのP偏光成分の反射が減少し、ア
イソレーションを大幅に改善できる。因に、実験結果に
よれば、反射減衰量で約15dB、アイソレーションで
約10dBの特性改善ができた。
【図1】本発明による光サーキュレータの一実施例を示
す説明図。
す説明図。
【図2】図1の部分拡大説明図。
【図3】従来の光サーキュレータの説明図。
【図4】偏光プリズムへの入射角と、分離膜で反射する
光のP偏光成分とS偏光成分の比との関係を示すグラフ
。
光のP偏光成分とS偏光成分の比との関係を示すグラフ
。
10 偏光プリズム
11 分離膜
12 偏光プリズム
13 分離膜
14 ファラデー回転子
15 反射膜
16 1/2波長板
17 反射膜
Claims (1)
- 【請求項1】 内部に形成した分離膜とそれに平行な
反射膜を備えた第1及び第2の偏光プリズムの間に、フ
ァラデー回転子と1/2波長板とを配置する光サーキュ
レータにおいて、偏光プリズムの分離膜及び反射膜に対
して光線の入射角が増加する方向に傾け且つ偏光プリズ
ムへの入射角を2〜4度に設定して各ポートを固定する
光サーキュレータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16870991A JPH04366806A (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 光サーキュレータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16870991A JPH04366806A (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 光サーキュレータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04366806A true JPH04366806A (ja) | 1992-12-18 |
Family
ID=15873001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16870991A Pending JPH04366806A (ja) | 1991-06-13 | 1991-06-13 | 光サーキュレータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04366806A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110824733A (zh) * | 2019-11-18 | 2020-02-21 | 昂纳信息技术(深圳)有限公司 | 光环形器 |
WO2020259239A1 (zh) * | 2019-06-28 | 2020-12-30 | 福州高意光学有限公司 | 一种带有标准光接口的小型化三端口光环形器件 |
-
1991
- 1991-06-13 JP JP16870991A patent/JPH04366806A/ja active Pending
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